JP3764940B2 - 音声記録再生装置、音声記録再生方法、及び音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声記録再生装置、音声記録再生方法、及び音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、任意の音声データを記録して再生するための音声記録再生装置、音声記録再生方法、及び音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、あらゆる電子装置において、当該装置の操作に係わる案内メッセージや警告メッセージ等を、表示やアラーム音だけでなく、人間の音声により知らせるようにした音声記録再生装置が備えられている。
【0003】
その中で、例えば電子情報端末や電子時計にあっては、任意に登録された日時に合わせて、ユーザにより任意に記録した音声によるメッセージデータを再生し、時刻やスケジュール内容を報知するものが広く実用されている。
【0004】
そして、このような音声記録再生機能を備えた電子装置では、任意に記録した音声データを、前記時刻やスケジュールの報知用として再生したり、単なるメモデータとして再生する等の方法で利用している。
【0005】
この場合、特に、電子手帳端末や電子腕時計等の小型の電子装置にあっては、内蔵メモリを有効利用するため、メモ代わりの音声データを記録するメモリ領域とアラーム用の音声データを記録するメモリ領域とが区別されてなく、記録した音声データをメモにもアラームにも利用できるようになっている。
【0006】
すなわち、音声データ記録用の音声メモリに記録された音声データは、再生キーの操作に応じて単なるメモデータとして再生される一方で、時刻やスケジュールのアラーム設定に際し、音声データによる報知(以下、「ボイスアラーム」と称する)を行なうモードが設定されている場合には、アラーム設定日時になるとボイスアラームとして再生されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の音声記録再生機能を備えた電子装置では、音声メモリに記録された音声データは、単なるメモ用のメッセージ及びボイスアラーム用のメッセージの何れのメッセージとしても利用されるため、記録されている音声データの書き替えや消去を行なうのに際し、当該記録音声データをボイスアラームとして利用しているか否かを常に把握しておかないと、例えばボイスアラームを設定しているにも関わらず音声データの書き替えや消去を行なうと、アラーム設定日時になった際、その設定内容に全く関係無い意味不明の音声メッセージが再生されてしまい、肝心なアラームメッセージが分らなくなる問題がある。
【0008】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、ボイスアラームが設定されている場合には、音声データが簡単に消去されること無く、アラーム内容に不具合が生じるのを未然に防止することが可能になる音声記録再生装置、音声記録再生方法、及び音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係わる音声記録再生装置は、報知用音声データとしてもそれ以外の他の目的の音声データとしても用いることのできる音声データを記憶する音声記憶手段と、任意の報知時間または報知時刻を設定する報知時間設定手段と、時間を計時する時間計時手段と、前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データをその音声データに対応付けて設定する音声報知設定手段と、前記時間計時手段により計時される時間または時刻が前記報知時間設定手段により設定された任意の報知時間または報知時刻に一致した際に、前記音声報知設定手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データに対して設定データが記憶されている場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして出力する音声報知出力手段と、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を指示する消去指示手段と、この消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データに対して設定データが記憶されている場合には、そのことを警告する音声報知設定状態警告手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】
つまり、本発明の請求項1に係わる音声記録再生装置では、音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが音声報知設定手段に設定され、時間計時手段により計時される現在の時間が報知時間設定手段により設定された任意の報知時間に一致した際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが設定されている場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データが報知出力される。そして、消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが設定されている場合には、そのことが警告されるので、音声報知用として音声記憶手段に記憶された音声データが誤って消去されるのを防止できることになる。
【0011】
また、本発明の請求項2に係わる音声記録再生装置は、前記請求項1に係わる音声記録再生装置にあって、さらに、前記消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過を判断する時間経過判断手段と、この時間経過判断手段により前記音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過が判断された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を実行し、前記一定時間の経過が判断される前に前記消去指示手段による音声データの消去の指示が解除された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を実行しない消去制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
つまり、本発明の請求項2に係わる音声記録再生装置では、時間経過判断手段により、音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過が判断された場合には、音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が実行され、前記一定時間の経過が判断される前に前記音声データの消去の指示が解除された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去は実行されないので、報知用の音声データが消去の対象となっていることを警告で知った上で、消去の実行か取り止めを選択できることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係わる音声記録再生機能を備えた電子時計装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
この電子時計装置は、コンピュータである制御部(CPU)11を備えており、この制御部(CPU)11には、所定周期の発振信号に応じて計時動作する計時回路11aが内蔵される。
【0015】
前記制御部(CPU)11は、前記内蔵の計時回路11aから得られる計時信号及びキー入力部12からのキー操作信号に応じて、ROM13に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、あるいはRS232Cシリアルインターフェイス等の通信部14を介して外部から入力される時計制御用のプログラムデータを読み込んで起動させ、RAM15をワークメモリとして回路各部の動作を制御するものである。
【0016】
この制御部(CPU)11には、前記キー入力部12、ROM13、通信部14、RAM15が接続される他、音声入力部(マイク)16、音声出力部(スピーカ)17、液晶表示部18が接続される。
【0017】
キー入力部12には、現在時刻やアラーム時刻の設定を行なうための時刻設定キーの他に、RAM15に記録された音声データからなるメッセージを再生する際に操作される「再生」キー12a、RAM15に対して任意の音声データを記録する際に操作される「録音」キー12b、RAM15内に記録されている音声データを消去する際に操作される「クリア」キー12c、RAM15に記録されている音声データの再生に際し複数記録されている音声データを古いデータから順に再生する(正方向再生)か新しいデータから順に再生する(逆方向再生)かを切り換え設定するための「正/逆」キー12d等が備えられる。
【0018】
ROM13には、この電子時計装置の全体の動作を制御するためのシステムプログラムが予め記憶されると共に、RAM15に記憶された音声データを消去するためのボイスデータクリア処理プログラム(図2参照)、RAM15に記録された音声データを再生するためのボイスデータ再生処理プログラム(図3・図4参照)等の各種のサブプログラムデータが予め記憶される。
【0019】
RAM15には、入力されたデータを記憶する入力データメモリや表示すべきデータを記憶する表示データメモリの他、ボイスアラームフラグメモリ15a、クリアキーフラグメモリ15b、ボイスデータメモリ15c、再生キーフラグメモリ15d、再生スピード設定メモリ15e、再生正/逆フラグメモリ15f、日時データメモリ15g、アラーム時刻設定メモリ15h、ワークエリア15i等が備えられる。
【0020】
ボイスアラームフラグメモリ15aには、ボイスアラームが設定された状態でフラグ“1”がセットされ、ボイスアラームの設定状態が解除されるとフラグリセット(“1”→“0”)される。
【0021】
クリアキーフラグメモリ15bには、キー入力部12の「クリア」キー12cが押下されている状態でフラグ“1”がセットされ、押下されなくなるとフラグリセット(“1”→“0”)される。
【0022】
ボイスデータメモリ15cには、キー入力部12の「録音」キー12bの操作に応じて音声入力部(マイク)16から入力された音声データが単なるメモ用やボイスアラーム用のメッセージデータとして記録されるもので、この場合、この入力された個々のメッセージに対応する各音声データは、それぞれ記録の古い順にアドレス管理されて記録され、必要に応じて読み出され音声出力部(スピーカ)17から再生出力される。
【0023】
再生キーフラグメモリ15dには、キー入力部12の「再生」キー12aが押下されている状態でフラグ“1”がセットされ、押下されなくなるとフラグリセット(“1”→“0”)される。
【0024】
再生スピード設定メモリ15eには、前記キー入力部12の「再生」キー12aの操作に従い前記ボイスデータメモリ15cの記録されている音声データの読み出し再生スピードが、該「再生」キー12aの連続押下時間に応じて次第に低速に調整されて記憶設定される。
【0025】
再生正/逆フラグメモリ15fには、前記キー入力部12の「正/逆」キー12dの操作に従い、音声データの再生順序が古い順(1,2,…)に設定された状態でフラグ“1”がセットされ、新しい順(…,2,1)に設定された状態でフラグリセットされる。
【0026】
日時データメモリ15gには、制御部(CPU)11に内蔵される計時回路11aからの計時信号に基づき逐次更新される現在の日付,時刻のデータが記憶される。
【0027】
アラーム時刻設定メモリ15hには、キー入力部12の操作により任意に設定されたアラーム時刻の設定データが記憶される。
ワークエリア15iには、当該時計装置の各種制御プログラムの実行に伴ない制御部(CPU)11により入出力されるデータが一時的に記憶される。
【0028】
次に、前記構成による音声記録再生機能を備えた電子時計装置の動作について説明する。
キー入力部12の操作により、アラーム時刻を入力すると共に、そのアラーム方法をボイスアラームとして指定すると、入力されたアラーム時刻はRAM15内のアラーム時刻設定メモリ15hに記憶設定され、また、ボイスアラームフラグメモリ15aにフラグ“1”がセットされる。
【0029】
そして、RAM15内の日時データメモリ15gにて逐次更新記憶される現在の日付,時刻データが、前記アラーム時刻設定メモリ15hに記憶設定されているアラーム時刻に一致すると、前記ボイスアラームフラグメモリ15aにおいてフラグ“1”がセットされていると判断されることにより、ボイスデータメモリ15cに記憶されている音声データが読み出され、音声出力部(スピーカ)17によりボイスアラームとして再生報知される。
【0030】
なお、このボイスアラーム動作に伴なう音声データの再生は、RAM15内の再生正/逆フラグメモリ15fにおけるフラグ状態に関係なく、アラーム時刻に対応する古い音声データから順に読み出されて再生される。
【0031】
図2は前記電子時計装置によるボイスデータクリア処理を示すフローチャートである。
RAM15内のボイスデータメモリ15cに記録されている音声データを書き替えのため、あるいは単に消去したい場合に、キー入力部12の「クリア」キー12cが操作され、RAM15b内のクリアキーフラグメモリ15bにフラグ“1”がセットされたと判断されると、ボイスアラームフラグメモリ15aにボイスアラームの設定状態(ON)であることを示すフラグ“1”がセットされているか否か判断される(ステップS1,S2)。
【0032】
ここで、ボイスアラームフラグメモリ15aにおいてフラグ“1”がセットされており、ボイスアラームの設定状態(ON)であると判断されると、ボイスデータメモリ15cにおいてボイスアラーム用として記録されている音声データが消去されることをユーザに警告するメッセージデータ(例えば「ボイスアラーム用メッセージが消去されます!消去中止の場合はクリアキーの操作を直ちに止めて下さい!)が、表示部18において表示出力されると共に、音声出力部(スピーカ)17により音声出力される(ステップS2→S3)。
【0033】
そして、ユーザが前記ボイスアラーム用消去警告メッセージの出力により前記ボイスアラーム用として記録されている音声データが消去されることを知った上で、前記「クリア」キー12cを操作したままの状態が一定時間(例えば10秒)以上継続されると、前記ボイスデータメモリ15cに記憶されている音声データは消去される(ステップS3,S5→S6)。
【0034】
一方、前記ユーザがボイスアラーム用消去メッセージの出力により前記ボイスアラーム用として記録されている音声データが消去されることを知ったことで、前記一定時間が経過する以前に「クリア」キー12cの操作が止められクリアキーフラグメモリ15bにおいてフラグリセット“0”されたと判断されると、前記ボイスデータメモリ15cに記憶されているボイスアラーム用の音声データは消去されることなく、このボイスデータクリア処理は終了される(ステップS1→END)。
【0035】
また、前記「クリア」キー12cを操作した際に、ボイスアラームフラグメモリ15aはフラグリセット“0”されており、ボイスアラームの未設定状態(OFF)であると判断されると、ボイスデータメモリ15cにおいて通常メッセージ用として記録されている音声データが消去されることをユーザに警告するメッセージデータ(例えば「通常メッセージが消去されます!消去中止の場合はクリアキーの操作を直ちに止めて下さい!)が、表示部18において表示出力されると共に、音声出力部(スピーカ)17により音声出力される(ステップS2→S4)。
【0036】
そして、ユーザが前記通常ボイス消去警告メッセージの出力により前記通常メッセージ用として記録されている音声データが消去されることを知った上で、前記「クリア」キー12cを操作したままの状態が一定時間(例えば10秒)以上継続されると、前記ボイスデータメモリ15cに記憶されている通常メッセージの音声データは消去される(ステップS4,S5→S6)。
【0037】
一方、前記一定時間が経過する以前に「クリア」キー12cの操作が止められクリアキーフラグメモリ15bにおいてフラグリセット“0”されたと判断されると、前記ボイスデータメモリ15cに記憶されている通常メッセージ用の音声データは消去されず、このボイスデータクリア処理は終了される(ステップS1→END)。
【0038】
図3は前記電子時計装置によるボイスデータ再生処理を示すフローチャートである。
図4は前記電子時計装置によるボイスデータ再生処理に伴なう再生処理を示すフローチャートである。
【0039】
RAM15内のボイスデータメモリ15cに記憶されている種々のメッセージデータである音声データを再生するのに、キー入力部12の「再生」キー12aが操作され、RAM15内の再生キーフラグメモリ15dにフラグ“1”がセットされたと判断されると、該ボイスデータメモリ15cに記憶されている複数のボイスデータが順次読み出され、音声出力部(スピーカ)17を介して再生出力される(ステップA1→AB)。
【0040】
この際、キー入力部12の「正/逆」キー12dの操作に従い、RAM15内の再生正/逆フラグメモリ15fに古い順の再生設定を示すフラグ“1”がセットされていると判断されると、ボイスデータメモリ15dに記録されている音声データは、その記録の古い順に読み出されて再生される(ステップB1→B2,B4,B5)。
【0041】
一方、前記「正/逆」キー12dの操作に従い、RAM15内の再生正/逆フラグメモリ15fが、新しい順の再生設定を示すフラグリセット“0”の状態にあると判断されると、ボイスデータメモリ15dに記録されている音声データは、その記録の新しい順に読み出されて再生される(ステップB1→B3,B4,B5)。
【0042】
つまり、メモやメッセージとして記録した音声データを、「正/逆」キー12dの操作によって、必要に応じ古い順、又は新しい順に再生して効率的に確認することができる。
【0043】
そして、前記「再生」キー12aが継続して操作されることで、再生キーフラグメモリ15dにフラグ“1”がセットされたままの状態では、再生スピード設定メモリ15eに記憶される音声データ再生スピードの設定データが低速になるように変更設定され、再生処理に伴なう音声データの再生速度が次第にゆっくりとした再生速度に調整される(ステップA2→A3,A5→AB「B1〜B5」)。
【0044】
この後、前記音声データの再生速度が、ユーザにとって聞きやすい速度にまで低下した際に、「再生」キー12aの操作が止められ、再生キーフラグメモリ15dがフラグリセット“0”されると、その時点で再生スピード設定メモリ15eに記憶されている最適な音声データ再生スピードが保持され、他のキー操作が判断されない限り、そのままの再生スピードで順次ボイスデータメモリ15cに記録されている音声データが読み出され再生出力される(ステップA2→A4,A5→AB「B1〜B5」)。
【0045】
そして、他のキー操作が為されると、前記ボイスデータメモリ15cに記録されている音声データの音声出力部(スピーカ)17による再生処理は停止される(ステップA5→A6,END)。
【0046】
したがって、前記構成の音声記録再生機能を備えた電子時計装置によれば、日時データメモリ15gに記憶される現在の日付,時刻が、アラーム時刻設定メモリ15hに記憶設定されたアラーム時刻と一致した際に、ボイスデータメモリ15cに録音記録されている任意のメッセージからなる音声データを音声出力部(スピーカ)17により再生してアラーム動作するボイスアラームの設定状態にあっては、ボイスアラームフラグメモリ15aにフラグ“1”がセットされ、キー入力部12の「クリア」キー12cが操作された際に、前記ボイスアラームフラグがセットされている場合には、前記ボイスデータメモリ15cに録音記録されているボイスアラーム用の音声データが消去されることを示す警告メッセージが表示及び音声により出力され、一定時間が経過する以前に前記「クリア」キー12cの操作が解除されると、音声データの消去は行なわれず、また、前記警告メッセージの出力に関係なく、「クリア」キー12cの操作が一定時間以上継続された場合には、音声データは消去されるので、音声データがボイスアラーム用として利用されている場合に、必要なボイスアラーム用の音声データを通常メモ等のメッセージと誤って消去してしまうことがなく、設定されているボイスアラームを確実に動作させることができる。
【0047】
また、前記構成の音声記録再生機能を備えた電子時計装置によれば、キー入力部12の「再生」キー12aの操作によるRAM15内のボイスデータメモリ15cに記憶されている音声データの再生出力に際し、当該「再生」キー12aを連続的に操作すると、その連続操作時間に応じて再生スピード設定メモリ15eに記憶されている再生スピード設定データが次第に低速方向に変更されて音声データ出力部(スピーカ)17により再生される音声データの再生速度が遅くなり、「再生」キー12aの操作を止めた時点での前記再生スピード設定データが保持されて適切な再生スピードで音声データの再生が行なわれるので、ボイスデータメモリ15cに記録された如何なる音声データであっても、ユーザに聞きやすい最適な速度で再生することができる。
【0048】
さらに、前記構成の音声記録再生機能を備えた電子時計装置によれば、前記RAM15内のボイスデータメモリ15cに記録されている各音声データの再生に際しては、キー入力部12の「正/逆」キー12dを操作して、再生正/逆フラグメモリ14fにおける音声データの再生順を示すフラグをセット/リセットさせ、ボイスデータメモリ15cに記録されている各音声データの再生順序を、必要に応じて記録の古い順又は新しい順の何れかに設定できるので、再生対象となる音声データの内容に応じて効率的な再生を行なうことができる。
【0049】
なお、前記実施形態において記載した手法、すなわち、図2のフローチャートに示すボイスデータクリア処理,図3・図4のフローチャートに示すボイスデータ再生処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体に格納して配布することができる。そして、この外部記憶媒体に記録されたプログラムを記憶媒体読み取り部により読み取らせた後、通信部14を介してコンピュータに読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した音声データの記録再生処理機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0050】
なお、前記実施形態では、指定の時刻にメッセージで報知するボイスアラーム装置についての実施形態を説明したが、セットしてから一定時間後にメッセージで報知するタイマのボイスアラームにあっても、前記同様に実施することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係わる音声記録再生装置によれば、音声記憶手段に記憶されている音声データに対応付けてその音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データとして音声報知設定手段に設定しておけば、時間計時手段により計時される現在の時間が報知時間設定手段により設定された任意の報知時間に一致した際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして報知出力させることができる。
【0052】
他方、消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが設定されている場合には、そのことが警告されるので、音声報知用として音声記憶手段に記憶された音声データが誤って消去されるのを防止できるようになる。
【0053】
また、本発明の請求項2に係わる音声記録再生装置によれば、時間経過判断手段により、音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過が判断された場合には、音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が実行され、前記一定時間の経過が判断される前に前記音声データの消去の指示が解除された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去は実行されないので、報知用の音声データが消去の対象となっていることを警告で知った上で、消去の実行か取り止めを選択できるようになる。
【0054】
よって、本発明によれば、ボイスアラームが設定されている場合には、音声データが簡単に消去されること無く、アラーム内容に不具合が生じるのを未然に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる音声記録再生機能を備えた電子時計装置の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子時計装置によるボイスデータクリア処理を示すフローチャート。
【図3】前記電子時計装置によるボイスデータ再生処理を示すフローチャート。
【図4】前記電子時計装置によるボイスデータ再生処理に伴なう再生処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、
11a…計時回路、
12 …キー入力部、
12a…「再生」キー、
12b…「録音」キー、
12c…「クリア」キー、
12d…「正/逆」キー、
13 …ROM、
14 …通信部、
15 …RAM、
15a…ボイスアラームフラグメモリ、
15b…クリアキーフラグメモリ、
15c…ボイスデータメモリ、
15d…再生キーフラグメモリ、
15e…再生スピード設定メモリ、
15f…再生正/逆フラグメモリ、
15g…日時データメモリ、
15h…アラーム時刻設定メモリ、
15i…ワークエリア、
16 …音声入力部(マイク)、
17 …音声出力部(スピーカ)、
18 …液晶表示部。

Claims (4)

  1. 報知用音声データとしてもそれ以外の他の目的の音声データとしても用いることのできる音声データを記憶する音声記憶手段と、
    任意の報知時間または報知時刻を設定する報知時間設定手段と、
    時間を計時する時間計時手段と、
    前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データをその音声データに対応付けて設定する音声報知設定手段と、
    前記時間計時手段により計時される時間または時刻が前記報知時間設定手段により設定された任意の報知時間または報知時刻に一致した際に、前記音声報知設定手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データに対して設定データが記憶されている場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして出力する音声報知出力手段と、
    前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を指示する消去指示手段と、
    この消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データに対して設定データが記憶されている場合には、そのことを警告する音声報知設定状態警告手段と、
    を具備したことを特徴とする音声記録再生装置。
  2. さらに、
    前記消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過を判断する時間経過判断手段と、
    この時間経過判断手段により前記音声データの消去が指示されたままの一定時間の経過が判断された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を実行し、前記一定時間の経過が判断される前に前記消去指示手段による音声データの消去の指示が解除された場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を実行しない消去制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の音声記録再生装置。
  3. 任意の報知時間を設定する報知時間設定ステップと、
    現在の時間を計時する時間計時ステップと、
    音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データを記憶する音声報知設定記憶ステップと、
    前記時間計時ステップにて計時される現在の時間が前記報知時間設定ステップにて設定された任意の報知時間に一致した際に、前記音声報知設定記憶ステップにおいて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが記憶されている場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データを出力する音声報知出力ステップと、
    前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を指示する消去指示ステップと、
    この消去指示ステップにて前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定記憶ステップにて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが記憶されている場合には、そのことを警告する音声報知設定状態警告ステップと、
    を備えたことを特徴とする音声記録再生方法。
  4. 音声記録再生装置のコンピュータを制御するためのコンピュータ読み込み可能な音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記コンピュータを、
    音声データを記憶する音声記憶手段、
    任意の報知時間を設定する報知時間設定手段、
    現在の時間を計時する時間計時手段、
    前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データを記憶する音声報知設定記憶手段、
    前記時間計時手段により計時される現在の時間が前記報知時間設定手段により設定された任意の報知時間に一致した際に、前記音声報知設定記憶手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが記憶されている場合には、前記音声記憶手段に記憶されている音声データを出力する音声報知出力手段、
    前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去を指示する消去指示手段、
    この消去指示手段により前記音声記憶手段に記憶されている音声データの消去が指示された際に、前記音声報知設定記憶手段にて前記音声記憶手段に記憶されている音声データを報知用の音声データとして利用することを示す設定データが記憶されている場合には、そのことを警告する音声報知設定状態警告手段、
    として機能させるための音声記録再生処理プログラムを記録した記録媒体。
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