JP2000312121A - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JP2000312121A JP11120594A JP12059499A JP2000312121A JP 2000312121 A JP2000312121 A JP 2000312121A JP 11120594 A JP11120594 A JP 11120594A JP 12059499 A JP12059499 A JP 12059499A JP 2000312121 A JP2000312121 A JP 2000312121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装するための空間が小さく、かつ低コスト
である電力変換器用ノイズフィルタの提供。 【解決手段】 所望とする数の短冊状の誘電体チップ
を、断面が矩形の2枚のスパイラルコイルではさみこみ
接合したスパイラルLC複合部材を形成し、所望の数の
そのスパイラルLC複合部材を積層しおよび接続してノ
イズフィルタ回路を形成し、所望の数の前記ノイズフィ
ルタ回路を、絶縁シートを介して積層して、およびその
積層体の中心および外周部に磁気回路が形成されるよう
磁性体で囲い、リアクトルの機能およびコンデンサの機
能を有するフィルタ回路を構成したことを特徴とするノ
イズフィルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータなど
の電力変換器を構成する半導体スイッチ素子のスイッチ
ング動作に伴って発生するスイッチングノイズを濾波す
る電力変換器用ノイズフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】インバータなどの電力変換器を構成する
半導体スイッチ素子のスイッチング動作は、キャリア周
波数を数kHzから十数kHz程度としたパルス幅変調
(PWM)された駆動信号に基づいて行われ、このスイ
ッチング動作により数十kHz以上の周波数成分のスイ
ッチングノイズがこの電力変換器から発生する。
【0003】近年、上記スイッチングノイズの周波数成
分のうち、100kHz以上の成分が外部機器に与える
悪影響を抑制するべく、当該する電力変換器に様々の法
的規制が敷かれ、これに対応するために電力変換用ノイ
ズフィルタをこの電力変換器に設置している。
【0004】従来のこの種の電力変換用ノイズフィルタ
としては、フェライト、非晶質合金、結晶合金などから
なるコアに電線を巻回してなる単体のリアクトルと、フ
ィルムやチップなどからなる単体のコンデンサとを、例
えば逆L形に接続して該フィルタを構成し、このフィル
タにより前記半導体スイッチ素子のスイッチング動作に
伴って発生するスイッチングノイズを濾波するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のノイズフィルタとして用いられるリアクトルは
一般にトロイダル形状をしており、また、コンデンサは
ピン挿入型で偏平状、円筒状などの形状をしており、こ
れらを電力変換器用内部のプリント基板上に実装する場
合、個々の体積以上の実装空間を必要とするという問題
があり、また、このフイルタを個別配線により装着する
場合には接続個所が多く、個々の部品の固定方法も複雑
になるという問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記問題点を解決し電
力変換器用ノイズフィルタをより小型薄型で低コストに
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の実施の形
態は、ノイズフィルタであって、所望とする数の短冊状
の誘電体チップを、断面が矩形の2枚のスパイラルコイ
ルではさみこみ接合したスパイラルLC複合部材を形成
し、所望の層数の前記スパイラルLC複合部材を絶縁シ
ートを介し積層し、前記スパイラルLC複合部材を構成
する一方のスパイラルコイルを該スパイラルコイルの内
部端で相互に接続して主回路が所望する電流を通流させ
る主回路となし、前記スパイラルLC複合部材を構成す
る他方のスパイラルコイルを該スパイラルコイルの内部
端で相互に接続して高周波ノイズに基づく電流を通流さ
せるアース回路となすノイズフィルタ回路を形成し、所
望の数の前記ノイズフィルタ回路を、絶縁シートを介し
て積層して、ノイズフィルタ回路積層体を形成し、およ
び前記ノイズフィルタ回路積層体の中心および外周部に
磁気回路が形成されるよう磁性体で囲い、リアクトルの
機能およびコンデンサの機能を有するフィルタ回路を構
成したことを特徴とするノイズフィルタである。
【0008】本発明の第2の実施の形態は、前記スパイ
ラルコイルは所定の厚みに金属板をプレス打抜き加工さ
れたものであることを特徴とする第1の実施の形態のノ
イズフィルタである。
【0009】本発明の第3の実施の形態は、前記主回路
を形成するスパイラルコイルは所定の厚みに金属板をプ
レス打抜き加工されたものであり、および前記アース回
路を形成するスパイラルコイルが、厚さを除いて前記主
回路を形成するスパイラルコイルと同一形状であり、所
望とする電流を通流させることができる断面積を有した
薄肉の金属板をプレス打抜き加工されたものであること
を特徴とする第1の実施の形態のノイズフィルタであ
る。
【0010】本発明の第4の実施の形態は、前記主回路
を形成するスパイラルコイルは所定の厚みに金属板をプ
レス打抜き加工されたものであり、および前記アース回
路を形成するスパイラルコイルが、前記主回路を形成す
るスパイラルコイルと同一平面パターンに銅箔をエッチ
ング加工したプリント基板を用いることを特徴とする第
1の実施の形態のノイズフィルタである。
【0011】本発明の第5の実施の形態は、前記主回路
を形成するスパイラルコイルは所定の厚みに金属板をプ
レス打抜き加工されたものであり、前記アース回路を形
成するスパイラルコイルが、主回路用スパイラルコイル
と同一平面パターンの導電ペースト材を絶縁シートに塗
工し、および前記アース回路が共振抑制抵抗として機能
することを特徴とする第1の実施の形態のノイズフィル
タである。
【0012】本発明の第6の実施の形態は、前記短冊状
の誘電体チップは前記スパイラルコアと接合される面に
予め導電ペースト材が塗工されており、導電接着材で前
記スパイラルコアと接合されることを特徴とする第1〜
5の実施の形態のいずれかのノイズフィルタである。
【0013】本発明の第7の実施の形態は、前記短冊状
の誘電体チップは前記スパイラルコアと接合される面に
予め導電ペースト材が塗工されており、はんだ材で前記
スパイラルコアと接合されることを特徴とする第1〜5
の実施の形態のいずれかのノイズフィルタである。
【0014】本発明の第8の実施の形態は、前記短冊状
の誘電体チップは前記スパイラルコアと接合される面に
予め導電ペースト材が塗工されており、樹脂材で前記ス
パイラルコアと接合されることを特徴とする第1〜5の
実施の形態のいずれかのノイズフィルタである。
【0015】本発明の第9の実施の形態は、第1〜8の
実施の形態のいずれかのノイズフィルタを、プラスチッ
ク製ケースに収め、および樹脂材料を用いて封止して、
フィルタユニットとして構成したことを特徴とするノイ
ズフィルタユニットである。
【0016】本発明の第10の実施の形態は、前記樹脂
材料は、無機充填材を所定の割合で充填した高分子樹脂
材料からなることを特徴とする第9の実施の形態のノイ
ズフィルタユニットである。
【0017】本発明の第11の実施の形態は、第1〜8
の実施の形態のいずれかのノイズフィルタを、プラスチ
ック製ケースに収め、他の内部領域を前記シリコーンゲ
ルを用いて封止し、および入出力端子が配置される側の
領域のみ無機充填材を所定の割合で充填した高分子樹脂
材料で封止して、フィルタユニットとして構成したこと
を特徴とするノイズフィルタユニットである。
【0018】本発明の第12の実施の形態は、前記樹脂
材料は、シリコーンゲルからなり、入出力端子が配置さ
れる側の領域に当該端子を固定するためのカバーを設け
たことを特徴とする第9の実施の形態のノイズフイルタ
ユニットである。
【0019】本発明の第13の実施の形態は、第1〜8
の実施の形態のいずれかのノイズフィルタまたは第9〜
12の実施の形態のいずれかのノイズフィルタユニット
を、スイッチ素子を有する電力変換機の入力段および/
または出力段に接続し、コモンモードチョークコイルと
し、該スイッチ素子のスイッチ動作に伴って発生するス
イッチングノイズを濾波することを特徴とする電力変換
装置である。
【0020】本発明の第14の実施の形態は、第1〜8
の実施の形態のいずれかのノイズフィルタまたは第9〜
12の実施の形態のいずれかのノイズフィルタユニット
を、スイッチ素子を有する電力変換機内の回路に接続
し、コモンモードチョークコイルとし、該スイッチ素子
のスイッチ動作に伴って発生するスイッチングノイズを
濾波することを特徴とする電力変換装置である。
【0021】
【発明の実態の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の
第1の実施の形態のノイズフィルタの製造方法を示す図
である。図1〜図5では、2つのノイズフィルタ回路を
用いる単相用ノイズフィルタを例として説明する。
【0022】図1は、第1のスパイラルLC複合部材5
0を形成するための工程1を示す図である。ここで、1
aおよび2aはインダクタの機能を発現するスパイラル
(渦巻き状)コイルである。
【0023】ここでスパイラルコイル1aは、主回路
(例えば、電力変換機の回路)をなす。したがって、主
回路の電流を通流させるために必要な電流容量を有する
必要がある。スパイラルコイル1aは、例えば銅板をプ
レス打抜き加工により形成することができる。この場
合、例えば、電流容量を1A〜100A程度とするため
に、必要な断面積は0.1〜10mm2であり、好まし
くは0.2〜20mm2である。スパイラルコイル1a
の厚さは、0.2〜5.0mm位の範囲で形成すること
が可能である。
【0024】また、スパイラルコイル1aの外側の端
に、外部回路との接続を行なうため、例えばプリント配
線板にピン挿入し実装できるように、外部に―定の長さ
だけ引き出きれた領域1acを形成する。スパイラルコ
イル1aの内側の端は、他の主回路をなすスパイラルコ
イルとの接続に用いられる領域1anである。
【0025】次にスパイラルコイル2aはアース回路を
なす。スパイラルコイル2aは、スパイラルコイル1a
と同一の形状および同一の材質を有してもよい。好まし
くは、スパイラルコイル2aは、スパイラルコイル1a
の平面パターンと同一の平面パターンを有するべきであ
る。スパイラルコイル2aの断面積は、スパイラルコイ
ル1aの断面積と同一でもよく、あるいは異なっていて
もよい。
【0026】ここで、スパイラルコイル2aの内側の端
は、他のアース回路をなすスパイラルコイルとの接続に
用いられる領域2anである。
【0027】3は誘電体チップである。この誘電体チッ
プ3は、スパイラルコイル1aおよび2aと接続され
て、コンデンサをなす。誘電体チップ3の材料は、大き
な誘電率を有することが好ましく、BaTiO3、Sr
TiO3およびジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の強
誘電体のセラミック材がより好ましい。この誘電体チッ
プの厚さは、50μm〜2mmの範囲内であり、好まし
くは100μm〜1mmの範囲内であり、およびより好
ましくは0.4〜1mmの範囲内である。また幅はスパ
イラルコイル1aの幅と同じかそれ以下とする。さらに
長さはスパイラルコイル1aの一辺の長さ以下とする。
【0028】この誘電体チップ3の必要な枚数を、適当
な間隔でスパイラルコイル1aと2aの間に挟み込み、
および接合する。以上により、1層分のインダクタおよ
びコンデンサの機能をもつ第1のを構成する。
【0029】次に図2は、スパイラルLC複合部材50
と同等の機能を有する第2のスパイラルLC複合部材6
0の製造する工程2を示した図である。第2のスパイラ
ルLC複合部材60は、スパイラルLC複合部材の多層
化により、インダクタンスLとキャパシタンスCを増や
すために用いる。
【0030】第2のスパイラルLC複合部材60の構成
要素1b、2b、および3は、それぞれ、対応する第1
のスパイラルLC複合部材50の構成要素1a、2a、
および3と同等の材質および形状を有してもよい。第1
のスパイラルLC複合部材と同様に、スパイラルコイル
1bは主回路をなし、およびスパイラルコイル2bはア
ース回路をなす。
【0031】スパイラルコイル1bは、その外側の端に
外部回路との接続を行うための領域1bcを有する。ま
た、スパイラルコイル1bの内側の端は、別の主回路を
なすスパイラルコイルと接続するための領域1bnであ
る。
【0032】また、スパイラルコイル2bの一端に、外
部回路との接続を行なうため、例えばプリント配線板に
ピン挿入し実装できるように、外部に一定の長さだけ引
き出きれた領域2bcを形成する。さらに、スパイラル
コイル2bの内側の端は、別のアース回路をなすスパイ
ラルコイルと接続するための領域2bnである。
【0033】スパイラルLC複合部材50と同様に誘電
体チップ3を所定の個数、主回路用スパイラルコイル1
bとアース回路スパイラルコイル2bではさみインダク
タ兼コンデンサの機能を有するスパイラルLC複合部材
60を形成する。
【0034】図3は、スパイラルLC複合部材50とス
パイラルLC複合部材60を接合し、ノイズフィルタ回
路70を形成するための工程3を示した図である。
【0035】スパイラルLC複合部材50とスパイラル
LC複合部材60は絶縁シート4を介して積層され、両
複合部材の内側の各々の端子で接合される。スパイラル
LC複合部材50の主回路用内側端子1anは、スパイ
ラルLC複合部材60の主回路用内側端子1bnと接合
される。接合方法としては段差を補う金属片等を介して
はんだ付けで行なう。接合方法として、電気スポット溶
接、あるいは圧接を用いることも可能である。
【0036】またアース回路の接続は、スパイラルLC
複合部材50のアース回路内側端子2anとスパイラル
LC複合部材60のアース回路内側端子2bnとを接続
して行われる。接続方法としては、主回路と接触しない
ように電線で行なう。
【0037】このようにして、必要なインダクタンスL
を得るための巻数を有したコイルと必要なキャパシタン
スCを有するコンデンサとを具えたノイズフィルタ回路
70を形成する。
【0038】図4は、ノイズフィルタ回路71および7
2を、絶縁シート4を介して積層してノイズフィルタ回
路積層体を形成し、そして磁性体分割コアで挟み込む工
程4を示した図である。ノイズフィルタ回路71および
72は、前記工程1〜3で作成した、2つのノイズフィ
ルタ回路70を示す。ノイズフィルタ回路積層体(7
1、4、および72の積層体)を磁性体分割コア5aお
よび5bで挟みこむことにより、71および72内部の
スパイラルコイルのインダクタンスが増大する。
【0039】磁性体分割コア5aおよび5bは、ノイズ
フィルタ回路積層体の中心部、およびインダクタ兼コン
デンサの外周部において、互いに接合されるE字形状の
部材である。したがって磁性体分割コア5aおよび5b
は、ノイズフィルタ回路積層体の周囲に磁気回路を形成
する。また、磁性体分割コア5aおよび5bは、通常の
磁性体を用いて形成され、好ましくは鉄を用いて形成さ
れる。
【0040】ここで、2組のノイズフィルタ回路70
(すなわち71および72)、絶縁シート4を介して積
層し、磁性体分割コア5a,5bで挟み込むことによ
り、単相用のラインフィルタに用いられるコモンモード
用リアクトルと接地コンデンサが複合されたフィルタを
形成することができる。ここでは上部のノイズフィルタ
回路がU相となり、下部のノイズフィルタ回路がV相と
なる。したがって、上部ノイズフィルタ回路の主回路用
接続部(図3の70における1acおよび2acに相
当)が、それぞれU相の入出力端子U1,U2となり、
アース回路用接続部(図3の70における2bcに相
当)が、アース端子Pとなる。同様に、下部ノイズフィ
ルタ回路の入出力端子V1,V2およびアース端子Pを
示した。
【0041】なお、図示していないが、3組のノイズフ
ィルタ回路70を、それぞれ絶縁シートを介して積層し
て、磁性体分割コアで挟みこめば、3相用のコモンモー
ドリアクトルと接地コンデンサが複合されたラインフィ
ルタを形成することができる。この場合には、3組のノ
イズフィルタ回路は、それぞれU相、V相、W相とな
る。
【0042】次に図5は、磁性体分割コア5aおよび5
bを固定することにより、本発明の単相用ノイズフィル
タ6を完成する工程5を示した図である。ノイズフィル
タ6はリアクトルの機能とコンデンサの機能とを有す
る。磁性体分割コア5aおよび5bは、当該技術におい
て知られている技術を用いて固定することができ、たと
えば、溶接を用いて固定することができる。
【0043】次に、図6に基づいて、本発明のノイズフ
ィルタの電気的性質について説明する。図6は、図5に
示した本発明の単相用ノイズフィルタ6の等価回路図で
ある。図6において、それぞれのノイズフィルタ回路の
主回路用スパイラルコイルは所定の長さを有しているの
で、U相およびV相の入出力端子間、すなわちU1−U
2間およびV1−V2間には、微小なインダクタンスが
連続的に分布する。同様に、端子Pに接続されるアース
用スパイラルコイルも微小なインダクタンスが連続的に
分布する。また誘電体チップ3は、スパイラルLC複合
部材50および60(図1および図2参照)の主回路用
スパイラルコイルとアース用スパイラルコイルの間に空
間的に分布して配置されているので、主回路U1−U2
およびV1−V2は、一定の間隔で、一定のキャパシタ
ンスを介して、それぞれのアース回路に接続されてい
る。その結果、低域通過フィルタの機能を有する分布定
数回路を構成することができる。ここでいう、低域通過
フィルタとは、インバータ等の電力変換機器を構成する
半導体スイッチ素子のスイッチング動作に伴って発生す
るスイッチングノイズを濾波するのに必要なカットオフ
周波数(例えば10kHz以上)を有するものとする。
本発明のノイズフィルタ回路は、たとえば誘電体チップ
の材質および/または形状を変更して、前記のキャパシ
タンスおよびインダクタンスを変更することにより、種
々のカットオフ周波数を有することができる。本発明の
ノイズフィルタ回路は、好ましくは10〜150kH
z、より好ましくは10〜50kHzのカットオフ周波
数を有する。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態を、図7
に基づいて説明する。
【0045】図7は、2組の主回路用スパイラルコイル
1aで誘電体チップ3を挟みこんだものの断面図であ
る。すなわち、アース回路用スパイラルコイル2aとし
て、主回路用スパイラルコイル1aと同じものを使用し
ている。主回路用スパイラルコイルは所定の電流容量を
有しており、その電流容量は、コイルを構成する銅等の
金属板の厚みを変えてコイルの断面積を変化させること
により、変更できる。スパイラルコイルは、銅などの金
属板の打抜きにより形成してもよく、その際の金属板に
は0.2〜1.0mm厚の銅板等を用いる。大きな電流
容量が必要であり単一のスパイラルコイルを用いたとき
に電流密度が大きくなりすぎる場合あるいはインダクタ
ンスおよび/またはキャパシタンスを大きくする必要が
ある場合は、複数のスパイラルコイルを用いることがで
きる。この場合には、同一の形状のスパイラルコイルを
必要な枚数積層し、それらを並列に接続して、電流密度
を下げること、あるいは必要なインダクタンスおよび/
またはキャパシタンスを得ることができる。主回路用ス
パイラルコイル1aと同じものをアース回路に用いるこ
とにより、別にアース回路用スパイラルコイルを製作す
る必要を除去することができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態を、図8
に基づいて説明する。
【0047】図8は、主回路用スパイラルコイル1a
と、1aと異なる断面積を有するアース回路用スパイラ
ルコイル2aとで、誘電体チップ3を挟みこんだノイズ
フィルタ回路の断面図である。アース回路用スパイラル
コイル2aは、誘電体チップ3を介して流れ込むノイズ
成分の電流をアースに導くだけでよいため、その断面積
は主回路コイルパターンに比べて小さくすることができ
る。加えて、主回路用スパイラルコイル1aとアース回
路用スパイラルコイル2aの厚みが厚くなると、誘電体
チップ3に熱応力のための引張力が厚み方向の中央部に
かかり、引き裂かれてしまう可能性がある。そこで、ア
ース回路用スパイラルコイル2aの厚みを必要な厚みだ
けにし、熱応力のための引張り力が誘電体チップ3の中
央部に生じさせないようにすることができる。ただし、
アース回路用スパイラルコイル2aは、誘電体チップ3
により構成されるコンデンサのキャパシタンスを考慮す
ると、その厚さ以外は主回路用スパイラルコイル1aと
同一の形状を有することが好ましい。
【0048】次に、本発明の第4の実施の形態を、図9
に基づいて説明する。
【0049】図9は、アース回路用スパイラルコイルと
してプリント基板を用いたスパイラルLC複合部材51
の模式的な断面図である。アース回路用プリント基板7
は銅張積層基板の銅箔を主回路コイルと同様にスパイラ
ル状にエッチング加工し、アース回路用コイル7aを形
成したものである。アース回路用コイル7aの銅箔は一
般的な18μm厚、35μm厚、70μm厚等を用いる
ことができる。その上面に誘電体チップ3を配置し、さ
らに主回路用スパイラルコイル1aを積層して、スパイ
ラルLC複合部材51を形成する。
【0050】アース回路用スパイラルコイルにプリント
基板を用いることにより、コイル全体の形状保持が容易
になる。また、プリント基板は銅板に比べ剛性が小さい
ので、熱応力のための引張り力が誘電体チップ3の中央
部に生じない。さらに、プリント基板の基材はガラスエ
ポキシ等の絶縁体であるので、インダクタンス、キャパ
シタンスを増すために、複数のスパイラルLC複合部材
51を積層する場合において、絶縁シートを用いること
なく、各スパイラルLC複合部材51間の絶縁を維持す
ることができる。
【0051】次に、本発明の第5の実施の形態を、図1
0に基づいて説明する。
【0052】図10は、誘電体基板上に導電ペースト材
で形成したアース回路用コイルを用いたスパイラルLC
複合部材の断面図である。ガラスエポキシ基板等の絶縁
シート8上に、導電ペースト材をスパイラル状に塗工
し、アース回路用導電ペースト製コイル9を形成する。
その上面に誘電体チップ3を配置し、さらに主回路用ス
パイラルコイル1aを積層して、スパイラルLC複合部
材を形成する。
【0053】導電ペースト材には銀粉、銅粉等とバイン
ダーを練り合わしたものが用いられる。導電ペースト材
は銅箔等に比ベると抵抗率が高いので、パターンを形成
すると1Ω〜100Ω程度の抵抗が生じる。主回路用ス
パイラルコイル1aから誘電体チップ3を介しアース回
路用コイルにノイズ電流が流れる時、条件によってはイ
ンダクタンスとキャパシタンスによる共振現象が生じ
て、ノイズ電圧が上昇してしまうことがある。―般にこ
のような場合には、アース回路用コイルとアース線との
間に抵抗器を入れて、この共振現象を抑制する手段がと
られるが、本実施の形態の導電ペースト材により形成さ
れたアース回路用コイルならば、コイル自身がある程度
の抵抗値を有するため、共振現象を抑制するための抵抗
を導入する必要性を除去することができる。
【0054】次に、本発明の第6の実施の形態を、図1
1に基づいて説明する。
【0055】図11は、上下面に予め導電ペースト材が
塗工され電極10が形成された誘電体チップ3と主回路
用スパイラルコイル1aとアース回路用スパイラルコイ
ル2aを導電接着材11で接合した状態の断面図であ
る。この誘電体チップ3のスパイラルコイル1aおよび
2aとの接合面には、電極が形成されている。その電極
は金属、または導電ペーストからなる薄層である。導電
ペーストを用いる場合には、例えばAgを主成分とした
ペーストを用いることができ、その形成方法としては導
電ペーストをスクリーン印刷により塗布し硬化させるこ
とを用いることができる。金属を用いる場合には、銅等
のスパッタ法、真空蒸着法、またはめっき法を用いて電
極を形成することができる。導電接着材11を電極10
に塗付後、主回路用スパイラルコイル1aとアース回路
用スパイラルコイル2aで挟み込み、その後加熱硬化し
接着する。このように接合することにより主回路用スパ
イラルコイル1aとアース回路用スパイラルコイル2a
間にキャパシターを形成することができる。
【0056】次に、本発明の第7の実施の形態を、図1
2に基づいて説明する。
【0057】図12は上下面に予め電極10が形成され
た誘電体チップ3と主回路用スパイラルコイル1aとア
ース回路用スパイラルコイル2aをハンダ12で接合し
た状態の断面図である。電極10は、前記の材料を用い
て形成することができる。このように接合することによ
り主回路用スパイラルコイル1aとアース回路用スパイ
ラルコイル2a間にキャパシターを形成することができ
る。またハンダ材を使うので短時間に接合ができる。
【0058】次に、本発明の第8の実施の形態を、図1
3に基づいて説明する。
【0059】図13は上下面に予め電極10が形成され
た誘電体チップ3と主回路用スパイラルコイル1aとア
ース回路用スパイラルコイル2aを樹脂材13で接合し
た状態の断面図である。電極10は前記の材料を用いて
形成することができる。樹脂材13には液状エポキシ樹
脂等が用いられる。樹脂材13を電極10に塗付後、主
回路用スパイラルコイル1aとアース回路用スパイラル
コイル2aで挟み込み、その後加熱硬化し接着する。エ
ポキシ樹脂等の樹脂材は絶縁性であるが、電極10およ
びスパイラルコイルのそれぞれの表面の微細な凹凸によ
り、それらは接触していると考えている。もし接触して
いないとしても、樹脂材13の厚さが1〜2μmである
ならば、樹脂材13がキャパシターの誘電体として機能
し、電極10と主回路用スパイラルコイル1aおよびア
ース回路用スパイラルコイル2aとの間にキャパシター
を形成する。上記のいずれかにより、誘電体チップ3と
スパイラルコイルのそれぞれとの間に、所定のキャパシ
タンスを得ることができる。導電性接着材は銀等が用い
られて高額であるのに対して、エポキシ樹脂は安価であ
るので、本実施の形態を用いることによりコスト低減を
図ることができる。
【0060】次に、本発明の第9の実施の形態を、図1
4に基づいて説明する。
【0061】図14は、本発明の単相用ノイズフィルタ
6をプラスチックケース14に収納した場合のノイズフ
ィルタユニットを示す図である。プラスチックケース1
4には、絶縁性、堅牢性、耐汚染性などの性質が求めら
れる。プラスチックケース14の材料としては、PBT
(ポリブチレンテレフタレート)、PPS(ポリフェニ
レンサルファイド)等を用いることができる。プラスチ
ックケースに収納することにより、塵挨等の汚染からの
保護および外部回路との絶縁ができる。
【0062】次に、本発明の第10の実施の形態を、図
15に基づいて説明する。
【0063】図15は、本発明の単相用ノイズフィルタ
6をプラスチックケース14に収納し、高分子樹脂材料
15で封止した場合のノイズフィルタユニットを示す断
面図である。
【0064】プラスチックケース14の材料は、上述の
ものを使用することができる。高分子樹脂材料15とし
て、石英紛やアルミナ紛等の無機充填材を添加したエポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂等を用いるこ
とができる。高分子樹脂材料15を用いて封止すること
によって、絶縁特性の向上を図るとともに、内部への塵
挨等の汚染を保護し、絶縁劣化を防げることができる。
【0065】高分子樹脂材料には、熱膨張係数、高い電
気絶縁性、高い熱伝導性、および高い機械的強度などの
性質が求められる。熱応力による歪みを生じさせないた
めに、高分子樹脂材料15の熱膨張係数は、磁性体分割
コア5a、5bと同等にすることが必要である。また、
通流による発熱をより有効に放散させるために、大きな
熱伝達係数を有することが必要であり、高分子樹脂材料
15が充填材を含有することにより達成することができ
る。
【0066】さらに、本実施の形態においては、高い機
械的強度を有する高分子樹脂材料15が、ノイズフィル
タ6のリード端子U1,U2,V1,V2,Pを固定す
る。したがって,外力がそれらリ一ド端子U1,U2,
V1,V2,Pに加わっても、内部のノイズフィルタ6
の構成要素(スパイラルコイル等)に外力が加わること
を防ぐことができる。
【0067】次に、本発明の第11の実施の形態を、図
16に基づいて説明する。
【0068】図16は、前記ノイズフィルタ6をプラス
チックケース14に収納し、シリコーンゲル16で開口
部付近まで封止し、さらに、そのシリコーンゲル16の
上部に高分子樹脂材15を封止したノイズフィルタユニ
ットを示す断面図である。プラスチックケース14およ
び高分子樹脂材15は、前述したような各種材料を用い
ることができる。
【0069】このようにプラスチックケース14の内部
と表面とで封止する材料を適宜選択することにより、絶
縁性の向上が図ることができるとともに、開口部から内
部への塵挨等の汚染を防ぎ絶縁劣化を防げることができ
る。
【0070】また、弾力性が小さいシリコーンゲル16
を用いることにより、熱応力による歪みを生じないで、
機械的信頼性を得ることができる。高い機械的強度を有
する高分子樹脂材料15が、ノイズフィルタ6のリード
端子U1,U2,V1,V2,Pを固定する。したがっ
て,外力がそれらリ一ド端子U1,U2,V1,V2,
Pに加わっても、内部のノイズフィルタ6の構成要素
(スパイラルコイル等)に外力が加わることを防ぐこと
ができる。
【0071】次に、本発明の第12の実施の形態を、図
17に基づいて説明する。
【0072】図17は、前記ノイズフィルタ6をプラス
チックケース14に収納し、シリコーンゲル16で開口
部付近まで封止し、開口部を端子固定用カバー17で覆
い、ノイズフィルタ6のリード端子U1、U2,V1,
V2,Pを接着材18で固定したノイズフィルタユニッ
トを示す断面図である。プラスチックケース14および
シリコーンゲル16は、前述の各種材料を用いることが
できる。
【0073】このように端子固定用カバー17および接
着材18を用いて固定したことにより,外力がそれらリ
ード端子U1,U2,V1,V2,Pに加わっても、内
部のノイズ6に外力が加わることを防ぐことができる。
さらに開口部から内部ヘの塵挨等の汚染を防ぎ絶縁劣化
を防げることができる。
【0074】端子固定用カバー17の材質は、成形が容
易なPBT、PPS等の高分子樹脂材料を用いることが
できる。
【0075】接着材18は、当該技術において用いられ
る一般的な絶縁性を有する接着剤を用いることができ、
たとえば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル
樹脂、シリコーンゴム等を用いることができる。
【0076】次に、本発明の第13の実施の形態を、図
18〜図20に基づいて説明する。
【0077】図18は、インバータ等の電力変換機30
の入力段に、本発明のノイズフィルタを設けた場合の回
路図である。ここでは、3組(3相分)のノイズフィル
タ回路100,200,300を用いる。
【0078】前述した図1〜図17の例では,2組のノ
イズフィルタ回路を用い、単相用のノイズフイルタ6の
構造を示したが、3相用のノイズフィルタとして構成す
る場合には、図4の工程4において、ノイズフィルタ回
路72の下方にノイズフィルタ回路300を、絶縁シー
トを介してさらに実装することによって、簡単に実現す
ることができる。
【0079】このように構成されたノイズフイルタ回路
100のリード端子をU1,U2とし、ノイズフイルタ
回路200のリード端子をV1,V2とし、ノイズフイ
ルタ回路300のリード端子をW1,W2とする。そし
て、リード端子U1,V1,W1を入力導体21a,2
1b,21cに接続し、リード端子U2,V2,W2を
電力変換機30に接続する。
【0080】このようにして接続することによって、入
力導体21a,21b,21cから電力変換機30に侵
入するノイズを濾波することができるとともに、電力変
換機30内の素子により発生するスイッチングノイズが
入力導体21a,21b,21cに伝導されるのを防止
できる。
【0081】図19は、インバータ等の電力変換機30
の出力段に、本発明に係わる3組のリアクトル兼コンデ
ンサ100,200,300を設けた場合の例である。
【0082】リード端子U1,V1,W1を電力変換機
30に接続し、リード端子U2,V2,W2を出力導体
22a,22b,22cに接続する。
【0083】このようにして接続することによって、電
力変換機30内の素子により発生するスイッチングノイ
ズを濾波することができるため、電力変換機30から出
力導体22a,22b,22cにスイッチングノイズが
伝導されるのを防止できる。また、出力導体22a,2
2b,22cから電力変換機30に侵入するノイズを濾
波することができる。
【0084】図20は、インバータ等の電力変換機30
の内部に、本発明に2セットのノイズフィルタ回路10
0,200を設けた例である。
【0085】電力変換機30内において、入力側には外
部から入力される交流を直流に変換する整流器31が設
けられ、また、出力側には半導体スイッチング素子32
が設けられている。
【0086】リード端子U1,V1を入力側の整流器3
1に接続し、リード端子U2,V2を出力側の半導体ス
イッチング素子32に接続する。
【0087】このようにして接続することによって、入
力端子R,S,Tから整流器31を介して半導体スイッ
チング素子32に侵入するノイズを濾波することができ
るとともに、半導体スイッチング素子32により発生す
るスイッチングノイズが入力端子R,S,Tに伝導され
るのを防止できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成を用
いることにより、電力変換機のスイッチングノイズ等の
ノイズを十分にカットできるとともに、電力変換機に必
要な数アンペア以上の電流容量を十分に確保可能なノイ
ズフィルタを提供することができる。
【0089】また、本発明によれば、複数個のノイズフ
ィルタ回路をプラスチックケースに収め、隙間を高分子
樹脂材料などで封止するようにしたので、簡単な製造工
程により製作することが可能であり、これにより、プリ
ント配線板に対して実装し易い構造とすることができる
とともに、絶縁性や機械的な信頼性に優れ、小型で安価
なノイズフィルタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のノイズフィルタに
用いる、第1のスパイラルLC複合部材の製造法を示す
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のノイズフィルタに
用いる、第2のスパイラルLC複合部材の製造法を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のノイズフィルタに
用いる、ノイズフィルタ回路の製造法を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のノイズフィルタに
用いる、ノイズフィルタ回路積層体の製造法を示す図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施の形態のノイズフィルタ
の、ノイズフィルタの完成品の製造法を示す図である。
【図6】本発明のノイズフィルタの等価回路である、L
Cの分布定数回路とそれによるコモンモードリアクトル
を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態である、2つの主回
路用スパイラルコイルで誘電体チップを挟みこんだスパ
イラルLC複合部材の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態である、主回路用ス
パイラルコイルと薄肉アース回路用スパイラルコイルで
誘電体チップを挟みこんだスパイラルLC複合部材の断
面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態である、主回路用ス
パイラルコイルとプリント基板コイルで誘電体チップを
挟みこんだスパイラルLC複合部材の断面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態である、アース回
路用コイルとして、絶縁シート上に導電ペーストで形成
されたコイルを用いるスパイラルLC複合部材の断面図
である。
【図11】本発明の第6の実施の形態である、電極を塗
工した誘電体チップを導電性接着材で主回路コイルとア
ース回路用コイルを接合したスパイラルLC複合部材の
断面図である。
【図12】本発明の第7の実施の形態である、電極を塗
工した誘電体チップをはんだ材で主回路コイルとアース
回路用コイルに接合したスパイラルLC複合部材の断面
図である。
【図13】本発明の第8の実施の形態である、電極を塗
工した誘電体チップを高分子樹脂材で主回路コイルとア
ース回路用コイルに接合したスパイラルLC複合部材の
断面図である。
【図14】本発明の第9の実施の形態である、プラスチ
ックケース内にノイズフィルタを収納し、樹脂材料を用
いて封止した場合のノイズフィルタユニットを示す斜視
図である。
【図15】本発明の第10の実施の形態である、プラス
チックケース内にノイズフィルタを収納し、無機充填材
を含有する樹脂材料を用いて封止したノイズフィルタユ
ニットの構造を示す断面図である。
【図16】本発明の第11の実施の形態である、プラス
チックケース内にノイズフイルタを収納し、シリコーン
ゲルを用いて封止した場合のノイズフィルタユニットを
示す断面図である。
【図17】本発明の第12の実施の形態である、プラス
チックケース内にノイズフィルタを収納し、ノイズフィ
ルタを固定するカバーを設けた場合のノイズフィルタユ
ニットを示す断面図である。
【図18】本発明の第13の実施の形態である、電力変
換器の入力段にノイズフィルタを設置した場合の回路図
である。
【図19】本発明の第13の実施の形態である、電力変
換器の出力段にノイズフィルタを設置した場合の回路図
である。
【図20】本発明の第14の実施の形態である、電力変
換器内部にノイズフィルタを設置した場合の回路図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b 主回路用スパイラルコイル 1ac,1bc 主回路用外側端子 1an,1bn 主回路用内側端子 2a,2b アース回路用スパイラルコイル 2bc アース回路用外側端子 2an,2bn アース回路内側端子 3 誘電体チップ 4 絶縁シート 5a,5b 磁性体分割コア 6 ノイズフィルタ 7 プリント基板 7a 銅箔 8 絶縁シート 9 導電ペースト製コイル 10 電極 11 導電接着材 12 ハンダ 13 樹脂材 14 プラスチックケース 15 高分子樹脂材料 16 シリコーンゲル 17 端子固定用カバー 18 接着材 21a,21b,21c 入力導体 22a,22b,22c 出力導体 30 電力変換機 31 整流器 32 半導体スイッチング素子 50、51、60 スパイラルLC複合部材 70、71、72、100、200、300 ノイズフ
ィルタ回路 400 鉄心 U1,U2,W1 入力端子 V1,V2,W2,U,V,W 出力端子 R,S,T 入力端子 P アース端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E070 AA05 AB01 BA08 CB03 CB12 CB20 CC02 CC10 DA02 DA12 DB08 5E082 AA11 AB03 BB02 BB03 BC39 DD02 DD09 EE02 EE20 EE26 EE32 EE35 FF05 FG08 FG26 FG52 GG11 HH03 HH11 HH28 HH43 HH47 HH48 HH50 HH60 5J024 AA01 BA11 DA26 DA28 DA29 DA32 EA08 FA04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望とする数の短冊状の誘電体チップ
    を、断面が矩形の2枚のスパイラルコイルではさみこみ
    接合したスパイラルLC複合部材を形成し、 所望の層数の前記スパイラルLC複合部材を絶縁シート
    を介し積層し、前記スパイラルLC複合部材を構成する
    一方のスパイラルコイルを該スパイラルコイルの内部端
    で相互に接続して主回路が所望する電流を通流させる主
    回路となし、前記スパイラルLC複合部材を構成する他
    方のスパイラルコイルを該スパイラルコイルの内部端で
    相互に接続して高周波ノイズに基づく電流を通流させる
    アース回路となすノイズフィルタ回路を形成し、 所望の数の前記ノイズフィルタ回路を、絶縁シートを介
    して積層して、ノイズフィルタ回路積層体を形成し、お
    よび前記ノイズフィルタ回路積層体の中心および外周部
    に磁気回路が形成されるよう磁性体で囲い、リアクトル
    の機能およびコンデンサの機能を有するフィルタ回路を
    構成したことを特徴とするノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】 前記スパイラルコイルは所定の厚みに金
    属板をプレス打抜き加工されたものであることを特徴と
    する請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記主回路を形成するスパイラルコイル
    は所定の厚みに金属板をプレス打抜き加工されたもので
    あり、および前記アース回路を形成するスパイラルコイ
    ルが、厚さを除いて前記主回路を形成するスパイラルコ
    イルと同一形状であり、所望とする電流を通流させるこ
    とができる断面積を有した薄肉の金属板をプレス打抜き
    加工されたものであることを特徴とする請求項1に記載
    のノイズフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記主回路を形成するスパイラルコイル
    は所定の厚みに金属板をプレス打抜き加工されたもので
    あり、および前記アース回路を形成するスパイラルコイ
    ルが、前記主回路を形成するスパイラルコイルと同一平
    面パターンに銅箔をエッチング加工したプリント基板を
    用いることを特徴とする請求項1に記載のノイズフィル
    タ。
  5. 【請求項5】 前記主回路を形成するスパイラルコイル
    は所定の厚みに金属板をプレス打抜き加工されたもので
    あり、前記アース回路を形成するスパイラルコイルが、
    主回路用スパイラルコイルと同一平面パターンの導電ペ
    ースト材を絶縁シートに塗工し、および前記アース回路
    が共振抑制抵抗として機能することを特徴とする請求項
    1に記載のノイズフィルタ。
  6. 【請求項6】 前記短冊状の誘電体チップは前記スパイ
    ラルコアと接合される面に予め導電ペースト材が塗工さ
    れており、導電接着材で前記スパイラルコアと接合され
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のノ
    イズフィルタ。
  7. 【請求項7】 前記短冊状の誘電体チップは前記スパイ
    ラルコアと接合される面に予め導電ペースト材が塗工さ
    れており、はんだ材で前記スパイラルコアと接合される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のノイ
    ズフィルタ。
  8. 【請求項8】 前記短冊状の誘電体チップは前記スパイ
    ラルコアと接合される面に予め導電ペースト材が塗工さ
    れており、樹脂材で前記スパイラルコアと接合されるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のノイズ
    フィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のノイズ
    フィルタを、プラスチック製ケースに収め、および樹脂
    材料を用いて封止して、フィルタユニットとして構成し
    たことを特徴とするノイズフィルタユニット。
  10. 【請求項10】 前記樹脂材料は、無機充填材を所定の
    割合で充填した高分子樹脂材料からなることを特徴とす
    る請求項9記載のノイズフィルタユニット。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかに記載のノイ
    ズフィルタを、プラスチック製ケースに収め、他の内部
    領域を前記シリコーンゲルを用いて封止し、および入出
    力端子が配置される側の領域のみ無機充填材を所定の割
    合で充填した高分子樹脂材料で封止して、フィルタユニ
    ットとして構成したことを特徴とするノイズフィルタユ
    ニット。
  12. 【請求項12】 前記樹脂材料は、シリコーンゲルから
    なり、入出力端子が配置される側の領域に当該端子を固
    定するためのカバーを設けたことを特徴とする請求項9
    記載のノイズフイルタユニット。
  13. 【請求項13】 請求項1〜8のいずれかに記載のノイ
    ズフィルタまたは請求項9〜12のいずれかに記載のノ
    イズフィルタユニットを、スイッチ素子を有する電力変
    換機の入力段および/または出力段に接続し、コモンモ
    ードチョークコイルとし、該スイッチ素子のスイッチ動
    作に伴って発生するスイッチングノイズを濾波すること
    を特徴とする電力変換装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜8のいずれかに記載のノイ
    ズフィルタまたは請求項9〜12のいずれかに記載のノ
    イズフィルタユニットを、スイッチ素子を有する電力変
    換機内の回路に接続し、コモンモードチョークコイルと
    し、該スイッチ素子のスイッチ動作に伴って発生するス
    イッチングノイズを濾波することを特徴とする電力変換
    装置。
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