JPH0774311A - 半導体アナログ集積回路 - Google Patents

半導体アナログ集積回路

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JPH0774311A
JPH0774311A JP22036493A JP22036493A JPH0774311A JP H0774311 A JPH0774311 A JP H0774311A JP 22036493 A JP22036493 A JP 22036493A JP 22036493 A JP22036493 A JP 22036493A JP H0774311 A JPH0774311 A JP H0774311A
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JP
Japan
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spiral
integrated circuit
pattern
ground
elements
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Pending
Application number
JP22036493A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsue Kawahisa
克江 川久
Tomotoshi Inoue
智利 井上
Kenji Ishida
賢二 石田
Masami Nagaoka
正見 長岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0774311A publication Critical patent/JPH0774311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アナログ集積回路のレイアウトに
おいて、受動素子間の距離を低減し、より高性能で小型
の半導体アナログ集積回路を提供することを目的とす
る。 【構成】半導体アナログ集積回路を構成する受動素子の
形成において、同一基板上に受動素子と接地用の配線パ
ターンを形成し、受動素子を形成する配線のメタル厚よ
りも、接地用パターンを形成する配線のメタル厚のほう
が大きく、受動素子と受動素子の間には接地用パターン
が存在することを特徴とする。 【効果】半導体アナログ集積回路を構成する受動素子の
レイアウトにおいて、受動素子と受動素子の間には接地
用パターンが存在し、しかも受動素子を形成する配線の
メタル厚よりも、接地用パターンを形成する配線のメタ
ル厚のほうが大きいため、素子間干渉が起こりにくくな
るため、素子間の距離を小さくすることができる。その
ため、アナログ集積回路の小型化と高性能化が実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体アナログ集積回
を構成する受動素子と接地のレイアウトに関する。
【0002】
【従来の技術】モノリシックマイクロ波集積回路(MM
IC)の占有面積は、構成素子である受動素子によって
大きく規定される。そのためMMICの小型化には、受
動素子そのものを小型化する方法と、受動素子間の距離
を小さくする方法が考えられる。
【0003】受動素子そのものを小型化する方法として
は、多層化して占有面積を節約する方法が一般的である
が、多層化に伴う寄生容量などの寄生成分が付加しやす
いため設計が難しい。一方、受動素子間の距離を小さく
する方法は、小型化のためには有効であるが、距離を近
づける程素子間干渉を引き起こしやすい、といった問題
がある。
【0004】特に、インダクタンスどうしが近づくと相
互インダクタンスが生じる。相互インダクタンスが生じ
ると、各インダクタンスの間で信号パワーの漏洩が起こ
るため、設計が非常に難しくなる。また、キャパシタン
ス間でも接近することにより、結合容量が生じる。
【0005】図3に、スパイラルインダクタ12,13
を2つ並べてレイアウトしたパターン示す。各スパイラ
ルインダクタのインダクタンスは、L=5nHである。
またスパイラルインダクタの周辺には接地用のパターン
11が在る。
【0006】図4に、図3のレイアウトにおけるインダ
クタ間の距離(l)と相互インダクタンス(M)の関係
を、電磁解析シミュレーションで求めた結果を示す。即
ち、l=200μmでは、M=0.1nHであり、l=
50μmではM=0.5nHであり、lが小さいほどM
は大きくなる傾向が見られる。
【0007】この様に、素子間の配置は素子間干渉を考
慮して、素子間に距離を設けなければならない。そのた
め、受動素子そのものを小型化しても、素子間距離を小
さくすることが難しいため、MMICの小型化が難しい
といった問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のM
MICにおいて、受動素子間の距離を小さくすると素子
間干渉が起こるので、チップの小型化が困難であった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、MMI
Cにおける受動素子の占有面積を減少し、より高性能で
小型の半導体アナログ集積回路を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】半導体アナログ集積回路
を構成する受動素子の形成において、同一基板上に受動
素子と接地用の配線パターンを形成し、受動素子を形成
する配線のメタル厚よりも、接地用パターンを形成する
配線のメタル厚のほうが大きく、受動素子と受動素子の
間には接地用パターンが存在することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、受動素子と受動素子の間には
接地用パターンが存在し、しかも受動素子を形成する配
線のメタル厚よりも、接地用パターンを形成する配線の
メタル厚のほうが大きいため、素子間干渉を起こりにく
くなり、素子間の距離を小さくすることができる。その
ため、MMICの小型化が実現できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1の(a)は、本発明の半導体アナログ集積回
路を構成するスパイラルインダクタを2つ並べてレイア
ウトしたパターンの一実施例を示す。各スパイラルイン
ダクタのインダクタンスは、L=5nHである。またス
パイラルインダクタの周辺と各スパイラルインダクタの
間には接地用のパターンが在る。
【0012】図1の(b)には図1の(a)のA−A′
で見た断面図を示す。本実施例で形成した構造は、半絶
縁GaAs基板4上絶縁膜としてシリコン酸化膜3を堆
積し、この膜上にTi/Pt/Auの積層金属膜をパタ
ーニングしたものである。スパイラル部2はこの金属膜
のみで形成され、その膜厚は、約1μmである。接地1
とする金属部にはAuメッキにより膜厚を増やしてスパ
イラル部よりも厚くしてある。本実施例においてはスパ
イラル部の厚さに対して1.5〜10倍の厚さのものを
用いた。
【0013】各スパイラルインダクタの間にある接地の
幅(GW)は50umである。接地の幅を一定にして、
スパイラルインダクタ間の距離(l)を変えたパターン
をそれぞれ試作した。
【0014】図2に、試作したパターンを測定して求め
た、インダクタンス間の距離(l)と相互インダクタン
ス(M)の関係を示す(図中a)。また比較のために、
接地部にAuメッキをせず、接地部とスパイラル部との
膜厚が同じである場合(図中b)と、インダクタトイン
ダクタの間に接地のパターンがない場合(図中c)、の
結果についても示す。
【0015】スパイラルインダクタの間に接地パターン
がない場合(図中c)、l=200μmではM=0.1
nHであり、l=50μmではM=0.5nHであるの
に対して、インダクタとインダクタの間に接地のパター
ンがあり、接地部とスパイラル部膜厚が等しい場合(図
中b)は、l=200μmではM=0.036nHであ
り、l=50μmではM=0.16nHである。インダ
クタとインダクタの間に接地のパターンがあるほうが、
ない場合に比べてMが小さい。
【0016】インダクタとインダクタの間に接地のパタ
ーンがあり、接地部が、スパイラル部よりも膜厚が大き
い場合(図中a)は、l=200μmのときM−0.0
2nH、l=50μmのときM−0.1nHである。接
地とスパイラル部の膜厚が等しい場合に比べるとさらに
Mは小さくなった。
【0017】例えば、レイアウトする際、各スパイラル
インダクタのインダクタンス(L=5nH)の1/50
であるM≦0.1nHを設計基準とすると、インダクタ
間の距離(l)は、次のような条件が必要である。即
ち、スパイラルインダクタの間に接地のパターンがない
場合は、l≧200μmが必要であり、インダクタとイ
ンダクタの間に接地パターンがあり、接地部とスパイラ
ル部の膜厚が等しい場合は、l≧100μmが必要であ
り、インダクタとインダクタの間に接地パターンがあ
り、接地部が、スパイラル部よりも膜厚が大きい場合
は、l≧50μmが必要である。
【0018】スパイラルインダクタの間に接地のパター
ンがない場合に比べると、インダクタとインダクタの間
に接地のパターンがあり、接地部が、スパイラル部より
も膜厚が大きい場合は、インダクタ間の距離が1/4
(=50μm/200μm)で済むことになる。
【0019】M≦0.1nHの設計基準でパワーアンプ
のMMICを上記の各デザインルールでレイアウトし
た。その結果スパイラルインダクタの間に接地のパター
ンがないデザインルールでレイアウトした場合、チップ
面積は3mm×3mmであった。インダクタとインダク
タの間に接地パターンがあり、接地部とスパイラル部の
膜厚が等しい場合、チップ面積は2.2mm×2.2m
mであった。また、インダクタとインダクタの間に接地
のパターンがあり、接地部が、スパイラル部よりも膜厚
が大きい場合、チップ面積は1.7mm×1.7mmで
あった。そして、スパイラルインダクタの間に接地のパ
ターンがない場合に比べると、インダクタとインダクタ
の間に接地パターンがあり、接地部が、スパイラル部よ
りも膜厚が大きい場合は、チップ面積が(1.7×1.
7)/(3×3)=0.32と約1/3になった。
【0020】なお、接地部の膜厚が、スパイラル部の膜
厚の1.5倍以上であれば、干渉を抑制する効果が現
れ、その効果は接地部の膜厚がスパイラル部の膜厚より
も大きいほど顕著である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体アナログ集積回路を構成する受動素子のレイアウト
において、受動素子と受動素子の間には接地用パターン
が存在し、しかも受動素子を形成する配線のメタル厚よ
りも、接地用パターンを形成する配線のメタル厚のほう
が大きいため、素子間干渉が起こりにくくなるため、素
子間の距離を小さくすることができる。そのため、アナ
ログ集積回路の小型化と高性能化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】 本発明の実施例の素子間距離と相互インダク
タンスの関係を示す線図。
【図3】 従来のレイアウト図。
【図4】 従来の素子間距離と相互インダクタンスの関
係を示す線図。
【符号の説明】
1…接地部 2…スパイラル部 3…シリコン酸化膜、
4…半絶縁製GaAs基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 正見 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体アナログ集積回路を構成する受動素
    子を形成する配線をメタル厚よりも、接地用パターンを
    形成する配線のメタル厚のほうが大きいことを特徴とす
    る半導体アナログ集積回路。
  2. 【請求項2】半導体アナログ集積回路を構成する受動素
    子を形成する配線と、接地用パターンを形成する配線と
    が、同一基板上に形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体アナログ集積回路。
  3. 【請求項3】半導体アナログ集積回路を構成する受動素
    子が復数ある場合、受動素子と受動素子の間には接地用
    パターンが存在することを特徴とする請求項1記載の半
    導体アナログ集積回路。
JP22036493A 1993-09-06 1993-09-06 半導体アナログ集積回路 Pending JPH0774311A (ja)

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