JP2006140807A - フィルタ素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板110の一方の面に螺旋状に形成された第1導体(信号導体パターン)121からなる第1平面コイル(信号側平面コイル)120と、基板110の他方の面に螺旋状に形成された第2導体(接地導体パターン)131からなる第2平面コイル(接地側平面コイル)130とを含み、信号側平面コイル120と接地側平面コイル130とを基板110を挟んで容量的に結合するように配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明の実施例1として、図3に示す実施形態にしたがってフィルタ素子を作製した。信号側平面コイルおよび接地側平面コイルはともに10ターンで、そのコイルの組み合わせは、図2(a)に示すように、接地側平面コイルを外側,信号側平面コイルを内側とし、それらの線間容量が50pFとなるようにコイルの配置を設計した。各平面コイルの内半径は5mm,外半径は10mm。接地側平面コイルの接地箇所はコイル外周端とした。ハウジングには、TDK社製のPC40磁性体の切削加工ポットコアを使用した。ADVANTEST社製のネットワークアナライザR3767CGにて、この実施例1に係るフィルタ素子のS21パラメータを測定した。そのグラフを図6(a)に示す。
本発明の実施例2として、接地側平面コイルの接地箇所を信号側平面コイルの外終端側の信号入力端子の位置から内周端側に向ってほぼ1/2ターンずれた位置にしたほかは、上記第1実施例と同じとした。上記実施例1と同じ測定器にて、この実施例2に係るフィルタ素子のS21パラメータを測定したグラフを図6(b)に示す。
本発明の比較例1として、図9に示す態様のフィルタ素子を作製した。上記実施例1と条件が同じとなるように、スパイラルコイル(上記信号側平面コイルに相当)は10ターンとし、そのスパイラルコイルと接地側電極間の容量が50pFとなるように設計した。スパイラルコイルの内半径は5mm,外半径は10mm。ハウジングには、TDK社製のPC40磁性体の切削加工ポットコアを使用した。上記実施例1と同じ測定器にて、この比較例1に係るフィルタ素子のS21パラメータを測定したグラフを図7に示す。
110,110a,110b,111,112 基板
120 信号側平面コイル
121,121a,121b 信号導体パターン
130 接地側平面コイル
131,131a,131b 接地導体パターン
140 ハウジング
145 センターコア
150 絶縁材
A,B 接地位置
IN 信号入力端子
OUT 信号出力端子
Claims (9)
- 基板の一方の面に螺旋状に形成された第1導体からなる第1平面コイルと、上記基板の他方の面に螺旋状に形成された第2導体からなる第2平面コイルとを含み、上記第1平面コイルと上記第2平面コイルとが上記基板を挟んで容量的に結合するように配置されていることを特徴とするフィルタ素子。
- 第1および第2の2枚の基板を備え、上記第1平面コイルが上記第1および第2基板の対向する内面間に配置され、上記第1および第2基板の外面側の各々に上記第2平面コイルが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ素子。
- 一方の面と他方の面とに、上記第1平面コイルと上記第2平面コイルとを有する上記基板の複数枚が電気絶縁性のスペーサ基板を介して積層されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ素子。
- 第1および第2の2枚の基板を備え、上記第2平面コイルが上記第1および第2基板の対向する内面間に配置され、上記第1および第2基板の外面側の各々に上記第1平面コイルが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ素子。
- 上記基板の平面視において、上記第1導体が上記第2導体間に位置するように上記第1平面コイルと上記第2平面コイルとが相対的にずらされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のフィルタ素子。
- 上記第1平面コイルを信号側平面コイルとし、上記第2平面コイルを接地側平面コイルとして、上記基板の平面視において、上記第1平面コイルが上記第2平面コイルの内側となるように巻回される場合、上記第1導体の外終端が信号入力端子,内周端が信号出力端子として選択され、かつ、上記第2導体が上記第1導体の外終端側信号入力端子の位置から内周端側に向ってほぼ1/2ターンずれた位置で接地に接続されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフィルタ素子。
- 上記第1平面コイルを信号側平面コイルとし、上記第2平面コイルを接地側平面コイルとして、上記基板の平面視において、上記第1平面コイルが上記第2平面コイルの外側となるように巻回される場合、上記第1導体の内終端が信号入力端子,外周端が信号出力端子として選択され、かつ、上記第2導体が上記第1導体の内終端側信号入力端子の位置から外周端側に向かってほぼ1/2ターンずれた位置で接地に接続されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のフィルタ素子。
- 上記第1平面コイルおよび上記第2平面コイルに鎖交するように、それらの各コイル中心部分を貫通する磁性体を備えていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のフィルタ素子。
- 上記基板が上記第1平面コイルおよび上記第2平面コイルの各コイル中心部分を貫通するセンターコアを備えている磁性体からなるハウジング内に収納されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のフィルタ素子。
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