JP3861160B2 - 外壁の目地構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の外壁材を上下左右に並設した外壁の目地構造に関する。
【0002】
【背景技術】
住宅等の建物の外壁は、一般に、サイディング材等の外壁材を、鉄骨や木材を組んだ骨組みに並べて取り付けて形成されている。
また、複数の建物ユニットを予め工場で製造し、これらを建設現場で組み合わせて建物を構築するユニット工法においては、工場で建物ユニットを製造する際に、ALCやPALC等の軽量気泡コンクリートからなる外壁材を、柱および梁を組んだ箱状の骨組みに組み付けるようにしている。ユニット式建物の外壁は、この外壁材を取り付けた建物ユニットを建設現場で積層配列することにより形成される。
【0003】
このように、サイディング材や軽量気泡コンクリート等の外壁材を上下左右に並設した外壁では、隣接する外壁材の間の目地部に防水処理を施す必要が生じる。
目地部の防水処理として、本出願人は、上下に隣接した外壁材の間に形成される横目地部に樋状部を備えた横目地部材を設置するとともに、左右に隣接した外壁材の間に形成される縦目地部に縦目地部材を圧入して排水路を形成し、雨水を横目地部材の樋状部に沿って流し、縦目地部の排水路から下方に流し落とす構造を提案した(特願平9−82709号)。
これらの横目地部材および縦目地部材は、目地部から抜けるのを防止するために、弾性を有する材料の中でも、比較的永久歪みの発生しにくい硬質の材料、具体的には、EPDM(エチレンプロピレンジエンラバー)や塩化ビニル等により形成して、目地部に対して強固に係止させるようにしている。
【0004】
また、この構造では、縦目地部材は、縦目地部の長手方向に沿って複数の外壁材に跨るように設置される。これにより、横目地部および縦目地部の交差部分では、縦目地部材勝ちとなって横目地部材が分断されるので、防水性を確保するために、横目地部材の端面を縦目地部材に圧接させるようにしている。
一方、横目地部材は、板状の横目地用基部の上に突設した一対のリップ状部の間に樋状部を形成したものである。屋外側のリップ状部には、屋内側のリップ状部に向かって突出する支持用突起が設けられ、その突出方向先端部には、横目地用基部を下側の外壁材に押圧する支持片が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、横目地部材および縦目地部材を構成するEPDM等は、剛性が高く、柔軟性に乏しいため、横目地部材の端面と縦目地部材との密着性が悪く、これらの間に隙間が形成されて、縦目地部材および横目地部材の接続部分から浸水するおそれがある
このように、従来の構造では、縦目地部および横目地部の交差部分からの浸水おそれがあることから、防水性の向上が望まれている。
【0006】
本発明の目的は、優れた防水性を確保できる外壁の目地構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図面を参照して説明すると、複数の外壁材6、7を上下左右に並設した外壁の目地構造であって、上下に隣接した外壁材の間に形成される横目地部8には、当該横目地部に沿って水を流すための樋状部21,81を備えた横目地部材20,80が設けられ、左右に隣接した外壁材の間に形成される縦目地部9には、樋状部からの水を下方に流し落とす排水路40を形成するための縦目地部材41が屋外側から圧入され、この縦目地部材は、前記縦目地部に係止される縦目地係止部42と、この縦目地係止部の屋外側の端部に設けられて前記縦目地部を塞ぐ縦目地止水部43とを備え、この縦目地止水部は、前記縦目地係止部よりも軟質の材料からなり、かつ、横目地部および縦目地部の交差部分で、横目地部材の端面に圧接され、前記横目地部材は、前記下側の外壁材の上端面に密着固定される板状の横目地用基部と、この横目地用基部の上に突設された一対のリップ状部とを備え、前記樋状部は、これらの一対のリップ状部の間に形成され、前記一対のリップ状部のうち屋外側のリップ状部は、屋内側のリップ状部よりも軟質の材料により形成され、この屋外側のリップ状部の端面に前記縦目地止水部が圧接されていることを特徴とする。
【0008】
本発明では、縦目地止水部は、縦目地係止部よりも軟質の材料により形成されているため、容易に変形して横目地部材の端面に追従するようになり、縦目地止水部を横目地部材の端面に密着させることができる。従って、横目地部材および縦目地部材の接続部分から屋内側への水の浸入を確実に防止できるため、優れた防水性を確保できる。
そのうえ、縦目地止水部および屋外側のリップ状部の両方を軟質の材料により形成することで、これらのリップ状部および縦目地止水部を圧接させたときに、両方が容易に変形して互いの形状に追従するから、優れた密着性が得られ、防水性の向上を図ることができる。
【0009】
また、縦目地止水部は、縦目地部の長手方向に連続した筒状に形成されていることが望ましい。
このようにすると、縦目地止水部は、その長手方向と直交する方向に大きく変形するようになるから、横目地部材の端面に一層確実に追従させることができる。
【0010】
さらに、縦目地止水部は、横目地部材の端面に沿う平面部54Aを有することが好ましく、これによると、縦目地止水部を横目地部材の端面に面接触させることができるため、横目地部材の端面に対して縦目地止水部を隙間なく密着させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1には、二階建てのユニット式建物1が示されている。このユニット式建物1は、基礎2上に箱形の建物ユニット3を複数積層配列し、それらの建物ユニット3の上に屋根(図示省略)を設けて構築されている。
建物ユニット3は、図2に示すように、四本の柱11、これらの四本の柱11の上端間を連結する上梁12および四本の柱11の下端間を連結する下梁13を含む直方体形状の骨組み4と、上梁12間に架け渡された複数の小梁14と、下梁13間に架設された複数の根太15とを備えている。骨組み4内には、天井面材16、床面材17、図示しない内壁パネルおよび間仕切パネル等が適宜組み込まれて内装が施されている。
また、図1にも示すように、建物1の外壁を構成する建物ユニット3には、その骨組み4の側面にALCやPALC等の軽量気泡コンクリートからなる矩形板状の外壁材6が取り付けられている。このうち、建物1の角隅部、つまり、建物1の出隅部1Aおよび入隅部1Bに配置される建物ユニット3には、その骨組み4の角隅部に、平面視で略L字状の角隅部用外壁材7が取り付けられている。
【0016】
このような建物ユニット3を積層配列することで、各建物ユニット3の外壁材6,7は上下左右に並設され、これらの並設された外壁材6,7によってユニット式建物1の外壁が構成されている。
本実施形態の外壁においては、上下に隣接する外壁材6の間、外壁材7の間に各々横目地部8が形成され、左右に隣接する外壁材6の間、外壁材6,7の間にそれぞれ縦目地部9が形成されている。
【0017】
上下に隣接した外壁材6の間に形成される横目地部8には、図3に示すように、当該横目地部8に沿って水を流すための樋状部21を備えた横目地部材20が設置され、上下の外壁材6A,6Bに圧接されている。
横目地部材20は、横目地部8の長手方向に連続した形状を有し、図4にも示すように、下側の外壁材6Bの上端面に密着固定される板状の横目地用基部22と、この横目地用基部22に長手方向に沿って上方に突設される二列の屋内側リップ状部23および屋外側リップ状部24と、横目地用基部22の屋内側の端部に突設された突出部27とを有して一体的に形成されている。
このような横目地部材20のうち、屋外側リップ状部24を除いた主な部分は、弾性を有する硬質の材料、具体的には、EPDM(エチレンプロピレンジエンラバー)により形成されている。
【0018】
横目地用基部22は、その下部に接着された両面テープ25を介して下側の外壁材6Bに接着固定されている。両面テープ25は、弾力性および防水性を有するブチルゴム系或いは天然ゴム系の材料からなる基材の両面に流性を有する粘着材を設けたものであり、横目地用基部22および下側の外壁材6Bに挟み込まれることによって弾性変形し、外壁材6Bの上端面および横目地用基部22に十分に密着固定されている。これにより、横目地用基部22は下側の外壁材6Bに面接触していてもその間からの毛管現象による水の浸入を阻止できる。
また、外壁材6A,6Bに圧縮されることにより、横目地部材20がU字状に撓んでその横目地用基部22がめくれ上がるのを防止するために、両面テープ25は、横目地用基部22の屋外側の端面近傍まで貼られている。なお、この両面テープ25は、横目地用基部22の屋外側の端面に達するように貼ってもよい。
【0019】
このような横目地用基部22に立設された屋内側リップ状部23および屋外側リップ状部24の間は、樋状部21とされている。
この樋状部21の底面、つまり、横目地用基部22の上面のうち一対のリップ状部23,24の間の部分である樋状部底面26には、屋内側リップ状部23から屋外側リップ状部24に向かう下り勾配が形成され、水が樋状部21内の屋外側の部分に沿って流れるようになっている。
また、屋外側リップ状部24は、屋内側リップ状部23よりも軟質の材料、具体的には、CSM(クロロスルホン化ポリエチレン)からなり、美観を確保するために、外壁材6,7と略同じ色に形成され、外壁材6,7と略同じ質感にするためのエンボス加工が施されている。この屋外側リップ状部24は、横目地用基部22の屋外側の端面を覆うように設けられている。
本実施形態の横目地部材20は、このCSMおよび前述したEPDMを用いて、一体的に押出し成形すること等により成形されている。
【0020】
このような屋外側リップ状部24には、屋内側リップ状部23に向かって突出する支持用突起30が設けられ、この支持用突起30の突出方向先端には、上方に突出して上側の外壁材6Aの下端面に圧接される上側支持片31と、下方に突出して横目地用基部22に結合された下側支持片32とが設けられている。これらの支持片31,32は、外壁材6A,6Bに挟み込まれて圧縮されるため、横目地用基部22は、下側支持片32との結合部分で、下側の外壁材6Bに対して押圧されるようになる。
このような支持片31,32により、樋状部21内の空間は、屋内側と屋外側とに区画され、このうち、屋外側の空間は、支持用突起30によって上下に分割されている。
【0021】
この支持用突起30には、その中間部分を上下に貫通する排水孔33が設けられ、この排水孔33から、支持用突起30よりも下側の空間に水を導入できるようになっている。
排水孔33は、表面張力が働かない程度の大きさの長孔状に形成され、支持用突起30の剛性を確保できるように、支持用突起30の長手方向に沿って間欠的に設けられている。
【0022】
屋内側リップ状部23および突出部27の間には、樋状部21と平行な排水溝28が形成され、樋状部21から屋内側リップ状部23を越えて屋内側に浸入した水を捕捉できるようになっている。
また、突出部27は、一対のリップ状部23,24よりも低い高さ、具体的には、上側の外壁材6Aの下端面に接触しない高さに形成されている。これにより、突出部27および上側の外壁材6Aの間からの毛管現象による浸水を確実に防止できる。
【0023】
このように構成された横目地部材20は、図5に示すように、外壁材6A,6Bに上下から挟み込まれている。
屋内側リップ状部23および屋外側リップ状部24は、弾性変形して、その各先端は、上側の外壁材6Aの下端面に圧接されて隙間なく密着している。
支持用突起30の上側支持片31の先端は上側の外壁材6Aの下端面に圧接されて密着している。これにより、横目地用基部22は、下側支持片32との接合部分で下側の外壁材6Bに対して押圧されている。
また、支持用突起30は、屋外側リップ状部24の中央部分が屋内側に撓むように接続されているので、外壁材6A,6Bにより挟み込んだときに、屋外側リップ状部24の上端部が屋内側に折れ曲がることないから、防水性を損うことなく設置できる。
【0024】
図1に戻って、ユニット式建物1の入隅部1Bにおいて、上下に積層された角隅部用の外壁材7の間に形成された横目地部8には、図6に示すように、平面視で略L字状に湾曲した形状にした以外は、前述した横目地部材20と略同様な横目地部材80が設けられている。
なお、この横目地部材80の説明にあたって、前述した図3〜図5と同じ構成要素については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
下側の外壁材7(上側の外壁材については図示省略)の上端の屋内側のコーナー部には切欠き部71が形成され、外壁材7を柱11(図2参照)に固定するブラケット72を取り付けるようになっている。
【0025】
横目地部材80は、平面視で略L字状に形成され、その角部は湾曲した形状とされ、これにより、横目地部材80の角部のうち最も屋内側に出っ張る頂部80Aは、外壁材7の上端面に支持され、下方に撓まないようになっている。
このような横目地部材80の角部において、樋状部81および排水溝88は湾曲しており、この湾曲に沿って水が流通するようになっている。
また、排水溝88から水が屋内側に溢れ出すのを防止するために、当該排水溝88を構成する突出部87は、前述した横目地部材20の突出部27(図3〜図5参照)よりも、上方への突出高さが高くされ、排水溝88の容積が拡張されている。
さらに、上側支持片31の上端部には、毛管現象等による屋内側への水の浸入を抑制するために、ブチルゴムを主成分とした粘着材89が設けられ、上側の外壁材(図示省略)に密着するようになっている。
【0026】
一方、図7および図8に示すように、左右に隣接した外壁材6Aの間、外壁材6Bの間に形成された縦目地部9には、樋状部21および排水溝28に連通する排水路40が設けられ、樋状部21に沿って流れてきた水を排水路40を通じて下方に流し落とすようになっている。
この排水路40は、縦目地部9に屋外側から圧入された縦目地部材41により形成され、縦目地部9のうち、縦目地部材41から屋内側の部分で排水するようになっている。
【0027】
縦目地部材41は、縦目地部9に係止される縦目地係止部42と、この縦目地係止部42の屋外側の端部に設けられて縦目地部9を塞ぐ縦目地止水部43とを備えている。
縦目地係止部42は、弾性を有する硬質の材料、具体的には、EPDMにより形成され、図9にも示すように、縦目地部9内に挿入される挿入部51と、この挿入部51から左右の外壁材6A,6Bの各側端面に向かって突出した封止片52とを有して構成されている。これらの封止片52は、縦目地部材41を縦目地部9に圧入したときに、弾性変形してその突出方向先端部が各外壁材6A,6Bの側端面に圧接され、これにより、縦目地部9に係止されるようになっている。
【0028】
縦目地止水部43は、縦目地係止部42よりも軟質の材料、具体的には、CSMからなり、美観を確保するために、外壁材6,7と略同じ色に形成され、外壁材6,7と略同じ質感にするためのエンボス加工が施されている。
これらの材質からなる本実施形態の縦目地部材41は、CSMおよび前述したEPDMを用いて、縦目地係止部42および縦目地止水部43を一体的に押出し成形すること等により成形されている。
【0029】
この縦目地止水部43は、挿入部51の屋外側の端面を覆うように設けられた止水面53と、この止水面53の幅方向(縦目地部9の長手方向と直交する方向)端部および挿入部51の中間部分をそれぞれ連結する連結面54とを備え、挿入部51の屋外側の端部を含んで、縦目地9の長手方向に連続した矩形筒状に形成されている。
連結面54には、横目地部材20の長手方向端面に沿う平面部54Aが形成されている。この平面部54Aは、外壁材6A,6Bの各側端面に圧接されるとともに、横目地部8および縦目地部9の交差部分においては、横目地部材20の屋外側リップ状部24の長手方向端面に圧接されて密着するようになっている。
【0030】
また、図7および図8に示すように、横目地部8および縦目地部9の交差部分には、横目地部材20および縦目地部材41よりも屋内側に、柔軟性を有する発泡体からなるバックアップ材60が配置されている。
このバックアップ材60は、縦目地部9を横断して横目地部8に配置された横止水部61と、この横止水部61から縦目地部9に沿って下方に延びる縦止水部62とを有して略T字状に形成されている。
この縦止水部62の屋外側の面62Aの下部には、屋外側に向かう下り傾斜が付けられている。縦止水部62の傾斜方向下端部は、縦目地部材41に当接され、バックアップ材60の屋外側の面62Aに沿って流れた落ちた水を、縦目地部材41に伝わせて排水できるようになっている。
また、バックアップ材60の屋内側の面は、外壁材6A,6Bの屋内側の面と平行に形成され、これらの外壁材6A,6Bの屋内側の面と面一になるように設置されている。
【0031】
このようなバックアップ材60は、目地部8,9の交差部分において、下側で左右に隣接した外壁材6Bにそれぞれ取り付けられた一対の止水ブロック60A,60Bにより構成されている。これらの止水ブロック60A,60Bは、互いに対称な略L字状に形成され、それぞれ前記隣接した外壁材6Bの対向する各角部に取り付けられ、外壁材6Bを隣接配置した状態で互いに密着している。
【0032】
なお、図示しないが、左右に隣接した外壁材6,7の間に形成された縦目地部9にも、同様な構造の排水路が形成されている。
【0033】
本実施形態においては、次のような手順で横目地部8および縦目地部9の防水処理を行う。
先ず、長尺に成形して巻き取っておいた横目地部材20を横目地部8の長手方向寸法、つまり、外壁材6の上端面の長手方向寸法に応じた長さに切断し、これとは別に、入隅部用に略L字状に形成した横目地部材80を用意しておく。
また、縦目地部材41も予め長尺に成形して巻き取っておき、一階および二階部分の縦目地部9を連続して塞ぐ長さに切断する。
【0034】
そして、ユニット式建物1の一階部分に配置される建物ユニット3の外壁材6,7の上端面、つまり、横目地部8を構成する下側の外壁材6B,7の上端面に、両面テープ25によって横目地部材20,80を密着固定する。
このとき、樋状部21にはその長手方向に沿った勾配が形成される。すなわち、外壁材6を骨組み4に通常の作業で取り付けた場合、その上端面を厳格に水平面に保った状態で取り付けることは困難である。そこで、その取付け時に生じる傾きを利用して樋状部21に長手方向に沿った勾配を形成できる。
【0035】
また、一階の建物ユニット3の外壁材6,7の側端面の上端部、つまり、目地部8,9の交差部分において下側となる外壁材6B,7の各側端面の上端部には、止水ブロック60A,60Bを密着固定する。このとき、止水ブロック60A,60Bを正確に位置決めするために、止水ブロック60A,60Bの屋内側の面が外壁材6B,7の各屋内側の面と面一になるように設置する。
【0036】
これらの横目地部材20,80および止水ブロック60A,60Bの取付けは、建物ユニット3の組立てとともに工場で予め行ってもよく、建設現場において建物ユニット3を施工する際に行ってもよい。
【0037】
次に、建設現場において建物ユニット3を基礎2上に順次積層配列する。
この際、一階の建物ユニット3を水平方向に隣接配置すると、左右に並列配置された外壁材6Bの間で、止水ブロック60A,60Bが互いに密着するとともに、止水ブロック60A,60Bの設置時に若干の傾きが生じても、これらの止水ブロック60A,60Bからなるバックアップ材60の屋外側の面62Aには、屋外側に向かう下り勾配が形成される。
そして、一階の建物ユニット3の上に二階の建物ユニット3を積層すると、上下に隣接配置される外壁材6A,6Bの間、外壁材7の間で、それぞれ横目地部材20,80の屋内側リップ状部23、屋外側リップ状部24および支持片31,32が弾性変形して、その各上端部が上側の外壁材6A,7の下端面に圧接されるようになる。
また、バックアップ材60が上側の外壁材6A,7により押圧されて弾性変形し、その横止水部61が上下の外壁材6A,6B,7に密着する。
【0038】
この後、縦目地部材41を縦目地部9に屋外側から圧入して、バックアップ材60の屋外側の面62Aの傾斜方向下端部に当接させる。すると、縦目地部材41の縦目地止水部43は弾性変形して、その平面部54Aが横目地部材20,80の屋外側リップ状部24の長手方向端面に追従するようになり、互いに柔軟性を有するため、隙間なく密着するようになる。
【0039】
このように構成された本実施形態の外壁の目地構造では、横目地部8において、雨水のほとんどは屋外側リップ状部24で遮られ、この屋外側リップ状部24を越えて屋内側に浸入した雨水は、樋状部21,81で捕捉され、この樋状部21,81に沿って排水路40まで流れるようになる。
【0040】
横目地部材20において、樋状部21で捕捉された水は、横目地部材20の設置時に樋状部底面26に形成された長手方向の勾配に従って、上下の外壁材6A,6Bの間を横目地部8の長手方向に沿って流れる。このとき、水は樋状部底面26の屋外側に向かう下り勾配により樋状部21内の屋外側の部分を流れる。
【0041】
具体的には、屋外側リップ状部24および上側の外壁材6Aの間から浸入した雨水は、先ず、上側支持片31で止水されて、支持用突起30の上面を流れて、排水孔33から支持用突起30よりも下側の空間、つまり、下側支持片32および屋外側リップ状部24の間の空間を通じて排水路40まで導かれる。
この支持用突起30の下側の空間よりも水量が多く、排水孔33から水が溢れた場合、水は、支持用突起30よりも上側の空間、つまり、上側支持片31および屋外側リップ状部24の間の空間を通じて流れるようになる。
そして、上側支持片31および上側の外壁材6Aの間から屋内側に浸入した雨水は、屋内側リップ状部23で止水され、樋状部21のうち、屋内側リップ状部23および支持片31,32の間の空間を通じて、排水路40まで導かれる。
【0042】
毛管現象等により、樋状部21よりも屋内側に浸入した水、つまり、屋内側リップ状部23および上側の外壁材6Aの間から屋内側に浸入した雨水は、突出部27により止水され、排水溝28を通じて排水路40に導入される。
この突出部27は、上側の外壁材6Aに接触していないので、この突出部27および外壁材6Aの間から毛管現象によって屋内側に浸水することはない。
【0043】
また、入隅部用の横目地部材80においても、横目地部材20の場合と同様に、雨水は、樋状部81および排水溝88に沿って排水路40に導入される。
このとき、横目地部材80の角部は湾曲しているため、外壁材7の切欠き部71に被さる部分が少ないうえ、横目地部材80の頂部80Aは、下側の外壁材7の上端面に支持されているので、横目地部材80の角部が下方に垂れ下がることがないから、樋状部81の角部における水の滞留を防止できる。また、排水溝88の容積は拡大されているため、樋状部81よりも屋内側に浸入する雨水の量が多くても、排水溝88を通じて確実に排水することができる。
【0044】
このように樋状部21,81および排水溝28,88を流れた水は、横目地部8および縦目地部9の交差部分で排水路40に導入され、この排水路40に沿って流れ落ちて排水される。具体的には、縦目地部9において、雨水は、縦目地部材41の縦目地止水部43よりも屋内側の部分を流れるようになる。
この目地部8,9の交差部分において、樋状部21,81および排水溝28,88から、縦目地部材41よりも屋内側の部分に導入された水は、バックアップ材60により止水され、その屋外側の面62Aを伝わって、その傾斜に沿って屋外側に導かれる。そして、縦止水部62の屋外側の面62Aに沿って流れた水は、その傾斜方向下端部から縦目地部材41の縦目地係止部42を伝わって下方に流し落とされる。これにより、雨水は、バックアップ材60および縦目地部材41の間を自然落下することがなくなるので、雨水のバックアップ材60よりも屋内側への浸入を防止できる。
【0045】
一方、縦目地部9においては、雨水のほとんどは縦目地部材41の縦目地止水部43により遮断される。縦目地止水部43を越えて縦目地部9に浸入した水はそのまま排水路40に導入されて下方に流し落とされる。
【0046】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、バックアップ材60の屋外側の面62Aには、屋外側に向かう下り傾斜が付けられているため、横目地部8および縦目地部9の交差部分において、バックアップ材60により止水された雨水は、その屋外側の面62Aの下り傾斜に沿って屋外側に向かって流れ落ちるので、雨水が屋内側に向かうのを防止できるから、優れた防水性を確保できる。
また、バックアップ材60には、予め屋内側に向かう下り傾斜が付けられているので、バックアップ材60の設置時の傾きにより、その屋外側の面62Aに屋内側に向かう下り傾斜が形成されるのを確実に防止できる。従って、設置時の傾きを厳密に管理しなくてもよくなるから、バックアップ材60を簡単に設置できる。
【0047】
また、バックアップ材60の傾斜方向下端部を縦目地部材41に当接させたため、雨水は、バックアップ材60の屋外側の面62Aに沿って下方に流されてから、縦目地部材41を伝わって下方に流れ落ちるようになる。従って、バックアップ材60により止水された水が、当該バックアップ材60よりも下方で屋内側へ浸入するのを防止できる。
【0048】
そして、バックアップ材60は、横止水部61および縦止水部62を有して略T字状に形成されているので、横目地部材20,80の途切れた部分を屋内側から確実に覆うことができるから、優れた防水効果が得られる。
【0049】
さらに、バックアップ材60は、左右に隣接した外壁材6B,7にそれぞれ取り付けられた一対の止水ブロック60A,60Bからなるものであるため、止水ブロック60A,60Bを予め各外壁材6B,7に取り付けておけば、外壁材6B,7を並設するだけで、横目地部8および縦目地部9の交差部分にバックアップ材60を簡単に設置できる。
また、止水ブロック60A,60Bは互いに密着しているため、これらのブロック60A,60B間からの雨水の浸入を確実に防止できる。
【0050】
そして、バックアップ材60の屋内側の面は、外壁材6,7の屋内側の面と平行にされているので、止水ブロック60A,60Bを外壁材6,7の屋内側の面と面一になるように配置するだけで、外壁材6,7に対して簡単に位置決めできるから、バックアップ材60の設置を一層容易化できる。
【0051】
また、バックアップ材60は、発泡体からなるものであるため、柔軟性を確保できるので、バックアップ材60が弾性変形して外壁材6,7に追従するようになるから、バックアップ材60および外壁材6,7の間に優れた水密性を確保できる。
【0052】
さらに、横目地部材20,80では、横目地用基部22に立設されたリップ状部23,24の間が樋状部21,81とされているので、雨水のほとんどを屋外側リップ状部24で遮ることができるうえ、この屋外側リップ状部24を越えて屋内側に浸入した雨水は、樋状部21,81を通じて排水できるから、横目地部材20,80よりも屋内側への水の浸入を確実に防止できる。
また、リップ状部23,24は上側の外壁材6A,7の下端面に圧接されるので、横目地部材20,80と上側の外壁材6A,7との間で高い防水性を確保できる。
【0053】
さらに、横目地部材20,80の設置にあたっても、横目地用基部22を下側の外壁材6B,7の上端面に密着固定しておき、この下側の外壁材6B,7上に上側の外壁材6A,7を配置して横目地部材20,80を挟み込むだけでよいので、簡単に設置できる。
そして、横目地用基部22は板状に形成されているので、下側の外壁材6B,7の上端面に大面積で密着固定でき、横目地用基部22と下側の外壁材6B,7との間に優れた防水性が得られる。
【0054】
そして、樋状部底面26には、屋外側に向かう下り勾配が形成されているので、水が樋状部21,81の各空間の屋外側の部分に沿って流れるようになり、屋内側に向かうのを防止できるので、横目地部8の防水性を一層高めることができる。
【0055】
さらに、横目地用基部22の屋内側端部には、突出部27,87が立設されているので、毛管現象により屋内側リップ状部23を越えて屋内側に浸入した水を突出部27,87で止水でき、排水溝28,88に沿って確実に排水できるので、優れた防水効果を期待できる。
【0056】
そして、屋外側リップ状部24には、上側支持片31および下側支持片32を有する支持用突起30が突設されているため、下側支持片32によって横目地用基部22が下側の外壁材6Bの上端面に押圧されるから、横目地用基部22と下側の外壁材6Bとの密着性を高めることができる。
【0057】
また、下側支持片32は横目地用基部22に連結されているため、その連結部分で横目地用基部22を確実に押圧することができるうえに、横目地部8に設置したときに屋外側リップ状部24を屋内側に撓んだ姿勢に確実に保持できる。
【0058】
さらに、支持用突起30には排水孔33が形成されているので、この排水孔33から支持用突起30よりも下側の空間にも雨水を導くことができるようになり、上側支持片31を越えて屋内側に浸入する水の量を少なくできるから、防水効果を高めることができる。
さらに、支持用突起30よりも下側の空間にも雨水を流通させることができるため、樋状部21,81の空間を有効利用できる。従って、樋状部21,81で捕捉可能な水量を増やせるから、水量が多い場合でも、樋状部21,81からの水の溢れを抑制できる。
とくに、横目地部材20の樋状部21のうち、排水性の悪い長手方向の中間部分においては、流通可能な水量を多くできるので、優れた防水性が得られる。
【0059】
そして、入隅部1B用の横目地部材80の角部の屋内側の部分は湾曲しているため、横目地部材80の角部のうち、外壁材7の上端の切欠き部71に被さる部分を少なくすることができるうえ、頂部80Aを外壁材7に支持させることができるので、横目地部材80の角部の下方への撓みを防止できる。従って、樋状部81の角部における水の滞留を防止できるため、優れた防水性を確保できる。
また、樋状部81において、その角部に向かって雨水が流れても、この雨水を角部の湾曲に沿って樋状部81の端部まで円滑に流通させることができるので、樋状部81の角部における雨水の滞留およびオーバーフローを防止できるから、防水性を向上できる。
【0060】
さらに、入隅部1B用の横目地部材80の上側支持片31には、上側の外壁材7に密着する粘着材89が設けられているので、この粘着材89を介して上側支持片31を上側の外壁材7に確実に密着させることができる。従って、上側支持片31および上側の外壁材7の間から屋内側に水が浸入するのを抑制できるから、防水効果を高めることができる。
また、粘着材89はブチルゴムを主成分とするものであるため、優れた耐候性を確保できる。
【0061】
そして、縦目地部9には排水路40が設けられているので、樋状部21,81および排水溝28,88に沿って流れてきた水を排水路40を通じて確実に流し落とすことができるため、良好な防水性が得られる。
また、本実施形態の排水路40は、縦目地部材41を圧入するだけで簡単に形成できる。
【0062】
さらに、縦目地部材41は、縦目地部9を塞ぐ縦目地止水部43を有するため、縦目地部9から浸入しようとする雨水のほとんどを縦目地止水部43によって遮ることができるうえ、縦目地止水部43を越えて屋内側に侵入した水は排水路40を通じて下方に流すことができるから、縦目地部9に良好な防水性を確保できる。
【0063】
また、縦目地止水部43は、縦目地係止部42よりも軟質の材料であるCSMからなるため、容易に変形して横目地部材20,80の端面に追従するようになり、縦目地止水部43を横目地部材20,80の端面、具体的には、屋外側リップ状部24の端面に密着させることができる。従って、横目地部材20および縦目地部材41の接続部分からの浸水を確実に防止できるため、優れた防水性を確保できる。
さらに、横目地部材20,80の屋外側リップ状部24も軟質のCSMにより形成されているので、この屋外側リップ状部24の端面に縦目地止水部43を圧接させたときに容易に変形して縦目地止水部43の平面部54Aに追従するから、優れた密着性を確保でき、防水性を一層向上できる。
【0064】
そして、縦目地止水部43は筒状に形成されているため、その長手方向と直交する方向に大きく変形させることができるから、より優れた柔軟性が得られ、横目地部材20,80の端面に一層確実に追従させることができる。
【0065】
また、縦目地止水部43は、横目地部材20,80の端面に沿う平面部54Aを有するため、屋外側リップ状部24が撓んでいても、平面部54Aを屋外側リップ状部24の長手方向端面に確実に面接触させることができるので、屋外側リップ状部24と縦目地止水部43とを隙間なく接続できるから、優れた防水性を確保できる。
【0066】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態では、バックアップ材60の屋外側の面62Aの下部に屋外側に向かう下り傾斜を付けたが、屋外側の面の全面に下り傾斜を付けてもよい。
また、バックアップ材は、一対の止水ブロックからなるものに限定されず、三つ以上の止水ブロックにより構成してもよく、或いは、一体的に形成してもよい。
【0067】
そして、前記実施形態では、縦目地部材41の縦目地止水部43を筒状に形成したが、中実に形成してもよく、これによると、横目地部材の端面への追従性は若干低下するが、剛性が高められるので、縦目地部材の圧入作業を容易化できる。
さらに、前記実施形態の入隅部用の横目地部材80の角部は、全体的に湾曲した形状を有していたが、屋内側の部分だけ湾曲させて、屋外側の部分は屈曲した形状としてもよい。
【0068】
また、前記実施形態の外壁材6,7は、比較的厚く形成される軽量気泡コンクリート製であったが、これよりも薄いサイディング材等により外壁材を形成してもよい。しかし、本発明は外壁材と外壁材との間の空間を利用して水を流す構造であるため、外壁材は厚い方が好ましい。
さらに、以上に述べた実施形態では、ユニット式建物の外壁の目地構造について説明したが、本発明は、ユニット式建物の外壁に限定されず、複数の外壁材を並設した外壁であれば、ユニット工法以外の工法によって建てられた建物の外壁にも適用できる。例えば、本発明は、鉄骨軸組みフレーム等に外壁材を並べて取り付けた外壁等に適用してもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、縦目地止水部を縦目地係止部よりも軟質の材料により形成したため、容易に変形して横目地部材の長手方向端面に追従するようになり、縦目地止水部を横目地部材の端面に密着させることができる。従って、横目地部および縦目地部の交差部分から屋内側への水の浸入を確実に防止できるため、優れた防水性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の建物ユニットを一部破断して示す斜視図。
【図3】前記実施形態の横目地部材を示す斜視図。
【図4】前記実施形態の横目地部材を示す図。
【図5】前記実施形態の横目地部材の設置状態を示す断面図。
【図6】前記実施形態の入隅部用の横目地部材を示す斜視図。
【図7】前記実施形態の横目地部および縦目地部の交差部分を示す斜視図。
【図8】前記実施形態の横目地部および縦目地部の交差部分を示す分解斜視図。
【図9】前記実施形態の縦目地部材を示す図。
【符号の説明】
1 ユニット式建物
1B 入隅部
6,6A,6B 外壁材
7 外壁材
8 横目地部
9 縦目地部
20,80 横目地部材
21,81 樋状部
23 屋内側リップ状部
24 屋外側リップ状部
30 支持用突起
31 上側支持片
32 下側支持片
33 排水孔
40 排水路
41 縦目地部材
42 縦目地係止部
43 縦目地止水部
54A 平面部
60 バックアップ材
60A,60B 止水ブロック
61 横止水部
62 縦止水部
89 粘着材

Claims (3)

  1. 複数の外壁材を上下左右に並設した外壁の目地構造であって、
    上下に隣接した前記外壁材の間に形成される横目地部には、当該横目地部に沿って水を流すための樋状部を備えた横目地部材が設けられ、
    左右に隣接した前記外壁材の間に形成される縦目地部には、前記樋状部からの水を下方に流し落とす排水路を形成するための縦目地部材が屋外側から圧入され、
    この縦目地部材は、前記縦目地部に係止される縦目地係止部と、この縦目地係止部の屋外側の端部に設けられて前記縦目地部を塞ぐ縦目地止水部とを備え、
    この縦目地止水部は、前記縦目地係止部よりも軟質の材料からなり、かつ、前記横目地部および縦目地部の交差部分で、前記横目地部材の端面に圧接され
    前記横目地部材は、前記下側の外壁材の上端面に密着固定される板状の横目地用基部と、この横目地用基部の上に突設された一対のリップ状部とを備え、
    前記樋状部は、これらの一対のリップ状部の間に形成され、
    前記一対のリップ状部のうち屋外側のリップ状部は、屋内側のリップ状部よりも軟質の材料により形成され、
    この屋外側のリップ状部の端面に前記縦目地止水部が圧接されていることを特徴とする外壁の目地構造。
  2. 請求項1に記載した外壁の目地構造において、
    前記縦目地止水部は、前記縦目地部の長手方向に連続した筒状に形成されていることを特徴とする外壁の目地構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載した外壁の目地構造において、前記縦目地止水部は、前記横目地部材の端面に沿う平面部を有することを特徴とする外壁の目地構造。
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