JP3740979B2 - ケース結合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の分割されたケース体を一体に結合して構成されるケースの結合構造に関するもので、例えば、車両用空調装置のケースに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置の室内ユニットを構成するクーラユニット、ヒータユニット、送風機ユニット等のケースは、通常、複数に分割された樹脂製ケース体を一体に結合した構成となっている。
【0003】
具体的には、この複数の分割ケース体の結合端面の外面側に、それぞれ外方へ突出したビス締め結合部またはバネクリップ結合部を所定間隔で複数箇所(例えば、7箇所)形成し、この結合部をビス締めまたはバネクリップ結合することにより、複数の分割ケース体を一体に結合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両用空調装置の室内ユニットのうち、ヒータユニット部分は温度制御用エアミックスドア、空気加熱用ヒータコア、吹出モード切替用ドア等の多くの空調機器を収容しているため、本出願人においては、ヒータユニット部分の組付をサブ組付工程(第1次組付工程)と、その後の最終組付工程(第2次組付工程)とに分割し、サブ組付工程と最終組付工程にそれぞれ適合した方法、設備を用いて、各組付工程を独立に実施している。
【0005】
ところで、サブ組付工程にて下側の分割ケース体内に所定の空調機器(例えば、エアミックスドア、フェイスドア等)を収容し、上下の両分割ケース体を嵌合結合する段階まで組付を行う場合には、この両分割ケース体の締結作業を行う必要がある。
【0006】
なぜならば、サブ組付工程の実施場所から最終組付工程の実施場所へ組付体を搬送する際に、上下の両分割ケース体の嵌合結合が外れると、ケース内部のドア等の組付状態が正規位置からずれてしまうからである。
【0007】
そこで、上下の両分割ケース体の結合端面に例えば、7箇所のビス締め結合部を設定している場合には、7箇所のうち例えば3箇所のビス締めをサブ組付工程にて行って、組付体の搬送途中における分割ケース体の嵌合結合の外れを防止するようにしている。
【0008】
従って、7箇所のうち、残り4箇所のビス締めを最終組付工程で行うことになり、ビス締めを2工程に分断して行うので、作業性が悪いという問題がある。なお、ビス締めでなく、バネクリップ結合を用いる場合にも、バネクリップの装着作業を2工程に分断して行うので、やはり作業性が悪化する。
【0009】
本発明は上記点に鑑み、ビス締め、バネクリップ結合等の締結作業を必要とすることなく、両分割ケース体の嵌合組付状態を保持できるケース結合構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下の点に着目して上記目的を達成するための技術的手段を案出したものである。
【0011】
すなわち、本発明の対象とするケース結合構造においては、第1、第2の分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)を互いに突き合わせて、両分割ケース体(11、12)を一体に結合するに当たり、
両分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)のいずれか一方から他方へ向かって突出するボス部(42)を設け、このボス部(42)を、他方の結合端面(11a、12a)に形成された嵌合凹部(43)に嵌入することにより、両分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)の嵌合位置決めを行うようになっている。
ここで、ボス部(42)および嵌合凹部(43)は結合端面(11a、12a)の複数箇所に局部的に分散形成されるものである。
【0012】
そこで、本発明では、上記ボス部(42)と嵌合凹部(43)との嵌合構造に着目して、この嵌合構造部に両分割ケース体の嵌合組付状態を保持する機能を付与するようにして、上記目的を達成するものである。
【0013】
具体的には、請求項1に記載の発明では、第1、第2の分割ケース体(11、12)の結合端面(11a,12a)のいずれか一方から他方へ向かって突出するように形成されたボス部(42)に、スリット(42a)を形成するとともに、
前記両結合端面(11a,12a)の他方側に形成され、ボス部(42)が嵌入される嵌合凹部(43)に、スリット(42a)内に圧入される圧入部(44)を形成し、
ボス部(42)を嵌合凹部(43)に嵌入し、圧入部(44)をスリット(42a)内に圧入することにより、ボス部(42)を外側に押し広げてボス部(42)の外側面が嵌合凹部(43)の内壁面に圧着するようになっていることを特徴とする。
【0014】
これにより、ボス部(42)の外側面と嵌合凹部(43)の内壁面との間に強制圧着による摩擦保持力を作用させて、両分割ケース体(11、12)の嵌合組付状態を保持できる。したがって、ビス締め、バネクリップ結合等の締結作業を必要とすることなく、ケース嵌合組付状態を保持できる。
【0015】
請求項2に記載のように、本発明はボス部(42)を嵌合凹部(43)に嵌入した状態で、第1、第2の分割ケース体(11、12)を一体に結合する結合部材(25)を備えているケース結合構造に適用される。
【0016】
請求項3に記載の発明のように、結合部材は、具体的にはねじ手段(25)を用いることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明のように、圧入部(44)は、具体的には、円柱状、断面長円状、および平板状のいずれか1つの形状にて形成すればよい。
請求項に記載の発明では、スリット(42a)はその中央部に円形部(42b)を有しており、圧入部(44)は円形部(42b)に圧入される円柱状の本体部(44b)を有していることを特徴とする。
【0018】
これによると、スリット(42a)側の円形部(42b)と圧入部(44)側の円柱状本体部(44b)との円形嵌合により、圧入部(44)の圧入工程を滑らかに実行できる。
【0019】
請求項に記載の発明では、圧入部(44)の円柱状本体部(44b)の根本部に、ボス部(42)の押し広げ量を増大するテーパ部(44c)が形成されていることを特徴とする。
【0020】
これによると、テーパ部(44c)によりボス部(42)の押し広げ量を増大できるので、ボス部(42)の寸法バラツキにかかわらず、ボス部(42)の外側面を嵌合凹部(43)の内壁面に確実に圧着できる。従って、ボス部(42)の外側面と嵌合凹部(43)の内壁面との間の摩擦保持力を、寸法バラツキを吸収して確実に確保できる。
【0021】
請求項に記載の発明では、ボス部(42)は、第1、第2の分割ケース体(11、12)のいずれか一方に樹脂により一体成形され、また、嵌合凹部(43)および圧入部(44)は、第1、第2の分割ケース体(11、12)の他方に樹脂により一体成形されていることを特徴とする。
【0022】
これにより、樹脂の一体成形にてボス部(42)、嵌合凹部(43)および圧入部(44)を容易に形成できる。
【0023】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す一実施形態について説明する。本実施形態は車両用空調装置のヒータユニットのケース結合構造に適用した例である。図1は、車両用空調装置のヒータユニット10の分解斜視図で、図中の矢印は車両搭載時の上下、左右、前後方向を示す。
【0025】
ヒータユニット10のケースは、種々の空調機器を収容し、かつ、車室内へ向かって送風される空気の通路を構成するものであって、本例では、このケースを、上下分割された2つの分割ケース体11、12により構成している。この分割ケース体11、12はポリプロピレンのようなある程度の弾性を有する強度的にも優れた樹脂材料で概略断面U形状に形成され、断面U形状の端面部分が相互の結合端面11a,12aとなっている。
【0026】
2つの分割ケース体11、12により構成される空間内には、2枚の連動操作される温度調整用エアミックスドア13、14、空気加熱用の温水式ヒータコア(暖房用熱交換器)15、デフロスタドア16、フェイスドア17、フットドア18等の空調機器が収容される。
【0027】
上側の分割ケース体11の上面部に、ヒータコア挿入口15a、デフロスタドア16により開閉されるデフロスタ開口部19が開口している。また、上側の分割ケース体11の車両後方側の部位に開口している開口部20にはフェイス用三方分岐箱21が接続され、この三方分岐箱21にはセンターフェイス開口部21aと左右のサイドフェイス開口部21bが設けられている。
【0028】
また、下側の分割ケース体12にフットドア18により開閉されるフット開口部22が開口しており、このフット開口部22にフット吹出ダクト23が接続される。上下の分割ケース体11、12の左側部(助手席側部)に図示しない送風機・冷却ユニットからの送風空気が流入する空気流入口24が設けられている。
【0029】
図2は上側分割ケース体11の上面図で、図3は下側分割ケース体12の上面図である。分割ケース体11、12相互の結合端面11a,12aにはビス25(図1)を用いたねじ結合部26〜32を所定間隔で複数箇所(本例では7箇所)設置している。これらのねじ結合部26〜32は、それぞれ、分割ケース体11、12の結合端面11a,12aから外方側へ突き出す突出形状に成形され、この突出部に取付穴部33、34(図2、3)を設けている。下側分割ケース体12の取付穴部34はビス25をねじ込むタッピング下穴である。この取付穴部33、34にビス25を通してねじ結合部26〜32を締め付け固定するようになっている。
【0030】
また、分割ケース体11、12相互の結合端面11a,12aには、上記ねじ結合部26〜32の他に位置決め嵌合部35〜40を複数箇所(本例では6箇所)設置している。この位置決め嵌合部35〜40は、上下の両分割ケース体11、12の結合端面11a,12aを突き合わせて嵌合、組付する際に、その嵌合位置の位置決めを行うものであって、具体的には次のような構成になっている。
【0031】
図4〜図6は上記位置決め嵌合部35〜40の具体例を示すもので、上下の両分割ケース体11、12のいずれか一方、例えば、下側の分割ケース体12の結合端面12aには、この結合端面12aから他方(上側)の結合端面11a側へ突出するように円柱状のボス部42が一体成形してある。
【0032】
そして、他方(上側)の結合端面11aにはボス部42を嵌入する円形の嵌合凹部43が設けてある。ここで、ボス部42の外径d1は、例えば、5.6mmであり、これに対して、円形の嵌合凹部43の内径d2は、例えば、5.8mmであり、ボス部42の外径d1より若干大きく(d2>d1)してある。また、ボス部42の高さh1は例えば、10mmで、嵌合凹部43の深さh2(例えば、10.5mm)より若干小さく(h1<h2)してある。
【0033】
更に、円柱状のボス部42にはその中心部を通るスリット42aが頂部から根本部へ向かって軸方向に延びるように形成してある。ここで、スリット42aの幅w1は例えば、1mmであり、この一定の幅wでスリット42aは軸方向(上下方向)に直線的に延びる。スリット42aの中央部には幅wより大きい径寸法d3(例えば、1.8mm)を持つ円形部42bが形成してある。また、ボス部42の先端には先細り形状のテーパ部42cが形成してある。
【0034】
一方、円形の嵌合凹部43には、両分割ケース体11、12の嵌合、組付によりスリット42a内に圧入される圧入部44が一体成形してある。ここで、圧入部44は円形の嵌合凹部43の底部の中心部からボス部42側へ向かって立ち上がる概略円柱状の形状であり、その高さh3は例えば、7mmであり、スリット42aの深さh4(例えば、8mm)より若干小さく(h3<h4)してある。
【0035】
そして、圧入部44はその軸方向(上下方向)において次の3つの部分に区分されている。すなわち、圧入部44の先端部にはテーパ部44aを形成し、この先端テーパ部44aの先端径d4をスリット42aの中央円形部42bの径d3より小さい寸法(例えば、1mm)に設定することにより、圧入部43aをスリット42a内に容易に挿入できるようにしてある。
【0036】
この先端テーパ部44aの次に外径d5が一定の円柱状をなす本体部44bを形成している。本体部44bの外径d5は例えば、2.5mmであり、スリット42aの中央円形部42bの径d3より大きく(d5>d3)してあるので、本体部44bのスリット42a内への圧入により円柱状ボス部42を外側へ押し広げることができる。
【0037】
この本体部44bよりも根本側にテーパ部44cを形成している。この根本テーパ部44cの外径は、本体部44b側から嵌合凹部43の底部側へ向かって徐々に大きくなるようにしてあり、根本テーパ部44cの最大外径(圧入部の根本部位の外径)d6は例えば、3mmである。この根本テーパ部44cの形成によって、ボス部42の外径寸法にバラツキがあってもボス部42を押し広げて嵌合凹部43の内壁面に確実に押し付けることができる。
【0038】
また、両結合端面11a,12aには帯状の雄雌嵌合部45(図6)を構成して、結合端面11a,12a間のシール性を向上させるようにしてある。この雄雌嵌合部45は結合端面11a,12aのシール必要箇所の全長にわたって帯状に延びるものである。具体的には両結合端面11a,12aのうち、ボス部42が形成されている側の結合端面12aに、他方の結合端面11a側へ向かって突出する帯状凸部46(図5)を形成する。そして、嵌合凹部43が形成されている側の結合端面11aに、帯状凸部46が嵌入される帯状凹溝47(図4)を形成する。
【0039】
ここで、帯状凸部46の幅w2は図5に示すようにボス部42の径d1より小さく、また、帯状凸部46の高さh5はボス部42の高さh1より低くしてある。したがって、帯状凹溝47の深さh6および幅w3も嵌合凹部43の深さh2および内径d2より小さい寸法関係になっている。
【0040】
次に、上記構成においてヒータユニット10の組付方法を説明すると、先ず、サブ組付工程(第1次組付工程)を行う。
【0041】
このサブ組付工程では、下側の分割ケース体12内に、エアミックスドア13、14、フェイスドア17等の空調機器を収容し、その後に、下側の分割ケース体12の結合端面12aと上側の分割ケース体11の結合端面11aとを突き合わせて嵌合、組付する。
【0042】
このケース嵌合、組付作業を更に詳述すると、両分割ケース体11、12の結合端面11a,12aを接近させていくと、最初に、位置決め嵌合部35〜40において下側分割ケース体12側のボス部42の先端テーパ部42cが上側分割ケース体11側の円形嵌合凹部43内に挿入される。
【0043】
この後、両結合端面11a,12aの接近を継続すると、次に、嵌合凹部43内の円柱状圧入部44の先端テーパ部44aが、ボス部42のスリット42aの中央円形部42b内に挿入され、更に、圧入部44の本体部44bが中央円形部42b内に挿入されるようになる。
【0044】
本体部44bの外径d5は中央円形部42bの内径d3より大であるため、本体部44bは中央円形部42b内に圧入され、ボス部42のスリット42aにより2分割された部分を外側へ押し広げて、ボス部42の外側面を円形嵌合凹部43の内壁面に押し付ける。更に、圧入部44の根本テーパ部44cがボス部42の外側への押し広げを一層増進するので、ボス部42の外径寸法の製造バラツキにかかわらず、ボス部42の外側面を円形嵌合凹部43の内壁面に確実に押し付けることができる。
【0045】
そして、上記ボス部42と円形嵌合凹部43の嵌合により、両結合端面11a,12aの嵌合位置の位置決めができるので、両結合端面11a,12aの接近過程の途中にて、帯状凸部46の先端と帯状凹溝47との嵌合が開始され、両結合端面11a,12aが図6のように当接した状態では、帯状凸部46と帯状凹溝47との嵌合が完了し、上下の分割ケース体11、12の嵌合、組付を終了できる。
【0046】
ところで、上下の分割ケース体11、12の嵌合、組付を終了した状態では、図6のようにボス部42のスリット42aに円形嵌合凹部43側の圧入部44を圧入することにより、ボス部42を外側へ押し広げて、ボス部42の外側面を円形嵌合凹部43の内壁面に押し付けるので、ボス部42と嵌合凹部43との間に摩擦保持力を作用させることができる。
【0047】
このため、ビス25によりねじ結合部26〜32の締結を一切しなくても、上下の分割ケース体11、12の組付状態を仮固定できる。従って、上下の分割ケース体11、12の嵌合、組付を終えるとサブ組付工程を終了することができ、このサブ組付体をそのまま次の最終組付工程(第2次組付工程)の実施部位に搬送できる。
【0048】
次に、最終組付工程について説明する。最終組付工程では、デフロスタ開口部19からデフロスタドア16を、また、フット開口部22からフットドア18をそれぞれ上記サブ組付体の内部に組み込むとともに、ヒータコア15を上側分割ケース体11のヒータコア挿入口15aから上記サブ組付体の内部に組み込む。また、三方分岐箱21、フット吹出ダクト23等の機器を上記サブ組付体の外面側に組み付ける。また、ビス25により各ねじ結合部26〜32の締結を行う。
【0049】
ビス25の締結作業を7箇所すべて最終組付工程でまとめて行うことができ、作業効率を向上できる。また、ビス25の締結作業をロボット組付により行うこともできる。
【0050】
更に、ボス部42と嵌合凹部43との間の摩擦保持力により、上下の分割ケース体11、12の組付状態の保持力を得ることができるので、ビス25によるねじ結合部26〜32の設置数を減少できるという効果を発揮できる。
【0051】
(他の実施形態)
なお、上記の一実施形態では、2つの分割ケース体11、12を一体に結合する結合する結合部材として、ビス25のようなねじ手段を用いる場合について説明したが、ねじ手段の代わりに金属ばね材からなるC状のばねクリップを用い、このC状のばねクリップを結合端面11a,12aの突出部に装着し、ばねクリップの弾性力を結合端面11a,12a相互の押し付け方向に作用させることにより、2つの分割ケース体11、12を一体に結合するようにしてもよい。
【0052】
また、圧入部44の形状を円柱状とせずに、例えば、断面長円状とか、平板状の形状にすることも可能である。
【0053】
また、上記の一実施形態では、車両用空調装置のヒータユニット10の分割ケース体11、12の結合構造について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、車両用空調装置のクーラユニット、送風機ユニットの分割ケース体の結合構造に適用できる。
【0054】
また、本発明のケース結合構造は、ダクトのように空気通路を形成するだけで、内部に機器を収容しない構造に対しても同様に適用できる。このダクトのような小物部品の場合には、分割ケース体の結合力(組付保持力)が小さくすむので、ビス25によるねじ結合部26〜32やばねクリップによる結合部を全廃して、ボス部42のスリット42aと嵌合凹部43側の圧入部44との圧入によりボス部42と嵌合凹部43との間に摩擦保持力を作用させるだけにすることができる。これにより、分割ケース体の結合構造を大幅に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両用空調装置のヒータユニットの概略分解斜視図である。
【図2】図1の上側分割ケースの上面図である。
【図3】図1の下側分割ケースの上面図である。
【図4】(a)は図1、2の上側分割ケース側の嵌合位置決め部の断面図、(b)は(a)の正面図である。
【図5】(a)は図1、3の下側分割ケース側の嵌合位置決め部の断面図、(b)は(a)の上面図である。
【図6】図4、5の嵌合位置決め部の組付終了後の断面図である。
【符号の説明】
10…ヒータユニット、11、12…分割ケース体、
11a、12a…結合端面、42…ボス部、43…嵌合凹部、44…圧入部。

Claims (7)

  1. 結合端面(11a)を有する第1の分割ケース体(11)と、
    前記第1の分割ケース体(11)の結合端面(11a)に対応する結合端面(12a)を有する第2の分割ケース体(12)とを備え、
    前記両結合端面(11a、12a)同士を互いに突き合わせて前記第1、第2の分割ケース体(11、12)を一体に結合するケース結合構造において、
    前記第1、第2の分割ケース体(11、12)の前記結合端面(11a、12a)のいずれか一方から他方へ向かって突出するように形成されたボス部(42)と、
    前記結合端面(11a、12a)の他方に前記ボス部(42)が嵌入されるように形成された嵌合凹部(43)とを備え、
    前記ボス部(42)および前記嵌合凹部(43)は前記結合端面(11a、12a)の複数箇所に局部的に分散形成されるものであり、
    前記複数個のボス部(42)にスリット(42a)を形成するとともに、前記複数個の嵌合凹部(43)に前記スリット(42a)内に圧入される圧入部(44)を形成し、
    前記複数個のボス部(42)を前記複数個の嵌合凹部(43)に嵌入し、前記圧入部(44)を前記スリット(42a)内に圧入することにより、前記ボス部(42)を外側に押し広げて前記ボス部(42)の外側面が前記嵌合凹部(43)の内壁面に圧着するようになっていることを特徴とするケース結合構造。
  2. 前記ボス部(42)を前記嵌合凹部(43)に嵌入した状態で、前記第1、第2の分割ケース体(11、12)を一体に結合する結合部材(25)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。
  3. 前記結合部材は、ねじ手段(25)であることを特徴とする請求項2に記載のケース結合構造。
  4. 前記圧入部(44)は、円柱状、断面長円状、および平板状のいずれか1つの形状からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のケース結合構造。
  5. 前記スリット(42a)はその中央部に円形部(42b)を有しており、前記圧入部(44)は前記円形部(42b)に圧入される円柱状の本体部(44b)を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のケース結合構造。
  6. 前記圧入部(44)の前記円柱状本体部(44b)の根本部に、前記ボス部(42)の押し広げ量を増大するテーパ部(44c)が形成されていることを特徴とする請求項に記載のケース結合構造。
  7. 前記ボス部(42)は、前記第1、第2の分割ケース体(11、12)のいずれか一方に樹脂により一体成形され、
    また、前記嵌合凹部(43)および前記圧入部(44)は、前記第1、第2の分割ケース体(11、12)の他方に樹脂により一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のケース結合構造。
JP2000374291A 2000-12-08 2000-12-08 ケース結合構造 Expired - Fee Related JP3740979B2 (ja)

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