JP3345900B2 - オートフォーカス装置 - Google Patents

オートフォーカス装置

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JP3345900B2
JP3345900B2 JP00641392A JP641392A JP3345900B2 JP 3345900 B2 JP3345900 B2 JP 3345900B2 JP 00641392 A JP00641392 A JP 00641392A JP 641392 A JP641392 A JP 641392A JP 3345900 B2 JP3345900 B2 JP 3345900B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子カメラなどに利用
されるオートフォーカス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子カメラの発達は目覚ましいものがあ
り、最近のカメラに見られるようなオートフォーカス装
置を採用したものも実用化されつつある。しかして、従
来、このような電子カメラに適用されるオートフォーカ
ス装置として、図5に示すように構成したものがある。
【0003】図において、1はレンズ系で、このレンズ
系1の光軸上には絞り2を介してCCD3を配置し、こ
れらレンズ系1および絞り2を介して被写体の撮影像を
CCD3の撮像面に結像するようにしている。この場
合、レンズ系1には、該レンズ系1をその光軸方向に移
動するフォーカスモータ4を設け、結像のピント調整を
可能にし、また、絞り2には、該絞り2の開度を制御す
る絞りモータ5を設けている。
【0004】そして、CCD3より撮像された画像信号
を撮像回路6に与え、この撮像回路6より輝度信号を抽
出し、この輝度信号をハイパスフィルタ7に与えて輝度
信号中に含まれる高域成分を検出する。さらに、この輝
度信号中の高域成分を整流回路8に与え、ここで整流す
ることにより撮影された画像のコントラストに比例した
直流電圧をコントラスト電圧として求め、このコントラ
スト電圧をオートフォーカス駆動回路9に与える。これ
によりオートフォーカス駆動回路9では、この時のコン
トラスト電圧によりフォーカスモータ4を駆動してレン
ズ系1によるピント調整を行うようになるが、この場
合、レンズ系1を移動してピント位置を動かしていく
と、撮影された画像のコントラストが変化していき、合
焦位置で最大となることから、オートフォーカス駆動回
路9では、コントラスト電圧が最大になるようにフォー
カスモータ4を駆動することにより、いわゆるコントラ
ストオートフォーカスを実現するようにしている。
【0005】ここで、同じ画像を撮影している際に、周
囲の明るさが変化したような場合、ピント位置が変化し
ないのに画像のコントラストに変化を生じ、コントラス
ト電圧が変動してオートフォーカスに誤動作が生じるこ
とがある。そこで、このような誤動作を防止するため、
撮像回路6で抽出される輝度信号を積分回路10で積分
して明るさの値を検出し、これを絞り駆動回路11に与
え、この絞り駆動回路11により積分回路10より求め
られる明るさの値が一定になるように絞り2の開度を調
整することにより、コントラストオートフォーカスの明
るさ変化に伴う誤動作を防止するようにしている。
【0006】ところで、このようなオートフォーカス装
置によりコントラスト値が最大、つまり合焦点位置Mに
なるようにフォーカスモータ4を駆動するには、例え
ば、図6(a)に示すようにコントラスト値の曲線に対
して合焦点位置MがB点に近い場合は、同図(b)に示
すように、まず、フォーカスモータ4によりレンズ系1
を無限大∞側のA点からからB点まで移動し、A点とB
点のコントラスト値を比較する。ここではA<Bになる
ので、B点から近距離MOD側にC点まで移動してコン
トラスト値を比較する。すると、ここではB>Cになる
ので、今度はレンズ系1の移動量を1/2にするととも
に移動方向を反転してC点からD点まで移動し、これら
のコントラスト値を比較する。ここではC<Dになるの
で、さらにD点からE点まで移動し、これらのコントラ
スト値を比較する。すると、ここではD>Eになるの
で、移動量を1/2にするとともに、再びレンズ系1の
移動方向を反転してE点からF点まで移動するようにな
る。以下、同様にして移動前の点のコントラスト値が移
動後の点のコントラスト値より小さければ、さらに同じ
方向に移動し、移動前の点のコントラスト値が移動後の
点のコントラスト値より大きければ移動量を1/2にす
るとともに、移動方向を反転するような動作を繰り返
し、最終的にレンズ系1の移動量が、焦点距離が最大、
レンズの絞りが開放、レンズの焦点位置が近距離端の時
のレンズ手前の被写界深度の1/2になって、この移動
量の範囲に合焦点位置Mが入った所で、合焦点位置Mを
決定するようにしている。
【0007】また、図7(a)に示すようにコントラス
ト値の曲線に対して合焦点位置MがC点に近い場合は、
同図(b)に示すように、まず、フォーカスモータ4に
よりレンズ系1を無限大∞側のA点からから近距離MO
D側にB点まで移動し、A点とB点のコントラスト値を
比較する。ここではA<Bになるので、B点から近距離
MOD側にC点まで移動してコントラスト値を比較す
る。ここでもB<Cになるので、C点からD点まで移動
してコントラスト値を比較する。すると、ここではC>
Dになるので、今度はレンズ系1の移動量を1/2にす
るとともに移動方向を反転してD点からE点まで移動
し、これらのコントラスト値を比較するようになる。そ
して、この場合も上述したと同様にして移動前の点のコ
ントラスト値が移動後の点のコントラスト値より小さけ
れば、さらに同じ方向に移動し、移動前の点のコントラ
スト値が移動後の点のコントラスト値より大きければ移
動量を1/2にするとともに、移動方向を反転するよう
な動作を繰り返し、最終的にレンズ系1の移動量が、焦
点距離が最大、レンズの絞りが開放、レンズの焦点位置
が近距離端の時のレンズ手前の被写界深度の1/2にな
って、この移動量の範囲に合焦点位置Mが入った所で、
合焦点位置Mを決定するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにレンズ系1の移動量が焦点距離が最大、レンズの絞
りが開放、レンズの焦点位置が近距離端の時のレンズ手
前の被写界深度の1/2になって、この移動量の範囲に
合焦点位置Mが入るまで、フォーカスモータの正転、逆
転を繰り返し、レンズ系1の移動方向を切り替えながら
合焦点を求めるのでは、合焦までに時間がかかる問題点
があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、オートフォーカス動作の際の合焦速度を高めること
ができ、合焦までの時間の短縮を可能にしたオートフォ
ーカス装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のオートフォーカ
ス装置は、被写体を撮像する撮像手段と、この撮像手段
により撮像される画像信号からコントラストに応じた出
力を検出するコントラスト検出手段と、前記撮像手段に
対するレンズ系の位置を移動させるフォーカス駆動手段
と、現在のレンズ状態におけるレンズ系の被写界深度を
求めるとともに、前記フォーカス駆動手段によって、前
記レンズ系を現在のレンズ状態におけるレンズ前進方向
の被写界深度に基づいた移動量で前進させながら移動前
と移動後の各点での前記コントラスト検出手段によるコ
ントラスト値を比較し、移動前の点のコントラスト値が
移動後の点のコントラスト値より小さければ同様な動作
を繰り返し、移動前の点のコントラスト値が移動後の点
のコントラスト値より大きくなった時点で、前記フォー
カス駆動手段によって、レンズ系を現在のレンズ状態に
おける後退方向の被写界深度に基づいた移動量で後退さ
せさせてこの点を合焦点位置とする制御手段とを具備し
たことを特徴としている。また、前記制御手段は、前記
フォーカス駆動手段により前記レンズ系の状態を前進方
向または後退方向に移動させる際の1回の移動量を該レ
ンズ系の現在状態からの移動方向の被写界深度の2倍の
移動量に制御することを特徴としている。
【0011】
【作用】この結果、本発明によればレンズ系の1回当た
りの移動量を、レンズ系の現在のレンズ状態におけるレ
ンズ前進方向の被写界深度に基づいた移動量としたの
で、オートフォーカス動作の際の合焦速度を速めること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。
【0013】図1は同実施例のオートフォーカス装置が
適用される電子カメラの概略的構成を示すものである。
図において、21はレンズ系で、このレンズ系21は、
フォーカスモータ22によりその光軸上に沿って移動可
能にしている。そして、レンズ系21の光軸上にCCD
23を配置し、レンズ系21を介して被写体の撮影像を
CCD23の撮像面に結像するようにしている。ここ
で、CCD23は、タイミング発生器231により動作
タイミングが計られるCCDドライバ232によりその
撮像動作を制御されるようになっている。
【0014】CCD23より撮像された画像信号はプロ
セス回路24に与えられる。プロセス回路24では、画
像信号より輝度信号YH と色信号Cを抽出するようにし
ている。
【0015】プロセス回路24からの輝度信号YH と色
信号Cは、A/D変換器25に与えられ、ここでデジタ
ル化される。そして、デジタル化された輝度信号YH
は、加算器26、27の一方の入力端子にそれぞれ与え
られる。加算器26は、その加算出力をスイッチ28を
介してフィールドメモリ29に与え、このフィールドメ
モリ29の出力が他方の入力端子に与えられる。また、
加算器27は、その加算出力をスイッチ30を介してフ
ィールドメモリ31に与え、このフィールドメモリ31
の出力が他方の入力端子に与えられる。この場合、各ラ
イン毎の輝度信号YH のデータとしてA、B、C、D、
E、F、…が与えられるとすると、フィールドメモリ2
9では、A+B、C+D、E+F、…の内容のフィール
ドデータが記憶され、また、フィールドメモリ31で
は、B+C、D+E、F+G、…の内容のフィールドデ
ータを記憶するようにしている。
【0016】ここで、ビデオスルーの場合(ビューファ
インダでCCDからの画像を見る場合)は、フィールド
メモリ31の出力がスイッチ32を介して取出され、ガ
ンマ補正部33にてガンマ補正された後、エンハンサ部
34にて輪郭強調され、スイッチ35を通して出力され
る。一方、これと同時にA/D変換器25でデジタル化
された色信号Cは、スイッチ36、輝度信号YH とのタ
イミングを合わせるための同時化部37を介して色差生
成部38に与えられ、R−Y、B−Yの色差信号として
生成され、スイッチ39、40を介してフィールドメモ
リ41、42にそれぞれ記憶される。そして、これらフ
ィールドメモリ41、42より取出されるR−Y、B−
Yの色差信号は、スイッチ35を通して出力される輝度
信号YHとともにカラービューファインダROMテーブ
ル43に与えられる。これにより、ドライバ44の制御
によりROMテーブル43より対応表示データが出力さ
れ、カラービューファインダ45にビデオスルー画像と
して表示される。このROMテーブル43は輝度信号Y
H 、色差信号R−Y、B−YからRGB信号を作るもの
である。
【0017】また、スチル画撮像の場合は、フィールド
メモリ29の出力が1Hメモリ46に与えられ、この1
Hメモリ46の出力を加算器47の一方の入力端子に与
える。この加算器47は、他方の入力端子にフィールド
メモリ29からの出力が与えられ、これらの加算結果を
出力する。そして、加算器47の出力はスイッチ32を
介して取出され、ガンマ補正部33にてガンマ補正さ
れ、エンハンサ部34にて輪郭強調され、再びフィール
ドメモリ29に戻される。また、これと同時にA/D変
換器25でデジタル化された色信号Cは、フィールドメ
モリ48に与えられるとともに、加算器49の一方の入
力端子に与えられる。この加算器49は他方の入力端子
にフィールドメモリ48からの出力が与えられ、これら
の加算結果を出力する。そして、加算器49の出力は、
スイッチ36、同時化部37を介して色差生成部38に
与えられ、R−Y、B−Yの色差信号として生成され、
スイッチ39、40を介してフィールドメモリ41、4
2にそれぞれ記憶される。そして、これらのフィールド
メモリ29の輝度信号YH とフィールドメモリ41、4
2の色差信号R−Y、B−Yは、フレームスチル画像と
して外部メモリ50に記憶されるようになる。
【0018】なお、画像再生の場合は、外部メモリ50
より輝度信号YH がスイッチ30を介してフィールドメ
モリ31に書き込まれ、色差信号R−Y、B−Yがスイ
ッチ39、40を介してフィールドメモリ41、42に
書き込まれる。そして、フィールドメモリ31の出力は
スイッチ32、35を介して取出され、フィールドメモ
リ41、42からの出力とともにROMテーブル51に
与えられる。これにより、エンコーダ/タイミング発生
器52の制御によりROMテーブル51より対応表示デ
ータが出力され、D/A変換器53でアナログ信号に変
換され、アンプ/バッファ54を介してビデオ再生信号
として出力されるようになる。
【0019】一方、上述のプロセス回路24には、コン
トラスト検出部55を接続している。このコントラスト
検出部55は、プロセス回路24より出力される輝度信
号YH が与えられ、この輝度信号YH より撮像コントラ
ストを検出するようにしている。
【0020】図2は、このようなコントラスト検出部5
5の構成を示している。図において、551はバンドパ
スフィルタで、プロセス回路24より与えられる輝度信
号YH より所定帯域の信号を抽出するようにしている。
そして、このバンドパスフィルタ551より抽出された
所定帯域の信号は、スイッチ552を介して整流回路5
53に与えられる。ここで、スイッチ552は後述する
メインコントローラ56から与えられるタイミング信号
により切り替え動作されるもので、バンドパスフィルタ
551より出力される所定帯域の信号のうち撮影画像の
所定範囲に相当するもののみを整流回路553に与える
ようにしている。そして、整流回路553で整流した信
号を積分回路554で積分し、これをA/D変換器55
5を介してコントラスト値を示す信号として出力するよ
うにしている。そして、このようなコントラスト検出部
55のコントラスト信号は、メインコントローラ56に
与えられる。メインコントローラ56は、コントラスト
検出部55からの出力に応じてフォーカス駆動回路57
を、後述するように制御するようにしている。
【0021】フォーカス駆動回路57は、メインコント
ローラ56の制御に従ってフォーカスモータ22を駆動
し、レンズ系21を∞端から至近端まで移動することで
CCD23に対する合焦位置を調整するようにしてい
る。この場合、メインコントローラ56によるフォーカ
ス駆動回路57の制御は、次の考えに基づいて行われる
ようになっている。一般にレンズの被写界深度は下式で
表される。 t1 =δFa2 /(f2 +δFa) t2 =δFa2 /(f2 −δFa)
【0022】ここで、t1 はレンズ手前の被写界深度、
t2 はレンズ後方の被写界深度、aはレンズの焦点位
置、fはレンズの焦点距離、Fはレンズの明るさ(絞り
値)、δは最小散乱円である。本発明では、レンズ系2
1の位置に対し上式から被写界深度求め、この求められ
た被写界深度を利用して合焦点位置Mを決定するように
している。
【0023】いま、図3(a)に示すようにコントラス
ト値の曲線に対して合焦点位置MがB点に近い場合は、
同図(b)に示すように最初にレンズ系21の無限端A
点での被写界深度を上式から求め、この時のレンズ手前
の被写界深度fAの2倍の移動量で至近端方向にB点ま
でレンズ系21を移動する。そして、A点とB点のコン
トラスト値を比較する。ここではA<Bになるので、B
点での被写界深度を上式から求め、この時のレンズ手前
の被写界深度fBの2倍の移動量でC点までさらにレン
ズ系21を移動し、コントラスト値を比較する。する
と、ここではB>Cになるので、コントラスト値のピー
ク値は、C点の手前にあるものと判断され、C点での被
写界深度を上式から求める。そして、今度は、レンズ後
方の被写界深度fCの2倍の移動量でB点までレンズ系
1を無限端方向に後退させる。この場合、C点でのレン
ズ後方の被写界深度fC´とB点でのレンズ手前の被写
界深度fBは等しいものとなる。
【0024】そして、B点での被写界深度を改めて上式
から求める。この場合のB点での被写界深度は、レンズ
手前の被写界深度fBとレンズ後方の被写界深度fB´
(=A点でのレンズ手前の被写界深度fA)となるが、
このうちのレンズ手前の被写界深度fBの範囲に合焦点
位置Mが位置するので、このB点をレンズ系21による
合焦点位置として決定するようになる。
【0025】次に、図4(a)に示すようにコントラス
ト値の曲線に対して合焦点位置MがC点に近い場合は、
同図(b)に示すように、まず、レンズ系21のA点で
の被写界深度を上式から求め、この時のレンズ手前の被
写界深度fAの2倍の移動量で至近端方向にB点までレ
ンズ系1を移動する。そして、A点とB点のコントラス
ト値を比較する。ここではA<Bになるので、B点での
被写界深度を上式から求め、この時のレンズ手前の被写
界深度fBの2倍の移動量でC点までさらにレンズ系2
1を移動し、コントラスト値を比較する。すると、ここ
でもB<Cになるので、C点での被写界深度を上式から
求め、この時のレンズ手前の被写界深度fCの2倍の移
動量でD点までさらにレンズ系21を移動する。そし
て、D点とC点のコントラスト値を比較する。ここで
は、C>Dになるので、コントラスト値のピーク値は、
D点の手前にあるものと判断され、D点での被写界深度
を上式から求める。そして、今度は、レンズ後方の被写
界深度fDの2倍の移動量でC点までレンズ系21を無
限端方向にに後退させる。この場合、D点でのレンズ後
方の被写界深度fD´とC点でのレンズ手前の被写界深
度fCは等しいものとなる。
【0026】そして、C点での被写界深度を改めて上式
から求める。この場合のC点での被写界深度は、レンズ
手前の被写界深度fCとレンズ後方の被写界深度fC´
(=B点でのレンズ手前の被写界深度fB)となるが、
このうちのレンズ後方の被写界深度fC´の範囲に合焦
点位置Mが位置するので、このC点をレンズ系21によ
る合焦点位置として決定するようになる。
【0027】従って、このようにすれば、最初、レンズ
系21をレンズ手前の被写界深度の2倍の移動量で至近
端方向に前進させながら移動前と後の各点でのコントラ
スト値を比較し、移動前の点のコントラスト値が移動後
の点のコントラスト値より小さければ同様な動作を繰り
返し、移動前の点のコントラスト値が移動後の点のコン
トラスト値より大きくなった時点で、今度はレンズ系2
1をレンズ後方の被写界深度の2倍の移動量で無限端方
向に後退させ被写界深度の範囲に合焦点位置Mが位置す
る点を探し、この点をレンズ系21による合焦点位置と
して決定するようしたので、レンズ系21の1回当たり
の移動量を被写界深度に応じて設定することができる。
これにより従来のレンズ系を所定の移動量から順に1/
2ずつ小さくして、しかもレンズ系の移動方向を頻繁に
切り替えながら、最終的にレンズ系の移動量が、焦点距
離が最大、レンズの絞りが開放、レンズの焦点位置が近
距離端の時のレンズ手前の被写界深度の1/2になっ
て、この移動量の範囲に合焦点位置Mが入った所で合焦
点位置Mを決定するようにしたものとと比べ、合焦速度
を飛躍的に高めることができ、合焦までの時間の短縮を
大幅に短縮することができるようになる。
【0028】なお、本発明では、フォーカス動作を無限
端から至近端方向に行ったが、逆に至近端から無限端方
向に行うこともできる。また、本発明は上記実施例にの
み限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実
施できる。例えば、上述した実施例では、電子カメラに
本発明を適用した例を述べたが、ビデオカメラなどにも
適用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によればレンズ系の1回当たりの
移動量を、レンズ系の現在のレンズ状態におけるレンズ
前進方向の被写界深度に基づいた移動量としたので、オ
ートフォーカス動作の際の合焦速度を速めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示すブロック
図。
【図2】図1に示す実施例に用いられるコントラスト検
出部の概略構成を示すブロック図。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明するための図。
【図4】図1に示す実施例の動作を説明するための図。
【図5】従来のコントラスト検出を利用したオートフォ
ーカス装置の一例を示すブロック図。
【図6】従来のオートフォーカス装置による動作を説明
するための図。
【図7】従来のオートフォーカス装置による動作を説明
するための図。
【符号の説明】
21…レンズ系、22…フォーカスモータ、23…CC
D、231…タイミング発生器、232…CCDドライ
バ、24…プロセス回路、25…A/D変換器26、2
7、47、49…加算器、29、31、41、42、4
8…フィールドメモリ、33ガンマ補正部、34…エン
ハンサ部、37…同時化部、38…色差生成部、43…
カラービューファインダROMテーブル、44…ドライ
バ、45…カラービューファインダ、46…1Hメモ
リ、50…外部メモリ、51…ROMテーブル、52…
エンコーダ/タイミング発生器、53…D/A変換器、
54…アンプ/バッファ、55…コントラスト検出部、
551…バンドパスフィルタ、552…スイッチ、55
3…整流回路、554…積分回路、555…A/D変換
器、56…メインコントローラ、57…フォーカス駆動
回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、 この撮像手段により撮像される画像信号からコントラス
    トに応じた出力を検出するコントラスト検出手段と、 前記撮像手段に対するレンズ系の位置を移動させるフォ
    ーカス駆動手段と、 現在のレンズ状態におけるレンズ系の被写界深度を求め
    るとともに、前記フォーカス駆動手段によって、前記レ
    ンズ系を現在のレンズ状態におけるレンズ前進方向の被
    写界深度に基づいた移動量で前進させながら移動前と移
    動後の各点での前記コントラスト検出手段によるコント
    ラスト値を比較し、移動前の点のコントラスト値が移動
    後の点のコントラスト値より小さければ同様な動作を繰
    り返し、移動前の点のコントラスト値が移動後の点のコ
    ントラスト値より大きくなった時点で、前記フォーカス
    駆動手段によって、レンズ系を現在のレンズ状態におけ
    る後退方向の被写界深度に基づいた移動量で後退させて
    この点を合焦点位置とする制御手段とを具備したことを
    特徴とするオートフォーカス装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記フォーカス駆動手
    段により前記レンズ系の状態を前進方向または後退方向
    に移動させる際の1回の移動量を該レンズ系の現在状態
    からの移動方向の被写界深度の2倍の移動量に制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のオートフォーカス装
    置。
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