JP3263884B2 - 天井パネルの施工法とその施工用金具 - Google Patents
天井パネルの施工法とその施工用金具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井パネルの施工法
と、その施工用金具に関する。
と、その施工用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等における天井パネルの施工
は、図17および図18に示した如く、釣木(図示せ
ず)等によって所定の間隔にて併設した野縁受a、a‥
‥‥に、または、これら野縁受a、a‥‥‥に所定の間
隔で固定した図示しない野縁に、天井パネルb‥‥‥を
直接、タッピングねじc‥‥‥にて固定するようにして
いる。
は、図17および図18に示した如く、釣木(図示せ
ず)等によって所定の間隔にて併設した野縁受a、a‥
‥‥に、または、これら野縁受a、a‥‥‥に所定の間
隔で固定した図示しない野縁に、天井パネルb‥‥‥を
直接、タッピングねじc‥‥‥にて固定するようにして
いる。
【0003】さらに、上記の天井パネル施工法は、図1
8に示した如く、天井パネルbの端部上面に、仮止用の
金具d‥‥‥をビスeにより固定しておき、これらを用
いることで、天井パネルbの野縁受a、a‥‥‥、また
は野縁(図示せず)に仮止めし、位置合せを行った後、
タッピングねじc‥‥‥止めして固定するようにしてお
り、さらに、当該天井パネルbの表面(下面)に石膏ボ
ードfを装着し、当該石膏ボードfによりタッピングね
じc‥‥‥の頭部を覆うことで表出しないようにしてい
る。
8に示した如く、天井パネルbの端部上面に、仮止用の
金具d‥‥‥をビスeにより固定しておき、これらを用
いることで、天井パネルbの野縁受a、a‥‥‥、また
は野縁(図示せず)に仮止めし、位置合せを行った後、
タッピングねじc‥‥‥止めして固定するようにしてお
り、さらに、当該天井パネルbの表面(下面)に石膏ボ
ードfを装着し、当該石膏ボードfによりタッピングね
じc‥‥‥の頭部を覆うことで表出しないようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、天井パネルの
施工は高所作業のため、上記の在来工法にあっては、高
重量の天井パネルbを脚立等を用いることによって、水
平状態となるように持ち上げる作業が必要となる上、仮
止め時、野縁受a、a‥‥‥のピッチにばらつきがある
場合には、仮止め状態が外れてしまったり、仮止めでき
ないこともあって、危険を伴う問題があるだけでなく、
多くのねじ止め作業を要することから、可成りの労力と
多くの時間を費やすることとなり、非効率的で、施工期
間も長くなり、施工費も大となっている。
施工は高所作業のため、上記の在来工法にあっては、高
重量の天井パネルbを脚立等を用いることによって、水
平状態となるように持ち上げる作業が必要となる上、仮
止め時、野縁受a、a‥‥‥のピッチにばらつきがある
場合には、仮止め状態が外れてしまったり、仮止めでき
ないこともあって、危険を伴う問題があるだけでなく、
多くのねじ止め作業を要することから、可成りの労力と
多くの時間を費やすることとなり、非効率的で、施工期
間も長くなり、施工費も大となっている。
【0005】本発明は、上記従来技術の有するこのよう
な問題点に鑑み、請求項1では、天井パネルの施工法に
おいて、天井パネルのねじ、ビス等による固定手段を廃
止し、先ず、天井パネルの一辺端部を野縁受の係止片に
係止した後、他辺端部を押し上げることができるように
し、かつ、これにより野縁受上に比較的がた付きを生じ
ることがないように配設可能として、当該天井パネルの
施工につき、低所での作業ができるようにし、これによ
って、危険がなく安全にして、かつ労力をも軽減して、
作業効率の向上と省力化を図るようにするのが、その目
的である。
な問題点に鑑み、請求項1では、天井パネルの施工法に
おいて、天井パネルのねじ、ビス等による固定手段を廃
止し、先ず、天井パネルの一辺端部を野縁受の係止片に
係止した後、他辺端部を押し上げることができるように
し、かつ、これにより野縁受上に比較的がた付きを生じ
ることがないように配設可能として、当該天井パネルの
施工につき、低所での作業ができるようにし、これによ
って、危険がなく安全にして、かつ労力をも軽減して、
作業効率の向上と省力化を図るようにするのが、その目
的である。
【0006】さらに、請求項2では、請求項1と同じく
天井パネルの施工法において、天井パネルのねじ、ビス
等による固定手段を廃止し、先ず、天井パネルの一辺端
部を野縁受の係止片に係止した後、他辺端部を押し上げ
るが、この際野縁受上にあって挟持状態にて、がた付き
を生じることなく、かつ地震等により野縁受がずれた
り、天井パネルが落下してしまうことがないように配設
しようとするのが前記請求項1に付加された目的であ
る。
天井パネルの施工法において、天井パネルのねじ、ビス
等による固定手段を廃止し、先ず、天井パネルの一辺端
部を野縁受の係止片に係止した後、他辺端部を押し上げ
るが、この際野縁受上にあって挟持状態にて、がた付き
を生じることなく、かつ地震等により野縁受がずれた
り、天井パネルが落下してしまうことがないように配設
しようとするのが前記請求項1に付加された目的であ
る。
【0007】さらに、請求項3にあっては、上記の天井
パネル施工に供し得る金具に関し、天井パネルの一辺端
部の左右両側端面に各々固定することにより、野縁受の
係止片に対する一辺端部の係止とスライド操作を容易に
して確実なものとし、かつ他端端部の押し上げ操作によ
る野縁受への挟着によって、当該天井パネルのセット後
における落下を防止し得るようにして、当該作業はもち
ろん、作業後における危険発生の問題を解消し得るよう
にしている。
パネル施工に供し得る金具に関し、天井パネルの一辺端
部の左右両側端面に各々固定することにより、野縁受の
係止片に対する一辺端部の係止とスライド操作を容易に
して確実なものとし、かつ他端端部の押し上げ操作によ
る野縁受への挟着によって、当該天井パネルのセット後
における落下を防止し得るようにして、当該作業はもち
ろん、作業後における危険発生の問題を解消し得るよう
にしている。
【0008】また、請求項4では、上記の請求項3に係
る天井パネルの施工用金具に関し、天井パネルの他辺端
部における左右両側部に各々固定することにより、野縁
受の係止片に対して、他辺端部の押し上げ操作により挟
着可能となし、これにより脱落なき係止を確実に行い得
るようにしている。
る天井パネルの施工用金具に関し、天井パネルの他辺端
部における左右両側部に各々固定することにより、野縁
受の係止片に対して、他辺端部の押し上げ操作により挟
着可能となし、これにより脱落なき係止を確実に行い得
るようにしている。
【0009】さらに、請求項5にあっては、これまた、
上記請求項3に係る天井パネルの施工用金具に関し、天
井パネルの他辺端部における左右両側部に各々固定する
ことにより、野縁受の係止片に対する他辺端部の押し上
げ操作による挟着を、より強固なものとして、地震等に
よる野縁受のずれによって、天井パネルが落下してしま
うといったことのないように、当該配設の保証をしよう
としている。
上記請求項3に係る天井パネルの施工用金具に関し、天
井パネルの他辺端部における左右両側部に各々固定する
ことにより、野縁受の係止片に対する他辺端部の押し上
げ操作による挟着を、より強固なものとして、地震等に
よる野縁受のずれによって、天井パネルが落下してしま
うといったことのないように、当該配設の保証をしよう
としている。
【00010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1では下縁の長さ方向へ天井パネ
ル用の係止片が突設されている複数個の野縁受を、釣木
等によって所定の間隔に併設しておき、一方、前記各野
縁受の間隔に対応した横幅を有する天井パネルには、そ
の一辺端部の左右両側部に、前記野縁受の係止片に対す
る係止板を外向きで対称に突出し、かつ、上記一辺端部
にあって上記係止板に枢着した金具本体を固定すると共
に、他辺端部の左右両側部に、前記野縁受の間隔方向で
ある内外方向へ摺動自在にして、かつばね力により外側
下部へ押出し付勢されている上部ロック部材と、上下方
向へ回動自在にして、かつ、前記係止片の下面にて下方
へ押圧回動可能なるよう軸支され、上昇位置にて前記上
記ロック部材をばね力に抗して内側へ押し込んだ位置に
係止保持する下部ロック部材を各々取付けておき、前記
天井パネルの一辺端部を、前記野縁受との直交方向に対
して斜交状態として、前記両野縁受間に挿入した後、当
該天井パネルの縦軸を中心として回動させ、前記両係止
板を前記野縁受の係止片上面に係止した後、他辺端側の
押し上げ操作により、係止板に対し枢着の金具本体を回
動すると共に、当該天井パネル他辺端部の押し上げによ
って前記下部ロック部材が野縁受の係止片下面に当接し
て押し下げ回動されることにより、前記上部ロック部材
の係止が解かれて当該上部ロック部材がばね力により外
側へ押し出し下降され、前記野縁受の係止片を、前記上
部、下部両ロック部材で挟持させ、当該天井パネルを野
縁受の所定位置に配設するようにしたことを特徴とする
天井パネルの施工法を提供しようとしている。
達成するため、請求項1では下縁の長さ方向へ天井パネ
ル用の係止片が突設されている複数個の野縁受を、釣木
等によって所定の間隔に併設しておき、一方、前記各野
縁受の間隔に対応した横幅を有する天井パネルには、そ
の一辺端部の左右両側部に、前記野縁受の係止片に対す
る係止板を外向きで対称に突出し、かつ、上記一辺端部
にあって上記係止板に枢着した金具本体を固定すると共
に、他辺端部の左右両側部に、前記野縁受の間隔方向で
ある内外方向へ摺動自在にして、かつばね力により外側
下部へ押出し付勢されている上部ロック部材と、上下方
向へ回動自在にして、かつ、前記係止片の下面にて下方
へ押圧回動可能なるよう軸支され、上昇位置にて前記上
記ロック部材をばね力に抗して内側へ押し込んだ位置に
係止保持する下部ロック部材を各々取付けておき、前記
天井パネルの一辺端部を、前記野縁受との直交方向に対
して斜交状態として、前記両野縁受間に挿入した後、当
該天井パネルの縦軸を中心として回動させ、前記両係止
板を前記野縁受の係止片上面に係止した後、他辺端側の
押し上げ操作により、係止板に対し枢着の金具本体を回
動すると共に、当該天井パネル他辺端部の押し上げによ
って前記下部ロック部材が野縁受の係止片下面に当接し
て押し下げ回動されることにより、前記上部ロック部材
の係止が解かれて当該上部ロック部材がばね力により外
側へ押し出し下降され、前記野縁受の係止片を、前記上
部、下部両ロック部材で挟持させ、当該天井パネルを野
縁受の所定位置に配設するようにしたことを特徴とする
天井パネルの施工法を提供しようとしている。
【0011】請求項2にあっては、下縁の長さ方向へ天
井パネル用の係止片が突設されている複数個の野縁受
を、釣木等によって所定の間隔に併設しておき、一方、
前記各野縁受の間隔に対応した横幅を有する天井パネル
には、その一辺端部の左右両側部に、前記野縁受の係止
片に対する係止板を外向きで対称に突出し、かつ、前記
一辺端部の少なくとも一側部に、前記係止板とで前記係
止片を挟着する金具本体が、上記係止板に枢着して突出
固定されると共に、他辺端部の左右両側部に、前記野縁
受の間隔方向である内外方向へ摺動自在にして、かつば
ね力により外側下部へ押出し付勢されている上部ロック
部材と、上下方向へ回動自在にして、かつ、前記係止片
の下面にて下方へ押圧回動可能なるよう軸支され、上昇
位置にて前記上記ロック部材をばね力に抗して内側へ押
し込んだ位置に係止保持する下部ロック部材を各々取付
けておき、前記天井パネルの一辺端部を、前記野縁受と
の直交方向に対して斜交状態として、前記両野縁受間に
挿入した後、当該天井パネルの縦軸を中心として回動さ
せ、前記両係止板を前記野縁受の係止片上面に係止した
後、他辺端側の押し上げ操作により、前記野縁受の係止
片を前記係止板と金具本体とにより上下から挟着すると
共に、当該天井パネル他辺端部の押し上げによって前記
下部ロック部材が野縁受の係止片下面に当接して押し下
げ回動されることにより、前記上部ロック部材の係止が
解かれて当該上部ロック部材がばね力により外側へ押し
出し下降され、前記野縁受の係止片を、前記上部、下部
両ロック部材で挟持させ、当該天井パネルを野縁受の所
定位置に配設するようにしたことを特徴とする天井パネ
ルの施工法を提供しようとしている。
井パネル用の係止片が突設されている複数個の野縁受
を、釣木等によって所定の間隔に併設しておき、一方、
前記各野縁受の間隔に対応した横幅を有する天井パネル
には、その一辺端部の左右両側部に、前記野縁受の係止
片に対する係止板を外向きで対称に突出し、かつ、前記
一辺端部の少なくとも一側部に、前記係止板とで前記係
止片を挟着する金具本体が、上記係止板に枢着して突出
固定されると共に、他辺端部の左右両側部に、前記野縁
受の間隔方向である内外方向へ摺動自在にして、かつば
ね力により外側下部へ押出し付勢されている上部ロック
部材と、上下方向へ回動自在にして、かつ、前記係止片
の下面にて下方へ押圧回動可能なるよう軸支され、上昇
位置にて前記上記ロック部材をばね力に抗して内側へ押
し込んだ位置に係止保持する下部ロック部材を各々取付
けておき、前記天井パネルの一辺端部を、前記野縁受と
の直交方向に対して斜交状態として、前記両野縁受間に
挿入した後、当該天井パネルの縦軸を中心として回動さ
せ、前記両係止板を前記野縁受の係止片上面に係止した
後、他辺端側の押し上げ操作により、前記野縁受の係止
片を前記係止板と金具本体とにより上下から挟着すると
共に、当該天井パネル他辺端部の押し上げによって前記
下部ロック部材が野縁受の係止片下面に当接して押し下
げ回動されることにより、前記上部ロック部材の係止が
解かれて当該上部ロック部材がばね力により外側へ押し
出し下降され、前記野縁受の係止片を、前記上部、下部
両ロック部材で挟持させ、当該天井パネルを野縁受の所
定位置に配設するようにしたことを特徴とする天井パネ
ルの施工法を提供しようとしている。
【0012】また、請求項3に係る天井パネルの施工用
金具では、天井パネルにあって、その一辺端部の左右両
側端面に、当該天井パネルの他辺端部の押し上げによる
回動によって、所定の間隔に併設された野縁受の係止片
下面を、先端縁で押し上げる方向で当接可能なるよう、
外側に突出して固定される板状の金具本体と、上記の併
設された野縁受における隣装の係止片上面にスライド自
在なるよう係止可能で、前記金具本体の先端縁と併行に
して、かつ天井パネルの一辺端部から外側に係止片部が
突設され、前記天井パネルの他辺端部の押し上げによる
回動によって、野縁受の係止片を前記係止片部と金具本
体の先端縁とで挟着可能なるよう当該金具本体と互いに
基端部において開閉自在に枢着されている係止板とから
なることを特徴としている。
金具では、天井パネルにあって、その一辺端部の左右両
側端面に、当該天井パネルの他辺端部の押し上げによる
回動によって、所定の間隔に併設された野縁受の係止片
下面を、先端縁で押し上げる方向で当接可能なるよう、
外側に突出して固定される板状の金具本体と、上記の併
設された野縁受における隣装の係止片上面にスライド自
在なるよう係止可能で、前記金具本体の先端縁と併行に
して、かつ天井パネルの一辺端部から外側に係止片部が
突設され、前記天井パネルの他辺端部の押し上げによる
回動によって、野縁受の係止片を前記係止片部と金具本
体の先端縁とで挟着可能なるよう当該金具本体と互いに
基端部において開閉自在に枢着されている係止板とから
なることを特徴としている。
【0013】さらに、請求項4にあっては、上記の請求
項3に関し天井パネルの他辺端部における左右両側部に
あって、当該天井パネルの横幅方向に固定される横断面
略下方開口のコ字状とした金具本体と、当該金具本体内
にあって、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下降可
能なるよう支軸にて支持され、かつ、発条力により外側
へ突出付勢されている上部ロック部材と、前記金具本体
内にあって、前端部を外側に突設した状態にて、上下方
向へ回動自在なるよう後端部が前記支軸にて枢着され、
かつ上方への回動位置にて、前記上部ロック部材を発条
力に抗して金具本体内への押し込み位置に係止により保
持する係止用部が形成されている下部ロック部材とから
なることをその内容としている。
項3に関し天井パネルの他辺端部における左右両側部に
あって、当該天井パネルの横幅方向に固定される横断面
略下方開口のコ字状とした金具本体と、当該金具本体内
にあって、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下降可
能なるよう支軸にて支持され、かつ、発条力により外側
へ突出付勢されている上部ロック部材と、前記金具本体
内にあって、前端部を外側に突設した状態にて、上下方
向へ回動自在なるよう後端部が前記支軸にて枢着され、
かつ上方への回動位置にて、前記上部ロック部材を発条
力に抗して金具本体内への押し込み位置に係止により保
持する係止用部が形成されている下部ロック部材とから
なることをその内容としている。
【0014】さらに、請求項5では上記の請求項3に関
し天井パネルの他辺端部における左右両側部にあって、
当該天井パネルの横幅方向に固定される横断面略下方開
口のコ字状とした金具本体と、当該金具本体内にあっ
て、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下降可能なる
よう支軸にて支持され、かつ、発条力により外側へ突出
付勢されている上部ロック部材と、前記金具本体内にあ
って、前端部を外側へ突出した状態にて、上下方向へ回
動自在なるよう後端部が前記支軸にて支持され、かつ上
方への回動位置にて、前記上部ロック部材を発条力に抗
して金具本体内への押し込み位置に係止により保持する
係合用部が形成されている下部ロック部材と、前記金具
本体の側板にあって、その上下方向へ長く穿設されてい
る長孔に、前記支軸が上下動自在なるよう挿通され、当
該支軸の端部には、基端部に形成された偏芯カムが固定
され、かつ当該偏芯カムは、金具本体の側板における上
下両側部から突出対設した二個のカム受間に当接して介
設され、先端部の押し上げによる回動操作によって押し
上げられる支軸を介して、前記上部、下部両ロック部材
の各後端部を、金具本体に対して押圧ロック自在とした
ロックレバーとからなることを、その内容としている。
し天井パネルの他辺端部における左右両側部にあって、
当該天井パネルの横幅方向に固定される横断面略下方開
口のコ字状とした金具本体と、当該金具本体内にあっ
て、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下降可能なる
よう支軸にて支持され、かつ、発条力により外側へ突出
付勢されている上部ロック部材と、前記金具本体内にあ
って、前端部を外側へ突出した状態にて、上下方向へ回
動自在なるよう後端部が前記支軸にて支持され、かつ上
方への回動位置にて、前記上部ロック部材を発条力に抗
して金具本体内への押し込み位置に係止により保持する
係合用部が形成されている下部ロック部材と、前記金具
本体の側板にあって、その上下方向へ長く穿設されてい
る長孔に、前記支軸が上下動自在なるよう挿通され、当
該支軸の端部には、基端部に形成された偏芯カムが固定
され、かつ当該偏芯カムは、金具本体の側板における上
下両側部から突出対設した二個のカム受間に当接して介
設され、先端部の押し上げによる回動操作によって押し
上げられる支軸を介して、前記上部、下部両ロック部材
の各後端部を、金具本体に対して押圧ロック自在とした
ロックレバーとからなることを、その内容としている。
【0015】
【作用】請求項1に係る天井パネルの施工法によるとき
は、所定の間隔をおいて併設の隣装された野縁受間に、
天井パネルの一辺端部を、野縁受と直交の状態から所定
角度だけ斜めにした状態で挿入した後、これを、その縦
軸を中心として回動して、野縁受と直交状態とすること
で、天井パネルの一辺端部における左右両側にあって、
対称に突設の係止板を、上記両野縁受の対向する両係止
片上に係止し、当該天井パネルを吊持状態とする。
は、所定の間隔をおいて併設の隣装された野縁受間に、
天井パネルの一辺端部を、野縁受と直交の状態から所定
角度だけ斜めにした状態で挿入した後、これを、その縦
軸を中心として回動して、野縁受と直交状態とすること
で、天井パネルの一辺端部における左右両側にあって、
対称に突設の係止板を、上記両野縁受の対向する両係止
片上に係止し、当該天井パネルを吊持状態とする。
【0016】次いで、吊下げ状態にある天井パネルの下
端側である他辺端部を押し上げ操作する。この際、天井
パネルの他辺端部を脚立などの使用で手により直接押し
上げることもできるが、棒状部材の先端に、横断面略コ
字形状等としたパネル支持部材を取付けてなる取付用具
を用いることで、天井パネルの他辺端部を押し上げるよ
うにするのが良く、このようにすることで、脚立等に登
らない安全な低所作業により目的を達成することができ
る。
端側である他辺端部を押し上げ操作する。この際、天井
パネルの他辺端部を脚立などの使用で手により直接押し
上げることもできるが、棒状部材の先端に、横断面略コ
字形状等としたパネル支持部材を取付けてなる取付用具
を用いることで、天井パネルの他辺端部を押し上げるよ
うにするのが良く、このようにすることで、脚立等に登
らない安全な低所作業により目的を達成することができ
る。
【0017】上記天井パネルは、吊下げ状態で、上記の
取付用具を用いるなどして両野縁受の長さ方向へスライ
ドさせ、所定の位置に移動した後、上記の如く他辺端部
を押し上げ操作する。このことにより、請求項1では一
辺端部に固定の金具本体は、当該天井パネルの吊り下げ
状態では水平状となっていたものが、前記係止板との枢
着部を中心として天井パネルと一体に回動して垂直状態
となる。ここで、請求項2の場合には、金具本体の先端
縁が野縁受の係止片における下面に当接して、これを押
し上げ、当該係止片を上部の係止板と、金具本体の先端
縁とで上下両側から挟着する。このことによって、当該
天井パネルの一辺端部はがた付きなく配設されると共に
配設後にあっても、ずれ落ちたりすることが阻止され
る。
取付用具を用いるなどして両野縁受の長さ方向へスライ
ドさせ、所定の位置に移動した後、上記の如く他辺端部
を押し上げ操作する。このことにより、請求項1では一
辺端部に固定の金具本体は、当該天井パネルの吊り下げ
状態では水平状となっていたものが、前記係止板との枢
着部を中心として天井パネルと一体に回動して垂直状態
となる。ここで、請求項2の場合には、金具本体の先端
縁が野縁受の係止片における下面に当接して、これを押
し上げ、当該係止片を上部の係止板と、金具本体の先端
縁とで上下両側から挟着する。このことによって、当該
天井パネルの一辺端部はがた付きなく配設されると共に
配設後にあっても、ずれ落ちたりすることが阻止され
る。
【0018】さらに、請求項3の施工用金具によるとき
は、上記のようにして天井パネルの他辺端部を押し上げ
操作すると、当該他辺端部の左右両側部に、外向きで対
称に突設の上部、下部両ロック部材にあって、その下部
ロック部材における先端部が、上記した隣装野縁受の対
向する両係止片下面に突き当って押し下げられるので、
当該下部ロック部材による上部ロック部材の係止が解か
れる。これによって、上部ロック部材は、発条力により
外側へ押し出されるが、当該上部ロック部材は、外側へ
向けて水平に押し出されるのではなく、当初のみ水平
で、それ以後は外側へ傾斜下降する状態で押し出される
ことにより、当該上部ロック部材は、その先端部で、上
記した両係止片の上面に係当してこれを下方へ押し下げ
る。これによって、上記両係止片は、上部、下部両ロッ
ク部材間に挟み込まれるので、天井パネルは外れたり、
ずれたりすることなく両野縁受上に取付けられることと
なる。
は、上記のようにして天井パネルの他辺端部を押し上げ
操作すると、当該他辺端部の左右両側部に、外向きで対
称に突設の上部、下部両ロック部材にあって、その下部
ロック部材における先端部が、上記した隣装野縁受の対
向する両係止片下面に突き当って押し下げられるので、
当該下部ロック部材による上部ロック部材の係止が解か
れる。これによって、上部ロック部材は、発条力により
外側へ押し出されるが、当該上部ロック部材は、外側へ
向けて水平に押し出されるのではなく、当初のみ水平
で、それ以後は外側へ傾斜下降する状態で押し出される
ことにより、当該上部ロック部材は、その先端部で、上
記した両係止片の上面に係当してこれを下方へ押し下げ
る。これによって、上記両係止片は、上部、下部両ロッ
ク部材間に挟み込まれるので、天井パネルは外れたり、
ずれたりすることなく両野縁受上に取付けられることと
なる。
【0019】請求項4の施工用金具によるときは、既述
の如く天井パネルを取付けた後、ロックレバを押し上げ
回動操作することにより、その偏芯カムによって、支軸
を介して上部、下部両ロック部材の後端部が、金具本体
に対して締結されることになり、これによって、上記両
係止片の挟み込み力が、さらに強固となるから、当該天
井パネルの取付け強度を大とすることができる。
の如く天井パネルを取付けた後、ロックレバを押し上げ
回動操作することにより、その偏芯カムによって、支軸
を介して上部、下部両ロック部材の後端部が、金具本体
に対して締結されることになり、これによって、上記両
係止片の挟み込み力が、さらに強固となるから、当該天
井パネルの取付け強度を大とすることができる。
【0020】複数枚の天井パネルを取付ける場合は、当
該天井パネルを一枚づつ上記と同様にして順次取付ける
こととなるが、この場合は、隣接する二枚の天井パネル
における対向端部を、互いに噛み合うように形成してお
き、既設天井パネルに対して、後続の天井パネルをスラ
イドさせて、両天井パネルを対向端で噛み合わせるよう
にすることもできる。また、隣接する二枚の天井パネル
における対向端面にあって、その一方には、先端をテー
パに形成した所要複数本の連結ピンを差し込んでおき、
他方には、連結ピンの差し込み孔を穿設して、既設天井
パネルに対して、後述の天井パネルをスライドさせて、
上記連結ピンを、その差し込み孔に差し込むようにする
のがよく、このようにすることで、天井パネル自体の上
下方向の反りや、取付け時の不均一性施工用金具の不均
一な取付け等の要因による隣接天井パネル表面の食い違
いを解消することができる。
該天井パネルを一枚づつ上記と同様にして順次取付ける
こととなるが、この場合は、隣接する二枚の天井パネル
における対向端部を、互いに噛み合うように形成してお
き、既設天井パネルに対して、後続の天井パネルをスラ
イドさせて、両天井パネルを対向端で噛み合わせるよう
にすることもできる。また、隣接する二枚の天井パネル
における対向端面にあって、その一方には、先端をテー
パに形成した所要複数本の連結ピンを差し込んでおき、
他方には、連結ピンの差し込み孔を穿設して、既設天井
パネルに対して、後述の天井パネルをスライドさせて、
上記連結ピンを、その差し込み孔に差し込むようにする
のがよく、このようにすることで、天井パネル自体の上
下方向の反りや、取付け時の不均一性施工用金具の不均
一な取付け等の要因による隣接天井パネル表面の食い違
いを解消することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る天井パネルの施工法とそ
の施工金具につき、図1乃至図12により説示するが、
図1は野縁受に天井パネルを取付けた一部切欠の斜視
図、図2は隣接する二枚の天井パネルにおける一辺端部
と他辺端部に請求項3、4の施工用金具を取付けた状態
の一部拡大斜視図、図3は野縁受に二枚の天井パネルを
取付けた状態の一部拡大側面図である。また、図3のA
−A線、B−B線各矢視断面図が、夫々図4、図5
(A)(B)で、図6が天井パネルの一辺端部に請求項
3の施工用金具を取付け、当該金具によって野縁受に対
し天井パネルを吊り下げた状態の斜視図を示し、当該図
6の吊下げ状態から天井パネル他辺端部を押し上げた状
態の斜視図が図7で、請求項4の施工用金具を天井パネ
ルの他辺端部に取付けた状態の斜視図である図8、図7
に示した施工用金具によって天井パネルの他辺端部を野
縁受に取付けた状態の斜視図が図9である。さらに、図
10は請求項5の施工用金具を天井パネルの他辺端部に
取付けた状態の斜視図、図11は図10に示した施工用
金具によって天井パネルの他辺端部を野縁受に取付ける
状態の側面図で、図12が同上金具によって天井パネル
の他辺端部を野縁受に取付けた状態の側面図である。
の施工金具につき、図1乃至図12により説示するが、
図1は野縁受に天井パネルを取付けた一部切欠の斜視
図、図2は隣接する二枚の天井パネルにおける一辺端部
と他辺端部に請求項3、4の施工用金具を取付けた状態
の一部拡大斜視図、図3は野縁受に二枚の天井パネルを
取付けた状態の一部拡大側面図である。また、図3のA
−A線、B−B線各矢視断面図が、夫々図4、図5
(A)(B)で、図6が天井パネルの一辺端部に請求項
3の施工用金具を取付け、当該金具によって野縁受に対
し天井パネルを吊り下げた状態の斜視図を示し、当該図
6の吊下げ状態から天井パネル他辺端部を押し上げた状
態の斜視図が図7で、請求項4の施工用金具を天井パネ
ルの他辺端部に取付けた状態の斜視図である図8、図7
に示した施工用金具によって天井パネルの他辺端部を野
縁受に取付けた状態の斜視図が図9である。さらに、図
10は請求項5の施工用金具を天井パネルの他辺端部に
取付けた状態の斜視図、図11は図10に示した施工用
金具によって天井パネルの他辺端部を野縁受に取付ける
状態の側面図で、図12が同上金具によって天井パネル
の他辺端部を野縁受に取付けた状態の側面図である。
【0022】図1乃至図9に示したように、野縁受1
は、既知の通り頂板1aと左右の側板1b、1bとによ
り横断面コ字状に形成され、かつ側板1b、1bの下縁
から外側へ水平となるよう直交状に曲突して、一定幅を
もたせた天井パネル用である係止片1c、1cが設けら
れ、一軸方向へ長く形成され、前記従来例と同様にして
所要数の当該野縁受1、1‥‥‥が、所定の間隔をもっ
て所定位置に併設される。
は、既知の通り頂板1aと左右の側板1b、1bとによ
り横断面コ字状に形成され、かつ側板1b、1bの下縁
から外側へ水平となるよう直交状に曲突して、一定幅を
もたせた天井パネル用である係止片1c、1cが設けら
れ、一軸方向へ長く形成され、前記従来例と同様にして
所要数の当該野縁受1、1‥‥‥が、所定の間隔をもっ
て所定位置に併設される。
【0023】上記野縁受1‥‥‥は、その係止片1c、
1cの先端部にあって図1、図6、図7に開示の如く、
外側へ傾斜上昇して、一定幅をもったストッパ片1d、
1dを設けるようにすると、後述する施工用金具3、
4、5によって天井パネル2を取付けた際、当該野縁受
1のずれや、これによる天井パネル2の落下を防止する
上で、より望ましい結果を得ることができる。
1cの先端部にあって図1、図6、図7に開示の如く、
外側へ傾斜上昇して、一定幅をもったストッパ片1d、
1dを設けるようにすると、後述する施工用金具3、
4、5によって天井パネル2を取付けた際、当該野縁受
1のずれや、これによる天井パネル2の落下を防止する
上で、より望ましい結果を得ることができる。
【0024】天井パネル2‥‥‥は、図2の如く野縁受
1、1‥‥‥の長手方向に添装状態となる左右の枠部材
2a、2aと、同上野縁受1、1‥‥‥の長手方向と直
交状態となる前後の枠部材2b、2cと中間の枠部材2
dとにより枠組されたパネル枠2eと、その表面(図に
おいて下面)に固設したパネル2fとによって、平面矩
形状等の四角形に形成されている。
1、1‥‥‥の長手方向に添装状態となる左右の枠部材
2a、2aと、同上野縁受1、1‥‥‥の長手方向と直
交状態となる前後の枠部材2b、2cと中間の枠部材2
dとにより枠組されたパネル枠2eと、その表面(図に
おいて下面)に固設したパネル2fとによって、平面矩
形状等の四角形に形成されている。
【0025】上記天井パネル2‥‥‥にあって、前部の
枠部材2bにおける左右両側の前端部は、図2に示した
如く側面略L字形状に切欠して、パネル2fの端部より
段落状となるように切欠部2gが凹設され、図2、図
4、図6、図7に示したように、上記野縁受1の係止片
1cにおける下部に位置して、当該天井パネル2‥‥‥
が、後述する施工用金具3により係止片1cに係止され
得るようにしてある。
枠部材2bにおける左右両側の前端部は、図2に示した
如く側面略L字形状に切欠して、パネル2fの端部より
段落状となるように切欠部2gが凹設され、図2、図
4、図6、図7に示したように、上記野縁受1の係止片
1cにおける下部に位置して、当該天井パネル2‥‥‥
が、後述する施工用金具3により係止片1cに係止され
得るようにしてある。
【0026】また、上記天井パネル2‥‥‥の後部であ
る枠部材2cにおける左右両側の上部には、図2、図
4、図6、図7に示した如く、正面略L字形状に切欠し
て、左右枠部材2aと同一高さの切欠部2hが形成さ
れ、これにより、同上各図に示したように当該天井パネ
ル2‥‥‥が、上記野縁受1の係止片1cにおける下部
に位置した状態で、後述する施工用金具4による係止片
1cへの係止により保持され得るようにしてある。
る枠部材2cにおける左右両側の上部には、図2、図
4、図6、図7に示した如く、正面略L字形状に切欠し
て、左右枠部材2aと同一高さの切欠部2hが形成さ
れ、これにより、同上各図に示したように当該天井パネ
ル2‥‥‥が、上記野縁受1の係止片1cにおける下部
に位置した状態で、後述する施工用金具4による係止片
1cへの係止により保持され得るようにしてある。
【0027】ここで、上記天井パネル2‥‥‥に関し、
隣接する天井パネル2、2の表面が面一の状態とならず
に、食い違ってしまうことがあるが、その要因として
は、前記野縁受1‥‥‥に対する当該天井パネル2‥‥
‥の取付時における不均一性や当該天井パネル2に対す
る後述する施工用金具3、4、5の取付時における不均
一性、さらには図16に示した如く、天井パネル2自体
の上下への反りG等が考えられる。これに対しては次の
ように対処することができる。
隣接する天井パネル2、2の表面が面一の状態とならず
に、食い違ってしまうことがあるが、その要因として
は、前記野縁受1‥‥‥に対する当該天井パネル2‥‥
‥の取付時における不均一性や当該天井パネル2に対す
る後述する施工用金具3、4、5の取付時における不均
一性、さらには図16に示した如く、天井パネル2自体
の上下への反りG等が考えられる。これに対しては次の
ように対処することができる。
【0028】すなわち、上記天井パネル2‥‥‥にあっ
て、隣接する天井パネル2、2の対辺である一辺端部2
iと他辺端部2jについては、図14(A)(B)およ
び図15に示した如く、一方の天井パネル2の後部の枠
部材2cにおける後端面に所要複数個(図示例では二
個)のピン孔2Kを穿設して、これに、先端がテーパ部
2mに形成された連結ピン2l‥‥‥の基端部を、その
途中まで差し込んでおき、他方の天井パネル2の前部の
枠部材2bにおける前端面には、上記連結ピン2l‥‥
‥と対応するピン差し込み孔2n‥‥‥を穿設してお
く。
て、隣接する天井パネル2、2の対辺である一辺端部2
iと他辺端部2jについては、図14(A)(B)およ
び図15に示した如く、一方の天井パネル2の後部の枠
部材2cにおける後端面に所要複数個(図示例では二
個)のピン孔2Kを穿設して、これに、先端がテーパ部
2mに形成された連結ピン2l‥‥‥の基端部を、その
途中まで差し込んでおき、他方の天井パネル2の前部の
枠部材2bにおける前端面には、上記連結ピン2l‥‥
‥と対応するピン差し込み孔2n‥‥‥を穿設してお
く。
【0029】而して、図15に示した如く、先行既設天
井パネル2に対して後続の天井パネル2をスライドさ
せ、そのピン差し込み孔2nに連結ピン2lを差し込む
ことにより、隣接した両天井パネル2、2の食い違いを
なくすことができる。ここで、連結ピン2lのテーパ部
2mによって、当初の両天井パネル2、2間の食い違い
に対しても、支障なくピン差し込み孔2nの差し込みが
できると共に、上記連結ピン2lの半径rの範囲まで食
い違いを矯正することができる。
井パネル2に対して後続の天井パネル2をスライドさ
せ、そのピン差し込み孔2nに連結ピン2lを差し込む
ことにより、隣接した両天井パネル2、2の食い違いを
なくすことができる。ここで、連結ピン2lのテーパ部
2mによって、当初の両天井パネル2、2間の食い違い
に対しても、支障なくピン差し込み孔2nの差し込みが
できると共に、上記連結ピン2lの半径rの範囲まで食
い違いを矯正することができる。
【0030】さらに、上記天井パネル2‥‥‥にあっ
て、その横幅方向に隣接する天井パネル2、2の食い違
いを矯正するには次のようにして行うことができる。図
14(A)(B)に示した如く、天井パネル2‥‥‥の
左右の枠部材2a、2aにあって、その一方の枠部材2
aに、所要複数個の連結ピン2o‥‥‥を突設させてお
き、他方の枠部材2aに溝2pを長さ方向へ凹設すると
共に、当該溝2pの上縁にピン差し込み用の切欠部2q
‥‥‥を設けておき、上記連結ピン2o‥‥‥を、上記
切欠部2q‥‥‥から挿入した後、溝2pに係嵌するこ
とによって、隣接する両天井パネル2、2の食い違いを
矯正できることになる。
て、その横幅方向に隣接する天井パネル2、2の食い違
いを矯正するには次のようにして行うことができる。図
14(A)(B)に示した如く、天井パネル2‥‥‥の
左右の枠部材2a、2aにあって、その一方の枠部材2
aに、所要複数個の連結ピン2o‥‥‥を突設させてお
き、他方の枠部材2aに溝2pを長さ方向へ凹設すると
共に、当該溝2pの上縁にピン差し込み用の切欠部2q
‥‥‥を設けておき、上記連結ピン2o‥‥‥を、上記
切欠部2q‥‥‥から挿入した後、溝2pに係嵌するこ
とによって、隣接する両天井パネル2、2の食い違いを
矯正できることになる。
【0031】天井パネルの施工用金具には、図1乃至図
4および図6、図7に3で示したものと、図1乃至図3
および図5(A)(B)、図8、図9に4で示したもの
と、図10乃至図12に5で示したものとがある。
4および図6、図7に3で示したものと、図1乃至図3
および図5(A)(B)、図8、図9に4で示したもの
と、図10乃至図12に5で示したものとがある。
【0032】先ず、上記施工用金具3として図示したも
のは、金具本体3aと、係止板3bとからなり、金具本
体3aは、板状でその先端縁3cで上記野縁受1の係止
片1cを、その下面から押し上げる方向で当接すると共
に、これと上記係止板3bの係止片部3dとによって、
上記係止片1cが挟着され得るように構成されている
が、金具本体3aの縦幅を短くして、先端縁3cが係止
片cに当接しないようにしてもよい。
のは、金具本体3aと、係止板3bとからなり、金具本
体3aは、板状でその先端縁3cで上記野縁受1の係止
片1cを、その下面から押し上げる方向で当接すると共
に、これと上記係止板3bの係止片部3dとによって、
上記係止片1cが挟着され得るように構成されている
が、金具本体3aの縦幅を短くして、先端縁3cが係止
片cに当接しないようにしてもよい。
【0033】一方、上記係止板3bは、正面略T字形状
にして、先端の左右両側に、上記した係止片1c用の係
止片部3d、3dを、側面略コ字形状として対称に突設
され、図示例では、上記天井パネル2‥‥‥の一辺端部
2iにおける左右両側部に対して装着可能とした左右兼
用の部材として形成してあるが、片側に係止片部3dを
一個だけ突設して、左側用と右側用とを各別に形成する
ようにしてもよい。
にして、先端の左右両側に、上記した係止片1c用の係
止片部3d、3dを、側面略コ字形状として対称に突設
され、図示例では、上記天井パネル2‥‥‥の一辺端部
2iにおける左右両側部に対して装着可能とした左右兼
用の部材として形成してあるが、片側に係止片部3dを
一個だけ突設して、左側用と右側用とを各別に形成する
ようにしてもよい。
【0034】さらに、上記係止板3bにあって、その係
止片部3dの基部に、上記係止片1cにおける先端のス
トッパ片1d用となる差込み凹部3eが形成されてお
り、当該係止板3bと、上記の金具本体3aは、互いに
その基端部を枢着部3fにて開閉自在なるよう枢着され
ることで、当該施工用金具3が構成されている。
止片部3dの基部に、上記係止片1cにおける先端のス
トッパ片1d用となる差込み凹部3eが形成されてお
り、当該係止板3bと、上記の金具本体3aは、互いに
その基端部を枢着部3fにて開閉自在なるよう枢着され
ることで、当該施工用金具3が構成されている。
【0035】上記の施工用金具3は、上記天井パネル2
‥‥‥の一辺端部2iにおける左右両側にあって、前部
の枠部材2b前端に切欠した、切欠部2g内に、金具本
体3aをビス6、6止めにて固定することで、当該金具
本体3aの一辺端部3gと係止片部3dが、天井パネル
2‥‥‥の横幅方向である外側へ突出させる。
‥‥‥の一辺端部2iにおける左右両側にあって、前部
の枠部材2b前端に切欠した、切欠部2g内に、金具本
体3aをビス6、6止めにて固定することで、当該金具
本体3aの一辺端部3gと係止片部3dが、天井パネル
2‥‥‥の横幅方向である外側へ突出させる。
【0036】次に、前記施工用金具4は、図2、図3、
図5(A)(B)に明示したように、頂板4b、前後の
側板4c、4cとで横断面略下方へ開口のコ字状とした
金具本体4aと、上部ロック部材4dと、下部ロック部
材4eとばね4fとを具備している。
図5(A)(B)に明示したように、頂板4b、前後の
側板4c、4cとで横断面略下方へ開口のコ字状とした
金具本体4aと、上部ロック部材4dと、下部ロック部
材4eとばね4fとを具備している。
【0037】上記の上部ロック部材4dは、左右方向に
長く形成されていて、その長さ方向に設けられている長
孔4gに、上記金具本体4aの前後の側板4c、4cに
あって、その後部に架設した支軸4hを挿通すること
で、左右方向へ摺動自在なるよう金具本体4a内に支承
されていると共に、先端部近傍に貫通架設されたピン4
iを、金具本体4aの前後の側板4c、4cにおける先
端部近傍にあって、水平溝部4kと、当該水平溝部4k
の前端に、前方へ傾斜下降して傾斜溝部4lを連設して
なるガイド溝4jに、スライド自在なるよう係嵌されて
いる。
長く形成されていて、その長さ方向に設けられている長
孔4gに、上記金具本体4aの前後の側板4c、4cに
あって、その後部に架設した支軸4hを挿通すること
で、左右方向へ摺動自在なるよう金具本体4a内に支承
されていると共に、先端部近傍に貫通架設されたピン4
iを、金具本体4aの前後の側板4c、4cにおける先
端部近傍にあって、水平溝部4kと、当該水平溝部4k
の前端に、前方へ傾斜下降して傾斜溝部4lを連設して
なるガイド溝4jに、スライド自在なるよう係嵌されて
いる。
【0038】さらに、上記の上部ロック部材4dは、上
記支軸4hとの間に介在した圧縮ばね4fにより、外側
へ向けて押し出し付勢されており、発条力によって、図
5(A)の位置から同図(B)に示した如く、外側下方
へ押し出される。また、上部ロック部材4dの先端部近
傍の下縁には、前記した野縁受1のストッパ片1dと対
応する切欠部4mが欠設されている。
記支軸4hとの間に介在した圧縮ばね4fにより、外側
へ向けて押し出し付勢されており、発条力によって、図
5(A)の位置から同図(B)に示した如く、外側下方
へ押し出される。また、上部ロック部材4dの先端部近
傍の下縁には、前記した野縁受1のストッパ片1dと対
応する切欠部4mが欠設されている。
【0039】上記下部ロック部材4eは左右方向に長く
形成され、その後端部を上記した支軸4hによって金具
本体4a内に枢着することで、前端部側が上下方向へ回
動自在なるよう支持されている。
形成され、その後端部を上記した支軸4hによって金具
本体4a内に枢着することで、前端部側が上下方向へ回
動自在なるよう支持されている。
【0040】さらに、上記下部ロック部材4eは、その
先端部4nを、所要寸法だけ金具本体4aから外側に突
出させてあり、当該金具本体4a内部の上縁に、上記し
たピン4i用の凹所等により形成された係止用部4oを
凹設してあり、図5(A)に示した如く、上部ロック部
材4dを発条力に抗して金具本体4a内に押し込んだ状
態にて、図示例では上記係止用部4oにピン4iが係止
され、このことで当該上部ロック部材4dは同図(A)
に示した状態に保持される。この状態において、下部ロ
ック部材4eの先端部4nが、上記した野縁受1の係止
片1cにおける下面に突き当たって、図示の矢印A方向
への押圧回動力を受け、このことにより、上記ピン4i
が係止用部4oから外れると同時に、発条力により上部
ロック部材4dが外側下方へ押し出され、同図(B)に
示した如く、上部、下部両ロック部材4d、4eにより
上記係止片1cを上下方向から挟着するに至る。
先端部4nを、所要寸法だけ金具本体4aから外側に突
出させてあり、当該金具本体4a内部の上縁に、上記し
たピン4i用の凹所等により形成された係止用部4oを
凹設してあり、図5(A)に示した如く、上部ロック部
材4dを発条力に抗して金具本体4a内に押し込んだ状
態にて、図示例では上記係止用部4oにピン4iが係止
され、このことで当該上部ロック部材4dは同図(A)
に示した状態に保持される。この状態において、下部ロ
ック部材4eの先端部4nが、上記した野縁受1の係止
片1cにおける下面に突き当たって、図示の矢印A方向
への押圧回動力を受け、このことにより、上記ピン4i
が係止用部4oから外れると同時に、発条力により上部
ロック部材4dが外側下方へ押し出され、同図(B)に
示した如く、上部、下部両ロック部材4d、4eにより
上記係止片1cを上下方向から挟着するに至る。
【0041】上記した施工用金具4は、図2、図3、図
5(A)(B)に示した如く、天井パネル2‥‥‥にあ
って、他辺端部2jの左右の側部に切欠した前記の切欠
部2h内にあって、ビス7‥‥‥止めにて固定される。
5(A)(B)に示した如く、天井パネル2‥‥‥にあ
って、他辺端部2jの左右の側部に切欠した前記の切欠
部2h内にあって、ビス7‥‥‥止めにて固定される。
【0042】上掲施工用金具5は、図10乃至図12に
明示した如く、ロックレバー8を付設するようにしたこ
と以外は、上記の施工用金具4と同様に形成されてい
る。すなわち、ロックレバー8の基端が偏芯カム8aに
形成され、当該偏芯カム8aに上記した支軸4hの一端
が固定されている。
明示した如く、ロックレバー8を付設するようにしたこ
と以外は、上記の施工用金具4と同様に形成されてい
る。すなわち、ロックレバー8の基端が偏芯カム8aに
形成され、当該偏芯カム8aに上記した支軸4hの一端
が固定されている。
【0043】そして、上記ロックレバー8の上下方向へ
の回転によって、上記支軸4hが上下方向へ移動自在と
なるように、上記金具本体4aの側板4cにおけるピン
差し込み孔を長孔4pに形成してあると共に、上記した
偏芯カム8aにおけるカム面8bの常接されるカム受4
q、4rが、金具本体4aにおける側板4cの上下に対
向して突設されている。
の回転によって、上記支軸4hが上下方向へ移動自在と
なるように、上記金具本体4aの側板4cにおけるピン
差し込み孔を長孔4pに形成してあると共に、上記した
偏芯カム8aにおけるカム面8bの常接されるカム受4
q、4rが、金具本体4aにおける側板4cの上下に対
向して突設されている。
【0044】上記の施工用金具5によるときには、ロッ
クレバー8を下方へ回動した図10、図11に示す状態
にあっては、上部、下部両ロック部材4d、4eが既述
の如く動作して、野縁受1の係止片1cを挟持し得るこ
ととなり、当該係止片1cを上部、下部両ロック部材4
d、4eにて挟持した後、ロックレバー8を図12に示
した如く、上下へ回動すると、偏芯カム8aのカム面8
bが上下のカム受4q、4rに当接されていることによ
り、当該偏芯カム8aの偏芯量だけ支軸4hは、上部、
下部両ロック部材4d、4eの後端部を伴って長孔4p
に沿って押し上げられる。従って、上部ロック部材4d
は、そのピン4iを中心として、図12において反時計
回り方向へ回動されることから、先端部は野縁受1の係
止片1cにおける上面に強く押し付けられ、当該係止片
1cの前記挟着状態が、より堅固となる。
クレバー8を下方へ回動した図10、図11に示す状態
にあっては、上部、下部両ロック部材4d、4eが既述
の如く動作して、野縁受1の係止片1cを挟持し得るこ
ととなり、当該係止片1cを上部、下部両ロック部材4
d、4eにて挟持した後、ロックレバー8を図12に示
した如く、上下へ回動すると、偏芯カム8aのカム面8
bが上下のカム受4q、4rに当接されていることによ
り、当該偏芯カム8aの偏芯量だけ支軸4hは、上部、
下部両ロック部材4d、4eの後端部を伴って長孔4p
に沿って押し上げられる。従って、上部ロック部材4d
は、そのピン4iを中心として、図12において反時計
回り方向へ回動されることから、先端部は野縁受1の係
止片1cにおける上面に強く押し付けられ、当該係止片
1cの前記挟着状態が、より堅固となる。
【0045】従って、以上説明した天井パネルの施工用
金具3、4、5を用いることで、既述の野縁受1‥‥‥
に天井パネル2‥‥‥を取付けるには、先ず、前記の如
く複数本の野縁受1、1‥‥‥を図1と図13(A)〜
(D)により示されている通り、所定の間隔に図示しな
い釣木等を用いて併設しておくことになる。
金具3、4、5を用いることで、既述の野縁受1‥‥‥
に天井パネル2‥‥‥を取付けるには、先ず、前記の如
く複数本の野縁受1、1‥‥‥を図1と図13(A)〜
(D)により示されている通り、所定の間隔に図示しな
い釣木等を用いて併設しておくことになる。
【0046】一方、天井パネル2‥‥‥には、その一辺
端部2iにおける左右両側にあって、前部の枠部材2b
の前端面に切欠した切欠部2g内に、図2の通り施工用
金具3を、その金具本体3a、係止片部3dが外側へ向
くように、金具本体3aをビス6‥‥‥により固設して
おく。一方、他辺端部2jにおける左右両側にあって
は、後部の枠部材2cに切欠した切欠部2h内には、図
2の通り他の施工用金具4を、その上部、下部両ロック
部材4d、4eにおける先端部が外側へ向けて突出する
ように、その金具本体4aをビス7‥‥‥止めにより固
設しておくことになる。
端部2iにおける左右両側にあって、前部の枠部材2b
の前端面に切欠した切欠部2g内に、図2の通り施工用
金具3を、その金具本体3a、係止片部3dが外側へ向
くように、金具本体3aをビス6‥‥‥により固設して
おく。一方、他辺端部2jにおける左右両側にあって
は、後部の枠部材2cに切欠した切欠部2h内には、図
2の通り他の施工用金具4を、その上部、下部両ロック
部材4d、4eにおける先端部が外側へ向けて突出する
ように、その金具本体4aをビス7‥‥‥止めにより固
設しておくことになる。
【0047】そこで、先ず、上記天井パネル2における
施工用金具3が固定されている一辺端部2iを、両野縁
受1、1の間へ下方から挿入することとなるが、当該天
井パネル2の横幅および左右両側の施工用金具3、3に
おける金具本体3aの一端と、係止片部3dの先端まで
の寸法は、両野縁受1、1の両係止片1c、1cにおけ
る先端間の間隙よりも大きく設定してあることから、天
井パネル2を水平状態にしたままでは、もちろん、これ
を両野縁受1、1の上位まで挿入することはできない。
施工用金具3が固定されている一辺端部2iを、両野縁
受1、1の間へ下方から挿入することとなるが、当該天
井パネル2の横幅および左右両側の施工用金具3、3に
おける金具本体3aの一端と、係止片部3dの先端まで
の寸法は、両野縁受1、1の両係止片1c、1cにおけ
る先端間の間隙よりも大きく設定してあることから、天
井パネル2を水平状態にしたままでは、もちろん、これ
を両野縁受1、1の上位まで挿入することはできない。
【0048】そこで、この天井パネル2は、図13
(A)にあって、二点鎖線で示した如く、野縁受1、1
の長さ方向と併行するが、野縁受1、1との直交方向に
対して所定角度斜めにして当該天井パネル2の一辺端部
2iを挿入し、然る後、天井パネル2を、その縦軸を中
心として回転し、野縁受1、1と直交状態とすること
で、図13(A)に実線で示した如く、両野縁受1、1
の両係止片1c、1c上に係止板3bの係止片部3dを
係止し、当該天井パネル2を吊り下げ状態とする。
(A)にあって、二点鎖線で示した如く、野縁受1、1
の長さ方向と併行するが、野縁受1、1との直交方向に
対して所定角度斜めにして当該天井パネル2の一辺端部
2iを挿入し、然る後、天井パネル2を、その縦軸を中
心として回転し、野縁受1、1と直交状態とすること
で、図13(A)に実線で示した如く、両野縁受1、1
の両係止片1c、1c上に係止板3bの係止片部3dを
係止し、当該天井パネル2を吊り下げ状態とする。
【0049】次いで、天井パネル2の他辺端部2j、す
なわち、下辺端側を、図13(B)(C)の如き取付用
具9を用いて上方へ押し上げ操作すると、他方の施工用
金具4における下部ロック部材4eの先端部4n上面
が、図5(A)に示した通り上記した係止片1cの下面
に突き当って、当該下部ロック部材4eは押し下げ方向
へ回動され、これによって、上部ロック部材4dの係止
が解かれるので、当該上部ロック部材4dは、圧縮ばね
等によるばね4fの発条力によって外側下方へ向けて押
し出される。
なわち、下辺端側を、図13(B)(C)の如き取付用
具9を用いて上方へ押し上げ操作すると、他方の施工用
金具4における下部ロック部材4eの先端部4n上面
が、図5(A)に示した通り上記した係止片1cの下面
に突き当って、当該下部ロック部材4eは押し下げ方向
へ回動され、これによって、上部ロック部材4dの係止
が解かれるので、当該上部ロック部材4dは、圧縮ばね
等によるばね4fの発条力によって外側下方へ向けて押
し出される。
【0050】これによって、天井パネル2の係止片1
c、1cは図5(B)の如く、下部ロック部材4eとば
ね力の付勢されている上部ロック部材4dとによって上
下方向から挟着され、当該天井パネル2は図13(D)
に示した如く、両野縁受1、1上に載置されることとな
る。
c、1cは図5(B)の如く、下部ロック部材4eとば
ね力の付勢されている上部ロック部材4dとによって上
下方向から挟着され、当該天井パネル2は図13(D)
に示した如く、両野縁受1、1上に載置されることとな
る。
【0051】また、既述の施工用金具3にあっては、図
6に示した天井パネル2の吊り下げ状態から、当該天井
パネル2の他辺端部2jにつき、前記の如く押し上げる
ことにより、図4、図7に示した如く、金具本体3aは
枢着部3fにより回動して垂直状態となり、この際、前
記の如く金具本体3aの縦幅が短かく形成されていると
か、切欠部2gに埋め込みの状態で固定されているとき
は、請求項1の通り、その先端縁3cが係止片1cの下
面から離間して係当せず、係止片部3dが係止片1cの
上面に係載されているだけとなる。これに対し図示例の
如き金具本体3aを用いるようにしたときは、請求項2
の如く、その先端縁3cが上記した係止片1cの下面に
突き当り、当該係止片1cを、係止板3bの係止片部3
dにおける下面と上記した先端縁3cとで上下から挟装
することとなる。このことによって、天井パネル2の一
辺端部2i側も、両野縁受1、1に対して、がたつくこ
となく挟持されると共に、上記係止片1cの先端に、図
示のストッパー片1dを設けるようにすれば、地震等に
よって野縁受1、1がずれることを防止できることか
ら、当該天井パネル2の落下を、より効果的に防止でき
ることとなる。
6に示した天井パネル2の吊り下げ状態から、当該天井
パネル2の他辺端部2jにつき、前記の如く押し上げる
ことにより、図4、図7に示した如く、金具本体3aは
枢着部3fにより回動して垂直状態となり、この際、前
記の如く金具本体3aの縦幅が短かく形成されていると
か、切欠部2gに埋め込みの状態で固定されているとき
は、請求項1の通り、その先端縁3cが係止片1cの下
面から離間して係当せず、係止片部3dが係止片1cの
上面に係載されているだけとなる。これに対し図示例の
如き金具本体3aを用いるようにしたときは、請求項2
の如く、その先端縁3cが上記した係止片1cの下面に
突き当り、当該係止片1cを、係止板3bの係止片部3
dにおける下面と上記した先端縁3cとで上下から挟装
することとなる。このことによって、天井パネル2の一
辺端部2i側も、両野縁受1、1に対して、がたつくこ
となく挟持されると共に、上記係止片1cの先端に、図
示のストッパー片1dを設けるようにすれば、地震等に
よって野縁受1、1がずれることを防止できることか
ら、当該天井パネル2の落下を、より効果的に防止でき
ることとなる。
【0052】上記のようにして天井パネル2を野縁受
1、1に載置した後、当該天井パネル2を、当該野縁受
1、1の長さ方向に沿って所定位置までスライドさせ、
後続の天井パネル2を既述と同様にして取付け、既設天
井パネル2と隙間なく、また食い違いを矯正して接合さ
せることになる。
1、1に載置した後、当該天井パネル2を、当該野縁受
1、1の長さ方向に沿って所定位置までスライドさせ、
後続の天井パネル2を既述と同様にして取付け、既設天
井パネル2と隙間なく、また食い違いを矯正して接合さ
せることになる。
【0053】また、天井パネル2の他辺端部2jにおけ
る左右両側に、既述の施工用金具4にかえて施工用金具
5を固設すれば、上記のようにして天井パネル2を取付
けた後、ロックレバー8を押し上げ回動操作すること
で、上部、下部両ロック部材4d、4eによる上記係止
片1cの挟着力を強化できることになり、さらに、堅固
に締結状態とすることができる。
る左右両側に、既述の施工用金具4にかえて施工用金具
5を固設すれば、上記のようにして天井パネル2を取付
けた後、ロックレバー8を押し上げ回動操作すること
で、上部、下部両ロック部材4d、4eによる上記係止
片1cの挟着力を強化できることになり、さらに、堅固
に締結状態とすることができる。
【0054】
【発明の効果】本願に係る請求項1にあっては、以上の
ようにして天井パネルを施工するものであるから、天井
パネルの一辺端部における施行用金具が係止板と金具本
体との枢着構成であるため、係止板により天井パネルを
係止した状態で、天井パネルを円滑に回動することがで
き、しかも、天井パネルの他辺端部における左右両側に
あって、別途設けた施行用金具により、上記係止片を上
下から挟み込むので、上下方向のガタのない施工が可能
となって、当該天井パネルの取付けに係る作業性および
その安全性、そして施工性をも向上することができる。
ようにして天井パネルを施工するものであるから、天井
パネルの一辺端部における施行用金具が係止板と金具本
体との枢着構成であるため、係止板により天井パネルを
係止した状態で、天井パネルを円滑に回動することがで
き、しかも、天井パネルの他辺端部における左右両側に
あって、別途設けた施行用金具により、上記係止片を上
下から挟み込むので、上下方向のガタのない施工が可能
となって、当該天井パネルの取付けに係る作業性および
その安全性、そして施工性をも向上することができる。
【0055】さらに、請求項2に係る施工法によるとき
は天井パネルの一辺端部にあって、その少なくとも一側
において野縁受の係止片を挟み込むことから、野縁受の
ピッチにばらつきがあっても天井パネルが取付け途中に
おいて外れてしまうことがなく、しかも請求項1の場合
と同じく、天井パネルの他辺端部における左右両側にあ
って、上記係止片を上下から挟み込むので、上下方向の
ガタのない施工が可能となって、当該天井パネルの取付
けに係るより高い安全性を保証することができる。
は天井パネルの一辺端部にあって、その少なくとも一側
において野縁受の係止片を挟み込むことから、野縁受の
ピッチにばらつきがあっても天井パネルが取付け途中に
おいて外れてしまうことがなく、しかも請求項1の場合
と同じく、天井パネルの他辺端部における左右両側にあ
って、上記係止片を上下から挟み込むので、上下方向の
ガタのない施工が可能となって、当該天井パネルの取付
けに係るより高い安全性を保証することができる。
【0056】また、請求項1および請求項2によるとき
は、在来工法におけるねじやビス止めの操作そして仮止
め作業が不要となり、しかもがた付きを抑制できる取付
けができるので、天井パネル施工の省力化と、工期の短
縮および施工費の削減が可能となると共に、地震等によ
り野縁受がずれてしまうのを防止できることから、天井
パネルの不本意な落動のない施工が可能となる。
は、在来工法におけるねじやビス止めの操作そして仮止
め作業が不要となり、しかもがた付きを抑制できる取付
けができるので、天井パネル施工の省力化と、工期の短
縮および施工費の削減が可能となると共に、地震等によ
り野縁受がずれてしまうのを防止できることから、天井
パネルの不本意な落動のない施工が可能となる。
【0057】さらに、請求項3によるときは、当該施工
用金具の採用によって、天井パネル取付け作業時および
取付け後にあって、天井パネルの一辺端部と野縁受が固
定されることから、天井パネルの不本意な落動なき施工
が保証されると共に、天井パネルの他辺端部を押し上げ
操作するだけで、他の操作なしで野縁受の係止片を挟着
できるので、天井パネルの取付け、取外しも簡易、迅速
に行い得るだけでなく、さらに、天井パネルの一辺端部
から外側へ突出しないので、壁との間に隙間を生じるこ
とのない取付けができ、かつ運送にも便利となる。
用金具の採用によって、天井パネル取付け作業時および
取付け後にあって、天井パネルの一辺端部と野縁受が固
定されることから、天井パネルの不本意な落動なき施工
が保証されると共に、天井パネルの他辺端部を押し上げ
操作するだけで、他の操作なしで野縁受の係止片を挟着
できるので、天井パネルの取付け、取外しも簡易、迅速
に行い得るだけでなく、さらに、天井パネルの一辺端部
から外側へ突出しないので、壁との間に隙間を生じるこ
とのない取付けができ、かつ運送にも便利となる。
【0058】また、請求項4によれば、当該施工用金具
の採用によって、野縁受に対する天井パネルの他辺端部
を取付けるのに際し、当該他辺端部を押し上げるだけの
容易な操作によって、迅速にして、かつ天井パネルのず
れが生じたり、落動のない施工を行うことができる。
の採用によって、野縁受に対する天井パネルの他辺端部
を取付けるのに際し、当該他辺端部を押し上げるだけの
容易な操作によって、迅速にして、かつ天井パネルのず
れが生じたり、落動のない施工を行うことができる。
【0059】さらにまた、請求項5によれば、野縁受に
対する天井パネルaの他辺端部を取付ける際、ねじ、ビ
ス等を用いることなしに極めて堅固な施工が可能とな
り、地震等によっても野縁受のずれを防止できることか
ら、天井パネルの不本意な落動を高い信頼性をもって保
証することができる。
対する天井パネルaの他辺端部を取付ける際、ねじ、ビ
ス等を用いることなしに極めて堅固な施工が可能とな
り、地震等によっても野縁受のずれを防止できることか
ら、天井パネルの不本意な落動を高い信頼性をもって保
証することができる。
【図1】本発明に係る天井パネルの施工に係る一実施例
によって、野縁受に天井パネルを取付けた状態の一部を
切欠して示した部分斜視図である。
によって、野縁受に天井パネルを取付けた状態の一部を
切欠して示した部分斜視図である。
【図2】図1における隣接する二枚の天井パネルの突き
合わせ辺端箇所を示した部分拡大斜視図である。
合わせ辺端箇所を示した部分拡大斜視図である。
【図3】図1における天井パネル相互を辺端箇所で突き
合わせた状態の一部を切欠した側面図である。
合わせた状態の一部を切欠した側面図である。
【図4】図3におけるA−A線矢視断面図である。
【図5】図3におけるB−B線において、(A)は天井
パネルと、野縁受の係止片との係止前状態を示す断面
図、(B)は天井パネルと野縁受の係止片との係止状態
を示した断面図である。
パネルと、野縁受の係止片との係止前状態を示す断面
図、(B)は天井パネルと野縁受の係止片との係止状態
を示した断面図である。
【図6】本発明に係る天井パネルの一施工用金具を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図7】同上金具により野縁受の係止片を挟み込んだ状
態を示した斜視図である。
態を示した斜視図である。
【図8】本発明に係る天井パネルの他の施工用金具によ
り野縁受の係止片を挟み込む以前の状態を示した斜視図
である。
り野縁受の係止片を挟み込む以前の状態を示した斜視図
である。
【図9】図8の施工用金具により、野縁受の係止片を挟
み込んだ状態を示す斜視図である。
み込んだ状態を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る天井パネルに用いられる異種の
施工用金具を示した斜視図である。
施工用金具を示した斜視図である。
【図11】図10の施工用金具の使用状態を示す側面図
である。
である。
【図12】図10の施工用金具により野縁受の係止片を
挟み込んだ状態を示す側面図である。
挟み込んだ状態を示す側面図である。
【図13】本発明に係る天井パネルの施工法にあって、
天井パネル施工手順を示し、(A)は併設した野縁受に
天井パネルの一辺端部を引っ掛けた状態の斜視図、
(B)は天井パネルの他辺端部を取付用具を用いて押し
上げている状態を示す斜視図、(C)は野縁受に取付け
た天井パネルを、取付用具を用いてスライドさせて、所
定位置に移動している状態の斜視図、(D)は複数枚の
天井パネルを順次野縁受に連装状態となるよう取付けた
状態を示す斜視図である。
天井パネル施工手順を示し、(A)は併設した野縁受に
天井パネルの一辺端部を引っ掛けた状態の斜視図、
(B)は天井パネルの他辺端部を取付用具を用いて押し
上げている状態を示す斜視図、(C)は野縁受に取付け
た天井パネルを、取付用具を用いてスライドさせて、所
定位置に移動している状態の斜視図、(D)は複数枚の
天井パネルを順次野縁受に連装状態となるよう取付けた
状態を示す斜視図である。
【図14】天井パネル相互の食い違いを矯正するための
構成例を示し、(A)は天井パネルを他辺端部と右側部
側から見た斜視図、(B)は天井パネルを他辺端部と左
側部側から見た斜視図である。
構成例を示し、(A)は天井パネルを他辺端部と右側部
側から見た斜視図、(B)は天井パネルを他辺端部と左
側部側から見た斜視図である。
【図15】隣接する二枚の天井パネルにおける一辺端部
と他辺端部の接合状態における部分側面図である。
と他辺端部の接合状態における部分側面図である。
【図16】天井パネルが上下方向に反った状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図17】従来の天井パネル施工法を示した野縁受と天
井パネルとの取付直前状態の斜視図である。
井パネルとの取付直前状態の斜視図である。
【図18】同上従来の施工法により、野縁受に天井パネ
ルを取付けた状態を示す一部切欠の縦断面図である。
ルを取付けた状態を示す一部切欠の縦断面図である。
1 野縁受 1c 係止片 2 天井パネル 2i 一辺端部 2j 他辺端部 3 施工用金具 4 施工用金具 5 施工用金具 3a 金具本体 4a 金具本体 3b 係止板 3c 先端縁 3d 係止片部 3f 枢着部 4c 側板 4d 上部ロック部材 4e 下部ロック部材 4f ばね 4g 長孔 4h 支軸 4o 係止用部 4p 長孔 4q カム受 4r カム受 8 ロックレバー 8a 偏芯カム
Claims (5)
- 【請求項1】 下縁の長さ方向へ天井パネル用の係止片
が突設されている複数個の野縁受を、釣木等によって所
定の間隔に併設しておき、一方、前記各野縁受の間隔に
対応した横幅を有する天井パネルには、その一辺端部の
左右両側部に、前記野縁受の係止片に対する係止板を外
向きで対称に突出し、かつ、上記一辺端部にあって上記
係止板に枢着した金具本体を固定すると共に、他辺端部
の左右両側部に、前記野縁受の間隔方向である内外方向
へ摺動自在にして、かつばね力により外側下部へ押出し
付勢されている上部ロック部材と、上下方向へ回動自在
にして、かつ、前記係止片の下面にて下方へ押圧回動可
能なるよう軸支され、上昇位置にて前記上記ロック部材
をばね力に抗して内側へ押し込んだ位置に係止保持する
下部ロック部材を各々取付けておき、前記天井パネルの
一辺端部を、前記野縁受との直交方向に対して斜交状態
として、前記両野縁受間に挿入した後、当該天井パネル
の縦軸を中心として回動させ、前記両係止板を前記野縁
受の係止片上面に係止した後、他辺端側の押し上げ操作
により、係止板に対し枢着の金具本体を回動すると共
に、当該天井パネル他辺端部の押し上げによって前記下
部ロック部材が野縁受の係止片下面に当接して押し下げ
回動されることにより、前記上部ロック部材の係止が解
かれて当該上部ロック部材がばね力により外側へ押し出
し下降され、前記野縁受の係止片を、前記上部、下部両
ロック部材で挟持させ、当該天井パネルを野縁受の所定
位置に配設するようにしたことを特徴とする天井パネル
の施工法。 - 【請求項2】 下縁の長さ方向へ天井パネル用の係止片
が突設されている複数個の野縁受を、釣木等によって所
定の間隔に併設しておき、一方、前記各野縁受の間隔に
対応した横幅を有する天井パネルには、その一辺端部の
左右両側部に、前記野縁受の係止片に対する係止板を外
向きで対称に突出し、かつ、前記一辺端部の少なくとも
一側部に、前記係止板とで前記係止片を挟着する金具本
体が、上記係止板に枢着して突出固定されると共に、他
辺端部の左右両側部に、前記野縁受の間隔方向である内
外方向へ摺動自在にして、かつばね力により外側下部へ
押出し付勢されている上部ロック部材と、上下方向へ回
動自在にして、かつ、前記係止片の下面にて下方へ押圧
回動可能なるよう軸支され、上昇位置にて前記上記ロッ
ク部材をばね力に抗して内側へ押し込んだ位置に係止保
持する下部ロック部材を各々取付けておき、前記天井パ
ネルの一辺端部を、前記野縁受との直交方向に対して斜
交状態として、前記両野縁受間に挿入した後、当該天井
パネルの縦軸を中心として回動させ、前記両係止板を前
記野縁受の係止片上面に係止した後、他辺端側の押し上
げ操作により、前記野縁受の係止片を前記係止板と金具
本体とにより上下から挟着すると共に、当該天井パネル
他辺端部の押し上げによって前記下部ロック部材が野縁
受の係止片下面に当接して押し下げ回動されることによ
り、前記上部ロック部材の係止が解かれて当該上部ロッ
ク部材がばね力により外側へ押し出し下降され、前記野
縁受の係止片を、前記上部、下部両ロック部材で挟持さ
せ、当該天井パネルを野縁受の所定位置に配設するよう
にしたことを特徴とする天井パネルの施工法。 - 【請求項3】 天井パネルにあって、その一辺端部の左
右両側端面に、当該天井パネルの他辺端部の押し上げに
よる回動によって、所定の間隔に併設された野縁受の係
止片下面を、先端縁で押し上げる方向で当接可能なるよ
う、外側に突出して固定される板状の金具本体と、上記
の併設された野縁受における隣装の係止片上面にスライ
ド自在なるよう係止可能で、前記金具本体の先端縁と併
行にして、かつ天井パネルの一辺端部から外側に係止片
部が突設され、前記天井パネルの他辺端部の押し上げに
よる回動によって、野縁受の係止片を前記係止片部と金
具本体の先端縁とで挟着可能なるよう当該金具本体と互
いに基端部において開閉自在に枢着されている係止板と
からなることを特徴とする天井パネルの施工用金具。 - 【請求項4】 天井パネルの他辺端部における左右両側
部にあって、当該天井パネルの横幅方向に固定される横
断面略下方開口のコ字状とした金具本体と、当該金具本
体内にあって、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下
降可能なるよう支軸にて支持され、かつ、発条力により
外側へ突出付勢されている上部ロック部材と、前記金具
本体内にあって、前端部を外側に突設した状態にて、上
下方向へ回動自在なるよう後端部が前記支軸にて枢着さ
れ、かつ上方への回動位置にて、前記上部ロック部材を
発条力に抗して金具本体内への押し込み位置に係止によ
り保持する係止用部が形成されている下部ロック部材と
からなる請求項3に記載の天井パネルの施工用金具。 - 【請求項5】 天井パネルの他辺端部における左右両側
部にあって、当該天井パネルの横幅方向に固定される横
断面略下方開口のコ字状とした金具本体と、当該金具本
体内にあって、内外方向へ摺動自在で、外側へは摺動下
降可能なるよう支軸にて支持され、かつ、発条力により
外側へ突出付勢されている上部ロック部材と、前記金具
本体内にあって、前端部を外側へ突出した状態にて、上
下方向へ回動自在なるよう後端部が前記支軸にて支持さ
れ、かつ上方への回動位置にて、前記上部ロック部材を
発条力に抗して金具本体内への押し込み位置に係止によ
り保持する係合用部が形成されている下部ロック部材
と、前記金具本体の側板にあって、その上下方向へ長く
穿設されている長孔に、前記支軸が上下動自在なるよう
挿通され、当該支軸の端部には、基端部に形成された偏
芯カムが固定され、かつ当該偏芯カムは、金具本体の側
板における上下両側部から突出対設した二個のカム受間
に当接して介設され、先端部の押し上げによる回動操作
によって押し上げられる支軸を介して、前記上部、下部
両ロック部材の各後端部を、金具本体に対して押圧ロッ
ク自在としたロックレバーとからなる請求項3に記載の
天井パネルの施工用金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20911494A JP3263884B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 天井パネルの施工法とその施工用金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20911494A JP3263884B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 天井パネルの施工法とその施工用金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853900A JPH0853900A (ja) | 1996-02-27 |
JP3263884B2 true JP3263884B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=16567524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20911494A Expired - Fee Related JP3263884B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 天井パネルの施工法とその施工用金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3263884B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7478268B2 (ja) | 2012-03-08 | 2024-05-02 | ディー-ウェイブ システムズ インコーポレイテッド | 超伝導集積回路の製作のためのシステムおよび方法 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP20911494A patent/JP3263884B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7478268B2 (ja) | 2012-03-08 | 2024-05-02 | ディー-ウェイブ システムズ インコーポレイテッド | 超伝導集積回路の製作のためのシステムおよび方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0853900A (ja) | 1996-02-27 |
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