JP2005199536A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリッジ軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を防止し、また、キャリッジの走行を安定化させる。
【解決手段】 一対のサイドフレーム18、19間に架け渡されるキャリッジ軸31と、キャリッジ駆動モータ41の出力軸に設けられたモータプーリ60に巻かれるタイミングベルト42と、当該タイミングベルト42の移動によって駆動され前記キャリッジ軸31に沿って移動するキャリッジ21と、当該キャリッジ21に搭載され、記録用紙に記録する記録ヘッド20とを備える記録装置10に、前記キャリッジ駆動モータ41を保持するモータ保持プレート62と、前記モータ保持プレート62を保持する固定フレームたるメインフレーム61と、前記モータ保持プレート62と前記メインフレーム61との間に張られ、前記モータ保持プレート62を介して前記タイミングベルト42に張力を与える引っ張りバネ63とを設け、前記引っ張りバネ63が前記タイミングベルト42に張力を与えたときに、メインフレーム61が回動して前記キャリッジ軸31に対して軸方向の押圧力を与える構成とした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、記録用紙に印字・記録する記録装置に関する。
従来から、一対のサイドフレーム間を連結部材としてのフロントフレームで連結すると共に、これらのサイドフレーム間にキャリッジ軸を架け渡し、記録ヘッドを搭載するキャリッジにキャリッジ軸上を走行(走査)させて、記録ヘッドによりシートへ画像を記録する記録装置が知られている。一般に、上記キャリッジ軸やフロントフレーム等の部品は、寸法公差を加味した寸法で形成されており、サイドフレームとキャリッジ軸の軸端との間に間隙が生じる(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−234927号公報
しかしながら、上記キャリッジ軸とサイドフレームとの間に生じた間隙がキャリッジ軸のスラスト方向(軸方向)のガタとなり、印字のためにキャリッジがキャリッジ軸に沿って走行する際に、このキャリッジ軸も軸方向に動いてしまうため、キャリッジの走行性に悪影響を及ぼし、印字精度の低下や、キャリッジを駆動するキャリッジ駆動モータの脱調を招きキャリッジの安定走行を阻害するといった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、キャリッジ軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を防止し、また、キャリッジの走行を安定化させることができる記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、一対のサイドフレーム間に架け渡されるキャリッジ軸と、駆動モータの出力軸に設けられたモータプーリに巻かれるタイミングベルトと、当該タイミングベルトの移動によって駆動され前記キャリッジ軸に沿って移動するキャリッジと、当該キャリッジに搭載されて記録用紙に記録する記録ヘッドとを備えた記録装置において、前記駆動モータを保持するモータ保持プレートと、前記一対のサイドフレームのいずれか一方側、且つ、前記キャリッジ軸の近傍に固設され、前記モータ保持プレートが前記駆動モータの駆動軸を支点として回動可能となるように当該モータ保持プレートを保持する固定フレームと、前記モータ保持プレートの一端部と前記固定フレームの一端部との間に張られ、前記モータ保持プレートを介して前記タイミングベルトに張力を与える付勢手段とを備え、前記付勢手段が前記タイミングベルトに張力を与えたときに、前記モータ保持プレートが回転されて、当該モータ保持プレートの一部が前記キャリッジ軸に対して軸方向の押圧力を与えるように構成したことを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記キャリッジ軸と前記モータ保持プレートとを連結する連結ピンを備え、前記モータ保持プレート及び前記連結ピンを介して前記キャリッジ軸に対して軸方向の押圧力を与えることを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記連結ピンは、前記キャリッジ軸が周方向に回転可能に、前記キャリッジ軸と前記モータ保持プレートとを連結することを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジ軸の軸方向の移動を抑制して、記録品質の低下を防止し、また、キャリッジの走行を安定化させることができる。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用された記録装置の一態様たるドットインパクトプリンタの全体を示す斜視図であり、図2及び図3は、ドットインパクトプリンタのプリンタ本体の構成を示す斜視図である。また、図4は、プリンタ本体の断面図である。
図1乃至3に示す記録装置としてのドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッド20(図3参照)が備える記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せず)を介してシート(記録用紙)に押し付け、このシート上にドットを形成することにより、文字を含む画像を記録するものである。このシートとしては、所定長さに切断されたカットシートと、複数枚が連接された連続シートとがある。カットシートとしては、例えば単票紙や単票複写紙などの普通紙の他、通帳や葉書、封筒などがあり、連続シートとしては、連続紙、連続複写紙がある。
上記ドットインパクトプリンタ10は、大別すると、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に着脱自在に装着されたプッシュトラクタユニット12(図2)及び排出ユニット13と、プリンタ本体11の上方、下方のそれぞれを覆う外装体としてのアッパケース14A及びロアケース14Bとを備えて構成されている。
上記プリンタ本体11は、図2乃至図4に示すように、本体フレームとしてのベースフレーム15、フロントフレーム16、リアフレーム17(図4)、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19と、記録ヘッド20及びキャリッジ21を備えた記録機構部22と、プラテン23、シート案内24、第1従動ローラ25及び第2従動ローラ26を備えた第1シート搬送機構部27、第3従動ローラ28及び駆動ローラ29を備えた第2シート搬送機構部30と、を有して構成される。
ベースフレーム15、フロントフレーム16及びリアフレーム17の略両端部に、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19が立設して固定される。これら左サイドフレーム18と右サイドフレーム19との間に、キャリッジ軸31が架け渡されて、回動自在に枢支される。更に、左サイドフレーム18と右サイドフレーム19との間にプラテン23が架け渡されて回転自在に配設されるとともに、更にシート案内24がリアフレーム17上に固定して配設される。
プラテン23を含む上記第1シート搬送機構部27は、図4に示すように、プラテン23の下方に第1従動ローラ25及び第2従動ローラ26が配置され、プリンタ本体11のリア側のシート搬送機構として構成される。第1従動ローラ25及び第2従動ローラ26は、従動ローラホルダ32に回転自在に枢支される。従動ローラホルダ32は、リアフレーム17に一端が固定された付勢バネ33によりプラテン23側に付勢され、これにより第1従動ローラ25及び第2従動ローラ26がプラテン23に対して下方から当接しプラテン23の回転力を受けて回転駆動される。
また第2シート搬送機構部30は、第3従動ローラ28と駆動ローラ29とが当接状態で配置されて、プリンタ本体11のフロント側のシート搬送機構として構成される。
プラテン23及び駆動ローラ29は、駆動輪列部34により正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34は、左サイドフレーム18又は右サイドフレーム19の一方、例えば右サイドフレーム19に設置される。この駆動輪列部34は、正転又は逆転可能なシート搬送モータ35(図2)と、シート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定されたモータピニオンと、このモータピニオンからの駆動力をプラテン23へ伝達する複数の減速ギアと、駆動ローラ29へ伝達する複数の減速ギアとを備えて構成される。この構成により、プラテン23と駆動ローラ29とが反対方向に回転し、カットシートまたは連続シートを、プリンタ本体11の前方から後方へ搬送可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ搬送可能とする。従って、カットシート及び連続シートは、キャリッジ21の後述の主走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19のプリンタ本体11におけるフロント側及びリア側の各々には、トラクタユニット装着部40A、40Bが形成され、各々にプッシュトラクタユニット12が着脱自在に装着される。なお、図2は、プリンタ本体11のフロント側にのみプッシュトラクタユニット12が装着された状態を示す。
プリンタ本体11のリア側に装着されるプッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、リア側の上記第1シート搬送機構部27へ供給するものであり、フロント側に装着されるプッシュトラクタユニット12は、フロント側の上記第2シート搬送機構部30へ供給するものである。プリンタ本体11のフロント側及びリア側に装着されるプッシュトラクタユニット12は、各々略同様な構成となっており、左右に一対のトラクタ36を有する。これらのトラクタ36は、トラクタ駆動軸37に回転一体且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラクタガイド軸38に回転自在且つ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ従動駆動プーリ(不図示)とにトラクタベルト39が巻き掛けられ、シート押え蓋(不図示)を備えて構成される。
一対のトラクタ36間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とされる。また、トラクタベルト39の全外周には複数のピンが突設され、連続シートの幅方向両側に穿設された穴に係合可能とされる。このトラクタベルト39も前述の駆動輪列部34により駆動される。
さて、上記キャリッジ21は、キャリッジ軸31に摺動自在に挿通されると共に、フロントフレーム16の上端部に摺接され、更に、記録ヘッド20を搭載する。キャリッジ軸31がプラテン23と平行に配置されることから、キャリッジ21は、これらプラテン23、キャリッジ軸31の軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けられる。
このキャリッジ21は、キャリッジ駆動モータ41の正転又は逆転により往復移動されるタイミングベルト42(図4)に結合される。従って、キャリッジ21は、キャリッジ駆動モータ41の正転又は逆転により、タイミングベルト42を介し、キャリッジ軸31に案内されて、主走査方向における図1乃至3の左向き又は右向きに走査される。ここで、キャリッジ駆動モータ41は、シート搬送モータ35とともに例えばステッピングモータにて構成される。
キャリッジ軸31の前方左側には、リボン駆動軸43が設けられる。このリボン駆動軸43は、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19に装着されたリボンカセット44内のインクリボン(不図示)を移動させるものである。このインクリボンは、記録ヘッド20とプラテン23との間に引き回され、リボン駆動軸43により移動可能に設けられる。
上記記録ヘッド20は、多数の記録ワイヤ(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方にインクリボンが位置する。記録ヘッド20は、キャリッジ21と共に主走査方向に走行される間に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン23と記録ヘッド20との間に搬送されるシートに付着させて、このシートに文字を含む画像を記録する。
記録ヘッド20による記録動作は、キャリッジ21が図1乃至3の主走査方向左向き又は右向きに走行される間に、記録ヘッド20の記録ワイヤにより一行分の記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、上記第1シート搬送機構部27又は第2シート搬送機構部30が、それぞれシートを所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることにより実施される。
上記排出ユニット13は、図4に示すように、ローラ軸45に回転一体に設けられた排出ローラ46を備え、この排出ローラ46の回転によって、記録ヘッド20により記録されたシートがプリンタ10外に排出される。
上記右サイドフレーム19の外側には、レリースレバー47が設けられ、このレリースレバー47の操作によって、シート搬送モータ35の駆動力を伝達する伝達ギア(不図示)が、プリンタ本体11のリア側に装着されたプッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動軸37を駆動するトラクタ駆動ギア(不図示)と噛み合い、または離脱可能に構成される。伝達ギアがトラクタ駆動ギアと噛み合っている時には、図4に示すレリース軸48に形成されたカム49の作用で、第1シート搬送機構部27の第1従動ローラ25がプラテン23から離反して、シートとしての連続紙が、プリンタ本体11のリア側に装着されたプッシュトラクタユニット12からプラテン23へ供給され搬送される。
また、レリースレバー47の操作により、伝達ギアがトラクタ駆動ギアから離脱したときには、上記カム49の作用で、第1シート搬送機構部27の第1従動ローラ25がプラテン23に接触して回転し、図示しないシート供給ガイド等から、シートとしての単票紙が、第1シート搬送機構部27のシート案内24からプラテン23へ供給され搬送される。
上記左サイドフレーム18の外側には、アジャストレバー50が設けられ、このアジャストレバー50の操作によって、その操作量に応じた分だけキャリッジ軸31がプラテン23から離間又は接近可能に構成される。従って、アジャストレバー50の手動操作によって、上記キャリッジ軸31に支持されたキャリッジ21に搭載される記録ヘッド20とプラテン23との間のプラテンギャップを、シート厚等に応じて調整可能となる。
ところで、上述のように、フロントフレーム16の略両端部に、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19が立設して固定されると共に、キャリッジ軸31は、左サイドフレーム18と右サイドフレーム19との間に架け渡されて配置されている。これらフロントフレーム16やキャリッジ軸31は、寸法公差が加味されて形成されており、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19と、キャリッジ軸31との間には、若干の間隙があり、そのためにキャリッジ軸31の軸方向にガタが発生する。そこで、本実施の形態では、このキャリッジ軸31に対して軸方向に押圧力を与えることで、キャリッジ軸31のガタを抑制可能な構成としている。
図5は、本実施の形態に係るプリンタ10の右サイドフレーム19付近の構成を示す上面図である。この図に示すように、右サイドフレーム19の外側の側面には、固定フレームたるメインフレーム61が配置され、このメインフレーム61の上面には、キャリッジ駆動モータ41を保持するモータ保持プレート62が載置され、モータ保持プレート62が螺子66及び67によりメインフレーム61に保持される。
キャリッジ21を駆動するためのタイミングベルト42は、上記キャリッジ駆動モータ41の出力軸に設けられたモータプーリ60に巻かれると共に、左サイドフレーム18側に設けられた従動プーリ(図示せず)に巻かれて、左サイドフレーム18及び右サイドフレーム19の間に張架される。
具体的には、モータ保持プレート62の面内には、当該モータ保持プレート62をメインフレーム61に対して移動可能とすべく上記螺子66及び67をガイドする長穴形状のガイド穴65及び64が形成されると共に、メインフレーム61の先端部61Aと、モータ保持プレートの先端部62Aとの間に引っ張りバネ(付勢手段)63が張られ、この引っ張りバネ63により互いの先端部61A、62Aに対して各々矢印A及びBの方向に張力が与えられている。
上記のように、メインフレーム61は固定フレームであるため、モータ保持プレート62の先端部62Aが引っ張りバネ63の張力によりメインフレーム61の先端部61Aに向けて引っ張られ、メインフレーム61が上記ガイド穴65及び64に沿って、矢印Cの方向、すなわち、右サイドフレーム19の外側に向けて移動する。従って、モータ保持プレート62に保持されているキャリッジ駆動モータ41が、右サイドフレーム19の外側に向けて移動し、この引っ張りバネ63の張力による移動により、モータプーリ60に巻かれたタイミングベルト42に張力が与えられ、タイミングベルト42が張架される。
一方、上記キャリッジ軸31は、その右サイドフレーム19側の端部に支持軸31Aが設けられ、この支持軸31Aが右サイドフレーム19に挿通されて軸の垂直方向への移動が規制されると共に、支持軸31Aの先端部が上記モータ保持プレート62における右サイドフレー19側の縁部62Bに当接可能に設けられている。
キャリッジ軸31の支持軸31Aと縁部62Bの当接位置は、モータプーリ60よりも後方(プリンタ本体11のリア側)に位置する。従って、上記のように、引っ張りバネ63によりモータプーリ60に矢印Cの方向に張力が与えられてタイミングベルト42が張られると、モータ保持プレート62の矢印C方向の移動が規制され、またこれと同時にモータ保持プレート62は、このモータプーリ60を支点として、モータ保持プレート62の後端側(プリンタ本体11のリア側)が矢印Dで示すように右サイドフレーム19に向かう方向に移動する。これにより、モータ保持プレート62の縁部62Bがキャリッジ軸31の支持軸31Aに当接することで、キャリッジ軸31に軸方向の押圧力を与え、キャリッジ軸31のガタが抑制される。
従って、引っ張りバネ63がタイミングベルト42に張力を与えたときに、押圧手段としての縁部62Bがキャリッジ軸31に対して軸方向の押圧力を与え、キャリッジ軸31の移動を防止しているため、キャリッジ21の走査(移動)に伴い、キャリッジ21とキャリッジ軸31とが摺接する箇所に摩擦力が生じ、キャリッジ軸31をキャリッジ21の進行方向に移動させる力が生じたとしても、キャリッジ軸31の軸方向への移動が抑制される。
なお、キャリッジ21とキャリッジ軸31との間の摩擦力は、キャリッジ21の移動速度に応じて大きくなり、キャリッジ軸31を軸方向に移動させる力が増大するものの、引っ張りバネ63のバネ力を大とすることで、キャリッジ軸31へ与える軸方向の押圧力を大とすることができるため、キャリッジ21を高速移動させたとしても、キャリッジ軸31の移動を抑制させることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、引っ張りバネ63がタイミングベルト42に張力を与えたときに、モータ保持プレート62の縁部62Bがキャリッジ軸31に対して軸方向の押圧力を与える構成としたため、キャリッジ軸31の軸方向の移動が抑制され、記録品質の低下を防止することが可能となる。また、キャリッジ軸31の軸方向の移動に起因するキャリッジ駆動モータ41の脱調を防止することができ、キャリッジ21の走行を安定させることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、キャリッジ軸31を右サイドフレーム19に挿通し、モータ保持プレート62の縁部62Bと当接可能に設ければ良く、当該キャリッジ軸31を右サイドフレーム19或いは左サイドフレーム18に固定等しなくとも良いため、キャリッジ軸31を固定するための専用の部品等を必要とせず、コストを削減することが可能となると共に、簡単な構成でキャリッジ軸31のガタをとり、キャリッジ軸31の軸方向の移動を抑制することができる。
さらに、本実施の形態によれば、キャリッジ軸31を右サイドフレーム19及び左サイドフレーム18とにより挟持する構成でないため、少なくともモータ保持プレート62によりキャリッジ軸31が押圧される側のサイドフレーム(本実施の形態では右サイドフレーム19)には、キャリッジ軸31からフレーム面に略垂直な力が加わることが無く、このサイドフレームの剛性を低く設定することが可能となる。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。
例えば、上述した実施の形態では、モータ保持プレート62の縁部62Bをキャリッジ軸31の支持軸31Aの端部に当接させ、このキャリッジ軸31の軸方向に押圧力を与える構成について例示したが、これに限らず、次のような構成としても良い。
すなわち、図6に示すように、キャリッジ軸31の支持軸31Aと、モータ保持プレート62とを連結ピン68により連結する構成とし、キャリッジ軸31とモータ保持プレート62とをヒンジ構造にしても良い。このような構成とした場合には、モータ保持プレート62の位置がキャリッジ軸31の支持軸31Aにより自ずと規定されるため、位置の規制を設ける必要がなく固定フレームに対しての浮きのみを防止すればよい。
この構成において、プラテンギャップを調整するために、キャリッジ軸31は周方向に回転可能にモータ保持プレート62に連結ピン68により連結される。具体的には、図7に示すように、キャリッジ軸31の支持軸31Aには、連結ピン68が貫通する貫通孔69Bが設けられ、この貫通孔69Bの内壁面は、キャリッジ軸31の支持軸31Aの断面中心O付近にて連結ピン68と接すると共に、キャリッジ軸31の周方向に向かって次第に開口径が広がり、連結ピン68との間に間隙が設けられた形状となっている。従って、キャリッジ軸31は、支持軸31Aの断面中心O付近を中心として、周方向に回転可能となる。
本変形例によれば、キャリッジ軸31(より詳細には支持軸31A)とモータ保持プレート62とが連結ピン68により連結されるため、この連結ピン68がキャリッジ軸31に対して軸方向に押圧力を与えることとなり、キャリッジ軸31に対して確実に押圧力を与えることが可能となる。
なお、上記実施の形態及び変形例において、右サイドフレーム19側に、モータ保持プレート62を配置する場合について例示したが、これに限らず、左サイドフレーム18側に配置されても良いことは勿論である。
本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。 プリンタ本体の構成を示す斜視図である。 プリンタ本体の構成を示す斜視図である。 プリンタ本体の構成を示す断面図である。 プリンタ本体の右サイドフレーム付近を拡大して示す図である。 本発明の変形例に係るプリンタ本体の右サイドフレーム付近を拡大して示す図である。 キャリッジ軸の断面形状を示す図である。
符号の説明
10…ドットインパクトプリンタ(記録装置)、11…プリンタ本体、18…左サイドフレーム、19…右サイドフレーム、20…記録ヘッド、21…キャリッジ、23…プラテン、31…キャリッジ軸、41…キャリッジ駆動モータ、42…タイミングベルト、60…モータプーリ、61…メインフレーム(固定フレーム)、62…モータ保持プレート、62B…縁部、63…引っ張りバネ(付勢手段)、68…連結ピン、69B…貫通孔。

Claims (3)

  1. 一対のサイドフレーム間に架け渡されるキャリッジ軸と、駆動モータの出力軸に設けられたモータプーリに巻かれるタイミングベルトと、当該タイミングベルトの移動によって駆動され前記キャリッジ軸に沿って移動するキャリッジと、当該キャリッジに搭載されて記録用紙に記録する記録ヘッドとを備えた記録装置において、
    前記駆動モータを保持するモータ保持プレートと、
    前記一対のサイドフレームのいずれか一方側、且つ、前記キャリッジ軸の近傍に固設され、前記モータ保持プレートが前記駆動モータの駆動軸を支点として回動可能となるように当該モータ保持プレートを保持する固定フレームと、
    前記モータ保持プレートの一端部と前記固定フレームの一端部との間に張られ、前記モータ保持プレートを介して前記タイミングベルトに張力を与える付勢手段とを備え、
    前記付勢手段が前記タイミングベルトに張力を与えたときに、前記モータ保持プレートが回転されて、当該モータ保持プレートの一部が前記キャリッジ軸に対して軸方向の押圧力を与えるように構成した
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記キャリッジ軸と前記モータ保持プレートとを連結する連結ピンを備え、
    前記モータ保持プレート及び前記連結ピンを介して前記キャリッジ軸に対して軸方向の押圧力を与える
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記連結ピンは、前記キャリッジ軸が周方向に回転可能に、前記キャリッジ軸と前記モータ保持プレートとを連結する
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016172427A (ja) * 2015-03-18 2016-09-29 ローランドディー.ジー.株式会社 キャリッジ上下機構およびそれを備えたインクジェット式記録装置

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