JP3747474B2 - フォーカス制御方法及びビデオカメラ装置 - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、撮影する際に被写体に対してフォーカスを合わせるためのフォーカス制御方法及びそのフォーカス制御方法を使用して被写体にフォーカスを合わせるビデオカメラ装置に関する。
背景技術
従来、民生用のビデオカメラにおいては、被写体に対してフォーカスを自動的に合わせるオートフォーカスが用いられている。
一般的に、フォーカスが合っているか否かを検出するためには、撮像信号のコントラストが高いか低いかを判断すれば良いことは良く知られている。言い換えると、コントラストが高いとフォーカスが合っており、コントラストが低いとフォーカスがずれているということである。撮像信号の高周波成分を取り出して、所定の設定エリア内に存在するこの高周波成分を積分したデータを生成し、この積分したデータを利用することによって、コントラストが高いか低いかを判断できる。この積分されたデータは、その設定エリア内にどれだけ高周波成分が存在するかを示すデータであって、一般的に、このデータを評価値と呼んでいる。従って、評価値が最大となるように(つまり、コントラストが最大となるように)フォーカスレンズを駆動することによって、オートフォーカスが実現できる。
このような方法で抽出された評価値には、被写体の撮影状況に応じた複数の要因が含まれてしまい、この評価値によって、フォーカスずれ量を的確に表わすことはできなかった。また、このような評価値の要素として、撮影状況に応じたノイズが含まれることは避けることができないことであって、本来必要なフォーカスのずれ量を、このような評価値から正確に抽出することが困難であった。このため、従来のフォーカス制御装置やビデオカメラでは、評価値を正確に得ることができないので、評価値の最大点の検索に時間がかかっていた。そのため、カメラマンは、フォーカス動作が行われている間、ぼやけた映像を撮り続けかければいけなかった。
例えば、放送局や業務用に使用されるビデオカメラ装置においては、撮影された映像をライブ中継で家庭に伝送することがある。もし、このようなライブ中継を行っている時に、評価値の精度が採れないことがおこり、オートフォーカス動作に時間がかかってしまうと、ぼやけた撮像信号を家庭に伝送してしまうことになる。従って、放送局や業務用に使用されるビデオカメラには、民生用のビデオカメラのような簡易型や廉価や小型のオートフォーカス装置は全く必要ではなく、高精度のフォーカス制御及び高速なフォーカス制御が要求されている。
本発明においては、まず、撮影状況に応じた評価値を生成することと、高速なフォーカス位置の検出を可能にするものである。
発明の開示
本発明は、ビデオカメラのフォーカスを制御するフォーカス制御装置において、フォーカスレンズの移動に伴って、撮像手段から出力された撮像信号が供給され、前記撮像信号の高周波成分を抽出するためのフィルタ特性及び前記撮像信号における検出ウインドウの大きさの異なる複数の評価値生成手段と、第1の検出ウインドウを有した評価値生成手段から得られた第1の評価値と、前記第1の検出ウインドウの大きさより大きな第2の検出ウインドウを有した評価値生成手段から得られた第2の評価値との差の絶対値が所定値以下であるときに、前記第1及び第2の評価値が適切と判断し、前記第1及び第2の評価値の差の絶対値が所定値以上であるときに前記第1及び第2の評価値が不適切と判断する評価値判断手段と、前記複数の評価値生成手段からの複数の評価値を前記評価値判断手段で判断し、適切とされた評価値により極大となるフォーカスレンズ位置を検出し、前記適切とされた評価値が極大となる位置から前記フォーカスレンズの焦点深度の所定倍の位置まで移動する間に前記評価値生成手段によってフィールド毎に生成された前記適切とされた評価値が連続的に減少する場合には、前記適切とされた評価値が極大となるフォーカスレンズ位置をジャストフォーカス位置とする制御手段を備えたことを特徴とするフォーカス制御装置である。
この本発明により、高速に撮影対象物にフォーカスを合わせるこのできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、オートフォーカス装置を適用したビデオカメラの全体構成を示す図面である。
第2図は、オートフォーカス制御回路34の具体的な構成としめすための図面である。
第3図は、水平方向評価値生成回路62の具体的な構成を示すための図面である。
第4図は、垂直方向評価値生成回路63の具体的な構成を示すための図面である。
第5図は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63の各回路に設定されるフィルタ計数α及びウインドウサイズを示している。
第6図は、各ウインドウサイズを説明するための図面である。
第7図は、各評価値Eに対して夫々設定された重みデータWを示すための図面である。
第8図から第13図は、オートフォーカス動作を説明するための図面である。
第14図は、フォーカスを合わせるためにレンズを移動させる方向を決定する時に、レンズの移動を示すための図である。
第15図は、ウインドウ内に非ターゲット物体が入ってきたときの状態を示す図面である。
第16図は、レンズの移動方向を決定する際に、RAM66に記憶した評価値の変動を示すための図面である。
第17図は、オートフォーカス動作中に、RAM66に記憶されるデータを示すための図面である。
第18図は、オートフォーカス動作によって得られた評価値の変動を示すための図面である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例について第1図から第18図を参照して説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明のビデオカメラ装置の全体構成を説明する。ビデオカメラ装置は、入射光を光学的に撮像素子の前面に集光するためのレンズブロック1と、レンズブロックからの入射光をRGBの電気的な撮像信号に変換する撮像ブロック2と、撮像信号に対して所定の信号処理を行う信号処理ブロック3と、レンズブロック1と撮像ブロック2と信号処理ブロックを制御するCPU4とを備えている。
レンズブロック1は、ビデオカメラ装置本体に対して着脱可能に設けられる。このレンズブロック1は、光学的な要素として、光軸に沿って移動させることによって、結像点の位置を可変すること無く焦点距離を連続的に可変させ、被写体の像をズーミングするためのズームレンズ11と、被写体に対してフォーカスを合わせるためのフォーカスレンズ12と、開口量を可変とすることによって撮像素子の前面に入射する光量を調整するアイリス機構13とを有している。
レンズブロック1は、さらに、ズームレンズ11の光軸方向のレンズ位置を検出する位置検出センサ11aと、ズームレンズ11を光軸方向に移動させるための駆動モータ11bと、駆動モータ11bに駆動制御信号を与えるためのズームレンズ駆動回路11cと、フォーカスレンズ12の光軸方向のレンズ位置を検出する位置検出センサ12aと、フォーカスレンズ12を光軸方向に移動させるための駆動モータ12bと、駆動モータ12bに駆動制御信号を与えるためのフォーカスレンズ駆動回路と12cと、アイリス機構の13の開口位置を検出する位置検出センサ13aと、アイリス機構13を開口及び閉口させるための駆動モータ13bと、駆動モータ13bに駆動制御信号を与えるためのアイリス機構駆動回路13cとを備えている。
尚、位置検出センサ11a、12a、13aの検出信号は常時CPU4に送られるとともに、ズームレンズ駆動回路11c、フォーカスレンズ駆動回路と12c、アイリス機構駆動回路13cは、CPU4からの制御信号が供給されるように電気的に接続されている。
また、レンズブロック1は、ズームレンズ11の焦点距離データと口径比データと、フォーカスレンズ12の焦点距離データと口径比データと、レンズブロック1の製造メーカ名及びシルアルナンバを記憶するためのEEROM15を有している。このEEPROM15に記憶されている各データは、CPU4からの読出しコマンドに基づいて読み出されるようにCPU4と接続されている。
撮像ブロック2は、レンズブロック1からの入射光をレッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の3原色光に色分解するたの色分解プリズム21と、この色分解プリズム21で分離されたR成分、G成分、B成分の光が撮像面上に結像され、結像された各色成分の撮像光を、電気的な撮像信号(R)、(G)及び(B)に夫々変換して出力する撮像素子22R、22G、22Bとを有している。例えば、この撮像素子22R、22G、22Bは、CCD(Charge Cupled Device)から成る。
撮像ブロック21は、撮像素子22R、22G、22Bから夫々出力された撮像信号(R)、(G)、(B)のレベルを増幅すると共に、リセット雑音を除去するための相関二重サンプリングを行うためのプリアンプ23R,23G,23Bを有している。
さらに、撮像ブロック2は、内部に設けられた基準クロック発生回路からの基準クロックに基づいて、ビデオカメラ装置内の各回路が動作する際の基本クロックとなるVD信号、HD信号及びCLK信号を発生するためのタイミング信号発生回路24と、タイミング信号発生回路から供給されたVD信号、HD信号、CLK信号に基づいて、撮像素子22R、撮像素子22G、撮像素子22Bに対して駆動クロックを与えるためのCCD駆動回路25とを備えている。尚、VD信号は、1垂直期間を表すクロック信号であり、HD信号は、1水平期間を表すクロック信号であり、CLK信号は、1画素クロックを表すクロック信号であり、これらのVD信号、HD信号及びCLK信号からなるタイミングクロックは、図示はしていないが、CPU4を介してビデオカメラ装置の各回路に供給される。
信号処理ブロック3は、ビデオカメラ装置本体の内部に設けられ、撮像ブロック2から供給される撮像信号(R)、(G)、(B)に対して所定の信号処理を施すためのブロックである。信号処理ブロック3は、撮像信号(R)、(G)、(B)をアナログからディジタルのビデオ信号(R)、(G)、(B)に夫々変換するA/D変換回路31R、31G、31Bと、CPU4からのゲイン制御信号に基づいて、ディジタルビデオ信号(R)、(G)、(B)のゲインをコントロールするためのゲイン制御回路32R、32G、32Bと、ディジタルビデオ信号(R)、(G)、(B)に対して所定の信号処理を行う信号処理回路33R、33G、33Bとを備えている。この信号処理回路33R、33G、33Bは、例えば、ビデオ信号のあるレベル以上を圧縮するニー回路331R、331G、331Bと、ビデオ信号のレベルを設定されたγカーブに従って補正するγ補正回路332R、332G、332Bと、所定以下の黒レベル及び予定レベル以上の白レベルをクリップするB/Wクリップ回路333R、333G、333Bを有している。尚、こn信号処理回路33R、33G、33Bは、ニー回路、γ補正回路、B/Wクリップ回路の他に、公知のブラックγ補正回路、輪郭強調回路及びリニアマトリックス回路等を備えても良い。
信号処理ブロック3は、信号処理回路33R、33G、33Bから出力されたビデオ信号(R)、(G)、(B)を受け取り、ビデオ信号(R)、(G)、(B)から、輝度信号(Y)と、色差信号(R−Y)(B−Y)を生成するためのエンコーダ37とを備えている。
信号処理ブロック3は、さらに、ゲイン制御回路32R、32G、32Bから出力されたビデオ信号(R)、(G)、(B)を受け取って、そのビデオ信号(R)、(G)、(B)に基づいて、フォーカスを制御するための評価データEと方向データDrを生成するフォーカス制御回路34と、信号処理回路33R、33G、33Bから出力されたビデオ信号(R)、(G)、(B)を受け取り、その信号レベルに基づいて、撮像素子22R、22G、22Bに入射する光量が適切な光量となるようにアイリスを制御するアイリス制御回路回路35と、信号処理回路33R、33G、33Bから出力されたビデオ信号(R)、(G)、(B)を受け取り、その信号レベルに基づいてホワイトバランス制御を行うためのホワイトバランス制御回路36とを備えている。
アイリス制御回路35は、供給されたビデオ信号(R)、(G)、(B)の信号の中で最も信号レベルが最大である信号を選択するNAM回路と、選択された信号の画面におけるエリアを分割して、各エリア毎におけるビデオ信号を全積分する。アイリス制御回路35は、この各エリア毎の積分データに基づいて、被写体の逆光照明、順光照明、フラット照明、スポット照明等のあらゆる照明条件を判断して、アイリスを制御するためのアイリス制御信号を生成し、このアイリス制御信号をCPU4に送出する。CPU4は、このアイリス制御信号に基づいて、アイリス駆動回路13cに対して制御信号を送出する。
ホワイトバランス制御回路36は、供給されたビデオ信号(R)、(G)、(B)から、(R−Y)=0、(B−Y)=0となるようにホワイトバランス制御信号を生成し、このホワイトバランス制御信号をCPU4に送出する。CPU4は、このホワイトバランス制御信号に基づいて、ゲイン制御回路32R、32G、32Bに対して、ゲイン制御信号を供給する。
次に、第2図を参照しながら、フォーカス制御回路34に関して詳しく説明する。
フォーカス制御回路34は、輝度信号生成回路61と、水平方向評価値生成回路62と、垂直方向評価値生成回路63と、マイクロコンピュータ64とから構成されている。
輝度信号生成回路61は、供給されたビデオ信号R,G,Bから輝度信号を生成する回路である。フォーカスが合っているかずれているかを判断するためには、コントラストが高いか低いかを判断すればよい。従って、コントラストの変化は色信号のレベル変化とは無関係であるので、輝度信号のレベルのみの変化を検出することによって、コントラストが高いか低いかを判断することができる。
輝度信号生成回路61は、供給されたビデオ信号R、G、Bに対して、
Y=0.3R+0.59G+0.11B ・・・・(1)
に基づく公知の演算を行うことによって、輝度信号Yを生成することができる。
水平方向評価値生成回路62は、水平方向の評価値を生成するための回路である。ここで、水平方向の評価値とは、輝度信号を水平方向にサンプリングした時に、輝度信号のレベルの変化がどれだけあるかを示すデータ、言い換えれば、どれだけ水平方向にコントラストがあるかを示すデータである。
水平方向評価値生成回路62は、第1の水平方向評価値E1を生成するための第1の水平方向評価値生成回路62aと、第2の水平方向評価値E2を生成するための第2の水平方向評価値生成回路62bと、第3の水平方向評価値E3を生成するための第3の水平方向評価値生成回路62cと、第4の水平方向評価値E4を生成するための第4の水平方向評価値生成回路62dと、第5の水平方向評価値E5を生成するための第5の水平方向評価値生成回路62eと、第6の水平方向評価値E6を生成するための第6の水平方向評価値生成回路62fと、第7の水平方向評価値E7を生成するための第7の水平方向評価値生成回路62gと、第8の水平方向評価値E8を生成するための第8の水平方向評価値生成回路62hと、第9の水平方向評価値E9を生成するための第9の水平方向評価値生成回路62iと、第10の水平方向評価値E10を生成するための第10の水平方向評価値生成回路62jと、第11の水平方向評価値E11を生成するための第11の水平方向評価値生成回路62kと、第12の水平方向評価値E12を生成するための第12の水平方向評価値生成回路62lとを有している。
次に、第3図を参照しながら、さらに水平方向評価値生成回路62の詳しい構成を説明する。
水平方向評価値生成回路62の第1の水平方向評価値生成回路62aは、輝度信号の高周波成分を取り出すためのハイパスフィルタ621と、取り出した高周波成分を絶対値化することによって全て正の値を持ったデータとする絶対値化回路622と、絶対値化されたデータを水平方向に積分することによって水平方向の高周波成分のデータを累積加算する水平方向積分回路623と、水平方向に積分されたデータを垂直方向に積分する垂直方向積分回路624と、水平方向積分回路623と垂直方向積分回路に対して積分動作を可能とするエナーブル信号を送出するウインドウパルス発生回路625とを有している。
ハイパスフィルタ621は、ウインドウパルス発生回路625からの1サンプルクロックCLKに応答して輝度信号の高周波成分をフィルタリングする1次元有限インパルス・レスポンス・フィルタから構成される。このハイパスフィルタ621は、
(1−Z-1)/(1−αZ-1)・・・・・・・(2)
で示されるカットオフ周波数特性を有している。この第1の水平方向評価値生成回路62aでは、α=0.5とされ、このαに応じた周波数特性を示すようになっている。
ウインドウパルス発生回路625は、CPU4から供給された1垂直期間を表すVDと、1水平期間を表すHDと、1サンプルクロックを表すCLKとに基づいて動作する複数のカウンタを有している。このウインドウパルス発生回路625は、カウンタのカウント値に基づいて、水平方向積分回路623に対しては1サンプルクロックCLK毎にエナーブル信号を供給し、垂直方向積分回路624に対しては1水平期間毎にエナーブル信号を供給する。第1の水平方向評価値路62aのウインドウパルス発生回路625においては、ウインドウの大きさが、192画素×60画素となるようにカウンタのカウンタ値が設定されている。従って、水平方向評価値生成回路62から出力される第1の水平方向評価値E1は、192画素×60画素のウインドウ内に存在する全ての高周波成分を積分したデータを示していることになる。
その他の第2の水平評価値生成回路62b〜第12の水平評価値生成回路62lhは、上述の第1の水平評価値生成回路62aと同じように、ハイパスフィルタ621と、絶対値化回路622と、水平方向積分回路623と、垂直方向積分回路624と、ウインドウパルス発生回路625とを夫々有している。どのような点が夫々の回路において異なっているかというと、各回路(62aから62l)に設定されているフィルタ係数αとウインドウサイズの組み合わせが夫々異なっている。
従って、夫々の回路によって生成される12個の評価値E1〜E12の値は夫々異なる値をもつことになる。
第5図には、第1の水平評価値生成回路62a〜第12の水平評価値生成回路62lが、どのような値のフィルタ係数αとウインドウサイズが設定されているかを示している。なぜ、このように異なったフィルタ係数を設定するかを以下に説明する。
例えば、カットオフ周波数の高いハイパスフィルタは、ジャストフォーカス(フォーカスが合っていることを言う)の近傍において非常に適している。なぜなら、ジャストフフォーカス近傍におけるレンズの動きに対して、評価値が変化割合が大きいからである。また、フォーカスが大きくずれているところでレンズを移動させたとしても、評価値の変化割合が小さいので、カットオフ周波数の高いハイパスフィルタは、フォーカスが大きくずれているところでは、適しているとは言えない。
一方、カットオフ周波数の低いハイパスフィルタは、フォーカスが大きくずれているところにおいて、適している。なぜなら、フォーカスが大きくずれているところでレンズを移動させると、評価値の変化割合が大きいからである。また、ジャストフォーカスの近傍においてレンズを移動させたとしても、評価値の変化割合が小さいので、カットオフ周波数の低いハイパスフィルタは、ジャストフォーカス近傍においては、適しているとは言えない。
つまり、カットオフ周波数の高いハイパスフィルタ及びカットオフ周波数の低いハイパスフィルタのどちらにおいても、長所及び短所があり、どちらのフィルタが最も適しているとは一言では言えない。よって、複数のフィルタ係数のハイパスフィルタを使用して複数の評価値を生成し、最も適切な評価値を選択するこがより望ましい。
本実施例における水平方向評価値生成回路62においては、第6(A)図に示すような複数種類のウインドウが設定されている。ウインドウW1は192画素×60画素のウインドウあって、ウインドウW2は132画素×60画素のウインドウあって、ウインドウW3は384画素×120画素のウインドウあって、ウインドウW4は264画素×120画素のウインドウあって、ウインドウW3は768画素×120画素のウインドウあって、ウインドウW3は548画素×120画素のウインドウある。第6(B)図は、垂直方向評価値生成回路63に設定されるウインドウを示している。ウインドウW7は120画素×80画素のウインドウあって、ウインドウW8は120画素×60画素のウインドウあって、ウインドウW9は240画素×160画素のウインドウあって、ウインドウW10は240画素×120画素のウインドウあって、ウインドウW3は480画素×320画素のウインドウあって、ウインドウW3は480画素×240画素のウインドウある。
このように複数のウインドウを設定することによって、各ウインドウに対応した夫々異なる評価値を夫々生成することができる。従って、フォーカスを合わせようとする被写体がどのような大きさであろうとも、第1の水平方向評価値生成回路62aから第12の水平方向評価値生成回路62lのうちのいづれかより、適切な評価値を得ることができる。
次に、垂直方向評価生成回路63の構成に関して、第2図及び第4図を参照して説明する。
垂直方向評価値生成回路63は、垂直方向の評価値を生成するための回路である。ここで、垂直方向の評価値とは、輝度信号を垂直方向にサンプリングした時に、輝度信号のレベルの変化がどれだけあるかを示すデータ、言い換えれば、どれだけ垂直方向のコントラストがあるかを示すデータである。
垂直方向評価値生成回路63は、第1の垂直方向評価値E13を生成するための第1の垂直方向評価値生成回路63aと、第2の垂直方向評価値E14を生成するための第2の垂直方向評価値生成回路63bと、第3の垂直方向評価値E15を生成するための第3の垂直方向評価値生成回路63cと、第4の垂直方向評価値E16を生成するための第4の垂直方向評価値生成回路63dと、第5の垂直方向評価値E17を生成するための第5の垂直方向評価値生成回路63eと、第6の垂直方向評価値E18を生成するための第6の垂直方向評価値生成回路63fと、第7の垂直方向評価値E19を生成するための第7の垂直方向評価値生成回路63gと、第8の垂直方向評価値E20を生成するための第8の垂直方向評価値生成回路63hと、第9の垂直方向評価値E21を生成するための第9の垂直方向評価値生成回路63iと、第10の垂直方向評価値E22を生成するための第10の垂直方向評価値生成回路63jと、第11の垂直方向評価値E23を生成するための第11の垂直方向評価値生成回路63kと、第12の垂直方向評価値E24を生成するための第12の垂直方向評価値生成回路63lとを有している。
次に、第4図を参照しながら、さらに垂直方向評価値生成回路63の詳しい構成を説明する。
垂直方向評価値生成回路63の第1の垂直方向評価値生成回路63aは、水平方向の輝度信号のレベルの平均値データを生成する水平方向平均値生成回路631と、輝度信号の平均値データの高周波成分を取り出すためのハイパスフィルタ632と、取り出した高周波成分を絶対値化することによって全て正の値を持ったデータとする絶対値化回路633と、絶対値化されたデータを垂直方向に積分することによって高周波成分のデータを垂直方向に累積加算する垂直方向積分回路634と、水平方向平均値生成回路631及び垂直方向積分回路634に対して積分動作を可能とするエナーブル信号を送出するウインドウパルス発生回路635とを有している。
ハイパスフィルタ632は、ウインドウパルス発生回路625からの1水平期間信号HDに応答して、輝度信号の高周波成分をフィルタリングする1次元有限インパルス・レスポンス・フィルタから構成される。このハイパスフィルタ632は、第1の水平方向評価値生成回路62aのハイパスフィルタ621と同じカットオフ周波数を有している。この第1の垂直方向評価値生成回路63aでは、α=0.5とされ、このαに応じた周波数特性を示すようになっている。
ウインドウパルス発生回路635は、CPU4から供給された1垂直期間を表すVD信号と、1水平期間を表すHDと、1サンプルクロックを表すCLKとに基づいて動作する複数のカウンタを有している。このウインドウパルス発生回路635は、カウンタのカウント値に基づいて、水平方向平均値生成回路631に対しては1サンプルクロックCLK毎にエナーブル信号を供給し、垂直方向積分回路634に対しては1水平期間毎にエナーブル信号を供給する。第1の垂直方向評価値路63aのウインドウパルス発生回路635においては、ウインドウの大きさが120画素×80画素となるようにカンタのカウンタ値が設定されている。従って、垂直方向評価値生成回路63から出力される評価値E13は、120画素×80画素のウインドウ内の垂直方向の高周波成分を積分したデータを示していることになる。
その他の第2の垂直方向評価値生成回路63b〜第12の垂直方向評価値生成回路63lhは、上述の第1の垂直方向評価値生成回路63aと同じように、水平方向平均値生成回路631と、ハイパスフィルタ632と、絶対値化回路633と、垂直方向積分回路634と、ウインドウパルス発生回路635とを有している。どのような点が夫々の回路において異なっているかというと、水平方向評価値生成回路62と同じように、各回路に設定されているフィルタ係数αとウインドウサイズの組み合わせが夫々異なっている。
従って、夫々の回路によって生成される12個の評価値E13〜E24の値は夫々異なる値をもつことになる。
第5(B)図には、第1の垂直評価値生成回路63a〜第12の垂直評価値生成回路63lに対して、どのような値のフィルタ係数αとウインドウサイズが設定されているかを示している。
本実施例における垂直方向評価値生成回路63においては、第6(B)図に示すような複数種類のウインドウが設定されている。ウインドウW7は120画素×80画素のウインドウあって、ウインドウW8は120画素×60画素のウインドウあって、ウインドウW9は240画素×160画素のウインドウあって、ウインドウW10は240画素×120画素のウインドウあって、ウインドウW3は480画素×320画素のウインドウあって、ウインドウW3は480画素×240画素のウインドウある。
このように、複数のフィルタ特性及び複数のウインドウを設定した回路を夫々設けることによって、各フィルタ係数及び各ウインドウの組み合わせに対応した夫々異なる評価値を生成することができる。従って、フォーカスを合わせようとする被写体がどのような撮影状態であろうとも、複数の評価値から総合的な評価値を生成するようにしているので、どれか1つの評価値が不適切であったとしても、正確な総合評価値を得ることができる。
よって、本実施例では、12種類のウインドウサイズと2種類のフィルタ係数の組み合わせた24個の評価値生成回路を有しているので、複数種類の評価値を得ることができ、さらに、その各評価値に基づいて総合的な評価値を求めるようにしているので、評価値の精度を向上させることができる。
次に、第2図及び第7図を参照して、マイクロコンピュータ64に関して説明する。
マイクロコンピュータ64は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において生成されたE1〜E24の24個の評価値を受け取るともに、この24個の評価値に基づいて、レンズを移動する方向及び、評価値が最大となるレンズ位置、即ち、フォーカスが合っているレンズ位置を求めるための回路である。
マイクロコンピュータ64は、24個の評価値を所定のフローに従って演算するためのプログラムを記憶したROM65を有している。また、このROM65は、第7図に示すように、24個の評価値生成回路(62a〜62l,63a〜63l)の各回路から夫々出力された24個の評価値Ei(i=1,2,・・・・24)に対応するように、24個の重みデータWiが記憶されている。この重みデータWiは、24個の評価値Eiに対してプライオリティを付けるためのデータであって、重みデータWiの値が高いほど、それに対応する評価値Eiのプライオリティが高いこということになる。尚、この重みデータWiは、工場出荷時に予め設定される固定値である。
また、マイクロコンピュータ64は、24個の評価値生成回路(62a〜62l,63a〜63l)の各回路から夫々供給された24個の評価値Ei(i=1,2,・・・・,24)を、フォーカスレンズの位置と対応付けて記憶するためのRAM66を有している。ここで、レンズがX1の位置にいる時の評価値を、E1(X1)〜E24(X1)と表すとする。まず、レンズがX1にいるときに生成された評価値E1(X1)〜E24(X1)が、RAM66に記憶される。さらに、レンズがX1の位置からX2の位置に移動すると、レンズがX2の移動したときに生成された評価値E1(X2)〜E24(X2)がRAM66に記憶される。RAM66は、リングバッファ方式でデータが記憶されるので、記憶データがいっぱいにならない限りは、先に記憶された評価値E1(X1)〜E24(X1)は消去されることはない。また、これらの評価値Eiは、マイクロコンピュータ64によるポインタの指定によって、RAM64に記憶されるようになっている。
次に、オートフォーカスの動作説明を第8図〜第13図のフローチャート及び第14図を参照して説明する。
マニュアルフォーカスからオートフォーカスへの移行は、カメラマンが操作部5に設けられたオートフォーカスボタンを押すことによって、オートフォーカスモードとなる。オートフォーカスモードは、1度押すとマニュアルフォーカスへの移行が指令されるまで、そのオートフォーカスモードを継続し続ける連続モードと、フォーカスが合うとオートフォーカスモードを停止して、自動的にマニュアルモードに移行する非連続モードとを有している。以下のフローチャートの説明は、連続モードについての説明である。尚、ステップS100〜ステップS131では、フォーカスレンズをどちらの方向に移動させるかを判定するための処理が行われ、ステップS201〜ステップS221では、評価値が最大となるレンズ位置を求めるための処理が行われる。
まず、ステップS100〜ステップS104においては、図14に示すように、フォーカスレンズは、CPU4からの指令に基づいて、レンズ初期位置X0からFar方向にD/2の距離にある位置X1に移動し、X1からNear方向にDの距離にある位置X2に移動し、X2からFar方向にD/2の距離にある位置つまり、レンズ初期位置X0に戻る動作を行う。尚、Near方向とは、撮像素子側に近づく方向を意味し、Far方向とは、撮像素子から離れる方向を意味する。また、Dは焦点深度を表している。マイクロコンピュータ64は、レンズ位置X0、X1、X2において、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において生成された、評価値Ei(X0)、評価値Ei(X1)、評価値Ei(X2)を、RAM66に記憶する。
ここで、フォーカスレンズをなぜX0からD/2以上移動させないかを説明する。焦点深度とは、焦点を中心としてフォーカスが合っている範囲を示すデータである。従って、焦点深度内でフォーカスレンズを移動させたとしても、それによってフォーカスのずれは人間の目によって認識できない。逆に、レンズをX1からX2へ移動させる時に、焦点深度以上移動させると、その移動によってフォーカスのずれが撮像信号に現れてくる。つまり、レンズの最大移動を焦点深度以内とすることによって、フォーカスのずれを認識することがない。
次にステップS100〜ステップS104の各ステップに関して第2図を参照しながら詳しく説明する。
ステップS100では、マイクロコンピュータ64は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において生成された評価値E1(X0)〜評価値E24(X0)を、RAM66に記憶する。記憶し終えると、マイクロコンピュータ64は、CPU4に対してフォーカスレンズをD/2の距離だけFar方向に移動するように指令を出す。
ステップS101では、CPU4は、フォーカスレンズモータ駆動回路12cに対してコマンドを出力し、フォーカスレンズをD/2の距離だけFar方向に移動させる。
ステップS102では、マイクロコンピュータ64は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において新たに生成された評価値E1(X1)〜評価値E24(X1)を、RAM66に記憶する。評価値を記憶し終えると、マイクロコンピュータ64は、CPU4に対してフォーカスレンズをDの距離だけNear方向に移動するように指令を出す。
ステップS103では、CPU4は、フォーカスレンズモータ駆動回路12cに対してコマンドを出力し、フォーカスレンズをDの距離だけNear方向に移動させる。
ステップS104では、マイクロコンピュータ64は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において新たに生成された評価値E1(X2)〜評価値E24(X2)を、RAM66に記憶する。記憶し終えると、マイクロコンピュータ64は、CPU4に対してフォーカスレンズをD/2の距離だけFar方向に移動するように指令を出す。
従って、ステップS104を終了すると、マイクロコンピュータ64のRAM66には、レンズ位置X0における評価値E1(X0)〜E24(X0)と、レンズ位置X1における評価値E1(X1)〜E24(X1)と、レンズ位置X2における評価値E1(X2)〜E24(X2)とが記録されていることになる。
ステップS105〜ステップS115は、24個の評価値の中から不適切な評価値を選択するためのフローである。
まず、第15(A)図及び第15(B)図を参照して、ステップS105〜ステップS115の動作を基本的な考え方を説明する。第15(A)図及び第15(B)図は、ウインドウW2の中にフォーカスを合わせようとするターゲット物体Aが撮像され、ウインドウW2の外であってウインドウW1の内部に、ターゲット物体Aより手前に存在するコントラストの高い非ターゲット物体Bが撮像されている状態を示している。このとき、この物体BがウインドウW1の枠内に存在しているので、ウインドウW1の値が設定された第1の水平方向評価値生成回路62aによって生成された評価値E1には、物体Bの高周波成分が含まれてしまい、物体Aの評価値としては適切でない。よって、評価値E1の値は、ウインドウW2の値が設定された第2の水平方向評価値生成回路62bによって生成された評価値E2の値よりもかなり大きくなってしまう。同様に、ウインドウW1の値が設定された第7の水平方向評価値生成回路62gによって生成された評価値E7には、物体Bの高周波成分が含まれてしまい、物体Aの評価値としては適切でない。よって、評価値E7の値は、ウインドウW2の値が設定された第8の水平方向評価値生成回路62hによって生成された評価値E8の値よりもかなり大きくなってしまう。
また、ウインドウW2の中には非ターゲット物体Bが存在しないので、評価値E2又は評価値E8の値が適切か否かというと、決して適切ではないと言える。その理由を第15(B)図を参照して説明する。図15(B)は、フォーカスを物体Aに合わせるようにレンズを移動させた場合を示している。物体Aに対してフォーカスを合わせれば合わせるほど、物体Bに対するフォーカスが大きくずれるということになる。物体Bのフォーカスが大きくずれると、物体Bの映像が大きくぼやけてしまい、そのぼやけた映像がウインドウW2に入ってくる。従って、第15(A)図及び第15(B)図の状態の場合は、ウインドウW2の値が設定された第2の水平方向評価値生成回路62bによって生成された評価値E2の値は決して適切であるとは言えない。同様に、ウインドウW2の値が設定された第8の水平方向評価値生成回路62hによって生成された評価値E8の値は決して適切であるとは言えない。
このように、ウインドウW1によって得られた評価値E1及びE7、ウインドウW2によって得られた評価E2及びE8が適切か否かを判断するためには、
Figure 0003747474
を判断すればよい。尚、βは予め実験的な結果によって設定された係数であって、ここでは例えば、β=0.01とされているが、(E1×β)及び(E7×β)を(3)式に使用せずに、(E1×β)及び(E7×β)の代わりに実験的に得られた所定値を(3)式に使用しても結果は同じである。
この(3)式の演算結果に基づく判断は、|E1−E2|及び|E7−E8|の値が所定値以下であれば、評価値E1とE2の間の差はほとんど無いと判断でき、且つ、評価値E7とE8の間の差はほとんど無いと判断できる。従って、第15図で示されるような非ターゲット物体Bは無いと判断する。|E1−E2|及び|E7−E8|の値が所定値以上であれば、評価値E1とE2の間の差が大きいと判断でき、且つ、評価値E7とE8の間の差が大きいと判断できる。従って、第15図で示されるような非ターゲット物体Bが存在すると判断する。つまり、(3)式を演算し、この(3)式に当てはまるのであれば、評価値E1及びE2、評価値E7及びE8は適切であり、この(3)式に当てはまらいのであれば、評価値E1及びE2、評価値E7及びE8は不適切であるということになる。
次に、上述の基本的な考えかたを考慮して、第8図及び第9図を参照しながら、ステップS105〜ステップS115を具体的に説明する。
ステップS105では、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E1、E2、E7及びE8が、この(105)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E1、E2、E7及びE8は適切な値であると判断してステップS117に進む。逆に、評価値E1、E2、E7及びE8が、この(105)式に当てはまらない値であるのあれば、少なくとも、評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であると判断してステップS106に進む。
ステップS106では、ステップS105における演算結果によって評価値E1及びE2、評価値E7及びE8が不適切であると判断されたので、ウインドウW1の次に大きなウインドウW3に基づいて得られた評価値E3及びE9を使用すると共に、ウインドウW2の次に大きなウインドウW4に基づいて得られた評価値E4及びE10を使用する。
ステップS106では、ステップS105と同様に、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E3、E4、E9及びE10が、この(106)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E3、E4、E9及びE10は適切な値であると判断してステップS107に進む。逆に、評価値E3、E4、E9及びE10が、この(106)式に当てはまらない値であるのであれば、少なくとも、評価値E3、E4、E9及びE10は不適切な値であると判断してステップS108に進む。
ここで、なぜ、さらに大きなウインドウW3及びW4を使用するのかを説明する。上述したように、第14図で示される状態では、評価値E1及びE2、評価値E7及びE8が不適切であるので、フォーカスをターゲット物体A又は非ターゲット物体Bの何れにも合わせることができない。しかし、ウインドウW1及びW2に対して、さらに大きなウインドウW3及びW4を使用すると、非ターゲット物体BがウインドウW4の内に入ってしまうことが考えられる。もし、完全に非ターゲット物体BがウインドウW4の内に入ってしまった場合は、評価値E3と評価値E4の間の差が小さくなると共に、評価値E9とE10の間の差が小さくなる。つまり、評価値E3、E4、E9及びE10が、この(106)式に当てはまる値であることになる。その結果、評価値E3、E4、E9及びE10は適切な値となっているので、フォーカスが非ターゲット物体Bに合うことになる。本来であれば、ターゲット物体Aにフォーカスを合わせるべきであるが、物体Aにフォーカスを合わせようとすると、適切な評価値が得られていないので、オートフォーカス制御回路34が何度も制御ループを繰り返して、長時間、フォーカスレンズを移動させ続けることになる。従って、ループが繰り返されている間、ぼやけた撮像信号を出力し続けなければいけなくなる。しかし、非ターゲット物体Bにフォーカスを合わせてしまうことによって、長時間、制御ループが繰り返えされ、ぼやけた撮像信号を出力し続けることを防止することができる。
ステップS107では、ステップS105で判断された評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であるという結果と、ステップS106で判断された評価値E3、E4、E9及びE10は適切な値であるという結果に基づいて、i=1,2,7,8の番号のみを不使用番号として定義し、ステップS117に進む。このステップS107で不使用番号としてi=1,2,7,8が定義されたので、このステップS107以降のステップにおいて、評価値E1、E2、E7及びE8が使用されることは無い。
ステップS108では、ステップS106における演算結果によって評価値E3及びE4、評価値E9及びE10が不適切であると判断されたので、ウインドウW3の次に大きなウインドウW5に基づいて得られた評価値E5及びE11を使用すると共に、ウインドウW4の次に大きなウインドウW6に基づいて得られた評価値E6及びE12を使用する。
ステップS108では、ステップS106と同様に、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E5、E6、E11及びE12が、この(108)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E5、E6、E11及びE12は適切な値であると判断してステップS109に進む。逆に、評価値E5、E6、E11及びE12が、この(108)式に当てはまらない値であるのあれば、少なくとも、評価値E5、E6、E11及びE12は不適切な値であると判断してステップS110に進む。
ステップS109では、ステップS105で判断された評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であるという結果と、ステップS106で判断された評価値E3、E4、E9及びE10は不適切な値であるという結果と、ステップS108で判断された評価値E5、E6、E11及びE12は適切な値であるという結果に基づいて、i=1,2,3,4,7,8,9,10の番号のみを不使用番号として定義し、ステップS117に進む。このステップS109で不使用番号としてi=1,2,3,4,7,8,9,10が定義されたので、このステップS109以降のステップにおいて、評価値E1、E2、E3、E4、E7及びE8、E9及びE10は、使用されることは無い。
ステップS108では、ステップS106における演算結果によって評価値E3及びE4、評価値E9及びE10が不適切であると判断されたので、ウインドウW3の次に大きなウインドウW5に基づいて得られた評価値E5及びE11を使用すると共に、ウインドウW4の次に大きなウインドウW6に基づいて得られた評価値E6及びE12を使用する。
ステップS110では、ステップS108と同様に、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E13、E14、E19及びE20が、この(110)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E13、E14、E19及びE20は適切な値であると判断してステップS111に進む。逆に、評価値E13、E14、E19及びE20が、この(110)式に当てはまらない値であるのあれば、少なくとも、評価値E13、E14、E19及びE20は不適切な値であると判断してステップS112に進む。
ステップS111では、ステップS105で判断された評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であるという結果と、ステップS106で判断された評価値E3、E4、E9及びE10は不適切な値であるという結果と、ステップS108で判断された評価値E5、E6、E11及びE12は不適切な値であるという結果と、ステップS110で判断された評価値E13、E14、E19及びE20は適切な値であるという結果とに基づいて、i=1〜12の番号のみを不使用番号として定義し、ステップS117に進む。このステップS111で不使用番号としてi=1〜12が定義されたので、このステップS111以降のステップにおいて、評価値E1〜E12は使用されることは無い。
ステップS112では、ステップS110と同様に、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E15、E16、E21及びE22が、この(112)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E15、E16、E21及びE22は適切な値であると判断してステップS113に進む。逆に、評価値E15、E16、E21及びE22が、この(112)式に当てはまらない値であるのあれば、少なくとも、評価値E15、E16、E21及びE22は不適切な値であると判断してステップS114に進む。
ステップS113では、ステップS105で判断された評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であるという結果と、ステップS106で判断された評価値E3、E4、E9及びE10は不適切な値であるという結果と、ステップS108で判断された評価値E5、E6、E11及びE12は不適切な値であるという結果と、ステップS110で判断された評価値E13、E14、E19及びE20は不適切な値であるという結果と、ステップS112で判断された評価値E15、E16、E21及びE22は適切な値であるという結果とに基づいて、i=1〜14,19,20の番号のみを不使用番号として定義し、ステップS117に進む。このステップS113で不使用番号としてi=1〜12,19,20が定義されたので、このステップS113以降のステップにおいて、評価値E1〜E14、E19、E20は使用されることは無い。
ステップS114では、ステップS110と同様に、レンズ位置がX0の時に得られたE1(X0)〜E24(X0)を使用して、
Figure 0003747474
を判断する。評価値E17、E18、E23及びE24が、この(114)式に当てはまる値であるのであれば、評価値E17、E18、E23及びE24は適切な値であると判断してステップS115に進む。逆に、評価値E17、E18、E23及びE24が、この(114)式に当てはまらない値であるのあれば、少なくとも、評価値E17、E18、E23及びE24は不適切な値であると判断してステップS116に進む。
ステップS115では、ステップS105で判断された評価値E1、E2、E7及びE8は不適切な値であるという結果と、ステップS106で判断された評価値E3、E4、E9及びE10は不適切な値であるという結果と、ステップS108で判断された評価値E5、E6、E11及びE12は不適切な値であるという結果と、ステップS110で判断された評価値E13、E14、E19及びE20は不適切な値であるという結果と、ステップS112で判断された評価値E15、E16、E21及びE22は不適切な値であるという結果と、ステップS114で判断された評価値E17、E18、E23及びE24は適切な値であるという結果とに基づいて、i=1〜16,19〜22の番号のみを不使用番号として定義し、ステップS117に進む。このステップS115で不使用番号としてi=1〜16,19〜22が定義されたので、このステップS115以降のステップにおいて、評価値E1〜E16、E19〜E22は使用されることは無い。
ステップS116に至るということは、全ての評価値E1〜E24が不適切であるということであるので、オートフォーカス動作は不可能と判断して、マニュアルフォーカスモードに移行して、終了する。
以上で、24個の評価値の中から不適切な評価値を選択するためのステップを終了する。
第10図及び第11図に示されるように、ステップS117〜ステップS131は、レンズ移動方向を決定する具体的な動作フローである。
ステップS117では、i=1にセットすると共に、アップカウント値Ucnt,ダウンカウント値Dcut,フラットカウント値Fcntをリセットする。
ステップS118では、iが不使用番号として定義されている番号であるか否かを判断する。iが不使用番号として定義されていないのであれば、ステップS120に進む。もし、iが不使用番号として定義されている番号であるのであれば、ステップS119において、iをインクリメントして次のiの番号に進む。
ステップS120では、Ei(X0)が、Ei(X2)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X2)よりも大きい値を有し、且つ、Ei(X1)が、Ei(X0)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X0)よりも大きい値を有している場合の判断である。さらに分かり易く説明すると、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というようにFar方向に移動すると、評価値がEi(X2)、Ei(X0)、Ei(X1)の順にアップしているか否かという判断である。具体的には、
Figure 0003747474
の演算を行うことによって判断される。ここで、β3は実験的に求められる係数であって、本実施例においては、β3=1.03とされている。式(120)の条件に一致するということは、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というように移動すると評価値が順にアップすることを意味し、次のステップS121に進む。式(120)の条件からはずれる時は、ステップS122に進む。
ステップS121では、アップカウント値Ucntに重みデータWiを加算してステップS126の進む。
ステップS122では、Ei(X0)が、Ei(X1)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X1)よりも大きい値を有し、且つ、Ei(X2)が、Ei(X0)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X0)よりも大きい値を有している場合の判断である。さらに分かり易く説明すると、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というようにFar方向に移動すると、評価値がEi(X2)、Ei(X0)、Ei(X1)の順にダウンしているか否かという判断である。具体的には、
Figure 0003747474
の演算を行うことによって判断される。式(120)の条件に一致するということは、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というように移動すると評価値が順にダウンすることを意味し、次のステップS123に進む。式(120)の条件からはずれる時は、ステップS124に進む。
ステップS123では、ダウンカウント値Dcutに重みデータWiを加算してステップS126の進む。
ステップS124では、Ei(X0)が、Ei(X1)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X1)よりも大きい値を有し、且つ、Ei(X0)が、Ei(X2)と同程度での値ではなくて、ある程度Ei(X2)よりも大きい値を有している場合の判断である。さらに分かり易く説明すると、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というようにFar方向に移動すると、評価値のピークがEi(X0)にあるということである。具体的には、
Figure 0003747474
の演算を行うことによって判断される。式(124)の条件に一致するということは、フォーカスレンズが、X2、X0、X1というように移動すると評価値のピークがEi(X0)にあるということを意味し、次のステップS125に進む。式(120)の条件からはずれる時は、ステップS126に進む。
ステップS125では、フラットカウント値Fcntに重みデータWiを加算してステップS126の進む。
ステップS126では、iをインクリメントしてステップS127に進む。
ステップS127では、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において評価値Eは24個生成されるので、iが24であるかを判断する。iが24であれば、全ての評価値に対する演算が終了したと判断して、ステップS128に進む。iが24でない時は、iが24になるまで、ステップS118からステップS127によって構成されるループが繰り返される。
ステップS128では、アップカウント値Ucntと、ダウンカウント値Dcutと、フラットカウント値Fcntとを比較して、どのカウント値が最も大きい値であるかを判断する。アップカウント値Ucntが最も大きい値であれば、ステップS129に進み、ダウンカウント値Dcutが最も大きい値であれば、ステップS130に進み、フラットカウント値Fcntが最も大きい値であれば、ステップS131に進む。
ステップS129では、マイクロコンピュータ64は、X1の方向が、評価値の山登り方向、即ち、フォーカスが合う方向であると判断し、CPU4に対してレンズ移動方向としてFar方向を指定する。
ステップS130では、マイクロコンピュータ64は、X2の方向が評価値の山登り方向、即ち、フォーカスが合う方向であると判断し、CPU4に対してレンズ移動方向としてNear方向を指定する。
ステップS131では、マイクロコンピュータ64は、X0の位置がフォーカスが合う位置と判断して、ステップS218に進む。
上述したステップS118〜ステップS131の動作を、第16図の一例をを参照しながら、分かり易く説明する。第16図は、レンズ位置X2、X0、X1における評価値Ei(X2)、Ei(X0)、Ei(X1)の変化の推移を、ある一例として示した図である。
まず、ステップS118において、iが不使用番号であるか否かを判断するが、ここでは、全てのiを使用可能であるとする。
まず1回目のループでは、E1に関する判定が行われ、
1(X2)<E1(X0)<E1(X1)であるので、ステップS120の条件に一致し、ステップS121に進む。
従って、ステップS121において、Ucnt=0+W1の演算が行われる。
2回目のループでは、E2に関する判定が行われ、
2(X2)<E2(X0)<E2(X1)であるので、ステップS120の条件に一致し、ステップS121に進む。
従って、ステップS121において、Ucnt=W1+W2の演算が行われる。
次の3回目、4回目及び5回目のループでは、上述の1回目及び2回目のループと同じような演算が行われ、5回目のループのステップS121において、
Ucnt=W1+W2+W3+W4+W5の演算が行われる。
6回目のループでは、E2に関する判定が行われ、
2(X2)<E2(X0)>E2(X1)であるので、ステップS124の条件に一致し、ステップS125に進む。
従って、ステップS125においてFcnt=0+W6の演算が行われる。
このようにして24回のループを繰り返すと、最終的には、
Ucnt=W1+W2+W3+W4+W5+W7+W8+W9+W11+W13+W14+W15+W17+W18+W21+W24
Dcnt=W10+W16+W22
Fcnt=W6+W12+W19
で示される演算を行うことになる。よって、このアップカウント値Ucnt、ダウンカウント値Dcut及びフラットカウント値Fcntに対して、図7に一例として示される重みデータWiの値を代入すると、
Ucnt=124
Dcnt=13
Fcnt=18
という結果になる。
従って、ステップS128の判断において、アップカウント値Ucntが最も大きい値を有するので、第16図で示される例においては、ステップS129に進むことになる。従って、フォーカス方向は、X1方向と判定される。
次のステップS200からステップS221は、評価値が最大となるレンズ位置を決定するためのフローである。第11図、第12図、第13図及び第14図を参照して説明する。
ここで、以下のステップS200以降の説明をより明確にするために、
Figure 0003747474
と定義する。
尚、本実施例では、1フィールド毎に評価値をサンプリングしているので、このΔXで示される距離を、1フィールド間にフォーカスレンズが移動する距離と定義する。従って、距離ΔXは、1フィールド期間でレンズが進む距離を表している。また、この距離ΔXは、1フィールド期間でレンズが進む距離を表しているだけでは無くて、ステップS100からステップS130によって求められたレンズ移動方向に基づいて、ΔXの極性が決定される。例えば、レンズの移動方向がFar方向であれば、ΔXは正の極性を持つようにセットされ、レンズの移動方向がNear方向であれば、ΔXは負の極性を持つようにセットされる。
まず、ステップS200では、k=1にセットする。
ステップS201では、マイクロコンピュータ64は、CPU4に対してレンズをXkの位置に移動させるように指令を出す。ここで、レンズ位置Xkは、式(200)に基づいて、
k=X0+k×ΔX
で定義される。
ステップS202では、マイクロコンピュータ64は、水平方向評価値生成回路62及び垂直方向評価値生成回路63において新たに生成された評価値E1(XK)〜評価値E24(XK)をRAM66に記憶する。尚、24個の評価値Eiは、第17図に示されるようにテーブル状に記憶される。
ステップS203では、i=1,j=1にセットすると共に、アップカウント値Ucnt,ダウンカウント値Dcut,フラットカウント値Fcntをリセットする。
ステップS204では、iが不使用番号として定義されている番号であるか否かを判断する。iが不使用番号として定義されていないのであれば、ステップS206に進む。もし、iが不使用番号として定義されている番号であるのであれば、ステップS205において、iをインクリメントして再びステップS204に戻る。
ステップS206では、フォーカスレンズが、Xk-1からXkで示される位置に移動したときに得られた評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上アップしているか否かという判断を行う。具体的には、
i(Xk-1)×β4<Ei(Xk) ・・・・・・・(206)
の演算を行うことによって判断される。ここで、β4は実験的に求められる係数であって、本実施例においては、β4=1.05としている。式(206)の条件に一致するということは、評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上アップしていることを示す。この場合は、次のステップS207に進む。式(206)の条件からはずれる時は、ステップS209に進む。
ステップS207では、評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上アップしているので、U/D情報(アップ/ダウン情報)として、アップしていることを示す2ビットのデータ「01」を、評価値Ei(Xk)と関連付けて、RAM66に記憶する。
ステップS208では、ステップS121と同様に、アップカウント値Ucntに重みデータWiを加算して、ステップS214に進む。
ステップS209では、フォーカスレンズが、Xk-1からXkで示される位置に移動したときに得られた評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上ダウンしているか否かという判断を行う。具体的には、
i(Xk)×β4<Ei(Xk-1) ・・・・・・・(209)
の演算を行うことによって判断される。式(209)の条件に一致するということは、評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上ダウンしていることを示す。この場合は、次のステップS210に進む。式(209)の条件からはずれる時は、ステップS212に進む。
ステップS210では、評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対してある程度以上ダウンしているので、U/D情報(アップ/ダウン情報)として、ダウンしていることを示す2ビットのデータ「10」を、評価値Ei(Xk)と関連付けて、RAM66に記憶する。
ステップS211では、ステップS123と同様に、ダウンカウント値Dcutに重みデータWiを加算して、ステップS214に進む。
ステップS212に至るということは、ステップS206の条件及びステップS209の条件から考慮すると、フォーカスレンズが、Xk-1からXkで示される位置に移動したときに得られた評価値Ei(Xk)が、評価値Ei(Xk-1)に対して、ある程度以上の変化が無かったということを意味している。
従って、ステップS212では、U/D情報(アップ/ダウン情報)として、フラットであることを示す2ビットのデータ「00」を、評価値Ei(Xk)と関連付けて、RAM66に記憶する。
ステップS213では、ステップS215と同様に、フラットカウント値Fcntに重みデータWiを加算して、ステップS214に進む。
ステップS214では、iをインクリメントして、ステップS215に進む。
ステップS215では、iが24であるかを判断する。iが24であれば、全ての評価値に対する演算が終了したと判断して、ステップS216に進む。iが24でない時は、iが24になるまで、ステップS204からステップS215によって構成されるループが繰り返される。
ステップS216では、ダウンカウント値Dcutが最も大きい値を持つか否かを判断するためのステップである。ここで、第17図を例にとり、このステップS216に関して説明する。この第17図は、各評価値と各アップ/ダウン情報のRAM66における記憶状態を示している図である。第17図に示されるように、マイクロコンピュータ64は、移動したレンズ位置XKに対応するように、各評価値と各アップ/ダウン情報とを関連つけてRAM66に記憶するようにしている。
まず、レンズ位置がXKである時は、ステップS204からステップS215のループが繰り返されると、アップカウント値Ucnt、ダウンカウント値Dcut及びフラットカウント値Fcntは以下のようになる。
Ucnt=W1+W2+W4+W5+W8+W9+W11+W14+W15+W16+W19+W23
Dcnt=W7+W10+W17+W18+W20+W21+W24
Fcnt=W3+W6+W12+W13+W22
このアップカウント値Ucnt、ダウンカウント値Dcut及びフラットカウント値Fcntに対して、図7に一例として示される重みデータWiの値を代入すると、
Ucnt=95
Dcnt=34
Fcnt=31
という結果になる。つまり、この結果から、個々の評価値においては、アップ、ダウン、フラット等のばらつきがあるが、総合的に見ると評価値はアップしていると判断することができる。
以下、このようにステップS216において総合的に判断した評価値を「総合的評価値」と呼ぶことにする。従って、ステップS216を別の言葉で表現すると、ステップS216は、総合的評価値がダウンしているか否かを判断するためのステップであるというように表現できる。
次に、第17図に一例として示される、レンズ位置がXK+1の時の場合について考えてみる。レンズ位置がXK+1の時に、ステップS204からステップS215のループが繰り返されると、アップカウント値Ucnt、ダウンカウント値Dcut及びフラットカウント値Fcntは以下のようになる。
Ucnt=W5+W11+W12+W17+W18+W20+W23
Dcnt=W1+W2+W3+W6+W7+W8+W10+W13+W14+W15+W16+W19+W21+W22+W24
Fcnt=W4+W9
このアップカウント値Ucnt、ダウンカウント値Dcut及びフラットカウント値Fcntに対して、図7に一例として示される重みデータWiの値を代入すると、
Ucnt=29
Dcnt=113
Fcnt=18
という結果になる。つまり、この結果から、総合的評価値はダウンしていると判断することができる。このように、ステップS216において、総合的評価値がダウンしていると判断した時には、ステップS217に進む。
ステップS217では、jをインクリメントして、ステップS218へ進む。このjは、ステップS216の判断結果が何回連続してYESとなったかを示す値、即ち、何回連続して総合的評価値がダウンしたかを示す値である。
ステップS218では、総合評価値が連続してダウンし始めるレンズ位置の最初にダウンしたレンズ位置をXK+1とすると、このステップS218では、XKからのレンズの移動距離(XK+jが、D×nより大きいか否かを判断する。実際に判断を行うための式は、
ΔX×j≧D×n ・・・・・(218)
で表される。尚、Dはフォーカスレンズの焦点深度を表し、nは予め設定されている係数を表す。但し、実験結果によると、nを、1≦n≦10の範囲に設定すると、最適な速度でオートフォーカス動作を実現できる。
ここで、第18図を参照しながらステップS218の判断動作に関して説明する。この第18図の横軸は、レンズの位置Xを表し、縦軸はレンズの位置に対する評価値E(X)を表している。
j=1の時は、総合評価値が最初にダウンした時のレンズ位置であるので、j=1に対応するレンズ位置はXK+1である。よって、式(218)の右辺(ΔX×j)は、総合評価値がダウンし始める前のレンズ位置XKから、総合評価値が最初にダウンし始めたレンズ位置XK+1の距離を表す。しかし、第18図からも判るように、ステップS218の判断結果はNOである。
j=2の時は、総合評価値が2回連続でダウンした時のレンズ位置であるので、j=2に対応するレンズ位置はXK+2である。よって第18図から、式(218)の右辺(ΔX×j)は、総合評価値がダウンし始める前のレンズ位置XKから、総合評価値が2回連続でダウンし始めたレンズ位置XK+2の距離を表す。しかし、第18図からも判るように、ステップS218の判断結果はNOである。
j=3の時は、j=2の時と同様に、ステップS218の判断結果はNOである。
j=4の時は、総合評価値が4回連続でダウンした時のレンズ位置であるので、j=4に対応するレンズ位置はXK+4である。よって第18図から、式(218)の右辺(ΔX×j)は、総合評価値がダウンし始める前のレンズ位置XKから、総合評価値が2回連続でダウンし始めたレンズ位置XK+4の距離を表す。従って、第18図からも判るように、(ΔX×j)≧D×nとなって、ステップS218の判断結果はYESとなる。
一方、ステップS216において、ダウンカウント値Dcutが最も大きい値を有していないと判断されたときは、総合評価値がダウンしていないと判断し、ステップS219に進む。
ステップS219では、j=0とする。これはjをリセットするためのステップである。なぜjをリセットするかと言うと、jは、何回連続して総合評価値がダウンしたかを示す値であるからである。さらに詳しく説明すると、ステップS219に至るということは、ステップS216の判定結果で総合評価値はダウンしていないと判断されたことを意味しているので、このステップS216の判断において、総合評価値の連続ダウンがストップしていることになる。したがって、このステップS219において、jがリセットされる。
総合評価値の連続ダウンが途切れたときには、jをリセットするようにしているので、例え、第18図において、ある評価値E(XK)が単なるノイズによる極大値であったとしても、評価値E(XK+1)又はE(XK+2)又はE(XK+3)の演算ループにおいて、jがリセットされるので、その評価値E(XK)が最大と認識されることはない。
ステップS220では、フォーカスレンズをさらに移動させるためにkをインクリメントして、ステップS201へ戻る。
ステップS218の判断結果がYESとなると、ステップS221に進む。ステップS221では、レンズ位置XKから総合評価値が所定回数(j回数)連続してダウンしたことを意味するので、マイクロコンピュータ64は、レンズ位置XKを、評価値が最大となるレンズ位置Xgと判断する。
次に、レンズ位置XKにおける評価値Ei(XK)の中から、RAM66のアップ/ダウン情報に基づいて、レンズ位置XKの近傍において、総合評価値とアップ/ダウン状態と、RAM66に記憶されたEiのアップ/ダウン状態とが一致するiを選択すればよい。選択したiの中で、最も重みデータWiが高いものがWgであるとすると、最大評価値は、Eg(XK)と定義される。また、最大評価値Eg(XK)が定義されるとそれに対応する下限評価値は、Eg(XK+1)と定義される。最大評価値Eg(XK)は、レンズをXKに固定することによってフォーカスが合った後も、1フィールド毎に更新されるが、下限評価値は、Eg(XK+1)は固定である。
これを、第17図の例で説明する。レンズ位置がXKのときは、ステップS216の判断に基づいて、総合評価値はアップしており、レンズ位置がXK+1のときは、ステップS216の判断に基づいて、総合評価値はダウンしている。したがって、アップ/ダウン情報が、レンズ位置がXKのときにアップし、レンズ位置がXK+1のときにダウンしているのは、第17図の例では、i=1,2,5,8,14,15,19である。この中で、最も重みデータの高いのは、第7図のデータによると、i=1であるので、E1(XK)が最大評価値として使用される。
ステップS222では、マイクロコンピュータ64は、評価値が最大となレンズ位置Xgにフォーカスレンズを移動するようにCPU4に対して制御信号を送出する。
ステップS223では、オートフォーカスモードを停止命令があったか否かの判断を行う。もし、カメラマンの操作によって、オートフォーカスモードが解除されたのであれば、ステップS224に進んで、マニュアルフォーカスモードに移行する。
ステップS223において、オートフォーカスモードの停止命令がないのであれば、ステップS225に進み、最大評価値Eg(XK)と下限評価値Eg(XK+1)の比較が行われる。もし、最大評価値Eg(XK)の値が、被写体の変化等によって減少して下限評価値Eg(XK+1)以下になった場合は、ステップS226に進んで、オートフォーカス動作を再起動する。
以上で、オートフォーカスの動作説明を終了する。
本発明では、以下に説明する効果を有している。
まず、複数のフィルタ係数と複数のサイズのウインドウを組み合わせることによって、複数の評価値を得ることができるので、色々な被写体に対応することができる。
また、評価値生成回路に対して、重みデータが付与されており、複数の評価値とこの評価値に夫々対応する重みデータとにもづいて、総合評価値を得るようにしているので、最終的に得られる評価値の精度が向上する。評価値の精度が向上すると、フォーカス点近傍において、評価値曲線がきれいな放物線を描くので、評価値の最大点の決定が高速に行える。したがって、オートフォーカスの動作自体が高速になる。
また、複数の評価値の中から、総合評価値を演算する際に不適切と判断される評価値を選択して、使用しないようにしているので、一層、評価値の精度が向上する。例えば、小さいウインドウで適切な評価値が得られない場合は、その小さいウインドウよりも大きなウインドウに対応する評価値を使用してフォーカスを合わせるようにしているので、少なくとも、何等かの被写体にフォーカスを合わせることができ、長い時間、オートフォーカス動作が動き続けることを防止できる。
さらに、フォーカスを合わせるために移動方向を決定する際には、複数の評価値の変化に対して、重みデータを用いた多数決方式を採用しているので、少ないサンプル点及びレンズの焦点深度内の微小移動で、フォーカス方向の正確に判定できる。
評価値の極大点が、最大点であるか否かを判定する時に、極大点から焦点深度の所定倍の距離までレンズを移動させるようにしているので、例え、評価値の山が平であったとしても、レンズが一定の距離動いた時点で最大であるか否かを判断できる。よって、高速にフォーカス点を決定できるという効果を有する。例えば、極大点が最大点であるかを判断するためにフォーカスが大きくずれて、撮像信号が大きくぼやけてしまって違和感のある映像が出力されることを防止することができる。
フォーカス点における最大評価値を求める際に、総合評価値のアップダウン状態とRAM66に記憶されたアップ/ダウン情報が一致する評価値であって、且つ、重みデータの最も高い評価値を、最大評価値として選択しているので、最大評価値の値が正確に求められるという効果を有する。

Claims (11)

  1. ビデオカメラのフォーカスを制御するフォーカス制御装置において、
    フォーカスレンズの移動に伴って、撮像手段から出力された撮像信号が供給され、前記撮像信号の高周波成分を抽出するためのフィルタ特性及び前記撮像信号における検出ウインドウの大きさの異なる複数の評価値生成手段と、
    第1の検出ウインドウを有した評価値生成手段から得られた第1の評価値と、前記第1の検出ウインドウの大きさより大きな第2の検出ウインドウを有した評価値生成手段から得られた第2の評価値との差の絶対値が所定値以下であるときに、前記第1及び第2の評価値が適切と判断し、前記第1及び第2の評価値の差の絶対値が所定値以上であるときに前記第1及び第2の評価値が不適切と判断する評価値判断手段と、前記複数の評価値生成手段からの複数の評価値を前記評価値判断手段で判断し、適切とされた評価値により極大となるフォーカスレンズ位置を検出し、前記適切とされた評価値が極大となる位置から前記フォーカスレンズの焦点深度の所定倍の位置まで移動する間に前記評価値生成手段によってフィールド毎に生成された前記適切とされた評価値が連続的に減少する場合には、前記適切とされた評価値が極大となるフォーカスレンズ位置をジャストフォーカス位置とする制御手段を備えたことを特徴とするフォーカス制御装置。
  2. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記評価値生成手段によって生成された評価値を、前記フォーカスレンズの位置と夫々関連付けて記憶する記憶手段を備えたことを特徴とするフォーカス制御装置。
  3. 請求の範囲第2項記載のフォーカス制御装置において、
    前記記憶手段は、
    前記評価値生成手段によって生成された現在の評価値が、1フィールド前の評価値に対してアップしたか又はダウンしたかを示すアップ/ダウン情報をさらに記憶することを特徴とするフォーカス制御装置。
  4. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記評価値判断手段により適切とされた複数の評価値の変動を比較判断して前記ジャストフォーカス位置を見つけることを特徴とするフォーカス制御装置。
  5. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記評価値判断手段により適切とされた複数の評価値に対して夫々対応付けられた重み付け係数を利用することによって、前記複数の評価値の変動を比較判断して前記ジャストフォーカス位置を見つけることを特徴とするフォーカス制御装置。
  6. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記フォーカスレンズを焦点深度以内の距離だけ前後に移動させたときに前記適切とされた評価値が上昇する方向を判別するレンズ移動方向判別処理を行った後、前記判別された方向に前記フォーカスレンズを移動させながら前記ジャストフォーカス位置を検索するジャストフォーカス検索処理を行うことを特徴とするフォーカス制御装置。
  7. 請求の範囲第6項記載のフォーカス制御装置において、
    前記レンズ移動方向判別処理は、
    前記フォーカスレンズが最初に位置するレンズ初期位置における前記適切とされた複数の評価値と、前記レンズ初期位置から所定距離だけ被写体方向に移動した第1の移動位置における前記適切とされた複数の評価値と、前記レンズ初期位置から所定距離だけ撮像素子方向に移動した第2の移動位置における複数の評価値とに基づいて、フォーカスレンズの移動方向を決定することを特徴とするフォーカス制御装置。
  8. 請求の範囲第7項記載のフォーカス制御装置において、
    前記所定距離は、
    前記フォーカスレンズの焦点深度以下であることを特徴とするフォーカス制御装置。
  9. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記評価値判断手段によって前記第1の評価値が不適切と判断された場合には、前記第1の検出ウインドウ及び前記第2の検出ウインドウの大きさより大きな第3の検出ウインドウを有した評価値生成手段から得られた第3の評価値を使用することを特徴とするフォーカス制御装置。
  10. 請求の範囲第1項記載のフォーカス制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記フォーカスレンズを焦点深度以内の距離だけ前後に移動させたときに前記評価値が上昇する方向を判別した後、前記判別された方向に、1フィールド間に前記焦点深度以上となる距離を進む速さで前記フォーカスレンズを移動させながら、フィールド毎に評価値を連続的に生成するように前記評価値生成手段を制御することを特徴とするフォーカス制御装置。
  11. ビデオカメラのフォーカスを制御するフォーカス制御方法において、
    フォーカスレンズの移動に伴って、撮像手段から出力された撮像信号が供給され、前記撮像信号の高周波成分を抽出するためのフィルタ特性及び前記撮像信号における検出ウインドウの大きさの異なる複数の評価値を生成するステップと、
    第1の検出ウインドウを有した評価値を生成するステップから得られた第1の評価値と、前記第1の検出ウインドウの大きさより大きな第2の検出ウインドウを有した評価値を生成するステップから得られた第2の評価値との差の絶対値が所定値以下であるときに、前記第1及び第2の評価値が適切と判断し、前記第1及び第2の評価値の差の絶対値が所定値以上であるときに前記第1及び第2の評価値が不適切と判断する評価値判断ステップと、前記複数の評価値を生成するステップからの複数の評価値を前記評価値判断ステップで判断し、適切とされた評価値により極大となるフォーカスレンズ位置を検出するステップと、
    前記適切とされた評価値が極大となる位置から前記フォーカスレンズの焦点深度の所定倍の位置まで移動する間に前記評価値の生成ステップによってフィールド毎に生成された前記適切とされた評価値が連続的に減少する場合には、前記適切とされた評価値が極大となるフォーカスレンズ位置をジャストフォーカス位置とするステップとを備えたことを特徴とするフォーカス制御方法。
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