JP3728961B2 - ノイズフィルタ、および、その製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、インバータなどの電力変換器を構成する半導体スイッチ素子のスイッチング動作に伴って発生するスイッチングノイズを濾波する電力変換器用フィルタ素子に適用可能な、ノイズフィルタ、および、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インバータなどの電力変換器には、スイッチ素子として半導体スイッチ素子等が用いられている。
【0003】
半導体スイッチ素子のスイッチング動作は、キャリア周波数を数kHzから十数kHz程度としたパルス幅変調(PWM)された駆動信号に基づいて行われ、このスイッチング動作により数十kHz以上の周波数成分のスイッチングノイズが電力変換器から発生する。
【0004】
近年、上記スイッチングノイズの周波数成分のうち、百kHz以上の成分が外部機器に与える悪影響を抑制すべく、当該する電力変換器に様々の法的規制が敷かれ、これに対応するために電力変換用ノイズフィルタをこの電力変換器に設置している。
【0005】
従来、この種の電力変換用ノイズフィルタとしては、フェライト、非晶質合金、結晶合金などからなるコアに電線を巻回してなる単体のリアクトルと、フィルムやチップなどからなる単体のコンデンサとを、例えば、逆L形に接続することによってノイズフィルタを構成し、このノイズフィルタによって前記半導体スイッチ素子のスイッチング動作に伴って発生するスイッチングノイズを濾波するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のノイズフィルタを構成するリアクトルは一般にトロイダル形状をしており、また、コンデンサはピン挿入型で偏平状、円筒状などの形状をしている。
【0007】
このため、従来のノイズフィルタを電力変換器用内部のプリント基板上に実装する場合には、個々の体積以上の実相空間を必要とするという問題がある。
【0008】
また、このノイズフィルタを個別配線により装着する場合には、接続個所が多く、個々の部品の固定方法も複雑になる
という問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、小型化、薄型化、低コスト化を図ることが可能な、ノイズフィルタ、および、その製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、分布定数型の単相用のノイズフィルタの製造方法において、互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する第1のフィルタ回路を電流1相分として作成する第1回路作成工程と、該第1回路作成工程は、第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子とした1組の第1回路を構成する第1工程と、前記1組の第1回路の下方において、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子とした1組の第2回路を構成する第2工程と、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子と、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子とを接続する第3工程と、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続する第4工程とを含み、前記第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する第2のフィルタ回路を電流1相分として作成する第2回路作成工程と、該第2回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第2のフィルタ回路を作成し、前記第1のフィルタ回路および前記第2のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に該第2のフィルタ回路を配置してコアからなるケース内に収納する工程と、前記第1および第2のフィルタ回路が収納された前記ケース内の空き空間に樹脂を注入してモールドすることにより、前記第1および第2入力端子の計2本と前記第1および第2出力端子の計2本とからなる4本の主電流用端子と、前記第1および第2アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有する分布定数型の単相用のノイズフィルタとして構成する工程とを具えたことを特徴とする。
【0011】
本発明は、分布定数型の3相用のノイズフィルタの製造方法において、互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する第1のフィルタ回路を電流1相分として作成する第1回路作成工程と、該第1回路作成工程は、第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子とした1組の第1回路を構成する第1工程と、前記1組の第1回路の下方において、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子とした1組の第2回路を構成する第2工程と、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子と、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子とを接続する第3工程と、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続する第4工程とを含み、前記第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する第2のフィルタ回路を電流1相分として作成する第2回路作成工程と、該第2回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第2のフィルタ回路を作成し、前記第2のフィルタ回路の前記第2スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第3スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第3入力端子と第3出力端子と第3アース端子とを有する第3のフィルタ回路を電流1相分として作成する第3回路作成工程と、該第3回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第3のフィルタ回路を作成し、前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路を順次配置してコアからなるケース内に収納する工程と、前記第1、第2および第3のフィルタ回路が収納された前記ケース内の空き空間に樹脂を注入してモールドすることにより、前記第1、第2および第3入力端子の計3本と前記第1、第2および第3出力端子の計3本とからなる6本の主電流用端子と、前記第1、第2および第3アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有する分布定数型の3相用のノイズフィルタとして構成する工程とを具えたことを特徴とする。
【0012】
本発明は、分布定数型の単相用のノイズフィルタにおいて、互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する電流1相分の第1のフィルタ回路と、該第1のフィルタ回路は、第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、前記1組の第1回路の下方に配置され、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続することによって構成され、前記第1のフィルタ回路の下方に配置され、該第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する電流1相分の第2のフィルタ回路と、該第2のフィルタ回路は、前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第2入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第2出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第2アース端子として接続することによって構成され、前記第1のフィルタ回路および前記第2のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に該第2のフィルタ回路を配置され、樹脂によりモールドして収納されたコアからなるケースとを具え、前記第1および第2入力端子の計2本と前記第1および第2出力端子の計2本とからなる4本の主電流用端子と、前記第1および第2アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有するノイズフィルタとして構成したことを特徴とする。
【0013】
本発明は、分布定数型の3相用のノイズフィルタにおいて、互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイル1が該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する電流1相分の第1のフィルタ回路と、該第1のフィルタ回路は、第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、前記1組の第1回路の下方に配置され、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続することによって構成され、前記第1のフィルタ回路の下方に配置され、該第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する電流1相分の第2のフィルタ回路と、該第2のフィルタ回路は、前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第2入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第2出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第2アース端子として接続することによって構成され、前記第2のフィルタ回路の下方に配置され、該第2のフィルタ回路の前記第2スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第3スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第3入力端子と第3出力端子と第3アース端子とを有する電流1相分の第3のフィルタ回路と、該第3のフィルタ回路は、前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第3入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第3出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第3アース端子として接続することによって構成され、前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路を順次配置され、樹脂によりモールドして収納されたコアからなるケースとを具え、前記第1、第2および第3入力端子の計3本と前記第1、第2および第3出力端子の計3本とからなる6本の主電流用端子と、前記第1、第2および第3アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有するノイズフィルタとして構成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
(概要)
まず、本発明の概要について説明する。
【0016】
本発明は、半導体スイッチ等からなるスイッチ素子のスイッチング動作に伴って発生するスイッチングノイズを濾波する電力変換器用のノイズフィルタにおいて、前記スイッチ素子に接続される矩形スパイラル形状あるいは円形スパイラル形状からなる平板型のコイルと、誘電体セラミックスコンデンサ等から形成される平板型の接地用コンデンサとを用い、
平板型のコイルに平板型の接地用コンデンサを直接ハンダ等を用いて接続し、これらコイルとコンデンサとを一体化して全体をフェライトコア等からなるケースに収納し、該ケース内を樹脂モールドすることによって、ノイズフィルタを構成する。
【0017】
また、上記ノイズフィルタにおいて、平板型のコイルに、分割した誘電体セラミックスコンデンサ等の接地用コンデンサを直接接着し、分布定数型回路として構成する。
【0018】
以下、具体的な例を挙げて説明する。
【0019】
[第1の例]
まず、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る電力変換器用の3相用ノイズフィルタの構造例を示す。
【0021】
1は、インダクタ機能を有する平板型のコイルであり、矩形あるいは円形のスパイラル状のコイル等から形成される。
【0022】
2は、コンデンサ機能を有する接地用の平板型のコンデンサであり、平板型の誘電体セラミックスコンデンサ等から形成される。
【0023】
3は、絶縁体である。この絶縁体3は、コイル1と、コンデンサ2の一方の面2aとの間に配設される。
【0024】
4は、収納用のケースであり、磁性体としてのフェライトコア等から形成される。
【0025】
5は、アースであり、コンデンサ2の他方の面2bと位置Qにおいて接触している。
【0026】
6は、エポキシ等の樹脂であり、フィルタ素子をモールドするために用いられる。
【0027】
コイル1とコンデンサ2とは、位置Pにおいて半田等を用いて直接接続され、一体化して構成されている。
【0028】
そして、本例では、このようにして一体化されたフィルタ素子を1組として、ケース4内の上、中、下に渡って3組収納されており、内部空間は樹脂6によってモールドされている。
【0029】
次に、ノイズフィルタの具体的な作製例について説明する。
【0030】
図2は、ノイズフィルタの1相分の概略構成を示す。図3は、図2の破線で示す枠線A内を拡大して示す。
【0031】
コイル1は、8Aの電流を流すことを考慮して、導体での電流ロスが無いように、電流密度5A/mm2 となるように断面積が設計されている。その結果、コイル1は、厚さ0.8mmtの銅板をプレスにより、線幅2mmの矩形型スパイラル状に打ち抜いて形成される。
【0032】
コンデンサ2は、高耐電圧用として、誘電率の値が3000の板状のチタバリ系誘電体セラミックスコンデンサを使用する。この板状誘電体セラミックスコンデンサの厚さは、0.8mmtであり、その両面には電極としてAgぺーストが印刷、焼き付けされている。誘電体セラミックスコンデンサの容量は、フィルタの設計上、22nFである。
【0033】
そして、スパイラル状のコイル1は、ノイズの発生源となるインバータ側の端子u′に近い位置Pのコイル部分で、コンデンサ2の一方の面2aと半田で接合される。また、コンデンサ2の他方の面2bには、リード線が半田付けされており、アース5と接続されている。
【0034】
また、スパイラル状のコイル1には、コンデンサ2と接続される位置Pの接続部分以外のコイル部分において、絶縁体3が挟み込まれている。
【0035】
このような絶縁体3を挟んだコイル1とコンデンサ2とからなる1組のフィルタ回路を電流1相分として構成する。
【0036】
そして、図1に示すように、そのフィルタ回路を、コア中央部4aで2分割されたコア4にはめ込み、3組分重ね合わせることによって組み付ける。その後、コア4内にフィラー入りの低膨張エポキシ系の樹脂6を注入しモールドすることによってノイズフィルタを作製することができる。
【0037】
このように、1組のフィルタ回路を2相分重ね合わせることによって単相用ノイズフィルタを構成することができ、さらに、1組のフィルタ回路を3相分重ね合わせることによって3相用ノイズフィルタを構成することができる。
【0038】
図4は、ノイズフィルタの等価的な回路構成を簡略化して示す。
【0039】
破線で囲んで示す領域100が、図1に示したコイル1と接地用のコンデンサ2とを一体化してケース4内に封止したLC集中定数型のノイズフィルタに対応する構成部分である。領域100内のP点は、図1における端子u′側に近い位置Pのコイル4とコンデンサ2の面2aとが接続された接続部分に相当する。また、Q点は、図1におけるコンデンサ2の面2bとアース5との接続部分に相当する。
【0040】
上述したように、コイル1とコンデンサ2とを一体化して構成することにより、単相用、又は、3相用のノイズフィルタを作製することができ、これにより、装置の小型化、薄型化を図ることが可能となる。
【0041】
また、コアをケース4として用い、樹脂6でモールドすることにより、ノイズフィルタの絶縁破壊電圧および部分放電の向上を図り、良好なノイズ除去特性を得ることができる。また、これに伴ない、ケース部材のコストを削減でき、端子の確実な固定を行うことができる。
【0042】
また、単相用ノイズフィルタでは、主電流用端子4本、アース用端子2本の端子数となり、また、3相用ノイズフィルタでは、主電流用端子6本、アース用端子3本の端子数となる。しかし、アース用端子は、モールドしたノイズフィルタ内で接続することにより、1本にすることができるので、部品点数を削減することができ、プリント基板への実装工程を一段と簡略化させ、コストダウンを図ることが可能となる。
【0043】
[第2の例]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図5〜図9に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分についての説明は省略し、同一符号を付す。
【0044】
本例は、矩形スパイラル状のコイル1に、分割された複数の誘電体セラミックスのコンデンサ2をコイル各辺に接続する場合の構造に関する。
【0045】
図5は、ノイズフィルタの断面構造を示す。
【0046】
コア4内には、コア中央部4aを挟む形で、フィルタ回路が4段に渡って設けられている。
【0047】
1段目(最上段)のフィルタ回路と2段目のフィルタ回路において、1段目の絶縁体3側の中心部e1と2段目の絶縁体3側の中心部e2とがコア中央部4aで接続され、1段目のコイル1側の中心部u1と2段目のコイル1側の中心部u2とがコア中央部4aで接続され、これにより電流1相分のフィルタ回路を構成している。
【0048】
同様に、3段目および4段目(最下段)のフィルタ回路において、3段目の絶縁体3側の中心部e3と4段目の絶縁体3側の中心部e4とがコア中央部4aで接続され、3段目のコイル1側の中心部u3と4段目のコイル1側の中心部u4とがコア中央部4aで接続され、電流1相分のフィルタ回路を構成している。
【0049】
このように対称的なスパイラル形状のコイル1を交互に接続してノイズフィルタを構成することにより、電源と接続される側の1段目の端子uおよび3段目の端子vと、負荷(インバータ)と接続される側の2段目の端子u′および4段目の端子v′とを、基板の外周側に配置することができ、これにより単純な配線構造とすることができる。
【0050】
図6、図7は、矩形スパイラル状のコイル1に、短冊状のコンデンサ2(セラミックスコンデンサ)を貼り付ける場合の構成例を示す。
【0051】
図6は、1段目(又は3段目)のフィルタ回路に相当するものである。図6( a) において、絶縁体3上にはスパイラル状にアース5が形成されており、このアース5の各辺にはコンデンサ2が接着されている。また、図6(b)は、銅板をプレス等により打ち抜くことによりスパイラル状に形成されたコイル1である。そして、複数のコンデンサ2を有する絶縁体3側のアース5の中心部e1と、コイル1側の中心部u1とを一致させるようにして重ね合わせて接合することによってフィルタ回路を形成する。
【0052】
図7は、2段目(又は4段目)のフィルタ回路に相当するものである。図7( a) は、図6(a)と同様な構成であるが、アース5は対称的な逆のスパイラル状に形成され、複数のコンデンサ2が接着されている。また、図7(b)は、図6(b)と同様な構成であるが、コイル1は対称的な逆のスパイラル状に形成されている。そして、絶縁体3側のアース5の中心部e2と、コイル1側の中心部u2とを一致させるようにして重ね合わせて接合することによってフィルタ回路を形成する。
【0053】
図8は、図6および図7のフィルタ回路の接続断面を示す。
【0054】
絶縁体3上にはAgペーストを用いてアース5が形成されており、このアース5上にコンデンサ2を介してコイル1が接合される。
【0055】
図9は、ノイズフィルタの等価的な回路構成を簡略化して示す。
【0056】
図9(a)は、図5に示した1段目と2段目のフィルタ回路に相当する。電源側の端子uが1段目のコイル1の端子uに対応し、インバータ側の端子u′が2段目のコイル1の端子u′に対応する。
【0057】
図9(b)は、図5に示した3段目と4段目のフィルタ回路に相当する。電源側の端子vが3段目のコイル1の端子vに対応し、インバータ側の端子v′が4段目のコイル1の端子v′に対応する。
【0058】
上述したように、中心対称の2つの矩形スパイラル状のコイル1を中心部で接続(1,2段目ではe1とe2、u1とu2をそれぞれ接続、3,4段目ではe3とe4、u3とu4をそれぞれ接続)したので、コイルのターン数を増加させ、電流の入口および出口を同じ向きにできる。これにより、分布定数型の回路を構成し、回路配線を簡素化させることができる。
【0059】
ここで、具体的な作製例について説明する。
【0060】
図5の例では、幅2mm,厚さ0.8mmtで4ターンの矩形状スパイラルのコイル1の各辺に、1.5mmX15〜20mmの長さに切断した誘電体セラミックスからなるコンデンサ2を15枚、導電性接着剤を用いて貼り付ける。同様に、対称形の2段目のコイル1にも、誘電体セラミックスからなるコンデンサ2を15枚を貼り付ける。
【0061】
これら1段目と2段目との全体で22nFの容量になるように調整する。1段目と2段目とを絶縁体3を介してコア4のコア中央部4aで接続することによって、1相分のフィルタ回路として構成する。そして、コア4内では、1段目と2段目、3段目と4段目とをコア中央部4aで接続することにより、コモンモードチョークコイル兼コンデンサの単相用ノイズフィルタを構成する。
【0062】
そして、このような矩形スパイラル状のコイル1と同じパターンが形成されたプリント基板をコア4に挟み込んだ後、全体をエポキシ系の樹脂6でモールドすることによって、ノイズフィルタを作製する。
【0063】
上述したように、矩形スパイラル状のコイル1に、コンデンサ2を分割した状態で接続したので、分布定数の特性を示し、共振反共振の影響を大きくとることができ、これにより、小さなインダクタンスで効率の良いゲイン特性を得ることができる。
【0064】
また、矩形スパイラル状のコイル1を4ターン、2段重ねして1相分のフィルタ回路を構成して、インダクタンスを大きくとるようにしたので、全体を偏平小型化することができ、良好なノイズ除去特性を得ることができる。
【0065】
なお、本例では、矩形スパイラル状のコイル1と同じパターンが形成されたプリント基板を用いて、プリント基板の絶縁体3上にコイル1を導電性接着剤で貼り付けたが、絶縁プリント基板を用いてコイル1を貼り付けることも可能であり、この場合、絶縁体3も兼ねることができるため、工程の簡略化を図ることができる。
【0066】
本例では、4段重ねされた2相分のフィルタ回路によって単相用ノイズフィルタを構成したが、さらに、2段追加して3相分のフィルタ回路を構成することによって3相用ノイズフィルタを構成することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、板状スパイラル等からなる平板型コイルと板状誘電体セラミックスコンデンサ等からなる接地用の平板型コンデンサとを接続して一体化し、磁性体等からなるケース内に収納するようにしたので、ノイズフィルタ全体の構成を偏平化、小型化することができる。
【0068】
また、本発明によれば、平板型のコイルおよびコンデンサを一体化して構成するので、部品点数を削減でき、管理コスト、組立てコストの低減を図ることができる。
【0069】
さらに、本発明によれば、分割された短冊状の誘電体セラミックスを、矩形スパイラスコイルの各辺に接着することによって、コンデンサを形成するようにしたので、分布定数型回路を作製することができ、これにより、共振反共振のゲイン特性を大きくとり、小さなインダクタンスでノイズを除去することが可能となり、装置全体の構成をさらに小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるコアに収納された電力変換器用のノイズフィルタの構成例を示す断面図である。
【図2】1相分のフィルタ構成を示す説明図である。
【図3】図2の接続部分を拡大して示す斜視図である。
【図4】ノイズフィルタの等価的な回路構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第2 の実施の形態であるスパイラルコイルに対する誘電体セラミックスコンデンサの貼り付け位置を示す平面図である。
【図6】図5の1段目又は3段目のフィルタ回路に相当するものであり、(a)はスパイラル形状のアース上にコンデンサが設けられた絶縁基板を示す平面図、(b)はスパイラル状のコイルを示す平面図である。
【図7】図5の2段目又は4段目のフィルタ回路に相当するものであり、(a)はスパイラル形状のアース上にコンデンサが設けられた絶縁基板を示す平面図、(b)はスパイラル状のコイル形状を示す平面図である。
【図8】コイルとコンデンサとの接続断面を示す断面図である。
【図9】(a)は図5の1段目と2段目、および、図6に対応する等価回路図、(b)は図5の3段目,4段目、および、図7に対応する等価回路図である。
【符号の説明】
1 コイル
2 コンデンサ
3 絶縁体
4 ケース(コア)
5 アース
6 樹脂

Claims (4)

  1. 分布定数型の単相用のノイズフィルタの製造方法において、
    互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する第1のフィルタ回路を電流1相分として作成する第1回路作成工程と、
    該第1回路作成工程は、
    第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子とした1組の第1回路を構成する第1工程と、
    前記1組の第1回路の下方において、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子とした1組の第2回路を構成する第2工程と、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子と、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子とを接続する第3工程と、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続する第4工程と
    を含み、
    前記第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する第2のフィルタ回路を電流1相分として作成する第2回路作成工程と、
    該第2回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第2のフィルタ回路を作成し、
    前記第1のフィルタ回路および前記第2のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に該第2のフィルタ回路を配置してコアからなるケース内に収納する工程と、
    前記第1および第2のフィルタ回路が収納された前記ケース内の空き空間に樹脂を注入してモールドすることにより、前記第1および第2入力端子の計2本と前記第1および第2出力端子の計2本とからなる4本の主電流用端子と、前記第1および第2アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有する分布定数型の単相用のノイズフィルタとして構成する工程と
    を具えたことを特徴とする分布定数型の単相用のノイズフィルタの製造方法。
  2. 分布定数型の3相用のノイズフィルタの製造方法において、
    互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する第1のフィルタ回路を電流1相分として作成する第1回路作成工程と、
    該第1回路作成工程は、
    第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子とした1組の第1回路を構成する第1工程と、
    前記1組の第1回路の下方において、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子とした1組の第2回路を構成する第2工程と、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子と、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子とを接続する第3工程と、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続する第4工程と
    を含み、
    前記第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する第2のフィルタ回路を電流1相分として作成する第2回路作成工程と、
    該第2回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第2のフィルタ回路を作成し、
    前記第2のフィルタ回路の前記第2スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第3スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第3入力端子と第3出力端子と第3アース端子とを有する第3のフィルタ回路を電流1相分として作成する第3回路作成工程と、
    該第3回路作成工程は、前記第1回路作成工程内の前記第1から第4工程と同じ工程にて、前記第1のフィルタ回路とは別個の前記第3のフィルタ回路を作成し、
    前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路を順次配置してコアからなるケース内に収納する工程と、
    前記第1、第2および第3のフィルタ回路が収納された前記ケース内の空き空間に樹脂を注入してモールドすることにより、前記第1、第2および第3入力端子の計3本と前記第1、第2および第3出力端子の計3本とからなる6本の主電流用端子と、前記第1、第2および第3アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有する分布定数型の3相用のノイズフィルタとして構成する工程と
    を具えたことを特徴とする分布定数型の3相用のノイズフィルタの製造方法。
  3. 分布定数型の単相用のノイズフィルタにおいて、
    互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する電流1相分の第1のフィルタ回路と、
    該第1のフィルタ回路は、
    第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、
    前記1組の第1回路の下方に配置され、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続することによって構成され、
    前記第1のフィルタ回路の下方に配置され、該第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する電流1相分の第2のフィルタ回路と、
    該第2のフィルタ回路は
    前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第2入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、
    前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第2出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第2アース端子として接続することによって構成され、
    前記第1のフィルタ回路および前記第2のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に該第2のフィルタ回路を配置され、樹脂によりモールドして収納されたコアからなるケースと
    を具え、
    前記第1および第2入力端子の計2本と前記第1および第2出力端子の計2本とからなる4本の主電流用端子と、前記第1および第2アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有するノイズフィルタとして構成したことを特徴とする分布定数型の単相用のノイズフィルタ。
  4. 分布定数型の3相用のノイズフィルタにおいて、
    互いに同一方向に巻回された第1スパイラル状コイル1が該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第1入力端子と第1出力端子と第1アース端子とを有する電流1相分の第1のフィルタ回路と、
    該第1のフィルタ回路は、
    第1絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第1絶縁体と前記第1スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第1入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、
    前記1組の第1回路の下方に配置され、第2絶縁体上にスパイラル状アースを配線し、該スパイラル状アースの辺上に一定間隔をおいて短冊状のコンデンサを複数接着し、該スパイラル状アースのスパイラルアース中心部にスパイラルコイル中心部を一致させるようにして前記第2絶縁体と第2スパイラル状コイルとを重ね合わせて接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第1出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第1アース端子として接続することによって構成され、
    前記第1のフィルタ回路の下方に配置され、該第1のフィルタ回路の前記第1スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第2スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第2入力端子と第2出力端子と第2アース端子とを有する電流1相分の第2のフィルタ回路と、
    該第2のフィルタ回路は、
    前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第2入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、
    前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第2出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第2アース端子として接続することによって構成され、
    前記第2のフィルタ回路の下方に配置され、該第2のフィルタ回路の前記第2スパイラル状コイルの巻回方向とは逆方向であって、互いに同一方向に巻回された第3スパイラル状コイルが該コイル面を対称にして縦方向に2段配置され、かつ、第3入力端子と第3出力端子と第3アース端子とを有する電流1相分の第3のフィルタ回路と、
    該第3のフィルタ回路は、
    前記第1のフィルタ回路内の前記第1回路と同様にして接合することにより、
    第1スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の一端を電源に接続される前記第3入力端子とし、該第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の他端を出力側接続用端子として構成された1組の第1回路と、
    前記1組の第1回路の下方に配置され、前記第1のフィルタ回路内の前記第2回路と同様にして接合することにより、該第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の一端を入力側接続用端子とし、該第2スパイラル状コイルのスパイラル外縁側の他端を負荷に接続される前記第3出力端子として構成された1組の第2回路とを含み、
    前記第1回路を構成する前記第1スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記出力側接続用端子を、前記第2回路を構成する前記第2スパイラル状コイルのスパイラル中心側の前記入力側接続用端子と接続し、
    前記第1回路を構成する前記第1絶縁体上の前記第1スパイラル状アースのスパイラルアース中心部と、前記第2回路を構成する前記第2絶縁体上の前記第2スパイラル状アースのスパイラルアース中心部とを、前記第3アース端子として接続することによって構成され、
    前記第1のフィルタ回路、前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路のそれぞれのスパイラル状コイルの中心部をコア中央部に対応させた状態にして、該第1のフィルタ回路の下方に前記第2のフィルタ回路および前記第3のフィルタ回路を順次配置され、樹脂によりモールドして収納されたコアからなるケースと
    を具え、
    前記第1、第2および第3入力端子の計3本と前記第1、第2および第3出力端子の計3本とからなる6本の主電流用端子と、前記第1、第2および第3アース端子が共通接続された1本の共通アース端子とを有するノイズフィルタとして構成したことを特徴とする分布定数型の3相用のノイズフィルタ。
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