JP2000144992A - カーテンウォール - Google Patents

カーテンウォール

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JP2000144992A
JP2000144992A JP10314386A JP31438698A JP2000144992A JP 2000144992 A JP2000144992 A JP 2000144992A JP 10314386 A JP10314386 A JP 10314386A JP 31438698 A JP31438698 A JP 31438698A JP 2000144992 A JP2000144992 A JP 2000144992A
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JP
Japan
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cubic
indoor side
attached
water receiver
ridge
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JP10314386A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yasuda
俊之 安田
Hirotaka Abe
裕孝 阿部
Naoyuki Kato
尚之 加藤
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上の方立から下の方立に雨水が確実の流れ落
ちるし、方立の施工を容易とする。 【解決手段】 下の方立1と上の方立1をジョイントス
リーブ42で連結し、このジョイントスリーブ42に水
受け82を取付ける。この水受け82は平面略コ字形で
下の方立1と上の方立1を覆って上の方立1の排水用溝
と下の方立1の配する用溝を連続する。これによって、
上の方立1の排水用溝の雨水等が水受けで下の方立の排
水用溝に確実に流れ落ちるし、下の方立に水受けを取付
けたジョイントスリーブを取付けることで方立を順次積
み重ね連結できて施工性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方立式のカーテン
ウォールに関する。
【0002】
【従来の技術】方立式のカーテンウォールは左右の方立
間に無目を連結して枠部を形成し、その枠部にパネルを
装着したものであり、その方立は高さ方向に複数連結さ
れる。かかる方立式のカーテンウォールにおいては方立
とパネルの装着部等から雨水等が方立内部に浸入する。
このために方立下部にキャッチパンを取付け、その方立
内部に浸入した雨水をキャッチパンでその方立に連結し
た無目に流れるようにし、その無目の上面を水平に対し
て室外側が低く室内側が高い斜めとし、その無目の上面
に沿って室外側に流れ落ちるようにしている。
【0003】方立式のカーテンウォールとしては、方立
が鉛直面に対して傾斜した傾斜カーテンウォールが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の傾斜カーテンウ
ォールにおいては無目の上面を方立の傾斜角度を考慮し
て斜めとするので、方立の傾斜角度が異なる場合には上
面の角度が異なる無目を用いなければならず、断面形状
が異なる複数の無目を製作準備しなければならない。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたカーテンウォールを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、室外側に
パネル収納部、このパネル収納部の室内側に排水用溝、
この排水用溝の室内側に連結用中空部を有する断面形状
の長尺材で、連結用中空部に嵌合したジョイントスリー
ブで高さ方向に順次連結される複数の方立と、上下にパ
ネル収納部を有し、左右に隣接した方立間に取付けられ
て四周連続したパネル収納部を有する枠部を形成する複
数の無目と、前記枠部に装着されるパネルと、前記ジョ
イントスリーブに取付けられ方立の室内寄り部分を覆う
平面略コ字状で下の方立の排水用溝と上の方立の排水用
溝を連続する水受けを備えていることを特徴とするカー
テンウォールである。
【0007】第2の発明は、第1の発明において連結用
中空部を有する方立本体と、この方立本体に取付けた室
外側押縁と、方立本体に取付けた左右一対の室内側押縁
で方立とし、方立本体をジョイントスリーブで連結し、
下の方立本体と上の方立本体に連続して室内側押縁を取
付け、水受けを左右一対の室内側押縁を覆う平面略コ字
形とし、この水受けと左右一対の室内側押縁との間及び
水受けと上下の方立本体との間にシール材を装着したカ
ーテンウォールである。
【0008】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て無目を、中空形状の室内側部と上下の室外側パネル収
納部を有する形状とし、この無目の長手方向端部に室内
側部の中空部を閉塞する小口塞ぎ板を取付け、この小口
塞ぎ板の室内側下部に水切り部を設け、前記無目を方立
のパネル収納部内に突出して方立に取付けたカーテンウ
ォールである。
【0009】第4の発明は、第3の発明において前記無
目の室内側部上面に上向凹部を長手方向に連結して形成
したカーテンウォールである。
【0010】
【作 用】第1の発明によれば、上の方立の排水用溝
と下の方立の排水用溝が水受けで連続しているから、方
立が鉛直面に対して傾斜している場合でも上の方立の排
水用溝に浸入した雨水は下の方立の排水用溝に確実に流
れ落ちる。これにより、無目の上面角度は任意であるか
ら、方立の傾斜角度が異なる場合でも同一断面形状の無
目を用いることができる。
【0011】水受けは方立の室内寄り部分を覆う平面略
コ字状で、ジョイントスリーブに取付けてあるから、そ
のジョイントスリーブとともに下の方立にあらかじめ取
付け、下方の方立を建物躯体に取付けた後に上の方立を
ジョイントスリーブをガイドとして取付けることで上の
方立が水受け内に嵌まり合う。これによって、方立を下
から順に積み上げるようにして取付けでき、施工が容易
である。
【0012】第2の発明によれば、上下の方立と水受け
との間がシール材で水密されるので、上の方立の排水用
溝内の雨水等が下の方立の排水用溝内に確実に流れ落
ち、その水受け部分から雨水等が外部に漏れることがな
い。
【0013】しかも、室内側押縁は上下の方立本体に連
続しているから、この室内側押縁と水受けとの間にシー
ル材を容易に装着できるし、水密性が向上する。
【0014】第3の発明によれば、無目のパネルよりも
室内側に浸入した雨水等は小口塞ぎ板に沿って流れ、水
切り部で水切りされて方立の排水用溝内で確実に流れ落
ちる。
【0015】第4の発明によれば、方立が鉛直面に対し
て傾斜し、無目が水平面に対して傾斜している場合で
も、その無目のパネルよりも室内側上面に浸入した雨水
は上向凹部に溜り、その上向凹部に沿って流れて方立の
排水用溝内に流れ落ちる。これによって、無目が水平面
に対して傾斜していても無目のパネルよりも室内側上面
に浸入した雨水が直接流れ落ちることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、高さ方向に複
数の方立1を順次連結し、その左右の方立1間に無目2
を連結して枠部3を形成し、その枠部3にパネル4を装
着して方立式のカーテンウォールを形成している。
【0017】前記方立1は図2に示すように、方立本体
10と室外側押縁20と左右一対の室内側押縁30で室
外側に左右一対のパネル収納部5、このパネル収納部5
の室内側に左右一対の排水用溝6、この排水用溝6の室
内側に連結用中空部7を有する断面形状である。
【0018】前記方立本体10は連結用中空部7を有す
る中空形状の基部11と、この基部11の面内方向両側
に室外側に向けて一体的に設けた板状の側部突出部12
と、基部10の面内方向中央部に室外側に向けて一体的
に設けた板状の中間部突出部13で断面略T字形の長尺
材で、中間部突出部13の先端に凹部14が長手方向に
連続して形成してある。中間部突出部13の先端寄りに
一対の第1係止部15が形成してあり、中間部突出部1
3の中間に左右一対の第2係止部16が形成してある。
【0019】前記室外側押縁20は面内方向に向う板状
の押え部21と、この押え部21の面内方向中間部に室
内側に向けて一体的に設けた板状の連結部22で断面略
T字形の長尺材で、その連結部22に一対の係止部23
が形成してある。室外側押縁20は連結部22の係止部
23を中間部突出部13の第1係止部15に係合して方
立本体10の室外側部に取付けられる。
【0020】前記室内側押縁30は面外方向に向う板状
の縦部31と、この縦部31に面内方向に向けて一体的
に設けた板状の連結部32で断面略T字形の長尺材であ
る。この室内側押縁30は縦部31の室内側係止部33
が側部突出部12の係止部12aに係止し、連結部32
の係止部34が中間部突出部13の第2係止部16に係
止して方立本体10に取付けられる。
【0021】室外側押縁20の押え部21と室内側押縁
30の縦部31でパネル収納部5を形成している。方立
本体10と室内側押縁30で排水用溝6を形成してい
る。
【0022】前記方立本体10の上端面は図3と図4に
示すように、側部突出部12、中間部突出部13の上部
を切欠きしてそれらの上端面12b,13aよりも基部
11の上端面11aが高い階段形状で、基部11の両側
壁11b,11bの室外寄り部分を室外側壁11cを残
して切り欠いて凹部17としてある。この凹部17は側
部突出部12の上端面12b、中間部突出部13の上端
面13aよりも低い。
【0023】前記方立本体10の下端面は図3に示すよ
うに、基部11の室外側壁11c以外の部分を切欠いて
基部11の下端面11dが側部突出部12、中間部突出
部13の下端面12c,13bよりも高い階段形状であ
る。
【0024】前記室外側押縁20の上端面20aは基部
11の上端面11aと同一高さで、室外側押縁20の下
端面20bは基部11の下端面11dと同一高さであ
る。前記室内側押縁30は上の無目2と下の無目2とに
亘って連続して取付けられ、上端面30aは上の無目2
の下面に接し、下端面30bは下の無目2の上面に接す
る。
【0025】図3に示すように方立1の上部寄りがファ
スナー40で建物躯体41に取付けられる。下の方立1
の上部にジョイントスリーブ42の下部が取付けられ、
そのジョイントスリーブ42の上部は上の方立1に嵌合
して上下の方立1を連結している。
【0026】具体的には、下の方立本体10の上端面
(基部11の上端面11a、側部突出部12の上端面1
2b、中央部突出部13の上端面13a)と上の方立本
体10の下端面(基部11の下端面11d、側部突出部
12の下端面12c、中央部突出部13の下端面13
b)は同一の間隔を置いて対向し、下の室外側押縁20
の上端面20aと上の室外側押縁20の下端面20bは
前記と同一の間隔を置いて対向している。
【0027】下の方立本体10の基部11と室外側押縁
20は上の方立本体10の側部突出部12、中間部突出
部13よりも若干上方に突出し、側部突出部12相互の
対向部、中間部突出部13相互の対向部よりも室外側押
縁20相互の対向部が高い。この室外側押縁20相互の
対向部はシール材24でシールしてある。
【0028】室内側押縁30は上下の無目2間に連続し
て取付けてあるので、上下の方立本体10の対向部にお
いて室内側押縁30が連続する。これによって室内側押
縁30によって上の排水用溝6と下の排水用溝6が連続
する。
【0029】前記ファスナー40は建物躯体41に固着
したプレート43に筒体44を固着し、その筒体44に
ねじ合したねじ杆45に取付プレート46を固着し、そ
の取付プレート46をボルト47とナット48で方立本
体10の基部11にジョイントスリーブ42の下部とと
もに取付けてある。
【0030】前記ジョイントスリーブ42は図2に示す
ように、中空本体49の室外側面にヒレ片50を一体的
に設けた断面形状の長尺材で、方立本体10の連結用中
空部7内に嵌合してある。この中空本体49内に前記の
ナット48が固定してあり、取付プレート46、基部1
1の室内側壁11eを貫通してボルト47をナット48
にねじ合する。
【0031】前記無目2は図3、図5に示すように、中
空形状の室内側部60と、横板61と縦板62で倒T字
形の室外側部63で室内側中空部64と上向き、下向き
の室外側パネル収納部65を有し、室内側部60の上部
に上向き凹部66、室内側部60の室内壁60aに凹条
溝67を有する断面形状の長尺材で、室内側部60の端
面に小口塞ぎ板68がシーラーを介して取付けて室内側
中空部64を閉塞している。この小口塞ぎ板68の室内
側下部に水切り部69が下向きに一体的に設けてあり、
この水切り部69は室内側部60の下面よりも下方に突
出している。室内側部60がブラケット70で方立1に
連結してある。
【0032】前記ブラケット70は図2に示すように、
一側片71と他側片72で平面形状鉤形で、一側片71
が方立本体10の基部11の両側壁11bにボルト73
とナット74で取付けてある。前記他側片72は面内方
向に向けて円弧状に湾曲した室外面72aと室内面72
bを有する。前記室内側部60の室内壁60aの凹条溝
67にボルト75の頭部が挿入して取付けてある。この
ボルト75が他側片72の透孔76を挿通し、座金77
を介してナット78をねじ合して取付けてある。
【0033】このようであるから、無目2を方立1に直
角に対して斜めの姿勢で取付けできる。
【0034】無目2の端部は方立1の上下の室内側押縁
30間からパネル収納部5、排水用溝6内に突出し、中
間部突出部13に取付けた受け具79で支持してある。
【0035】前記パネル4は各パネル装着部内に挿入さ
れて室外側シール材80と室内側シール材81でそれぞ
れシールしてある。
【0036】前記ジョイントスリーブ42に水受け82
が取付けてある。この水受け82は図4と図6に示すよ
うに面内方向に向う背面板83と左右一対の室外側に向
う側面板84で平面形状が室外側に向いたコ字形状で、
左右一対の側面板84の間隔は方立1の左右の室内側押
縁30間の寸法よりも大きい。ジョイントスリーブ42
のヒレ片50の上下中間部を切欠き、背面板83を中空
本体49にビス85で取付けてある。
【0037】前記水受け82の下部は下の方立1の方立
本体10の基部11に形成した切欠き17内に入り込
み、水受け82の下端部は下の方立1の側部突出部12
の上端面12bよりも下方で、水受け82の上端部は上
の方立1の側部突出部12の下端面12cよりも上方で
ある。左右の側面板84の先端面(室外側面)は室内側
押縁30まで突出している。つまり、水受け82は下の
方立1と上の方立1の対向部において下の方立1と上の
方立1に跨って取付けられ、不連続である下の方立本体
10の左右の側部突出部12と上の方立本体10の左右
の側部突出部12を連続して上の方立1の排水用溝6と
下の方立1の排水用溝6を連続している。
【0038】前記水受け82と上下の方立1との間はシ
ール材でシールしてある。具体的には下の方立本体10
の側部突出部12、室内側押縁30と側面板84の下部
寄りとの間及び下の方立本体10の基部11の室外側壁
11cと背面板83の下部寄りとの間が先行シール材9
0でシールしてある。室内側押縁30と側面板84の先
端寄り縦部との間及び上の方立本体10の側部突出部1
2と側面板84の上部寄りとの間並びに上の方立本体1
0の基部11室外側壁11cと背面板83の上部寄りと
の間が後行シール材91でシールさせる。
【0039】このようであるから、上の方立1の排水用
溝6と下の方立1の排水用溝6が水受け12で水密に連
続する。また、室内側押縁30が上下の方立連結部にお
いて連続しているので、その室内側押縁30と側面板8
4の先端寄り縦部との間に後行シール材91を容易に装
着できるし、水密性が向上する。
【0040】以上のようであるから、方立1が図3に示
すように鉛直面に対して傾斜している場合に上の方立1
の排水用溝6に沿って流れた雨水等が水受け82によっ
て下の方立1の排水用溝6内に確実に流れ落ちる。
【0041】また、水受け82はジョイントスリーブ4
2にビス止めされているし、その水受け82は方立1の
室内寄り部を覆う大きさの平面略コ字形であるので、方
立1の上部にジョイントスリーブ42とともに水受け8
2を工場等であらかじめ取付けて先行シール材90を装
着し、カーテンウォールの施工現場においては方立1を
取付けた後に、その方立1に上の方立1をジョイントス
リーブ42に連結用中空部7を嵌合しながら連結するこ
とで上の方立1が水受け82に嵌まり合う。これによっ
て、方立1の連結作業が容易である。
【0042】また、無目2のパネル4よりも室内側に浸
入した雨水や結露水は無目2の室内側部60の上向凹部
66内に流れ込み、その上向凹部66に沿って方立1の
排水用溝6に落下する。この時、小口塞ぎ板68の室内
側下部に水切り部69があるので、その水切り部69で
水切りされて排水用溝6に確実に落下する。
【0043】このようであるから、方立1が鉛直面に対
して傾斜し、無目2が水平面に対して室内側が低く傾斜
している場合でも、無目2のパネル4よりも室内側上面
に浸入した雨水等が室内側に流れ落ちることなく方立1
の排水用溝6内に確実に落下することができる。
【0044】次にカーテンウォールの施工順序を説明す
る。工場等において方立本体10の連結用中空部7にジ
ョイントスリーブ42の下部を嵌合して取付け、このジ
ョイントスリーブ42に水受け82を取付けて先行シー
ル材90を装着してシールする。
【0045】カーテンウォールの施工現場において建物
躯体41の下部に最も下の方立本体10を左右方向に間
隔を置いて取付ける。このジョイントスリーブ42の上
部に上の方立本体10の連結用中空部7を嵌合し、その
嵌合部分をガイドとして上の方立本体10を下方に順次
移動して水受け82に嵌め込みする。この時、下の方立
本体10と上の方立本体10の間にスペーサ部材を介在
して上の方立本体10の高さを決め、その上の方立本体
10をファスナー40で建物躯体41に取付ける。
【0046】左右の方立本体10間に無目2をブラケッ
ト70で連結し、上下の無目2間に連続して室内側押縁
30を取付ける。水受け82と上の方立1との間に後行
シール材91を装着する。パネル4の上下縁を上下の無
目2のパネル収納部65に挿入し、方立本体10に室外
側押縁20を取付けてパネル4の左右縦縁を覆い、室内
側シール材81と室外側シール材80を装着する。な
お、室内側シール材81は定形シール材であるからあら
かじめ室内側押縁30、無目2に装着し、パネル4を装
着した後に湿式の室外側シール材80を充填して装着す
るようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、上の方立
の排水用溝と下の方立の排水用溝が水受けで連続してい
るから、方立が鉛直面に対して傾斜している場合でも上
の方立の排水用溝に浸入した雨水は下の方立の排水用溝
に確実に流れ落ちる。これにより、方立の傾斜角度が異
なる場合でも同一断面形状の無目を用いることができ
る。
【0048】水受けは方立の室内寄り部分を覆う平面略
コ字状で、ジョイントスリーブに取付けてあるから、そ
のジョイントスリーブとともに下の方立にあらかじめ取
付け、下方の方立を建物躯体に取付けた後に上の方立を
ジョイントスリーブをガイドとして取付けることで上の
方立が水受け内に嵌まり合う。これによって、方立を下
から順に積み上げるようにして取付けでき、施工が容易
である。
【0049】請求項2に係る発明によれば、上下の方立
と水受けとの間がシール材で水密されるので、上の方立
の排水用溝内の雨水等が下の方立の排水用溝内に確実に
流れ落ち、その水受け部分から雨水等が外部に漏れるこ
とがない。
【0050】しかも、室内側押縁は上下の方立本体に連
続しているから、この室内側押縁と水受けとの間にシー
ル材を容易に装着できるし、水密性が向上する。
【0051】請求項3に係る発明によれば、無目のパネ
ルよりも室内側に浸入した雨水等は小口塞ぎ板に沿って
流れ、水切り部で水切りされて方立の排水用溝内で確実
に流れ落ちる。
【0052】請求項4に係る発明によれば、方立が鉛直
面に対して傾斜し、無目が水平面に対して傾斜している
場合でも、その無目のパネルよりも室内側上面に浸入し
た雨水は上向凹部に溜り、その上向凹部に沿って流れて
方立の排水用溝内に流れ落ちる。これによって、無目が
水平面に対して傾斜していても無目のパネルよりも室内
側上面に浸入した雨水が直接流れ落ちることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの概略正面図である。
【図2】図1のA−A詳細断面図である。
【図3】図1のB−B詳細断面図である。
【図4】方立連結部の分解斜視図である。
【図5】図1のC−C詳細断面図である。
【図6】図5のD−D断面図である。
【符号の説明】
1…方立 2…無目 3…枠部 4…パネル 5…パネル収納部 6…排水用溝 7…連結用中空部 10…方立本体 20…室外側押縁 30…室内側押縁 42…ジョイントスリーブ 60…室内側部 65…室外側パネル収納部 66…上向き凹部 68…小口塞ぎ板 69…水切り部 82…水受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E002 NA01 NB01 NC04 NC07 PA01 QA05 QB01 QB04 QC05 UB02 VA01 WA19 XA06 XA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外側にパネル収納部、このパネル収納
    部の室内側に排水用溝、この排水用溝の室内側に連結用
    中空部を有する断面形状の長尺材で、連結用中空部に嵌
    合したジョイントスリーブで高さ方向に順次連結される
    複数の方立と、 上下にパネル収納部を有し、左右に隣接した方立間に取
    付けられて四周連続したパネル収納部を有する枠部を形
    成する複数の無目と、 前記枠部に装着されるパネルと、 前記ジョイントスリーブに取付けられ方立の室内寄り部
    分を覆う平面略コ字状で下の方立の排水用溝と上の方立
    の排水用溝を連続する水受けを備えていることを特徴と
    するカーテンウォール。
  2. 【請求項2】 連結用中空部を有する方立本体と、この
    方立本体に取付けた室外側押縁と、方立本体に取付けた
    左右一対の室内側押縁で方立とし、 方立本体をジョイントスリーブで連結し、 下の方立本体と上の方立本体に連続して室内側押縁を取
    付け、 水受けを左右一対の室内側押縁を覆う平面略コ字形と
    し、この水受けと左右一対の室内側押縁との間及び水受
    けと上下の方立本体との間にシール材を装着した請求項
    1記載のカーテンウォール。
  3. 【請求項3】 無目を、中空形状の室内側部と上下の室
    外側パネル収納部を有する形状とし、 この無目の長手方向端部に室内側部の中空部を閉塞する
    小口塞ぎ板を取付け、この小口塞ぎ板の室内側下部に水
    切り部を設け、 前記無目を方立のパネル収納部内に突出して方立に取付
    けた請求項1又は2記載のカーテンウォール。
  4. 【請求項4】 前記無目の室内側部上面に上向凹部を長
    手方向に連結して形成した請求項3記載のカーテンウォ
    ール。
JP10314386A 1998-11-05 1998-11-05 カーテンウォール Pending JP2000144992A (ja)

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