JP2004142866A - 給紙装置および記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙しわを回避することができる給紙装置、および、この給紙装置が装着された記録装置を提供する。
【解決手段】給紙装置14は、補助ローラ70A、70Bを補助ローラ軸55の軸方向に移動可能に支持すると共に、スライダ61Aの移動と連動して補助ローラ70Aと給紙ローラ65Aとを記録用紙の搬送方向に移動させる給紙ローラカバー69Aと、スライダ61Bの移動と連動して補助ローラ70Bと給紙ローラ65Bとを記録用紙の搬送方向に移動させる給紙ローラカバー69Bとを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】給紙装置14は、補助ローラ70A、70Bを補助ローラ軸55の軸方向に移動可能に支持すると共に、スライダ61Aの移動と連動して補助ローラ70Aと給紙ローラ65Aとを記録用紙の搬送方向に移動させる給紙ローラカバー69Aと、スライダ61Bの移動と連動して補助ローラ70Bと給紙ローラ65Bとを記録用紙の搬送方向に移動させる給紙ローラカバー69Bとを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のスライダ間にセットされた記録用紙を、ホッパで押し出して給紙ローラに押し当て、給紙ローラを回転して記録用紙を給送する給紙装置および、この給紙装置が装着された記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ(記録装置)には、給紙装置が着脱自在に装着されている。給紙装置は、記録用紙(単票紙、単票複写紙)を1枚ずつ自動給紙するものである。給紙装置には、給紙ローラと、記録用紙の幅方向への移動を規制して給送方向への移動を案内するスライダとが連動して移動するものがある(例えば、特許文献1)。ここで、図8は、従来の給紙装置1の一例を示す斜視図である。また、図9は、記録用紙を給送中の給紙装置1の斜視図である。
【0003】
給紙装置1は、スライダ軸2に支持されるスライダ3A、3Bと、ホッパ軸4に支持されるホッパ5A、5Bと、給紙ローラ軸6に支持される給紙ローラ7A、7Bと、補助ローラ軸8に支持される補助ローラ9とを備えている。このうち、ホッパ5Aと給紙ローラ7Aとは、スライダ3Aのスライダ軸2の軸方向への移動と連動して対応する各軸4、6の軸方向に共に移動するように構成されている。同様に、ホッパ5Bと給紙ローラ7Bとは、スライダ3Bのスライダ軸2の軸方向への移動と連動して対応する各軸4、6の軸方向に共に移動するように構成されている。
【0004】
具体的に説明すると、スライダ3A、3Bは、スライダ軸2の軸方向に移動可能に支持され、記録用紙Sの幅に合わせてスライダ3A、3B間の距離を変更することにより、記録用紙Sの幅方向への移動を規制し、給送方向への移動を案内する。また、ホッパ5A、5Bは、スライダ3A、3Bと連動してホッパ軸4の軸方向に移動可能に支持され、セットされた記録用紙を給紙ローラ7A、7Bに付勢する。また、給紙ローラ7A、7Bは、給紙ローラ軸6の軸方向に移動可能に支持され、給紙ローラ7A、7Bの上方および両端を覆う給紙ローラカバー10A、10Bが取り付けられている。この給紙ローラカバー10A、10Bはスライダ3A、3Bにそれぞれ固定される。これにより、給紙ローラ7A、7Bは、それぞれスライダ3A、3Bの移動と連動して給紙ローラ軸6の軸方向に移動するように構成されている。
【0005】
これに対し、補助ローラ9は、補助ローラ軸8に間隔を空けて複数固定され、軸方向への移動は規制されている。給紙装置においては、上記給紙ローラ軸と補助ローラ軸とが回転駆動されることにより、セットされた記録用紙Sを一枚ずつ分離・給送するようになっている。
【0006】
また、給紙装置には、給送時に記録用紙の中央部が湾曲して紙づまりや送りしわが発生してしまうことを防止するため、記録用紙の中央部の湾曲を矯正する矯正部材を設けたものがある(例えば、特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−97256号公報
【特許文献2】
特開平11−79432号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、補助ローラ9を具備する給紙装置1においては、給紙ローラ7A、7Bと各補助ローラ9との送り抵抗の差によって紙しわが発生することがある(図9参照)。詳述すると、給紙ローラ7A、7Bは、スライダ3A、3Bと共に移動して記録用紙Sの両側に当接する一方、複数の補助ローラ9は、記録用紙Sの様々な位置に当接することとなる。このため、記録用紙Sにおいては、給紙ローラ7A、7Bと各補助ローラ9との送り抵抗の差が横方向(給紙方向に対して垂直方向)に働き、記録用紙の大きさ(幅)によって紙しわが発生してしまうことがあった。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、紙しわを回避することができる給紙装置、および、この給紙装置が装着された記録装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一対のフレーム間に、記録用紙の幅方向への移動を規制する用紙規制部材の移動を案内するガイド軸と、給紙ローラに挿通された給紙ローラ軸と、前記給紙ローラの用紙給送方向下流側に配置された補助ローラに挿通された補助ローラ軸とを備え、一対の前記用紙規制部材の間にセットされた記録用紙を、ホッパを介して前記給紙ローラに押し当て、給紙ローラの回転により給送する給紙装置において、前記給紙ローラおよび前記補助ローラが、前記給紙ローラ軸および前記補助ローラ軸の長手方向に移動可能とされ、前記用紙規制部材の移動に連動して、前記給紙ローラおよび前記補助ローラを共に移動させる移動手段を有することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、用紙規制部材の移動と連動して給紙ローラと補助ローラとが共に移動するので、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記移動手段は、前記用紙規制部材に備えられ、前記給紙ローラと前記補助ローラとを覆うカバーであることを特徴とする。この構成によれば、給紙ローラと補助ローラとを覆うカバーによって、用紙規制部材の移動と連動して給紙ローラと補助ローラとを共に移動させることができる。これにより、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成において、前記給紙ローラと補助ローラとが、1対1の関係で配置されていることを特徴とする。この構成によれば、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向への力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、記録装置が請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする。この構成によれば、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
(1) 実施形態
図1は、本発明の記録装置の実施形態に係るドットインパクトプリンタ(以下、プリンタという。)10の斜視図である。また、図2は、図1の側断面図である。
【0016】
プリンタ10は、給紙装置(カットシートフィーダ)14が着脱可能に装着され、プリンタ本体11(図2参照)と、プッシュトラクタユニット12(図2参照)と、シート供給ガイド13と、上ケース15および下ケース16とから概略構成されている。
【0017】
プリンタ本体11は、記録ヘッド20およびキャリッジ21からなる記録機構部と、シート案内24、プラテン25および第1〜第4搬送ローラ26〜29からなるシート搬送機構部とから概略構成されている。
【0018】
詳述すると、プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム40およびリアフレーム41の略両端に、左サイドフレーム42および右サイドフレーム(不図示)がそれぞれ立設して固定されている。この両サイドフレームの間には、キャリッジガイド軸43およびプラテン25が回転可能に支持され、また、記録用紙を案内するシート案内24が支持されている。
【0019】
また、キャリッジガイド軸43には、記録ヘッド20を搭載したキャリッジ21がその軸方向に移動可能に支持されている。キャリッジ21は、キャリッジ駆動モータ(不図示)によりタイミングベルト機構(不図示)を介してキャリッジガイド軸43の軸方向に駆動される。これにより、記録ヘッド20は、キャリッジガイド軸43の軸方向と一致する主走査方向に駆動される。
【0020】
また、キャリッジ21には、インクリボンカセット44が着脱自在に装着されている。インクリボンカセット44のインクリボンは、記録ヘッド20とプラテン25との間に引き回されている。これにより、記録ヘッド20からの記録ワイヤの突出によりインクリボンのインクをプラテン25上の記録用紙に転写することができる。
【0021】
また、プリンタ本体11は、シート案内24の下方にある第1搬送ローラ26と、シート案内24の上方にある第4搬送ローラ29とが駆動ローラであり、第2搬送ローラ27および第3搬送ローラ28が従動ローラとなっている。すなわち、第1搬送ローラ26および第4搬送ローラ29の軸端には歯車が設けられており、この歯車を含む歯車輪列(不図示)が、例えば、左サイドフレーム42に配置されている。そして、この歯車輪列の一の歯車には、シート搬送モータ(不図示)のモータピニオン(不図示)がかみ合っている。なお、この歯車輪列は、プラテン25の軸に固定された歯車、プッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動プーリ45の軸に固定された歯車を含んでいる。これにより、シート搬送モータを正転または逆転することによって、記録用紙をプリンタ本体11の前方から後方へ搬送したり、プリンタ本体11の後方から前方へ搬送することができる。このようにして記録用紙は、主走査方向に直交する副走査方向(図2に示すy方向)に搬送され、記録ヘッド20にて文字などの画像が記録される。なお、このプリンタ10の制御回路が配置されたメイン基板や電源基板は、下ケース16に収容されている。
【0022】
また、キャリッジガイド軸43は、両端の軸(回転軸)が偏心されて形成されており、キャリッジガイド軸43をモータ(不図示)によって回転(偏心回転)することにより、キャリッジ21をプラテン25に対して前後移動し、記録ヘッド20とプラテン25との間の距離(いわゆるプラテンギャップ)を変更できるように構成されている。
【0023】
プッシュトラクタユニット12は、記録用紙としての連続紙をシート案内24に供給するものであり、左右一対のトラクタ46を有している。トラクタ46は、トラクタ駆動プーリ45と、トラクタ従動プーリ47と、これらプーリ45、47に架け渡されたトラクタベルト48とから構成され、シート搬送モータの回転によりトラクタ駆動プーリ45が回転し、連続紙をシート案内24に供給することができる。シート供給ガイド13は、プリンタ本体11の前側において、上ケース15に着脱自在に装着され、記録用紙を案内する。
【0024】
給紙装置14は、記録用紙としての単票紙(単票複写紙を含む)を1枚ずつ自動給紙する。ここで、図3は、給紙装置14の斜視図である。また、図4は、給紙装置14の側断面図である。
【0025】
給紙装置14は、左右のフレーム66、67間に、スライダ軸60、ホッパ軸62、給紙ローラ軸64、補助ローラ軸55が支持される。スライダ軸60には、スライダ61A、61Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通され、ホッパ軸62には、ホッパ63A、63Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通される。なお、スライダ61A、61Bは、記録用紙の幅方向への移動を規制し、給送方向への移動を案内する用紙規制部材として機能するものである。
【0026】
また、給紙ローラ軸64には、給紙ローラ65A、65Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通され、補助ローラ軸55には、給紙ローラ65A、65Bと同数の補助ローラ70A、70B(図4参照)がその軸方向(長手方向)に移動可能に通される。ここで、図5は、給紙装置14の給紙ローラカバー69Aの周辺拡大図である。また、図6は、図5の給紙ローラカバー69Aを半分に切断した状態を示す図である。
【0027】
給紙ローラカバー69Aは、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを上方から覆うカバーである。また、給紙ローラカバー69Bは、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとを上方から覆うカバーである。これら給紙ローラカバー69A、69Bは、ローラが異なる点を除いて同一である。そこで、給紙ローラカバー69Aについて説明する。
【0028】
詳述すると、給紙ローラカバー69Aは、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを1対1の関係で保持し、スライダ61Aに固定されている。これにより、スライダ61Aの移動に連動して、給紙ローラカバー69Aに保持された給紙ローラ65Aと補助ローラ70Bとが共に移動するようになっている。また、給紙ローラカバー69Aの内部には、補助ローラ70A側に付勢され、かつ、アイドラ71を回転可能に保持するアイドルレバー72が配置されている。
【0029】
また、前掲図4に示すように、給紙装置14においては、ホッパ軸62が、スライダ61Aと給紙ローラカバー69Aとの間を移動可能に支持されると共に、ホッパ63Aが、バネによって給紙ローラカバー69A側に付勢される。これにより、ホッパ63Aは、このホッパ63Aと給紙ローラカバー69Aとの間にセットされた記録用紙の最上位の記録用紙を給紙ローラ65Aに当接させるようになっている。
【0030】
したがって、給紙ローラ65Aが回転することにより、記録用紙が図4中略斜め右下方向に搬送される。その後、記録用紙は、補助ローラ70Aによってプリンタ本体11側へ搬送される。ここで、給紙ローラ軸64および補助ローラ軸55には、その軸端(右側の軸端)に歯車が設けられており、給紙装置14の右フレーム66に、これら歯車を含む歯車輪列が配置されている。この歯車輪列の一の歯車75は、給紙装置14をプリンタ本体11に装着すると、プリンタ本体11の歯車輪列とかみ合うようになっている。これにより、給紙ローラ65A、65Bおよび補助ローラ70A、70Bは、プリンタ本体11側のシート搬送モータによって回転駆動されるようになっている。なお、アイドラ71は、補助ローラ70A、70B側に記録用紙を付勢し、記録用紙を確実に搬送できるようにするための従動ローラである。このようにして、給紙装置14にセットされた記録用紙は、プリンタ本体11のシート搬送モータの回転により一枚ずつ給紙されるようになっている。
【0031】
さらに、給紙装置14は、スライダ61A、61Bの位置を固定するためのスライダロックレバー76と、ホッパ63A、63Bをスライダ61A、61B側(後退位置)にロックするためのレリースレバー80を備えている。したがって、このレリースレバー80を図4中時計回りに回転することによって、図7に示すように、ホッパ63A、63Bをスライダ61A、61B側にロックし、ホッパ63A(63B)と給紙ローラカバー69A(69B)との間隔Lを広くした状態に保持することができる。これにより、簡易に記録用紙をセットすることができる。
【0032】
以上説明したように、給紙装置14においては、スライダ61Aの移動と連動して、給紙ローラカバー69Aが給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを共に移動するので、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの位置関係は常に一定に保持される。したがって、スライダ61Aを移動しても、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向(=副走査方向)に働く力を一定にすることができる。
【0033】
同様に、スライダ61Bの移動と連動して、給紙ローラカバー69Bが給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとを共に移動するので、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの位置関係についても一定に保持され、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向(=副走査方向)に働く力を一定にすることができる。この結果、スライダ61A、61Bが特定の位置に位置したときに紙しわが発生する場合を確実に防止することができる。言い換えれば、記録用紙の大きさ(幅)によって紙しわが発生する場合を確実に防止することができる。
【0034】
さらに、給紙ローラ65Aおよび補助ローラ70Aと、給紙ローラ65Bおよび補助ローラ70Bとをそれぞれ1対1の関係で同一直線上に揃えた状態で移動させるので、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの送り抵抗の差と、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの送り抵抗の差とが及ぼす記録用紙の横方向への力はほとんど作用しなくなる。これにより、紙しわが発生するのをより確実に防止することができる。
【0035】
上述の実施形態では、給紙ローラカバー69A(69B)は、給紙ローラ65A(65B)と補助ローラ70A(70B)とを同一直線上に揃えた状態で保持する場合について述べたが、要は、給紙ローラ65A(65B)と補助ローラ70A(70B)との送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向への力が紙しわを発生させない程度に小さければよく、この範囲で同一直線上に揃えなくてもよい。
【0036】
また、上述の実施形態では、ドットインパクトプリンタの給紙装置に本発明を適用する場合について述べたが、インクジェットプリンタ、レーザープリンタなどの様々なプリンタ(記録装置)の給紙装置に広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、給紙装置で紙しわが発生するのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタの斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】プリンタの給紙装置の斜視図である。
【図4】給紙装置の側断面図である。
【図5】給紙装置の給紙ローラカバーの周辺拡大図である。
【図6】図5の給紙ローラカバーを半分切断した場合の周辺拡大図である。
【図7】給紙装置の側断面図である。
【図8】従来の給紙装置の斜視図である。
【図9】従来の給紙装置の斜視図である。
【符号の説明】
1、10 プリンタ
2、60 スライダ軸
3A、3B、61A、61B スライダ
5A、5B、63A、63B ホッパ
6、64 給紙ローラ軸
7A、7B 65A、65B 給紙ローラ
8、55 補助ローラ軸
9、70A、70B 補助ローラ
10A、10B、69A、69B 給紙ローラカバー
11 プリンタ本体
12 プッシュトラクタユニット
13 シート供給ガイド
14 給紙装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対のスライダ間にセットされた記録用紙を、ホッパで押し出して給紙ローラに押し当て、給紙ローラを回転して記録用紙を給送する給紙装置および、この給紙装置が装着された記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ(記録装置)には、給紙装置が着脱自在に装着されている。給紙装置は、記録用紙(単票紙、単票複写紙)を1枚ずつ自動給紙するものである。給紙装置には、給紙ローラと、記録用紙の幅方向への移動を規制して給送方向への移動を案内するスライダとが連動して移動するものがある(例えば、特許文献1)。ここで、図8は、従来の給紙装置1の一例を示す斜視図である。また、図9は、記録用紙を給送中の給紙装置1の斜視図である。
【0003】
給紙装置1は、スライダ軸2に支持されるスライダ3A、3Bと、ホッパ軸4に支持されるホッパ5A、5Bと、給紙ローラ軸6に支持される給紙ローラ7A、7Bと、補助ローラ軸8に支持される補助ローラ9とを備えている。このうち、ホッパ5Aと給紙ローラ7Aとは、スライダ3Aのスライダ軸2の軸方向への移動と連動して対応する各軸4、6の軸方向に共に移動するように構成されている。同様に、ホッパ5Bと給紙ローラ7Bとは、スライダ3Bのスライダ軸2の軸方向への移動と連動して対応する各軸4、6の軸方向に共に移動するように構成されている。
【0004】
具体的に説明すると、スライダ3A、3Bは、スライダ軸2の軸方向に移動可能に支持され、記録用紙Sの幅に合わせてスライダ3A、3B間の距離を変更することにより、記録用紙Sの幅方向への移動を規制し、給送方向への移動を案内する。また、ホッパ5A、5Bは、スライダ3A、3Bと連動してホッパ軸4の軸方向に移動可能に支持され、セットされた記録用紙を給紙ローラ7A、7Bに付勢する。また、給紙ローラ7A、7Bは、給紙ローラ軸6の軸方向に移動可能に支持され、給紙ローラ7A、7Bの上方および両端を覆う給紙ローラカバー10A、10Bが取り付けられている。この給紙ローラカバー10A、10Bはスライダ3A、3Bにそれぞれ固定される。これにより、給紙ローラ7A、7Bは、それぞれスライダ3A、3Bの移動と連動して給紙ローラ軸6の軸方向に移動するように構成されている。
【0005】
これに対し、補助ローラ9は、補助ローラ軸8に間隔を空けて複数固定され、軸方向への移動は規制されている。給紙装置においては、上記給紙ローラ軸と補助ローラ軸とが回転駆動されることにより、セットされた記録用紙Sを一枚ずつ分離・給送するようになっている。
【0006】
また、給紙装置には、給送時に記録用紙の中央部が湾曲して紙づまりや送りしわが発生してしまうことを防止するため、記録用紙の中央部の湾曲を矯正する矯正部材を設けたものがある(例えば、特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−97256号公報
【特許文献2】
特開平11−79432号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、補助ローラ9を具備する給紙装置1においては、給紙ローラ7A、7Bと各補助ローラ9との送り抵抗の差によって紙しわが発生することがある(図9参照)。詳述すると、給紙ローラ7A、7Bは、スライダ3A、3Bと共に移動して記録用紙Sの両側に当接する一方、複数の補助ローラ9は、記録用紙Sの様々な位置に当接することとなる。このため、記録用紙Sにおいては、給紙ローラ7A、7Bと各補助ローラ9との送り抵抗の差が横方向(給紙方向に対して垂直方向)に働き、記録用紙の大きさ(幅)によって紙しわが発生してしまうことがあった。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、紙しわを回避することができる給紙装置、および、この給紙装置が装着された記録装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、一対のフレーム間に、記録用紙の幅方向への移動を規制する用紙規制部材の移動を案内するガイド軸と、給紙ローラに挿通された給紙ローラ軸と、前記給紙ローラの用紙給送方向下流側に配置された補助ローラに挿通された補助ローラ軸とを備え、一対の前記用紙規制部材の間にセットされた記録用紙を、ホッパを介して前記給紙ローラに押し当て、給紙ローラの回転により給送する給紙装置において、前記給紙ローラおよび前記補助ローラが、前記給紙ローラ軸および前記補助ローラ軸の長手方向に移動可能とされ、前記用紙規制部材の移動に連動して、前記給紙ローラおよび前記補助ローラを共に移動させる移動手段を有することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、用紙規制部材の移動と連動して給紙ローラと補助ローラとが共に移動するので、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記移動手段は、前記用紙規制部材に備えられ、前記給紙ローラと前記補助ローラとを覆うカバーであることを特徴とする。この構成によれば、給紙ローラと補助ローラとを覆うカバーによって、用紙規制部材の移動と連動して給紙ローラと補助ローラとを共に移動させることができる。これにより、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成において、前記給紙ローラと補助ローラとが、1対1の関係で配置されていることを特徴とする。この構成によれば、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向への力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、記録装置が請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする。この構成によれば、用紙規制部材を移動しても、給紙ローラと補助ローラとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向に働く力を一定にでき、紙しわを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
(1) 実施形態
図1は、本発明の記録装置の実施形態に係るドットインパクトプリンタ(以下、プリンタという。)10の斜視図である。また、図2は、図1の側断面図である。
【0016】
プリンタ10は、給紙装置(カットシートフィーダ)14が着脱可能に装着され、プリンタ本体11(図2参照)と、プッシュトラクタユニット12(図2参照)と、シート供給ガイド13と、上ケース15および下ケース16とから概略構成されている。
【0017】
プリンタ本体11は、記録ヘッド20およびキャリッジ21からなる記録機構部と、シート案内24、プラテン25および第1〜第4搬送ローラ26〜29からなるシート搬送機構部とから概略構成されている。
【0018】
詳述すると、プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム40およびリアフレーム41の略両端に、左サイドフレーム42および右サイドフレーム(不図示)がそれぞれ立設して固定されている。この両サイドフレームの間には、キャリッジガイド軸43およびプラテン25が回転可能に支持され、また、記録用紙を案内するシート案内24が支持されている。
【0019】
また、キャリッジガイド軸43には、記録ヘッド20を搭載したキャリッジ21がその軸方向に移動可能に支持されている。キャリッジ21は、キャリッジ駆動モータ(不図示)によりタイミングベルト機構(不図示)を介してキャリッジガイド軸43の軸方向に駆動される。これにより、記録ヘッド20は、キャリッジガイド軸43の軸方向と一致する主走査方向に駆動される。
【0020】
また、キャリッジ21には、インクリボンカセット44が着脱自在に装着されている。インクリボンカセット44のインクリボンは、記録ヘッド20とプラテン25との間に引き回されている。これにより、記録ヘッド20からの記録ワイヤの突出によりインクリボンのインクをプラテン25上の記録用紙に転写することができる。
【0021】
また、プリンタ本体11は、シート案内24の下方にある第1搬送ローラ26と、シート案内24の上方にある第4搬送ローラ29とが駆動ローラであり、第2搬送ローラ27および第3搬送ローラ28が従動ローラとなっている。すなわち、第1搬送ローラ26および第4搬送ローラ29の軸端には歯車が設けられており、この歯車を含む歯車輪列(不図示)が、例えば、左サイドフレーム42に配置されている。そして、この歯車輪列の一の歯車には、シート搬送モータ(不図示)のモータピニオン(不図示)がかみ合っている。なお、この歯車輪列は、プラテン25の軸に固定された歯車、プッシュトラクタユニット12のトラクタ駆動プーリ45の軸に固定された歯車を含んでいる。これにより、シート搬送モータを正転または逆転することによって、記録用紙をプリンタ本体11の前方から後方へ搬送したり、プリンタ本体11の後方から前方へ搬送することができる。このようにして記録用紙は、主走査方向に直交する副走査方向(図2に示すy方向)に搬送され、記録ヘッド20にて文字などの画像が記録される。なお、このプリンタ10の制御回路が配置されたメイン基板や電源基板は、下ケース16に収容されている。
【0022】
また、キャリッジガイド軸43は、両端の軸(回転軸)が偏心されて形成されており、キャリッジガイド軸43をモータ(不図示)によって回転(偏心回転)することにより、キャリッジ21をプラテン25に対して前後移動し、記録ヘッド20とプラテン25との間の距離(いわゆるプラテンギャップ)を変更できるように構成されている。
【0023】
プッシュトラクタユニット12は、記録用紙としての連続紙をシート案内24に供給するものであり、左右一対のトラクタ46を有している。トラクタ46は、トラクタ駆動プーリ45と、トラクタ従動プーリ47と、これらプーリ45、47に架け渡されたトラクタベルト48とから構成され、シート搬送モータの回転によりトラクタ駆動プーリ45が回転し、連続紙をシート案内24に供給することができる。シート供給ガイド13は、プリンタ本体11の前側において、上ケース15に着脱自在に装着され、記録用紙を案内する。
【0024】
給紙装置14は、記録用紙としての単票紙(単票複写紙を含む)を1枚ずつ自動給紙する。ここで、図3は、給紙装置14の斜視図である。また、図4は、給紙装置14の側断面図である。
【0025】
給紙装置14は、左右のフレーム66、67間に、スライダ軸60、ホッパ軸62、給紙ローラ軸64、補助ローラ軸55が支持される。スライダ軸60には、スライダ61A、61Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通され、ホッパ軸62には、ホッパ63A、63Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通される。なお、スライダ61A、61Bは、記録用紙の幅方向への移動を規制し、給送方向への移動を案内する用紙規制部材として機能するものである。
【0026】
また、給紙ローラ軸64には、給紙ローラ65A、65Bがその軸方向(長手方向)に移動可能に通され、補助ローラ軸55には、給紙ローラ65A、65Bと同数の補助ローラ70A、70B(図4参照)がその軸方向(長手方向)に移動可能に通される。ここで、図5は、給紙装置14の給紙ローラカバー69Aの周辺拡大図である。また、図6は、図5の給紙ローラカバー69Aを半分に切断した状態を示す図である。
【0027】
給紙ローラカバー69Aは、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを上方から覆うカバーである。また、給紙ローラカバー69Bは、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとを上方から覆うカバーである。これら給紙ローラカバー69A、69Bは、ローラが異なる点を除いて同一である。そこで、給紙ローラカバー69Aについて説明する。
【0028】
詳述すると、給紙ローラカバー69Aは、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを1対1の関係で保持し、スライダ61Aに固定されている。これにより、スライダ61Aの移動に連動して、給紙ローラカバー69Aに保持された給紙ローラ65Aと補助ローラ70Bとが共に移動するようになっている。また、給紙ローラカバー69Aの内部には、補助ローラ70A側に付勢され、かつ、アイドラ71を回転可能に保持するアイドルレバー72が配置されている。
【0029】
また、前掲図4に示すように、給紙装置14においては、ホッパ軸62が、スライダ61Aと給紙ローラカバー69Aとの間を移動可能に支持されると共に、ホッパ63Aが、バネによって給紙ローラカバー69A側に付勢される。これにより、ホッパ63Aは、このホッパ63Aと給紙ローラカバー69Aとの間にセットされた記録用紙の最上位の記録用紙を給紙ローラ65Aに当接させるようになっている。
【0030】
したがって、給紙ローラ65Aが回転することにより、記録用紙が図4中略斜め右下方向に搬送される。その後、記録用紙は、補助ローラ70Aによってプリンタ本体11側へ搬送される。ここで、給紙ローラ軸64および補助ローラ軸55には、その軸端(右側の軸端)に歯車が設けられており、給紙装置14の右フレーム66に、これら歯車を含む歯車輪列が配置されている。この歯車輪列の一の歯車75は、給紙装置14をプリンタ本体11に装着すると、プリンタ本体11の歯車輪列とかみ合うようになっている。これにより、給紙ローラ65A、65Bおよび補助ローラ70A、70Bは、プリンタ本体11側のシート搬送モータによって回転駆動されるようになっている。なお、アイドラ71は、補助ローラ70A、70B側に記録用紙を付勢し、記録用紙を確実に搬送できるようにするための従動ローラである。このようにして、給紙装置14にセットされた記録用紙は、プリンタ本体11のシート搬送モータの回転により一枚ずつ給紙されるようになっている。
【0031】
さらに、給紙装置14は、スライダ61A、61Bの位置を固定するためのスライダロックレバー76と、ホッパ63A、63Bをスライダ61A、61B側(後退位置)にロックするためのレリースレバー80を備えている。したがって、このレリースレバー80を図4中時計回りに回転することによって、図7に示すように、ホッパ63A、63Bをスライダ61A、61B側にロックし、ホッパ63A(63B)と給紙ローラカバー69A(69B)との間隔Lを広くした状態に保持することができる。これにより、簡易に記録用紙をセットすることができる。
【0032】
以上説明したように、給紙装置14においては、スライダ61Aの移動と連動して、給紙ローラカバー69Aが給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとを共に移動するので、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの位置関係は常に一定に保持される。したがって、スライダ61Aを移動しても、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向(=副走査方向)に働く力を一定にすることができる。
【0033】
同様に、スライダ61Bの移動と連動して、給紙ローラカバー69Bが給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとを共に移動するので、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの位置関係についても一定に保持され、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向(=副走査方向)に働く力を一定にすることができる。この結果、スライダ61A、61Bが特定の位置に位置したときに紙しわが発生する場合を確実に防止することができる。言い換えれば、記録用紙の大きさ(幅)によって紙しわが発生する場合を確実に防止することができる。
【0034】
さらに、給紙ローラ65Aおよび補助ローラ70Aと、給紙ローラ65Bおよび補助ローラ70Bとをそれぞれ1対1の関係で同一直線上に揃えた状態で移動させるので、給紙ローラ65Aと補助ローラ70Aとの送り抵抗の差と、給紙ローラ65Bと補助ローラ70Bとの送り抵抗の差とが及ぼす記録用紙の横方向への力はほとんど作用しなくなる。これにより、紙しわが発生するのをより確実に防止することができる。
【0035】
上述の実施形態では、給紙ローラカバー69A(69B)は、給紙ローラ65A(65B)と補助ローラ70A(70B)とを同一直線上に揃えた状態で保持する場合について述べたが、要は、給紙ローラ65A(65B)と補助ローラ70A(70B)との送り抵抗の差が及ぼす記録用紙の横方向への力が紙しわを発生させない程度に小さければよく、この範囲で同一直線上に揃えなくてもよい。
【0036】
また、上述の実施形態では、ドットインパクトプリンタの給紙装置に本発明を適用する場合について述べたが、インクジェットプリンタ、レーザープリンタなどの様々なプリンタ(記録装置)の給紙装置に広く適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、給紙装置で紙しわが発生するのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプリンタの斜視図である。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】プリンタの給紙装置の斜視図である。
【図4】給紙装置の側断面図である。
【図5】給紙装置の給紙ローラカバーの周辺拡大図である。
【図6】図5の給紙ローラカバーを半分切断した場合の周辺拡大図である。
【図7】給紙装置の側断面図である。
【図8】従来の給紙装置の斜視図である。
【図9】従来の給紙装置の斜視図である。
【符号の説明】
1、10 プリンタ
2、60 スライダ軸
3A、3B、61A、61B スライダ
5A、5B、63A、63B ホッパ
6、64 給紙ローラ軸
7A、7B 65A、65B 給紙ローラ
8、55 補助ローラ軸
9、70A、70B 補助ローラ
10A、10B、69A、69B 給紙ローラカバー
11 プリンタ本体
12 プッシュトラクタユニット
13 シート供給ガイド
14 給紙装置
Claims (4)
- 一対のフレーム間に、記録用紙の幅方向への移動を規制する用紙規制部材の移動を案内するガイド軸と、給紙ローラに挿通された給紙ローラ軸と、前記給紙ローラの用紙給送方向下流側に配置された補助ローラに挿通された補助ローラ軸とを備え、一対の前記用紙規制部材の間にセットされた記録用紙を、ホッパを介して前記給紙ローラに押し当て、給紙ローラの回転により給送する給紙装置において、
前記給紙ローラおよび前記補助ローラが、前記給紙ローラ軸および前記補助ローラ軸の長手方向に移動可能とされ、
前記用紙規制部材の移動に連動して、前記給紙ローラおよび前記補助ローラを共に移動させる移動手段を有することを特徴とする給紙装置。 - 前記移動手段は、前記用紙規制部材に備えられ、前記給紙ローラと前記補助ローラとを覆うカバーであることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
- 前記給紙ローラと補助ローラとが、1対1の関係で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002308338A JP2004142866A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 給紙装置および記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002308338A JP2004142866A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 給紙装置および記録装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004142866A true JP2004142866A (ja) | 2004-05-20 |
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ID=32454505
Family Applications (1)
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JP2002308338A Pending JP2004142866A (ja) | 2002-10-23 | 2002-10-23 | 給紙装置および記録装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010228832A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Oki Data Corp | 媒体給紙装置及び画像形成装置 |
CN114967385A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-08-30 | 联想图像(山东)科技有限公司 | 打印机、复印机及其踢纸机构 |
-
2002
- 2002-10-23 JP JP2002308338A patent/JP2004142866A/ja active Pending
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