JP3764597B2 - スイッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路に用いられるスイッチ装置、特にサンプルホールド回路などのスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来のスイッチ装置の構成を示す。
【0003】
制御端子103にハイレベルの信号が供給されると、MOSトランジスタM1およびM2はオンし、コンデンサCに入力端子101に供給される入力電圧の電荷を蓄積する。
【0004】
制御端子103にローレベルの信号が供給されると、MOSトランジスタM1およびM2はオフする。このとき入力端子101には、入力電圧は供給されない。そしてコンデンサCは、蓄積した電荷を保持することになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
MOSトランジスタM1およびM2がオンからオフに変化すると、図5に示す如く、PチャンネルのMOSトランジスタM2のゲートとソース間に逆バイアスがかかり、空乏層にかかる電界が強くなって、ソースSからバックゲートにトンネル電流(Band To Band Leak)が流れる。このため、コンデンサCに貯えられている電荷が減少するという欠点があった。
【0006】
そこで本発明は、トンネル電流(Band To Band Leak)の発生を防止可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチ装置は、
第1の電極が入力端子に接続され、第2の電極が出力端子に接続された第1のMOSトランジスタと、第1の電極が前記入力端子に接続され、第2の電極が前記出力端子に接続された前記第1のMOSトランジスタと異なるチャンネルの第2のMOSトランジスタによって構成された入出力間スイッチ回路と、
前記第1および第2のMOSトランジスタの動作を制御するために前記入力端子に接続された第1の制御端子と、
一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が第1の電圧源に接続された第1のスイッチ回と、
一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が前記第1の制御端子に接続された第2のスイッチ回路と、
一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が第2の電圧源に接続された第3のスイッチ回路と、
一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が前記制御端子に接続された第4のスイッチ回路と、
第2の制御端子と、
前記第2の制御端子と前記第1のスイッチ回路および前記第3のスイッチ回路の制御端子間に接続された第1のインバータと、
前記第1のインバータの出力端と前記第2のスイッチ回路および前記4のスイッチ回路の制御端子間に接続された第2のインバータと、
前記出力端子に接続されたコンデンサと、
前記入出力間スイッチ回路の前記入力端子と前記出力端子間に接続された帰還回路とを具備し、
前記入力端子に入力電圧が供給され前記第2の制御端にローレベル信号が供給されると前記第1および第3のスイッチ回路はオン状態、前記第2および第4のスイッチ回路はオフ状態となり、前記コンデンサに前記入力端子に供給された前記入力電圧電荷が蓄積されるとともに、前記帰還回路は不動作状態であって、
前記入力端子に入力電圧が供給されず前記第2の制御端子にハイレベル信号が供給されると前記第1および第3のスイッチ回路がオフ状態、前記第2および第4のスイッチ回路はオン状態となり、前記コンデンサの蓄積電荷は保持されるとともに、前記帰還回路は前記入力端子と前記出力端子間を接続する如く動作状態とされ、前記入力端子および出力端子を等電位にすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明のスイッチ装置の一実施の形態の構成を示す。
【0009】
NチャンネルのMOSトランジスタM1の例えばソースとPチャンネルのMOSトランジスタM2の例えばソースが、入力端子1に接続されている。MOSトランジスタM1およびM2のドレインが、出力端子7に接続されている。このMOSトランジスタM1およびM2で、入出力間スイッチ回路9を構成する。
【0010】
第1のスイッチ回路11の一方の端子は、MOSトランジスタM1のゲートに接続され、他方の端子は、電圧源VCC(第1の電圧源)に接続されている。
【0011】
第2のスイッチ回路13の一方の端子は、MOSトランジスタM1のゲートに接続され、他方の端子は、第1の制御端子3に接続されている。
【0012】
第3のスイッチ回路15の一方の端子は、MOSトランジスタM2のゲートに接続され、他方の端子は、グランド(第2の電圧源)に接地されている。
【0013】
第4のスイッチ回路17の一方の端子は、MOSトランジスタM2のゲートに接続され、他方の端子は、第1の制御端子3に接続されている。
【0014】
第1の制御端子3は、入力端子1に接続され、MOSトランジスタM1およびM2のオン、オフ動作を制御するためのものである。
【0015】
第2の制御端子5は、インバータ19を介して、第1および第3のスイッチ回路11、15の制御端子に接続されている。更に第2の制御端子5は、直列接続されたインバータ19および21を介して、第2および第4のスイッチ回路13、17の制御端子に接続されている。
【0016】
出力端子7とグランドの間には、コンデンサCが接続されている。出力端子7に、帰還回路31が接続されている。帰還回路31は、MOSトランジスタM1およびM2がオフのとき、動作状態になり、コンデンサCと入力端子1を接続する。帰還回路31の出力が、スイッチ装置の出力となる。
【0017】
なお第1乃至第4のスイッチ回路11乃至17の一回路図を、図2(a)乃至図2(d)に示す。また帰還回路31の一回路図を、図3に示す。
【0018】
次に、スイッチ装置の動作を説明する。
【0019】
入力端子1に入力電圧が供給されるとき、第2の制御端子5に、ローレベルの信号が供給される。このとき、第1と第3のスイッチ回路11、15がオンとなり、第2と第4のスイッチ回路13、17がオフとなる。
【0020】
この結果、MOSトランジスタM1のゲート電圧は、電源電圧VCCとなり、MOSトランジスタM2のゲート電圧は、グランド電圧となり、MOSトランジスタM1およびM2は、オンする。これにより、コンデンサCに入力端子1に供給される入力電圧の電荷を蓄積する。このとき、帰還回路31は、不動作状態である(図3のスイッチ回路はオフ)。
【0021】
入力端子1に入力電圧が供給されなくなったとき、第2の制御端子5に、ハイレベルの信号が供給される。このとき、第1と第3のスイッチ回路11、15がオフとなり、第2と第4のスイッチ回路13、17がオンとなる。このとき、帰還回路31は、動作状態となっている(図3のスイッチ回路はオン)。
【0022】
この結果、MOSトランジスタM1およびM2のゲート、ソース、ドレイン電圧は、帰還回路31を介してほぼ同電位となり、トンネル電流は発生しない。
【0023】
【発明の効果】
以上本発明のスイッチ装置によれば、トンネル電流(Band To Band Leak)を発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ装置の一実施の形態を構成を示す図である。
【図2】図1の第1乃至第4のスイッチ回路11乃至17の一回路図である。
【図3】図1の帰還回路31の一回路図である。
【図4】従来のスイッチ装置の構成を示す図である。
【図5】図4のPチャンネルのMOSトランジスタM2に、トンネル電流が流れる状態を示す図である。
【符号の説明】
M1・・・NチャンネルのMOSトランジスタ、M2・・・PチャンネルのMOSトランジスタ、9・・・入出力間スイッチ回路、11・・・第1のスイッチ回路、13・・・第2のスイッチ回路、15・・・第3のスイッチ回路、17・・・第4のスイッチ回路、C・・・コンデンサ、31・・・帰還回路。
Claims (2)
- 第1の電極が入力端子に接続され、第2の電極が出力端子に接続された第1のMOSトランジスタと、第1の電極が前記入力端子に接続され、第2の電極が前記出力端子に接続された前記第1のMOSトランジスタと異なるチャンネルの第2のMOSトランジスタによって構成された入出力間スイッチ回路と、
前記第1および第2のMOSトランジスタの動作を制御するために前記入力端子に接続された第1の制御端子と、
一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が第1の電圧源に接続された第1のスイッチ回と、
一方の端子が前記第1のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が前記第1の制御端子に接続された第2のスイッチ回路と、
一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が第2の電圧源に接続された第3のスイッチ回路と、
一方の端子が前記第2のMOSトランジスタのゲートに接続され、他方の端子が前記制御端子に接続された第4のスイッチ回路と、
第2の制御端子と、
前記第2の制御端子と前記第1のスイッチ回路および前記第3のスイッチ回路の制御端子間に接続された第1のインバータと、
前記第1のインバータの出力端と前記第2のスイッチ回路および前記4のスイッチ回路の制御端子間に接続された第2のインバータと、
前記出力端子に接続されたコンデンサと、
前記入出力間スイッチ回路の前記入力端子と前記出力端子間に接続された帰還回路とを具備し、
前記入力端子に入力電圧が供給され前記第2の制御端にローレベル信号が供給されると前記第1および第3のスイッチ回路はオン状態、前記第2および第4のスイッチ回路はオフ状態となり、前記コンデンサに前記入力端子に供給された前記入力電圧電荷が蓄積されるとともに、前記帰還回路は不動作状態であって、
前記入力端子に入力電圧が供給されず前記第2の制御端子にハイレベル信号が供給されると前記第1および第3のスイッチ回路がオフ状態、前記第2および第4のスイッチ回路はオン状態となり、前記コンデンサの蓄積電荷は保持されるとともに、前記帰還回路は前記入力端子と前記出力端子間を接続する如く動作状態とされ、前記入力端子および出力端子を等電位にすることを特徴とするスイッチ装置。 - 前記第1および第3のスイッチ回路が同時にオンしたとき、前記第2および第4のスイッチ回路が同時にオフし、前記第1および第3のスイッチ回路が同時にオフしたとき、前記第2および第4のスイッチ回路が同時にオンすることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
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JP03985499A JP3764597B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | スイッチ装置 |
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JP2000244299A JP2000244299A (ja) | 2000-09-08 |
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Family Applications (1)
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JP03985499A Expired - Fee Related JP3764597B2 (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | スイッチ装置 |
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1999
- 1999-02-18 JP JP03985499A patent/JP3764597B2/ja not_active Expired - Fee Related
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