JP3756628B2 - 軒天パネルの取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、取付作業の途中で軒天パネルを仮固定することができる軒天パネルの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
躯体である建物の軒先に軒樋を取り付けるための構造としては既に種々のものが開示されており、例えば、軒樋を受ける樋受部と、この樋受部を躯体壁に固定する躯体取付部と、化粧カバーを取付けるカバー固定部と、軒天パネルを固定する軒天支持部とを一体に形成したブラケットを躯体壁に所定間隔で固定し、各ブラケットに軒樋を差し渡して軒樋を取付けた構成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の軒先構造は、取付作業において軒天パネルを仮に固定できる構造を有していなかったため、軒天パネルを取付ける場合には、軒天パネルを片手で軒天側に押し付けながら固定作業をするか、或いは2人で作業をする必要があった。
【0004】
そこで、本発明は、かかる問題点に着目し、取付作業において軒天パネルを仮に固定しておくことができる構造を備えた軒天パネルの取付け構造を提供せんとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明は、躯体である建物の軒先に面した躯体壁面に固定される回り縁に、軒樋の底部を支持する軒樋収納ブラケットをその先端部を軒先から屋外側へ張り出して取り付け、この軒樋収納ブラケットの屋外側の外側面を化粧カバーで覆うと共に当該ブラケットの下側に軒天パネルを取り付ける構造において、
回り縁を、その躯体壁面に取り付けられる躯体取付面の下端に軒樋収納ブラケットの下 面が載る載置面を先端を屋外側へ張出して設けると共に当該載置面の下側に屋外側へ開口した断面コ字状の嵌合部を設けて形成し、
軒天パネルを、その軒樋収納ブラケットの下側を覆うプレート部の周縁を前記嵌合部に嵌合する高さに上方へ垂直に立ち上げると共に、プレート部の屋外側の縁部に外側へ張出した固定片部と固定片部の端部を上方へ折り返してなる掛止部を設けて形成し、前記軒天パネルのプレート部の建物側の端部を回り縁の嵌合部に嵌入させると共に、回り縁に取り付けられた軒樋収納ブラケットの先端部に掛止部を係止させて軒天パネルを仮固定しておき、次いで軒樋収納ブラケットの屋外側の外側面に化粧カバーを被せ、化粧カバー下端の建物側へ折れた固定片部を軒天パネルの固定片部の下側に重ね、この重合部をビス止めして軒天パネルと化粧カバーを一体に固定することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いつつ本発明の軒天パネルの取付け構造について説明する。
【0007】
図1及び図2は、本発明の軒天パネルの取付け構造の一実施例を適用した軒樋の取付構造を示したものであり、1は軒天パネル、2は軒天パネル1の仮固定構造を備えた回り縁、3は、張出ブラケット4、内側ブラケット5及び外側ブラケット6からなり、軒先に軒樋受け部を形成する軒樋収納ブラケット、7は化粧カバー、8は軒樋、9は勾配調整材Bを被覆する鼻隠し、10は雨水を軒樋1に案内する水切りである。
【0008】
先ず、上記軒天パネル1は、図3に示すように、軒樋取付方向に長尺なプレート部1aの外側縁部に固定片部1bを張出し、この固定片部1bにビス孔を穿設すると共に、固定片部1bの外側端を上方に折り返して掛止部1cを形成して構成してある。プレート部1aの周縁は、回り縁2の嵌合部2dに嵌合する高さに上方へ垂直に立ち上げてある。
【0009】
次に、上記回り縁2は、図3に示すように、躯体取付面2aの上端部を一側に折り返して係止受け部2bを形成し、躯体取付面2aの下端から先端側を張出して軒樋収納ブラケット3の下面が載る載置面2cを形成し、この載置面2cの下側に上記軒天パネル1の建物側の端部である内側縁部を嵌合可能な断面コ字状の嵌合部2dを形成し、前記係止受け部2b、載置面2c間で張出ブラケット4の内側端部(基端部)を支持すると共に、嵌合部2dで軒天パネル1の内側縁部を支持することができるように構成してあり、図1及び図2に示すように、この回り縁2は、躯体取付面2aを固着して躯体壁Aに取付けてある。
【0010】
また、その底面板を躯体壁Aから張出してなる軒樋収納ブラケット3の張出ブラケット4は、図4に示すように、上端部を係止部4bとした固定面4aを基端部としてその下端から一側に張出底面4cを形成し、この張出底面4cの左右一側縁に沿って固定面4aから張出底面4c外側端付近まで張出側面4dを立設すると共に、張出底面4cの基部側上方を覆うようにその2辺を固定面4a及び張出側面4dに連結した張出上面4eを形成し、前記張出側面4dの外側端寄りに水平方向(内外方向)に長尺な長孔4f、4fを穿設し、前記張出上面4eの外側端寄りに内外方向に長尺な長孔を穿設し、前記固定面4aにビス孔を穿設してなっており、図1及び図2に示すように、上記回り縁2の係止受け部2bに係止部4bを差し込むと共に載置面2cに張出底面4cを載置し、張出底面4c先端部を屋外側に張出した状態で固定面4aを上記回り縁2の躯体取付面2aを介して躯体壁Aに固定して取付けてある。
【0011】
上記構成において、回り縁2の嵌合部2dにプレート部1a内側縁部を嵌入させると共に、軒天パネル1の掛止部1cを張出ブラケット4の張出底面4c先端部に係止させるだけで軒天パネル1を略水平状態に仮固定することができる。したがって、取付作業中に一人の作業者が容易に軒天パネル1を仮固定しておくことができ、例えば図2に示すように、軒天パネル1を仮固定した状態で、カバー被着部を兼ねた外側ブラケット6に化粧カバー7を被着し、この化粧カバー7下端の建物側へ折れた固定部7aを軒天パネル1の固定片部1bに重ね、この重合部を張出ブラケット4の張出底面4cにビス止めすることにより、軒天パネル1及び化粧カバー7を固定し取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した軒樋取付構造を示した斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1における回り縁に対する軒天パネルの取付けを示した分解斜視図である。
【図4】図1における回り縁及び張出ブラケットに対する軒天パネルの取付け構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
A 躯体壁
B 勾配調整材
C 屋根パネル
1 軒天パネル
2 回り縁
4 張出ブラケット
8 軒樋
Claims (1)
- 躯体である建物の軒先に面した躯体壁(A)面に固定される回り縁(2)に、軒樋(8)の底部を支持する軒樋収納ブラケット(3)をその先端部を軒先から屋外側へ張り出して取り付け、この軒樋収納ブラケット(3)の屋外側の外側面を化粧カバー(7)で覆うと共に当該ブラケットの下側に軒天パネル(1)を取り付ける構造において、
回り縁(2)を、その躯体壁(A)面に取り付けられる躯体取付面(2a)の下端に軒樋収納ブラケット(3)の下面が載る載置面(2c)を先端を屋外側へ張出して設けると共に当該載置面(2c)の下側に屋外側へ開口した断面コ字状の嵌合部(2d)を設けて形成し、
軒天パネル(1)を、その軒樋収納ブラケット(3)の下側を覆うプレート部(1a)の周縁を前記嵌合部(2d)に嵌合する高さに上方へ垂直に立ち上げると共に、プレート部(1a)の屋外側の縁部に外側へ張出した固定片部(1b)と固定片部(1b)の端部を上方へ折り返してなる掛止部(1c)を設けて形成し、
前記軒天パネル(1)のプレート部(1a)の建物側の端部を回り縁(2)の嵌合部(2d)に嵌入させると共に、回り縁(2)に取り付けられた軒樋収納ブラケット(3)の先端部に掛止部(1c)を係止させて軒天パネル(1)を仮固定しておき、
軒樋収納ブラケット(3)の屋外側の外側面に化粧カバー(7)を被せ、化粧カバー(7)下端の建物側へ折れた固定片部(7a)を軒天パネル(1)の固定片部(1b)の下側に重ね、この重合部をビス止めして軒天パネル(1)と化粧カバー(7)を一体に固定することを特徴とする軒天パネルの取付け構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14207597A JP3756628B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 軒天パネルの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH10331315A JPH10331315A (ja) | 1998-12-15 |
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Family
ID=15306860
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JP14207597A Expired - Fee Related JP3756628B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 軒天パネルの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3756628B2 (ja) |
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1997
- 1997-05-30 JP JP14207597A patent/JP3756628B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10331315A (ja) | 1998-12-15 |
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