JP3450363B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JP3450363B2
JP3450363B2 JP31230092A JP31230092A JP3450363B2 JP 3450363 B2 JP3450363 B2 JP 3450363B2 JP 31230092 A JP31230092 A JP 31230092A JP 31230092 A JP31230092 A JP 31230092A JP 3450363 B2 JP3450363 B2 JP 3450363B2
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英明 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動合焦装置、詳しく
は、低輝度の被写体を撮像する撮像装置の自動合焦装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ムービーあるいはスチルビデオカ
メラ等において、撮像素子からの出力を利用してオート
フォーカス動作を行うコントラスト検出方式あるいは山
登り方式等のイメージャオートフォーカス方式は広く知
られるところにある。
【0003】ところで、該イメージャオートフォーカス
方式は、被写体の低輝度時にはビデオ信号出力が低下ま
たは劣化することにより、合焦性能が下がる、あるいは
合焦不能になるという問題点を有していた。
【0004】この問題点を解消する技術手段として、従
来、ビデオ信号をフィールドメモリ上で加算して信号レ
ベルを向上させるか、または加算平均してS/N比を向
上させた後にオートフォーカス動作を行う手段(第1の
従来技術手段)が知られている。
【0005】一方、特開平1−268366号公報に
は、フィールド周期性ノイズを除去するためにコントラ
スト値を加算(2フィールド加算)した後に処理する技
術手段(第2の従来技術手段)が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術手段では、ビデオ信号で加算するために少
なくとも2つ以上のフィールドメモリが必要となり、回
路の大規模化は避けられない問題であった。また、被写
体の動きぼけ(ブレ)の影響が大きくなり、得られるコ
ントラスト値が低下してしまうという不具合もあった。
【0007】一方、上記第2の従来技術手段は、周期性
ノイズに着目してなされているため、コントラスト値の
加算は該ノイズの周期性に応じてなされる必要があり、
被写体の低輝度時におけるビデオ信号の不良程度に応じ
て適切な加算を行うことができないとい問題点を有して
いる。さらに、上記ビデオ信号の不良程度に応じた駆動
方法の最適化についても何等示されていない。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、特別な回路を設けることなく簡便な構成で、
低輝度時においても性能劣化の少ない自動合焦装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1の自動合焦装置は、当該映像の鮮
鋭度に係るコントラストデータを得るコントラストデー
タ抽出手段と、このコントラストデータ抽出手段による
コントラストデータを指定された数のフィールド区間に
亘って積算するコントラストデータ積算手段と、このコ
ントラストデータ積算手段におけるコントラストデータ
積算のフィールド区間数を、被写体の低輝度時状態に因
当該映像信号の不良の程度に応じて指定する積算区間
指定手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例である自動合
焦装置の構成を示すブロック図である。
【0013】この第1実施例は、被写体光を取り込む撮
像レンズ1と、該撮像レンズ1からの被写体像を受光面
で受け、該被写体像を電気信号に変換する撮像素子2
と、この撮像素子2からの出力信号をサンプル&ホール
ドするプリプロセス3と、このプリプロセス3からの出
力信号に基づいてブランキング信号等を付加して図示し
ない映像記録再生系へ出力する撮像処理回路4と、上記
プリプロセス3の出力信号のうち輝度信号をクランプす
るクランプ回路5と、同じく上記プリプロセス3の出力
信号より所定の高周波成分をコントラスト情報として抽
出するバンドパスフィルタ回路(BPF回路)6と、上
記クランプ回路5とBPF回路6とからの出力信号を切
換える輝度判別アナログスイッチ9と、この輝度判別ア
ナログスイッチ9によって切換えられたアナログ信号を
ディジタル信号に変換するA/D変換回路7と、このA
/D変換回路7からの出力信号を取り込み、後述する各
種制御を行う演算処理回路8と、この演算処理回路8に
制御されて上記撮像レンズ1の駆動を行うモータ11お
よびモータドライブ回路10とで主要部が構成されてい
る。
【0014】上記輝度判別アナログスイッチ9は、上記
演算処理回路8の制御を受けて切換り、そして、該演算
処理回路8は、上記輝度判別アナログスイッチ9によっ
てクランプ回路5が選択されたときは、上記A/D変換
回路7の出力信号、すなわち輝度信号を取り込み、ま
た、同輝度判別アナログスイッチ9においてBPF回路
6が選択されたときは、上記A/D変換回路7によって
検波,A/D変換されたコントラスト情報を取り込むよ
うになっている。
【0015】すなわち、上記演算処理回路8は、輝度値
の判別手段,コントラスト値のピーク点認識手段,コン
トラスト値の加算手段,輝度判別アナログスイッチ9の
切換え手段,合焦判別手段を具備し、さらに、合焦動作
時にモータドライブ回路10,モータ11を制御して撮
像レンズ1を駆動する制御手段を備えている。
【0016】次に、上記第1実施例の動作を図2,図
3,図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0017】なお、この動作は上記演算処理回路8の制
御作用として、また、オートフォーカス動作としては、
撮像レンズを無限遠から最至近への1方向に駆動するこ
とを前提として説明する。
【0018】また、図中、符号CS は、加算されたコン
トラスト値の格納されるメモリ,Cm は、加算を行う際
に必要なメモリ,Cf は、比較判断用メモリをそれぞれ
示し、符号s,f,nはそれぞれ変数を示す。
【0019】まず、図2に示すメインルーチンで、演算
処理回路8のプログラムがスタートした後(ステップS
201)、輝度判別が行われ、この輝度判別結果に応じ
て所定の加算モードが選択される(ステップS20
2)。なお、このとき、上記輝度判別アナログスイッチ
9は、該演算処理回路8によってクランプ回路5側に切
換えられていて、同演算処理回路8には輝度信号が入力
されている。
【0020】ここで、上記ステップS202の輝度判別
のサブルーチンを図3に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0021】輝度判別のサブルーチンのスタート後(ス
テップS301)、輝度値が入力され(ステップS30
2)、該輝度値と所定値Aとの大小関係の判定が行われ
る(ステップS303)。このステップS303で該輝
度値が所定値A以上のときには第1の加算モードとなる
(ステップS306)。上記ステップS303において
該輝度値が所定値Aより小さいときはステップS304
において同輝度値を所定値Bと比較して該所定値B以上
のときには第2の加算モード(ステップS307)、ま
た、小さいときには第3の加算モード(ステップS30
5)とする。なお、本実施例では上記所定値A,Bは、
B<Aとなる任意の値をとるようになっている。上記加
算モードが確定した後、ステップS308でメインルー
チンに復帰する。
【0022】図2に戻って、上記ステップS202にお
いて、輝度判別結果に応じて所定の加算モードが選択さ
れた後、演算処理回路8によって上記輝度判別アナログ
スイッチ9がBPF回路6側に切換えられ、加算モード
の処理動作が行われる(ステップS203)。
【0023】ここで、上記ステップS203の加算モー
ドの処理動作のサブルーチンを図4に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0024】加算モードのサブルーチンのスタート後
(ステップS401)、メモリCS を初期化した後(ス
テップS402)、上記輝度判別のサブルーチンで選択
した加算モードの判別を行う(ステップS403)。こ
こで、上記輝度判別のサブルーチンにおいて、第1の加
算モードが選択されている場合、n←1(ステップS4
05),第2の加算モードが選択されている場合、n←
2(ステップS406),第3の加算モードが選択され
ている場合、n←3(ステップS404)として、上記
変数nに、上記選択された加算モードにそれぞれ対応し
た値を代入する。
【0025】次に、上記ステップS404,ステップS
405,ステップS406で決定された変数nの値を一
時、変数tに代入する(ステップS407)。この後、
現在のコントラスト値をメモリCm に格納して(ステッ
プS408)、ステップS409において、CS ←Cm
+CS として、新たな加算されたコントラスト値をメモ
リする。そして、変数tをディクリメントして(ステッ
プS410)、該変数tが零になるまで上記ステップS
408〜ステップS410を繰り返す(ステップS41
1)。このステップS411においてt=0になるとス
テップS412でメインルーチンに戻る。
【0026】なお、上記変数n=1のとき、すなわち、
第1の加算モードが選択された場合は、毎フィールド毎
にコントラスト値を比較して該コントラスト値のピーク
を求めるようになっており、また、該変数n=2あるい
は3のとき、すなわち、第2あるいは第3の加算モード
が選択された場合は、2フィールドあるいは3フィール
ド毎にコントラスト値を比較して該コントラスト値のピ
ークを求めるようになっている。
【0027】図2に戻って、上記ステップS203にお
いて加算モードの処理が行われた後、メモリCS を比較
判断用メモリCf に一時、格納する(ステップS20
4)。この後、撮像レンズ1を1ステップ程繰り出し
(ステップS205)、再び図4に示す加算モードの処
理を行う(ステップS206)。そして、ステップS2
06において求めた新たなメモリCS を比較判断用メモ
リCf+1 に一時、格納する(ステップS207)。
【0028】次に、前回の比較判断用メモリCf の値と
今回の比較判断用メモリCf+1 の値との大小関係を判定
し(ステップS208)、今回の値の方が大きいときに
は、未だ、山を登っているとして変数fをインクリメン
トし(ステップS210)、上記ステップS205に戻
り、また、今回の値の方が小さいときには、山のピーク
(合焦点)を越したとして撮像レンズ1を1ステップ程
繰り込み(ステップS209)、ステップS211で終
了する。
【0029】この第1実施例によると、簡便な構成で、
低輝度時においても性能劣化の少ない自動合焦装置を提
供することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0031】この第2実施例は、その構成は上記第1実
施例と同等であり、加算モードに応じて駆動速度を変化
させる点のみが異なっているので、ここでは、構成の説
明は省略して作用の説明のみに止める。
【0032】この第2実施例の動作を図5に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0033】まず、図5に示すメインルーチンで、演算
処理回路8のプログラムがスタートした後(ステップS
601)、上記第1実施例と同様の輝度判別が行われ、
この輝度判別結果に応じて所定の加算モードが選択され
る(ステップS602)。このステップS602におい
て、輝度判別結果に応じて所定の加算モードが選択され
た後、上記第1実施例と同様の加算モードの処理が行わ
れる(ステップS603)。この後、上記ステップS6
03において決定された変数nの値を判定し(ステップ
S604)、n=1のときにはレンズ繰り出し時の駆動
速度SPDにLを、また、n=2のときには該SPDに
Mを、n=3のときには同SPDにHをそれぞれ代入す
る(ステップS605,ステップS606,ステップS
607)。
【0034】上記レンズ繰り出し時の駆動速度SPDに
代入される値L,M,Hは、単位時間あたりの駆動量を
示しており、たとえば、H=3ステップ,M=2ステッ
プ,L=1ステップとする。
【0035】上記ステップS605,ステップS60
6,ステップS607においてレンズ繰り出し時の駆動
速度SPDに代入された値にしたがって撮像レンズ1の
駆動速度を決定し(ステップS608)、メモリCS を
比較判断用メモリCf に一時、格納する(ステップS6
09)。この後、撮像レンズ1を上記SPDステップ程
繰り出し(ステップS610)、再び図4に示す加算モ
ードの処理を行う(ステップS611)。そして、ステ
ップS611において求めた新たなメモリCS を比較判
断用メモリCf+1 に一時、格納する(ステップS61
2)。
【0036】次に、前回の比較判断用メモリCf の値と
今回の比較判断用メモリCf+1 の値との大小関係を判定
し(ステップS613)、今回の値の方が大きいときに
は、未だ、山を登っているとして変数fをインクリメン
トし(ステップS615)、上記ステップS610に戻
り、また、今回の値の方が小さいときには、山のピーク
(合焦点)を越したとして撮像レンズ1を上記SPDス
テップ程繰り込み(ステップS614)、ステップS6
16で終了する。
【0037】この第2実施例によると、上記第1実施例
の効果に加え、加算モードに応じて撮像レンズ1の駆動
速度を変化させることにより、コントラストデータの加
算回数が多いときの合焦速度の低下を防止できるように
なっている。なお、本実施例では、各合焦動作中の撮像
レンズ1の駆動速度を一定にしているが、該撮像レンズ
1の駆動速度が早くなったことに対応して、同撮像レン
ズ1の駆動時において合焦点に近くになったことを検出
して、合焦点付近および撮像レンズ1の繰り込み時には
該撮像レンズ1の駆動速度を低速にすることで合焦精度
の低下を防止することもできる。
【0038】次に、本発明の第3実施例を説明する。
【0039】この第3実施例は、特に低コントラスト被
写体に対応した点に特徴を有しており、その構成は上記
第1実施例と同等であるため、ここでは構成の説明は省
略して作用の説明のみに止める。
【0040】この第3実施例の特徴を簡単に説明する
と、コントラスト値が所定のしきい値CTH未満であるな
ら、たとえコントラスト値が前回から減少していてもピ
ーク値との判断はせずに、撮像レンズ1の繰り出しを続
けるようになっている。
【0041】また、該撮像レンズ1が繰り出し端点に達
してもコントラスト値のピーク値が検出されなかったと
きには、被写体が低コントラストであると判断してコン
トラストデータの加算回数を増やして、すなわち、加算
モードを変更して再び合焦動作を実行するようになって
いる。
【0042】上記第3実施例の動作を図6に示すフロー
チャートを参照して説明する。
【0043】まず、図6に示すメインルーチンで、演算
処理回路8のプログラムがスタートした後(ステップS
501)、加算モードにおける初期値M=1を代入する
(ステップS502)。ここでMは、図4の加算モード
処理においてステップS403で判別される加算モード
の値を示す。この後、上記第1実施例と同様な加算モー
ドの処理を行い(ステップS503)、メモリCS を比
較判断用メモリCf に一時、格納する(ステップS50
4)。なお、上記ステップS503における加算モード
の処理は、上記上記ステップS502においてすでに加
算モードの初期値M=1が代入されているので、1フィ
ールドのコントラストデータがメモリCS に入るように
なっている。
【0044】この後、撮像レンズ1を1ステップ程繰り
出し(ステップS505)、繰り出し動作を行っている
撮像レンズ1が端点に達したか否かを判定する(ステッ
プS506)。このステップS506で繰り出し端点に
達していないときは、上記第1実施例と同様な加算モー
ドの処理を行い(ステップS507)、メモリCS を比
較判断用メモリCf+1 に一時、格納する(ステップS5
08)。
【0045】次に、上記第1実施例と同様に前回の比較
判断用メモリCf の値と今回の比較判断用メモリCf+1
の値との大小関係を判定し(ステップS509)、今回
の値の方が大きいときには、未だ、山を登っているとし
て変数fをインクリメントし(ステップS512)、上
記ステップS505に戻り、また、今回の値の方が小さ
いときには、山のピークを越したとして次に、ステップ
S510に移行する。このステップS510において
は、前回の比較判断用メモリCf の値と所定のしきい値
CTHとの大小関係を比較して、Cf <CTHであるなら上
記ステップS512に移行してCf ≧CTHとなるまで、
ステップS505からステップS510を繰り返す。上
記ステップS510で前回の比較判断用メモリCf の値
が所定のしきい値CTHよりも大きくなったときは、撮像
レンズ1を1ステップ程繰り込み(ステップS51
1)、ステップS517で終了する。
【0046】上記ステップS506において撮像レンズ
1が繰り出し端点に達したときは、すなわち、被写体が
撮像レンズ1の全ての位置でコントラスト値がCTH未満
である低コントラストであると判断できるので、撮像レ
ンズ1を一担、スタート位置まで繰り込んで(ステップ
S513)、加算モードMをインクリメントした後(ス
テップS514)、該加算モードM=4か否かを判定す
る(ステップS515)。このステップS515でM<
4のときは再びステップS503に戻り、加算モードM
がインクリメントされた状態で合焦動作が行われる。
【0047】この合焦動作の中で、ステップS506で
再び繰り出し端点に達したときは、再びステップS51
3において、撮像レンズ1を一担、スタート位置まで繰
り込んで、加算モードMをインクリメントした後(ステ
ップS514)、該加算モードM=4か否かを判定する
(ステップS515)。
【0048】このステップS515でM=4になったと
き、すなわち、被写体の低コントラストの度合いが大き
いときには、エラー処理が施され(ステップS51
6)、そのための表示または警告を行い、合焦動作が終
了する。
【0049】この第3実施例によると、上記第1実施例
の効果に加え、低コントラストの被写体にも、正確な合
焦動作を行うことが可能となる。また、該第3実施例で
は、被写体のコントラストが非常に低い場合、加算モー
ドM=1〜3まで間、順次3回の合焦動作が行われる
が、該加算モードの決定を上記メモリCf と所定のしき
い値CTHとの比、すなわち、低コントラストの度合いに
応じて設定することで、通常は2回程度の短時間で合焦
が完了することも可能である。
【0050】ところで、低輝度時における被写体の高画
質撮像が可能な撮像手段として、近年、長時間シャッタ
モードを有する撮像装置が実用化されている。これは、
通常時に各フィールド毎に駆動される撮像素子の電荷読
み出しパルスに対して、禁止をかけることで複数フィー
ルドに亘る長時間シャッタを実現したものである。この
長時間シャッタにより、出力信号の低下がなくS/N比
がよい高画質な画像が得られる撮像装置を提供すること
ができる。
【0051】しかしながら、このような撮像装置におい
てイメージャオートフォーカス方式を適用すると、以下
に示すような問題点を生じていた。
【0052】すなわち、該長時間シャッタモードでは、
出力映像信号が間欠的にしか得られないため、通常のイ
メージャオートフォーカス方式における制御アルゴリズ
ムを使用することができなかった。つまり、出力映像信
号が得られない期間に対応するコントラスト情報によっ
て合焦動作に誤動作が生じてしまい、該合焦が不能にな
ってしまう虞があった。これにより、長時間シャッタモ
ードではオートフォーカスを行うことが困難であった。
【0053】上述のような問題点を解消し、さらに低輝
度撮影に好適な長時間シャッタモードを有する撮像装置
であって、通常モードのみならず長時間シャッタモード
においても適用可能な高性能な自動合焦装置として以下
に示すような技術手段が考えられる。
【0054】この自動合焦装置は、所要の露光時間での
露光モードを選択する露光モード選択手段と、この露光
モード選択手段によって選択された露光時間に対応した
時間間隔で当該映像の鮮鋭度にかかるコントラストデー
タを得るコントラストデータ抽出手段と、このコントラ
ストデータ抽出手段の出力に応じて光学系の合焦調節駆
動を行う調節手段とを具備していることを特徴としてい
る。
【0055】次に、このような構成を有する自動合焦装
置の第1の応用例を説明する。
【0056】図7は、上記第1応用例の自動合焦装置の
構成を示したブロック図である。
【0057】この第1応用例は、被写体光を取り込む撮
像レンズ1と、該撮像レンズ1からの被写体像を受光面
で受け、該被写体像を電気信号に変換する撮像素子2
と、この撮像素子2からの出力信号をサンプル&ホール
ドするプリプロセス3と、このプリプロセス3からの出
力信号に基づいてブランキング信号等を付加して映像記
録再生系へ出力する撮像処理回路4と、上記プリプロセ
ス3の出力信号のうち輝度信号をクランプするクランプ
回路5と、同じく上記プリプロセス3の出力信号より所
定の高周波成分をコントラスト情報として抽出するバン
ドパスフィルタ回路(BPF回路)6と、上記クランプ
回路5とBPF回路6とからの出力信号を切換える輝度
判別アナログスイッチ9と、この輝度判別アナログスイ
ッチ9によって切換えられたアナログ信号をディジタル
信号に変換する第1のA/D変換回路7と、この第1の
A/D変換回路7からの出力信号を取り込み、後述する
各種制御を行う演算処理回路8と、この演算処理回路8
に制御されて上記撮像レンズ1の駆動を行うモータ11
およびモータドライブ回路10と(以上、上記第1〜第
3実施例と同等)、上記演算処理回路8の制御を受けて
上記撮像素子2を制御すると共に、各回路に対してタイ
ミング信号を送出するSSGドライバ12と、上記撮像
処理回路4からの出力信号をA/Dする第2のA/D変
換回路13と、この第2のA/D変換回路13において
ディジタル値に変換された映像信号における歯抜けフィ
ールドを補間すると共に、映像出力を図示しない映像記
録再生系およびEVF16に送出するフィールドメモリ
14と、上記演算処理回路8の制御の下、該フィールド
メモリ14のメモリを制御するメモリコントロール部1
5と、上記EVF16とで主要部が構成されている。
【0058】なお、上記SSGドライバ12からは演算
処理回路8に対してVD 信号が送出されるようになって
いる。
【0059】図8は、上記VD 信号とサンプリングによ
る積分,演算処理およびモータ駆動とのタイミング関係
を示したタイムチャートである。なお、このタイムチャ
ートは、3フィールドに亘って露光を行う長時間シャッ
タモード時の場合を想定している。
【0060】図に示すように、1露光期間は3フィール
ドに亘り(VD 信号参照)、ある露光期間におけるコン
トラストデータの積分を対応する映像信号が出力される
フィールド(すなわち、この場合、次の露光期間におけ
る1フィールド目)で行うようになっている。そして、
該コントラストデータの積分動作終了のタイミングで各
種演算動作を行い、この演算動作終了のタイミングにお
いてモータ駆動可能状態となる。このモータ駆動可能期
間においては、任意のタイミングで該モータ駆動が可能
となっており、撮像レンズ1の繰り出しまたは繰り込み
動作が、たとえば、各露光期間の切換り時に行われるよ
うになっている。
【0061】次に、上記第1応用例の動作について図9
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0062】なお、オートフォーカス動作としては、撮
像レンズを無限大から最至近への方向に移動させてピー
ク点を検出することを前提として説明する。
【0063】まず、図9に示すメインルーチンがステッ
プS701でスタートし、ステップS702において変
数y,Vcをそれぞれ2,0に初期設定すると共に、n
フィールドの露光モードに初期設定する。この後、VD
信号のカウント動作を開始する(ステップS703)。
【0064】ここで、上記ステップS703におけるV
D カウント動作のサブルーチンについて図10に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0065】VD 信号のカウント開始のサブルーチンが
スタートすると(ステップS901)、パルス状の信号
であるVD 信号(図8参照)の検出毎に(ステップS9
02)、上記変数Vcをインクリメントし(ステップS
903)、Vc=nになるまで上記ステップS902か
らステップS903を繰り返す(ステップS904)。
このステップS904において、Vc=nになると再び
変数Vcを初期化して(ステップS905)、ステップ
S906でメインルーチンに復帰する。
【0066】図9に戻って、上記ステップS703の
後、n+1フィールド目でサンプリング動作を行い(ス
テップS704)、このステップS704において得ら
れたコントラスト値を変数Caに代入した後(ステップ
S705)、撮像レンズ1を1ステップ程繰り出す(ス
テップS706)。その後、再びVD 信号のカウント動
作を行い(ステップS707)、n×y+1フィールド
目でサンプリング動作を行い(ステップS708)、こ
のステップS708において得られたコントラスト値を
変数Cbに代入した後(ステップS709)、上記変数
CaとCbとの大小関係を比較する(ステップS71
0)。
【0067】このステップS710においてCa≦Cb
であるなら、未だ、山登り中であるとして、変数yをイ
ンクリメントし(ステップS712)、変数Cbの値を
変数Caに置き換え(ステップS713)、撮像レンズ
1を1ステップ程繰り出した後(ステップS714)、
上記ステップS707に戻る。
【0068】また、上記ステップS710においてCa
>Cbであるときは、撮像レンズ1を1ステップ程繰り
込んで(ステップS711)、終了する(ステップS7
15)。
【0069】次に、このような長時間シャッタモードに
おいても適用可能な高性能な自動合焦装置の第2の応用
例について説明する。なお、この第2応用例は、基本的
には上記第1応用例と同様であり、その構成は上記第1
応用例と同等であるため、ここでの説明は省略し、異な
る動作についてのみ説明を行う。
【0070】図11は、上記第2応用例の動作を示すフ
ローチャートである。
【0071】図中、上記第1応用例と同じステップ番号
における動作は、該第1応用例と同様な動作を行い、わ
ずかにステップS801,ステップS802,ステップ
S803のみが異なっている。このステップは、いずれ
も撮像レンズ1の繰り出しあるいは繰り込みを行うステ
ップであり、上記第1応用例においては、1ステップの
移動量であったのを本第2応用例では上記変数n、すな
わち、上記ステップS702において設定された、nフ
ィールド露光モードに対応するステップ数程、移動させ
るようになっている。
【0072】この第2応用例によると、上記第1応用例
に比して合焦動作を早く行うことが可能となる。
【0073】上記第1および第2応用例では、モードに
応じて切換える制御パラメータあるいはアルゴリズムと
して駆動モータのステップレートを例に挙げたが、これ
以外にも次に示すような例が考えられる。
【0074】コントラスト情報の1bit、すなわち最
小単位に相当する検出量は、該コントラスト情報が、た
とえば、1ずつ増えるようなディジタル的にカウントす
る場合に通常1という量になっている。ところが、取り
込まれる映像信号は、この映像信号をどういうレートで
A/D変換するかで取り扱われる最小の1単位が決定す
るため、この最小単位も使用するシステムによって変え
る必要が生じてくる。いま、これを、変化検出のスレシ
ホールドレベルという。
【0075】ところで、上述においては最小単位を1と
したが、使用するシステムが有している最小単位が1で
あったとしても、たとえば、演算上で1から9までの変
化は全部0に、また、10から20までの変化は全部1
0に設定するというように、ディジタル的な桁の切り落
としを行うことで見かけ上の単位を変えることが可能で
ある。したがって、長時間シャッタモードの際に、上記
変化検出のスレシホールドレベルの大小を制御すること
が考えられる。
【0076】上記制御としては、以下に示す2つの例が
考えられる。
【0077】第1に、長時間シャッタモードを選択した
際には、基本的には情報のサンプリングスピードは遅く
なっているので、この間に被写体等が大きく変化してい
る可能性がある。この現象は、モータを駆動するレート
を従来通りに保って駆動するときに顕著に現れる。この
場合、たとえば変化検出のスレシホールドレベルを大き
く切換えることで対処することが可能である。
【0078】一方、長時間シャッタモードを使用するこ
とで信号自身のS/N比は従来に比べて良い値に確保さ
れているため、モータのステップレートを従来よりも落
として駆動する場合を考慮すると、検出の精度はむしろ
向上していると考えられる。したがってこの場合は、該
変化検出のスレシホールドレベルを小さくなるように切
換えることも可能である。
【0079】第2に、ムービー用のオートフォーカスに
応用することを考える。一度安定したオートフォーカス
の合焦状態に達すると、その後、たとえば大幅にピント
がずれた際に再度オートフォーカスを動作させる再起動
動作を行うことがある。このとき、一般的には被写体が
単に今ある条件近くでふらついているだけかもしれない
ことを考慮して、所定時間後にも、なお情報が変化して
いる場合のみ再起度動作を行うという再起動時定数と呼
ばれるパラメータが存在している。この再起動の時定数
等も長時間シャッタモードに切換わった際には、大小の
制御を行うことが考えられる。
【0080】この大小制御については、どちらに切換え
るか否かは使用するシステムに依存することになる。た
とえば、情報を見ていくときに、同じサンプル数の情報
を見てから判断するという思想に基づくと、サンプリン
グスピードが落ちていることより再起動までの時定数は
当然延びることになる。すなわち、サンプルの個数を同
じに保つとすれば、長時間シャッタモードを選択するこ
とでのびた分だけ、これに対応して時定数を延ばすとい
う制御も考えられる。また、このような考え方に依らな
い場合においては、基本的には再起動の判断の際に被写
体の動きの検出を行うので、被写体の状態変化は上記サ
ンプリングスピードが落ちているときは、検出しにくく
なっているといえる。したがって、遅れないように時定
数を短くし、その間隔のあいたサンプリングスピードで
あっても、被写体の状態をすばやく検出するために長時
間シャッタモードに切換えた際には、再起動の時定数を
むしろ短くすることも考えられる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
別な回路を設けることなく簡便な構成で、低輝度時にお
いても性能劣化の少ない自動合焦装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である自動合焦装置の構成
を示すブロック図。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャート。
【図3】上記第1実施例の動作のうち、輝度判別のサブ
ルーチンを示したフローチャート。
【図4】上記第1実施例の動作のうち、加算モードの処
理動作のサブルーチンを示したフローチャート。
【図5】本発明の第2実施例である自動合焦装置の動作
を示すフローチャート。
【図6】本発明の第3実施例である自動合焦装置の動作
を示すフローチャート。
【図7】低輝度撮影に好適な長時間シャッタモードを有
する自動合焦装置の第1応用例の構成を示すブロック
図。
【図8】上記自動合焦装置の第1応用例の動作を示すタ
イムチャート。
【図9】上記自動合焦装置の第1応用例の動作を示すフ
ローチャート。
【図10】上記自動合焦装置の第1応用例の動作におけ
るVD 信号カウント動作のサブルーチンを示すフローチ
ャート。
【図11】低輝度撮影に好適な長時間シャッタモードを
有する自動合焦装置の第2応用例の動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…撮像レンズ 2…撮像素子 3…プリプロセス 4…撮像処理回路 5…クランプ回路 6…BPF回路 7…A/D変換回路 8…演算処理回路 9…輝度判別アナログスイッチ 10…モータドライブ回路 11…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−254580(JP,A) 特開 平2−274180(JP,A) 特開 昭57−35480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G02B 7/28 G02B 7/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該映像の鮮鋭度に係るコントラストデー
    タを得るコントラストデータ抽出手段と、 このコントラストデータ抽出手段によるコントラストデ
    ータを指定された数のフィールド区間に亘って積算する
    コントラストデータ積算手段と、 このコントラストデータ積算手段におけるコントラスト
    データ積算のフィールド区間数を、被写体の低輝度時状
    態に因る当該映像信号の不良の程度に応じて指定する積
    算区間指定手段と、 を具備したことを特徴とする自動合焦装置。
  2. 【請求項2】上記積算区間指定手段は、上記被写体の低
    輝度状態に因る当該映像信号の不良の程度を当該映像信
    号の輝度値に基いて判定する輝度判別手段を有したもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の自動合焦装
    置。
  3. 【請求項3】上記コントラストデータ積算手段の出力に
    基いて合焦調節を実行する制御手段を具備し、 該制御手段は上記積算区間指定手段の出力に基いて当該
    合焦調節に係る制御アルゴリズムを変更するように構成
    されたものであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の自動合焦装置。
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