JP3740735B2 - Tcpハンドラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の電子回路部品とフレキシブル基板とを構成するテープ状の部材からなるTCPを、電子回路部品の検査を行うために、TCPの供給,巻き取り及び検査機構への接離機構を備えたTCPハンドラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶ディスプレイは、液晶パネルにドライバ回路を接続することにより構成されるが、ドライバ回路はフレキシブル基板を有し、このフレキシブル基板にはLSI(Large Scale Integration )が搭載されると共に、入出力リードが設けられ、ACF(Anisotropic Conductive Film )を用いてTAB(Tape Automated Bonding)方式で液晶セルに実装される。ドライバ回路は長尺のテープ状の状態のTCP(Tape Carrier Package)として製造される。TCPの製造後には、各ドライバ回路にテスト、例えば通電試験等が行われるが、このテストはTCPの状態で行われる。通電試験を行う試験装置としては、テスタとハンドラから構成される。テスタはTCPを構成する各ドライバ回路に通電して、その電気的特性の測定を行うものであり、ハンドラはTCPのロード及びアンロードと、テスタにおけるテストヘッドへの接離機構とを含むものである。
【0003】
TCPのハンドラにおいては、ロード及びアンロードはリールを用いて行うようになし、TCPをリールに巻き付けておき、このリールからTCPを所定の経路に沿って走行させる間にテスタのテストヘッドに接続してテストを行い、テスト終了後には、再びリールに巻き取られる。ここで、TCPには回路構成部品としてLSIが搭載されて、このLSIの部分が凸状となり、しかも基板の表面には極細の配線パターンが引き回されているから、LSI同士またはLSIと配線パターンが直接当接すると、LSIが損傷したり、配線が断線する等といった不都合が生じる。
【0004】
以上のことから、TCPがリールに巻回された状態では、間にスぺーサテープを介在させて、その保護を図るようにしている。TCPには、テープ送り用のスプロケットと係合するスプロケット孔がその両側に各1列に設けられており、この部分はドライバ回路を構成しない余白部分であり、最終的には打ち抜き除去される。従って、スぺーサテープは、その左右の両側におけるTCPのスプロケット孔近傍に対応する位置に、所定ピッチ間隔で多数の突起部を形成したものであり、この突起は略半球形状のものであり、表面側に突出する突起部と裏面側に突出する突起部とが交互に設けられる。このスぺーサテープとTCPとを順次積層すると、上下のスぺーサテープ間に突起部の高さの2倍の空間が形成されて、TCPが実質的に浮いた状態になり、LSIを搭載した部分及び入出力リードを形成した部分は他の物と非接触状態に保つことができる。
【0005】
供給リールにおいては、TCPはスぺーサテープと共に巻き付けられているが、TCPにスぺーサテープを当接させたままテストヘッドに供給すると、コンタクトを行うことができないから、供給リールから供給された直後にスぺーサテープをTCPから分離する。ただし、テストの終了後に、TCPを巻き取りリールに巻き取る際には、再びスぺーサテープを間に挟み込ませる必要があるから、スぺーサテープは迂回経路を通って巻き取りリールの直前でTCPと合流させることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、テープをリール巻き付ける際に、固く巻き付けたのと、緩く巻き付けたのとでは、巻き径が違ってくる。特に、スぺーサテープには突起部が設けられており、しかもある程度の腰を持ったものであり、従って巻き付け方により極めて大きな巻き径の差がでる。リールに巻き付ける際に、ある程度の張力を持たせれば、固く巻き付けることができて、リールに巻き付ける長さが長くなる。そこで、供給リール側では、TCPの巻き付け時に、ある程度の張力を作用させていたとすると、この張力に応じた長さ分のTCPを巻き付けられる。これに対して、巻き取りリール側では、格別の張力を作用させないか、供給リールに巻き付け時より弱い張力しか作用させないと、巻き取りリールの方が巻き径が太くなってしまう。とりわけ、リール径を大きくした場合には、巻き取りリール側で、TCPを完全に巻き取れず、余長が生じてしまうことになる。従って、テスト後に巻き取りリールにTCPを巻き取る際には、供給リールに巻き付けた時とできるだけ同じ条件で巻き取るようにしなければならない。
【0007】
ハンドラにあっては、テストヘッドと対面する部位の前後の位置にスプロケットが設けられ、これらのスプロケットによりTCPの送り制御が行われることから、巻き取りリールへの巻き取り時に、テストヘッドの下流側に位置するスプロケットの送りに対して巻き取りリールを回転させるモータによる負荷を作用させると、所要の張力を持った状態で巻き取りリールに巻き取られるようになる。しかしながら、TCPには、その入出力リードの部位に打ち抜き部が設けられる等、引っ張り力が作用すると、容易に切断されてしまう箇所がある等、極めて脆弱な部材であるから、それに張力を作用させるのは好ましくはない。
【0008】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡単な装置構成によって、供給リールから供給されたTCPを、必要な長さ分だけ巻き取りリールに巻き取れるようにすることにある。
【0009】
前述した目的を達成するために、本発明は、電子回路部品を多数設けたテープからなるTCPを供給リールから供給して、テストヘッドとコンタクトさせた後、巻き取りリールに巻き取らせるようになし、また供給リール及び巻き取りリールではスペーサテープをTCPに積層状態で巻き付け、このスペーサテープは、TCPの走行経路とは別の迂回経路を通って巻き取りリールに巻き取らせるものであって、前記迂回経路の途中には、巻き取りリールに巻き取られる際に、スペーサテープに引っ張り方向に荷重を作用させる荷重付与手段が設けられ、この荷重付与手段は一対のガイドローラと、両ガイドローラの間に配置され、所定の重量を有する荷重ローラとで構成され、この荷重ローラは上下方向に可動であり、前記スペーサテープを両ガイドローラ間から荷重ローラに係合させるように走行させ、かつ前記供給リールの巻き付け長さと前記巻き取りリールへの巻き取り長さとをほぼ一致させるために、前記荷重ローラはカウンタウエイトにより荷重を調整可能とする構成としたことをその特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
そこで、以下に図面に基づいて本発明の実施の一形態について説明する。なお、以下の実施例においては、液晶ディスプレイのドライバ回路を多数設けたTCPについて説明するが、TCPを構成する電子回路部品はこのドライバ回路に限定されるものではない。
【0011】
まず、TCP1は、図1に示したように、ポリイミド等からなるテープ2に所定の間隔毎に入出力リード3を有する配線パターンが形成されると共に、LSI4が、その電極を入出力リード3に接続させた状態にして実装されている。これによって、図1に点線で囲ったように、テープ2に沿って多数のドライバ回路5が形成される。ここで、後述するテスタのテストヘッドに対するコンタクトを確実に行わせ、かつ入出力リード3を損傷させないようにするために、入出力リード3の延長線上、即ち点線で囲ったドライバ回路5の領域外の部位にパッド3aが連結されている。
【0012】
ドライバ回路5は、液晶ディスプレイを構成する液晶セルにACFを用いてTAB実装されるものであって、このために最終的にはTCP1のテープ2からドライバ回路5の部分が打ち抜かれる。また、TCP1におけるテープ2の左右両側に所定のピッチ間隔でスプロケット孔6が形成されており、また入出力リード3のうち、片側のリードの部位には、リード間の余白部分は打ち抜き部7となっている。さらに、これら以外にも、製造時におけるいずれかの段階で不良品であると判定されたものを識別させるために、穿孔部を設けたものもある。
【0013】
最終製品としてのドライバ回路5に対して行われる通電試験は、それが打ち抜かれる前の長尺テープの状態で行われる。この試験装置は、テスタとハンドラとからなり、ハンドラは概略図2に示したように構成される。図中において、10は供給リール、11は巻き取りリールである。供給リール10にはTCP1が巻き付けられており、この供給リール10から送り出されたTCP1は、所定の経路に沿って走行させて、巻き取りリール11に巻き取られるまでの間に各ドライバ回路5のテストが順次行われる。ここで、供給リール10及び巻き取りリール11は、共にモータ10M,11Mにより回転駆動されて、TCP1の供給及び巻き取りが行われる。
【0014】
TCP1は供給リール10に巻き付けた状態では、LSI4同士及びLSI4と入出力リード3とが接触しないようにするために、スぺーサテープ8がTCP1と共に供給リール10に巻き付けられる。このスぺーサテープ8は、図3に示したように、TCP1とほぼ同じ幅を有するテープからなり、その両側近傍の部位には、それぞれ1列に多数の突起が設けられる。突起は、略半球状態に膨出させるようにしたものであって、所定のピッチ間隔で、表面側に突出する突起9aと裏面側に突出する突起9bが交互に設けられている。これによって、供給リール10に巻き付けた時には、図4に示したように、TCP1には、ドライバ回路を構成しない不要部分にスぺーサテープ8の突起9a,9bのみが当接するだけで、入出力リード3及びLSI4に対しては何等の部材も当接せず、完全に浮いた状態になる。
【0015】
TCP1は供給リール10から供給されるが、この供給側には供給側余長部が設けられる。この余長部は固定ガイド12及びローラ13からなり、固定ガイド12に沿って導出されたTCP1はローラ13を回り込むようにして引き出される。そして、TCP1は供給リール10から所定の長さ毎に間欠的に送られて、この余長部にストックされることになる。供給側余長部を経たTCP1はガイドローラ14,15を経て水平方向に引き回される。この水平方向に引き回された部位には、スプロケット16,17が前後に配設されている。なお、これらスプロケット16,17の前後には、固定のガイド部材が設けられる場合もある。スプロケット16,17間の位置における下方の部位にはテスタのテストヘッド18が臨んでいる。スプロケット16,17は昇降基台19に設けられており、TCP1のスプロケット孔6がこのスプロケット16,17のスプロケット爪に係合して、弛みのない状態とされ、かつ昇降基台19を下降させることによって、テストヘッド18に接続される。ここで、スプロケット16,17のうち、下流側のスプロケット17には駆動モータ17Mが接続され、またスプロケット16にはトルクモータ16Mが接続されるようになっており、これによりテスト時にTCP1に所定の張りを持たせることができ、しかもテスト終了後におけるTCP1の送りが行われる。
【0016】
スプロケット17の下流側には不良品打ち抜き部20が設けられており、この不良品打ち抜き部20において、テスト結果に基づいて不良品であると判定されたものが打ち抜かれて、排除される。なお、このテストの前の段階で、不良品と判定されて、穿孔部を設けたものがある場合には、この不良品打ち抜き部20で打ち抜き排除しても良いが、このように予め判明している不良品のドライバ回路は、テストヘッド18の位置に到達する前の段階で打ち抜いて排除することもできる。不良品打ち抜き部20を通ったTCP1は、ガイドローラ21,22により走行経路が変えられて、巻き取り側余長部を構成するローラ23及び固定ガイド24を経て巻き取りリール11に巻き取られる。
【0017】
供給側及び巻き取り側にそれぞれ余長部を設けることによって、昇降基台19が下降する際に、余長部からTCP1が所定の長さ分引き出され、上昇時には引き出した長さ分のTCP1が余長部に戻されることになる。また、余長部を設けることによって、テスト時や巻き取りリール11への巻き取り時等において、TCP1に過大な張力が作用するのを防止できる。
【0018】
TCP1は供給リール10側においては、スぺーサテープ8と共に巻き付けられており、このスぺーサテープ8は、TCP1の走行経路とは別の迂回経路を通って巻き取りリール11に送り込まれる。これによって、スぺーサテープ8はTCP1のテストを行う際には、このTCP1から分離され、巻き取りリール11でTCP1が巻き取られる際に、スぺーサテープ8がTCP1に合流する。従って、巻き取りリール11にはTCP1とスぺーサテープ8とが積層状態になるようにして巻き取られる。
【0019】
このスぺーサテープ8の供給リール10から巻き取りリール11に至る迂回経路の途中には、図5及び図6に示したように、スぺーサテープ8に張力を持たせるための荷重付与手段が設けられている。この荷重付与手段は、所定の間隔を置いて固定的に設けた一対のガイドローラ25,26と、これら両ガイドローラ25,26間に配設され、上下方向に移動可能に設けた荷重ローラ27とから構成される。荷重ローラ27はスライドブロック28に取り付けられており、このスライドブロック28は上下方向に設けたガイドレール29に沿って移動可能となっている。
【0020】
ガイドレール29には、上部及び下部にストッパ30,31が設けられており、荷重ローラ27を設けたスライドブロック28は、この両ストッパ30,31間で上下方向に動けるようになっている。また、スライドブロック28には被検出体32が設けられており、この被検出体32は、ガイドレール29の側部に設けた上限及び下限の各位置検出用のセンサ33,34により検出されるようになっている。
【0021】
スぺーサテープ8はガイドローラ25から荷重ローラ27に係合させて、ガイドローラ26にガイドされる。これによって、荷重ローラ27及びスライドブロック28の合計重量に基づく荷重がスぺーサテープ8に作用することになり、この荷重によりスぺーサテープ8が巻き取りリール11に巻き取られる際に、所定の張力が生じることになる。そして、スぺーサテープ8に作用する荷重は調整可能となっている。このために、スライドブロック28にはワイヤ35が連結されており、このワイヤ35は滑車36,37により方向転換して下方に延在されている。ワイヤ35の先端にカウンタウエイト38が着脱可能に取り付けられて、このカウンタウエイト38の重量を調整できるようになっている。
【0022】
以上の構成において、TCP1のテストを行うには、テストされるべきTCP1を巻き付けた供給リール10を装着し、また巻き取りリール11は空の状態にしておく。そして、供給リール10からTCP1を引き出して、供給側余長部からガイドローラ14,15を経て、スプロケット16,17に係合させる。さらに、スプロケット17からガイドローラ21,22及び巻き取り側余長部を順次通過させて、先端を巻き取りリール11に固定する。ただし、スプロケット16,17間の部位より巻き取りリール11側の部分はテストを行えない。そこで、TCP1の先端にリードテープを連結して設け、このリードテープを少なくともスプロケット17の位置から巻き取りリール11に連結されるまでの長さを持たせておく。また、TCP1の後端部も同様のリードテープが連結される。
【0023】
一方、スペーサテープ8は、供給リール10からガイドローラ25にガイドさせて、このガイドローラ25から下方に方向転換させて、荷重ローラ27を回り込むように係合させる。さらに、この荷重ローラ27からガイドローラ26により方向転換させて、その先端を巻き取りリール11に引き回し、TCP1の先端に連設したリードテープの上に重ね合わせて固定する。ここで、スペーサテープ8には、荷重ローラ27及びスライドブロック28の重量からなる荷重が作用することになり、荷重ローラ27は上限位置と下限位置との間に配置されることになる。ここで、スペーサテープ8を巻回させた状態で、荷重ローラ27が位置するのは、ガイドレール29のほぼ中間位置とするのが好ましい。
【0024】
供給リール10のモータ10Mを回転させると、TCP1における所定の長さ分が供給側余長部に供給される。また、TCP1の巻き取りリール11への巻き取り側余長部にも予めある程度の余長を持たせておく。スプロケット17を駆動モータ17Mにより回転駆動すると、TCP1が送られるが、スプロケット16にはトルクモータ16Mが接続されているから、このスプロケット16によりTCP1におけるスプロケット16,17間の部位がテストヘッド18に接続する際に、所要の張りを持たせることができて、パッド3aをテストヘッド18のプローブにコンタクトが円滑かつ確実に行えるようになる。
【0025】
TCP1のドライバ回路5が順次テストヘッド18に対面する位置に臨み、その都度昇降基台19を下降させ、かつTCP1の入出力リード3に連なるパッド3aの部分を、図示しないコンタクトプレスにより上方から押圧することによりテストヘッド18のプローブに確実に接続される。この状態で、入出力リード3に通電することによりテストが実行される。テスト終了後は、昇降基台19を上昇させることによって、TCP1をテストヘッド18から離間させて、所定のピッチ分だけTCP1を送る。従って、スプロケット17を間欠的に回転駆動することによって、TCP1のドライバ回路5は順次テストされる。
【0026】
テストが進むと、巻き取り側余長部の余長が長くなり、供給側余長部では余長が減少する。これら各余長部にはセンサ等を用いて余長を検出し、巻き取り側余長部における余長が所定値を越えると、モータ11Mを作動させて、所定長さ分だけ巻き取りリール11に巻き取るようになし、また供給側余長部では余長が短くなると、モータ10Mを作動させて、供給リール10からTCP1を所定の長さ分だけ供給する。
【0027】
以上のようにしてTCP1のテストが行われるが、巻き取り側余長部が設けられている関係から、巻き取り時にTCP1に張力を発生させることはできない。これに対して、スペーサテープ8も迂回経路に沿って送られて、巻き取りリール11にTCP1と共に巻き取られるが、このスペーサテープ8が走行する迂回経路の途中には荷重付与手段が設けられており、この荷重付与手段は荷重ローラ27とスライドブロック28との重量からなる荷重をスペーサテープ8に作用させるものである。スペーサテープ8は、荷重ローラ27とスライドブロック28との重量による荷重で、供給リール10及び巻き取りリール11からスペーサテープ8を引き出して、荷重ローラ27がガイドレール29に沿って下降する方向に力が作用している。従って、巻き取りリール11側では、スペーサテープ8に対してその巻き取り方向とは反対方向に引っ張り力が作用する。
【0028】
モータ11Mを作動させて、TCP1を巻き取る際に、スペーサテープ8も同時に巻き取られるが、この時にスペーサテープ8は巻き取りリール11に巻き付けが終わったTCP1に押圧力を作用させる。この結果、巻き取りリール11ではある程度固く巻き付けられ、巻き径が太くならない。従って、荷重ローラ27とスライドブロック28との重量を調整することにより、供給リール10に巻き付け長さと、巻き取りリール11の巻き取り長さとをほぼ一致させることができる。この重量は、ワイヤ35の先端に取り付けられるカウンタウエイト38を交換する等により調整することができる。
【0029】
ところで、TCP1は、供給側及び巻き取り側に余長部を設け、この余長部における余長部の長さは刻々変化するものであり、また供給リール10のモータ10Mと、巻き取りリール11におけるモータ11Mとは同期して作動するものではないから、余長部の長さが変化すると、荷重ローラ27はそれに応じて上下動することにより吸収される。この場合の荷重ローラ27の動きは、微小量上下することになる。
【0030】
供給リール10側と巻き取りリール11側とで全く同じ条件で巻き付けるのは実際上不可能なことであり、両リール10,11では巻き径が全く同一にはならない。また、供給リール10側では、その全体が均一な張力を持った状態で巻き付けられているとは限らない。このように、供給リール10側の巻き付け状態と、巻き取りリール11側での巻き付け状態とにある程度の差があるのは当然であり、従ってこの両リール10,11間での巻き付け状態の差に応じて、荷重ローラ27は上下する。例えば、巻き取りリール11側の方が多少緩い巻き取り状態になっていたとすると、時間の経過と共に、荷重ローラ27は連続的に下降することになる。そこで、ガイドレール29を長尺なものとなし、当初の状態では、荷重ローラ27を上下のストッパ30,31のほぼ中間に位置させておくことによって、供給リール10における巻き付け状態と、巻き取りリール11における巻き付け状態とに多少の差があっても、それを有効に吸収できる。
【0031】
ここで、荷重ローラ27は、常に上下のストッパ30,31間の位置に配置されていなければならない。テストの進行と共に荷重ローラ27が上昇して、上限位置にまで到達した後にもハンドラの作動を継続すると、スペーサテープ8に極めて強い張力が作用して、スぺーサとしての機能を発揮する突起9a,9bが潰れたり、TCP1に過大な押圧力が加わったり、甚だしい場合には、スペーサテープ8が切断されたりするおそれがある。そこで、荷重ローラ27が上限位置(ストッパ30に当接する直前の位置)まで上昇したことが、上限位置検出用のセンサ33の位置にスライドブロック28の被検出体32が到達することにより検出される。従って、このセンサ33からの信号に基づいて機械の作動を停止させれば良い。
【0032】
一方、荷重ローラ27が下限位置まで下降すると、スペーサテープ8に対する荷重が作用しなくなる。また、スペーサテープ8が切断された時にも、荷重ローラ27が下限位置まで下降する。従って、荷重ローラ27が下限位置に変位する前の段階で、それを検出して、機械を停止させなければならない。このために、下限位置検出用のセンサ34が設けられており、被検出体32がこのセンサ34の位置に達すると、荷重ローラ27が下限位置(ストッパ31に当接する直前の位置)にまで下降したことが検出されて、機械の停止等の措置を取ることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、スぺーサテープが走行する迂回経路の途中に、このスぺーサテープが巻き取りリールに巻き取られる際に、引っ張り方向に所定の荷重を作用させる荷重付与手段を設ける構成としたので、簡単な装置構成によって、供給リールから供給されたTCPを、必要な長さ分だけ巻き取りリールに確実に巻き取ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】TCPの構成説明図である。
【図2】TCP試験装置の全体構成図である。
【図3】リールにTCP及びスぺーサテープを巻き付けた状態の外観図である。
【図4】リールに巻き付けたTCPとスぺーサテープとの積層状態を示す構成説明図である。
【図5】荷重付与手段の構成を示す正面図である。
【図6】図5のX−X断面図である。
【符号の説明】
1 TCP
2 テープ
5 ドライバ回路
8 スぺーサテープ
9a,9b 突起
10 供給リール
11 巻き取りリール
25,26 ガイドローラ
27 荷重ローラ
28 スライドブロック
29 ガイドレール
30,31 ストッパ
32 被検出体
33,34 センサ
35 ワイヤ
38 カウンタウエイト

Claims (2)

  1. 電子回路部品を多数設けたテープからなるTCPを供給リールから供給して、テストヘッドとコンタクトさせた後、巻き取りリールに巻き取らせるようになし、また供給リール及び巻き取りリールではスペーサテープをTCPに積層状態で巻き付け、このスペーサテープは、TCPの走行経路とは別の迂回経路を通って巻き取りリールに巻き取らせるものにおいて、
    前記迂回経路の途中には、巻き取りリールに巻き取られる際に、スペーサテープに引っ張り方向に荷重を作用させる荷重付与手段が設けられ、
    この荷重付与手段は一対のガイドローラと、両ガイドローラの間に配置され、所定の重量を有する荷重ローラとで構成され、この荷重ローラは上下方向に可動であり、前記スペーサテープを両ガイドローラ間から荷重ローラに係合させるように走行させ、
    かつ前記供給リールの巻き付け長さと前記巻き取りリールへの巻き取り長さとをほぼ一致させるために、前記荷重ローラはカウンタウエイトにより荷重を調整可能とする
    構成としたことを特徴とするTCPハンドラ。
  2. 前記荷重ローラの上限位置と下限位置とを検出する検出手段を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載のTCPハンドラ。
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