JPH02280410A - Lcノイズフィルタ - Google Patents

Lcノイズフィルタ

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JPH02280410A
JPH02280410A JP1101426A JP10142689A JPH02280410A JP H02280410 A JPH02280410 A JP H02280410A JP 1101426 A JP1101426 A JP 1101426A JP 10142689 A JP10142689 A JP 10142689A JP H02280410 A JPH02280410 A JP H02280410A
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conductor
noise filter
inductor
inductor conductor
conductors
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Takeshi Ikeda
毅 池田
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    • H03H2001/0092Inductor filters, i.e. inductors whose parasitic capacitance is of relevance to consider it as filter

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は分布定数型LCノイズフィルタの改良に関する
[従来の技術] 従来より、第16図(A)に示すように、セラミック等
の絶縁性基板10の一面10aにインダクタ導体12を
渦巻状に形成し、第16図(B、 )に示すように、他
面10bに接地導体14を形成したノイズフィルタか知
られている。
このノイズフィルタは、第17図に示すように、渦巻状
のインダクタ導体12がインダクタンスし、を得ると共
に、この渦巻状のインダクタ導体12と接地導体14と
の間で分布定数的に静電容量Cを得て、LCノイズフィ
ルタとして機能する。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このような従来のLCノイズフィルタは、次の
ような問題があった。
(a)第1の問題 このノイズフィルタは、基板10の表面側に設けられた
インダクタ導体12と裏面側に設けられた接地導体14
との間に、期待するほどのキャパシタンスCが得られず
、しかも集中定数型のLCノイズフィルタより悪い電気
的特性しか得ることができないという問題があった。
特に、インダクタ導体12に通電する信号の周波数が高
くなると、インダクタ導体12のインダクタンスが変化
し、さらに接地導体14との間のキャパシタンスCが小
さくなり、LCノイズフィルタとしての十分な機能を果
すことができないという問題があった。
(b)第2の問題 このノイズフィルタを信号用回路に使用する場合には、
インダクタ導体12の両端電極16,18に信号を通電
し、この信号中に含まれるノイズを除去するものである
が、通電する信号の周波数が高くなると、渦巻状に巻か
れたインダクタ導体12に矢印Bで示すような線間短絡
が生じ、インダクタ導体12がインダクタとして機能し
なくなってしまうという問題があった。 特に、このよ
うな線間短絡現象は、通電する信号の周波数が高くなれ
ばなるほど頻繁に発生するため、従来のノイズフィルタ
は、高周波用のノイズフィルタとして用いることはでき
ないという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、ぞの目的は、前記(a)、(b)の問題を解決
する優れた電気的特性を備えた分布定数型LCノイズフ
ィルタを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記第1の問題を解決するため、本発明のLCノイズフ
ィルタは、 誘電体−面に渦巻状に形成されたインダクタ導体と、 この誘電体を挾んで、前記インダクタ導体の一部と相対
向するよう形成された一または複数のアース用ブロック
導体と、 を含むことを特徴とするものである。
[作 用] 次に本発明の詳細な説明する。
本発明者は、例えば第16図に示すLCノイズフィルタ
において、インダクタ導体12と接地導体14との間に
、なぜ期待するほとどのキャパシタンスCが得られない
かについての検討を行った。
そして、その大きな原因が、接地導体14に流れる短絡
電流にあるとの仮説を立て、第17図に示すLCノイズ
フィルタのインダクタンスL1およびキャパシタンスC
が実際に機能しているかについての検討を進めた。
このLCノイズフィルタは、渦巻状のインダクタ導体1
2に対し、接地導体14が静電容量で容量結合すると共
に誘導結合している。従って、インダクタ導体12の通
電電流で発生した磁束により接地導体14上にも起電力
が生じ、この起電力によって実線Aで示すような短絡電
流が流れる。
(a)キャパシタンスについての検討 まず、インダクタ導体12と接地導体14との間に、な
ぜ期待する程のキャパシタンスCが得られないかについ
ての検討を行う。
渦巻状のインダクタ導体12を変成器における1次コイ
ルに例えれば、接地導体14は短絡された2次コイルの
ように作用し、平面上に形成された接地導体14といえ
ども、そのインダクタンス成分が意外なほど大きくなる
従って、第16図に示す従来のLCノイズフィルタの正
確な等価回路は、第17図に示すようなものではなく、
実際には第18図に示すようなものとなる。これにおい
て、LIはインダクタ導体12のインダクタンス、L6
は接地導体14のインダクタンス、Cは2つの導体12
.14の間に分布定数的に形成されるキャパシタンスで
ある。
前記キャパシタンスCを、仮にCa、Cb。
Ccの3つの集中コンデンサに分けて考えてみる。
接地導体14のインダクタンスL8が大きくなると、接
地端子20から離れた位置にあるキャパシタンスCb、
CcはいずれもインダクタンスL8により通電が阻止さ
れる。従って、接地導体14の接地端子20に近いキャ
パシタンスCaのみがノイズフィルタのキャパシタンス
として作用することになる。
このため、従来のLCノイズフィルタは、フィルタとし
て見た場合にCaのキャパシタンスしか得られず、その
構造上期待するキャパシタンスCを得ることができない
と考えられる。
さらに、接地導体14のアース端子20に近い部分でし
か実質的なキャパシタンスを形成できないため、第16
図(B)に示す接地導体14の面積を半分にしても、1
/3にしても、ノイズフィルタとしての実質的な特性は
ほとんど変わらず、任意のキャパシタンスCをもったL
Cノイズフィルタを得ることが難しいという問題もあっ
た。
(b)インダクタンスについての検討 次に、インダクタ導体12のインダクタスについての検
討を行う。
前述したように、このLCノイズフィルタは、渦巻状の
インダクタ導体10に対し、接地導体14が静電容量で
容量結合すると共に、誘導結合している。従って、イン
ダクタ導体12にはその自己インダクタンスし、以外に
、接地導体14との間の相互インダクタンスMが作用す
ることになる。特に、従来のように接地導体14の面積
を大きくとると、この相互インダクタンスMが大きくな
りすぎ、インダクタ導体12が、LCノイズフィルタ用
のインダクタとしての機能を十分発揮できないと考えら
れる。
また、従来の平面上の接地導体14は、渦巻状のインダ
クタ導体12の全面と相対向しているため、インダクタ
導体12の磁路を塞ぎ、その磁気抵抗を増大させる。従
って、前記インダクタ導体12には、期待する程のイン
ダクタンスが得られず、これもノイズフィルタとしての
機能を低下させる大きな要因となっていると考えられる
以上説明した(a)、(b)の検討から明らかなように
、従来のLCノイズフィルタは回路全体からみると十分
なキャパシタンスおよびインダクタンスを得ることがで
きず、集中定数型LCノイズフィルタより悪い特性しか
得ることができないことが理解されよう。
(c)本発明についての検討 このような事実をふまえ、誘電体の一面に渦巻状に形成
されたインダクタ導体に対し、誘電体の他面側キャパシ
タとして機能する接地導体をどのように形成すれば、良
好な特性をもったLCノイズフィルタを得ることができ
るかについての検討を進めた。
そして、本発明者は、誘電体を挾んで、インダクタ導体
の一部と相対向するよう−または複数のアース用ブロッ
ク導体を設け、LCノイズフィルタを形成した。
前記アース用ブロック導体は、その面積が小さいため自
己インダクタンスL[1が小さく、インダクタ導体との
間で形成するキャパシタンスをそのままノイズフィルタ
のキャパシタとして用いることができる。
さらに、前記アース用ブロック導体は、インダクタ導体
の一部としか相対向しないため、インダクタ導体とアー
ス用ブロック導体との間の相互インダクタスをほとんど
無視することができ、ノイズフィルタの特性を低下させ
る相互インダクタンスを含まないLCノイズフィルタを
構成することができる。
さらに、前記アース用ブロック導体は、インダクタ導体
の一部と相対向するだけであり、インダクタ導体の磁路
を塞ぐことがないため、インダクタ導体のインダクタン
スを低下させることもない。
従って、本発明のLCノイズフィルタは、十分なしおよ
びCを持ち、しかも、特性に悪影響を及ぼす相互インダ
クタンスの小さなLCノイズフィルタを得ることができ
る。
このLCノイズフィルタを用い実験を行ったところ、前
記アース用ブロック導体を1個設けただけでも、第16
図に示す従来のLCノイズフィルタより各段優れた特性
を得ることができた。また、アース用ブロック導体を複
数個設けたところ、各ブロック導体は、インダクタ導体
との間で実効的に機能するキャパシタを個別に形成する
。従って、これらアース用ブロック導体を任意の個数設
けることにより、所望のキャパシタンスを有するLCノ
イズフィルタを得ることができる。
さらに、本発明によれば、前記アース用ブロック導体を
複数個設けることにより、従来のフィルタでは得ること
ができなかった分布定数型に近似したLCノイズフィル
タとしての特性を得ることもできる。
また、本発明者がさらに検討を進めたところ、前記アー
ス用ブロック導体を、インダクタ導体のどの位置に対向
させるかがノイズフィルタの減衰特性に大きく影響し、
アース用ブロック導体を、インダクタ導体の入力または
出力端子と電気回路的に近い位置に配置することにより
優れた減衰特性を得られることが確認された。
従って、アース用ブロック導体を1個設ける場合には、
これをインダクタ導体の入力または出力端子のいずれか
一方に近接配置すればよい。
また、アース用ブロック導体を複数個設ける場合には、
その1つをインダクタ導体の入力端子に近接配置し、他
の1つを出力端子に近接配置し、残りを他の位置に対向
配置すればよい。
また、前記インダクタ導体の線間に位置し、このインダ
クタ導体の線間短絡を防止するシールド導体を形成する
ことにより、インダクタとして機能するインダクタ導体
は、高周波領域においても従来のように線間短絡が生じ
ることがなく、インダクタとして十分に機能することが
確認された。
これにより、本発明によれば、低周波領域から高周波領
域に亘り優れた電気的特性を有するLCノイズフィルタ
を得ることができる。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1実施例 第1図には本発明に係る分布定数型LCノイズフィルタ
の好適な第1実施例が示されている。
実施例のLCノイズフィルタは、第1図(A)に示すよ
うに、セラミックス等の絶縁性基板lOの一面10aに
インダクタとして機能するインダクタ導体12を渦巻状
に形成している。この渦巻状のインダクタ導体12の外
端部は、そのまま端子16に接続され、その内端部はジ
ャンパ線またはリード17を介し端子18に接続されて
いる。
本発明の第1の特徴は、第1図(B)に示すよう、絶縁
性基板10の他面10b側に、前記インダクタ導体12
の一部と相対向するよう−または複数のアース用ブロッ
ク導体50を設けたことにある。
本実施例では50−1.50−2.・・・5o−4の4
個のアース用ブロック導体が設けられている。
これにおいて、前記アース用ブロック導体5゜1.50
−2.・・・50−4のいずれが一つは、インダクタ導
体12の一方の端子16と電気回路的に近い位置におい
て、前記インダクタ導体12と対向配置させることが好
ましく、また他の1つのブロック導体50は、他方の端
子18と電気回路的に近い位置において、インダクタ導
体12と対向配置させることが好ましい。
このため、前記アース用ブロック導体5o−1は、イン
ダクタ導体12の端子16に電気回路上近い場所に位置
する一部の領域12−1と相対向するよう設けられてい
る。また、ブロック導体50−4は、インダクタ導体1
2の端子18と電気回路上近い場所にする一部の領域1
2−4と相対向するよう設けられている。また、残りの
2つのブロック導体50−2.50−3はそれぞれイン
ダクタ導体12の一部の領域2−2.12−3とそれぞ
れ対向配置されている。
これにおいて、少なくとも入出力端子16゜18に近接
配置されたアース用ブロック導体5〇−1および50−
4は、端子16.18にそれぞれ近い位置からリード5
1−1.51−4を引き出しアース端子20と接続する
ことが、良好な減衰特性を得る上で好ましい。
また、各ブロック導体50は、相対向するインダクタ導
体12より若干幅広に形成されている。
第2図には、本実施例のLCノイズフィルタの等価回路
図が示されている。実施例において、渦巻状に形成され
たインダクタ導体12はインダクタL1として機能する
。また、インダクタ導体12と基板10を挾んで相対向
する各アース用ブロック導体50−1.50−2.・・
・50−4は、インダクタ導体12の各領域12−1.
12−2゜12−3.12−4との間で静電容量により
容量結合し、キャパシタCt 、C2、Cs 、C4を
形成する。
特に、本発訓では、各アース用ブロック導体50−1.
50−2.・・・50−4がそれぞれ面積の小さなブロ
ック状に形成され、アース端子20に接続されている。
従って、各ブロック導体50−1.50−2.・・・5
0−4に流れる渦電流が少なく、そのインダクタンスも
小さいため、前記キャパシタC,,C2,・・・C4が
直接にアース端子20へ接続されることになる。これに
より、複数のLCノイズフィルタが直列に接続されたと
同じ状態となり、はぼ分布定数型として機能するLCノ
イズフィルタを得ることができる。
従って、本発明によれば、前記アース用ブロック導体5
0の数を増やすことにより、キャパシタンスCを増加さ
せることができ、またブロック導体50の個数を減らす
ことにより、キャパシタンスCを小さくしたLCノイズ
フィルタを得ることができる。
また、前記各アース用ブロック導体50−1゜50−2
.・・・は、その面積が小さく、シかもインダクタ導体
12の一部の領域12−1.12−2゜12−3.12
−4と対向配置されているだけである。このため、イン
ダクタ導体12と、各アース用ブロック導体50−1.
50−2. ・・・50−4との間の相互インダクタン
スがほとんど無視することができ、ノイズフィルタの特
性劣化の一因となる相互インダクタンス成分を大幅に低
減することができる。
また、本発明のノイズフィルタでは、アース用ブロック
導体50が、インダクタ導体12の磁路を妨げることが
ないよう形成されている。
すなわち、インダクタ導体12に通電した際発生する磁
束は、インダクタ導体12の線間を基板10の表面側か
ら裏面側へ、またその逆方向に通過する。このとき、こ
の磁路を妨げるようブロック導体50が設けられている
と(例えば、インダクタ導体12の線間領域と相対向す
るようブロック導体50が設けられていると)、磁路は
ブロック導体50によって塞がれ、インダクタ導体12
が十分インダクタとして機能できなくなってしまう。
これに対して本発明のように、インダクタ導体12と相
対向するよう各ブロック導体50を設けることにより、
インダクタ導体12の磁路はブロック導体50によって
何等妨げることがないため、渦巻状のインダクタ導体1
2のインダクタンスを低下させることなく、LCノイズ
フィルタとしての作用効果を十分発揮させることができ
る。
従って、インダクタ導体12の端子16.18を入出力
端子として用いれば、良好な電気的特性を有するノーマ
ルモード型ノイズフィルタとして用いることができる。
なお、本実施例においては各アース用ブロック導体50
−1.50−2.・・・50−4は、相対向するインダ
クタ導体12の一部の領域より幅広に形成したが、その
面積(多さ、長さ)は、必要に応じて任意に設定すれば
よい。
第2実施例 第3図には本発明の好適な第2実施例が示されている。
実施例のLCノイズフィルタは、第3図(A)に示すよ
うに基板10の表面10aに2組のインダクタ導体12
a、12bを渦巻状に形成している。
また、第3図CB)に示すよう、基板10の裏面10b
側には、一方のインダクタ導体12aの一部と相対向す
る一部のアース用ブロック導体50a−1,50a−2
,・・・50a−4が前記第1実施例と同様に設けられ
ている。同様に、他のインダクタ導体12bの一部と相
対向する一部のアース用ブロック導体50b−1,50
b−2゜・・・50b−4も、前記第1実施例と同様に
設けられている。
これにおいて、前記アース用ブロック導体50a−1,
50a−2,・・・50a−4は、一方のインダクタ導
体12aの各部12a−1,12a2、・・・12a−
4にそれぞれ対向配置されている。
また、他のアース用ブロック導体50b−1゜50b−
2,・・・50 b−4は、他方のインダクタ導体12
bの各部12b−1,12b−2,・・・12b−4に
それぞれ対向配置されている。
また、同図において16a、18aは一方のインダクタ
導体12aの入出力端子であり、16b。
18bは他方のインダクタ導体12bの入出力端子であ
る。
第4図には、本実施例のLCノイズフィルタの等価回路
図が示されており、本実施例において渦巻状に形成され
たインダクタ導体12aは第1のインダクタL1として
機能し、同様に渦巻状に形成されたインダクタ導体30
bは第2のインダクタし2として機能する。
そして、基板10の裏面側に設けられた一部のアース用
ブロック導体50a−1,50a−2゜・・・50a−
4は、基板10を挾んで相対向する一方のインダクタ導
体12aとの間で、その磁路を妨げることがないようキ
ャパシタC1,C2゜C3,C4を分布定数的に形成す
る。
同様に、基板10の裏面側に設けられた他の一部のアー
ス用ブロック導体50b−1,50b−2、・・・50
b−4は、他方のインダクタ導体12bとの間で、その
磁路を妨げることがないようキャパシタC5、C6,C
7、Csを分布定数的に形成する。
従って、本実施例のノイズフィルタは、第4図に示すよ
うな回路構成からなる分布定数型のコモンモード型4端
子ノイズフイルタとして機能することに′なる。
なお、本実施例においても、各インダクタ導体12a、
12bに対しそれぞれ4個のアース用ブロック導体50
を設ける場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限
らず、必要に応じてこれらアース用ブロック導体50の
個数を増減し任意のキャパシタンスをもった分布定数タ
イプのコモンモード型ノイズフィルタとして用いること
ができる。
第3実施例 ところで、前記第1および第2の実施例は、問題点を解
決するための手段のところで説明した第1の問題を解決
できるものの、第2の問題を解決することはできない。
第5図、第6図には、このような問題を解決した本発明
の好適な第3実施例が示されている。
本実施例の特徴は、第1図に示すノイズフィルタにおい
て、基板10の一面10aに形成されたインダクタ導体
°12の線間に1.シールド導体40を渦巻状に形成し
たことにある。
そして、この基板10の中央には、第5図に示すように
スルーホール42が設けられ、シード導体40の内端部
は、このスルーホール42を介して基板10の他面10
b側に設けられたアース用ブロック導体50−4と電気
的に接続されている。
以上の構成とすることにより、本実施例のノイズフィル
タは、前記第1および第2の問題解決し、ま第6図に示
すよう低周波帯域から高周波帯域に亘り優れた電気的特
性を有するノーマルモード型3端子ノイズフイルタとし
て機能することになる。
さらに、本実施例のノイズフィルタは、シールド導体4
0を設けることにより、インダクタ導体12の線間短絡
を防止するのみでなく、これらインダクタ導体12のイ
ンダクタンスおよび導体12.50間で形成されるキャ
パシタンスを改善し、前記第1実施例に比べより優れた
減衰特性を発揮することができる。
第4実施例 第7図には、本発明の好適な第4実施例が示されている
本実施例の特徴は、前記第3図に示すノイズフィルタに
おいて、インダクタ導体12aと12bとの間に、第1
のシールド導体40aを渦巻状に形成すると共に、イン
ダクタ導体12bと12aとの間に、同様に第2のシー
ルド導体40bを渦巻状に形成し、各インダクタ導体1
2a、1・2b間をシールドしたことにある。
そして、これら各シールド導体40g、40bの内端部
は、基板10の中央部に設けられたスルーホール42a
、42bを介して基板10の裏面10b側に設けられた
各アース用ブロック導体50a、50bに電気的に接続
されている。
このようにすることにより、本実施例によれば、第8図
に示すよう低周波から高周波帯域に亘り優れた電気的特
性を有するコモンモード型4端子ノイズフイルタを得る
ことができ、特に、前記第2実施例に比べより優れた減
衰特性を得ることができる。
第5実施例 第9図には、本発明の好適な第5実施例が示されている
本実施例の特徴は、第9図(B)に示すよう、各アース
用ブロック導体50−1.50−2.・・・50−4を
幅広に形成し、さらに同図(A)に示すよう、前記ブロ
ック導体50と対向するインダクタ導体12の各領域1
2−1.12−2.・・・12−4を幅広に形成したこ
とにある。
これにより、インダクタ導体12と、各ブロック導体5
0−1.50−2.・・・50−4との対向面積が広く
なり、両者の間のキャパシタンスCl rC2,・・・
C4をより大きな値とすることができる。
なお、前記第9図は、第1図に示す実施例の変形例であ
るが、これと同様な手法は、前記第2実施例〜第4実施
例に対しても適用可能であることはいうまでもない。
また、基板10上において、各領域12およびアース用
ブロック導体50を設ける領域に、例えばエツチング等
により凹凸を予め形成し、その実質的面積を大きくして
おき、この上に前記各ブロック導体50およびインダク
タ導体12を形成することにより、ブロック導体50と
インダクタ導体12との対向面積を広げ、そのキャパシ
タンスCを大きくとることもできる。
第6実施例 また、本発明のLCノイズフィルタにおいて、前記イン
ダクタ導体12のターン数や、アース用ブロック導体5
0の個数以外に、基板10の材料を適宜選択することに
より、ノイズフィルタのインダクタンスしおよびキャパ
シタンスCを任意に設定することができる。
例えば、インダクタンスLを大きくとりたい場合には、
基板10を磁性材料等を用いて形成すればよく、またキ
ャパシタンスCを大きくとりたい場合には、基板10を
セラミックス等の誘電率の高い材料を用いて形成すれば
よい。また、これらLおよびCの双方を大きくしようと
する場合には、基板10を誘電率の高い材料および磁性
材料の双方を用いて形成すればよい。
また、これ以外に、インダクタンスLを大きくとる場合
には、前記第1〜第5実施例のように形成されたノイズ
フィルタを、磁気回路を形成するハウジング内に収納す
ればよい。
第10図には、このように形成されたノイズフィルタの
一例が示されており、このノイズフィルタの特徴は、磁
性材料を用いて形成されたハウジング80内に、前記第
1図〜第9図に示すノイズフィルタ210を収納したこ
とにある。
これにおいて、基板10のほぼ中央部には磁心挿通孔1
0cが形成され、ハウジング80の中央部に設けられた
磁心82がこの挿通孔10c内に挿通される。そして、
このハウジング80に、上方から蓋84をすることによ
り、この磁心82とその周囲に設けられたハウジング8
0.蓋84との間でノイズフィルタ専用の閉磁路を形成
している。
このようにすることにより、実施例のノイズフィルタは
、十分大きなインダクタンスを有するLCノイズフィル
タとして形成されることになる。
なお、本実施例では、ハウジングを用いて閉磁路を形成
した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず
、必要に応じて、磁気回路が開磁路となるようにハウジ
ングを形成してもよい。
また、第11図には、基板10の表面を磁性体を用いて
粉体塗装したノイズフィルタの一例が示されている。
実施例のノイズフィルタは、基板10のほぼ中央部に一
磁心挿通孔10cを形成し、この基板10の表面および
裏面を磁性粉を用いて粉体塗装する。
これにより、粉体塗装層86は、ノイズフィルタ専用の
閉磁路を形成し、外部に洩れる磁束を大幅に少くなくす
ることができる。
これにより、本実施例のノイズフィルタは、例えばこれ
を複数個隣接配置し他チヤンネルノイズフィルタとして
用いる場合でも、相隣接するノイズフィルタとしてリン
グング等の相互干渉を起すことが少なく、優れた電気的
特性を発揮することができる。
pcボードの実施例 前記第1〜第5実施例で示すように、本発明は、絶縁性
基板10の両面を利用して良好な電気的特性を有する分
布定数型LCノイズフィルタを得ることができ、例えば
絶縁性基板10としてPCボード等を用いれば、PCボ
ード自体の厚さを増すことなく、このPCボード上に任
意の個数の分布定数型LCノイズフィルタを設けること
ができる。
従って、本発明の分布定数型ノイズフィルタをPCボー
ド上に形成することにより、近年ますます小型軽量化が
求められている各種電子機器用のノイズフィルタとして
極めて好適なものとなり、例えばノイズフィルタをPC
ボード上に形成することにより、従来のチップ型ノイズ
フィルタを用いたのに比べ装置全体を大幅に薄型軽量化
することが可能となる。なお、PCボードとしては、通
常の基板以外に、必要に応じてフィルム状またはシート
状のものを用いてもよい。
従って、本発明の分布定数型LCノイズフィルタを、例
えばラップトツブ型のコンピュータに用いることにより
、ラップトツブ型コンピュータの小型軽量化をより一層
促進することができる。
また、要求される厚みの制約から従来ノイズフィルタを
実装できなかったICカード用のPCボード(フィルム
基板で構成されている)等においても、本発明のLCノ
イズフィルタを適用すれば、任意の個数のLCノイズフ
ィルタを簡単に実装することができる。
また、本発明の分布定数型LCノイズフィルタは、PC
ボード上に単にプリント配線することにより形成するこ
とかできるため、各種用途に用いられるPCボードにそ
の厚さを増すことなく容易に実装することが可能となる
第12図には、PCボード上に信号ライン用の多チヤン
ネルノイズフィルタを形成した場合の好適な実施例が示
されている。
実施例において、PCボード100上には複数のICl
l0が実装されており、これらIC110から複数本の
信号ライン112が基板110に接続されている。
前記PCボード100の下側には、多チヤンネルノイズ
フィルタが設けられたPCボード200が積層配置され
ている。このPCボード200は、各ICll0の入出
力リード112と対応する位置に、前記第1実施例〜第
5実施例のいずれかのLCノイズフィルタ210を複数
個形成している。
これにより、PCボード200には、各IC110のリ
ード112に対応した多チヤンネルノイズフィルタが形
成されることになる。
このような多チャンネルのノイズフィルタ210は、P
Cボード200上に、例えばプリント等の手法を用いて
簡単に形成することができ、その大きさも、要求される
しおよびCに合せて小さなスペースで形成することがで
きる。
そして、このようにして形成されたPCボード200は
、前記PCボード100に対し積層配置され、その上方
に位置するICll0の各リード112と電気的に接続
される。
このように、本実施例によれば、PCボード200の厚
さを増すことなく、このボード200上に多チヤンネル
ノイズフィタルを形成することができ、電子機器自体の
小型軽量化を図ることができる。
なお、実施例では、多チヤンネルノイズフィルタ210
を、ICll0等が設けられたpcボード100とは別
なボード200に形成する場合にを例にとり説明したが
、本発明はこれに限らず、ICll0を実装したpcボ
ード100上にスペースの余裕がある場合には、このP
Cボード100上に前記多チャンネル210を形成して
もよい。
また、本実施例では、PCボード200上に信号ライン
用の多チヤンネルノイズフィルタを形成した場合を例に
とり説明したが、これ以外に必要に応じて、電源ライン
用のノイズフィルタを形成することもできる。
第13図には、[C110が実装されたPCボード10
0上に、信号ライン用の多チャンネルのノイズフィルタ
210と、電源ライン用のノイズフィルタ220を形成
した場合の一例が示されており、このような回路構成の
PCボード100は、ICカード用のPCボードとして
極めて好適なものとなる。なお、電源ライン用ノイズフ
ィルタ220は、ICll0が複数個ある場合には、I
Cll0の個数に合わせて多チヤンネルノイズフィルタ
として形成してもよい。
特に、ICカードのように充分なアース筐体を備えてい
ない携帯用機器では、前記第4実施例に示すコモンモー
ド型ノイズフィルタを用いることが好ましい。
第14図には、長方形状に形成された絶縁性基板10上
に前記第1〜第5実施例に示すノイズフィルタを複数個
設け、多チヤンネルノイズフィルタ300として形成さ
れた一例が示されている。
実施例の多チヤンネルノイズフィルタ300は、通常の
電子部品と同様にPCボード100上に簡単に装着実装
でき、例えばIC用の多チヤンネルノイズフィルタおよ
びその他の用途に用いることができる。また、これ以外
に絶縁性基板10としてフィルム基板を用い、PCボー
ド100上に多チヤンネルノイズフィルタが設けられた
フィルム基板10を、図のように立てずに、横置きに実
装することもでき、これにより厚さの制限された場所に
PCボード100が設置される場合でも、このPCボー
ド100の厚さを増すことなく多チヤンネルノイズフィ
ルタを実装できる。
さらに、本発明のノイズフィルタは、単に信号ライン用
のノイズフィルタとしてばかりでなく、例えばICの電
源ライン等に、電源ライン用のノイズフィルタとしても
用いることができる。また、前述したよように、本発明
のノイズフィルタに用いられる絶縁性基板としては、必
要に応じフィルム状またはシート状の絶縁性基板または
これ以外のタイプの絶縁性基板を用いてもよい。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明要旨の範囲内で各種の変形実施が可能である。
例えば本発明のノイズフィルタをSMDタイプの素子と
して形成する場合には、1個のノイズフィルタでは必要
とする十分なしおよびCを得ることができないことも考
えられる。この場合には、複数枚のノイズフィルタを積
層し、各ノイズフィルタを直、列または並列に接続にす
ることにより、任意のCおよびLを有するLCノイズフ
ィルタを得ることができる。
また、本発明のLCノイズフィルタにおいて、アース用
ブロック導体を多数設ける場合には、各ブロック導体を
どのようにアース端子に接続するかが問題となる。
この場合には、例えば第15図(A)、(B)に示すよ
う、表面IQaにインダクタ導体12a。
12bが設けられ、裏面10bに多数のアース用−ス用
ブロック導体50が設けられた絶縁性基板10以外に、
補助基板96を用意する。この補助基板96は、その表
面96aに前記各ブロック導体50と接触する多数の電
極92が設けられ、裏面96bに、スルーホールを介し
前記各電極92とアース端子20と接続するリード98
を設ける。
そして、基板10の裏面10bと補助基板96の表面9
6aを重ね合せるようにして両者を積層し、これを一体
的にディッピングする。
これにより、アース用ブロック導体50が多数存在する
場合でも、これを簡単にリード端子20へ接続すること
が可能となる。
また、前記第各実施例では、シールド導体を用いて、通
電導体として用いられる各インダクタ導体の線間短絡を
防止した。本発明はこれに加えて、このような導体が設
けられた基板10の表面10a1またはその表面10a
および裏面10bの双方に絶縁性のシールド層を被覆形
成することにより、その線間短絡現象をより効果的に防
止することができる。
また、本実施例において前記基板10を高周波吸収発熱
体のような材料を用いて形成することにより、インダク
タ導体12内を通過する信号から発生するノイズ、特に
高周波ノイズを熱として吸収し、より効果的なノイズの
除去を行うことが可能となる。
また、前記基板10としては、必要に応じて、雷サージ
等をとるためにバリスタに使用されるセラミック材を使
用することもできる。
また、前記各実施例において、インダクタ導体12、シ
ールド導体40.アース用ブロック導体50の表面に磁
性体をメツキ等により接着させ磁性導電体とすることに
より、インダクタ導体12の磁気抵抗が減少し、そのイ
ンダクタンスを大きくすることもできる。
また、前記実施例においては、誘電体を基板10として
形成した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば円筒、角筒等の筒型形状をした誘電体を用
いてもよい。この場合には筒体の内周または外周のいず
れか一方の面に、複数スパイラル溝を設け、この溝内に
インダクタ導体を形成すればよい。また筒体の内周およ
び外周の両面にインダクタ導体を形成してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、誘電体を挾んで
、インダクタ導体の一部と相対向するよう−または複数
のアース用ブロック導体を設け、各ブロック導体とイン
ダクタ導体との間でキャパシタを個別に形成している。
これにより、インダクタ導体のインダクタンスと、各ブ
ロック導体のキャパシタから成り分布定数型として良好
に機能するLCノイズフィルタを得ることができる。
また、本発明によれば、前記ブロック導体の個数を増減
することにより、任意のキャパシタンスをもった分布定
数型LCノイズフィルタを簡単に得ることができる。
さらに、本発明によれば、渦巻状のインダクタ導体間に
、この線間短絡を防止するシールド導体を設けることに
より、高周波帯域においても線間短絡を発生させること
なくノイズ成分を除去できる分布定数型LCノイズフィ
ルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分布定数型LCノイズフィルタの
好適な第1実施例の説明図であり、同図(A)は基板表
面の説明図、同図(B)は基板裏面の説明図、 第2図は第1図に示すノイズフィルタの等価回路図、 第3図は本発明にがかるLCノイズフィルタの好適な第
2実施例の説明図であり、同図(A)はその表面側の説
明図、同図(B)はその・裏面側の説明図、 第4図は第3図に示すLCノイズフィルタの等価回路図
、 第5図は本発明の好適な第3実施例の説明図であり、同
図(A)はその表面側の説明図、同図(B)はその裏面
側の説明図、 第6図は第5図に示すLCノイズフィルタの等価回路図
、 第7図は本発明の好適な第4実施例の説明図であり、同
図(A)はその表面側の説明図、同図(B)はその裏面
側の説明図、 第8図は第7図に示すLCノイズフィルタの等価回路図
、 第9図は本発明の好適な第5実施例の説明図であり、同
図(A)はその表面例の説明図、同図(B)はその裏面
例の説明図、 第10図はハウジングを用いて形成された本発明に係る
LCノイズフィルタの好適な第6実施例の説明図、 第11図は、磁性体を粉体塗装して閉磁路を形成したL
Cノイズフィルターの説明図、第12図はPCボードを
積層配置し、その一つに前記第1〜第5実施例に係るノ
イズフィルタを用い多チヤンネルノイズフィルタを形成
した場合の説明図、 第13図はICが実装されたPCボード上に、信号ライ
ン用の多チヤンネルノイズフィルタと電源ライン用のノ
イズフィルタの双方を形成する場合の説明図、 第14図は縦長の絶縁性基板上に多チヤンネルノイズフ
ィルタを形成して、これをPCボード上に実装した場合
の説明図、 第15図は、本発明の他の実施例の説明図、第16図は
従来のノイズフィルタの一例を示す説明図、 第17図、第18図は第16図に示す従来のノイズフィ
ルタの等価回路図である。 10・・・絶縁性基板、 12・・・インダクタ導体、 40・・・シールド導体、 50・・・アース用ブロック導体。 代理人 弁理士 布 施 行 夫(他2名)第1図 (A) (B) 第3図 第2図 第4図 第 図 (A) CB) 第 図 守 へ 第 図 (A) (B) 第 図 第 図 第 図 (C) CD) 第 図 第 図 第 図 (A) (B) 第 17図 第 図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)誘電体の一面に渦巻状に形成されたインダクタ導
    体と、 前記誘電体を挾んで、前記インダクタ導体の一部と相対
    向するよう形成された一または複数のアース用ブロック
    導体と、 を含むことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  2. (2)請求項(1)において、 前記アース用ブロック導体のいずれか一つは、インダク
    タ導体の入力または出力端子に近接配置されてなること
    を特徴とするLCノイズフィルタ。
  3. (3)請求項(1)、(2)のいずれかにおいて、前記
    アース用ブロック導体は、 前記インダクタ導体の入力端子に近接配置された第1の
    ブロック導体と、インダクタ導体の出力端子に近接配置
    された第2のブロック導体と、を含むことを特徴とする
    LCノイズフィルタ。
  4. (4)請求項(3)において、 前記アース用ブロック導体は、インダクタ導体の入力端
    子及び出力端子の間において、インダクタ導体の一部と
    相対向するよう設けられた一または複数の第3のブロッ
    ク導体を含むことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  5. (5)請求項(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記
    インダクタ導体のアース用ブロック導体と相対向する箇
    所は幅広に形成され、インダクタ導体と各アース用ブロ
    ック導体との間のキャパシタンスを大きくとるようにし
    たことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  6. (6)請求項(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記
    インダクタ導体は、誘電体の一面に互いに相隣接するよ
    う形成された2組のインダクタ導体を含み、コモンモー
    ド型として形成されたことを特徴とするLCノイズフィ
    ルタ。
  7. (7)請求項(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記
    インダクタ導体の線間に、インダクタ導体の線間短絡を
    防止するシールド導体を設けたことを特徴とするLCノ
    イズフィルタ。
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