JPH08222695A - インダクタ素子及びその製造方法 - Google Patents

インダクタ素子及びその製造方法

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JPH08222695A
JPH08222695A JP2371795A JP2371795A JPH08222695A JP H08222695 A JPH08222695 A JP H08222695A JP 2371795 A JP2371795 A JP 2371795A JP 2371795 A JP2371795 A JP 2371795A JP H08222695 A JPH08222695 A JP H08222695A
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inductor element
substrate
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inductor
wiring
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Mitsuhiro Mori
光廣 森
Toshihiko Shimizu
敏彦 清水
Hidekazu Hase
英一 長谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モノリシックマイクロ波IC用の小型かつ低損
失なインダクタ素子を提供する。 【構成】比誘電率の高い半絶縁性半導体基板10に入り
込む電気力線を低減するために、溝102を掘り、寄生
容量である第二の配線金属層13の線間容量C1を大幅
に低減する。 【効果】広い帯域に渡ってインダクタンスが一定で、低
損失のインダクタ素子を作製できる。また、モノリシッ
クマイクロ波ICの高利得化,低消費電力化,広域化が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信,衛星通信、
及び衛星放送等のマイクロ波領域で動作する集積回路に
おいて、その高周波インピーダンスの整合に用いるイン
ダクタ素子の素子構造、及びその製作法に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで高周波回路を実現するには高周
波動作する能動素子と,インピーダンス整合用のインダ
クタ素子,容量等の受動素子とを個別にセラミックス等
の配線基板上に組み立てていた。しかし、その組み立て
位置により整合特性が変わるので、高歩留まりで、かつ
大量生産することは、きわめて困難であった。この欠点
を解決するために、インダクタ素子,容量素子,抵抗等
の受動素子,トランジスタ,ダイオードなどの能動素子
をGaAs,InP等の半絶縁性化合物半導体基板上に
つくるモノリシックマイクロ波IC(Monolithic Micro
wave IntegratedCircuit )が実用化されている。ここ
で用いられるインダクタ素子にとっては、ICの集積度
を上げるための小型化、およびICの高利得化,低消費
電力化のための低損失化が必須である。
【0003】従来のモノリシックマイクロ波ICに用い
られるインダクタ素子の高性能化に関しては、例えば、
長谷等により、『移動通信用低雑音GaAsモノリシッ
ク増幅器の低消費電力化』と題する電子情報通信学会秋
季大会予稿集SC−6−8(5卷−198頁〜199
頁)において論じられている。
【0004】図2に従来のインダクタ素子の斜視図を示
す。半絶縁性半導体基板10上に層間絶縁膜11が被着
されており、その上にインダクタ素子の引出線が第一の
配線金属層12で形成されている。外形は四角形で渦状
の金属パターンが、線間距離s,線幅lで第二の配線金
属層13により形成されている。第一の配線金属層11
と第二の配線金属層13とは、コンタクト孔15におい
て電気的接続がなされている。配線間の寄生容量を低減
する目的で、前記配線金属層間の交差部は比誘電率εr
=1の空気により絶縁するエア・ブリッジ構造14にな
っている。
【0005】16は裏面電極である。
【0006】また回路設計では、このインダクタ素子は
集中定数素子として取り扱われ、図3に示すような等価
回路モデルにより表現される。以下に図3を用いてイン
ダクタ素子の性能向上に必要な条件を述べる。同図
(a)はインダクタ素子をインダクタンスLと寄生抵抗
R,寄生容量C1,C2,C3とを用いて表現したもの
である。
【0007】一般に、導体の高周波における抵抗は直流
抵抗より大きくなる。これは高周波では導体断面中の電
流の分布が一様でなく、電流が導体の内部より、縁の方
に集中して流れる表皮効果のためである。インダクタ素
子の寄生抵抗Rは配線金属層の表皮効果のため数1の如
く表され、周波数が高くなるほど高抵抗になる。
【0008】
【数1】
【0009】抵抗Rの低減のためには、Au,Ag,C
u,Al等の電気抵抗の低い金属を配線金属層に用い、
その配線幅l,配線厚みの最適化を図ることにより解決
できる。
【0010】一方、C1は線間容量であり、図2におけ
る第一の金属配線層12と第二の金属配線層13の交差
部の容量と第二の金属配線層13で出来たスパイラル部
分自身の有する線間容量の和である。C2,C3は半絶
縁性半導体基板10を介し、裏面電極16と第二の金属
配線層13とで形成される基板容量である。寄生容量の
問題を明らかにするため、更にこの等価回路を図3
(b)のように簡略化するとインダクタ素子のインピー
ダンスZは数2で表すことが出来る。
【0011】
【数2】
【0012】ここで等価インダクタンスL′と等価直列
抵抗R′はいずれも周波数依存性を有する。また、イン
ダクタ素子の性能指数として、共振の尖鋭度Q及びQ=
0となる共振周波数frは次の数3,数4で表される。
式から明らかなごとく、Q及びfrが大きいほど良いイ
ンダクタ素子といえる。
【0013】
【数3】
【0014】
【数4】
【0015】図4はインダクタ素子におけるL′,
R′,Qの周波数依存性を示したものである。L′,
R′は周波数とともに増加する傾向を示すが、理想的な
インダクタ素子は、広い帯域に渡って等価インダクタン
スL′が一定で、低い等価直列抵抗R′を有することが
望ましい。なお、等価直列抵抗R′の周波数特性は、R
の周波数特性より急峻であり、表皮効果の他に、寄生容
量の効果を含んでいることがわかる。即ち、インダクタ
素子の高性能化には、寄生容量の低減が必須である。
【0016】また、性能指数Qにより、このL′,R′
の効果を代表できることが図からもわかる。即ち、高い
Q値を示すインダクタ素子は高性能のモノリシックマイ
クロ波ICを作製するうえで必要である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】理想的なインダクタ素
子は、広い帯域に渡って等価インダクタンスL′が一定
で、低い等価直列抵抗R′を有することである。さら
に、寄生容量のため等価直列抵抗R′はRよりもさらに
増加傾向が激しい。Rの低減のためには、インダクタ素
子の配線金属層の直流抵抗を低減すれば良く、電気伝導
度の良い金属配線を用い、配線幅lの拡大,配線厚みの
最適化により解決できる。一方寄生容量の低減には線間
容量の低減が必要で、第二の配線金属層13(図2)の
線間距離sを広げることにより達成できるが、この解決
法はインダクタ素子が大型化し、好ましくない。
【0018】本発明の目的は、高い共振の尖鋭度Qと高
い共振周波数fr を有する小型のインダクタを提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】図2の構造を詳細に検討
すると、線間に生じる電気力線は比誘電率の高い半絶縁
性半導体基板10に集中し、寄生容量を増加させている
ことがわかる。半絶縁性GaAs基板で比誘電率εr=
12.5,半絶縁性InP基板でεr=12.6と高い。
このため、線間容量C1を低減するためには、半絶縁性
半導体基板10に入り込む電気力線を低減することが必
要である。そのためにはインダクタ素子を構成する配線
層を半絶縁性半導体基板10からできるかぎり遠ざける
ことが必要である。
【0020】図1は本発明によるスパイラルインダクタ
の斜視図である。半絶縁性半導体基板10,層間絶縁膜
11,第一及び第二の配線金属層12,13が図のよう
に配置されており、配線金属12,13を支持している
絶縁膜11および半絶縁性半導体基板101を残して、
半絶縁性半導体基板10に溝102が形成されている。
【0021】
【作用】比誘電率の高い半絶縁性半導体基板10に入り
込む電気力線を低減するために、溝102を掘り、第二
の配線金属層13の線間容量を低減出来た。その結果、
線間容量C1を大幅に低減でき、広い帯域に渡って等価
インダクタンスL′が一定で、低い等価直列抵抗R′を
有する小型のインダクタ素子を作成できた。Q値も従来
のインダクタ素子に比べて、大幅に向上することができ
た。
【0022】
【実施例】
(実施例1)図5は本発明によるインダクタ素子の工程
図であり、以下に詳細にその製造方法を説明する。
【0023】(a)GaAs,InPなどの半絶縁性半
導体基板20上にSiO2 等の絶縁膜21を600nm
被着し、第一の金属配線層22を例えば下からMo/A
u/Mo(150nm/1.0μm /50nm)の三層構
造を有する金属膜で形成する。配線幅は10μm〜40
μmを用いる。第二の絶縁膜23、例えばSiO2,Si
Nを600nm被着後、通常のホトリソグラフィー技術
を用いてコンタクト孔25を開口する。24はホトレジ
ストを表す。
【0024】(b)次に電解めっき用の下地金属膜26
を、例えば下からTi(20nm)/Ni(150n
m)の二層膜で形成する。膜の形成手段としては、蒸着
法,スパッタ法が用いられる。次に、第二の配線金属層
を選択めっきにより形成するため、マスク材として、ホ
トレジスト24′のパターンを形成する。
【0025】(c)ホトレジスト24′のパターンをマ
スクに、選択電解めっき法により、第二の配線金属層2
7を形成する。めっきする金属は高電気伝導度を有する
Au,Ag,Cuなどが良い。線幅l,線間距離sは4
〜16μmを用いる。
【0026】(d)ホトレジスト24′をレジスト剥離
材で除去後、第二の配線金属層27をマスクとして、電
解めっき用の下地金属膜26をイオンミリングで、第二
の絶縁膜23及び第一の絶縁膜21をCHF3 ガス+C
26ガスを用いたドライエッチングにより順次除去す
る。さらに、SiCl4ガス+SF6ガスを用いてGaA
sの基板を深さ8μm〜20μmエッチングし、溝28
を形成する。
【0027】InP基板の場合は、CH4ガス+H2ガス
などを用いる。さらに、図には示していないが、この溝
28をPIQ、サイトップ(旭化成のフッソ系樹脂の商
品名)等の低比誘電率を示す樹脂などで埋めこんでもよ
い。最後に、半絶縁性半導体基板20を100μm〜2
00μmまで薄層化し、その裏面に裏面電極29を被着
する。
【0028】図6は配線幅l=18μm,線間距離s=
14μmの巻数6ターンでL=10nHのスパイラルイ
ンダクタ素子について、従来構造のインダクタ素子
(b)と,半絶縁性GaAs基板を8μmエッチングし
た本発明によるインダクタ素子(a)とについて、その
性能を比較したものである。比較する項目はL′,
R′,Qである。本発明によるインダクタ素子はL=
L′の範囲が広く、かつ等価直列抵抗R′も比較的低く
抑えられていることがわかる。移動通信で用いられる周
波数f=2GHz付近におけるQ値も15から21に改
善されている。また線間容量C1は、従来のインダクタ
素子の0.19pF に対し、本発明によるものは、0.
049pFまで低減されている。それに対応し、共振周
波数frは3.65GHzから7.15GHz へ改善さ
れている。
【0029】図7は配線幅l=18μm,線間距離s=
14μmで6ターンのインダクタ素子に関し、半絶縁性
GaAs基板のエッチング深さとQ値の関係を示してい
る。深さが20μmまではQの増加傾向が見られ、やが
て飽和することがわかる。これは、ある深さ以上基板を
掘っても、線間容量は低減できないことと一致してい
る。
【0030】(実施例2)以下に、本発明の一実施例を
図8のモノリシックマイクロ波ICの断面工程図を用い
て詳細に説明する。
【0031】(a)半絶縁性GaAs基板30上にGa
AsFET31,MIM(Metal-Insulator-Metal )容
量32,抵抗35、及び配線層34が形成されたウエハ
を用意する。GaAsFET31はイオン打ち込み法に
よりn+ ,n層を、ソース電極310,ドレイン電極3
12をAuGe/W/Ni/Auで、ゲート電極311
をAlにより形成する。MIM容量32は下層電極32
0のAl層と第一の配線金属層34のMo/Au層によ
りプラズマSiN膜321を挟んだサンドイッチ構造で
ある。抵抗35はn+ 層にオーミック電極351をAuGe
/W/Ni/Auにより形成する。第一の配線金属層3
4′はインダクタ素子の引出線であり、35は絶縁膜で
ある。
【0032】(b)絶縁膜35′を被着後、コンタクト
孔36を開口し、選択金めっきにより、インダクタ素子
のコイル部分を第二の配線金属層37により形成する。
金めっきの厚さは8μm、コイルの線/線間距離は6μ
m/4μmを用いた。
【0033】(c)ホトレジスト382と金めっきによ
り形成されたインダクタ素子のコイル部分をエッチング
マスクにして、絶縁膜35,35′をエッチングする。
さらに、半絶縁性GaAs基板30を深さ10μmエッ
チングし、コイルの間に深い溝381を有するをインダ
クタ素子38を形成する。最後に、半絶縁性GaAs基板3
0を150μmまで薄層化し、裏面電極39を被着す
る。
【0034】以上のプロセスを経て作成された低雑音増
幅器の性能について以下に述べる。モノリシックマイク
ロ波ICに用いる入出力インピーダンス整合回路には、
容量とインダクタ素子が用いられ、その低損失化は、低
雑音増幅器等の回路にとって重要である。即ち、整合回
路に用いるインダクタ素子の等価直列抵抗R′が大きい
と、回路の利得は低下する。さらに利得が低下しただ
け、雑音指数も増大し、回路性能の劣化を生じる。この
ためインダクタ素子による損失は、能動素子であるGa
AsMESFETの雑音指数に比べ、回路として提供できる雑
音指数を劣化させるという問題がある。本実施例によれ
ば、インダクタ素子の線間寄生容量を低減することがで
き、高性能の低雑音増幅器が作成できた。
【0035】即ち、従来は消費電流2mAで、1.9G
Hz で動作する低雑音増幅器の電力利得はPG=13.
5dB、雑音指数NF=2.0dBであったが、本実施
例によるインダクタ素子を用いた低雑音増幅器は、同一
駆動電流で、PG=14.5dB,NF=1.2dBが得ら
れた。また、消費電流を1.6mA、即ち20%低減し
ても、PG=13.5dB,雑音指数NF=2.0dBの
従来のインダクタ素子を用いた場合の回路性能が得られ
た。本実施例によるインダクタ素子を用いることによ
り、回路の高利得化,低消費電力化,低雑音化が出来る
ことが明らかである。さらに、広い周波数範囲に渡って
等価インダクタンスL′が一定であるため、高帯域増幅
器などのマイクロ波回路を容易に設計できる。
【0036】(実施例3)以下に、本発明の別の実施例
を図9のインダクタ素子断面図を用いて詳細に説明す
る。
【0037】(a)ミアンダパターンによるインダクタ
素子の平面図を図9(a)に示し、そのA−A′に沿っ
た断面図を同図(b)に示す。配線43で作られたパタ
ーンの外周に位置する半絶縁性半導体基板40をエッチ
ング除去したものである。基板の溝41はεr=3のP
IQ44を用いて埋め込まれている。42は層間絶縁
膜、47は裏面電極を表す。
【0038】(b)S字パターンによるインダクタ素子
の平面図を図9(c)に示す。配線45で作られたパタ
ーンの外周に位置する半絶縁性半導体基板40をエッチ
ング除去し、溝46を形成したものである。
【0039】以上の他に、ストリップ線路による線状の
インダクタに関しても、ストリップ線路の両側の基板を
掘ることにより、性能の向上が図れる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、インダクタ素子の線間
容量C1を大幅に低減でき、広い帯域に渡って等価イン
ダクタンスL′が一定で、低い等価直列抵抗R′を有す
る小型で低損失のインダクタ素子を作製できる。また共
振の尖鋭度Q,共振周波数frも従来のインダクタ素子
に比べて、大幅に向上することができる。さらに、本発
明によるインダクタを用いたモノリシックマイクロ波I
Cの高利得化,低消費電力化ができるとともに、回路の
広帯域化設計が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインダクタ素子の斜視図。
【図2】従来のインダクタ素子の斜視図。
【図3】インダクタ素子の等価回路図。
【図4】インダクタ素子の等価回路定数の周波数依存性
の特性図。
【図5】本発明による一実施例のインダクタ素子の工程
を示す断面図。
【図6】従来及び本発明によるインダクタ素子の性能比
較特性図。
【図7】本発明によるインダクタ素子の溝の深さとQ値
の関係を示す特性図。
【図8】本発明による一実施例のモノリシックマイクロ
波ICの工程を示す断面図。
【図9】本発明による一実施例のインダクタ素子の断面
図。
【符号の説明】
10,101,40…半絶縁性半導体基板、11…層間
絶縁膜、12…第一の配線金属層、13…第二の配線金
属層。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成されたインダクタ素子におい
    て、前記インダクタ素子を構成する配線層間の間隙に位
    置する前記基板を、その一部分の深さまで除去したこと
    を特徴とするインダクタ素子。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記基板が半絶縁性半
    導体基板であるインダクタ素子。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記配線層が円形のコ
    イル状、或いは四角形のコイル状、或いは多角形のコイ
    ル状になっているインダクタ素子。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記配線層がミアンダ
    パターンになっているインダクタ素子。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記配線層がS字パタ
    ーンになっているインダクタ素子。
  6. 【請求項6】基板上に形成された線状のインダクタ素子
    において、前記インダクタ素子を構成する配線層の両側
    に位置する前記基板を、その一部分の深さまで除去した
    ことを特徴とするインダクタ素子。
  7. 【請求項7】請求項1において、一部分の深さまで除去
    された基板の溝を前記基板よりも低い比誘電率を有する
    絶縁物で充填したインダクタ素子。
  8. 【請求項8】少なくとも、基板上にインダクタ素子用配
    線層を形成する工程と,前記配線層の線間に位置する前
    記基板を一部の深さまで除去して溝を掘る工程とからな
    るインダクタ素子の製造方法。
  9. 【請求項9】少なくとも、基板上にインダクタ素子用配
    線層を形成する工程と,前記配線層の線間に位置する前
    記基板を一部の深さまで除去して溝を掘る工程と,前記
    溝を前記基板よりも低い比誘電率を有する絶縁物で充填
    する工程とからなるインダクタ素子の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1に記載のインダクタ素子を含む
    モノリシックマイクロ波集積回路素子。
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