JP3750101B2 - 感光性樹脂組成物及びプリント配線板 - Google Patents

感光性樹脂組成物及びプリント配線板 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は感光性樹脂組成物に係わり、更に詳しくは紫外線露光及び希アルカリ水溶液による現像により画像形成可能であり、塗布膜乾燥時の未露光対応部分の現像時除去可能な塗布膜硬化度の熱的許容限度の管理である、いわゆる熱管理幅が広く、しかも高感度であって、耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性に優れた、特にプリント配線板用のソルダーレジスト膜に好適な感光性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント配線板は、基板の上に導体回路のパターンを形成し、そのパターンのはんだ付けランドに電子部品をはんだ付けすることにより搭載するためのものであり、そのはんだ付けランドを除く回路部分は永久保護皮膜としてのソルダーレジスト膜で被覆される。これにより、プリント配線板に電子部品をはんだ付けする際にはんだが不必要な部分に付着するのを防止すると共に、回路導体が空気に直接曝されて酸化や湿度により腐食されるのを防止する。
従来、ソルダーレジスト膜は、基板上にその溶液組成物をスクリーン印刷法でパターン形成し、溶剤を除く乾燥をした後、紫外線または熱により硬化させることが主流とされてきた。
【0003】
ところが、最近、プリント配線基板の配線密度の向上の要求にともないソルダーレジスト組成物(ソルダレジストインキ組成物ともいう)も高解像性、高精度化が要求され、民生用基板、産業用基板を問わずスクリーン印刷法から、位置精度、導体エッジ部の被覆性に優れる液状フォトソルダーレジスト法が提案されている。 例えば特開昭50ー144431号、特開昭51ー40451号公報には、ビスフェノール型エポキシアクリレート、増感剤、エポキシ化合物、エポキシ硬化剤などからなるソルダーレジスト組成物が開示されている。これらのソルダーレジスト組成物は、プリント配線板上に感光性樹脂組成物である液状組成物を全面塗布し、溶媒を揮発させた後、露光して未露光部分を有機溶剤を用いて除去し、現像するものである。
しかし、この有機溶剤による未露光部分の除去(現像)は、有機溶剤を多量に使用するため、環境汚染や火災などの危険性があるのみならず、環境汚染の問題があり、特に人体に与える影響が最近大きくクローズアップされてきていることから、その対策に苦慮しているのが現状である。
【0004】
これらの問題を解決するために、希アルカリ水溶液で現像可能なアルカリ現像型フォトソルダーレジスト組成物が提案されている。例えば特開昭56ー40329号、特開昭57ー45785号公報には、エポキシ樹脂に不飽和モノカルボン酸を反応させ、更に多塩基酸無水物を付加させた反応生成物をベースポリマーとする材料が開示されている。また、特公平1ー54390号公報には、ノボラック型エポキシ樹脂と不飽和モノカルボン酸との反応物と、飽和または不飽和多塩基酸無水物とを反応せしめて得られる活性エネルギー線硬化性樹脂と、光重合開始剤を含有する希アルカリ水溶液により現像可能な光硬化性の液状レジストインキ組成物が開示されている。
【0005】
これらの液状ソルダーレジスト組成物は、エポキシアクリレートにカルボキシル基を導入することによって、光感光性や希アルカリ水溶液での現像性を付与させたものであり、作業性、生産性の点では改善されているが、より高感度を求める要求を十分には満たすことができない。
この改善策として、特開平11−24254号公報には、多官能性エポキシ樹脂にアクリル酸又はメタクリル酸を反応させ、さらに多塩基酸無水物を反応させることにより生成したカルボキシル基にグリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートを付加させた反応生成物をベースポリマーとして含有する液状ソルダーレジスト組成物が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平11−24254号公報に記載の液状ソルダーレジスト組成物は、高感度であり、しかも、耐熱性、電気絶縁性、耐薬品性に優れたプリント配線板用のソルダーレジスト膜に好適な感光性樹脂組成物であるが、プリント基板における塗布膜乾燥時の未露光対応部分の現像時除去可能な塗布膜硬化度の熱的許容限度の管理である、いわゆる熱管理幅についての直接の記載がなされていない。
このような熱管理幅が狭いと、すなわち熱による温度の上昇の許容範囲が狭いと、液状ソルダーレジスト組成物をプリント配線板へ塗布し、その溶剤を除去する乾燥過程で、その許容範囲を超えた時間もしくは温度により塗布膜の樹脂組成物が硬化をし始め、その後に露光し、現像すると、未露光部分が現像液により除去され難いという問題を生じ、上述した高解像性や高精度化の点で問題を生じることがある。
本発明は、特開平11−24254号公報に明確には記載されていない部分について、特にこの熱管理幅を広くすることができることを明確にし、その選択性を明らかにした液状ソルダーレジスト組成物を提供し、さらに同公報に記載されていないその他の新規な構成の液状ソルダーレジスト組成物を提供するものである。
【0007】
本発明の第1の目的は、紫外線露光及び希アルカリ水溶液による現像により画像形成可能であって、高感度であり、しかも耐熱性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れたパターンを与えることができる、特開平11−24254号公報に記載されていない新規な構成の感光性樹脂組成物を提供することにある。
本発明の第2の目的は、紫外線露光及び希アルカリ水溶液による現像により画像形成可能であって、熱管理幅が広く、かつ高感度であり、しかも耐熱性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れたパターンを与えることができる感光性樹脂組成物を提供することにある。
本発明の第3の目的は、プリント配線板用ソルダーレジストとして好適な感光性樹脂組成物を提供することにある。
本発明の第4の目的は、そのプリント配線板用ソルダーレジスト膜を有する電子部品搭載前又は後のプリント配線板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、(1)、(A)多官能性エポキシ樹脂のエポキシ基の少なくとも一部にアクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方を反応させ、さらに多塩基酸及びその無水物の少なくとも一方を反応させることにより生成したカルボキシル基に、1分子中に不飽和基を少なくとも1つ有するグリシジリル化合物を反応させて得られる感光性プレポリマー、(B)光重合開始剤、C)反応性希釈剤及び(D)熱硬化性化合物を含有する希アルカリ水溶液で現像可能な感光性樹脂組成物であって、上記(A)成分において、1分子中に不飽和基を少なくとも1つ有するグリシジリル化合物としてペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル、又は、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートを用い、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテルのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05〜0.5モルの割合で反応させ、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05モル以上0.17モル以下の割合で反応させる感光性樹脂組成物、(2)、(A)成分において、多官能性エポキシ樹脂のエポキシ基の1当量に対し、アクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方を0.7〜1.2当量加えて反応させ、さらにその生成した水酸基1モルに対し、多塩基酸及びその無水物の少なくとも一方を0.3〜1.0モルの割合で反応させる上記(1)の感光性樹脂組成物、(3)、(B)成分を、(A)成分100重量部に対し、0.5〜50重量部の割合で用いる上記(1)又は(2)の感光性樹脂組成物、(4)、(C)成分の反応性希釈剤が1分子中に二重結合を2個以上有する化合物であり、かつ(C)成分を、(A)成分100重量部に対し、2〜40重量部の割合で用いる上記(1)ないし(3)のいずれかの感光性樹脂組成物、(5)、(D)成分の熱硬化性化合物が1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物であり、かつ(D)成分を、(A)成分100重量部に対し、2〜40重量部の割合で用いる上記(1)ないし(4)のいずれかの感光性樹脂組成物、(6)、上記(1)ないし(5)のいずれかの(A)〜(D)成分の硬化膜を有するソルダーレジスト膜を被覆した電子部品搭載をする前又はした後のプリント配線板を提供するものである。
【0009】
本発明において、(A)成分を得るには、多官能性エポキシ樹脂としては、2官能以上のエポキシ樹脂であればいずれでも使用可能であり、エポキシ当量の制限は特にないが、通常1,000以下、好ましくは100〜500のものを用いる。
例えば、ビスフェノールA型、ビスフノールF型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型等のエポキシ樹脂及びこれらの樹脂にBr,Cl等のハロゲン原子を導入したものなどが挙げられる。これらの内でも耐熱性を考慮すると、ノボラック型エポキシ樹脂が好ましい。
【0010】
次に、これらのエポキシ樹脂とアクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方(以下、(メタ)アクリル酸ということがある。)を反応させることによって、分子中に二重結合を導入した重合性エポキシ樹脂を得る。この反応は、エポキシ樹脂のエボキシ基と(メタ)アクリル酸のカルボキシル基を反応させ、水酸基を生成する反応であるが、(メタ)アクリル酸は、多官能性エポキシ樹脂のエポキシ基の1当量に対し、0.7〜1.2当量、好ましく0.8〜1.0当量加えて反応させる。このようにして、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂が得られる。
更に、このエポキシ(メタ)アクリレート樹脂に多塩基酸及びその無水物の少なくとも一方(以下、多塩基酸(無水物)ということがある。)を反応させる。この反応は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂の上記の水酸基に多塩基酸(無水物)を反応させるものである。これらの多塩基酸及びその無水物の内でも、多塩基酸無水物を用いることが好ましい。
多塩基酸無水物としては、例えば、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、無水マレイン酸、テトラメチレン無水マレイン酸、無水トリメリット酸、無水クロレンド酸、無水ピロメリット酸、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物なとが挙げられる。多塩基酸としては、例えば無水フタル酸の水和物であるフタル酸のように、上記の各無水物の水和物を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、複数併用してもよい。これらの内でも、本発明の感光性樹脂組成物の性能の点から、ヘキサヒドロ無水フタル酸が好ましい。
【0011】
多塩基酸(無水物)は、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂の上記の水酸基1モルに対し、通常0.3〜1.0モルの割合で反応させるが、露光時に高感度の樹脂膜が得られる点からは、好ましくは0.4〜1.0、さらに好ましくは0.6〜1.0モルの割合で反応させる。このようにして、多塩基酸(無水物)の反応により分子中にカルボキシル基を新たに導入した多塩基酸(無水物)変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂が得られる。
【0012】
そして、本発明の(A)成分を得る最終工程として、多塩基酸(無水物)変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂の上記カルボキシル基に、1分子中に少なくとも1つの不飽和基を有するグリシジリル化合物を反応させる。この際用いられる不飽和基を有するグリシジリル化合物としては、例えばグリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル等の不飽和基としてエチレン性二重結合を有するグリシジリル化合物が挙げられる。これらの内でも、本発明の感光性樹脂組成物の性能などの点から、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテルが好ましい。なお、グリシジリル基は1分子中に複数有していてもよい。
これらの不飽和基を有するグリシジリル化合物は、上記の導入したカルボキシル基1モルに対し、通常0.05〜0.9モルの割合で反応させるが、得られる感光性樹脂組成物の光感応性(感度)や、上述した熱管理幅及び電気絶縁性等の電気特性などのことを考慮すると、好ましくは0.05〜0.5モル、さらに好ましくは0.1〜0.5モルの割合で反応させるのが有利である。但し、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートのときは、0.05モル以上0.3モル未満とする。このようにして、グリシジル化合物付加多塩基酸(無水物)変性エポキシ(メタ)アクリレート樹脂からなる感光性プレポリマーが得られる。
【0013】
本発明において、(B)成分の光重合開始剤としては、特に制限はなく、従来知られているものはいずれも使用できる。具体的には、代表的なものとしては例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインーnーブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2, 2- ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2- ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、4- (2-ヒドロキエトキシ) フェニル-2-(ヒドロキシ-2- プロピル) ケトン、ベンゾフェノン、p-フェニルベンゾフェノン、4, 4′ージエチルアミノベンゾフェノン、ジクロルベンゾフェノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2- ターシャリーブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、 2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、P−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等が挙げられる。これらを単独または組み合わせて用いることができる。
(B)成分の光重合開始剤の使用量は、上記感光性プレポリマーからなる(A)成分100重量部に対して、通常0.5〜50重量部である。0.5重量部未満では、(A)成分の感光性プレポリマーの光硬化反応が進行し難くなり、50重量部を超えるとその加える量の割には効果は向上せず、むしろ経済的には不利となったり、硬化塗膜の機械的特性が低下することがある。光硬化性、経済性、硬化塗膜の機械的区制などの点からは、その使用量は、好ましくは2.0〜30重量部である。
【0014】
本発明に用いる(C)成分の反応性希釈剤は、前記(A)成分の感光性プレポリマーの光硬化を更に十分にして、耐酸性、耐熱性、耐アルカリ性などを有する塗膜を得るために使用するもので、1分子中に二重結合を少なくとも2個有する化合物が好ましく用いられる。
その反応性希釈剤の代表的なものとしては、例えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンキサイド変性燐酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の反応性希釈剤が挙げられる。
【0015】
上記の2〜6官能その他の多官能反応性希釈剤は単品又は複数の混合系のいずれにおいても使用可能である。又この反応性希釈剤の添加量は、(A)成分の感光性プレポリマー100重量部に対して、通常2.0〜40重量部である。その添加量が2.0重量部より少ないと十分な光硬化が得られず、硬化塗膜の耐酸性、耐熱性等において十分な特性が得られず、また、添加量が40重量部を越えるとタックが激しく、露光の際アートワークフィルムの基板への付着が生じ易くなり、目的とする硬化塗膜が得られ難くなる。
光硬化性、硬化塗膜の耐酸性、耐熱性等、アートワークフィルムの基板への付着の防止の点からは、(C)成分の反応性希釈剤の添加量は、好ましくは4.0〜20重量部である。
【0016】
本発明の感光性樹脂組成物においては、ポストキュアー後において十分に強靭な塗膜を得るために(D)成分の熱硬化性化合物を加える。
この熱硬化性化合物の代表的なものとしては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、(プロピレン、ポリプロピレン)グリコールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエーテル、1.6ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、(エチレン、プロピレン)グリコールジグリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタンポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールポリグリシジルエーテル、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレート、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート等の1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物が好ましい。これらの熱硬化性化合物は単独で用いてもよいし、複数併用してもよい。
【0017】
(D)成分の熱硬化性化合物は、更に反応促進剤としてメラミン化合物、イミダゾール化合物、フェノール化合物等の公知のエポキシ硬化促進剤を併用して、塗膜をポストキュアーすることを促進することもできる。この熱硬化性化合物の併用により、得られるレジスト皮膜の耐熱性、耐酸性、耐溶剤性、密着性、硬度などの諸特性を向上させることができ、プリント配線板用のソルダーレジストとして有用である。
この(D)成分の熱硬化性化合物は、上記(A)成分の感光性プレポリマー100重量部に対し、通常2〜40重量部の割合で添加される。この添加量が2重量部未満ではポストキュアー後において、所望の物性を有する塗膜が得られないことがあるし、40重量部を超えると(A)成分の感光性プレポリマーの光硬化性が低下することがある。ポスキキュアー後の塗膜物性及び(A)成分の光硬化性などの点から、この熱硬化性化合物の添加量は、好ましくは4〜20重量部である。
【0018】
本発明の感光性樹脂組成物には、(A)〜(D)成分のほかに、必要に応じて種々の添加剤、例えばシリカ、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の無機顔料、フタロシアニン系、アゾ系等の有機顔料、消泡剤、レベリング剤等の塗料用添加剤などを含有させることができる。
【0019】
上述のようにして得られた本発明の感光性樹脂組成物は、例えば銅張り積層板の銅箔をエッチングして形成した回路のパターンを有するプリント配線板に所望の厚さで塗布した後、60〜80℃程度の温度で15〜60分間程度加熱して溶剤を揮散させた後、これに上記回路のパターンのはんだ付けランド以外は透光性にしたパターンのネガフィルムを密着させ、その上から紫外線を照射させた後、このはんだ付けランドに対応する非露光領域を希アルカリ水溶液で除去することにより塗膜が現像される。この際使用される希アルカリ水溶液としては0.5〜5重量%の炭酸ナトリウム水溶液が一般的であるが、他のアルカリも使用可能である。
次いで150℃の熱風循環式の乾燥機等で30分間ポストキュアーを行うことにより目的とするソルダーレジスト皮膜を形成せしめることができる。
このようにしてソルダーレジスト膜で被覆したプリント配線板が得られ、これに電子部品が噴流はんだ付け方法や、リフローはんだ付け方法によりはんだ付けされることにより接続、固定されて搭載され、一つの電子回路ユニットが形成される。
本発明においては、その電子部品搭載前のソルダーレジスト皮膜を被覆したプリント配線板、このプリント配線板に電子部品搭載した電子部品搭載後のプリント配線板のいずれをもその対象に含む。
【0020】
【発明の実施の形態】
後述する実施例で使用する各成分及びその成分比を中心に、各成分の上述した化合物の中から選択された類似化合物、各成分比の上述した好ましい範囲について、後述する実施例を包括する上位概念の発明を構成することができる。例えば、多官能性エポキシ樹脂としてノボラック型エポキシ樹脂、多塩基酸(無水物)として無水フタル酸類、グリシジリル化合物としてエチレン性二重結合のビニル基を1〜3個及びグリシジリル基を1個有するグリシジリル化合物を挙げることができる。
【0021】
【実施例】
次ぎに、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例によってなんら限定されるものではない
造例1
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220、エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸64.8重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸123.2重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させた後、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル57.6重量部を加え、さらに反応させて固形分66重量%の感光性プレポリマーを得た。
【0022】
製造例2
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220、エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸64.8重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸92.4重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させた後、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル19.2重量部を加え、さらに反応させて固形分61重量%の感光性プレポリマーを得た。
【0023】
製造例3
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220,エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸64.8重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸92.4重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させた後、グリシジルメタクリレート14.2重量部を加え、さらに反応させて固形分61%重量の感光性プレポリマーを得た。
【0024】
製造例4
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220,エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸64.8重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸138.6重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させた後、グリシジルメタクリレート56.8重量部を加え、さらに反応させて固形分66重量%の感光性プレポリマーを得た。
【0025】
製造例5
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220,エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸72重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸15.2重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させて、固形分66重量%の感光性プレポリマーを得た。
【0026】
製造例6
カルビトールアセテート250重量部に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(住友化学工業(株)社製 ESCN−220,エポキシ当量220)220重量部及びアクリル酸72重量部を溶解し、還流下に反応させて、クレゾールノボラック型エポキシアクリレートを得た。次いでこのエポキシアクリレートにヘキサヒドロ無水フタル酸136.8重量部を加え、酸価が理論値になるまで還流下で反応させて、固形分63重量%の感光性プレポリマーを得た。
【0027】
実施例1
製造例1で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロ−ルで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を後述の試験法によって調べた結果を表1に示す。
【0028】
実施例2
製造例1で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0029】
実施例3
製造例2で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0030】
実施例4
製造例3で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0031】
比較例1
製造例4で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0032】
比較例2
製造例5で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0033】
比較例3
製造例6で得られた感光性プレポリマー100重量部に対し、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノンを8.0重量部、ジエチルチオキサントンを0.8重量部、トリメチロールプロパントリアクリレートを8.0重量部、トリグリシジルトリス(2ーヒドロキシエチル)イソシアヌレートを8.0重量部、フタロシアニングリーンを0.5重量部及びタルクを8.0重量部の割合で配合し、これを3本ロールで混合分散させて、感光性樹脂組成物の溶液を調製した。
この感光性樹脂組成物の感度及び塗膜性能を実施例1と同様にして調べた結果を表1に示す。
【0034】
感光性樹脂組成物及び塗膜性能(はんだ耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、電気特性)の評価方法は、以下のとおりである。
塗膜性能は、予め面処理済みの基板(銅張り積層板)に、スクリーン印刷法により、上記実施例1〜4、比較例1〜3のそれぞれの感光性樹脂組成物を35μmの厚さ(乾燥前)に塗工してそれぞれの塗工基板を作製し、それぞれの塗工基板を80℃、20分間予備乾燥後、600mj/cm2 の露光量で紫外線を照射し、次いで1%炭酸ナトリウム水溶液で60秒間現像した後、150℃、30分間ポストキュアーすることにより塗膜を硬化させてそれぞれの試験片を作製し、このそれぞれの試験片の塗膜について評価を行った。
【0035】
▲1▼ 感度
予備乾燥後の塗工基板に感度測定用ステップタブレット(コダック14段)を設置し、ステップタブレットを通しメインピ−クが365nmの波長の紫外線の照射光量をオ−ク製作所社製の積算光量計を用い300mJ/cm2 照射したものをテストピ−スとし、1重量%の炭酸ナトリウム水溶液を用い、2.0kg/cm2 のスプレ−圧で60秒間現像を行った後の露光部分の除去されない部分を数字にて表わした。
【0036】
▲2▼ はんだ耐熱性
硬化塗膜を、JIS C 6481の試験方法に従って、260℃のはんだ槽に30秒浸漬後、セロハンテープによるピーリング試験を1サイクルとした計1〜3サイクルを行った後の塗膜状態を目視により評価した。
◎:3サイクル後も塗膜に変化がないもの
○:3サイクル後にほんの僅か変化しているもの
△:2サイクル後に変化しているもの
×:1サイクル後に剥離を生じるもの
【0037】
▲3▼ 耐薬品性
硬化塗膜を10重量%の塩酸に30分浸漬した後の塗膜状態を目視により評価した。
◎:全く変化が認められないもの
○:ほんの僅か変化しているもの
△:顕著に変化しているもの
×:塗膜が膨潤して剥離したもの
【0038】
▲4▼ 耐溶剤性
硬化塗膜を塩化メチレンに30分浸漬した後の塗膜状態を目視により評価した。
◎:全く変化が認められないもの
○:ほんの僅か変化しているもの
△:顕著に変化しているもの
×:塗膜が膨潤して剥離したもの
【0039】
▲5▼ 電気特性(絶縁抵抗及び変色)
硬化塗膜にIPC−SM−840B B−25テストクーポンのくし型電極を置き、60℃、90%RH(相対湿度)の恒温恒湿槽中で100Vの直流電圧を印加し、500時間後の絶縁抵抗及び変色を評価した。
◎:全く変色していないもの
○:薄く変色しているもの
△:顕著に変色しているもの
×:黒く焦げ付いているもの
【0040】
▲6▼ 熱管理幅
上述の塗膜性能を調べるための試験片を作製する際の塗工基板を作成する工程において、予備乾燥時間を10分間隔で120分まで延長した塗工基板を試験片とし、1重量%の炭酸ナトリウム水溶液を用い、2.0kg/cm2 のスプレー圧で60秒現像を行い、塗工膜を完全に除去することができるのに要した最長の予備乾燥時間(min)を測定した。
【0041】
【表1】
Figure 0003750101
【0042】
表1の結果から、不飽和基を3個有するグリシジリル化合物を用いた製造例1、2の感光性プレポリマーを使用した実施例1〜3のもの、不飽和基を1個有するグリシジリル化合物を用いた製造例3の感光性プレポリマーを使用した実施例4のものは、いずれの性能も優れている。特に熱管理幅は、同じグリシジリル化合物を用いた実施例と、製造例4の感光性プレポリマーを使用した比較例1では、その使用量が多塩基酸(無水物)変性エポキシアクリレートのカルボキシル基1モルに対し、前者が0.17モル使用し、後者が0.44モル使用したことにより、前者が約1.8倍優れ、その使用量の選択的効果が分かる。
また、グリシジリル化合物を用いない製造例5、6の感光性プレポリマーを使用した比較例2、3のものは、多塩基酸無水物の使用量の少ない比較例2では、現像不良であり、その使用量が製造例4の場合と同様であっても、グリシジリル化合物を用いていない比較例3では、実施例1〜4のものが電気特性では3桁近く優れ、熱管理幅では1割ないし2割優れていることが分かる。
なお、上述した発明において、「感光性樹脂組成物」を「ソルダーレジスト用感光性樹脂組成物」としてもよく、さらに「塗布膜乾燥時の未露光対応部分の現像時除去可能な(又は(解像度、精度において)現像性に優れる)塗布膜硬化度の熱的許容限度の管理である熱管理幅が広い」の用途限定を加えてもよく、「ソルダーレジスト膜を被覆したプリント配線板の製造方法」としてもよく、また、その他の上述した数値その他の限定、さらにはこれらの任意の複数を組み合わせた限定を加えた発明としてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、上記(A)〜(D)を含有する希アルカリ水溶液で現像可能な感光性樹脂組成物であって、上記(A)成分において、1分子中に不飽和基を少なくとも1つ有するグリシジリル化合物としてペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル、又は、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートを用い、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテルのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05〜0.5モルの割合で反応させ、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05モル以上0.17モル以下の割合で反応させる感光性樹脂組成物を提供できるので、紫外線露光及び希アルカリ水溶液による現像により画像形成可能であって、高感度であり、しかも耐熱性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れたパターンを与えることができる、特開平11−24254号公報に記載されていない新規な構成の感光性樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、紫外線露光及び希アルカリ水溶液による現像により画像形成可能であって、熱管理幅が広く、かつ高感度であり、しかも耐熱性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れたパターンを与えることができる感光性樹脂組成物を提供することができる。
また、本発明は、上記の性能を有するプリント配線板用ソルダーレジストとして好適な感光性樹脂組成物を提供することができる。
そして、本発明は、そのプリント配線板用ソルダーレジスト膜を有する電子部品搭載前又は後のプリント配線板を提供することができる。

Claims (6)

  1. (A)多官能性エポキシ樹脂のエポキシ基の少なくとも一部にアクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方を反応させ、さらに多塩基酸及びその無水物の少なくとも一方を反応させることにより生成したカルボキシル基に、1分子中に不飽和基を少なくとも1つ有するグリシジリル化合物を反応させて得られる感光性プレポリマー、(B)光重合開始剤、C)反応性希釈剤及び(D)熱硬化性化合物を含有する希アルカリ水溶液で現像可能な感光性樹脂組成物であって、上記(A)成分において、1分子中に不飽和基を少なくとも1つ有するグリシジリル化合物としてペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテル、又は、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートを用い、ペンタエリスリトールトリアクリレートモノグリシジルエーテルのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05〜0.5モルの割合で反応させ、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレートのときは、カルボキシル基1モルに対し、0.05モル以上0.17モル以下の割合で反応させる感光性樹脂組成物。
  2. (A)成分において、多官能性エポキシ樹脂のエポキシ基の1当量に対し、アクリル酸及びメタクリル酸の少なくとも一方を0.7〜1.2当量加えて反応させ、さらにその生成した水酸基1モルに対し、多塩基酸及びその無水物の少なくとも一方を0.3〜1.0モルの割合で反応させる請求項1記載の感光性樹脂組成物。
  3. (B)成分を、(A)成分100重量部に対し、0.5〜50重量部の割合で用いる請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
  4. (C)成分の反応性希釈剤が1分子中に二重結合を2個以上有する化合物であり、かつ(C)成分を、(A)成分100重量部に対し、2〜40重量部の割合で用いる請求項1ないし3のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
  5. (D)成分の熱硬化性化合物が1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ化合物であり、かつ(D)成分を、(A)成分100重量部に対し、2〜40重量部の割合で用いる請求項1ないし4のいずれかに記載の感光性樹脂組成物。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の(A)〜(D)成分の硬化膜を有するソルダーレジスト膜を被覆した電子部品搭載をする前又はした後のプリント配線板。
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