JPH01158160A - タイルブロック張設用の取付け面板壁構造 - Google Patents

タイルブロック張設用の取付け面板壁構造

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JPH01158160A
JPH01158160A JP62315096A JP31509687A JPH01158160A JP H01158160 A JPH01158160 A JP H01158160A JP 62315096 A JP62315096 A JP 62315096A JP 31509687 A JP31509687 A JP 31509687A JP H01158160 A JPH01158160 A JP H01158160A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、個々のタイルブロックを、弾性固定片など
により固定、もしくは係着して張設保持するために用い
るタイルブロック張設用の取付は面板に関し、さらに詳
しくは、建築物などの外装壁、または内装壁、もしくは
その他の装飾壁などに適用されるタイルブロックの張設
保持構造、い。
わゆるタイルブロックと取付は面板との組合せ構造に適
用される取付は面板の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来例による一般的なこの種のタイルブロック張設用の
取付は面板の一例、こSでは、建築物などの外装壁に用
いるタイルブロックと取付は面板との組合せ構造の一例
を第6図、および第7図に示す。
これらの従来例各図において、タイルブロック外装壁は
、建築物などの躯体(図示せず)の外面に、適宜下地板
(2)を介して固着される取付は面板(1)とタイルブ
ロック(3)とからなっており、前記取付は面板(1)
の板面上には、上下方向に所要間隔を隔てた左右方向の
所定位置にあって、それぞれに縦断面り字状をなす多数
の係止爪(1a)を切起すと共に、これらの各係止爪(
la)に対して、前記それぞれの各タイルブロック(3
)の内面側に形成された係止凹部(3a)を、単純に引
掛けるようにして取付は係止させることで張設させてお
り、このようにタイルブロック(3)での係止凹部(3
a)を、取付は面板(1)の係止爪(1a)に引掛けて
取付けることから、−数的には、このタイルブロック(
3)の取付は係止を、取付は面板(1)の下側から上側
に向って順次に行ない、このようにしてこれらの各タイ
ルブロック(3)の張設による壁体を構成するのである
すなわち、この従来例構造に適用される取付は面板とし
ては、前記したように、板面上で上下方向に所要間隔を
隔てた左右方向の所定位置に、それぞれに縦断面り字状
をなす多数の係止爪(1a)を切り起して形成するので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のように構成される従来例での取付
は面板とタイルブロックとの組合せ構造の場合には、取
付は面板(1)の外面に切り起した各係止爪(la)に
対して、各タイルブロック(3)の内面側に形成された
係止凹部(3a)を、単純に引掛けるようにして取付は
係止させるだけのものであるだめに、その係止態様、換
言すると張設態様が決して完全であるとは言い難く、ま
た、各タイルブロック(3)の取付は係止を、取付は面
板(1)の下側から上側に向って順次に行なうようにし
なければならないので、既設部分、つまり下方部分での
既に張設されているタイルブロック(3)の壁面などを
、上方部分での張設時、あるいは、足場解体時などに傷
付けたり、汚損したりすることがあるほか、張設時に必
要な足場構造体についても、タイルブロック(3)を最
上部まで張設完了した後でないと解体できず、構築現場
での作業性が必ずしも良好でないと云う不利がある。
そしてまた、躯体側取付は面板(1)の外面に張設され
る個々のタイルブロック(3)にあって、たとえその隣
接相互間に形成される目地部分に目地材料を充填封止さ
せることで、張設面の隙間を閉塞したとしても、経年変
化とか、あるいは火災にあったりすると、この目地材料
部分に割れなどを生じて、雨水の浸入を許容するに至る
もので、このようにして内部に浸入した雨水は、取付は
面板(1)での各係止爪(la)の切起し穴から、この
取付は面板(1)、の内側、すなわち、建築物の躯体側
にまで浸水することがあって、これが雨漏りの原因にな
るものであった。
さらに、別の立場からは、取付は面板(1)自体が、強
度的に最も弱いとされる単なる平板面に対して、強度を
損い易い多数の切起し穴を残して各係止爪(la)を形
成させ、しかもこれに対処するのに何等の補強手段も請
じられていないために、その強度が大きく損なわれるこ
とになって、比較的重量のある数多くのタイルブロック
(3)を取付は支持するのに適さないと云う欠点がある
そこで、このような係止爪(1a)での切起し穴の存在
による難点を避けるために、従来9例えば、アルミ押出
し型材により、板面から切起しによらずに各係止爪(1
a)を一体的に製出させた取付は面板(1)を用いるこ
とも考えられているが、このアルミ押出し型材は、通常
、火災発生時の熱に対して頗る脆弱であって、その熱変
態点を境にして変形し、タイルブロック(3)の張設状
態の維持はおろかその保持すらかなわずに、却って、こ
のタイルブロック(3)を剥落させることにもなりかね
ず危険ですらあるなどの実用上好ましくない種々の問題
点を有するものであった。
従って、この発明の目的とするところは、従来例装置で
のこのような問題点に鑑み、鋼板などの強靭な金属材料
を用い、板面上にあって、タイルブロックの張設保持部
を一体的にフォーミング形成して十分な強度を付与する
と共に、タイルブロックを上側から下側へ張設可能にし
、併せて、タイルブロックの取付は止着を弾性固定片な
どの介在で効果的かつ強固になし得るようにした。この
種のタイルブロック張設用の取付は面板を提供すること
である。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係るタイルブ
ロック張設用の取付は面板は、裏面側に係合面、および
押圧面をそれぞれ形成した個々のタイルブロックを、弾
性固定片などにより固定。
もしくは係着して張設保持するための取付は面板であっ
て、鋼板などの強靭な金属材料を用い、板面上には、゛
前記タイルブロックの張設ピッチに対応した配置間隔で
、上下方向の複数段に亘り、逆蟻溝状に傾斜して対向突
出される上下一対の各対向部、およびこれらの各対向部
間を結ぶ表面部を存し、かつ各対向部の上面を係合面、
下面を係着面にした係合凸条と、その下方にこの係合凸
条と一組をなして突出され、表面部を有して少なくとも
上面を係着面とした受止凸条とを、左右方向に連続して
それぞれ一体的にフォーミング形成させてなり、前記タ
イルブロックの係合面を、前者係合凸条の係合面に垂直
方向で係合、押圧面を前記弾性固定片などにより係着面
に固定、もしくは係着させるようにすると共に、裏面を
少なくとも後者受止凸条の表面部に水平方向で受止させ
るようにしたことを特徴としている。
(作   用〕 すなわち、この発明においては、鋼板などの強靭な金属
材料からなる板面上にあって、逆蟻溝状に傾斜して対向
突出される上下一対の各対向部。
およびこれらの各対向部間を結ぶ表面部をもち、各対向
部の上部側表面を係合面、下部側表面を係着面にした係
合凸条と、その下方に同係合凸条と一組をなして突出さ
れ、かつ表面部を有して少なくとも上面を係着面としだ
受止凸条とを一体的にフォーミング形成させて、取付は
面板を構成しているので、タイルブロックの係合面を、
前者の係合凸条の係合面に垂直方向で係合させ、押圧面
を弾性固定片などにより係着面に固定、もしくは係着さ
せると共に、裏面を少なくとも後者の受止凸条の表面部
に水平方向で受止させることにより、取付、け面板に対
して所期通りにタイルブロックな張設保持させ得るので
ある。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係るタイルブロック張設用の取付は面
板の一実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳
細に説明する。
第1図、および第2図はこの実施例を適用したタイルブ
ロック外装壁の一例による概要構成を示す縦断側面図、
および同上要部構成を示す縦断斜視図であり、第3図は
同上取付は面板とタイルブロック、それにこれらの相互
を係着させるための弾性固定片をそれぞれに取出して示
す分解斜視図であり、第4図は同上この実施例を適用し
たタイルブロック外装壁の他側による概要構成を示す縦
断側面図である。
すなわち、第1図、ないし第3図に示すこの実施例を適
用したタイルブロック外装壁の一例による構成において
、符号(11)はこの発明で対象とするところの取付は
面板、すなわち建物の躯体側に装着される取付は面板を
示し、また、(31)はこの取付は面板(11)の表面
側に張設して支持されるタイルブロックであり、さらに
、(51)はこれらの取付は面板(11)とタイルブロ
ック(21)とを係着させるための弾性固定片を示して
いる。
こSで、建築物の躯体壁などに対し、直接的。
または下地板(61)を介して間接的に装着される前記
取付は面板(11)の板面上には、第3図に詳細構造を
示したように、後述するタイルブロック(21)の所定
張設ピッチに対応した相互の配置ピッチ間隔により、上
下方向の複数段に亘って、逆蟻溝状。
に傾斜して相互に対向突出される上下一対の各対向部(
13)、(14)と、これらの各対向部(13) 、 
(14)間を結んで凹面(15a)形状をなす表面部(
15)とを有していて、かつ上部側での対向部(13)
の表面を係合面(13a)とし、下部側での対向面(1
4)の表面を係着面(14a)とした係合凸条(12)
をや工高目となるように、また、その下方にあって、同
係合凸条(12)と−組をなして、こSでも、逆蟻溝状
に傾斜して相互に対向突出される上下一対の各対向部(
17)、(1g)と、これらの各対向部(+7) 、 
(01)間を結ぶ表面部(19)とを有していて、かつ
上部側、および下部側での各対向部(17) 、 (1
8)の表面を係着面(17a) 、 (18a)とした
受止凸条(16)をやS低目となるように、共に左右方
向に連続してそれぞれ一体的にフォーミング形成させ、
かつこのフォーミング成形に際しては、折曲される各稜
角部に自然な丸味、つまりいわゆるRを与えてあり、こ
の発明で対象とするところの、この取付は面板(11)
の単体については、この場合9例えば、金属薄鋼板など
の強靭な金属を材料に用い、許容される所定幅で全一体
的に製出され、その複数枚を上下方向に適宜連接して使
用する。
次に、前記取付は面板(11)に対して適用される一例
としての、前記タイルブロック(31)は、第3図から
明らかなように、前記した取付は面板(11)上での各
係合凸条(12)相互間の配置ピッチ間隔よりも大きな
上下方向幅にされた本体(32)を有しており、張設さ
れた時点では、上下に隣接される本体(32)の上下端
面(33) 、 (34)間の相互を、目地部分となる
隙間(35)を残してはズ平行に対向し得るようにしで
ある。
そして、前記タイルブロック(31)での本体(32)
の裏面側中央部には、前記した取付は面板(11)上で
の係合凸条(12)の上下方向幅よりも十分に広くした
上下方向幅で、蟻溝状に傾斜して相互に対向される上下
一対の引掛は面(37)、押圧面(38)と、これらの
引掛は面(37)、押圧面(38)間を結ぶ凹部内面(
39)とを形成した蟻溝状の係合凹溝(36)を左右方
向に穿設させてあり、これらの各面のうち。
押圧面(38)については、後述する第4図の使用態様
の場合と同様に、抑止段部(38a)を形成させるのが
好ましい。
さらに、前記取付は面板(11)にタイルブロック(3
1)を固定、もしくは係着させる弾性固定片(51)は
、同様に第3図から明らかなように、例えば、バネ鋼、
ステンレス鋼などのように、弾性、不銹性、ならびに剛
性に富む材料を用い、前記した係合凸条(12)の係着
面(14a)と受止凸条(16)の係着面(17a)と
の間に挟着されるように、上端部側に係着片(53)を
屈曲して延長形成させた基板部(52)を設けると共に
、この基板部(52)の上端部側からは、その板面を切
起して、係合凹溝(36)の押圧面(38)を押圧する
押圧片(54)を立上げてあり、かつこの押圧片(54
)の先端側を下向きに折返して押止片(55)を形成さ
せたものである。
従って、前記実施例による取付は面板(11)を用いて
個々の各タイルブロック(31)を張設するのには、第
1図に示されているように、建築物の躯体壁などに固定
されている下地板(61)などに対し、タッピングネジ
などで、予めこの取付は面板(11)の複数枚を、所期
通りに相互に連設して装着固定させると共に、これらの
各取付は面板(11)上での係合凸条(12)の係着面
(14a)と受止凸条(16)の係着面(17a)との
間にあって、弾性固定片(51)の基板部(52)、お
よび係着片(53)を挟着してセットさせるのであり、
このように挟着セットされた状態では、押圧片(54)
とその先端部での押止片(55)とが、係着面(14a
)に近付いた位置に突出して立上げられることになる。
続いて、このように取付は面板(11)での係合凸条(
12)のそれぞれ適所に弾性固定片(51)を挟着支持
させた状態で、各タイルブロック(31)を次のよ ′
うにして張設させる。
すなわち、まず、タイルブロック(31)での左右方向
に蟻溝状をなした係合凹溝(36)の下部側の押圧面(
38)により、弾性固定片(51)での抑圧片(54)
の押止片(55)を受止めた上で、この押止片(55)
の弾性に抗し、これを下側から掬い上げるようにして押
上げると共に、ついで、このタイルブロック(31)で
の上部側の引掛は面(37)をして、取付は面。
板(11)の高目にされた係合凸条(12)での上部側
の係合面(13)に引掛は係合させる。
すなわち、この組上げ操作によって、タイルブロック(
31)は、所定方向に傾斜された押圧面(38)に接圧
され付勢されている弾性固定片(51)での押止片(5
5)、ひいては押圧片(54)の復帰弾圧力により、こ
の場合、その係合凹溝(36)の引掛は面(37)が係
合凸条(12)の係合面(13)に押付けられて、垂直
方向の動きが拘束されると共に、凹部内面(39)が係
合凸条(12)の表面部(15)に、同裏面(41)が
受止凸条(16)の表面部(19)に押付けられて、水
平方向の動きが拘束され、このようにして取付は面板(
11)に対し、タイルブロック(31)を係着して張設
でき、かつ係止凸条(12)での表面部(15)に形成
された凹面(15a)は、係止凹部(36)の凹部内面
(39)の粗密を容易に受容して、その接圧程度を緊密
なものとし、僅かでも浸入する雨水の水はけを良好にす
る。
従って、この第1図、第2図に示すタイルブロック(3
1)の張設状態では、付勢されている弾性固定片(51
)め押圧片(54)が、押圧面(38)を下方内側に排
斥するようにして弾圧するために、張設されたタイルブ
ロック(31)を、従来のような単なる引掛は係合とは
異なって弾圧的かつ強固に保持させ得る。すなわちこの
取付は面板(11)を、タイルブロック(31)のため
の取付は基板として、有効適切に作用させ得るのである
さらに続いて、このように張設される上段側でのタイル
ブロック(31)に対し、下段側でのタイルブロック(
31)を同様な操作で張設させることにより、これらの
上下に隣接される各タイルブロック(31)の上、下端
面(33) 、 (34)間が、相互に目地部分となる
隙間(35)を残してはズ平行に対向され、また、左右
に隣接される各タイルブロック(31)についても、前
記と同様な張設操作を繰返すことにより、最終的には、
これらの各取付は面板(11)上に、弾性固定片(51
)を介し各タイルブロック(3りを、上下、ならびに左
右方向に連接して良好に張設できるのであり、形成され
た目地部分、つまり隙間(35)には、必要に応じて適
宜、目地材料を充、填塗布させるのである。
また、前記した取付は面板(11)上の一組にされた各
係合凸条(12)、受止凸条(16)ついては、その板
面上にあって、上下方向に所定間隔をおいて左右方向に
延びるように全一体的にフォーミング成形されて賦形さ
れており、同板面から直接、切起されてはいないために
、従来例でのように切起し穴などを通した漏水の惧れを
全く考慮する必要がなくなり、併せて、これらの各係合
凸条(12)、受止凸条(16)の存在により、却って
同面板強度を向上できるほか、材料に鋼板などの強靭な
金属を用いていることから、熱などに対しても容易には
崩形したすせず、その強度を一層、助長し得るのである
次に、第4図に示すこの実施例を適用したタイルブロッ
ク外装壁の他側による構成は、当然のことながら、取付
は面板(11)として、前記と同様の構成のものを用い
、タイルブロック(31)の形態を変更したものである
すなわち、この場合、前記タイルブロック(31)は、
同第4図から明らかなように、本体(32)の上下方向
幅を、前記した取付は面板(11)上での一組にされた
各係合凸条(12)、受止凸条(16)相互間の配置ピ
ッチ間隔よりも大きくさせると共に、その上部側にあっ
て、表面側から所定の段差を与えた上端縁対向部(40
)を、下部側にあって、この上端縁対向部(40)の位
置9幅に対応して、裏面側から所定の段差を与えた下端
縁対向部(41)をそれぞれに形成させ、かつ押圧面(
38)に対して、押止段部(:18a)を形成させたも
のである。
しかして、この場合にもまた、前記と同様にして、各取
付は面板(11)上に、弾性固定片(51)を介し各タ
イルブロック(31)を、上下、ならびに左右方向に連
接して張設させることができ、こ工でもまた、同様な作
用、効果を得られる。
そして、この場合、このように取付は面板(11)に対
して各タイルブロック(31)を張設させた状態では、
これらの各タイルブロック(31)での上下方向幅が、
取付は面板(11)での各係合凸条(12)、受止凸条
(16)間相互の配置ピッチ間隔よりも大きく1されて
いることから、上下に隣接される各タイルブロック(3
1)間で、下端縁対向部(41)の内側に上端縁対向部
(40)が入り込んで幾分かオーバーラツプされ、上段
側でのタイルブロック(31)の下端縁対向部(41)
によって、下段側でのタイルブロック(31)の上端縁
対向部(40)の少なくとも下端側一部が外部から被覆
されるために、目地部分としての隙間(35)から取付
は面板(11)の表面が隠されて、タイルブロック(3
1)のみによる奇麗な張設面を実現できるのであり、ま
た、押圧面(38)に形成された押止段部(39)は、
弾性固定片(51)の押止片(55)の先端部を受止し
て、取付は面板(11)の板面に対するタイルブロック
(31)の押付けを、より一層。
効果的なものにし得るのである。
第5図A、B、Cは、さらに本発明に係る取付は面板の
変形例を示したものであって、第5図Aは係合凸条(1
2)の形状をほぼ方形に形成したものであり、第5図B
は第1実施例のものの屈曲部分にR処理を施したもので
あり、第5図Cは、第1実施例の形状の一部を方形処理
と水平処理とで変形させたものである。この第5図A、
B、Cに示す変形例のものは、いずれも第1実施例とほ
ぼ同様の作用効果を有する。
なお、前記実施例においては、この発明の取付は面板に
適用するタイルブロックとして二種類のものを挙げ、ま
た、弾性固定片として一種類のものを挙げているが、こ
れらのものに限定されるものではなく、この発明の取付
は面板における係止凸部、および受止凸部の構成に適合
可能なものであれば、どのようなタイルブロック、弾性
固定片であってもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明に係るタイルブロック張
設用の取付は面板においては、鋼板などの強靭な金属材
料からなる板面上にあって、逆端溝状に傾斜して対向突
出される上下一対の各対向部、およびこれらの各対向部
間を結ぶ表面部をもち、各対向部の上部側表面を係合面
、下部側表面を係着面にした係合凸条と、その下方に同
係合凸条と一組をなして突出され、かつ表面部を有して
少なくとも上面を係着面とした受止凸条とを一体的にフ
ォーミング形成させたものであるから、タイルブロック
の係合面を、前者の係合凸条の係合面に垂直方向で係合
させ、押圧面を弾性固定片などにより係着面に固定、も
しくは係着させると共に、裏面を少なくとも後者の受止
凸条の表面部に水平方向で受止させることによって、所
期通りに取付は面板に対しタイルブロックを、極めて簡
単な操作で、上部側から下部側へ頗る作業性よく、確実
かつ強固に張設保持させ得るのであり、このように垂直
方向、ならびに水平方向に支持させて弾性固定片などの
弾圧力で係着されるタイルブロックは、その張設態様が
極めて効果的かつ良好に確保され、構造的にも頗る強固
に保持できるのである。
また、この取付は面板においては、このようにタイルブ
ロックを垂直方向で係合させる係合凸条と、水平方向で
受止させる受止凸条とを、フォーミング成形によって板
面上に一体的に形成させており、同板面から直接、切起
されてはいないために、従来例でのように切起し穴など
を通した漏水の慣れを全く考慮する必要がなくなり、併
せて、これらの各係合凸条、受止凸条の存在により、却
って同面板強度を向上できるほか、材料に鋼板などの強
靭な金属を用いていることから、熱などに対しても容易
には崩形したすせず、その強度を一層、助長し得るので
ある。
そしてまた、この取付は面板においては、このようにタ
イルブロックを垂直方向で係合させる逆端溝状の係合凸
条と、水平方向で受止させる逆端溝状の受止凸条とを、
フォーミング成形によって板面上に一体的に形成させで
あるから、これらの係合凸条と受止凸条との間隔の如何
によっては、取付は面板を下地板に固定するためのビス
の頭部を隠すことが可能であり、かつこれらの係合凸条
と受止凸条との突設によって、張設されるタイルブロッ
クの厚さを比較的薄くしても、これに十分な質量感を与
えられ、同時にタイルブロックと取付は面板との間に、
可及的に多くの空間部が形成されるため、それ自体の断
熱効果を向上し得て、。
外部からの火災などの熱を有効に遮断できるのである。
また、受止凸条の表面部上にタイルの裏面がぴったりと
係着されるために、上下のタイル相互間隔に相当する目
地部分に目地材を充填する際に、目地材はタイルの裏面
から受止凸条と係合凸条との間の空隙部には殆んど入る
ことがなく、従って、目地材の使用量を節約することが
できる。しかも目地幅が少くなるようにタイルを形成す
れば、目地材の使用量はさらに少くてすむことになる。
さらに、この取付は面板においては、このようにタイル
ブロックを上部側から下部側へ張設できることから、従
来の場合とは異なって、張設されるタイルブロックの壁
面を、その張設時、あるいは、足場解体時などに傷付け
たり、汚損したりする慣れがなく、さらに、必要に応じ
ては、このタイルブロッの張設に伴ない、足場構造体自
体をその張設の済んだ上部側の部分から、順次に解体し
てゆくことも可能で、現場作業を手際よく行なうことが
できるなどの優れた特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、および第2図はこの発明に係る取付は面板の一
実施例を適用したタイルブロック外装壁の一例による概
要構成を示す縦断側面図、および同上要部構成を示す縦
断斜視図、第3図は同上取付は面板とタイルブロック、
それにこれらの相互を係着させるための弾性固定片をそ
れぞれに取出して示す分解斜視図、第4図は同上この実
施例を適用したタイルブロック外装壁の他側による概要
構成を示す縦断側面図であり、また、第5図A。 B、Cは、それぞれ取付は面板の変形例を示す縦断面図
、第6図は従来例によるタイルブロック外装壁の要部構
成を示す縦断側面図、第7図は同上取付は面板を取り出
して示す斜視図である。 (1])・・・・取付は面板。 (12)・・・・逆端溝状の係合凸条、(13)、(1
4) Sよび(13a) 、 (14a)・・・・対向
部、および上部側の係合。 面、下部側の係着面、(15)および(15a)・・・
・表面部、および凹面。 (16)・・・・逆端溝状の受止凸条、(17) 、 
(18)および(17a) 、 <Iaa) ” ”対
向部、および係着面、(19)・・・・表面部。 (31)・・・・タイルブロック。 (32)・・・・本体、(33) 、 (34)・・・
・上、下の端面、(35)・・・・隙間(目地部分)、
(36)・・・・係合凹溝。 (37)・・・・引掛は面、(38)・・・・押圧面、
(39)・・・・凹部内面、(40)・・・・裏面、(
41)・・・・上端縁対向部、(42)・・・・下端縁
対向部。 (51)・・・・弾性固定片。 (52)・・・・基板部、(53)・・・・係着片、(
54)・・・・押圧片、(55)・・・・押止片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも裏面側に係合面、および押圧面をそれ
    ぞれ形成した個々のタイルブロックを、弾性固定片など
    により固定、もしくは係着して張設保持するための取付
    け面板であつて、鋼板などの強靭な金属材料を用い、板
    面上には、前記タイルブロックの張設ピッチに対応した
    配置間隔で、上下方向の複数段に亘り、逆蟻溝状に傾斜
    して対向突出される上下一対の各対向部、およびこれら
    の各対向部間を結ぶ表面部を有し、かつ各対向部の上面
    を係合面、下面を係着面にした係合凸条と、その下方に
    この係合凸条と一組をなして突出され、表面部を有して
    少なくとも上面を係着面とした受止凸条とを、左右方向
    に連続してそれぞれ一体的に成形させてなり、前記タイ
    ルブロックの係合面を、係合凸条の係合面に垂直方向で
    係合、押圧面を前記弾性固定片などにより係着面に固定
    、もしくは係着させるようにすると共に、裏面を少なく
    とも受止凸条の表面部に水平方向で受止させるようにし
    たことを特徴とするタイルブロック張設用の取付け面板
  2. (2)係合凸条の表面部を、左右方向に連続する凹面形
    状に形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のタイルブロック張設用の取付け面板。
  3. (3)表面部を有する受止凸条には、逆蟻溝状に傾斜し
    て対向突出される上下一対の各対向部を形成し、その上
    面を係着面にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のタイルブロック張設用の取付け面板。
JP62315096A 1987-12-15 1987-12-15 タイルブロック張設用の取付け面板壁構造 Granted JPH01158160A (ja)

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KR1019880007888A KR920002119B1 (ko) 1987-12-15 1988-06-29 타일블록장설(張設)용 부착면판 및 타일블록벽 구조체
CN 91100864 CN1017461B (zh) 1987-12-15 1988-08-06 瓷块支撑结构
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119543U (ja) * 1991-04-10 1992-10-26 株式会社イナツクス 乾式施工用タイル
KR970070366A (ko) * 1996-04-12 1997-11-07 피. 마호니 벽돌 지지체

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