JP4454443B2 - サッシの取付構造 - Google Patents

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本発明は、いわゆる住宅用サッシをALC造又はRC造の建物の開口部に取付けるためのサッシの取付構造に関する。
ALC造又はRC造の建物の開口部にサッシを取付けるには、通常、サッシ枠の外周に対向する一対のアンカー取付用係止縁を一体に形成し、そのアンカー取付用係止縁に鋼製のアンカーを係止した後、そのサッシ枠を建物開口部に嵌合し、アンカーをALC壁体を支持するアングル材又はRC壁体に埋設された鉄筋に溶接して取り付けていた。従って、住宅用サッシ枠とは別個の形態のサッシ枠を製造する必要があるので、メーカ側にとっては製造コスト及び貯蔵コスト増大の原因であった。
そこで、コスト低減の目的で、住宅用サッシをALC造又はRC造の建物の開口部に取付ける試みがなされたことがある(例えば、特許文献1参照)。この先行技術は、建物開口部の内周に中空形材を矩形に連結してなる補助枠(アタッチメント枠)を固着して、木造住宅の開口枠と同じ枠体を形成し、その補助枠の屋外側面に住宅用サッシ枠の取付縁を当接して、屋外側からビスを取付縁と補助枠にねじ込んで固着するものである。
特開平10−131619号公報
しかしながら、上記先行技術は、補助枠を建物開口部に固定するために、外壁に孔を設けたり、ねじ受け部材を設けたりする手間が掛かるとともに、建物開口部に対して補助枠及びサッシ枠を十分な強度をもって固着することが容易でなく、さらに、サッシ枠の取付縁が補助枠の外面に当接して屋外側からビスで固着されるため、水密性確保と外観向上のために、補助枠の屋外側に化粧縁を装着する必要がある。従って、強度及び施工の面で問題がある。さらに、補助枠をその屋内側端部において建物開口部に固着し、サッシ枠の取付縁を補助枠の屋外側面に当接して取り付けるので、サッシ枠の窓開口部に対する位置関係が制約を受けることが多いという問題もあった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、取付縁を有する住宅用サッシを、簡単な施工で、しかも、十分大きな取付強度をもってALC造又はRC造の建物開口部にも取付けることができるサッシ取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、住宅用サッシ枠の外周に形成されている取付縁の屋外側面に中空形材を矩形に連結してなる補助枠を当接するとともに、前記取付縁の屋内側に取付金具を設けて、前記取付金具と前記補助枠を前記サッシ枠にビスにより固着し、前記取付金具をALC造又はRC造の建物の開口部に設けられたサッシ枠固定部材に直接又は間接的に固定するサッシの取付構造において、前記取付金具は、少なくとも補助枠の外周面に当接される第1辺とサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接される第2辺を一体に有し、前記第1辺は前記補助枠の外周面に前記ビスにより固着され、前記第2辺は前記サッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて、前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれる前記ビスにより固着されることを特徴としている(請求項1)。
記構成により、補助枠をサッシ枠の取付縁の屋外側面に当接して、取付縁の屋内側に取付金具を設けて、前記取付金具と前記補助枠をビスで前記住宅用サッシ枠に固着するので、取付縁よりも屋内側に取付金具をサッシ枠固定部材に固定する作業空間が確保される。従って、取付金具をALC造又はRC造の建物開口部に設けられたサッシ枠固定部材に容易に固定することができる。また、取付金具をALC外壁を支持するアングル材又はRC外壁に埋設されている鉄筋等のサッシ枠固定部材に溶接できるので、住宅用サッシ枠の建物開口部に対する取付強度が格段に大きくなる。
また、取付金具の第1辺は補助枠の外周面に固着され、取付金具の第2辺はサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれるビスにより固着されるから、取付金具と補助枠をサッシ枠に対して容易にかつ強固に取付けることができる。従って、住宅用サッシのALC造又はRC造の建物開口部に対する取付けを容易かつ堅固に行うことができる。
また、前記取付金具は、補助枠の外周面に当接される第1辺とサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接される第2辺と前記サッシ枠の前記取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面に当接される第3辺を一体に有し、前記第1辺は前記補助枠の外周面にビスにより固着され、前記第2辺は前記サッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて、前記第2辺と前記取付縁を貫通し前記補助枠にねじ込まれるビスにより固着され、前記第3辺は前記サッシ枠の前記取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面にビスにより固着されるものを用いることもできる(請求項)。
このような取付金具の構造及び取付態様により、補助枠と取付金具とサッシ枠の相互結合が、特に取付金具とサッシ枠との結合が、さらに強固にされる。そして、その取付金具がALC造又はRC造の建物開口部に設けられたサッシ枠固定部材に固定されるので、住宅用サッシをALC造又はRC造の建物開口部に対する取付が一層堅固になる。
補助枠の上横部材及び左右縦部材には、屋外側端部においてサッシ枠の開口方向に突出する気密材保持部が形成され、その気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される気密材が設けられていることが望ましい(請求項)。
このような構成により、補助枠とサッシ枠の屋外側部分の間からの雨水浸入が阻止される。
補助枠の上横部材及び左右縦部材に、屋外側端部においてサッシ枠の開口方向に突出する気密材保持部が形成されて、その気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される第1の気密材が設けられ、補助枠の屋内側面とサッシ枠の取付縁との間に第2の気密材が設けられていることが望ましい(請求項)。
上記構成により、第1の気密材の装着位置から万一雨水が浸入しても、第2の気密材によりそれ以上浸入することが防止される。従って、補助枠を用いてALC又はRC造の建物に住宅用サッシを取付ける場合の防水性が向上する。
補助枠の外周面のうち、少なくとも上横部材及び左右縦部材の該補助枠の開口と反対側の面に、外壁との間に施されるコーキング材を受け止めるための突縁が形成されていることが望ましい(請求項)。
上記構成により、住宅用サッシをALC造又はRC造の建物開口部に取付ける際に、補助枠の外周面と外壁との間に施すコーキング材が突縁により受止められるからコーキング作業を容易確実に行うことができ、施工能率が向上する。
請求項1の発明によれば、第1に、補助枠を住宅用サッシ枠の取付縁の屋外側面に当接して取付金具と補助枠をビスで前記サッシ枠に固着するので、取付縁よりも屋内側に取付金具をサッシ枠固定部材に固定する作業空間が確保されるから、取付金具をALC造又はRC造の建物開口部に設けられたサッシ枠固定部材に容易に固定することができる。第2に、取付金具をALC外壁を支持するアングル材又はRC外壁に埋設されている鉄筋等のサッシ枠固定部材に溶接できるので、住宅用サッシ枠の建物開口部に対する取付強度が格段に大きくなる。また、請求項1の発明によれば、取付金具の第1辺は補助枠の外周面にビスにより固着され、取付金具の第2辺はサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれるビスにより固着されるので、取付金具と補助枠をサッシ枠に対して容易にかつ強固に取付けることができる。従って、住宅用サッシのALC造又はRC造の建物開口部に対する取付けを容易堅固に行うことができる。
請求項の発明によれば、取付金具は補助枠の外周面に当接される第1辺とサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接される第2辺と前記サッシ枠の前記取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面に当接される第3辺を一体に有し、第1辺は補助枠の外周面にビスにより固着され、第2辺はサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれるビスにより固着され、第3辺はサッシ枠の取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面にビスにより固着されるから、補助枠と取付金具とサッシ枠の相互結合が、とくに取付金具とサッシ枠との結合がさらに強固にされ、その取付金具がALC造又はRC造の建物開口部に設けられたサッシ枠固定部材に固定されるので、住宅用サッシをALC造又はRC造の建物に取付ける場合の取付強度をさらに大きくすることができる。
請求項の発明によれば、補助枠の上横部材及び左右縦部材には屋外側端部において窓開口方向に突出する気密材保持部が形成され、その気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される気密材が設けられているので、補助枠とサッシ枠の屋外側部分の間からの雨水の浸入が阻止される。
請求項の発明によれば、補助枠の上横部材及び左右縦部材に、屋外側端部において窓開口方向に突出する気密材保持部が形成されてその気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される第1の気密材が設けられ、補助枠の屋内側面とサッシ枠の取付縁との間に第2の気密材が設けられているので、第1の気密材の装着位置から万一雨水が浸入しても、第2の気密材によりそれ以上浸入することが防止される。従って、ALC造又はRC造の建物開口部に住宅用サッシを取付ける場合に良好な水密性が確保される。
請求項の発明によれば、補助枠の外周面のうち、少なくとも上横部材及び左右縦部材の該補助枠の開口と反対側の面に、外壁との間に施されるコーキング材を受け止めるための突縁が形成されているから、住宅用サッシをALC造又はRC造の建物開口部に取付ける場合のコーキング作業を容易確実に行うことができ、施工能率が向上する。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は住宅用サッシ枠をALC建造物の開口部に取付ける場合の一例を示す縦断面図、図2は同じく横断面図、図3は補助枠の一構成部材の端面図、図4は補助枠の他の構成部材の端面図、図5は取付金具の端面図である。図6は住宅用サッシ枠をRC建造物の開口部に取付ける場合の一例を示す縦断面図、図7は同じく横断面図である。
図1及び図2において、10は既知の住宅用サッシ枠であり、上下の横枠11,12と左右の縦枠13,14を周知技術を用いて矩形に連結して構成されている。なお、図示の例では、サッシ枠10が耐寒仕様の構造であるため、上下の横枠11,12と左右の縦枠13,14とがいずれも屋外側に面するアルミニウム形材11a,12a,13a,14aと屋内側に面する樹脂形材11b,12b,13b,14bを周知技術を用いて接合してなっている。また、上下枠11,12と縦枠13,14はサッシ枠の外周面に相当する位置に、共通の垂直面に沿ってサッシ枠で形成される開口の中心から離れる方向に突出する取付縁111,121,131,141を有している。これらの取付縁は、住宅用サッシ枠として木造家屋の窓開口枠の屋外側面に当接して木ねじなどにより固着されものである。さらに、上枠11と左右の縦枠13,14は、ほぼ垂直な屋外側面112,132,142を有している。
また、図1及び図2において、20は補助枠であり、それぞれ中空形材で作られた上下の横部材21,22と左右の縦部材23,24を矩形に連結して構成されている。上横部材21と左右の縦部材23.24は、図3に上横部材21について代表的に示すように、ほぼ同一の形状に形成されており、中空部21a,23a,24aを有し、その中空部の屋外側端部に共通な垂直面に沿って開口部方向に延出する気密材保持部21b,23b,24bを一体に有し、その気密材保持部は屋内方向に窪む凹溝又はあり溝が形成され、各気密材保持部に気密材21c,23c,24cが備えられている。また、上横部材21と左右の縦部材23,24の補助枠の開口と反対側の面の中間部にその開口と反対方向に突出する突縁21d,23d,24dが設けられている。これに対して、下横部材22は、図4に示すように、中空部22aの下面から下方に延出する気密材保持部22bが設けられてこれに気密材22cが装着され、中空部の上面に排水性を高めるための傾斜面22dが形成されている。さらに、上下の横部材21,22の中空部21a,22aの内面にビスホール21e,22eが形成されている。
こうして、上下の横部材21,22の長手方向両端面を左右の縦部材23,24の上下の対向面に当接し、それぞれ縦部材の外側からビスを上下の横部材のビスホール21e,22eにねじ込んで補助枠20が組立てられている。
上記矩形に枠組みされたサッシ枠10の外周の、各枠材の取付縁111,121,131,141の屋外側部分に上記矩形に枠組みされた補助枠20を嵌合し、かつ、その補助枠の屋内側面を取付縁111,121,131,141の屋外側面に当接し、続いて、これら二つの枠体10,20を取付金具30,30Eを用いて一体的に結合してある。
取付金具30,30Eは、溶接可能な金属板で作られている。上横部材21と左右の縦部材23,24に取付けられる取付金具30は、図5に示すように、屋外側の第1辺31と、中間部の第2辺32と、屋内側の第3辺33とを一体に有して、いわば、第1辺と第3辺が中間の第2辺の幅方向両端部から互いに反対方向に延びて、変形Z字形に形成されている。各辺にはねじ孔34が形成されている。下横部材22に取付けられる取付金具30Eは、図1に示すように、第3辺の先端に下向き屈曲縁35が形成されている。しかし、取付金具30Eも取付金具30と同じものを用いても良い。取付金具30,30Eは一例として長さ10ないし20cm程度の短尺物を適当な間隔を置いて取付けられる。しかし、取付金具30,30Eは長尺物を用いても良い。
そして、取付金具30を用いて、サッシ枠10に補助枠20が次のように結合されている。すなわち、補助枠20の外周面、さらに詳しくは、上横部材21の上面、縦部材23,24の外面にそれぞれ取付金具30の第1辺31を当接し、第1辺に設けてあるねじ孔34からビスb1を上横部材21及び縦部材23,24にねじ込むとともに、取付金具30の第2辺32に設けてあるねじ孔からビスb2をサッシ枠の取付縁111,131,141に貫通し、さらに補助枠の上横部材21及び縦部材23,24の屋内側面にねじ込み、さらにサッシ枠の上枠11及び縦枠13,14の屋内側部分の内周側からビスb3を取付金具30の第3辺33にねじ込んでサッシ枠10と補助枠20と取付金具30とがしっかり固着されている。
続いて、もう一つの取付金具30Eの第1辺、第2辺及び第3辺をそれぞれ補助枠20の下横材22の下面及びサッシ枠10の下枠12の取付縁121の屋内側面並びにサッシ枠の下枠の取付縁よりも屋内側部分の下面に当接し、第1辺及び第2辺に設けてあるねじ孔からビスb1,b2を補助枠の下横材22にねじ込むとともに、サッシ枠の下枠の屋内側面に係止部材36をビスb3で固着して、その係止部材36で取付金具30Eの屈曲縁35を係止している。
補助枠の上横部材21、左右の縦部材23,24の気密材21c,23c,24cは、少なくとも中間部のビスb2をねじ込む際に、サッシ枠10の屋外側面に密着されるので、補助枠20がサッシ枠10に気密材21c,23c,24cを介して当接され係止されるため、サッシ枠10と補助枠20との結合が非常に堅固になる。また、補助枠の屋外側端部とサッシ枠の屋外側端部との間に気密材21c,23c,24cが介在されるので、振動音の発生が防止され、かつ、水密性が確保される。
好ましくは、図示の例のように、補助枠20の各部材21,22,23,24の屋内側面とサッシ枠10の取付縁111,121,131,141との間にも第2の気密材21c´,22c´,23c´,24c´を介在させると、第1の気密材21c,23c,24cの装着部分から万一水が浸入することがあっても、第2の気密材21c´,22c´,23c´,24c´によってそれ以上に浸入することを防止することができる。すなわち、第1の気密材と第2の気密材とによって水密性がさらに向上する。また、振動騒音の発生がさらに抑制される。
上記のように取付金具30,30Eにより一体的に結合されたサッシ枠10と補助枠20は、ALC外壁W1に形成された窓開口部に嵌合され、補助枠20の外周面と開口部の内周面との間に通常用いられる介在物(図示せず)を詰めて、サッシ枠の水平及び垂直レベルを確保する。その状態で、各取付金具30及び30EにL字形の溶接可能な接続部材40の一端を溶接し、その接続部材の他端部を窓開口部を形成しているALC外壁W1を支持している溶接可能な金属製のアングル材50に溶接することにより、サッシ枠10と補助枠20とを堅固に固定されている。この場合、上記のように、補助枠20はサッシ枠10の取付縁111,121,131,141の屋外側に取付けられているので、上下、左右のすべてにおいて、取付金具30,30Eの屋内側に作業空間が確保されるため、接続部材40をその空間に収容して溶接作業を障害を受けることなく、容易に行うことができる。
固定された補助枠20の上横部材21及び左右の縦部材23,24の外周面に形成してある突縁21d,23d,24dの屋外側面にバックアップ材60を当てて固定し、そのバックアップ材の屋外側に形成される空間にコーキング材70を充填することにより、防水施工が容易確実に行うことができる。下横部材22においては、気密材保持部22bに水切部材25が接続されている。
図1及び図2において、80は固定されたサッシ枠の屋内側面にねじnにより固定された額縁であり、90は、その額縁に一端が固定された内装板である。
図6と図7は、本発明のサッシ取付構造をRC造の建物に適用する場合の一例を示す。図1及び図2の実施例と異なる点のみを説明すると、取付金具30を介して補助枠20を結合したサッシ枠10は、RC外壁W2の窓開口部に面する上側の凹部及び左右両側の凹部に嵌合するとともに、上部及び左右の取付金具30をRC外壁W2に埋設されている鉄筋50Eに当接し、かつ、下部の取付金具30EをRC壁W2の窓開口部の下部に埋設されている鉄筋50Eに当接して、既知の介在物(図示せず)を詰めてこれら取付金具を介して補助枠20を結合したサッシ枠10を安定させた状態で、各取付金具30,30EをRC壁W2から突出されている鉄筋50Eに溶接する。この場合も、各取付金具の屋内側には作業空間が形成されるので、溶接作業を容易に行うことができる。溶接作業を終了した後、補助枠20の屋外側面とRC外壁W2の凹部の補助枠20の屋外側面よりも屋外側に存在する側面との間にバックアップ材60を介してコーキング材70を充填し、さらに、図1及び図2の実施例の場合と同様に、サッシ枠の屋内側端部に額縁80をねじnで固定し、その額縁に内装板90を装着することにより、サッシ枠のRC外壁W2に対する取付施工が終了する。なお、図6の補助枠の下横部材22に固着された水切り部材25Eは、その水切り部材の下面に形成された係止溝にアンカー部材26を係止し、そのアンカー部材26に溶接された付加鉄筋50E´をRC外壁W2の鉄筋50Eに溶接してサッシ枠の下部の取付強度を増大させてある。上記アングル材50、鉄筋50E、付加鉄筋50E´は、特許請求の範囲にいうサッシ枠固定部材である。
図1及び図2の実施例においては、取付金具30,30Eに溶接用接続部材40を別に用意したが、このような接続部材を用いずに、取付金具30,30E自体に一端がALC支持用アングル材50又はRC外壁の鉄筋50Eに溶接可能な部材を一体に設けることもできる。このようにした場合は、現場での溶接作業をさらに簡単にすることができる。
住宅用サッシ枠をALC建造物の開口部に取付ける場合の一例を示す縦断面図。 同じく横断面図。 補助枠の一構成部材の端面図。 補助枠の他の構成部材の端面図。 取付金具の端面図。 住宅用サッシ枠をRC建造物の開口部に取付ける場合の一例を示す縦断面図。 同じく横断面図。
10 サッシ枠
11,12 上、下枠
13,14 縦枠
111,121,131,141 取付縁
112,132,142 屋外側面
20 補助枠
21 上横部材
22 下横部材
23,24 左右の縦部材
21a,22a,23a,24a 中空部
21b,22b,23b,24b 気密材保持部
21c,22c,23c,24c 気密材
21d,23d,24d 突縁
30,30E 取付金具
31 第1辺
32 第2辺
33 第3辺
50,50E サッシ枠固定部材
50 アングル材
50E 鉄筋
70 コーキング材

Claims (5)

  1. 住宅用サッシ枠の外周に形成されている取付縁の屋外側面に中空形材を矩形に連結してなる補助枠を当接するとともに、前記取付縁の屋内側に取付金具を設けて、前記取付金具と前記補助枠を前記サッシ枠にビスにより固着し、前記取付金具をALC造又はRC造の建物の開口部に設けられたサッシ枠固定部材に直接又は間接的に固定するサッシの取付構造において、
    前記取付金具は、少なくとも補助枠の外周面に当接される第1辺とサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接される第2辺を一体に有し、前記第1辺は前記補助枠の外周面に前記ビスにより固着され、前記第2辺は前記サッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて、前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれる前記ビスにより固着されることを特徴とするサッシの取付構造。
  2. 住宅用サッシ枠の外周に形成されている取付縁の屋外側面に中空形材を矩形に連結してなる補助枠を当接するとともに、前記取付縁の屋内側に取付金具を設けて、前記取付金具と前記補助枠を前記サッシ枠にビスにより固着し、前記取付金具をALC造又はRC造の建物の開口部に設けられたサッシ枠固定部材に直接又は間接的に固定するサッシの取付構造において、
    前記取付金具は、補助枠の外周面に当接される第1辺とサッシ枠の取付縁の屋内側面に当接される第2辺と前記サッシ枠の前記取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面に当接される第3辺を一体に有し、前記第1辺は前記補助枠の外周面に前記ビスにより固着され、前記第2辺は前記サッシ枠の取付縁の屋内側面に当接されて、前記第2辺と前記取付縁を貫通し、前記補助枠にねじ込まれる前記ビスにより固着され、前記第3辺は前記サッシ枠の前記取付縁よりも屋内側においてそのサッシ枠の外周面に前記ビスにより固着されることを特徴とするサッシの取付構造。
  3. 補助枠の上横部材及び左右縦部材に、屋外側端部においてサッシ枠の開口方向に突出する気密材保持部が形成され、その気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される気密材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のサッシの取付構造。
  4. 補助枠の上横部材及び左右縦部材に、屋外側端部においてサッシ枠の開口方向に突出する気密材保持部が形成されて、その気密材保持部にサッシ枠の屋外側面に当接して係止される第1の気密材が設けられ、前記補助枠の屋内側面と前記サッシ枠の取付縁との間に第2の気密材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のサッシの取付構造。
  5. 補助枠の外周面のうち、少なくとも上横部材及び左右縦部材の該補助枠の開口と反対側の面に、外壁との間に施されるコーキング材を受け止めるための突縁が形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載のサッシの取付構造。
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