JP3747727B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レリースレバーの動作に応じて、プラテンと従動ローラ間の距離を可変できる構造を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラテン巻き付けタイプの記録装置において、その紙送り構造は、従動ローラホルダに取り付けられた従動ローラを、プラテンに対して、接離自在に構成することによって、同一の紙経路で、単票紙と連続紙の二種類の紙送りにおける両立を図っている。この紙送り構造では、一般に、サイドフレームの外側に設けられてレリースレバーの動作に連動して動作する入力ギアと、サイドフレームの内側に延在するレリース軸に連結されるとともに、サイドフレームの軸受け孔を通じて当該フレームの外側に導出されて前記入力ギアに噛み合う伝達ギアとを備え、前記レリースレバーの動作に連動して、各ギアを介してレリース軸を回動させて、これにより、従動ローラとプラテンとを接離させている。
【0003】
図11は従来の構造を示す。
【0004】
この構造では、レリースレバー101の動作に応じて回動する入力ギア102を備え、この入力ギア102にサイドフレーム103の外側で噛み合う伝達ギア104を備えて構成されている。この伝達ギア104は、軸受け部105を一体に有し、この軸受け部105がサイドフレーム103の軸受け孔106を貫通し、このフレーム103の内側に延在するレリース軸107の軸端に連結されている。そして、レリースレバー101の動作に応じて、各ギア102,104を介してレリース軸107を回動させ、図示を省略した紙送り構造を構成する従動ローラをプラテンに接離自在に構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、レリース軸107と伝達ギア104とが別体の構造であるため、2部品が必要になり、部品管理を含めた製造コストが増大すると共に、その組立が困難になるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、従来の技術が有する課題を解消し、製造コストが低減し、組立の自由度を向上させた記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、サイドフレームの外側に設けられてレリースレバーの動作に連動して動作する入力ギアと、サイドフレームの内側に延在するレリース軸に連結されるとともに、サイドフレームの軸受け孔を通じて当該フレームの外側に導出されて前記入力ギアに噛み合う伝達ギアとを備え、前記レリースレバーの動作に連動して、各ギアを介してレリース軸を回動させて、紙送り構造を構成する従動ローラをプラテンに接離自在に構成した記録装置において、前記レリース軸と前記伝達ギアとを当該伝達ギアの直径よりも直径の大きい軸受け部を介して一体に形成し、前記サイドフレームの軸受け孔がこの軸受け部を回動自在に支持する構成を有したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のにおいて、レリース軸と前記伝達ギアとの一体構造物を前記サイドフレームの内側から斜めに挿入し、前記サイドフレームの軸受け孔を通じて、当該伝達ギアを当該フレームの外側に導出可能に構成した、ことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のにおいて、サイドフレームの軸受け孔に前記軸受け部を斜めに挿入できるように、当該軸受け部の外周形状を略円弧状に形成した、ことを特徴とするものである。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のにおいて、サイドフレームの軸受け孔を前記軸受け部の一半周を支持する一半周支持体と、当該軸受け部の他半周を支持する他半周支持体とで形成し、各支持体を軸受け部の軸方向にずらして配置した、ことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、ドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図、図2は、図1のプリンタ本体を示す平面図、図3は、図1のプリンタ本体を示す右側面図である。それぞれの図において、10はドットインパクトプリンタを示し、このプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、このプリンタ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う図示しないアッパケース及びロアケースと、を有して構成されている。
【0013】
このプリンタ10は、図4に示すように、インクリボン50を備え、図示しない多数のニードルピンを、インクリボン50を介してシートSに打ち付けてドットを記録することにより、文字を含む画像を印刷する。
【0014】
上記プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14、シート案内フレーム15(図4)、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備えた印刷機構部20と、プラテン21、シート案内22及び従動ローラ51(図4)を備えたシート搬送機構部23と、を有して構成されている。
【0015】
ベースフレーム14及びシート案内フレーム15は、図3に示すように、ほぼ平行配置され、これらのベースフレーム14及びシート案内フレーム15の両端に上記左サイドフレーム16、右サイドフレーム17がそれぞれ立設して固定される。これらの左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に、図1に示すように、キャリッジガイド24が架け渡され、かつ回転自在に枢支され、プラテン21が架け渡されて回転自在に配設され、シート案内22が架け渡されて固定されている。また、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17の後方部、上方部それぞれには、前記プッシュトラクタユニット12、及び排出ユニット13をそれぞれ装着可能にした、トラクタユニット装着部、排出ユニット装着部(それぞれ不図示)が設けられている。
【0016】
図1に示すプッシュトラクタユニット12は、シートSとしての連続紙をシート搬送機構部23へ送り出し、排出ユニット13は、連続紙をシート搬送機構部23からプリンタ10外へ引き出すものである。図2に示すように、プッシュトラクタユニット12は、各一本のトラクタ駆動軸26及びトラクタガイド軸27と、対称形状の一対のトラクタ28A及び28Bと、対称形状の一対のトラクタフレーム29A及び29Bとを備えてなる。
【0017】
トラクタガイド軸27の両端部に一対のトラクタフレーム29A及び29Bが固定支持される。また、トラクタ駆動軸26は、その両端部が一対のトラクタフレーム29A及び29Bに回転自在に支持される。
【0018】
このトラクタ駆動軸26の少なくとも一方の端部に、トラクタ駆動ギア30(図3)が回転一体に固定されている。また、トラクタ28A及び28Bは、トラクタガイド軸27に回転自在且つ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)と、トラクタ駆動軸26に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)とにトラクタベルト33が巻き掛けられ、シート押え蓋34を備えて構成される。
【0019】
一対のトラクタ28A及び28Bの距離は、搬送すべき連続紙の幅寸法に対応して調整可能とされる。また、トラクタベルト33の全外周に突設された複数本のピン35が、連続紙の幅方向両側に穿設された穴(不図示)に係合可能とされる。尚、符号36は、トラクタ駆動軸26とトラクタガイド軸27の少なくとも一方に嵌合されて連続紙を支持するシートサポートである。
【0020】
上記排出ユニット13は、図4に示すように、ローラ軸31に回転一体に設けられた排出ローラ32を備えたものである。
【0021】
この排出ローラ32の回転によって、記録ヘッド18により記録されたシートSがプリンタ10外へ排出される。また、上記ローラ軸31の一端部に排出ギア40(図3)が回転一体に固定されている。
【0022】
図1に示すように、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17の一方、例えば、右サイドフレーム17にはシート搬送モータ37、及び動力伝達系としての歯車輪列部38が設置されている。
【0023】
この歯車輪列部38は、図3に示すように、モータピニオン39、第1減速ギア41、第2減速ギア42、プラテン駆動ギア43、伝達ギア44、上記トラクタ駆動ギア30、伝達ギア40A及び排出ギア40を有して構成される。
【0024】
モータピニオン39は、シート搬送モータ37の回転軸に回転一体に固定される。このモータピニオン39の駆動力が第1減速ギア41及び第2減速ギア42を経てプラテン駆動ギア43へ伝達されて、プラテン21が矢印A方向に回転される。また、モータピニオン39の駆動力が第1減速ギア41、第2減速ギア42及び伝達ギア44を経てトラクタ駆動ギア30へ伝達されて、プッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動プーリが矢印B方向に回転し、このプッシュトラクタユニット12のトラクタベルト33が同方向(矢印B方向)に回転する。更に、モータピニオン39の駆動力が第1減速ギア41、第2減速ギア42、プラテン駆動ギア43及び伝達ギア40Aを経て排出ギア40へ伝達されて、排出ユニット13の排出ローラ32が図4に示すように矢印C方向に回転する。
【0025】
プッシュトラクタユニット12のトラクタベルト33の回転により、このトラクタベルト33のピン35の作用で、連続紙は、シート搬送機構部23のシート案内22に案内され、このシート案内22とプラテン21との間に形成されるシート搬送経路52を経てプラテン21へ向い、矢印D方向に送給される。また、排出ユニット13の排出ローラ32の回転により、後述のごとく記録ヘッド18により文字等が記録された連続紙は、シート搬送機構部23のプラテン21から矢印E方向に引き出される。これにより、連続紙または単票紙は、キャリッジ19の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0026】
図3に示すレリースレバー46の操作によって、伝達ギア44はプッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動ギア30と噛み合い、または離脱可能に構成される。レリースレバー46の操作により、伝達ギア44がトラクタ駆動ギア30と噛み合っている時には、後述するように、図4に示すレリース軸53に形成されたカム54の作用で、シート搬送機構部23の従動ローラ51がプラテン21から離反して、上述のごとくプラテン21へシートSとしての連続紙が供給され搬送される。また、レリースレバー46の操作により、伝達ギア44がトラクタ駆動ギア30から離脱した時には、上記カム54の作用で、シート搬送機構部23の従動ローラ51がプラテン21に接触して回転し、図示しないシート供給ガイドから、シートSとしての単票紙が、シート搬送機構部23のシート搬送経路52を経てプラテン21へ供給され搬送される。
【0027】
図1に示す前記キャリッジ19は、キャリッジガイド24に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18を搭載する。キャリッジガイド24がプラテン21と平行に配置されることから、キャリッジ19は、これらのプラテン21及びキャリッジガイド24の軸方向と一致する主走査方向に移動(走査)可能に設けられる。このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ55(図3)及びタイミングベルト56(図4)を備えたキャリッジ駆動系により走査される。キャリッジ駆動モータ55はベースフレーム14に固定され、このキャリッジ駆動モータ55にキャリッジ駆動プーリ(不図示)が回転一体に取り付けられる。また、図1に示すように、左サイドフレーム16の前方部下端には、プーリ支承部47がベースフレーム14と平行に一体に設けられており、このプーリ支承部47に図示しないキャリッジ従動プーリが支持されている。これらのキャリッジ駆動プーリとキャリッジ従動プーリにタイミングベルト56が巻き掛けられ、このタイミングベルト56にキャリッジ19が結合される。
【0028】
従って、キャリッジ駆動モータ55の正転または逆転により、キャリッジ19は、タイミングベルト56を介しキャリッジガイド24に案内されて、主走査方向における図1の左向きまたは右向きに走査される。
【0029】
上記プーリ支承部47にはリボン駆動軸48が設けられる。このリボン駆動軸48は、左サイドフレーム16及び右サイドフレーム17に装着されたリボンカセット49(図4)内のインクリボン50を移動させるものである。
【0030】
このインクリボン50はプラテン21の前方を、このプラテン21の軸方向に沿って移動する。
【0031】
前記記録ヘッド18は多数のニードルピン(不図示)を備え、これらのニードルピンの突出方向前方にインクリボン50が位置する。記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走査する間に、ニードルピンを突出させてインクリボン50に打ち当て、インクリボン50のインクをプラテン21の前方周面に接するシートS(連続紙または単票紙)に付着させて、このシートSに文字を含む画像を記録する。この記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向きまたは右向きに走査する間に、記録ヘッド18のニードルピンにより一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、シートSが連続紙の場合には、シート搬送機構部23のプラテン21、プッシュトラクタユニット12及び排出ユニット13が、また、シートSが単票紙の場合には、シート搬送機構部23のプラテン21、従動ローラ51及び排出ユニット13が、それぞれシートSを所定量(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
【0032】
尚、図4に示す符号57は、ベースフレーム14とシート案内フレーム15との間に開口して形成されて、プリンタ10の下方からシート搬送機構部23内へシートSを供給するためのボトムシート供給口である。
【0033】
図5は、左サイドフレーム16、右サイドフレーム17並びにシート案内22を示す組立斜視図、図6は、図5の右サイドフレーム17側から見た側面図、図7は、図6のA−A断面図である。
【0034】
右サイドフレーム17の外側には、レリースレバー46の動作に連動して、上記したレリース軸53(図4)を回動させる機構150が設けられている。この機構150は、図6に示すように、レリースレバー46に一体に連結されたプレート151と、このプレート151に形成された入力ギア152と、この入力ギア152に噛み合う伝達ギア153とを備え、この伝達ギア153は、図7に示すように、レリース軸53に一体に連結されている。
【0035】
上記レリースレバー46を、図6の矢印方向に動かすと、これに連動して入力ギア152が動作し、これに噛み合う伝達ギア153が回動し、これに一体に連結されたレリース軸53が回動する。
【0036】
このレリース軸53は、図4に示すように、従動ローラホルダ154の孔部154aを貫通している。この従動ローラホルダ154は、図5に示すように、シート案内22に形成された開口22aに臨んでおり、その上面には上記従動ローラ51が設けられている。この従動ローラホルダ154の下面には、図4に示すように、ばね155が当接しており、このばね155は、従動ローラホルダ154を常に上方へ付勢している。
【0037】
レリース軸53の軸上にはカム54が一体に形成され、このカム54は従動ローラホルダ154の孔部154aに位置している。
【0038】
このレリース軸53が軸心Aを中心に、実線位置に回動した場合、それに一体形成されたカム54が、ばね155のばね力に抗して従動ローラホルダ154を押し下げる。これによれば、従動ローラ51がプラテン21から離反して、上述のごとくプラテン21へシートSとしての連続紙が供給され搬送される。また、レリース軸53が軸心Aを中心に、点線位置に回動した場合、カム54が外れて、ばね155のばね力によって従動ローラホルダ154が押し上げられる。これによれば、従動ローラ51がプラテン21に接触して回転し、図示しないシート供給ガイドから、シートSとしての単票紙が、シート搬送経路52を経てプラテン21へ供給され搬送される。
【0039】
図8は、右サイドフレーム17を示す斜視図である。この右サイドフレーム17には、軸受け孔156が形成されている。
【0040】
本実施形態では、図7に示すように、レリース軸53と伝達ギア153とが軸受け部157を介して一体に形成されている。この軸受け部157は、その直径d1が、伝達ギア153の直径d2よりも大きく形成され、右サイドフレーム17に形成された軸受け孔156に回転自在に支持されている。なお、図示は省略したが、上記レリース軸53の他端は、左サイドフレーム16の内側で、軸受けによって回転自在に支持されている。
【0041】
図9は、図7に示す軸受け孔156と軸受け部157との位置関係を模式的に示したものである。
【0042】
軸受け孔156は、図8及び図9に示すように、軸受け部157の一半周を支持する一半周支持体156aと、当該軸受け部157の他半周を支持する他半周支持体156bとで形成され、各支持体156a,156bは軸受け部157の軸方向に寸法W1だけずらして形成されている。軸受け部157の幅寸法W2はこの寸法W1よりも大きく形成されている。
【0043】
これによれば、各支持体156a,156bの隅部間を結ぶ最大距離D(図9)が、軸受け部157の直径d1よりも大きくなるので、図9に点線で示すように、レリース軸53と伝達ギア153との一体構造物を右サイドフレーム17の内側から斜めに挿入し、右サイドフレーム17の軸受け孔156を通じて、伝達ギア153をフレーム17の外側に導出し、この外側で伝達ギア153を入力ギア152に噛み合せることができる。
【0044】
従来の構成では、レリース軸53と伝達ギア153とが別体であったため、2部品が必要になり、部品管理を含めた製造コストが増大していたが、本実施形態では、上記構成により、レリース軸53と伝達ギア153との一体構造物を、そのまま組み込むことが可能になり、部品管理を含めた製造コストの低減、並びに組立の自由度を向上させることができる。
【0045】
図10は、別の実施形態を示している。
【0046】
本実施形態では、上記実施形態とは異なり、右サイドフレーム17には単に貫通する軸受け孔161が形成され、この軸受け孔161に回転自在に支持される軸受け部162の外周形状が、右サイドフレーム17の軸受け孔161に軸受け部162を斜めに挿入できるように、略円弧状に形成されている。
【0047】
これによれば、一体構造物を右サイドフレーム17の内側から斜めに挿入することにより、右サイドフレーム17の軸受け孔161を通じて、伝達ギア153を右サイドフレーム17の外側に導出できるので、フレーム17の外側で、伝達ギア153を入力ギア152に噛み合せることができる。
【0048】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものでないことは明らかである。
【0049】
【発明の効果】
本発明では、レリース軸と伝達ギアとの一体構造物をそのまま組み込むことが可能になるので、部品管理を含めた製造コストの低減、並びに組立の自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタ本体を示す平面図である。
【図3】図1のプリンタ本体を示す右側面図である。
【図4】図1のプリンタ本体を示す側断面図である。
【図5】左サイドフレーム、右サイドフレーム並びにシート案内を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の右サイドフレーム側から見た側面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】右サイドフレームを示す斜視図である。
【図9】図7に示す軸受け孔と軸受け部との位置関係を模式的に示す図である。
【図10】別の実施形態を示す図9相当図である。
【図11】従来の構成を示す図9相当図である。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置)
17 右サイドフレーム
46 レリースレバー
53 レリース軸
150 回動機構
152 入力ギア
153 伝達ギア
154 従動ローラホルダ
155 ばね
156 軸受け孔
156a 一半周支持体
156b 他半周支持体
157 軸受け部
161 軸受け孔
162 軸受け部
Claims (4)
- サイドフレームの外側に設けられてレリースレバーの動作に連動して動作する入力ギアと、サイドフレームの内側に延在するレリース軸に連結されるとともに、サイドフレームの軸受け孔を通じて当該フレームの外側に導出されて前記入力ギアに噛み合う伝達ギアとを備え、レリースレバーの動作に連動して、各ギアを介してレリース軸を回動させて、紙送り構造を構成する従動ローラをプラテンに接離自在に構成した記録装置において、
前記レリース軸と前記伝達ギアとを当該伝達ギアの直径よりも直径の大きい軸受け部を介して一体に形成し、
前記サイドフレームの軸受け孔がこの軸受け部を回動自在に支持する構成を有したことを特徴とする記録装置。 - 前記レリース軸と伝達ギアとの一体構造物をサイドフレームの内側から斜めに挿入し、サイドフレームの軸受け孔を通じて、当該伝達ギアを当該フレームの外側に導出可能に構成した、
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記サイドフレームの軸受け孔に軸受け部を斜めに挿入できるように、当該軸受け部の外周形状を略円弧状に形成した、
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。 - 前記サイドフレームの軸受け孔を軸受け部の一半周を支持する一半周支持体と、当該軸受け部の他半周を支持する他半周支持体とで形成し、各支持体を軸受け部の軸方向にずらして配置した、
ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
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