JP3779587B2 - 窓用面格子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓用面格子、とくにサッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを用いて接続して、サッシ枠に取付けられる窓用面格子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の窓用面格子は、サッシ枠と面格子の一方に単体のブラケットの一端をビスで固着し、そのブラケットの他端をサッシ枠と面格子の他方にビスで固着することにより、窓用面格子をサッシ枠に取付けていた(例えば、実開平6−82383号公報、特開平10−196242号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、面格子がサッシ枠に取付けられた状態において、ブラケットと面格子とを接続するビス又はブラケットとサッシ枠とを接続するビスが、面格子の屋外側に露出していると、ドライバなどの通常の工具を用いて容易にビスを緩めて面格子が取外されるので、防犯性に乏しい。そのため、従来は、ビスが面格子の屋外側に露出しないように最後のビスのねじ込み作業をするため、面格子取付け業者が屋内に入らなければならないという問題があった。
【0004】
上記問題点を解消するためには、ブラケットを、サッシ枠側に固着される第1ブラケットと、面格子側に固着される第2ブラケットとに分割して構成し、サッシ枠と面格子にそれぞれ固着した第1ブラケットと第2ブラケットとを屋外側からねじ込まれる防犯ビス(締める方向には回転できるが、緩める方向には回転できないビス。以下、同じ。)により接続することにより、防犯性を向上させることができると考えられる。
しかし、第1ブラケットを単にサッシ枠の縦枠に当接してビスで固着する場合は、第1ブラケットのサッシ枠の縦枠に対する位置決めが容易でない。また、サッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを介して接続する際は、面格子の荷重を支えながらのねじ込み作業となるため、第1ブラケットと第2ブラケットを単に重ね合せてその重ね合せ部分において防犯ビスのねじ込み作業を行う場合の防犯ビスとビスねじ込み孔との位置合せが容易でない。そのため、面格子のサッシ枠に対する取付けを迅速容易に行うことができないという新たな問題が発生する。
【0005】
本発明は、この新たな問題を解消するためになされたものであり、その課題は、面格子のサッシ枠に対する取付けが容易にでき、しかも、面格子取付け後の防犯性が向上する窓用面格子を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、サッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを用いて接続して、サッシ枠に取付けられる窓用面格子において、前記第1ブラケットは、その上端部又は下端部にフック部を、その側部に案内部を有し、前記フック部を前記サッシ枠の縦枠に設けてある突縁の長手方向端部に係止するとともに、前記案内部と前記突縁の側部に係止して位置を確定した後、前記第1ブラケットの前面側からビスを前記突縁にねじ込んで前記第1ブラケットを前記突縁に固着することを特徴としている。
上記構成により、第1ブラケットはサッシ枠の縦枠に取付ける際は、そのフック部を縦枠の突縁の長手方向端部に係止するとともに、案内部を突縁の側部に係止する。これにより、第1ブラケットの縦枠に対する位置決めが容易確実にできる。従って、その後のねじ込み作業が簡単迅速にできる。
【0007】
請求項2の発明は、サッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを用いて接続することによりサッシ枠に取付けられる窓用面格子において、前記第1ブラケットは、前記サッシ枠の縦枠に設けてある突縁の長手方向端部に係止されるフック部と、そのフック部から前記突縁に沿って縦方向に延び、前記突縁に当接してビスで固着される固着部と、前記固着部から屋外方向に張出す張出し部と、その張出し部の屋内外方向の中間位置において前記固着部と平行な面に沿って設けられ、高さ方向中間位置にビス挿通用の切欠又は孔を有する位置決め部とを有し、前記固着部には前記ビス挿通用の切欠又は孔を通って屋外方向に臨むビス貫通孔が設けられ、前記張出し部には前記防犯ビスをねじ込むための孔が設けられているものであり、前記第2ブラケットは、面格子にビスで固着される固着部と、その固着部から屋内方向に張出す張出し部と、張出し部の屋内側端部において前記固着部と同一側にその固着部と平行に設けられて前記第1ブラケットの位置決め部に当接可能な位置決め部と、前記位置決め部の上端部又は下端部に設けられ、前記第1ブラケットの位置決め部に係止されるフック部とを有し、前記位置決め部には前記ビスを面格子にねじ込むためのドライバを挿通する孔が設けてあり、前記張出し部には前記防犯ビスの軸部を貫通する孔が設けてあることを特徴としている。
上記構成により、面格子取付け時に、第2ブラケットのフック部をサッシ枠の縦枠に固着してある第1ブラケットの位置決め部の上端又は下端に係止すると、第2ブラケットの第1ブラケットに対する上下方向の位置決めが正確にかつ迅速容易にできる。従って、防犯ビスのねじ込みも迅速容易に行える。そして、防犯ビスを位置決め部の防犯ビス貫通孔に貫通して第1ブラケットの防犯ビスねじ込み孔にねじ込むことにより、第1ブラケットと第2ブラケットが分離不可能に接続される。
【0008】
第2ブラケットの防犯ビスの軸部を貫通するビス貫通孔は、サッシ枠の縦枠の高さの変動量に応じた長孔とされていることが望ましい。
このようにした場合は、第2ブラケットの位置決め部を第1ブラケットの位置決め部に当接して長孔を防犯ビス貫通孔に合致させた後、又は第2ブラケットのフック部を第1ブラケットの位置決め部の上端部に係止し、かつ、第2ブラケットの位置決め部を第1ブラケットの位置決め部に当接して長孔を防犯ビス貫通孔に合致させた後、防犯ビスを防犯ビスねじ込み孔に仮ねじ込みをした状態で面格子の高さをサッシ枠の縦枠の高さに合致させて防犯ビスを本締めすることにより、面格子の取付け高さをサッシ枠の高さに応じて適正に設定することができる。
【0009】
第1ブラケットの張出し部には、サッシ枠の縦枠の外側から横枠のビスホールにねじ込んだビスの頭部の回避を可能にする切欠部が形成されていることが望ましい。
このような構成を備えた場合は、サッシ枠の縦枠の屋外側端部に設けてある突縁が縦枠の屋内方向に若干ずらして設けてあるサッシに対しても、縦枠と横枠を組立てるビスの頭部を避けることが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の要部を示す分解斜視図であり、図2の右上側部分の構成に対応する。図2はサッシ枠と、これに取付けられる面格子と、その取付けの際に用いられるブラケットの配置関係を示す斜視図、図3は同ブラケットを用いて面格子がサッシ枠に取付けられた状態における縦断面図、図4は同じく横断面図である。
【0011】
図2〜図4において、Sはサッシ枠であり、上下の横枠1,2と左右の縦枠3,4を周知の方法により矩形の枠体に組み立てられている。サッシ枠の中に備えられる開口面遮閉体5は、その構造の如何を問わない。すなわち、サッシ枠の中に形成された開口には、その開口面を開閉可能に又は嵌め殺し式に遮閉する任意の構造の障子又はガラス板が装備されている。
【0012】
また、図2〜図4において、Gは窓用面格子(以下、単に面格子という。)であり、周囲に上下の横枠6,7と左右の縦枠8,9を周知の方法により矩形の枠体に組み立てられ、その中に侵入防止部材又は侵入防止兼目隠し部材10が任意のパターンで取付けられている。
【0013】
そして、サッシ枠Sの左右の縦枠3,4の上端部と下端部には、面格子取付け用ブラケットの一つの構成要素である第1ブラケットB1(B11 ,B12 ,B13 ,B14 の総称)が後述されるようにして固着されている。また、面格子Gの上下の横枠6,7の長手方向端部又はその付近には、前記ブラケットのもう一つの構成要素である第2ブラケットB2(B21 ,B22 ,B23 ,B24 の総称)が後述されるようにして固着されている。
なお、図2には、形状を理解し易いように、面格子に取付けられた第2ブラケットB2を透視状態で示してある。
【0014】
サッシ枠Sの上部に取付けられる左右の第1ブラケットB11 ,B12 の間の距離は面格子Gの上部に取付けられる左右の第2ブラケットB21 ,B22 の間の距離と、また、サッシ枠Sの下部に取付けられる左右の第1ブラケットB13 ,B14 の間の距離は面格子Gの下部に取付けられる左右の第2ブラケットB23 ,B24 の間の距離と、さらに、サッシ枠Sの左右それぞれの縦枠3,4の上下に取付けられる第1ブラケットB11 ,B13 ;B12 ,B14 の間の距離は面格子Gの上下に取付けられる第2ブラケットB21 ,B23 ;B22 ,B24 の間の距離と、それぞれ等しくされている。
【0015】
各ブラケットの第1ブラケットB1が取付けられるサッシ枠Sの縦枠(以下、サッシ縦枠という。)3,4は、従来と同様の構造を有するものであり、図1に示すように、屋外側端部にサッシ枠の開口中心から遠ざかる方向に突出する突縁4aが設けてある。サッシ枠の種類によっては、図示の例とは若干異なり、突縁4aがサッシ枠の屋内側方向に若干ずらして設けてある場合があり、このようなサッシ縦枠を用いるサッシ枠にも本発明の使用が可能である。
【0016】
本発明において用いられるブラケットは、サッシ枠側に取付けられる第1ブラケットB1と、面格子側に取付けられる第2ブラケットB2とから構成されている。第1ブラケットB1及び第2ブラケットB2はいずれも所要の強度を備えるため、鋼板を曲げ加工して作られている。なお、左上側のブラケットと右上側のブラケットは左右対称形であり、また、下側のブラケットと上側のブラケットは上下対称形である。
【0017】
従って、以下には、図2の右上側のブラケットについて代表的に図1に基づいてその構造を詳細に説明し、他のブラケットについての説明を省略する。
図1の第1ブラケットB1(B12 )は、屋内側端部に備えられてサッシ縦枠4の突縁4aに当接してビスb1で固着される固着部11と、その固着部から屋外方向に張出す張出し部12と、その張出し部の屋内外方向の中間位置において固着部11と平行な面に沿って設けられた位置決め部13とを一体に有する。
そして、固着部11の上端部に屋内方向に突出するように設けられたフック部14を有する。このフック部14は、第1ブラケットB1をサッシ縦枠4に取付ける際に、第1ブラケットのサッシ縦枠4に対する位置決めが容易にできるように、突縁4aの上端部4bに係止するためのものである。
【0018】
固着部11には、その中間位置にビス貫通孔h1が形成してある。このビス貫通孔h1は、サッシ縦枠の突縁4aにねじ込むためのドリリングタッピングビスb1を貫通させるためのものである。
【0019】
張出し部12には、防犯ビスb3をねじ込むためのビスねじ込み孔h2が設けてある。また、位置決め部13には、その高さ方向中間部にビス貫通孔h1を屋外方向に連通させるための切欠(又は孔。以下、同じ。)13aが設けられている。
【0020】
固着部11の右側の端部に屋内方向に屈曲された案内部11aが設けてある。第1ブラケットB1をサッシ縦枠4に取付ける際は、フック部14を突縁4aの上端部4bに係止し、かつ、案内部11aを突縁4aの側端に当接するだけで、固着部11のビス貫通孔h1からサッシ縦枠4の突縁4aのねじ込み位置を正確に、しかも簡単迅速に決定することができる。
【0021】
上記構成により、第1ブラケットB1はフック部14をサッシ縦枠4の突縁4aの上端部4bに係止し、固着部11をその突縁4aに当接し、かつ、案内部11aを突縁4aの側端に突き当てると、ビス貫通孔h1から突縁4aへのねじ込み位置が決定するので、位置決め部13の切欠13aから第1ビスである通常のドリリングタッヒングビスb1を固着部11のビス貫通孔h1に貫通し、さらにサッシ縦枠の突縁4aの孔明け及びねじ切りをしながらねじ込むことにより、第1ブラケットB1をサッシ縦枠の所定位置にしっかり固着し、張出し部12を屋外方向に張出させることができる。なお、突縁4aの所定位置に下穴が設けてある場合は、ビスb1にはタッヒングビスを用いることができる。
【0022】
同じく図1の第2ブラケットB2(B22 )は、屋外側端部に備えられて、面格子Gの上横枠6に固着される固着部15と、その固着部から屋内方向に張出す張出し部16と、その張出し部の屋内側端部に固着部15と平行な状態で設けられた位置決め部17とを一体に有する。
そして、固着部15の高さ方向ほぼ中央位置にビス貫通孔h3が設けられ、張出し部16の中間位置に防犯ビスb3の軸部を貫通するためのビス貫通孔h4が設けられ、さらに位置決め部17には、ビスb2を面格子の上横枠6にねじ込む際に用いられるドライバ(不図示)を挿通するためのドライバ挿通孔18が設けてある。
【0023】
位置決め部17から張出し部16の防犯ビス貫通孔h4までの距離は、第1ブラケットB1の位置決め部13から防犯ビスねじ込み孔h2までの距離と等しく設定されている。従って、第2ブラケットB2を第1ブラケットB1に結合する際に、第2ブラケットB2の位置決め部17の屋内側面を第1ブラケットB1の位置決め部13の屋外側面に当接することにより、第2ブラケットB2の防犯ビス貫通孔h4を第1ブラケットB1の防犯ビスねじ込み孔h2に容易に完全に合致させることができる。
【0024】
通常は、張出し部16の防犯ビス貫通孔h4は、サッシ縦枠4の上下の第1ブラケットと面格子の上下の第2ブラケットB2の通常生じる取付け誤差を調整するために、孔中心位置から上下方向にそれぞれ2mm程度付加した長孔に形成されている。
サッシ縦枠4の高さが例えば20〜30mm程度の範囲で異なる複数のサイズのサッシ枠に対しても同一サイズの面格子を取付ける場合は、面格子に対する第2ブラケットB2の取付け位置を変えずに第1ブラケットB1に接続可能にするため、好ましい実施例では、第2ブラケットB2の張出し部16の防犯ビス貫通孔h4は、図1に例示するように、長さがサッシ枠のサイズ変動幅に対応して20〜30mm程度の長孔に形成されることが好ましい。
【0025】
第2ブラケットB2の面格子Gに対する固着構造は、ドライバ挿通孔18から挿通されるドライバにより第2ビスである通常のビスb2をビス貫通孔h3からねじ込んで、面格子の横枠6に固着されるものであれば、とくに限定されない。第2ブラケットB2の面格子Gに対する固着構造の一例を図3,4に基づいて説明すると、面格子の上下の横枠6,7の屋内側部分に屋内方向に開口するあり溝6a、7aを有するブラケット取付部が設けられている。そして、各あり溝の両端部付近にビス受け部材19が溝の長手方向に摺動自在に嵌合されている。このビス受け部材には、その長手方向に隔てた位置に複数個のねじ孔20が設けてある。好ましくは、あり溝の開口を形成する上下の突縁6b,7bの屋内側部分に第2ブラケットの固着部15の上端部と下端部とを嵌合して位置決めできるように凹部が形成されている。
なお、ブラケット取付部のあり溝6a,7aの両端部には脚付きキャップ21が、その脚をあり溝6a,7aに押入して装着してあり、そのあり溝の両端部を隠蔽してある。
【0026】
こうして、第2ブラケットB2を面格子Gの横枠6に固着するには、第2ブラケットB2の固着部15をブラケット取付部の凹部に嵌合し、固着部のビス貫通孔h3とビス受け部材19のねじ孔20の一つとを合致させ、ドライバ挿通孔18から挿通したドライバにより第2ビスb2をビス受け部材19のねじ孔に仮締めした状態で、そのビス受け部材19がキャップ21の脚に当たって停止されるまで第2ブラケットB2を介してビス受け部材19を横枠6,7の端部方向に移動する。
この場合、第2ブラケットB2の面格子Gに対する取付け位置は、ビスb2をビス受け部材19のどのねじ孔にねじ込むかにより決定されるので、サッシ枠Sの左右の縦枠3,4の突縁4a間の距離に対応して、ビス受け部材のねじ孔を選択する。つまり、サッシ枠の間口寸法に対応して第2ブラケットの取付け位置の調整が可能とされている。この技術は周知の事項である。
【0027】
好ましい実施例では、第2ブラケットB2の位置決め部17の上端部には、屋内方向に突出するフック部17aが設けられている。このフック部17aを設けた場合は、面格子Gをサッシ枠Sに取付ける際は、上側の第2ブラケットB21 ,B22 の位置決め部17をフック部17aが上側の第1ブラケットB11 ,B12 の位置決め部13の上方に位置するように接近させ、両位置決め部13,17を面接触したままその面格子を若干下降させて、第2ブラケットのフック部17aを第1ブラケットの位置決め部13の上端部に係止させる。
その後に、面格子の下側部分をサッシ枠の下横枠2方向に寄せて、下側の第2ブラケットB23 ,B24 の位置決め部17を下側の第1ブラケットB13 ,B14 の位置決め部13に当接させる。
【0028】
これにより、上下の第2ブラケットB2の防犯ビス貫通孔h4を容易に上下の第1ブラケットB1の防犯ビスねじ込み孔h2と合致させることができる。そして、上下左右の4か所におけるブラケットの第2ブラケットB2をサッシ枠Sに固着されている第1ブラケットB1に係止して、面格子を安定させた状態で、防犯ビスb3を第2ブラケットB2の防犯ビス貫通孔h4から第1ブラケットB1の防犯ビスねじ込み孔h2に切られているめねじにねじ込んで、第1ブラケットB1と第2ブラケットB2とを強固に結合することができる。
【0029】
第1ブラケットB1と第2ブラケットB2が結合された状態において、第1ビスb1の頭は第1ブラケットB1の固着部11の屋外側面に露出され、第2ビスb2は第2ブラケットB2の固着部15の屋内側面に存在しているが、第1ブラケットB1の位置決め部13の切欠13aは第2ブラケットB2の位置決め部17により遮蔽されており、また、第1ブラケットの固着部11と位置決め部13との間の間隔及び第2ブラケットの固着部15と位置決め部17との間の間隔はいずれも比較的小さいので、極めて特殊な工具を用いない限り、ビスb1,b2を緩めて第1ブラケットB1や第2ブラケットを分離することはできない。仮に特殊工具が入手できても、ブラケットの分離が可能になるまでビスを緩めるには相当の時間がかかる。そして、防犯ビスb3は締める方向にのみ回転可能であるが、緩める方向には回転不可能であるので、高い防犯性が得られる。
【0030】
図1において、第1ブラケットの張出し部12の屋内外方向中間部の上半部に形成してある切欠部12aは、サッシ枠の縦枠の外側から横枠のビスホールにねじ込んだビスの頭部の回避を可能にするためのものである。このような切欠部12aを備えた場合は、サッシ枠の縦枠の屋外側端部に設けてある突縁が縦枠の屋内方向に若干ずらして設けてあるサッシに対しても、縦枠と横枠を組立てるビスの頭部を避けることが可能になる。
【0031】
上記実施の形態によれば、第1ブラケットB1は固着部11をサッシ縦枠の突縁4aに当接し、フック部14をその突縁の上端部に係止し、かつ、案内部11aを突縁4aの側端に突き当てると、ビス貫通孔h1から突縁4aへのねじ込み位置が決定するので、第1ブラケットB1のサッシ枠の正確な位置への取付けが迅速容易にでき、また、第2ブラケットB2の位置決め部17を第1ブラケットB1の位置決め部13に当接し、第2ブラケットB2の位置決め部17のフック部17aを第1ブラケットB1の位置決め部13に係止すると、第2ブラケットの防犯ビス貫通孔h4と第1ブラケットの防犯ビスねじ込み孔h2が正確に合致するので、防犯ビスb3のねじ込み作業を迅速簡単に行うことができる。そして、最終的にねじ込まれる防犯ビスは、屋外側からねじ込まれるので、面格子取付けのために作業者が屋内に入る必要がない。また、二つのブラケットが結合された状態では、第1ブラケットをサッシ縦枠に接続するビスb1及び第2ブラケットを面格子に接続するビスb2を容易に緩めることはできず、さらに、最終的に屋外側からねじ込まれる防犯ビスb3は、締め方向にしか回転できないので、防犯性が従来に比し、格段に向上される。
【0032】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明によれば、サッシ枠側の第1ブラケットの取付け位置が第1ブラケットを縦枠の突縁の端部に係止し、かつ、案内部を突縁の側端に係止するだけで簡単に正確な位置に確定できるので、第1ブラケットの取付作業が時間を著しく短縮でき、また、安定した取付が可能である。
【0033】
また、請求項2の発明によれば、サッシ枠側の第1ブラケットと面格子側の第2ブラケットとを結合する時は、第2ブラケットの位置決め部を第1ブラケットの位置決め部に当接し、かつ、フック部を係止するだけで防犯ビス貫通孔と防犯ビスねじ込み孔とを簡単正確に合致させることができるので、防犯ビスのねじ込み作業を簡単迅速に行うことができる。従って、面格子の取付が容易であり、かつ、高い防犯性が得られる。
【0034】
請求項3の発明によれば、サッシ縦枠の高さが一定の範囲で変動があっても、第2ブラケットの面格子に対する取付け位置を変えずに、第1ブラケットと第2ブラケットの結合ができる。
【0035】
そして、請求項4の発明によれば、第1ブラケットの張出し部に、サッシ枠の縦枠の外側から横枠のビスホールにねじ込んだビスの頭部の回避を可能にする切欠部が形成されているので、サッシ枠の縦枠の屋外側端部に設けてある突縁が縦枠の屋内方向に若干ずらして設けてあるサッシに対しても、縦枠と横枠を組立てるビスの頭部を避けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の構成を示す分解図。
【図2】サッシ枠と面格子と各ブラケットの装着状態を示す斜視図。
【図3】面格子が取付けられた状態におけるサッシの縦断面図。
【図4】同じく横断面図。
【符号の説明】
S サッシ枠
3,4 縦枠
4a 突縁
B1(B11 〜B14 ) 第1ブラケット
11 固着部
12 張出し部
13 位置決め部
14 フック部
h1 ビス貫通孔
h2 防犯ビスねじ込み孔
15 固着部
16 張出し部
17 位置決め部
18 ドライバ挿通孔
h3 ビス貫通孔
h4 防犯ビス貫通孔
b1 ドリリングタッピングビス又はタッピングビス
b2 ビス
b3 防犯ビス

Claims (4)

  1. サッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを用いて接続することによりサッシ枠に取付けられる窓用面格子において、
    前記第1ブラケットは、その上端部又は下端部にフック部を、その側部に案内部を有し、前記フック部を前記サッシ枠の縦枠に設けてある突縁の長手方向端部に係止するとともに、前記案内部を前記突縁の側部に係止して位置を確定した後、前記第1ブラケットの前面側からビスを前記突縁にねじ込んで前記第1ブラケットを前記突縁に固着することを特徴とする窓用面格子。
  2. サッシ枠に固着された第1ブラケットと面格子に固着された第2ブラケットとを防犯ビスを用いて接続することによりサッシ枠に取付けられる窓用面格子において、
    前記第1ブラケットは、前記サッシ枠の縦枠に設けてある突縁の長手方向端部に係止されるフック部と、そのフック部から前記突縁に沿って縦方向に延び、前記突縁に当接してビスで固着される固着部と、前記固着部から屋外方向に張出す張出し部と、その張出し部の屋内外方向の中間位置において前記固着部と平行な面に沿って設けられ、高さ方向中間位置にビス挿通用の切欠又は孔を有する位置決め部とを有し、前記固着部には前記ビス挿通用の切欠又は孔を通って屋外方向に臨むビス貫通孔が設けられ、前記張出し部には前記防犯ビスをねじ込むための孔が設けられているものであり、
    前記第2ブラケットは、面格子にビスで固着される固着部と、その固着部から屋内方向に張出す張出し部と、張出し部の屋内側端部において前記固着部と同一側にその固着部と平行に設けられて前記第1ブラケットの位置決め部に当接可能な位置決め部と、前記位置決め部の上端部又は下端部に設けられ、前記第1ブラケットの位置決め部に係止されるフック部とを有し、前記位置決め部には前記ビスを面格子にねじ込むためのドライバを挿通する孔が設けてあり、前記張出し部には前記防犯ビスの軸部を貫通する孔が設けてあること、
    を特徴とする窓用面格子。
  3. 請求項1又は2記載の窓用面格子において、第2ブラケットの防犯ビスの軸部を貫通する孔は、サッシ枠の縦枠の高さの変動量に応じうる長孔とされていることを特徴とする窓用面格子。
  4. 請求項1,2又は3記載の窓用面格子において、第1ブラケットの張出し部には、サッシ枠の縦枠の外側から横枠のビスホールにねじ込んだビスの頭部の回避を可能にする切欠部が形成されていることを特徴とする窓用面格子。
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