JP3062364U - 遊技機の不正検出装置 - Google Patents

遊技機の不正検出装置

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JP3062364U
JP3062364U JP1999001754U JP175499U JP3062364U JP 3062364 U JP3062364 U JP 3062364U JP 1999001754 U JP1999001754 U JP 1999001754U JP 175499 U JP175499 U JP 175499U JP 3062364 U JP3062364 U JP 3062364U
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健児 森田
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有限会社大徳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機における不正を検出し、これを表示可
能とする。 【解決手段】 払出モータが作動を開始したか否かを検
出し(ステップS51)、払出モータの作動時間mのカ
ウントを開始し(ステップS52)、作動時間mを設定
手段によって設定された設定時間tと比較し(ステップ
S53)、作動時間mが設定時間tを超えた場合に警報
出力を行う(ステップS54)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、遊技機の不正検出装置、特に、遊技時の入賞状態または遊技者の指 示に応じてコインの払出動作を実行する遊技機において不正操作を検出するため の遊技機の検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カジノなどに設置されているスロットマシンに模したパチスロと呼ばれる遊技 機が存在する。これは、周面に多数の絵柄(シンボル)が描かれた3つのリール が回動自在に支持されており、それぞれステッピングモータによって回転駆動可 能となっている。コインを投入してレバーを操作すると、各リールがステッピン グモータによって回転を開始し、各リールに対応するストップボタンを押圧する ことによって、リールの回転が停止するように構成されている。各リールの回転 が停止した際に、止まった絵柄のパターンによって配当が得られるようになって おり、対応する枚数のコインの払出しが受けられるようになっている。
【0003】 通常、遊技者がコインを投入すると、最初の3枚は次のゲームに対して賭けた ものとしてカウントされ、4枚目以降のコインについては、2回目以降のゲーム のためにクレジットとしてその枚数が記憶されるようになっている。また、ゲー ムによって得られる配当は、その場で払出しを行うのではなく、現在のクレジッ ト枚数に加算される。これは、次回以降のゲームのためにコインを再度投入する 手間を省くためこのような構成となっており、装置前面に設けられたベットボタ ンを押圧することによって、記憶されているクレジット枚数から次のゲームに対 する賭を行うことができるようになっている。クレジット枚数は50枚を超えて 記憶することができないようになっており、ゲーム中の配当によりクレジット枚 数が50枚を超えるような場合には、超えた枚数のコインを前面のコイントレイ に排出するように構成されている。
【0004】 また、コインの払出しの指示を受け付けるペイアウトボタンが設けられており 、記憶されているクレジット枚数のコインの払出しを受ける場合には、このペイ アウトボタンを操作することによって、現在のクレジット枚数分のコインがコイ ントレイに排出されるようになっている。
【0005】 遊技機の内部には、払出用のコインを収納するコインホッパが設けられている 。このコインホッパには、回転自在に取り付けられた排出ディスクが設けられて いる。この排出ディスクは、コインを1枚ずつ収納する凹部を複数備えており、 モータによって回転駆動される。ゲーム中におけるコインの払出しやペイアウト ボタンの指示によるコインの払い出しを行う場合には、モータによって排出ディ スクを対応する回転数だけ回転駆動し、対応する枚数のコインの排出を行う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述したような遊技機では、通常、コインホッパ内に収納されているコインを 全部排出する旨の指示を受け付ける排出ボタンが遊技機内部に設けられている。 メンテナンス時などにおいては、遊技機の前面パネルを開放しこの排出ボタンを 操作することにより、コインホッパ内に収納されているコインを全部排出させる ことができる。コインホッパから排出されるコインは、遊技機前面に設けられた 排出口からコイントレイに排出されることとなる。
【0007】 ここで、遊技者が排出口から針金を挿入して、排出ボタンを操作することによ り、コインホッパ内に収納されているコインを排出させてしまうという不正が考 えられる。
【0008】 また、クレジット枚数をなんらかの方法で更新し、ペイアウトボタンの操作に より、不正なコインの払い出しを受けるということも考えられる。この場合、ペ イアウトボタンが連続して操作されて、コインホッパ内のコインが不正に払い出 されることとなる。
【0009】 本考案は、上述したような遊技機における不正を検出し、これを表示可能とす るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る遊技機の不正検出装置は、遊技時の入賞状態または遊技者の指示 に応じてコインの払出動作を実行する遊技機の不正検出装置であって、払出動作 が所定時間を超えて連続する場合に、警告信号を発生する異常検出手段を備えて いる。
【0011】 ここで、遊技機は、払出用コインを収納するコインバケットと、コインバケッ トに回転可能に取り付けられた排出ディスクを備え、排出ディスクの回転数に応 じてコインバケットに収納されたコインを排出するコインホッパと、遊技時の入 賞状態または遊技者の指示に応じた回転数で排出ディスクを回転駆動する払出モ ータとを備え、異常検出手段は、払出モータの駆動時間を検出する検出手段と、 検出手段が検出する駆動時間を設定時間と比較し、設定時間を超えた場合に、不 正があった旨の警告信号を発生する警告発生手段とを備える構成とすることがで きる。
【0012】 例えば、パチスロの場合、ゲーム中の絵柄パターンによる最大の配当枚数は1 5枚に制限されている。また、通常クレジット枚数は最大50枚となっている。 したがって、このような通常の遊技中におけるコインの払い出しを行う場合、排 出ディスクの最大回転数は50枚の払出枚数に対応した回転数となる。通常、5 0枚のコインを払い出すために要する時間は数秒と考えられる。また、コインホ ッパ内に収納されているコインを全部排出する場合であっても、10秒以上かか らないものと考えられる。したがって、排出ディスクを回転駆動するための払出 モータが約10秒以上動作している場合には、なんらかの不正行為が行われてい る可能性がある。したがって、比較すべき設定時間を適切に設定することにより 、不正を検出して警告信号を発生するように構成することが可能である。
【0013】 このような設定時間を設定するための設定受付手段を異常検出手段に設けるこ とにより、設定時間をその遊技機の設定や店の運営に合わせて、適切な時間に設 定することが可能である。
【0014】 また、警告発生手段に接続され、警告信号に基づいて警告表示を行う警告表示 手段をさらに備える構成とすることも可能である。この場合には、ランプの点灯 や警告音の発生などにより、不正の発生を容易に知ることができる。
【0015】 また、本考案では、遊技時の入賞状態または遊技者の指示に応じてコインの払 出動作を実行する遊技機の不正検出装置であって、払出動作の指示が所定回数を 超えて操作された場合に、警告信号を発生する異常検出手段を備える遊技機の不 正検出装置を提案する。
【0016】 ここで、遊技機は、遊技者のコイン投入および遊技時の入賞状態に応じて、ク レジット枚数を記憶するクレジット記憶手段と、クレジット記憶手段に記憶され たクレジット枚数のコインの払出指示を受け付けるペイアウトボタンと、ペイア ウトボタンの操作に応じてクレジット記憶手段に記憶されたクレジット枚数分の コインを排出するコイン払出手段とを備え、異常検出手段は、ペイアウトボタン が連続して操作された連続操作回数を計数するペイアウト回数検出手段と、ペイ アウト回数検出手段が検出するによって計数された連続操作回数を設定回数と比 較し、設定回数を超えた場合に、不正があった旨の警告信号を発生する警告発生 手段とを備える構成とすることができる。
【0017】 この場合には、クレジット枚数を不正に更新してコインの払い出しを受けよう とする不正行為を検出することができる。
【0018】 ここで、異常検出手段が、設定回数を設定するための設定受付手段を備える構 成とすることができる。この場合も、その遊技機の設定やその店の運営に合わせ て、適切な回数を選択して設定することが可能となる。
【0019】 また、警告発生手段に接続され、警告信号に基づいて警告表示を行う警告表示 手段をさらに備える構成とすることができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
本考案の1実施形態が採用される遊技機を、パチスロ機を例にして図を基に説 明する。
【0021】 パチスロ機の本体1は、前方に開閉可能なフロントドア2が前面に設けられて いる。フロントドア2の中央部にはメインパネル3が配置されている。メインパ ネル3は、透明のリールガラスが配置されたリール窓4が中央に3個配置されて いる。このリール窓4は、それぞれ内部に回動自在に指示されたリール5の周面 が確認できるように構成されている。また、メインパネル3には、ゲーム中の配 当枚数を表示する配当表示部6、クレジット枚数を表示するクレジット表示部7 、その他の表示部8などが設けられている。この配当表示部6,クレジット表示 部7、その他の表示部8などは、LEDなどの表示素子で構成されており、液晶 表示素子、その他の表示素子を採用することも可能である。
【0022】 メインパネル3の下部には、コイン投入口9と、記憶されているクレジット枚 数から次のゲームに対して賭を行う枚数を指定するためのベットボタン10が設 けられている。ベットボタン10は、1回操作する毎に1枚のベットを行うよう に構成され、最大3回(賭数3枚)のボタン操作が可能となっている。1枚ベッ ト、2枚ベット、マックスベット(3枚)のボタンを独立して設けることも可能 である。
【0023】 さらに、メインパネル3の下方には、リールの回転を開始させるための始動レ バー11が設けられている。この始動レバー11は、先端にボール状の操作部が 取り付けられ、下方に揺動可能となった棒状のレバーであり、先端が上方に位置 するように付勢されている。この始動レバー11を下方に押圧することによって リール5の回転が開始し、ゲームが開始されることとなる。
【0024】 また、メインパネル3の下方に位置して、ストップボタン12が設けられてい る。このストップボタン12は、各リール5に対応して3個設けられており、リ ール5が回転している間にこのストップボタン12を操作することにより、対応 するリール5の回転を停止させることができる。
【0025】 また、メインパネル3の下方に位置してペイアウトボタン13が設けられてい る。このペイアウトボタン13を押圧することにより、記憶されているクレジッ ト枚数のコインの払出を受けることが可能となっている。
【0026】 フロントドア2の下方に位置して、コイン排出口14が設けられている。この コイン排出口14の下方には、コイン排出口14からコインが排出されるコイン トレイ15が設けられている。
【0027】 フロントドア2の上部には、遊技機の状態を表示するための表示灯16が設け られている。この表示灯16は、大当たりやリーチ、リプレイなどを表示する場 合に、点灯するように構成される。
【0028】 フロントドア2の前面に設けられた各部の配置は、図示したものに限定される ものではなく、種々の構成が考えられることは言うまでもない。
【0029】 本体1の内部には、図2、図3に示すような、払出用コインを収納するコイン ホッパ21が設けられている。コインホッパ21は、コインを収納するコインバ ケット22と、払出しを行う払出部23とによって構成されている。払出部23 には、コインを1枚ずつ収納可能な複数の凹所25を備えた円盤形状の排出ディ スク24が回動自在に取り付けられている。排出ディスク24は、その回転に伴 って凹所25に収納したコインを、排出口26から排出するものであり、図示し ない払出モータによって回転駆動される。
【0030】 また、本体1の内部には、図4に示すように、マイクロプロセッサで構成され るCPU31が設けられている。CPU31には、始動レバー11、ストップボ タン12、ベットボタン10、ペイアウトボタン13などから出力される信号が 入力される。また、CPU31には、クレジット表示部7、配当表示部6、その 他の表示部8、表示灯16などが接続されており、対応する条件に伴ってCPU 31から出力される信号に基づいて点灯、点滅、消灯されるように構成されてい る。
【0031】 CPU31にはコイン投入センサ32からの信号が入力される。このコイン投 入センサ32は、コイン投入口9の内方に配置されており、コイン投入口9から 投入されたコインを検出して検出信号をCPU31に出力する。
【0032】 また、CPU31には、リール回転モータ33が接続されている。リール回転 モータ33は、複数のリール5,5に対応してそれぞれ設けられており、始動レ バー11の操作に対応して出力されるCPU31からの信号に基づいて回転駆動 が開始され、ストップボタン12のうち対応するものが操作されると、これに対 応して出力されるCPU31からの信号により停止するように構成されている。
【0033】 さらに、CPU31には、コインホッパ21の排出ディスク24を回転駆動す るための払出モータ34が接続されている。この払出モータ34は、ペイアウト ボタン13の操作やゲーム結果に対応してCPU31から出力される信号により 、払い出しを行うコイン枚数に応じて作動する。
【0034】 また、CPU31には、クレジット記憶部35が接続されている。このクレジ ット記憶部35はメモリ(図示せず)内の領域に設けられており、コイン投入口 9から投入されるコイン枚数、ゲーム結果による配当枚数、ベットボタン10の 操作による賭枚数、ペイアウトボタン13の操作による払い出し枚数などからク レジット枚数を逐次計数しこれを記憶するものである。
【0035】 さらに、CPU31には払出モータ用センサ36からの信号が入力される。こ の払出モータ用センサ36は、払出モータ34の作動時間をカウントするもので あり、連続して何秒間作動しているかを計数する。
【0036】 また、CPU31には、ディップスイッチなどで構成される設定手段37が接 続されている。この設定手段37は、払出モータ34が連続して作動する時間を 比較するための設定時間やペイアウトボタン13が連続して操作される回数を比 較するための設定回数を設定するものである。この設定手段37で設定された設 定時間、設定回数はメモリの対応する領域に保存され、随時読み出されて払出モ ータ34の作動時間またはペイアウトボタン13の連続操作回数と比較される。 この比較結果に基づいて、不正が行われている可能性があるかどうかを判別し、 警告出力が行われる。
【0037】 この実施形態の動作について、図5以下のフローチャートに基づいて説明する 。ここでは、パチスロ機におけるいわゆるボーナス、ビッグボーナスなどの入賞 時についての動作の説明は省略する。
【0038】 装置本体の電源が投入されると、ステップS11において、各種パラメータを 初期化するなどの初期設定が行われる。ステップS12では、始動レバー11が 操作されたか否かを判別する。始動レバー11が操作されたと判断した場合には 、ステップS13に移行する。
【0039】 ステップS13では、賭枚数kが1以上であるか否かを判別する。賭枚数kが 1枚以上であれば、次のゲームに対する賭が既に行われていると判断して、ステ ップS14に移行する。また、賭枚数kがない場合には、ゲームを開始すること ができないため、ステップS41(図8参照)に移行する。
【0040】 ステップS14では、リール回転モータ33によりリール5,5を回転駆動し てゲームを開始する。ステップS15では、ストップボタン12,12が操作さ れて、すべてのリール5,5が回転停止したか否かを判別する。リール5,5が すべて停止していない場合には、停止していないリール5の回転を続行し、全て のリール5,5が停止したと判断した場合には、ステップS16に移行する。
【0041】 ステップS16では、停止したリール5,5による絵柄のパターンが入賞パタ ーンであるか否かを判別する。入賞パターンであると判断した場合には、ステッ プS17に移行する。ステップS17では、表示灯16を点滅させるなどして入 賞した旨の表示を行うとともに、その入賞に対応する配当枚数aを配当表示部6 に表示する。
【0042】 ステップS18では、クレジット記憶部35に記憶されているクレジット枚数 cが(50−配当枚数a)を超えているか否かを判別する。クレジット枚数cが (50−配当枚数a)を超えている場合には、ステップS19に移行し、そうで ない場合にはステップS20に移行する。ステップS19では、クレジット記憶 部35に記憶されているクレジット枚数cを50にするとともに、クレジット表 示部7の表示をこれに対応して50として表示する。さらに、払出モータ34を 作動させて、(クレジット枚数c+配当枚数a−50)枚のコインの払い出しを 行う。ステップS20では、クレジット記憶部35に記憶されているクレジット 枚数cに配当枚数aを加算し、クレジット枚数cの値を更新するとともに、クレ ジット表示部7の表示をこれに対応して更新する。
【0043】 ステップS12において、始動レバー11が操作されなかったと判断した場合 には、図6ステップS21に移行する。ステップS21では、コイン投入口9よ りコインが投入されたか否かを判別する。コイン投入口9からのコイン投入は、 コイン投入センサ32によって検出することができ、コイン投入センサ32によ る検出信号があった場合に、コインが投入されたと判断してステップS22に移 行する。ステップS22では、次のゲームに対する賭枚数kが2枚以下であるか 否かを判別する。ただし、この実施形態では、1ゲームに対する最大賭枚数が3 枚以下のものについて考察しており、これ以外の機種については、比較する係数 が異なってくる。
【0044】 ステップS22において、賭枚数kが3に達していないと判断した場合には、 ステップS23に移行する。ステップS23では、賭枚数kをインクリメントす る。
【0045】 ステップS22において、賭枚数kが3に達していると判断した場合には、ス テップS24に移行する。ステップS24では、クレジット記憶部35に記憶さ れているクレジット枚数cが50未満であるか否かを判別する。クレジット枚数 cが50未満である場合には、ステップS25に移行する。ステップS25では 、クレジット枚数cをインクリメントし、クレジット記憶部35の内容およびク レジット表示部7の表示を更新する。ステップS24において、クレジット枚数 cが50枚に到達していると判断した場合には、ステップS26に移行する。ス テップS26では、投入されたコインをコイントレイ15に排出する。
【0046】 ステップS21において、コイン投入口9からのコインの投入が無かったと判 断した場合には、図7ステップS31に移行する。ステップS31では、ベット ボタン10が操作されたか否かを判別する。ベットボタン10が操作されたと判 断した場合には、ステップS32に移行する。ステップS32では、賭枚数kの 値が3未満であるか否かを判別する。賭枚数kの値が3未満である場合には、ス テップS33に移行する。
【0047】 ステップS33では、クレジット記憶部35に記憶されているクレジット枚数 cの値が1以上であるか否かを判別する。クレジット枚数cの値が1以上である 場合には、ステップS34に移行する。ステップS34では、クレジット記憶部 35に記憶されているクレジット枚数cをデクリメントし、これに対応してクレ ジット表示部7の表示を更新する。これと同時に、賭枚数kの値をインクリメン トする。ここでは、ベットボタン10として、1回の操作で1枚ずつ賭枚数kを 増加させるように構成されたものを示したが、その時の最大賭枚数を指定するこ とができるいわゆるマックスベットボタンを設けた場合には、クレジット枚数c の範囲内で賭枚数kを最大3枚増加させることが可能な構成とすることができる 。
【0048】 図8ステップS41では、ペイアウトボタン13が操作されたか否かを判別す る。ペイアウトボタン13が操作されたと判断した場合には、ステップS42に 移行する。ステップS42では、クレジット記憶部35に記憶されているクレジ ット枚数cに対応して払出モータ34を作動させ、コインホッパ21から相当枚 数のコインを排出する。ステップS43では、クレジット枚数cだけのコインの 排出が完了したか否かを判別する。コインの排出が完了したと判断した場合には 、ステップS44に移行する。ステップS44では、他の処理を行う。
【0049】 払出モータ34が作動を開始すると、図9に示すような不正検出動作を実行す る。ステップS51では、払出モータ34が作動を開始したか否かを判別する。 払出モータ34が作動を開始すると判断するとステップS52に移行する。ステ ップS52では、払出モータ34の作動時間mのカウントを開始する。
【0050】 ステップS53では、作動時間mを設定手段37で設定された設定時間tと比 較し、作動時間mが設定時間tを超えたか否かを判別する。作動時間mが設定時 間tを超えたと判断した場合には、ステップS54に移行する。ステップS54 では、不正の可能性があると見なして警報出力を発生する。この警報出力は、表 示灯16を点灯または点滅させるように構成することが可能であり、また、本体 1上方に設けられるナンバーランプを点滅させることにより表示することも可能 である。さらに、集中管理を行っているコンピュータと連動させて、制御室で認 識可能となるように表示させることも可能である。
【0051】 ステップS53において、作動時間mが設定時間tを超えていないと判断した 場合には、ステップS55に移行する。ステップS55では、払出モータ34の 作動が終了したか否かを判別する。払出モータ34の作動が終了Sたと判断した 場合には、ステップS56に移行する。ステップS56では、作動時間mをリセ ットする。
【0052】 このように構成した場合には、払出モータ34の動作が必要以上に長いときに 不正が行われている可能性があるとみなして警告出力をさせることができる。設 定時間mは、設定手段37により任意の時間に設定することが可能となっており 、店の運営状況などに応じて適宜設定することができる。たとえば、遊技者がコ イン排出口14から針金を挿入して、払出モータ34を作動させた場合であって も、払出モータ34の作動時間を監視することによって、このような不正を検知 することができる。
【0053】 ペイアウトボタン13が操作されると、図10に示すような不正検出動作を実 行する。ステップS61では、ペイアウトボタン13が操作されたか否かを判別 する。ペイアウトボタン13が操作されたと判断した場合、ステップS62に移 行する。ステップS62では、ペイアウトボタン13の操作回数nをインクリメ ントする。
【0054】 ステップS63では、操作回数nが設定手段37で設定された設定回数uを超 えたか否かを判別する。操作回数nが設定回数uを超えたと判断した場合には、 ステップS64に移行する。ステップS64では、不正の可能性があると見なし て警報出力を発生する。この警報出力は、前述と同様にして、表示灯16を点灯 または点滅させるように構成することが可能であり、また、本体1上方に設けら れるナンバーランプを点滅させることにより表示することも可能であり、さらに 、集中管理を行っているコンピュータと連動させて、制御室で認識可能となるよ うに表示させることも可能である。
【0055】 ステップS63において、操作回数nが設定回数uを超えていないと判断した 場合には、ステップS65に移行する。ステップS65では、他の操作があった か否かを判別する。たとえば、コイン投入口9からコインが投入された場合には 、他の操作があったと見なしてステップS66に移行する。ステップS66では 、操作回数nをリセットする。
【0056】 このように構成した場合には、ペイアウトボタン13の操作によりクレジット されているコインの払い出しを行った後に、なんらかの方法でクレジット枚数c を更新し、さらにペイアウトボタン13を操作して不正な払い出しを行わせるよ うな不正を防止できる。設定回数uの設定は、設定手段37によって任意に設定 でき、店の運営状況に応じて適宜変更することが可能である。
【0057】 払出モータ34の作動時間による不正検出と、ペイアウトボタン13の操作回 数による不正検出とは、それぞれ単独で設定可能であり、双方を備えた装置構成 とすることも可能である。
【0058】 上述の実施形態では、パチスロ機についてのみ説明を行ったが、ゲームセンタ ーやカジノにおけるスロットマシーンについても同様の構成を適用することが可 能である。
【0059】
【考案の効果】
本考案によれば、遊技時の入賞状態または遊技者の指示に応じてコインの払出 動作を実行する遊技機において、コインの払出動作や遊技者による指示操作が異 常であることを検出し、不正が行われた可能性を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施形態が採用される装置の正面
図。
【図2】コインホッパの斜視図。
【図3】その一部を示す斜視図。
【図4】本考案の1実施形態が採用される装置の概略構
成を示すブロック図。
【図5】その制御フローチャート。
【図6】その制御フローチャート。
【図7】その制御フローチャート。
【図8】その制御フローチャート。
【図9】その制御フローチャート。
【図10】その制御フローチャート。
【符号の説明】
1 本体 5 リール 6 配当表示部 7 クレジット表示部 9 コイン投入口 10 ベットボタン 11 始動レバー 12 ストップボタン 13 ペイアウトボタン 14 コイン排出口 15 コイントレイ 21 コインホッパ 31 CPU 32 コイン投入センサ 33 リール回転モータ 34 払出モータ 35 クレジット記憶部 36 払出モータ用センサ 37 設定手段

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技時の入賞状態または遊技者の指示に応
    じてコインの払出動作を実行する遊技機における不正検
    出装置であって、 前記払出動作が所定時間を超えて連続する場合に、警告
    信号を発生する異常検出手段を備える遊技機の不正検出
    装置。
  2. 【請求項2】前記遊技機は、 払出用コインを収納するコインバケットと、前記コイン
    バケットに回転可能に取り付けられた排出ディスクを備
    え、前記排出ディスクの回転数に応じて前記コインバケ
    ットに収納されたコインを排出するコインホッパと、 遊技時の入賞状態または遊技者の指示に応じた回転数で
    前記排出ディスクを回転駆動する払出モータと、を備
    え、前記異常検出手段は、 前記払出モータの駆動時間を検出する検出手段と、 前記検出手段が検出する駆動時間を設定時間と比較し、
    前記設定時間を超えた場合に、不正があった旨の警告信
    号を発生する警告発生手段と、を備える遊技機の不正検
    出装置。
  3. 【請求項3】前記異常検出手段は、前記設定時間を設定
    するための設定受付手段を備える、請求項2に記載の遊
    技機の不正検出装置。
  4. 【請求項4】前記警告発生手段に接続され、前記警告信
    号に基づいて警告表示を行う警告表示手段をさらに備え
    る、請求項2または3に記載の遊技機の不正検出装置。
  5. 【請求項5】遊技時の入賞状態または遊技者の指示に応
    じてコインの払出動作を実行する遊技機の不正検出装置
    であって、 前記払出動作の指示が所定回数を超えて操作された場合
    に、警告信号を発生する異常検出手段を備える遊技機の
    不正検出装置。
  6. 【請求項6】前記遊技機は、 遊技者のコイン投入および遊技時の入賞状態に応じて、
    クレジット枚数を記憶するクレジット記憶手段と、 前記クレジット記憶手段に記憶されたクレジット枚数の
    コインの払出指示を受け付けるペイアウトボタンと、 前記ペイアウトボタンの操作に応じて前記クレジット記
    憶手段に記憶されたクレジット枚数分のコインを排出す
    るコイン払出手段と、を備え、前記異常検出手段は、 前記ペイアウトボタンが連続して操作された連続操作回
    数を計数するペイアウト回数検出手段と、 前記ペイアウト回数検出手段が検出するによって計数さ
    れた連続操作回数を設定回数と比較し、前記設定回数を
    超えた場合に、不正があった旨の警告信号を発生する警
    告発生手段と、を備える、請求項5に記載の遊技機の不
    正検出装置。
  7. 【請求項7】前記異常検出手段は、前記設定回数を設定
    するための設定受付手段を備える、請求項6に記載の遊
    技機の不正検出装置。
  8. 【請求項8】前記警告発生手段に接続され、前記警告信
    号に基づいて警告表示を行う警告表示手段をさらに備え
    る、請求項6または7に記載の遊技機の不正検出装置。
JP1999001754U 1999-03-23 1999-03-23 遊技機の不正検出装置 Expired - Lifetime JP3062364U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011041649A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Takao Co Ltd 弾球遊技機
US11959249B2 (en) 2021-09-14 2024-04-16 Caterpillar Global Mining Equipment Llc System and method for automatic tilting of operator cabin

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JP2011041649A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Takao Co Ltd 弾球遊技機
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