JP2008154859A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技機が稼動中に故障することを低減させることができるようにする。
【解決手段】主制御回路71等に実装された複数の電子部品の各々の温度や電圧を検出し、その検出値を定格値と比較する。検出値が定格値から外れている場合には、定格値から外れた検出値を示す電子部品の識別番号を払出枚数表示部18に表示させるとともに、スピーカ21L・21Rから報知音を出力させる。
【選択図】図1
【解決手段】主制御回路71等に実装された複数の電子部品の各々の温度や電圧を検出し、その検出値を定格値と比較する。検出値が定格値から外れている場合には、定格値から外れた検出値を示す電子部品の識別番号を払出枚数表示部18に表示させるとともに、スピーカ21L・21Rから報知音を出力させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の電子部品を備えた遊技機に関する。
従来、所謂パチスロ機と呼ばれる遊技機は、メダルを消費して単位遊技を行い、遊技結果に応じた数量のメダルを払い出すものである。このような遊技機においては、公正な遊技が行われるように、様々な対策が採用されている。
例えば、特許文献1には、払い出されるメダルを計数するセンサを無効にして、大量のメダルを払い出させ、空になったメダル貯留部が発するエラーを不正にリセットして、ホールの店員に不正があったことを気付かせなくする不正行為に対する対策を採用した遊技機が開示されている。これによれば、不正なリセットを検出して、このリセット処理を禁止するため、不正行為を防ぐことができる。
また、特許文献2には、遊技機を制御する制御回路のRAMに記憶されているデータに異常が生じて、RAMが初期化された場合に、遊技の進行が不能にされ、メダルの払出率に係る設定値がホール側で設定し直されたことを条件に、遊技の進行の不能状態が解除される遊技機が開示されている。これによれば、ホール側が設定した設定値で遊技が再開されるため、RAMの初期化によって設定値が既定値にされるような公平性を欠く状況を回避することができる。
また、特許文献3には、起動時にRAMにバックアップされているデータが正常であると判断した場合に、制御回路の制御状態を復帰させるようにすることで、RAMのデータがクリアされてしまった場合に、誤ってバックアップされているデータが正常であると判定されてしまうことを防止する遊技機が開示されている。これによれば、起動時においてバックアップされているデータが正しい内容であるか否かの判定精度を高めることができて、公正な遊技を担保することができる。
しかしながら、このような遊技機には、公正な遊技が行われるような対策が数多く採用されているものの、稼動中に故障が発生しにくくなるような対策については不十分であった。遊技機が稼動中に故障した場合、ホールの稼働率が低下し、ホールの売上げに影響が生じる。このような事態はホールにとって大問題であるため、遊技機が稼動中に故障することを低減させることが望まれる。
本発明の目的は、遊技機が稼動中に故障することを低減させることが可能な遊技機を提供することである。
本発明の遊技機は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、を制御する制御回路と、前記制御回路上に設けられた複数の部品の各々の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、前記複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出する温度検出手段と、前記複数の部品の各々の温度の定格値を記憶する温度定格値記憶手段と、前記検出値と前記定格値とを比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果、前記検出値が前記定格値から外れている部品が存在する場合に、前記定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、制御回路上に設けられた複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機が稼動中に故障することを低減させることができる。
また、本発明の遊技機は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、を制御する制御回路と、前記制御回路上に設けられた複数の部品の各々の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、前記複数の部品の各々の電気的性質の値を検出値として検出する電気的性質値検出手段と、前記複数の部品の各々の電気的性質の定格値を記憶する電気的性質定格値記憶手段と、前記検出値と前記定格値とを比較する比較手段と、前記比較手段が比較した結果、前記検出値が前記定格値から外れている部品が存在する場合に、前記定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段と、を有することを特徴とする。
上記の構成によれば、制御回路上に設けられた複数の部品の各々の電気的性質の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機が稼動中に故障することを低減させることができる。
また、本発明の遊技機においては、前記報知手段が報知を行う場合に、遊技の進行を停止させる遊技停止手段を更に有していてよい。上記の構成によれば、遊技機が故障している場合に、遊技の進行が停止されるから、遊技機が故障していることを確実に認識させることができる。また、遊技機が故障している状態で、誤って遊技が行われることにより生じるトラブルを回避することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図8に基づいて以下に説明する。
本実施の形態にかかる遊技機は、図1に示すように、所謂『パチスロ機』であり、複数の図柄の変動表示を停止して表示される図柄に基づいて特定の入賞態様が成立するように、遊技者の操作により変動表示を停止可能に構成されている。尚、遊技機は、コインやメダル、遊技球、トークン等の他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技するものであるが、以下の説明においては、メダルを用いるものとして説明する。
(遊技機1の機械的構成)
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の背面側に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、本実施の形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
図1は、遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、液晶表示装置5が設置されている。液晶表示装置5は、後述するが、液晶表示装置5の背面側に配置された3個のリール3L・3C・3Rの複数の図柄が視認可能に構成されており、キャラクタ等による演出画像等を表示することが可能となっている。尚、本実施の形態においては、液晶表示装置5が、リール3L・3C・3Rの前面に設けられている場合について説明するが、本発明において、液晶表示装置5が設けられる位置は、特に限定されるものではない。
液晶表示装置5の背面側には、図柄表示手段としての3個のリール3L・3C・3Rが設けられている。3個のリール3L・3C・3Rは、それぞれその外周面に複数の図柄からなる図柄列が記されている。図柄列は、「00」〜「20」のコードナンバーが付された複数種類の図柄からなっている。具体的には、「赤7」、「青7」、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」及び「Replay」の図柄からなっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。上記の図柄列中における「赤7」、「青7」は、特定の入賞態様を構成するものとして設定されている。ここで、特定の入賞態様とは、後述のBB(ビッグボーナス)やRB(レギュラーボーナス)のボーナスが成立する入賞態様を意味する。
液晶表示装置5は、図2に示すように、絵柄等が形成されていない領域である表示窓51aと、絵柄等が形成されている領域である絵柄形成領域51bとを備えた正面パネル51を有している。液晶表示装置5に表示された図示しない演出画像等は、キャビネット2の正面から液晶表示装置5の表示窓51aを介して、視認できるようになっている。また、リール3L・3C・3Rの各図柄は、キャビネット2の正面から液晶表示装置5の表示窓51aを介して、リール3L・3C・3Rの図柄が縦方向に3つずつ、合計9つの図柄が視認できるようになっている。また、視認可能な9つの図柄の停止位置に対応して、5本の入賞ラインが設定されている。即ち、上下方向に3つ並ぶ図柄を水平に横切るトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向に横切るクロスダウンライン8a、クロスアップライン8eが設けられている。
これらの入賞ラインは、後述の1−BETボタン11、最大BETボタン12を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、1枚賭け時は1本(センターライン8cのみ)、2枚賭け時(1−BETボタン11を2回操作(押圧)又は、メダルを2枚投入)は3本(センターライン8cに加え、トップライン8b、ボトムライン8d)、最大枚数(本実施例では3枚)賭け時は5本(2枚賭け時の3本に加え、クロスダウンライン8a、クロスアップライン8e)が有効化される。入賞ライン8a〜8eは、役の入賞の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組み合せを構成する図柄が何れかの有効化された入賞ラインに対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役の入賞が成立することとなる。以下の説明において、有効化された入賞ラインを有効ラインと言う場合がある。
絵柄形成領域51bの背面側には、遊技開始表示ランプ25、当り表示ランプ(所謂「WINランプ」)17、メダル投入ランプ24、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cの各種ランプと、払出枚数表示部18、クレジット表示部19及び役物作動(ボーナス)回数表示部20の各種表示部とが設けられている。これらランプ及び表示部も、リール3L・3C・3Rと同様に、キャビネット2の正面から液晶表示装置5を介して、視認できるようになっている。
1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲーム(単位遊技)を行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数ともいう)に応じて点灯する。尚、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又は、メダルの払い出しが行われる場合には、メダルが払い出されたときに終了する。
WINランプ17は、BB又はRBに内部当籤した場合に所定確率で点灯し、また、BB又はRBの入賞が成立した場合にも点灯する。尚、内部当籤とは、入賞成立が可能な役を後述のCPU31により抽籤することであり、CPU31により行われる抽籤を内部抽籤という。また、内部当籤した入賞可能な役を内部当籤役という。メダル投入ランプ24は、メダルの投入が受け付け可能であるときに点滅する。遊技開始表示ランプ25は、入賞ライン8a〜8eの少なくとも1本が有効化されたときに点灯する。
払出枚数表示部18は、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示するものであり、クレジット表示部19は、貯留されているメダルの枚数を表示するものであり、ボーナス回数表示部20は、RBゲーム可能回数及びRBゲーム入賞可能回数等を表示する。これらの表示部は、7セグメント表示器からなるものである。
また、報知手段としての払出枚数表示部18は、後述する主制御回路71等に実装されたLSIやコンデンサ、抵抗器等の電子部品に異常が生じた場合には、異常が生じた電子部品の識別番号であるエラーコードを表示する。
図1に戻って、液晶表示装置5の下方には、水平面を有する台座部10が形成されており、台座部10の右側には、メダル投入口22が設けられ、台座部10の左側には、1−BETボタン11及び最大BETボタン12が設けられている。1−BETボタン11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚をゲームへの賭け枚数とし、2回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚をゲームへの賭け枚数とする。最大BETボタン12は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数(本実施の形態では、3枚)をゲームへの賭け枚数とする。このBETボタン11・12を操作することで、上述の入賞ライン8a〜8eが有効化されるようになっている。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者が遊技で獲得したメダルのクレジット/払い出しを押し操作により切り替える貯留メダル精算ボタン14(以下、C/Pボタン14と言う)が設けられている。このC/Pボタン14の切り替えにより「払い出し」が選択された場合には、正面下部のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。一方、「クレジット」が選択された場合には、遊技機1が備えるメモリ(例えば、後述するRAM33等)にメダル数がクレジットとして記憶される。
C/Pボタン14の右側には、遊技者の操作によりリール3L・3C・3Rを回転させるための遊技開始指令手段としてのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央には、3個のリール3L・3R・3Cの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン7L・7C・7Rが設けられている。
キャビネット2の上方の左右には、報知手段としてのスピーカ21L・21Rが設けられている。これら2台のスピーカ21L・21Rの間には、入賞図柄の組み合わせ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。また、スピーカ21L・21Rや配当表パネル23の上方には、LEDランプ29が設けられている。
(遊技機1の電気的構成:主制御回路71)
上記のように構成された遊技機1は、図3に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72と、主基板及び副基板とは別の基板に設けられた故障検出回路92とで動作が制御されている。図3に示す主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うメインCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
上記のように構成された遊技機1は、図3に示すように、主基板に設けられた主制御回路71と、副基板に設けられた副制御回路72と、主基板及び副基板とは別の基板に設けられた故障検出回路92とで動作が制御されている。図3に示す主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うメインCPU31と、主基板側記憶手段であるROM32及びRAM33を有している。
メインCPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生する。サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。そして、メインCPU31は、これらの乱数発生器36及びサンプリング回路37でサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽籤テーブルに基づいて、内部当籤役を決定するようになっている。
尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、即ち、メインCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成しても良い。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
主制御回路71のRAM33には、種々の情報が一時的に格納される。例えば、遊技状態、一の遊技におけるメダル投入数、一の遊技におけるメダル払出数等が格納される。
一方、主制御回路71のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽籤テーブルや停止ボタンの操作に応じてリール3L・3C・3Rの停止態様を決定するための停止テーブル群等の各種のデータテーブルと、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。また、ROM32には、後述のメインルーチン等の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
上記のマイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、WINランプ17、メダル投入ランプ24、遊技開始表示ランプ25)と、各種表示部(払出枚数表示部18、クレジット表示部19、ボーナス回数表示部20)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L・3C・3Rを回転駆動するステッピングモータ49L・49C・49Rとがある。
さらに、ステッピングモータ49L・49C・49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がI/Oポート38を介してメインCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれメインCPU31から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、主制御回路71は、制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する入力信号発生手段に接続されている。主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11S、最大BETスイッチ12S、C/Pスイッチ14S、投入メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路47、払出完了信号回路44がある。これらもI/Oポート38を介してメインCPU31に接続されている。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。投入メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L・7C・7Rの操作に応じてリール停止信号を発生する。リール位置検出回路47は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L・3C・3Rの位置を検出するための信号をメインCPU31へ供給する。払出完了信号回路44は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、主制御回路71には、外部集中端子板89が接続されている。この外部集中端子板89を介して、故障検出回路92からの遊技停止信号が主制御回路71に入力される。
メインCPU31は、故障検出回路92から遊技停止信号を受信した場合に、遊技の進行を停止させる。これにより、単位遊技の実行が不可能になる。
(遊技機1の電気的構成:副制御回路72)
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図4に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御、及び、LEDランプ29からの光の出力制御を行う。
上記の主制御回路71は、副制御回路72にコマンドや情報等を一方向に出力可能に接続されている。副制御回路72は、図4に示すように、主制御回路71からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置5の表示制御、スピーカ21L・21Rからの音の出力制御、及び、LEDランプ29からの光の出力制御を行う。
副制御回路72は、主制御回路71を構成する主基板とは別の副基板上に構成され、マイクロコンピュータ(以下『サブマイクロコンピュータ』という)73を主たる構成要素とし、液晶表示装置5の表示を制御する画像制御回路81、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する音源IC78、及び増幅器としてのパワーアンプ79、LEDランプ29を駆動するLED駆動回路77を備えている。
サブマイクロコンピュータ73は、主制御回路71から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU74と、副基板側記憶手段としてのプログラムROM75と、ワークRAM76とを含む。プログラムROM75は、サブCPU74で実行する図示しない演出処理ルーチン等の制御プログラム等を格納している。
ワークRAM76は、上記制御プログラムをサブCPU74で実行するときの一時記憶手段として構成される。また、ワークRAM76には、主制御回路71から受け取った内部当籤役や、内部当籤役に対応する停止テーブルの種類等の各種のデータが記憶される。
尚、副制御回路72は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU74の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されていてもよい。
画像制御回路81は、画像制御IC82、画像制御ワークRAM83、画像ROM86、及びビデオRAM87で構成される。画像制御IC82は、サブマイクロコンピュータ73で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムに従って液晶表示装置5での表示内容を決定する。画像制御ワークRAM83は、画像制御プログラムを画像制御IC82で実行するときの一時記憶手段(バッファ)として構成される。画像ROM86は、演出画像等を形成するための画像データを格納する。ビデオRAM87は、画像制御IC82で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
(遊技機1の電気的構成:故障検出回路92)
図5に示す故障検出回路92は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU94と、主基板側記憶手段であるROM95及びRAM96と、払出枚数表示部18を駆動制御する表示部駆動回路98と、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する音源IC99と、増幅器としてのパワーアンプ100と、I/Oポート97とを有している。
図5に示す故障検出回路92は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU94と、主基板側記憶手段であるROM95及びRAM96と、払出枚数表示部18を駆動制御する表示部駆動回路98と、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する音源IC99と、増幅器としてのパワーアンプ100と、I/Oポート97とを有している。
RAM33には、I/Oポート97を介して複数のセンサ群91a〜91pから送信されてくる検出データが一時的に格納される。
識別番号記憶手段、温度定格値記憶手段、および、電気的性質定格値記憶手段としてのROM95には、複数のセンサ群91a〜91pが検出した検出データに基づいた検出値が定格値の範囲に収まっているか否かを判定するために用いられる定格値管理テーブル等の各種のデータテーブルと、後述の故障報知処理ルーチン等の各処理ルーチンを実行するプログラム等が格納されている。
表示部駆動回路98及び音源IC99は、I/Oポート97を介してCPU94の出力部に接続されている。表示部駆動回路98は、CPU94から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、払出枚数表示部18を制御する。音源IC99は、CPU94から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、スピーカ21L・21Rから出力させる音声を制御する。
複数のセンサ群91a〜91pの各々は、主制御回路71が有するサンプリング回路37等、主制御回路71に接続するリール位置検出回路47等、及び、副制御回路72に実装されたLSI、コンデンサ、抵抗器等の電子部品の温度の値を検出する温度検出手段としての温度センサや、電子部品の電気的性質の一つである電圧の値を検出する電気的性質値検出手段としての電圧計等で構成されている。例えば、センサ群91aは、副制御回路72に実装されたLSIや、コンデンサ、抵抗器等の電子部品の温度の値を検出する温度センサと、電子部品の電圧の値を検出する電圧計とで構成されている。これらセンサ群91a〜91pで検出された温度及び電圧の値は、検出データとして故障検出回路92に送信され、検出値としてRAM96に格納される。
比較手段としてのCPU94は、各センサ群91a〜91pが検出し、RAM96に格納された電子部品の温度の検出値と、ROM95に格納された温度定格値管理テーブル(図6(a)参照)が管理する温度の定格値とを比較する。同様に、CPU94は、各センサ群91a〜91pが検出し、RAM96に格納された電子部品の電圧の検出値と、ROM95に格納された電圧定格値管理テーブル(図6(b)参照)が管理する電圧の定格値とを比較する。そして、検出値が定格値から外れている場合に、CPU94は、表示部駆動回路98を制御して、払出枚数表示部18に対応するエラーコードを表示させる。また、CPU94は、音源IC99を制御して、スピーカ21L・21Rから報知音を出力させる。
このように、主制御回路71、副制御回路72、及び、主制御回路71に接続する各回路に設けられた複数の部品の各々の温度や電圧の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機1が稼動中に故障することを低減させることができる。
また、遊技停止手段としてのCPU94は、払出枚数表示部18に対応するエラーコードを表示させるとともに、スピーカ21L・21Rから報知音を出力させることで、遊技機の故障を報知した場合に、外部集中端子板89を介して、主制御回路71に遊技停止信号を送信する。これにより、単位遊技の実行が不可能にされる。
このように、遊技機1が故障している場合に、遊技の進行が停止されるから、遊技機1が故障していることを確実に認識させることができる。また、遊技機1が故障している状態で、誤って遊技が行われることにより生じるトラブルを回避することができる。
(遊技状態)
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
以上のように構成された遊技機1は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』、『RB遊技状態』及び『BB一般遊技状態』からなる4種類の遊技状態を出現させる。これら「4種類」の各遊技状態は、基本的に、内部当籤する可能性のある役の種類、再遊技に内部当籤する確率及び入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別、内部当籤と入賞成立との関係により区別される。
『一般遊技状態』は、基本的に、所謂「出球率」(遊技に賭けられた単位遊技価値に対して遊技者に付与される遊技価値)の期待値が「1」よりも小さい遊技状態であり、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も不利な遊技状態である。
『内部当籤状態』は、『一般遊技状態』においてBB又はRBに内部当籤し、BB又はRBに入賞していない場合に発生し、基本的に、一又は複数のゲームにわたり、BB又はRBに対応する図柄組み合わせが入賞ライン上に沿って並ぶことが許容された遊技状態である。『一般遊技状態』においてBB、RBに内部当籤すると、その内部当籤役が持越役としてセットされ、以降のゲームに持ち越されるようになる。ここで、内部当籤役の持ち越しとは、次以降のゲームにおいてBB、RBに内部当籤しなくても、BB、RBに入賞できるようにすることである。具体的には、内部当籤状態では、BB、RBに内部当籤することはないが、内部当籤役が『なし(ハズレ)』となった場合にBB、RBに入賞できるようになっている。
『BB一般遊技状態』は、『一般遊技状態』又は『内部当籤状態』において、BBに内部当籤し、BBに入賞した場合に発生する。BBの入賞は、『一般遊技状態』又は『内部当籤状態』において「赤7−赤7−赤7」又は「青7−青7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『BB一般遊技状態』は、30回の小役ゲーム又は3回のRB(レギュラーボーナス)を消化すると終了する。なお、『BB一般遊技状態』は、所定枚数のメダルの払い出しが完了すれば終了するようにしてもよい。
『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』よりも出玉率の期待値が高く、他の遊技状態と比べて遊技者にとって最も有利な遊技状態である。『RB遊技状態』は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』又は『BB一般遊技状態』においてRB(レギュラーボーナス)に入賞した場合に発生する。RBの入賞は、『一般遊技状態』、『内部当籤状態』又は『BB一般遊技状態』において「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。なお、『BB一般遊技状態』においてRBの入賞が成立することを、一般に『JACIN』と称し、その後のゲームを『JACゲーム』と称す。なお、各遊技状態間の移行は、ボーナス図柄の組み合せが入賞ライン上に表示されたとき等により移行する。
(図柄組み合わせと払い出し枚数)
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合わせとメダルの払い出し枚数との関係を説明する。一般遊技状態及び内部当籤状態においては、『BB』、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。このときのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
次に、遊技状態と入賞成立を示す図柄組み合わせとメダルの払い出し枚数との関係を説明する。一般遊技状態及び内部当籤状態においては、『BB』、『RB』と『再遊技(リプレイ)』と『スイカの小役』と『ベルの小役』と『チェリーの小役』とに入賞する可能性がある。『BB』は、「青7−青7−青7」又は「赤7−赤7−赤7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。『RB』は、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。このときのメダルの払い出し枚数は「0枚」である。また、『再遊技(リプレイ)』は、「Replay−Replay−Replay」が並ぶことにより成立する。再遊技の入賞が成立すると、投入したメダルの枚数と同数のメダルが自動投入されるので、遊技者はメダルを消費することなく次回のゲームを行うことができる。また、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。
BB一般遊技状態では、RB、再遊技(リプレイ)、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役に入賞する可能性がある。BB一般遊技状態では、BBに入賞する場合はない。また、RB遊技状態においては、スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役に入賞する可能性がある。スイカの小役、ベルの小役、チェリーの小役の場合、それぞれ6枚、10枚、6枚のメダルが払い出される。また、RB遊技状態においては、『BB』、『RB』及び『再遊技(リプレイ)』に入賞する場合はない。
(定格値管理テーブル)
次に、図6を参照して、複数のセンサ群91a〜91pにおける検出対象となっている電子部品の定格値を管理する定格値管理テーブルを説明する。この定格値管理テーブルは、故障検出回路92のROM95に格納されており、CPU94が電子部品の異常(故障)を判定する際に参照される。
次に、図6を参照して、複数のセンサ群91a〜91pにおける検出対象となっている電子部品の定格値を管理する定格値管理テーブルを説明する。この定格値管理テーブルは、故障検出回路92のROM95に格納されており、CPU94が電子部品の異常(故障)を判定する際に参照される。
図6(a)に示す温度定格値管理テーブルは、部品名欄と、定格値欄と、エラーコード欄とを有しており、それぞれの部品に対して定格値とエラーコードとが対応付けられている。例えば、部品Aの温度の定格値は65℃未満であり、部品Aの検出値(検出温度)が65℃以上である場合に、払出枚数表示部18に表示されるエラーコードは「E01」である。
図6(b)に示す電圧定格値管理テーブルもまた、部品名欄と、定格値欄と、エラーコード欄とを有しており、それぞれの部品に対して定格値とエラーコードとが対応付けられている。例えば、部品AAの電圧の定格値は+18V(ボルト)未満であり、部品AAの検出値(検出電圧)が+18V以上である場合に、払出枚数表示部18に表示されるエラーコードは「E51」である。
なお、すべてのエラーコードは重複していないため、ホールの店員がエラーコードを視認した場合に、どの部品にどのような異常が生じているのかを把握することが可能である。
(遊技機1の動作:主制御回路71)
上記の構成において、図7に示すメインルーチンを参照して、遊技機1の主制御回路71のメインCPU31の制御動作について説明する。
上記の構成において、図7に示すメインルーチンを参照して、遊技機1の主制御回路71のメインCPU31の制御動作について説明する。
先ず、電源が投入されると、遊技機1は、主制御回路71において図7のメインルーチンを実行することにより遊技を実施可能な状態になると共に、副制御回路72において図示しない演出処理ルーチンを実行することにより液晶表示装置5において演出画像等の表示等を実施したり、スピーカ21L・21Rからの音の出力を実施したり、LEDランプ29による光の出力を実施したり、これらを実施可能な状態になる。
(主制御回路71の動作:メインルーチン)
主制御回路71によりメインルーチンが実行されると、図7に示すように、初めに、メインCPU31は、遊技開始時の初期化を行う(S1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(S2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、メインCPU31は、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(S3)。この後、メダル投入信号を副制御回路72に送信すると共に、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(S4)。
主制御回路71によりメインルーチンが実行されると、図7に示すように、初めに、メインCPU31は、遊技開始時の初期化を行う(S1)。具体的には、RAM33の記憶内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記憶内容を消去する(S2)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次回のゲームに必要なパラメータの書き込み、次回のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。次に、メインCPU31は、投入メダルセンサ22SやBETスイッチ11S・12Sからの入力があるまで待機状態となる(S3)。この後、メダル投入信号を副制御回路72に送信すると共に、スタートレバー6の操作によりスタートスイッチ6Sがオンされたか否かを判定する(S4)。
スタートスイッチ6Sがオンされてない場合には(S4:NO)、S4を繰り返すことにより入力待ちの状態となり、スタートスイッチ6Sがオンされた場合には(S4:YES)、リール回転処理を行う(S5)。その後、抽籤用の乱数を抽出する(S6)。そして、遊技状態監視処理を実行することによって、今回のゲームにおける遊技状態を確認し、セットする(S7)。即ち、今回のゲームの遊技状態を一般遊技状態、BB一般遊技状態、RB遊技状態、及び、内部当籤状態の何れかにセットし、遊技状態信号を副制御回路72に送信する。さらに、確率抽籤処理を行い(S8)、内部当籤役を決定する。決定した内部当籤役は副制御回路72に送信される。
続いて、停止テーブル選択処理を実行する(S9)。具体的には、内部当籤役の種類を用いて特定の停止テーブル群を選択する。かかる停止テーブル群は、後のリール回転停止処理において、リール3L・3C・3Rを停止させる際に使用される。ここで、停止テーブル信号を副制御回路72へ送信する。次に、リール回転停止処理を実行する(S10)。即ち、何れかの停止ボタン7L・7C・7Rが押圧操作されたタイミングや自動停止タイマが「0」になったタイミングで滑りコマ数を決定するための滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、決定(選択)された停止テーブル、決定された内部当籤役等に基づいて滑りコマ数を決定する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させてから停止させる。尚、停止ボタン7L・7C・7Rが操作され、対応するリールが停止する毎にリール停止信号(左、中、右)を副制御回路72に送信する。また、全てのリール3L・3C・3Rが停止したときに、全リール停止信号を副制御回路72に送信する。
次に、メインCPU31は入賞判定を行う(S11)。入賞判定とは、センターライン8cにおけるリール3L・3C・3Rの各図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞が成立した役)を識別することである。そして、入賞信号を副制御回路72に送信する。この後、獲得したメダルのクレジット又は払出しを行う(S12)。具体的には、入賞成立によりメダルを獲得する場合は、払出枚数表示部18にメダルの獲得枚数を表示する。そして、遊技者によりC/Pボタン14が切替えられることにより、獲得したメダルを遊技機1内にクレジットするか、メダル払出口15からメダルを払い出すかを決定する。尚、クレジットしたメダルは、次ゲームでBETボタン11・12を押すことによりメダルを賭けることができる。
次に、現在の遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』であるか否かを判定する(S13)。遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』でない場合には(S13:NO)、続いて、遊技状態が『一般遊技状態』であるか否かを判定する(S14)。『一般遊技状態』である場合(S14:YES)、S2に戻る。『一般遊技状態』でない場合(S14:NO)、即ち、『内部当籤状態』である場合、次に、現在のゲームでBB,RBに入賞したか否かを判定する(S15)。
BB、RBに入賞していない場合(S15:NO)、S2に戻る。BB、RBに入賞した場合(S15:YES)、持越役格納領域をクリアし、持越役の持越しを終了する(S16)。そして、BB作動中フラグ又はRB作動中フラグをオンにし(S17)、S2に戻る。なお、BB作動中フラグ、RB作動中フラグは、遊技状態がBB一般遊技状態、RB遊技状態であるかを判定するためのフラグである。
S13において、遊技状態が『BB一般遊技状態』又は『RB遊技状態』である場合には(S13:YES)、ボーナス(BB,RB)の『遊技数チェック処理』を行う(S18)。この『遊技数チェック処理』では、RB遊技状態が発生した回数、BB一般遊技状態のゲーム回数、RB遊技状態における入賞回数、及びRB遊技状態におけるゲーム回数をチェックすると共に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態間における遊技状態の移行(セット)を行う。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判定する(S19)。具体的には、BBの入賞が成立した後では、3回目のRB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、又はBB一般遊技状態においてゲーム回数が30回であるか否かを判定する。また、「赤7−赤7−青7」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBの入賞が成立した後では、RB遊技状態において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判定する。この結果、ボーナスの終了時でないと判定した場合には(S19:NO)、S2に戻る。一方、ボーナスの終了時であると判定した場合には(S19:YES)、ボーナス終了信号を副制御回路72に出力し(S20)、BB作動中フラグ又はRB作動中フラグをオフにし(S21)、S2に戻る。
(遊技機1の動作:副制御回路72)
上記の主制御回路71におけるメインルーチンにより各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチン等をそれぞれ独立して実行している。そして、演出処理ルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。また、液晶表示装置5からの演出にともなって、或いは独立して、LEDランプ29からの光の出力による演出、スピーカ21L・21Rからの音の出力による演出を行う。
上記の主制御回路71におけるメインルーチンにより各種の処理が実行されると、処理に応じた結果や内容がコマンドやデータとして副制御回路72に入力される。副制御回路72においては、図示しない演出処理ルーチン等をそれぞれ独立して実行している。そして、演出処理ルーチンの実行によりコマンドに基づいた演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。例えば、メダル投入を示すコマンドが入力された場合には、スタートレバー6の操作を促す演出画像等を液晶表示装置5に表示させる。また、液晶表示装置5からの演出にともなって、或いは独立して、LEDランプ29からの光の出力による演出、スピーカ21L・21Rからの音の出力による演出を行う。
(遊技機1の動作:故障検出回路92)
上記の主制御回路71におけるメインルーチンや、副制御回路72における演出処理ルーチンが実行されている間、特に、電源投入時に、故障検出回路92においては、上記の各ルーチンと独立して、故障報知処理ルーチンを、複数のセンサ群91a〜91p毎に、更には各センサ群91a〜91pに含まれる温度センサ及び電圧計毎に実行している。
上記の主制御回路71におけるメインルーチンや、副制御回路72における演出処理ルーチンが実行されている間、特に、電源投入時に、故障検出回路92においては、上記の各ルーチンと独立して、故障報知処理ルーチンを、複数のセンサ群91a〜91p毎に、更には各センサ群91a〜91pに含まれる温度センサ及び電圧計毎に実行している。
(故障検出回路92の動作:故障報知処理ルーチン)
以下に、一の温度センサにより一の電子部品の温度が検出された際に実行される故障報知処理ルーチンについて説明するが、他の電子部品の温度や電圧が検出された場合にも、同様の故障報知処理ルーチンが実行される。
以下に、一の温度センサにより一の電子部品の温度が検出された際に実行される故障報知処理ルーチンについて説明するが、他の電子部品の温度や電圧が検出された場合にも、同様の故障報知処理ルーチンが実行される。
故障検出回路92により故障報知処理ルーチンが実行されると、図8に示すように、初めに、CPU94は、温度センサから検出データを受信する(A1)。そして、検出データに基づいた検出値と、図6(a)の温度定格値管理テーブルが管理する定格値とを比較する(A2)。そして、検出値が異常値であるか否かを判定する(A3)。即ち、検出値が定格値から外れているか否かを判定する。検出値が異常値でない場合には(A3:NO)、A1に戻る。一方、検出値が異常値である場合には(A3:YES)、音源IC99を制御して、スピーカ21L・21Rから報知音を出力させるとともに(A4)、表示部駆動回路98を制御して、払出枚数表示部18に対応するエラーコードを表示させる(A5)。
このように、主制御回路71、副制御回路72、及び、主制御回路71に接続する各回路に設けられた複数の部品の各々の温度や電圧の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機1が稼動中に故障することを低減させることができる。
そして、CPU94は、外部集中端子板89を介して、主制御回路71に遊技停止信号を送信することにより、単位遊技の実行を停止させる(A6)。その後、A4に戻って、ホールの店員により処置が施されるまで、報知音の出力、エラーコードの表示、単位遊技の停止を継続させる。
このように、遊技機1が故障している場合に、遊技の進行が停止されるから、遊技機1が故障していることを確実に認識させることができる。また、遊技機1が故障している状態で、誤って遊技が行われることにより生じるトラブルを回避することができる。
(本実施の形態の概要)
以上のように、本実施の形態の遊技機1は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段(スタートレバー6、スタートスイッチ6S等)と、複数の図柄(赤7等)を変動表示可能な図柄表示手段(ステッピングモータ49L・49C・49R、リール位置検出回路47、リール3L・3C・3R等)と、遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、内部当籤役に基づいて、図柄の変動表示を停止させる停止制御手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、停止制御手段が図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(主制御回路71、図7のメインルーチン、ホッパー40、ホッパー駆動回路41、メダル検出部40S等)と、を制御する制御回路(主制御回路71等)と、制御回路上に設けられた複数の部品(LSI、コンデンサ、抵抗器等)の各々の識別番号(エラーコード等)を記憶する識別番号記憶手段(ROM95等)と、複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出する温度検出手段(温度センサ等)と、複数の部品の各々の温度の定格値を記憶する温度定格値記憶手段(ROM95等)と、検出値と定格値とを比較する比較手段(故障検出回路92、CPU94、図8の故障報知処理ルーチン等)と、比較手段が比較した結果、検出値が定格値から外れている部品が存在する場合に、定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段(払出枚数表示部18、スピーカ21L・21R、図8の故障報知処理ルーチン等)と、を有する構成にされている。
以上のように、本実施の形態の遊技機1は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段(スタートレバー6、スタートスイッチ6S等)と、複数の図柄(赤7等)を変動表示可能な図柄表示手段(ステッピングモータ49L・49C・49R、リール位置検出回路47、リール3L・3C・3R等)と、遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、内部当籤役に基づいて、図柄の変動表示を停止させる停止制御手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、停止制御手段が図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(主制御回路71、図7のメインルーチン、ホッパー40、ホッパー駆動回路41、メダル検出部40S等)と、を制御する制御回路(主制御回路71等)と、制御回路上に設けられた複数の部品(LSI、コンデンサ、抵抗器等)の各々の識別番号(エラーコード等)を記憶する識別番号記憶手段(ROM95等)と、複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出する温度検出手段(温度センサ等)と、複数の部品の各々の温度の定格値を記憶する温度定格値記憶手段(ROM95等)と、検出値と定格値とを比較する比較手段(故障検出回路92、CPU94、図8の故障報知処理ルーチン等)と、比較手段が比較した結果、検出値が定格値から外れている部品が存在する場合に、定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段(払出枚数表示部18、スピーカ21L・21R、図8の故障報知処理ルーチン等)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、制御回路上に設けられた複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機1が稼動中に故障することを低減させることができる。
また、本実施の形態の遊技機1は、遊技の開始を指令する遊技開始指令手段(スタートレバー6、スタートスイッチ6S等)と、複数の図柄(赤7等)を変動表示可能な図柄表示手段(ステッピングモータ49L・49C・49R、リール位置検出回路47、リール3L・3C・3R等)と、遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、内部当籤役に基づいて、図柄の変動表示を停止させる停止制御手段(主制御回路71、図7のメインルーチン等)と、停止制御手段が図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段(主制御回路71、図7のメインルーチン、ホッパー40、ホッパー駆動回路41、メダル検出部40S等)と、を制御する制御回路(主制御回路71等)と、制御回路上に設けられた複数の部品(LSI、コンデンサ、抵抗器等)の各々の識別番号(エラーコード等)を記憶する識別番号記憶手段(ROM95等)と、複数の部品の各々の電気的性質(電圧等)の値を検出値として検出する電気的性質値検出手段(電圧計等)と、複数の部品の各々の電気的性質の定格値を記憶する電気的性質定格値記憶手段(ROM95等)と、検出値と定格値とを比較する比較手段(故障検出回路92、CPU94、図8の故障報知処理ルーチン等)と、比較手段が比較した結果、検出値が定格値から外れている部品が存在する場合に、定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段(払出枚数表示部18、スピーカ21L・21R、図8の故障報知処理ルーチン等)と、を有する構成にされている。
上記の構成によれば、制御回路上に設けられた複数の部品の各々の電気的性質の値を検出値として検出し、検出値と定格値とを比較することにより、異常が生じている部品を発見することができるから、特に電源投入時に異常を発見し、早期に対処することによって、遊技機1が稼動中に故障することを低減させることができる。
また、本実施の形態の遊技機1においては、報知手段が報知を行う場合に、遊技の進行を停止させる遊技停止手段(CPU94、図8の故障報知処理ルーチン等)を更に有する構成にされている。上記の構成によれば、遊技機1が故障している場合に、遊技の進行が停止されるから、遊技機1が故障していることを確実に認識させることができる。また、遊技機1が故障している状態で、誤って遊技が行われることにより生じるトラブルを回避することができる。
(本実施の形態の変形例)
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態において、主制御回路71等に実装された電子部品の電圧が検出される構成にされているが、この構成に限定されるものではなく、主制御回路71等に実装された電子部品の電流、電力等が検出される構成にされていてもよい。
また、本実施の形態において、払出枚数表示部18にエラーコードが表示される構成にされているが、この構成に限定されるものではなく、クレジット表示部19やボーナス回数表示部20にエラーコードが表示される構成にされていてもよい。
また、上述の実施の形態の遊技機は、以下の構成を上述の実施の形態における構成に加えて、或いは重複して備えていても良い。
即ち、遊技機は、所定の遊技結果が表示された場合に遊技者に遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、遊技開始指令信号に基づいて所定の役を内部当籤役として決定する内部当籤役決定手段と、内部当籤役に基づいて変動表示手段に入賞態様を表示させる停止制御手段と、演出表示手段に遊技に関連した演出態様を表示させる演出表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示される可能性があることを予告表示手段に予告態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段に特定の遊技結果が表示される以前に、特定の遊技結果が表示されることを告知表示手段に告知態様を表示させる予告表示制御手段と、遊技結果表示手段の表示制御を行う表示制御手段と、遊技結果表示手段又は変動表示手段の一部又は全部の可変表示を停止させる停止指令信号を出力する遊技者による操作が可能な位置に設けられた表示停止指令手段と、所定の単位遊技で内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を次回の単位遊技にも内部当籤役として持ち越す内部当籤役持越手段と、内部当籤役決定手段が内部当籤役として決定した特定の役を蓄積して記憶する特定役蓄積手段と、特定役蓄積手段が蓄積して記憶している特定の役を内部当籤役とする蓄積特定役当籤手段とを少なくとも1つ以上備えていてもよい。
ここで、上記の『遊技結果表示手段』は、まとめると変動表示手段、演出表示手段、告知表示手段等を含んで構成されている。それらが、別体の表示装置であってもよいし、単一の表示装置に設けられた所定の表示部(スプライト、深度の異なる3Dオブジェクト)でもよい。また、重なって表示されてもよい。さらには、1又は複数の音、1又は複数の光、1又は複数の色、1又は複数の画像、1又は複数の臭い等、1又は複数の感触(振動、圧力)のうちの何れかの、複数又は全部により遊技者に報知を行うようになっていてもよい。
『遊技価値付与手段』は、遊技価値(コイン)を付与(払出)するプログラム等、有利状態発生手段を含み、賞媒体の払出、磁気カードへの記録、ゲームの得点加算も含む。
『表示制御手段』は、まとめると停止制御手段、演出表示制御手段、告知表示制御手段等を含んで構成されている。単一の基板に設けられていても、別体の複数の基板に設けられてもよいし、停止制御手段は内部当籤役決定手段と同一の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)さらには、演出表示制御手段及び告知表示制御手段は、内部当籤役決定手段と別体の基板に設けられてもよい。(別体でもよい。)
『変動表示手段』は、静止画像・動画像等を表示するものであり、リールやディスクによる移動表示、複数種類の図柄を可変表示または停止表示する1又は複数の図柄表示部から構成されている。例えばパチスロ機やビデオスロットの図柄、パチンコの特図、音図、判定図柄等を表示する。また、遊技結果として、特定の入賞態様を表示すれば何でもよい。
『表示停止指令手段』は、演出表示手段、変動表示手段、告知表示手段等のうちの1つ、複数、全ての可変表示を停止させる信号を出力してもよいし、1つ又は複数の表示部に対応して1つ設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。或いは、1つの表示部に対応して複数設けられていてもよい(表示部は、図柄表示部等)。
『有利状態発生手段』は、複数の遊技単位の間、継続して遊技者に有利な状態が続くものであれば何でもよい。例えば発生判定、継続判定、途中終了判定、発生、継続、終了等を行うプログラム等である。また、『内部当籤役決定手段』は、内部当籤役抽籤手段、内部当籤役持越手段、特定役蓄積手段、蓄積特定役当籤手段等から構成されている。
尚、本実施の形態において、『遊技機』は、パチンコ、パチスロ機、ビデオスロット等を含む。『遊技結果』は、入賞態様、外れ態様、演出態様、告知態様等を含む。『特定の入賞態様』は、特定の図柄の表示(『3』、『7』等)や特定の図柄の組み合わせの表示(『777』『776』等)、複数の図柄うちに特定の図柄が含まれている(単チェリー、2連チェリー等)等を含む。
『外れ態様』は、変動表示手段に表示される入賞態様以外の態様、演出態様、告知態様等を含む。『所定の遊技結果』は、入賞態様等を含む。『演出態様』は、客待ち中、遊技中、遊技間、入賞(前、中、後)、有利状態(前、中、後)等を盛り上げる態様、または、それらの遊技情報(遊技案内)の報知態様、その他の態様等を含み、『大当り』、『ボーナス』、『外れ』、有利状態の継続数等の文字も含む。
『予告態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されている可能性があることを遊技者に対して予告する態様や外れを予告する態様、また、その演出態様を含む。『外れ?』、『ベル?』、『大当り当籤?』、『ボーナス当籤?』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。『告知態様』は、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていることを遊技者に対して告知する態様や、所定の内部当籤役または特定の内部当籤役が決定されていないことを遊技者に対して告知する態様、また、その演出態様を含む。『大当り確定』、『ボーナス確定』、『外れ確定』、『ベル確定』、『遊技手順ナビゲート機能当籤?』等の文字も含む。
『態様』は、1又は複数の図柄(動/静止)画像、1又は複数のキャラクタ(動/静止)画像、1又は複数の背景(動/静止)画像、1又は複数の吹出し(動/静止)画像、1又は複数の文字、1図形、1又は複数の可動物の所定の動作等、1又は複数のランプの点灯、点滅等、1又は複数のスピーカの音等を含む。『遊技情報』は、遊技コンセプト(背景)、遊技のルール、操作説明、リーチ目、チャンス目、役・リプレイの説明、有利状態(BB、RB等)の説明、有利状態(BB,RB等)、確率、所定時点(ボーナス、BB、RB、所定操作等)からの経過ゲーム数等を含む。
『遊技開始指令手段』は、スタートレバー、スピンボタン等のスイッチ、遊技媒体投入、図柄始動口(ゲート)等を含む。『表示停止指令手段』は、ボタン、レバー、プログラム(計時手段)等を含む。『図柄表示手段』は、CRT,LCD、プラズマディスプレイ、7セグメント表示器、ドットマトリックス、ランプ、LED、蛍光灯、EL、電子ペーパ、フレキシブルLED、フレキシブル液晶、液晶プロジェクタ、リール、ディスク、可動物等を含む。それらが複数設けられたもの、それらが組み合わせられたもの等を含む。
『内部当籤役』は、複数の役から内部当籤役決定手段により内部当籤役として決定された1または複数の役を含む。『入賞役』は、内部当籤役に対応する入賞態様が表示された役を含む。『遊技価値』は、賞媒体(コイン、メダル、遊技球)の払出し、遊技結果記憶媒体(磁気カード等への所定の書き込み、リプレイ、得点の加算、有利状態の発生等を含む。『遊技媒体(賞媒体)』は、コイン、メダル、遊技球、貨幣、紙幣、磁気カード等を含む。
また、パチスロ等における役は、次のうちの1または複数を適用してもよい。外れ、所定枚数の賞媒体を払出す小役、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を1単位遊技(1ゲーム)の間だけ高確率とするシングルボーナス、内部当籤役決定手段が小役を内部当籤役と決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするレギュラーボーナス、内部当籤役決定手段がレギュラーボーナスを内部当籤役に決定する確率を複数単位遊技の間だけ高確率とするビッグボーナス、内部当籤役決定手段が決定した内部当籤役に関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する内部当籤役ナビゲート機能。停止パターン選択手段が選択した停止パターンに関する情報を遊技者による表示停止指令手段の操作より以前に報知する押順ナビゲート機能。遊技者にとって有利となる遊技手順を報知する遊技手順ナビゲート機能。
例えば、上述の内部当籤役ナビゲート機能は、左リール、中リール、右リールに対応する左、中、右リール停止ボタンを停止操作する以前に報知されるリール停止パターン(例えば、最初に左リールを停止し、次に中リールを停止、最後に右リールを停止するパターン、同様に左リール停止→右リール停止→中リール停止のパターン、中リール停止→右リール停止→左リール停止のパターン、中リール停止→左リール停止→右リール停止のパターン、右リール停止→左リール停止→中リール停止のパターン、右リール停止→中リール停止→左リール停止のパターンの6種類等)にしたがって、左、中、右リール停止ボタンを停止操作することで変動表示手段に所定の入賞態様が得られるリール停止ナビゲート機能等を含む。リール停止ナビゲート機能は全てのリール(リール以外で図柄を可変表示する画像表示手段も含まれる)の停止順序をナビゲートしなくても、所定回目(例えば、最初、2番目、3番目等)に停止させるリールを遊技者に報知するようなナビゲート機能も含む。また、所定回目に停止させるリールに所定の図柄が表示されている状態でリールを停止させた場合に変動表示手段に所定の入賞態様が得られるものも含む。遊技者による表示停止指令手段からの停止指令信号の出力から最小移動(又は略最小変動)で図柄を停止させる機能や、遊技媒体の投入無しで1単位遊技の遊技を開始できるリプレイも含む。
また、1回の単位遊技は、例えば次のようなもののうち何れかを適用してもよい。遊技開始指令手段からの遊技開始指令信号の出力から遊技結果の表示まで。スタートレバーの操作から変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。スタートレバーの操作から所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から変動表示手段に遊技結果が表示されるまで。ベットボタンが遊技者により操作されたこと、または遊技メダルが遊技者により投入されたこと、等により遊技開始指令信号を出力するように構成し、ベットボタンの操作または遊技メダルの投入から所定の表示手段に特定の表示が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体(例えば遊技球)の入賞または通過を検出してから変動表示手段(所定の表示手段)に遊技結果が表示されるまで。遊技開始指令信号を出力する図柄始動手段が遊技媒体の入賞または通過を検出してから所定の表示手段に特定の表示(例えば、特定の文字情報、特定のキャラクタ、特定の画像)が表示されるまで。また、複数単位遊技は、連続的または間欠的な複数回の単位遊技を適用してもよい。
1 遊技機
3L,3C,3R リール
6 スタートレバー
6S スタートスイッチ
18 払出枚数表示部
21L,21R スピーカ
40 ホッパー
40S メダル検出部
41 ホッパー駆動回路
47 リール位置検出回路
49L,49C,49R ステッピングモータ
71 主制御回路
92 故障検出回路
94 CPU
95 ROM
3L,3C,3R リール
6 スタートレバー
6S スタートスイッチ
18 払出枚数表示部
21L,21R スピーカ
40 ホッパー
40S メダル検出部
41 ホッパー駆動回路
47 リール位置検出回路
49L,49C,49R ステッピングモータ
71 主制御回路
92 故障検出回路
94 CPU
95 ROM
Claims (3)
- 遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、
複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、
前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、
前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
を制御する制御回路と、
前記制御回路上に設けられた複数の部品の各々の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、
前記複数の部品の各々の温度の値を検出値として検出する温度検出手段と、
前記複数の部品の各々の温度の定格値を記憶する温度定格値記憶手段と、
前記検出値と前記定格値とを比較する比較手段と、
前記比較手段が比較した結果、前記検出値が前記定格値から外れている部品が存在する場合に、前記定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段と、
を有することを特徴とする遊技機。 - 遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、
複数の図柄を変動表示可能な図柄表示手段と、
前記遊技の開始と遊技状態とに基づいて内部当籤役を決定する内部当籤役決定手段と、
前記内部当籤役に基づいて、前記図柄の変動表示を停止させる停止制御手段と、
前記停止制御手段が前記図柄の変動表示を停止させた結果が所定の停止態様である場合に、遊技価値を付与する遊技価値付与手段と、
を制御する制御回路と、
前記制御回路上に設けられた複数の部品の各々の識別番号を記憶する識別番号記憶手段と、
前記複数の部品の各々の電気的性質の値を検出値として検出する電気的性質値検出手段と、
前記複数の部品の各々の電気的性質の定格値を記憶する電気的性質定格値記憶手段と、
前記検出値と前記定格値とを比較する比較手段と、
前記比較手段が比較した結果、前記検出値が前記定格値から外れている部品が存在する場合に、前記定格値から外れた検出値を示す部品の識別番号を報知する報知手段と、
を有することを特徴とする遊技機。 - 前記報知手段が報知を行う場合に、遊技の進行を停止させる遊技停止手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348176A JP2008154859A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006348176A JP2008154859A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008154859A true JP2008154859A (ja) | 2008-07-10 |
Family
ID=39656397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006348176A Pending JP2008154859A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008154859A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013255685A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Maruhon Industry Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2017202199A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | サミー株式会社 | スロットマシン |
JP2017202200A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | サミー株式会社 | スロットマシン |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006348176A patent/JP2008154859A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013255685A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Maruhon Industry Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2017202199A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | サミー株式会社 | スロットマシン |
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