JP2001322418A - ケーシングの嵌合構造 - Google Patents

ケーシングの嵌合構造

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JP2001322418A
JP2001322418A JP2000140557A JP2000140557A JP2001322418A JP 2001322418 A JP2001322418 A JP 2001322418A JP 2000140557 A JP2000140557 A JP 2000140557A JP 2000140557 A JP2000140557 A JP 2000140557A JP 2001322418 A JP2001322418 A JP 2001322418A
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JP2000140557A
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Hiroshi Matsuura
洋 松浦
Tadashi Shimizu
正 志水
Tadashi Hirasawa
忠 平澤
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Shimizu Industry Co Ltd
Denso Corp
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Shimizu Industry Co Ltd
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合部分が空調ケーシング外に大きく突出す
ることを抑制する。 【解決手段】 第1係止用突起部114を嵌合用溝部1
13内のうち外側の対向壁111に設けるとともに、対
向壁111のうち第1係止用突起部114が設けられて
いる部位に対向壁111を貫通する貫通穴115を設け
る。これにより、嵌合部130が空調ケーシング100
外に大きく突出することを抑制することができるので、
空調ケーシング100の車両への搭載性を向上させるこ
とができる。また、嵌合用突起部121及び嵌合用溝部
113を嵌合部130全域に渡って連続的に形成するこ
とにより、嵌合部130全域に渡って風漏れなく両ケー
シング部材110、120を嵌合組み付けすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも第1ケ
ーシング部材と第2ケーシング部材とを嵌合することに
より構成されて流体の通路をなすケーシングの嵌合構造
に関するもので、車両用空調装置の空気通路を構成する
空調ケーシングに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】ケーシングの嵌合構造として、例えば特
開平8−207550号公報に記載の発明では、第1ケ
ーシング部材の嵌合用溝部に第2ケーシング部材の嵌合
用突起部を嵌合させるとともに、第1ケーシング部材
(空気通路)の外側に設けられた第1係止用突起部に第
2ケーシング部材(空気通路)の外側に設けられた第2
係止用突起部を係止することより両ケーシング部材の嵌
合状態を保持(維持)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の発明では、ケーシング部材の外側に係止用突起部が
設けられているので、嵌合部分がケーシング外に比較的
大きく突出した形状となり、ケーシングの搭載性が低い
という問題を有している。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、嵌合部分がケー
シング外に大きく突出することを抑制することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、少なくとも
第1ケーシング部材(110)と第2ケーシング部材
(120)とを嵌合することにより構成され、流体の通
路をなすケーシングに適用される、ケーシングの嵌合構
造であって、第1ケーシング部材(110)のうち第2
ケーシング部材(120)との嵌合部(130)に、所
定の隙間を有して面した一対の対向壁(111、11
2)を備える嵌合用溝部(113)を設け、第2ケーシ
ング部材(120)のうち第1ケーシング部材(11
0)との嵌合部(130)に、嵌合用溝部(113)に
勘合する嵌合突起部(121)を設け、一対の対向壁
(111、112)のうち一方側の対向壁(111)
に、他方側の対向壁(112)に向けて突出する第1係
止用突起部(114)を設け、さらに、第1係止用突起
部(114)に係止される第2係止用突起部(122)
を嵌合突起部(121)に設けたことを特徴とする。
【0006】これにより、第1係止用突起部(114)
が嵌合用溝部113内に位置していることとなるので、
上記公報に記載のごとく、第1ケーシング部材(空気通
路)の外側に第1係止用突起部を設ける場合に比べて、
嵌合部(130)がケーシング外に大きく突出すること
を抑制することができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、一対の対向壁
(111、112)のうち第1係止用突起部(114)
が設けられた対向壁(111)には、この対向壁(1
1)を貫通する貫通穴(115)が設けられていること
を特徴とする。
【0008】これにより、貫通穴(115)からドライ
バ等の治工具を容易に嵌合部(130)に挿入すること
ができるので、両ケーシング部材(110、120)を
嵌合組み付けした後でも、容易にケーシングを分解する
ことができ、十分な整備性を確できる。
【0009】また、第1係止用突起部(114)が設け
られている部位に貫通穴(115)が形成されているの
で、貫通穴(115)から成型用金型を挿入することに
より、嵌合用溝部(113)内に容易に第1係止用突起
部(114)を成形することができる。
【0010】延いては、型構造が簡便なものとすること
ができるので、型費を低減することができ、ケーシング
の製造原価低減を図ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明では、貫通穴(11
5)は、流体の通路の外側に位置していることを特徴と
する。
【0012】これにより、ドライバ等の治工具をより容
易に嵌合部(130)に挿入することができるので、整
備性をさらに向上させることができる。
【0013】請求項4に記載の発明では、嵌合用溝部
(113)及び嵌合突起部(121)は、嵌合部(13
0)全域に渡って連続的に形成されていることを特徴と
する。
【0014】これにより、嵌合部(130)全域に渡っ
て風漏れなく両ケーシング部材(110、120)を嵌
合組み付けすることができる。
【0015】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0016】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係るケー
シングの嵌合構造を車両用空調装置の空調ケーシングに
適用したもので、図1は空調ケーシング100の斜視図
である。なお、空調ケーシング100は、車室内に吹き
出す空気(空調風)の空気通路をするとともに、空気を
冷却する蒸発器や空気を加熱するヒータコア等の空調用
熱交換器を収納するものである。
【0017】空調ケーシング100は、樹脂(本実施形
態では、ポリプロピレン)製の第1ケーシング部材(上
ケーシング)110と第2ケーシング部材(下ケーシン
グ)120とを嵌合組み付けすることにより構成された
もので、130は両ケーシング部材110、120の嵌
合部である。
【0018】図2は嵌合部130の拡大断面図であり、
図3(a)は嵌合部130の嵌合状態を解除した状態を
示す断面図であり、図3(b)は図3(a)の側面図で
ある。
【0019】そして、第1ケーシング110のうち第2
ケーシング120との嵌合部131には、図3(b)に
示すように、所定の隙間を有して面した一対の対向壁1
11、112を備える嵌合用溝部113が設けられてお
り、この嵌合用溝部113は、嵌合部130全域に渡っ
て連続的に形成されている。
【0020】また、第2ケーシング120のうち第1ケ
ーシング110との嵌合部132には、嵌合用溝部11
3に勘合する嵌合突起部121が設けられており、この
嵌合用突起部121も嵌合用溝部113と同様に、嵌合
部130全域に渡って連続的に形成されている。
【0021】そして、一対の対向壁111、112のう
ち一方側の対向壁(本実施形態では、外側の対向壁11
1)には、他方側の対向壁(本実施形態では、内側の対
向壁112)に向けて突出する第1係止用突起部114
が一体成形され、一方、嵌合用突起部121のうち第1
係止用突起部114に対応する部位には、第1係止用突
起部114に係止される第2係止用突起部122が一体
成形されている。
【0022】なお、第2係止用突起部122は、第2係
止用突起部122から第2ケーシング部材120の嵌合
方向D2後退側に掛けて肉厚を薄くすることにより第2
係止用突起部122を浮き上がらせるようにして突出さ
せたものである。
【0023】一方、空気通路の外側に位置する対向壁1
11には、図3(a)、(b)に示すように、対向壁1
11を貫通する貫通穴(スリット)115が形成されて
おり、この貫通穴115からドライバ等の治工具を挿入
することにより嵌合部130の嵌合状態を解除する。
【0024】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0025】本実施形態によれば、第1係止用突起部1
14が対向壁111に設けられているので、第1係止用
突起部114が嵌合用溝部113内に位置していること
となる。したがって、上記公報に記載のごとく、第1ケ
ーシング部材(空気通路)の外側に第1係止用突起部を
設ける場合に比べて、嵌合部130が空調ケーシング1
00外に大きく突出することを抑制することができるの
で、空調ケーシング100の車両への搭載性を向上させ
ることができる。
【0026】また、一対の対向壁111、112のうち
第1係止用突起部114が設けられている部位には、対
向壁111を貫通する貫通穴115が形成されているの
で、ドライバ等の治工具を容易に嵌合部130に挿入す
ることができる。したがって、両ケーシング部材11
0、120を嵌合組み付けした後でも、容易に空調ケー
シング100を分解することができるので、十分な整備
性を確保できる。
【0027】また、貫通穴115が、空気通路の外側に
位置する対向壁111に設けられているので、ドライバ
等の治工具をより容易に嵌合部130に挿入することが
でき、整備性をさらに向上させることができる。
【0028】また、嵌合用突起部121及び嵌合用溝部
113は、嵌合部130全域に渡って連続的に形成され
ているので、嵌合部130全域に渡って風漏れなく両ケ
ーシング部材110、120を嵌合組み付けすることが
できる。
【0029】なお、上記従来の技術では、嵌合用突起部
は嵌合部全域に渡って連続的に形成されておらず、嵌合
用突起部のうち係止用突起部が設けられている部位に
は、その一部を削除したスリット部が形成されているの
で、このスリット部から風漏れが発生し易い。
【0030】また、第1係止用突起部114が設けられ
ている部位に貫通穴115が形成されているので、図4
に示すように、貫通穴115から成型用金型(キャビテ
ィ)を挿入することにより、嵌合用溝部113内に容易
に第1係止用突起部114を成形することができる。延
いては、型構造が簡便なものとすることができるので、
型費を低減することができ、空調ケーシング100の製
造原価低減を図ることができる。
【0031】なお、図4中、C1は成型用金型(キャビ
ティ)であり、C2は成型用金型(コア)であり、C3
は可動型板であり、SはC1〜C4の型合わせ面であ
る。
【0032】ところで、上述の実施形態では、空調ケー
シングを例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その他のケーシングの嵌合構造に
も適用することができる。
【0033】また、上述の実施形態では、貫通穴115
が設けられていたが、貫通穴115を廃止してもよい。
【0034】また、上述の実施形態では、貫通穴115
が外側の対向壁111に設けられていたが、内側の対向
壁112に設けてもよい。
【0035】また、上述の実施形態では、第1係止用突
起部114が外側の対向壁111に設けられていたが、
内側の対向壁112に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る空調ケーシングの斜視
図である。
【図2】本発明の実施形態に係る空調ケーシングにおけ
る嵌合部の拡大断面図である。
【図3】(a)は嵌合部の嵌合状態を解除した状態を示
す断面図であり、(b)は(a)の側面図である。
【図4】第1ケーシング部材の嵌合部を成形する型構造
を示す説明図である。
【符号の説明】
110…第1ケーシング部材、111、112…対向
壁、113…嵌合用溝部、114…第1係止用突起部、
115…貫通穴、120…第2ケーシング部材、121
…嵌合用突起部、122…第2係止用突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志水 正 愛知県刈谷市一ツ木町茶煎坊下1番地 シ ミズ工業株式会社内 (72)発明者 平澤 忠 愛知県刈谷市一ツ木町茶煎坊下1番地 シ ミズ工業株式会社内 Fターム(参考) 3L011 BP01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1ケーシング部材(11
    0)と第2ケーシング部材(120)とを嵌合すること
    により構成されて、流体の通路をなす樹脂製ケーシング
    に適用される嵌合構造であって、 前記第1ケーシング部材(110)のうち前記第2ケー
    シング部材(120)との嵌合部(130)に、所定の
    隙間を有して面した一対の対向壁(111、112)を
    備える嵌合用溝部(113)を設け、 前記第2ケーシング部材(120)のうち前記第1ケー
    シング部材(110)との嵌合部(130)に、前記嵌
    合用溝部(113)に勘合する嵌合突起部(121)を
    設け、 前記一対の対向壁(111、112)のうち一方側の対
    向壁(111)に、他方側の対向壁(112)に向けて
    突出する第1係止用突起部(114)を設け、 さらに、前記第1係止用突起部(114)に係止される
    第2係止用突起部(122)を前記嵌合突起部(12
    1)に設けたことを特徴とするケーシングの嵌合構造。
  2. 【請求項2】 前記一対の対向壁(111、112)の
    うち前記第1係止用突起部(114)が設けられた対向
    壁(111)には、この対向壁(11)を貫通する貫通
    穴(115)が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載のケーシングの嵌合構造。
  3. 【請求項3】 前記貫通穴(115)は、前記流体の通
    路の外側に位置していることを特徴とする請求項2に記
    載のケーシングの嵌合構造。
  4. 【請求項4】 前記嵌合用溝部(113)及び前記嵌合
    突起部(121)は、前記嵌合部(130)全域に渡っ
    て連続的に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1つに記載のケーシングの嵌合構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082451A (ja) * 2007-03-15 2013-05-09 Valeo Klimasyst Gmbh 空調装置筐体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013082451A (ja) * 2007-03-15 2013-05-09 Valeo Klimasyst Gmbh 空調装置筐体

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