JPH0531626B2 - - Google Patents

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JPH0531626B2
JPH0531626B2 JP25160187A JP25160187A JPH0531626B2 JP H0531626 B2 JPH0531626 B2 JP H0531626B2 JP 25160187 A JP25160187 A JP 25160187A JP 25160187 A JP25160187 A JP 25160187A JP H0531626 B2 JPH0531626 B2 JP H0531626B2
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JP
Japan
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piece
face plate
mounting face
mounting
tile block
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JP25160187A
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Gantan Funaki
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、取付け面板とタイルブロツクとの
組合せ構造に関し、さらに詳しくは、建築物など
の外装壁、または内装壁、もしくはその他の装飾
壁などに適用される取付け面板とタイルブロツク
との組合せ構造の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来例によるこの種の取付け面板とタイルブロ
ツクとの組合せ構造を第7図、および第8図に示
す。
すなわち、これらの従来例各図において、タイ
ルブロツク外装壁は、建築物などの躯体(図示せ
ず)の外面に、下地板2を介して固着される取付
け面板1とタイルブロツク3とからなつており、
前記取付け面板1の外面には、上下方向に所要間
隔を隔てた左右方向所定位置にあつて、それぞれ
に縦断面L字状をなす多数の係止爪1aを切り起
すと共に、これらの各係止爪1aに対して、前記
それぞれの各タイルブロツク3の内面側に形成さ
れた係止凹部3aを、単純に引掛けるようにして
取付け係止させ、かつ一般的には、この各タイル
ブロツク3の取付け係止を、取付け面板1の下側
から上側に向つて順次に行ない、このようにして
これらの各タイルブロツク3の張設による壁体を
構成するのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のように構成される従来例
での取付け面板とタイルブロツクとの組合せ構造
の場合には、各タイルブロツク3の取付け係止
を、取付け面板1の下側から上側に向つて順次に
行なうようにしているので、既設部分、つまり下
方の既に張設されているタイルブロツク3の壁面
を、上方での張設時、あるいは、足場解体時など
に傷付けたり、汚損したりすることがあるばかり
か、張設時に必要な足場構造体についても、タイ
ルブロツク3を最上部まで張設完了した後でない
と解体できず、構築現場での作業性が必ずしも良
好でないと云う不利があり、また、躯体側取付け
面板1の外面に張設される個々のタイルブロツク
3にあつて、たとえその隣接相互間に形成される
目地部分に目地材料を充填封止させることで、張
設面の隙間を閉塞したとしても、経年変化とか、
あるいは火災にあつたりすると、この目地材料部
分に割れなどを生じて、雨水の浸入を許容するに
至り、このようにして内部に浸入した雨水は、取
付け面板1の各係止爪1aの切り起し穴から、こ
の取付け面板1の内側、つまり、躯体側にまで浸
水して雨漏りの原因となり、さらに、別の立場か
らは、取付け面板1自体が、強度的に最も弱いと
される単なる平板面に対し、強度を損い易い多数
の係止爪1aを切り起してあつて、しかもこれに
対処するのに何等の補強手段も講じられていない
ために、その強度が大きく損なわれて、比較的重
量のある数多くのタイルブロツク3を取付け支持
するのに適さないなどの実用上好ましくない種々
の問題点を有するものであつた。
従つて、この発明の目的とするところは、従来
例装置でのこのような問題点に鑑み、タイルブロ
ツクを取付け面板の上側から下側に張設し得るよ
うにすると共に、併せて取付け面板の内側への雨
水の浸入を阻止し、かつ取付け面板自体の強度を
も効果的に補強し得るようにした。この種の取付
け面板とタイルブロツクとの組合せ構造を提供す
ることである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明の第1
の発明に係る取付け面板とタイルブロツクとの組
合せ構造は、取付け面板の取付け面側に、少なく
とも、前向きに切り起して突出させた受止片、こ
の受止片の前部に上向きに折曲した係合片、およ
び前記受止片の側部に下向きに連接された弾性押
え片からなる受止押圧部と、前向きに切り起され
た支持片、およびこの支持片を介して上向きに折
曲した係止片からなる支持係止部との組合せを、
それぞれ上下、ならびに左右方向所定間隔毎に設
け、また、タイルブロツクの裏面側には、少なく
とも、前記弾性押え片によつて常時下方に押圧さ
れる上端縁係合部と、この押圧力により前記支持
片に突当てられ、かつ前記係止片によつて係止支
持される中間係止部と、前記下段側の受止片に受
止されて、前記下段側の係合片に係合される下方
係合部とをそれぞれに形成させ、前記取付け面板
上に各タイルブロツクを、所期の組合せ間隔毎に
連接して張設し得るようにしたことを特徴として
いる。
そしてまた、この発明の第2の発明に係る取付
け面板とタイルブロツクとの組合せ構造は、取付
け面板の取付け面側に、少なくとも、前向きに切
り起して突出させた受止片、この受止片の前部に
上向きに折曲した係合片、および前記受止片の側
部に下向きに連接された弾性押え片からなる受止
押圧部と、前向きに切り起された支持片、および
この支持片を介して上向きに折曲した係止片から
なる支持係止部との組合せを、それぞれ上下、な
らびに左右方向所定間隔毎に設け、また、タイル
ブロツクの裏面側には、少なくとも、前記弾性押
え片によつて常時下方に押圧される上端縁係合部
と、この押圧力により前記支持片に突当てられ、
かつ前記係止片によつて係止支持される中間係止
部と、前記下段側の受止片に受止されて、前記下
段側の係合片に係合される下方係合部とをそれぞ
れに形成させ、さらに、前記取付け面板上での受
止押圧部、および支持係止部による各組相互間の
適所に、上下、または左右方向に延びる取付け用
溝をそれぞれに形成させ、各取付け用溝によつて
取付け面を適宜に区分させると共に、これらの区
分された各取付け面の裏面側に、裏当て板を係着
固定させ、前記取付け面板上に各タイルブロツク
を、所期の組合せ間隔毎に連接して張設し得るよ
うにしたことを特徴としている。
〔作用〕
すなわち、この発明に係る取付け面板とタイル
ブロツクとの組合せ構造においては、タイルブロ
ツクの上端縁係合部を、取付け面板上での受止押
圧部の弾性押え片に対して、その弾力に抗して押
し上げるように装入させ、かつ押え片によつて押
止させると共に、これを取付け面に押し当てた上
で、この押し上げ力を解除させることにより、弾
性押え片のスプリングバツク作用によつて、同タ
イルブロツクは、その裏面中間部の突き当て端部
が、支持係止部の支持片に突き当てられ、かつそ
の係止面が、係止片に係止されて拘束され、同時
に下部の突き当て端部と係合面とが、下段側の受
止片と係合片間に入り込んで拘束されるため、こ
のタイルブロツクを取付け面上にあつて、上部側
から下部側へ極めて容易に作業性よく張設でき、
併せて、この張設状態を弾性押え片のスプリング
バツク作用により継続的に維持し得るのであり、
また一方では、取付け面板上に各取付け面を区分
して形成された上下、または左右方向に延びる取
付け用溝によつて、この取付け面板自体の補強を
図ることができ、かつまた、各取付け面の裏面側
に、裏当て板を係着固定させてあるために、同各
取付け面に切り起される一組の受止押圧部、およ
び支持係止部によつて生じた切り起し穴からの漏
水などを阻止できるのである。
〔実施例〕
以下、この発明に係る取付け面板とタイルブロ
ツクとの組合せ構造の各別の実施例につき、第1
図ないし第6図を参照して詳細に説明する。
第1図はこの発明の第1実施例を適用したタイ
ルブロツク外装壁の要部構成を示す縦断側面図で
あり、第2図は同上取付け面板を取出して示す斜
視図、第3図、および第4図はこの取付け面板か
ら切り起した受止押圧部の形態を示す正面図、お
よび斜視図である。
すなわち、これらの第1図ないし第4図に示す
第1実施例構成において、符号11は建物の躯体
側に固着される取付け面板を示し、35はこの取
付け面板11の内面側に係着固定される裏当て板
であり、また、41はこの取付け面板11の外面
側に取付け支持されるタイルブロツクを示してい
る。
こゝで、建築物の躯体壁などに適宜手段(図示
省略)で装着される前記取付け面板11は、第2
図に詳細構造を示したように、外面側を向いて
やゝ広幅に開口されたほゞコ字状の横断面形状を
有して、上下方向に延びる補強を兼ねた取付け用
溝13を、左右方向の所定間隔毎に形成させるこ
とにより、これらの各取付け用溝13の外向き開
口縁間にあつて、それぞれ上下方向に一連となつ
た取付け面12を区分形成させ、これらを強靱な
鋼板などの金属板で一体的にフオーミング成形さ
せる。
しかして、前記した各取付け面12上には、第
2図、第3図に示されているように、外面側での
所定位置にあつて、後述するタイルブロツク41
の外形寸法、および係合部位置に対応した上下方
向の所定間隔毎に、一組からなる受止押圧部15
と支持係止部25との組合せ構造を切り起し形成
させてある。
こゝで、前記受止押圧部15は、前記した取付
け面12から前向き上方に切り起して突出させた
受止片16、およびこの受止片16を介して上向
きに折曲した係合片17と、同受止片16の両側
部から下向きに彎曲して連接された左右一対から
なる弾性押え片18,18、およびこれらの各弾
性押え片18,18の前面縁から下向きに折曲さ
れた押え片19,19とで構成されており、ま
た、前記支持係止部25は、同様に前記した取付
け面12から前向き上方に切り起して突出させた
支持片26、およびこの支持片26を介して上向
きに折曲した係止片27によつて構成されてい
る。すなわち、これらの一組からなる受止押圧部
15と支持係止部25との組合せは、両者共に取
付け面12から一体的に切り起して形成される。
そしてまた、これらの各部片には、それぞれの切
り起し部、および折曲部において、後述するとこ
ろの、個々の各部片によるタイルブロツク41の
支持係止、ならびに押圧係合作用を妨げないよう
に、適宜、リブなどを打ち出してそれぞれに補強
するのが好ましい。
また、前記各取付け用溝13での開口部に近付
けた左右の各部分には、各取付け面12の裏面と
の間に所定寸法の間隙を介して絞り出された押え
縁36,36がそれぞれに形成されており、相互
に隣接して対向される各間隙によつて、一対づゝ
の差込み溝37,37を形成させ、これらの各組
の差込み溝37,37間に、前記裏当て板35を
各取付け面12の裏面に密着するようにして係着
固定させてある。
なお、図中、符号14は前記各取付け用溝13
内の上下方向適所に開穿されたそれぞれに取付け
孔である。
そしてまた、前記タイルブロツク41について
は、第1図に示されているように、その上部側に
あつて、段差を与えるか、あるいは次第に傾斜さ
せるなどにより所定の厚さに形成されて、前記各
弾性押え片18,18に突き当てられ、かつ前記
押え片19,19で押止される上端縁係合部42
と、裏面中間部側にあつて、所定の上下方向の組
み込み間隙Gよりも幾分か大きくされた上下方向
での間隙G+ΔGの空間部46を介して、前記支
持片26に突き当て支持される下向きの突き当て
端部44、およびこの突き当て端部44の前面に
形成されて、前記係止片27に係止される係止面
45からなる中間係止部43と、下部側の裏面に
あつて、下段側の受止片16、および係合片17
に拘束される下向きの突き当て端部48、および
この突き当て端部48前面の係合面49からなる
下方係止部47とをそれぞれに形成してあり、か
つまた、前記下方係止部47を前面側から覆うよ
うに延長されて、前記上端縁係合部42に与えら
れた段差部、あるいは傾斜部を覆う下端縁部50
を設けたものである。
従つて、前記第1実施例構成の場合には、建築
物の躯体壁などに装着されている取付け面板11
での、一組となつた受止押圧部15と支持係止部
25との組合せに対して、まず、タイルブロツク
41をやゝ上傾させた状態で、その上端縁係合部
42を、受止押圧部15の弾性押え片18,18
に突き当てるようにして装入させると共に、その
弾力に抗して十分に押し上げた上で、その各突き
当て端部44,48が、それぞれ下方係合部25
の係止片27、および下段側の受止押圧部15の
係合片17を乗り越すようにして、このタイルブ
ロツク41の裏面を、取付け面板11の取付け面
12に軽く押し当てさせることにより、この上端
縁係合部42は、上段側の受止押圧部15の押え
片19,19内に入り込んで押止されて拘束を受
け、ついで、この状態のまゝ先の押し上げ力を解
除させることにより、同タイルブロツク41は、
各弾性押え片18,18による弾力、いわゆるス
プリングバツクにより下方へ強力に押圧され、組
込み間隙Gに相当するだけ押し下げられて、その
突き当て端部44が支持片26に突き当てられ、
かつその係止面45が係止片27に係止されて拘
束されると共に、同時にその突き当て端部48と
係合面49とが下段側の受止片16と係合片17
に入り込んで拘束を受け、このようにして一個の
タイルブロツク41が張設されるのであり、その
後は上段側に張設されたタイルブロツク41に対
し、その下端縁部50内に、次段、つまり、下段
側のタイルブロツク41の上端縁係合部42を差
し込むようにして、同様な手順によりこのタイル
ブロツク41を順次に上側から下側へ張設し、以
上これを繰り返すことによつて、各タイルブロツ
ク41を上下、ならびに左右方向に連接して所期
通りに張設させるのである。
こゝで、前記のようにタイルブロツク41の張
設手順を詳述に述べると、比較的面倒であるかに
考えられるが、作業者の動作自体を単純に取り出
してみると、この張設作業は、単に上段側のタイ
ルブロツク41の上端縁部50内に、下段側のタ
イルブロツク41の上端縁係合部42を、上段側
での受止押圧部15の各弾性押え片18,18の
弾力に抗して差し込むようにして押し上げ、かつ
これを取付け面12に押し当てた上で、この押し
上げ力を解除するだけの一挙手動作だけで、極め
て簡単に行ない得るのであり、また、この張設後
は、各弾性押え片18,18による弾力、いわゆ
るスプリングバツクにより、そのまゝの張設態様
に維持されるのである。
そして、この第1実施例の場合、受止片16の
両側部から、それぞれに左右一対からなる弾性押
え片18,18を彎曲形成させているが、一個の
弾性押え片18を一側部から彎曲させて同様な弾
力を与えるようにしてもよく、この場合には、押
え片19もまた一個だけになる。
また、一方、前記第1実施例の場合、取付け面
板11については、各取付け面12,12間に形
成されるところの、上下方向に延びる各取付け用
溝13の存在により、それ自体が十分に補強され
ると共に、板面から切り起した一組の受止押圧部
15と支持係止部25との存在、つまり切り起し
穴の存在による剛性の低下については、この取付
け面板11の裏面に密着して係着固定される裏当
て板31によつて十分に補償されることになり、
また同時に、裏当て板31は、別に前記各タイル
ブロツク41,41相互間の目地部分を通して、
一組の受止押圧部15と支持係止部25との切り
起しにより形成された空間部からの雨水などの浸
水を排除し得るのである。
なお、この第1実施例では、取付け面板11に
上下方向に延びる各取付け用溝13を形成して、
各取付け面12を区分させると共に、取付け面板
11自体の補強を図つているが、必ずしもこのよ
うに形成する必要はなく、例えば、各取付け用溝
13を一組の受止押圧部15と支持係止部25間
にあつて、左右方向に形成してもよく、こゝでも
同様な作用、効果が得られる。
また、第5図は、前記した受止押圧部15にお
ける第2実施例での構成態様を示す縦断面図であ
り、前記第1実施例のものが、取付け面12から
前向き上方に切り起してあるのに対して、この第
2実施例では、取付け面12から前向き下方に切
り起して形成したもので、同様な作用、効果が得
られる。
また次に、第6図は、前記した取付け面板11
に対する各タイルブロツク41の張設手段の第3
実施例での構成態様を示す縦断面図であり、前記
第1実施例のものが、受止押圧部15の各弾性押
え片18,18によるタイルブロツク41の押圧
を、1個所だけの支持係止部25で受止していた
のに対して、この第3実施例では、2個所の支持
係止部25,25により受止させるようにしたも
ので、この場合には、一層、上下幅の大きいタイ
ルブロツク41を取扱うことができて、同様な作
用、効果が得られる。
さらに、前記各実施例構成の場合には、各タイ
ルブロツク41をそのまゝで張設させるようにし
ているが、これらの各タイルブロツク41の裏面
側に予め適当な接着剤などを付着させておき、こ
れを取付け面12に接着させるようにしたり、あ
るいは、各タイルブロツク41の相互間に形成さ
れる目地部分に、適当な目地材料を充填封止させ
てもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明に係る取付け面
板とタイルブロツクとの組合せ構造は、取付け面
板の取付け面側にあつて、少なくとも、前向きに
切り起して突出させた受止片、受止片の前部に上
向きに折曲した係合片、および受止片の側部に下
向きに連接された弾性押え片からなる受止押圧部
と、前向きに切り起された支持片、および支持片
を介して上向きに折曲した係止片からなる支持係
止部との組合せを、それぞれ上下、ならびに左右
方向所定間隔毎に設け、また、タイルブロツクの
裏面側には、少なくとも、弾性押え片によつて常
時下方に押圧される上端縁係合部と、この押圧力
により前記支持片に突当てられ、かつ係止片によ
つて係止支持される中間係止部と、受止片に受止
されて、係合片に係合される下方係合部とをそれ
ぞれに形成させたものであるから、タイルブロツ
クの上端縁係合部を、受止押圧部での弾性押え片
の弾力に抗して押し上げるように装入させ、かつ
これを取付け面に押し当てた上で、この押し上げ
力を解除するだけの極めて簡単な作業により、
個々のタイルブロツクをして、弾性押え片のスプ
リングバツク作用によつて、その裏面中間部の突
き当て端部を支持片に突き当てさせ、かつその係
止面を係止片に係止させて拘束すると共に、同時
に下部の突き当て端部と係合面とを下段側の受止
片と係合片間に入り込ませて拘束できる、つま
り、取付け面板の各取付け面上にあつて、各タイ
ルブロツクを上部側から下部側へ極めて容易に作
業性よく張設でき、かつこの張設状態を継続的に
維持し得るのである。
また、このようにタイルブロツクを上部側から
下部側へ張設できることから、従来の場合とは異
なつて、張設されるタイルブロツクの壁面を、そ
の張設時、あるいは、足場解体時などに傷付けた
り、汚損したりする惧れがなく、しかも、上部側
から下部側への張設であるために、必要に応じて
は、このタイルブロツクの張設に伴なつて、足場
構造体をその張設の済んだ上部側の部分から、順
次に解体してゆくことも可能で、現場作業を手際
よく行なえると共に、併せて、構造的には、取付
け面板から受止押圧部と係止支持部とのそれぞれ
を各別に一連に切り起すだけの頗る簡単な手段で
構成でき、他に何等の別部材、別手段などを必要
とせずに、タイルブロツクの支持係止、ならびに
押圧係合を自動的に行なうことができる。
さらに、前記取付け面板上での各支持係止部、
および押圧係合部相互間の適所に、上下、または
左右方向に延びる取付け用溝をそれぞれに形成さ
せ、各取付け用溝によつて取付け面を適宜に区分
させると共に、これらの区分された各取付け面の
裏面側に、裏当て板を係着固定させるようにした
ので、各取付け用溝の形成により取付け面板自体
の補強を図り得る利点があり、かつまた、各取付
け面の裏面側に、裏当て板を密着して係着固定さ
せたゝめに、同各取付け面に切り起される支持係
止部、押圧係合部によつて生じた切り起し穴から
の漏水などをも効果的に阻止できるなどの優れた
特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る取付け面板とタイルブ
ロツクとの組合せ構造の第1実施例による要部構
成を示す縦断側面図、第2図は同上取付け面板を
取出して示す斜視図、第3図、および第4図はこ
の取付け面板から切り起した受止押圧部の形態を
示す正面図、および斜視図、第5図は同上受止押
圧部での第2実施例による構成態様を示す縦断面
図、第6図は同上第3実施例による取付け面板へ
のタイルブロツクの張設手段の構成態様を示す縦
断面図であり、また、第7図は従来例によるタイ
ルブロツク外装壁の要部構成を示す縦断側面図、
第8図は同上取付け面板を取り出して示す斜視図
である。 11……取付け面板、12……取付け面、13
……取付け用溝、15……受止押圧部、16……
受止片、17……係合片、18……弾性押え片、
19……押え片、25……支持係止部、26……
支持片、27……係止片、35……裏当て板、3
6……押え縁、37……差込み溝、41……タイ
ルブロツク、42……上端縁部、43……中間係
止部、44……突き当て端部、45……係止面、
46……空間部、47……下方係止部、48……
突き当て端部、49……係合面、50……延長
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 取付け面板の取付け面側には、少なくとも、
    前向きに切り起して突出させた受止片、この受止
    片の前部に上向きに折曲した係合片、および前記
    受止片の側部に下向きに連接された弾性押え片か
    らなる受止押圧部と、前向きに切り起された支持
    片、およびこの支持片を介して上向きに折曲した
    係止片からなる支持係止部との組合せを、それぞ
    れ上下、ならびに左右方向所定間隔毎に設け、ま
    た、タイルブロツクの裏面側には、少なくとも、
    前記弾性押え片によつて常時下方に押圧される上
    端縁係合部と、この押圧力により前記支持片に突
    当てられ、かつ前記係止片によつて係止支持され
    る中間係止部と、前記下段側の受止片に受止され
    て、前記下段側の係合片に係合される下方係合部
    とをそれぞれに形成させ、前記取付け面板上に各
    タイルブロツクを、所期の組合せ間隔毎に連接し
    て張設し得るようにしたことを特徴とする取付け
    面板とタイルブロツクとの組合せ構造。 2 取付け面板上に形成される受止片に、その両
    側部で下向きに連接されて対向する左右一対の弾
    性押え片を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の取付け面板とタイルブロツクと
    の組合せ構造。 3 取付け面板上に形成される弾性押え片の前部
    に、タイルブロツクに形成される上端縁係合部を
    押止する下向きに折曲された押え片を設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項、または第2
    項に記載の取付け面板とタイルブロツクとの組合
    せ構造。 4 タイルブロツクには、下段側に隣接して張設
    されるタイルブロツクの上端縁係合部を覆うよう
    に延長された下端縁部を形成させたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項、または第3
    項に記載の取付け面板とタイルブロツクとの組合
    せ構造。 5 取付け面板上での受止押圧部、および支持係
    止部による各組相互間の適所には、上下、または
    左右方向に延びる取付け用溝をそれぞれに形成さ
    せ、各取付け用溝によつて取付け面を適宜に区分
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第
    2項、第3項、または第4項に記載の取付け面板
    とタイルブロツクとの組合せ構造。 6 取付け面板の取付け面側には、少なくとも、
    前向きに切り起して突出させた受止片、この受止
    片の前部に上向きに折曲した係合片、および前記
    受止片の側部に下向きに連接された弾性押え片か
    らなる受止押圧部と、前向きに切り起された支持
    片、およびこの支持片を介して上向きに折曲した
    係止片からなる支持係止部との組合せを、それぞ
    れ上下、ならびに左右方向所定間隔毎に設け、ま
    た、タイルブロツクの裏面側には、少なくとも、
    前記弾性押え片によつて常時下方に押圧される上
    端縁係合部と、この押圧力により前記支持片に突
    当てられ、かつ前記係止片によつて係止支持され
    る中間係止部と、前記下段側の受止片に受止され
    て、前記下段側の係合片に係合される下方係合部
    とをそれぞれに形成させ、さらに、前記取付け面
    板上での受止押圧部、および支持係止部による各
    組相互間の適所に、上下、または左右方向に延び
    る取付け用溝をそれぞれに形成させ、各取付け用
    溝によつて取付け面を適宜に区分させると共に、
    これらの区分された各取付け面の裏面側に、裏当
    て板を係着固定させ、前記取付け面板上に各タイ
    ルブロツクを、所期の組合せ間隔毎に連接して張
    設し得るようにしたことを特徴とする取付け面板
    とタイルブロツクとの組合せ構造。 7 取付け面板上に形成される受止片に、その両
    側部で下向きに連接されて対向する左右一対の弾
    性押え片を設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第6項に記載の取付け面板とタイルブロツクと
    の組合せ構造。 8 取付け面板上に形成される弾性押え片の前部
    に、タイルブロツクに形成される上端縁係合部を
    押止する下向きに折曲された押え片を設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第6項、または第7
    項に記載の取付け面板とタイルブロツクとの組合
    せ構造。 9 タイルブロツクには、下段側に隣接して張設
    されるタイルブロツクの上端縁係合部を覆うよう
    に延長された下端縁部を形成させたことを特徴と
    する特許請求の範囲第6項、第7項、または第8
    項に記載の取付け面板とタイルブロツクとの組合
    せ構造。
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