JP3876536B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用空調装置におけるヒータコアパイプのクランプ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置におけるヒータコアにおいては温水(エンジン冷却水)を循環するための温水出入口パイプをタンク部に備えている。ヒータコアは、一般にアルミニウムの一体ろう付け品であり、出入口パイプもタンク部に一体ろう付けされる。
【0003】
ところで、ヒータコアは空調装置の空気通路を形成するケース内に収納され、出入口パイプはケース外部へ突出されて温水回路の配管と接続される。この場合、出入口パイプは適宜のクランプ手段によりケースに支持、固定される。
図5は従来の出入口パイプのクランプ構造の一例であり、ヒータコアの出入口パイプ7、8の外周面を2枚の鉄板製クランプ13、14により挟持して保持するものである。2枚の鉄板製クランプ13、14相互は1本のビス15により締めつけ固定し、また、2枚の鉄板製クランプ13、14はそれぞれ左右の2か所(合計4か所)にてタッピングねじ16により空調装置の樹脂製ケース(図示せず)に締めつけ固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この図5の従来構造によると、鉄板製クランプ13、14:2枚、タッピングねじ16:4本、およびビス15:1本が必要となり、部品点数増加によりコスト高となる。
また、組付工程においても、ケースにヒータコアを組付けた後に、図5の下側の鉄板製クランプ14をタッピングねじ16でケースの2か所に締めつけ固定する。その後に、図5の上側の鉄板製クランプ13を下側クランプ14との間で出入口パイプ7、8を挟持するように組付け、その後に、タッピングねじ16で上側の鉄板製クランプ13をケースの2か所に締めつけ固定する。そして、最後に、上下の2枚の鉄板製クランプ13、14同志をビス15で締めつけ固定する。
【0005】
このように、工程数の多い組付手順が必要であるので、組付コストも高くなってしまう。
図6はさらに別のタイプの従来のクランプ構造例であり、出入口パイプ7、8の途中に、アルミニウム等の金属製クランプ17、18をろう付けし、このクランプ17、18をタッピングねじ19でケースに締めつけ固定している。
【0006】
これによると、出入口パイプ7、8とクランプ17、18との結合のためにろう付けという面倒な特別作業が必要となり、コスト高になる。また、出入口パイプ7、8にろう付けされたクランプ17、18をケースに固定するため、ケース内でのヒータコア位置がクランプ17、18の位置により影響されることになり、クランプ17、18の位置のばらつき等によりヒータコアとケース内壁との間に隙間が発生して、シール不良(空気洩れ)が発生する。
【0007】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、車両用空調装置におけるヒータコアパイプのクランプ構造の低コスト化を図ることを目的とする。
また、本発明は車両用空調装置におけるヒータコアパイプのクランプ構造において、ヒータコアのシール不良を防止することを他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1ないし5記載の発明では、ケース(9)に温水式ヒータコア(1)を挿入するための挿入口(9c)を設け、温水式ヒータコア(1)の入口パイプ(7)および出口パイプ(8)にそれぞれ対応して、ケース(9)の挿入口(9c)の周縁部に、取付ボス部(9e)およびガイド部(9f)を設け、
一方、入口パイプ(7)および出口パイプ(8)にそれぞれ組付けられるクランプ(10)を弾性を有する樹脂材料により成形し、クランプ(10)には、入口パイプ(7)および出口パイプ(8)が挿通可能で、円周方向に弾性変形可能な円筒状の本体部(10a)と、本体部(10a)から径方向外方へ突出して、ガイド部(9f)の内壁面に嵌合保持される係止爪(10f)と、本体部(10a)から径方向外方へ突出する取付座(10d)とを一体に成形し、
クランプ(10)の本体部(10a)を入口パイプ(7)および出口パイプ(8)にそれぞれ挿通して、係止爪(10f)をガイド部(9f)の内壁面により嵌合保持することにより、本体部(10a)にて入口パイプ(7)および出口パイプ(8)を保持し、さらに、取付座(10d)を取付ボス部(9e)に締結手段(11)により締めつけ固定することを特徴としている。
【0009】
これによると、樹脂製クランプ(10)の弾性変形を利用して、クランプ(10)の係止爪(10f)をケース(9)のガイド部(9f)により嵌合保持することにより、クランプ(10)により出入口パイプ(7、8)をクランプできる。そして、クランプ(10)の取付座(10d)をケース(9)の取付ボス部(9e)に締めつけ固定することにより、クランプ(10)をケース(9)側に確実に固定できる。
【0010】
従って、2つのクランプ(10)と2つの締結手段(11)とにより、出入口パイプ(7、8)のクランプ構造を構成でき、図5の従来例に比して、部品点数を大幅に低減できる。しかも、組付工程数においても、本発明では樹脂製クランプ(10)を出入口パイプ(7、8)に組付ける工程と、樹脂製クランプ(10)を締結手段(11)によりケース(9)側に締めつけ固定するという2工程ですみ、従来例よりも大幅に低減できる。この結果、出入口パイプ(7、8)のクランプ構造に関するコストを大幅に低減できる。
【0011】
また、図6の従来例と比較しても、ろう付けが不要となり、組付コストを低減できる。しかも、図6の従来例では、ケース内でのヒータコア位置がクランプ17、18の位置により影響されてヒータコアのシール不良が発生するが、本発明では、ケース(9)内にヒータコア(1)を組付けた後に、出入口パイプ(7、8)にこれとは別体のクランプ(10)を組付ける構造であるから、クランプ(10)によりヒータコア(1)位置が影響を受けることがなく、ヒータコア(1)のシール不良を防止できる。
【0012】
請求項2記載の発明のごとく、ケース(9)を樹脂製とし、取付ボス部(9e)およびガイド部(9f)をケース(9)に一体成形すれば、これら取付ボス部およびガイド部を簡単に低コストで形成できる。
また、請求項3記載の発明のごとく、取付座(10d)および取付ボス部(9e)にそれぞれ取付穴(10e、9g)を設け、締結手段として、取付座(10d)の取付穴(10e)を通して取付ボス部(9e)の取付穴(9g)にねじ込むタッピングねじ(11)を用いれば、クランプ(10)の締めつけ固定を簡単、かつ確実に行うことができる。
【0013】
また、請求項4記載の発明のごとく、クランプ(10)の本体部(10a)に、薄肉部からなるヒンジ部(10c)と、切れ溝(10b)を形成すれば、本体部(10a)の円筒形状を円周方向に容易に弾性変形できる。
また、請求項5記載の発明のごとく、クランプ(10)の本体部(10a)に、温水式ヒータコア(1)の端面(1a)を押さえる押さえ片(10i)を形成すれば、クランプ(10)による出入口パイプ(7、8)の保持固定と同時に、ヒータコア(1)の押さえ(所定位置での固定)も簡単に行うことができる。
【0014】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1において、1は車両用空調装置における暖房用熱交換器を構成する温水式ヒータコアで、図示しない車両エンジンからの温水(エンジン冷却水)を熱源として空調空気を加熱するものである。ヒータコア1は、温水が流れる偏平チューブ2とこれに接合されるコルゲートフィン3とを並列に多数積層配置して構成される熱交換用コア部4を有している。
【0016】
そして、このコア部4のチューブ長手方向の一端側に温水入口タンク5を配置し、コア部4のチューブ長手方向の他端側に温水出口タンク6を配置している。温水入口タンク5には温水の入口パイプ7を、また、温水出口タンク6には温水の出口パイプ8をそれぞれ配置している。これらの各部材はいずれもアルミニウム材からなり、各部材相互の間はろう付けにて一体に接合されている。なお、出入口パイプ7、8は、温水入口タンク5と温水出口タンク6の側面部からタンク長手方向に直線状に延びるように配置されている。
【0017】
この温水式ヒータコア1は車両用空調装置の空気通路を構成する樹脂製ケース9内に収納される。この樹脂製ケース9は、本例では、図1の左右方向に2分割した右側ケース9aと左側ケース9bとにより構成され、この左右の両ケース9a、9bを図示しない金属ばねクリップ、ねじ等の締結手段により一体に締結することにより、1つのケース構造を形成する。ケース9内には、温水式ヒータコア1の他に、空気流れ制御用のドア類等の空調機器が収納される。
【0018】
樹脂製ケース9の左右の両ケース9a、9bを一体に締結した後に、ヒータコア1をケース9内に組付可能とするために、ケース9の側面部には左右の両ケース9a、9bにわたってヒータコア1の挿入穴9cが形成してある。この挿入穴9cはヒータコア1の側面の外形に沿った略長方形に形成してある。そして、この挿入穴9cの周縁部には、ヒータコア1の挿入(組付)をガイドするガイド部9dがケース9の表面から突出している。
【0019】
また、ケース9のうち、上記挿入穴9cの周縁部には、ヒータコア1の入口パイプ7と出口パイプ8との間隔と同一間隔でもって、取付ボス部9e、9eとガイド部9f、9fが2か所づつ対角線上に配置してある。取付ボス部9e、9eはタッピングねじ11をねじ込むための取付穴9g、9gを設けた略円筒状の形状である。また、ガイド部9f、9fは後述のクランプ10、10の係止爪10f、10fを挿入し、保持するためのもので、略半円筒状の形状であり、この取付ボス部9e、9eとガイド部9f、9fはいずれもケース9に樹脂成形で一体に形成することができる。
【0020】
一方、上記した出入口パイプ7、8を保持固定するために、2つのクランプ10、10を配備している。このクランプ10、10はポリプロピレンのようなある程度の弾性を有する樹脂にて、図2、3に詳細図示するように同一形状に成形されている。クランプ10、10の本体部10a、10aは略円筒状であるが、その円周方向の一部に軸方向全長にわたる切れ溝10b、10bと薄肉部からなるヒンジ部10c、10cとを有している。ヒンジ部10c、10cは取付座10d、10dの円周方向の両端側の2か所に形成してある。
【0021】
これにより、クランプ10、10の本体部10a、10aはヒンジ部10c、10cを中心として円周方向に弾性的に変形可能であり、かつヒンジ部10c、10cを中心として円周方向に本体部10a、10aを若干量広げることにより、本体部10a、10aの筒形状内に出入口パイプ7、8が挿通可能となるように筒形状の大きさを設定している。
【0022】
本体部10a、10aの高さ(円筒の軸方向寸法)は例えば、20mm程度の所定寸法を有するものであり、取付座10d、10dは、本体部10a、10aの円筒形状部の軸方向一端部から径方向の外方へアーム状に突出する形状に一体成形されている。そして、取付座10d、10dの径方向先端部にはタッピングねじ11を挿通する円形の取付穴10e、10eが開けてある。
【0023】
一方、本体部10a、10aにおいて、切れ溝10b、10bの両側には径方向の外方へ突出する係止爪10f、10fが一体成形されている。この係止爪10f、10fは、図3に示すように、ケース9に接近する側には径方向外方への突出量が小さくなるテーパ部10g、10gを形成し、かつ、ケース9から遠ざかる側には径方向外方への突出量が最大となるストレート部10h、10hを形成してある。
【0024】
ここで、テーパ部10g、10gのうち、最もケース9に接近する側の部位における径方向外方への突出量はガイド部9f、9fへの挿入を容易にするため、次のごとく設定してある。すなわち、本体部10a、10aの筒形状内に出入口パイプ7、8を挿通するために本体部10a、10aを円周方向に若干量広げた状態においても、テーパ部10gのうち、最もケース9に接近する側の部位がガイド部9fの円弧状内壁面の内側に位置(図4(a)参照)するようにしてある。
【0025】
また、ガイド部9fの先端部の内壁面側には、係止爪10f、10fの挿入作業を円滑にするために、面取り形状または円弧形状(R形状)が形成してある。また、係止爪10f、10fのストレート部10hの径方向先端面は図2に示すようにガイド部9fの円弧状内壁面と同一の曲率半径を持った円弧面(R形状)にしてある。
【0026】
また、本体部10a、10aにおいて、取付座10d、10d側の端部よりケース9側(すなわち、ヒータコア1側)へ向かって突出する押さえ片10i、10iが形成してある。この押さえ片10i、10iは図3に示すようにヒータコア1の端面1aを押さえつけて、ヒータコア1をケース9内の所定位置に固定するためのものである。
【0027】
ここで、組付寸法のばらつき等に影響されることなく、押さえ片10i、10iによる位置決め作用を確実に発揮するために、押さえ片10i、10iの先端部がヒータコア1の端面1aに当接した後に、取付座10d、10dが若干量弾性変形してガイド部9dと取付ボス部9eに接するように、押さえ片10i、10iの高さ寸法aを設定している。なお、本体部10a、10aと取付座10d、10dとの間には補強リブ10j、10jが形成されている。
【0028】
次に、上記構成において本実施形態の組付作業を説明すると、図1において、樹脂製ケース9の左右の両分割ケース9a、9bを図示しない締結手段により一体に締結した後に、ケース9の挿入穴9cからケース9内部へヒータコア1を単体の状態で挿入する。
次に、ケース9のガイド部9dの内側から外部へストレート状に突出している、ヒータコア1の入口パイプ7、出口パイプ8に対してそれぞれクランプ10、10を組付ける。このとき、各クランプ10、10の取付座10d、10dが取付ボス部9e、9e側に位置し、また、係止爪10f、10fがガイド部9f、9f側に位置するように、各クランプ10、10の向きを決めて、出入口パイプ7、8にそれぞれクランプ10、10を組付ける。
【0029】
このクランプ10、10の組付作業をより具体的に述べると、クランプ10、10の円筒状本体部10a、10aをヒンジ部10c、10cを中心として円周方向に若干量広げながら、本体部10a、10aの筒形状を出入口パイプ7、8の先端側から嵌合させる。そして、クランプ10、10を出入口パイプ7、8と嵌合したままケース9側へ移動させると、前述した寸法関係から、係止爪10f、10fのテーパ部10g、10gのうち、最もケース9に接近する側の部位が図4(a)のごとくガイド部9fの円弧状内壁面の内側に自然と挿入される。
【0030】
従って、この状態から、さらにクランプ10、10をケース9側へ移動させると、クランプ10、10の押さえ片10i、10iがヒータコア1の端面1aに当接して、クランプ10、10の移動が終了する。
このクランプ10、10の移動過程において、係止爪10f、10fではそのテーパ部10gを経て、ストレート部10h、10hがガイド部9f、9fの円弧状内壁面に嵌合する。ここで、ストレート部10h、10hは、ガイド部9f、9fの円弧状内壁面と同一形状、同一寸法の円弧状に形成してあるから、クランプ10、10の円筒状本体部10a、10aがヒンジ部10c、10cを中心として円周方向の縮小方向に弾性変形(図4(b)参照)して、円筒状本体部10a、10aの内周面が全面的に出入口パイプ7、8の外周面に圧着し、クランプ10、10により出入口パイプ7、8を確実に保持できる。これと同時に、この出入口パイプ保持状態が係止爪10f、10fとガイド部9f、9fとの係止により確実に維持される。
【0031】
次に、タッピングねじ11、11を取付座10d、10dの取付穴10e、10eを通して取付ボス部9e、9eの取付穴9g、9gにねじ込むことにより、クランプ10、10をケース9に締めつけ固定できる。
上記組付工程によると、ヒータコア1単体でケース9への挿入作業を行うから、ヒータコア組付時に、クランプ10、10とケース9との位置決めは一切不要であり、ヒータコア1の挿入作業が容易となる。また、クランプ10、10が出入口パイプ7、8とは別体であり、そして、ヒータコア1のケース9内への挿入終了後に、クランプ10、10の押さえ片10i、10iによりヒータコア1を押さえるだけであるから、ケース9内でのヒータコア1の組付位置がクランプ10、10により影響されない。その結果、ケース9内面とヒータコア1との間のシールを確実に行うことができ、ヒータコア1周囲における空気洩れを防止できる。
【0032】
また、クランプ10、10の出入口パイプ7、8への組付作業を樹脂材料の弾性変形を利用して別部品を必要とすることなく容易に行うことができる。また、クランプ10、10の組付と同時に、押さえ片10i、10iによりヒータコア1の押さえ(位置決め)を確実に行うことができる。
また、図1に示すように、ケース9の取付ボス部9e、9eとガイド部9f、9fを2か所づつ対角線上に配置して、クランプ10、10の係止爪10f、10fと、タッピングねじ11、11の締めつけ位置を対角線上に配置しているから、ヒータコア1の上下左右方向に対してタッピングねじ11、11の締めつけ力を均等に作用させることができる。
【0033】
(他の実施形態)
なお、上記の実施形態では、入口パイプ7および出口パイプ8が温水式ヒータコア1の側面からケース9の外部へストレート状に突出する場合について説明したが、クランプ10、10を弾性を有する樹脂で成形し、かつ、円筒状本体部10a、10aにヒンジ部10cと切れ溝10b、10bとを設けているから、円筒状本体部10a、10aを円周方向に弾性的に広げることができる。
【0034】
そのため、入口パイプ7および出口パイプ8の先端から円筒状本体部10a、10aを挿通せずに、入口パイプ7および出口パイプ8にその途中から円筒状本体部10a、10aを組付けることが可能である。従って、入口パイプ7および出口パイプ8が完全なストレート状でなく、先端側に曲がりがあっても、クランプ10、10の嵌合部に少なくともストレート部分があれば、本発明を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の組付作業の説明図である。
【図5】従来技術の一例の説明図である。
【図6】従来技術の他の例の説明図である。
【符号の説明】
1…ヒータコア、7、8…出入口パイプ、9…ケース、10…クランプ、
10a…本体部、10b…切れ溝、10c…ヒンジ部、10d…取付座、
10f…係止爪、11…タッピングねじ。
Claims (5)
- 空気通路を形成するケース(9)と、
前記ケース(9)内に収納され、空調空気を加熱する温水式ヒータコア(1)と、
前記温水式ヒータコア(1)に備えられ、前記温水式ヒータコア(1)に温水を入出させる入口パイプ(7)および出口パイプ(8)とを有し、
前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)が前記温水式ヒータコア(1)から前記ケース(9)の外部へ突出する車両用空調装置において、
前記ケース(9)に前記温水式ヒータコア(1)を挿入するための挿入口(9c)を設け、
前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)にそれぞれ対応して、前記ケース(9)の前記挿入口(9c)の周縁部に、取付ボス部(9e)およびガイド部(9f)を設け、
一方、前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)にそれぞれ組付けられるクランプ(10)を弾性を有する樹脂材料により成形し、
前記クランプ(10)には、前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)が挿通可能で、円周方向に弾性変形可能な円筒状の本体部(10a)と、前記本体部(10a)から径方向外方へ突出して、前記ガイド部(9f)の内壁面に嵌合保持される係止爪(10f)と、前記本体部(10a)から径方向外方へ突出する取付座(10d)とを一体に成形し、
前記クランプ(10)の本体部(10a)を前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)にそれぞれ挿通して、前記係止爪(10f)を前記ガイド部(9f)の内壁面により嵌合保持することにより、前記本体部(10a)にて前記入口パイプ(7)および前記出口パイプ(8)を保持し、
さらに、前記取付座(10d)を前記取付ボス部(9e)に締結手段(11)により締めつけ固定することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ケース(9)は樹脂製であり、前記取付ボス部(9e)および前記ガイド部(9f)が一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記取付座(10d)および前記取付ボス部(9e)にそれぞれ取付穴(10e、9g)が設けられており、
前記締結手段は前記取付座(10d)の取付穴(10e)を通して前記取付ボス部(9e)の取付穴(9g)にねじ込まれるタッピングねじ(11)であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。 - 前記クランプ(10)の本体部(10a)には、薄肉部からなるヒンジ部(10c)と、切れ溝(10b)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記クランプ(10)の本体部(10a)には、前記温水式ヒータコア(1)の端面(1a)を押さえる押さえ片(10i)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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