JP3741894B2 - 遊技装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、球を賭けてスイッチ操作が行われることにより可変表示遊技を行い、該可変表示遊技の停止結果態様が予め定められた結果態様となったことに基づき、前記結果態様の内容に応じて所要数の賞球が球排出装置により付与される遊技装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、球(例えば、パチンコ球)を賭けてスイッチ操作が行われることにより可変表示遊技が行われ、該可変表示遊技の停止結果態様が予め定められた結果態様となったことに基づいて、該結果態様の内容に応じて所要数の賞球が球排出装置により付与されるスロットマシンが提案されている。このような球の遊技媒体を用いたスロットマシン等の遊技装置においては、一般的に、遊技媒体としてのコイン1枚に相当する球数(例えば、5球)単位で遊技を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遊技装置では、所定の球数単位で遊技を行うようにしているため、球排出装置より付与される1回の賞球数がパチンコ遊技機などに比べ非常に多くなって、賞球排出の途中で球切れが発生し易くなるという問題点を有していた。それが原因で、遊技者に不信感を抱かせ、公正な遊技が行われていないように思われてしまう恐れもあった。
【0004】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、賞球排出の途中で球切れが発生するといった不具合を低減することが可能であり、効率よく遊技を行うことができる遊技装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、球を賭けてスイッチ操作が行われることにより可変表示遊技を行い、該可変表示遊技の停止結果態様が予め定められた結果態様となったことに基づき、前記結果態様の内容に応じて所要数の賞球が球排出装置により付与される遊技装置において、
遊技者の保有する球を所定数の範囲内でクレジット球として記憶するクレジット手段と、
前記クレジット手段により記憶可能なクレジット記憶の空き容量が、前記球排出装置により付与される1回の賞球としての最大球数以上となっているか否かを判定するクレジット空き容量判定手段と、
記球排出装置により付与される1回の賞球として最大球数以上の待機球が、前記球排出装置に存在しているか否かを検出する最大賞球数検出センサと、
前記最大賞球数検出センサの検出に基づき、前記球排出装置に1回の賞球としての最大球数以上の待機球が存在するか否かを判定する最大賞球数判定手段と、
前記最大賞球数判定手段により、待機球が1回の賞球としての最大球数に満たないと判定されたことに基づいて、前記可変表示遊技を不能化させる遊技不能化手段と、
を備え、
前記クレジット空き容量判定手段によりクレジット記憶の空き容量が、1回の賞球としての最大球数以上となっていると判定される場合は、前記最大賞球数判定手段により待機球が、1回の賞球としての最大球数に満たないと判定された場合であっても、可変表示遊技を可能にさせる制御が行われる構成とした。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、クレジット空き容量判定手段によりクレジット記憶の空き容量が、1回の賞球としての最大球数以上となっていると判定される場合は、最大賞球数判定手段により待機球が、1回の賞球としての最大球数に満たないと判定された場合であっても、可変表示遊技を可能にさせる制御が行われる。
【0007】
ここで、可変表示遊技とは、所定の表示領域において複数種類の識別情報(例えば、図柄)を可変表示(変動表示)して行う遊技のことである。
また、球排出装置により付与されるべき待機球とは、球排出装置より排出可能な状態で、球排出装置又はその上流側にある球流路等に留保されている球のことである。
最大賞球数検出センサとしては、例えば、光電スイッチ、リミットスイッチ、近接スイッチなど、前記待機球が前記1回の賞球として最大球数以上存在しているか否かを検出可能であれば、どのような形式のものとしてもよい。
クレジット記憶の空き容量とは、クレジット手段により記憶され得る最大限のクレジット記憶容量から、既にクレジット手段に記憶されているクレジット記憶数を減算することにより得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図8の図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1は、本発明に係る遊技装置として例示するスロットマシンを示す正面図である。
【0020】
この実施の形態のスロットマシン100は、遊技媒体に球(パチンコ球)を用いたスロットマシンで、その前面枠110には、前面カバー部材120が左端を軸心として片開き形式に開閉自在に取り付けられている。
【0021】
この前面カバー部材120の上部には、特別遊技状態(大当たりのボーナスゲーム)の進行度合を表示する特別遊技状態表示器12,…や、完了ランプ11などが配設されている。
【0022】
前面カバー部材120の中央部には、3つの可変表示窓4a、4b、4cが設けられ、各可変表示窓4a、4b、4cを通して、それぞれの後側で独立に回転する3つの回転表示部(リール)4A、4B、4Cによる、複数種類の識別情報(例えば、図柄)の可変表示(可変表示遊技の表示)が見えるようになっている。各回転表示部4A、4B、4Cは、スタートスイッチ1(後述)が押圧されて所定時間経過するか、或いは対応する停止スイッチ2a、2b、2c(後述)の押圧により順次停止するようになっており、各回転表示部4A、4B、4Cが停止した状態において、各可変表示窓4a、4b、4cからは、識別情報(ブランクを含む。)の停止表示がそれぞれ3つ宛見えるようになっている。そして、その停止表示の組み合わせ態様(停止結果態様)が予め定められた結果態様となった場合には、該結果態様の内容に応じて所要数の賞球が遊技者に付与されるようになっている。
【0023】
各可変表示窓4a、4b、4cの下方には、各回転表示部4A、4B、4Cに対応する停止スイッチ2a、2b、2cが有効であることを示すストップ可能表示器3a、3b、3cや、球の賭け数を最大(例えば、15球)に設定するマックスベットスイッチ8などが設けられている。可変表示窓4cの右側には、クレジット球として記憶されている球数(クレジット数)を表示するクレジット数表示器13や、可変表示遊技の結果として付与される1回の賞球数を表示する賞球数表示器14などが配設されている。
また、可変表示窓4aの左側(図1には現れない)には、賭け数に対応する有効ライン(有効となる停止表示位置の組合せ)を示すライン表示器15(図5)が設けられている。
【0024】
前面カバー部材120の下部には、取込装置70(図2)に球を供給するための上皿105、該上皿105に収容しきれない球を収容する下皿107、灰皿106などが設置されている。そして、上皿105の前端面には、可変表示遊技を開始するためのスタートスイッチ1、各回転表示部4A、4B、4Cを停止させるための停止スイッチ2a、2b、2c、球の賭け数を単位球数(例えば、5球)に設定する1ベットスイッチ6、球の賭け数を単位球数の2倍(例えば、10球)に設定する2ベットスイッチ7などが配設されている。また、上皿105の下方には、上皿105より取込装置70(図2)に取り込んだ球を賭け球とするか又は賭け球にしないで下皿107に排出するかの何れか一方に切り換えるための流路切換スイッチ10と、賞球をクレジット球として記憶するか又は実球で上皿105に排出するかの何れか一方に切り換えるためのクレジットスイッチ9が配設されている。このクレジットスイッチ9には、クレジット精算可能表示器9a(図5)が内蔵され、該クレジット精算可能表示器9aによる表示によって、クレジットスイッチ9の切換状態が表示されるようになっている。
【0025】
図2は、スロットマシンの背面図である。
【0026】
スロットマシン100の本体枠130に開閉可能に設置された前面枠110の裏側には、予備球(待機球)を貯留するための貯留タンク81、該貯留タンク81より流下案内された球を上皿105(該上皿105が満杯のときは下皿107)へ排出させる球排出装置60、上皿105にある球を賭け球として取り込むための取込装置70、電源回路を有する電源装置83、外部出力端子を有する中継基板82などが配設されている。貯留タンク81の内部には、貯留タンク81における球切れを検出するタンク球切れ検出器81a(図5)が配設されている。また、取込装置70は、賭け球として取り込んだ球を1個宛検出可能な取込球検出センサ71(図5)と、上皿105より所要数の球を取り込むための取込ソレノイド72(図5)と、取込可能な球が単位球数(例えば、5球)以上存在するか否かを検出する1ベット球有検出センサ76(図5)と、取込可能な球が単位球数の2倍(例えば、10球)以上存在するか否かを検出する2ベット球有検出センサ77(図5)と、取込可能な球が単位球数の3倍(賭け球として取込可能な最大限の球数;例えば、15球)以上存在するか否かを検出する3ベット球有検出センサ78(図5)と、を備えている。この取込装置70の下流には、上皿105より取込装置70に取り込んだ球を、賭け球として回収するか又は賭け球にしないで下皿107に排出するかの何れか一方に切り換えるための流路切換ソレノイド10a(図5)が配設されている。
【0027】
前面枠110の中央開口部110Aには、図2に示すように、前面枠110の裏側に突出した状態で、回転表示部4A、4B、4Cを有する回転表示装置4が取り付けられ、この回転表示装置4の背部には、遊技系統の制御を行う遊技制御装置50が配設されている。
【0028】
図3は、球排出装置に備わる球流路を拡大して示す図である。図4は球流路に配設された最大賞球数検出センサを示すもので、(a)はその正面図、(b)は横断面図、(c)は球流路の一部を破断して示した斜視図である。
【0029】
球排出装置60は、貯留タンク81に連通する球流路61と、該球流路61終端より排出される球を1個宛検出可能な排出球検出センサ62(図5)と、球流路61内の球(待機球)の流下規制を行って所要数の待機球を球流路61終端より排出させる排出ソレノイド63(図5)と、を備えている。
球流路61は、図3に示すように、葛折り状態(幾重にも曲がりくねった状態)に設けられていて、その内部に少なくとも250個(クレジット球として記憶可能な最大限の球数)以上の待機球を留保できるようになっている。
この球流路61には、1回の賞球として最大球数(例えば、75球)以上の待機球が当該球流路61に存在しているか否かを検出するための最大賞球数検出センサ64と、クレジット球として記憶可能な最大限の球数(例えば、250球)以上の待機球が当該球流路61に存在しているか否かを検出するための最大クレジット球数検出センサ65が設置されている。
最大賞球数検出センサ64は、図4に示すように、例えば、投光器64a、受光器64b及び増幅器64cからなる光電スイッチなどにより構成され、球流路61の流下端部にある先頭の待機球から数えて75(1回の賞球として最大球数)番目の待機球を検出可能な位置に設置されている。
最大クレジット球数検出センサ65は、最大賞球数検出センサ64と同様、光電スイッチなどにより構成され、上記先頭の待機球から数えて250(クレジット球として記憶可能な最大限の球数)番目の待機球を検出可能な位置に設置されている。
【0030】
図5は、遊技制御装置の主要制御ブロック図である。
【0031】
遊技制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)51a、RAM(Random Access Memory)51b、ROM(Read Only Memory)51c、インターフェイス52などにより構成され、ROM51c中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従いインターフェイス52に接続された各種機器を制御するようになっている。
【0032】
CPU51aは、制御部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタなどを備え、演算制御を行う他、各種ボーナスゲームの発生確率を定める乱数なども生成している。
RAM51bは、クレジット球の記憶領域、CPU51aで生成される各種乱数値(例えば、各種ボーナスゲーム発生に関与する乱数値など)の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域や、CPU51aの作業領域を備えている。
ROM51cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、各種ボーナスゲーム発生を判定するための判定値などが書き込まれている。
【0033】
インターフェイス52は、図示しないローパスフィルタ、バッファーゲートを介して、タンク球切れ検出器81a、排出球検出センサ62、取込球検出センサ71、1ベット球有検出センサ76、2ベット球有検出センサ77、3ベット球有検出センサ78、スタートスイッチ1、停止スイッチ2a、2b、2c、クレジットスイッチ9、1ベットスイッチ6、2ベットスイッチ7、マックスベットスイッチ8、最大賞球数検出センサ64、最大クレジット球数検出センサ65、流路切換スイッチ10などが接続されていて、これらから出力される各種の出力信号をCPU51aに出力している。
また、インターフェイス52は、CPU51aから出力される制御信号を入力して図示しない出力ポート、ドライバーを介して、排出ソレノイド63、取込ソレノイド72、完了ランプ11、特別遊技状態表示器12,…、賞球数表示器14、ライン表示器15、ストップ可能表示器3a、3b、3c、流路切換ソレノイド10a、クレジット精算可能表示器9a、クレジット数表示器13などに出力している。
【0034】
この遊技制御装置50は、1ベットスイッチ6、2ベットスイッチ7及びマックスベットスイッチ8の中の何れか1つのスイッチからの検出信号に基づき、取込装置70(取込ソレノイド72)を作動させて、上記スイッチに対応した数の賭け球を上皿105より取り込ませると共に、ライン表示器15に制御信号を送って、上記スイッチに対応する有効ラインの表示を行わせる。このとき、上記スイッチに対応した賭け球数以上のクレジット球がRAM51bに記憶されている場合には、取込装置70を作動させずに、各スイッチに対応した賭け球の球数分だけRAM51bに記憶されているクレジット球数を減算する処理を行う。
次いで、スタートスイッチ1からの検出信号に基づき、回転表示装置4に制御信号を送って可変表示窓4a、4b、4cにおいて可変表示遊技を行わせる。即ち、スタートスイッチ1からの検出信号に基づいて、回転表示部4A、4B、4Cを一斉に回転させた後に、停止スイッチ2a、2b、2cからの検出信号(又は各回転表示部4A、4B、4Cが回転を開始してから経過した時間)に基づき、停止スイッチ2a、2b、2cに対応する回転表示部4A、4B、4Cを停止させる処理を行わせる。
そして、各回転表示部4A、4B、4Cが停止したときに、ライン表示器15により表示される有効ライン上の停止表示の組み合わせ態様(停止結果態様)が予め定められた結果態様となった場合には、球排出装置60を作動させて、結果態様の内容に応じた数量の賞球を上皿105(上皿105が満杯のときには下皿107)に排出させる。但し、クレジットスイッチ9の選択によりクレジット状態となっていて、かつ、RAM51bに記憶されうるクレジット記憶の空き容量が賞球数以上ある場合には、球排出装置60を作動させずに、賞球をクレジット球としてRAM51bに記憶する処理を行う。即ち、この遊技制御装置50により、クレジット手段が構成されている。
【0035】
また、遊技制御装置50は、上記可変表示遊技が1回終了する毎に、最大賞球数検出センサ64からの検出信号に基づき、球流路61に留保されている待機球が1回の賞球としての最大球数(例えば、75球)以上存在するか否かを判定し、該判定の結果、待機球が前記1回の賞球としての最大球数に満たないと判定される場合には、RAM51bに記憶されうるクレジット記憶の空き容量が前記1回の賞球としての最大球数以上存在するか否かを判定する。この判定の結果、クレジット記憶の空き容量が1回の賞球としての最大球数に満たないと判定される場合には、上記可変表示遊技を不能化させる制御を行う。即ち、この遊技制御装置50により、最大賞球数判定手段、遊技不能化手段が構成されている。
【0036】
また、遊技制御装置50は、上記可変表示遊技が1回終了する毎に、最大クレジット球数検出センサ65からの検出信号に基づき、クレジット球として記憶可能な最大限の球数(例えば、250球)以上の待機球が球流路61に存在しているか否かを判定し、該判定の結果、最大限のクレジット記憶容量以上の待機球が球流路61に存在しない場合には、クレジットスイッチ9を不能化させると共に、クレジット精算可能表示器9aの表示を精算不能の表示に変換して、クレジット球の実球での払い出し(クレジット球の精算)を不能化する。即ち、この遊技制御装置50により、クレジット空き容量判定手段が構成されている。
【0037】
図6には、遊技制御装置によって行われる遊技不能化処理のフローチャートを示す。
【0038】
この遊技不能化処理は、例えば、可変表示遊技が1回終了する毎に行われる。この遊技不能化処理が開始されると、先ず、ステップS11において、最大賞球数検出センサ64からの検出信号に基づき、球流路61に留保されている待機球が1回の賞球としての最大球数(例えば、75球)以上存在するか否かの判定を行う。この判定の結果、待機球が1回の賞球としての最大球数以上存在する場合には、この遊技不能化処理を終了する。
一方、待機球が1回の賞球としての最大球数に満たない場合には、ステップS12に移行して、RAM51bに記憶されうるクレジット記憶の空き容量が前記1回の賞球としての最大球数以上存在するか否かの判定を行う。この判定の結果、前記クレジット記憶の空き容量が前記1回の賞球としての最大球数以上存在する場合には、この遊技不能化処理を終了する。
一方、前記クレジット記憶の空き容量が前記1回の賞球としての最大球数に満たない場合には、ステップS13に移行して、可変表示遊技を不能化させる処理を行った後、この遊技不能化処理を終了する。
【0039】
図7には、遊技制御装置によって行われる精算不能化処理のフローチャートを示す。
【0040】
この精算不能化処理は、例えば、可変表示遊技が1回終了する毎に行われる。
この精算不能化処理が開始されると、先ず、ステップS21において、最大クレジット球数検出センサ65からの検出信号に基づき、クレジット球として記憶可能な最大限の球数(例えば、250球)以上の待機球が球流路61に存在しているか否かの判定を行う。この判定の結果、クレジット球として記憶可能な最大限のクレジット記憶容量以上の待機球が球流路61に存在している場合には、この精算不能化処理を終了する。
一方、クレジット球として記憶可能な最大限の球数に待機球が満たない場合には、ステップS22に移行して、クレジットスイッチ9を不能化させると共に、クレジット精算可能表示器9aの表示を精算不能の表示に変換して、クレジット球の実球での払い出し(クレジット球の精算)を不能化する処理を行った後、この精算不能化処理を終了する。
【0041】
この実施の形態のスロットマシン100によれば、1回の賞球として最大球数(例えば、75球)以上の待機球が当該球流路61に存在しているか否かを検出するための最大賞球数検出センサ64を備えて、該最大賞球数検出センサ64により、待機球が前記1回の賞球として最大球数に満たないと検出される場合には、遊技制御装置50により可変表示遊技を不能化する制御が行われるようになっているため、賞球排出の途中で球切れが発生するといった不具合を低減することが可能になる。
また、RAM51bにより記憶されうるクレジット記憶の空き容量が、1回の賞球として最大球数以上となっていると判定される場合には、待機球が前記1回の賞球としての最大球数に満たないと判定された場合であっても、遊技制御装置50により、可変表示遊技を可能にさせる制御が行われるため、可変表示遊技が必要以上に不能化されることを防止できる。
また、クレジット球として記憶可能な最大限の球数(例えば、250球)以上の待機球が当該球流路61に存在しているか否かを検出するための最大クレジット球数検出センサ65を備えて、該最大クレジット球数検出センサ65により、クレジット球として記憶され得る最大限の球数に待機球が満たないと検出される場合には、遊技制御装置50によりクレジット球の払い出し(クレジット球の精算)を不能化する制御が行われるようになっているため、クレジット球の払い出し途中で球切れが発生するといった不具合を低減することが可能になる。
また、球流路61が葛折り状態に設けられているため、待機球の流下勢を複数の屈曲部分において減少させることができると共に、当該スロットマシン100裏面側の限られた空間を効率よく利用することができる。
【0042】
なお、本発明は、この実施の形態で示したスロットマシン100に限定されるものではなく、球を賭けてスイッチ操作が行われることにより可変表示遊技が行われ、該可変表示遊技の停止結果態様が予め定められた結果態様となったことに基づいて、該結果態様の内容に応じて所要数の賞球が球排出装置により付与される遊技装置であれば、どのような遊技装置としてもよい。
また、最大賞球数検出センサ及び最大クレジット球数検出センサは、光電スイッチに限られるものではなく、例えば、近接スイッチ、リミットスイッチ等により構成することも可能である。
【0043】
また、最大賞球数検出センサを、例えば、図8に示すような構成とすることも可能である。
図8において、最大賞球数検出センサは、球流路61を流下する待機球Mの有無に応じて回動変位を生じる半端球検出部材164aと、該半端球検出部材164aの自由端側上方位置に設置されて半端球検出部材164aの変位状態を検出する光電スイッチ164bと、により構成されている。
即ち、この最大賞球数検出センサでは、球流路61中の半端球検出部材164aの下方に待機球Mがあって該待機球Mにより半端球検出部材164aの先端部側が上昇された状態においては、光電スイッチ164bの投光器から発せられる光が半端球検出部材164aの先端部で遮断されて光電スイッチ164bの受光器で検出されない遮光状態となる一方、半端球検出部材164aの下方に待機球Mが無く半端球検出部材164aの先端部側が下降された状態においては、光電スイッチ164bの投光器から発せられる光が光電スイッチ164bの受光器で検出される通光状態となって、球流路61(半端球検出部材164aの下方位置)における球切れの有無を検出することができるようになっている。なお、最大クレジット球数検出センサについても、上記最大賞球数検出センサと同様の構成とすることが可能である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、球排出装置の待機球が1回の賞球としての最大球数に満たない場合は、可変表示遊技を不能化させることができるので、賞球排出の途中で球切れが発生するといった不具合を低減することができる。
また、クレジット空き容量が1回の賞球としての最大球数以上となっていると判定された場合は、待機球が1回の賞球としての最大球数に満たないと判定された場合であっても、可変表示遊技を可能にさせる制御が行われるので、可変表示遊技が必要以上に不能化されることを防止でき、効率よく遊技を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技装置として例示するスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの背面図である。
【図3】図1のスロットマシンに備わる球排出装置の球流路を拡大して示す図である。
【図4】図3の球流路に配設された最大賞球数検出センサを示すもので、(a)はその正面図、(b)は横断面図、(c)は球流路の一部を破断して示した斜視図である。
【図5】図1のスロットマシンに備わる遊技制御装置の主要制御ブロック図である。
【図6】図5の遊技制御装置によって行われる遊技不能化処理のフローチャートである。
【図7】図5の遊技制御装置によって行われる精算不能化処理のフローチャートである。
【図8】図3の最大賞球数検出センサのその他の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
4 回転表示装置
4A、4B、4C 回転表示部
4a、4b、4c 可変表示窓
50 遊技制御装置(最大賞球数判定手段、遊技不能化手段、クレジット手段、クレジット空き容量判定手段)
60 球排出装置
61 球流路
64 最大賞球数検出センサ
65 最大クレジット球数検出センサ
70 取込装置
100 スロットマシン(遊技装置)

Claims (1)

  1. 球を賭けてスイッチ操作が行われることにより可変表示遊技を行い、該可変表示遊技の停止結果態様が予め定められた結果態様となったことに基づき、前記結果態様の内容に応じて所要数の賞球が球排出装置により付与される遊技装置において、
    遊技者の保有する球を所定数の範囲内でクレジット球として記憶するクレジット手段と、
    前記クレジット手段により記憶可能なクレジット記憶の空き容量が、前記球排出装置により付与される1回の賞球としての最大球数以上となっているか否かを判定するクレジット空き容量判定手段と、
    記球排出装置により付与される1回の賞球として最大球数以上の待機球が、前記球排出装置に存在しているか否かを検出する最大賞球数検出センサと、
    前記最大賞球数検出センサの検出に基づき、前記球排出装置に1回の賞球としての最大球数以上の待機球が存在するか否かを判定する最大賞球数判定手段と、
    前記最大賞球数判定手段により、待機球が1回の賞球としての最大球数に満たないと判定されたことに基づいて、前記可変表示遊技を不能化させる遊技不能化手段と、
    を備え、
    前記クレジット空き容量判定手段によりクレジット記憶の空き容量が、1回の賞球としての最大球数以上となっていると判定される場合は、前記最大賞球数判定手段により待機球が、1回の賞球としての最大球数に満たないと判定された場合であっても、可変表示遊技を可能にさせる制御が行われることを特徴とする遊技装置。
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