JP2721227B2 - Lcノイズフィルタおよびこれを用いたpcボード - Google Patents

Lcノイズフィルタおよびこれを用いたpcボード

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    • H03H7/425Balance-balance networks
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    • HELECTRICITY
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    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • H05K1/023Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference using auxiliary mounted passive components or auxiliary substances
    • H05K1/0233Filters, inductors or a magnetic substance

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は分布定数型LCノイズフィルタの改良およびこ
れを用いたPCボードに関する。
[従来の技術] 従来より、第18図(A)に示すように、セラミック等
の絶縁性基板10の一面に第1の導体12を渦巻状に形成
し、第18図(B)に示すように、他面に接地導体14を形
成したノイズフィルタが知られている。
このノイズフィルタは、第19図に示すように、渦巻状
の第1の導体12がインダクタンス(L)を得ると共に、
この渦巻状の第1の導体12と接地導体14との間で分布定
数的に静電容量(C)を得て、LCノイズフィルタとして
機能する。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このような従来のLCノイズフィルタは、次の
ような問題があった。
(a) 第1の問題 従来のノイズフィルタは、基板10の裏面側に設けられ
た接地導体14に渦電流が発生する。このため、渦巻状に
形成された第1の導体12に期待するほどのインダクタン
スが得られず、LCノイズフィルタというよりもコンデン
サに類似した電気的特性しか得ることができないという
問題があった。
すなわち、このLCノイズフィルタにおいては、渦巻状
の第1の導体12に対し、接地導体14が静電容量で容量結
合すると共に、誘導結合している。従って、渦巻状の第
1の導体12の通電電流で発生した磁束により接地導体14
上にも起電力が生じ、この起電力によって実線Aで示す
ような短絡電流が流れる。
渦巻状の第1の導体12を変成器における1次コイルに
たとえば、接地導体14は短絡された2次コイルのように
作用し、渦巻状の第1の導体12には期待するほどのイン
ダクタンスLが得られず、LCノイズフィルタとして十分
な機能を発揮できないという問題があった。
(b) 第2の問題 このノイズフィルタは、インダクタとして機能する第
1の導体12の両端電極16,18に信号を通電し、この信号
中に含まれるノイズを除去するものであるが、通電する
信号の周波数が高くなると、渦巻状に巻かれた第1の導
体12に矢印Bで示すような線間短絡が生じ、第1の導体
12がインダクタとして機能しなくなってしまうという問
題があった。
特に、このような線間短絡現象は、通電する信号の周
波数が高くなればなるほど頻繁に発生するため、従来の
ノイズフィルタは、高周波用のノイズフィルタとして用
いることはできないという問題があった。
[発明の目的] 本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、前記(a),(b)の問題を解
決する優れた電気的特性を備えた分布定数型LCノイズフ
ィルタを提供すると共に、これを用いたPCボードを提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記第1の問題を解決するため、本発明のLCノイズフ
ィルタは、 絶縁性基板と、 この基板の一面に渦巻状に形成されインダクタとして
機能する第1の導体と、 この基板の他面に前記第1の導体と相対向するよう渦
巻状に形成され、前記第1の導体との間でキャパシタを
形成する第2の導体と、 を含み分布定数型として形成されたものである。
また、前記第2の問題を解決するため、本発明のLCノ
イズフィルタは、 前記基板の一面に、第1の導体の線間に位置して設け
られ、第1の導体の線間短絡を防止するシールド導体を
設けてなるものである。
また、本発明のPCボードは、絶縁性基板上に、前記LC
ノイズフィルタを複数個設け、信号ライン用の多チャン
ネルノイズフィルタを形成したことを特徴とする。
また、本発明のPCポードは、絶縁性基板上に前記LCノ
イズフィルタを設け、電源ライン用のノイズフィルタを
形成したことを特徴とする。
[作用] 次に本発明の作用を説明する。
本発明者は、例えば第18図に示すLCノイズフィルタに
おいて、渦巻状に形成された第1の導体12に、なぜ期待
する程のインダクタンスが得られないかについての検討
を行った。
そして、その大きな原因が、接地導体14に実線Aで示
すように流れる短絡電流にあるという仮定に従い、この
接地導体14を、短絡電流が流れにくい櫛歯状に形成しノ
イズフィルタを形成した。
しかし、このようにしても第1の導体12には期待する
方のインダクタンスが得られず、十分な電気的特性をも
ったLCノイズフィルタを作成することはできなかった。
このような事実をふまえ、基板の一面に渦巻状に形成
され、インダクタとして機能する第1の導体に対し、基
板の他面側に、キャパシタとして機能する第2の導体を
どのように形成すれば、前記第1の導体のインダクタと
しての機能を損わず、良好な特性をもったLCノイズフィ
ルタを得ることができるかについての検討を進めた。
そして、本発明者は、渦巻状の第1の導体を通電した
際発生する磁束の磁路を妨げることがないよう、第2の
導体を形成すれば、第1の導体のインダクタンスを低下
することなく、良好な電気的特性をもったLCノイズフィ
ルタを得られるのではないかと推測し、絶縁性基板の一
面に、インダクタとして機能する第1の導体を渦巻状に
設け、この基板の他面に、前記第1の導体との間でキャ
パシタを形成する第2の導体を、第1の導体と相対向す
るよう渦巻状に設け、LCノイズフィルタを形成した。
そして、このLCノイズフィルタを用い実験を行ったと
ころ、渦巻状に形成された第1の導体には十分なインダ
クタンスが得られ、良好な電気的特性を有するLCノイズ
フィルタが得られることが確認された。
また、この絶縁性基板の一面に、前記第1の導体の線
間に位置し、この第1の導体の線間短絡を防止するシー
ルド導体を形成することにより、インダクタとして機能
する第1の導体は、高周波領域においても従来のように
線間短絡が生じることがなく、インダクタとして十分に
機能することが確認された。
これにより、本発明によれば、低周波領域から高周波
領域にわたり優れた電気的特性を有するLCノイズフィル
タを得ることができる。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1実施例 第1図には本発明に係る分布定数型LCノイズフィルタ
の好適な第1実施例が示されている。
実施例のLCノイズフィルタは、第1図(A)に示すよ
うに、セラミックス等の絶縁性基板10の一面にインダク
タとして機能する第1の導体12を渦巻状に形成してい
る。この渦巻状の第1の導体12の外端部は、そのまま端
子16となっている。
また、実施例のノイズフィルタは、第1図(B)に示
すように、絶縁性基板10の他面に、第1の導体12と相対
向するよう第2の導体50を渦巻状に形成し、第1の導体
12と第2の導体50を静電容量で容量結合し、両者の間に
キャパシタを形成している。そして、この第2の導体50
の外端はそのまま端子52となっている。
また、第1図(A)に示すように、基板10の中心には
スルーホール30が設けられている。そして、渦巻状の第
1の導体12の内端部は、このスルーホール30を経て、第
1図(B)に示すように、基板10の他面に形成されたリ
ード32を介して端子18に接続されている。
第2図には、本実施例のLCノイズフィルタの等価回路
図が示されており、本実施例において渦巻状に形成され
た第1の導体12は第1のインダクタL1として機能する。
また、第1の導体12および第2の導体50は、基板10を
挾んで互いに相対向するように渦巻状に形成されるた
め、両者は互いに静電容量で容量結合し、両者の間には
キャパシタCが分布定数的に形成されることになる。
従って、本実施例のノイズフィルタは、第2図に示す
ような回路構成の分布定数型LCノイズフィルタとして機
能することになる。
特に、本発明のノイズフィルタでは、第1の導体12と
の間でキャパシタを形成する第2の導体50が、第1の導
体12の磁路を妨げることがないよう形成されている。
すなわち、第1の導体12に通電した際発生する磁束
は、第1の導体12の線間を基板10の表面側から裏面側
へ、またその逆方向に通過する。このとき、この磁路を
妨げるよう第2の導体50が設けられていると(例えば、
第1の導体12の線間領域と相対向するよう第2の導体50
が設けられていると)、磁路は第2の導体50によって塞
がれ、第1の導体12が十分インダクタとして機能できな
くなってしまう。
これに対して本発明のように、第1の導体12と相対向
するよう第2の導体50を設けることにより、第1の導体
12の磁路は第2の導体50によって何等妨げることがない
ため、渦巻状の第1の導体12のインダクタンスを低下さ
せることなく、LCノイズフィルタとしての作用効果を十
分発揮させることができる。
従って、例えば第2の導体50の端子52を接地端子と
し、第1の導体12の端子16,18を入出力端子として用い
れば、良好な電気的特性を有するノーマルモード型ノイ
ズフィルタとして用いることができる。
第2実施例 第3図には本発明の好適な第2実施例が示されてい
る。
実施例のLCノイズフィルタは、第3図(A)に示すよ
うに基板10の片面に2組のインダクタ導体12a,12bを第
1の導体として渦巻状に形成し、第3図(B)に示すよ
うに、前記各インダクタ導体12a,12bに対し相対向する
2組のキャパシタ導体50a,50bを第2の導体として渦巻
状に形成し、第4図に示すようなコモンモード型LCノイ
ズフィルタを形成したことを特徴とする。
すなわち、実施例のノイズフィルタは、第3図(A)
に示すように基板10の表面に第1のインダク導体12a
と、第2のインダクタ導体12bが、相隣接するよう渦巻
状に形成されている。そして、各インダクタ導体12a,12
bの外端はそのまま端子16a,16bとなっている。
また、第3図(B)に示すように、基板10の他面側に
は、前記インダクタ導体12aと相対向するようキャパシ
タ導体50aが渦巻状に形成され、同様に前記インダクタ
導体12bと相対向するようキャパシタ導体50bが渦巻状に
形成されている。そして、これら各キャパシタ導体50a,
50bの外端はそのまま端子52a,52bとなっている。
また、第3図(A)に示すように基板10の中心部付近
には2個のスルーホール30a,30bが設けられている。そ
して、渦巻状の各インダクタ導体12a,12bの内端部は、
各スルーホール30a,30bを経て第3図(B)に示すよう
に、基板10の他面に形成されたリード32a,32bを介し端
子18a,18bにそれぞれ接続されている。
第4図には、本実施例のLCノイズフィルタの等価回路
図が示されており、本実施例において渦巻状に形成され
たインダクタ導体30は第1のインダクタL1として機能
し、同様に渦巻状に形成されたインダクタ導体30bは第
2のインダクタL2として機能する。
そして、基板10の他面側に設けられた2組のキャパシ
タ導体50a,50bは、基板10を挾んで相対向する各インダ
クタ導体12a,12bとの間で、その磁路を妨げることがな
いようキャパシタを分布定数的に形成する。
従って、本実施例のノイズフィルタは、各インダクタ
導体12a,12bのインダクタンスを低下させることなく、L
Cノイズフィルタとしての作用効果を十分発揮すること
ができる。
特に、本実施例によれば、各インダクタ導体12a,12b
の各端子16a,18a,16b,18bをそれぞれ入出力端子として
用い、キャパシタ導体50a,50bの端子52a,52bをアース側
に接続することにより、優れた電気的特性を持つコモン
モード型4端子ノイズフィルタとして用いることができ
る。
第3実施例 ところで、前記第1および第2の実施例は、問題点を
解決するための手段のところで説明した第1の問題を解
決できるものの、第2の問題を解決することはできな
い。
第5図には、このような問題を解決した本発明の好適
な第3実施例が示されている。
本実施例の特徴は、第1図に示すノイズフィルタにお
いて、基板10の一面に形成された第1の導体12の線間
に、シールド導体40を渦巻状に形成したことにある。
そして、この基板10の中央には、第5図に示すように
スルーホール42が設けられ、シード導体40の内端部は、
個のスルーホール42を介して基板10の他面側に設けられ
た第2の導体50の内端部と電気的に接続されている。
以上の構成とすることにより、本実施例のノイズフィ
ルタは、前記第1および第2の問題解決し、低周波帯域
から高周波帯域に亘り優れた電気的特性を有するノーマ
ルモード型3端子ノイズフィルタとして機能することに
なる。
さらに、本実施例のノイズフィルタは、シールド導体
40を設けることにより、第1の導体12の線間短絡を防止
するのみでなく、これら第1の導体12のインダクタンス
およびこの第1および第2の導体12,50間で形成される
キャパシタンスを改善し、後述する実験データから明ら
かなように前記第1実施例に比べより優れた減衰特性を
発揮することができる。
第4実施例 第6図には、本発明の好適な第4実施例が示されてい
る。
本実施例の特徴は、前記第3図に示すノイズフィルタ
において、インダクタ導体12aと12bとの間に、第1のシ
ールド導体40aを渦巻状に形成すると共に、インダクタ
導体12bと12aとの間に、同様に第2のシールド導体40b
を渦巻状に形成し、各インダクタ導体12a,12b間をシー
ルドしたことにある。
そして、これら各シールド導体40a,40bの内端部は、
基板10の中央部に設けられたスルーホール42a,42bを介
して基板10の裏面側に設けられた各キャパシタ導体50a,
50bの内端部に電気的に接続されている。
このようにすることにより、本実施例によれば低周波
から高周波帯域に亘り優れた電気的特性を有するコモン
モード型4端子ノイズフィルタを得ることができる。
特に、本実施例によれば、後述する実験データから明
らかなように、前記第2実施例に比べより優れた減衰特
性を得ることができる。
第5実施例 また、本発明のLCノイズフィルタにおいて、前記第1
の導体12および第2の導体50のターン数や配置以外に、
基板10の材質を適宜選択することにより、ノイズフィル
タのインダクタンスLおよびキャパシタンスCを任意に
設定することができる。
例えば、インダクタンスLを大きくとりたい場合に
は、基板10を磁性材料等を用いて形成すればよく、また
キャパシタンスCを大きくとりたい場合には、基板10を
セラミックス等の誘導率の高い材料を用いて形成すれば
よい。また、これらLおよびCの双方を大きくしようと
する場合には、基板10を誘導率の高い材料および磁性材
料の双方を用いて形成すればよい。
また、これ以外に、インダクタンスLを大きくとる場
合には、前記第1〜第4実施例のように形成されたノイ
ズフィルタを、磁気回路を形成するハウジング内に収納
すればよい。
第7図には、このように形成されたノイズフィルタの
一例が示されており、このノイズフィルタは、磁性材料
を用いて形成されたハウジング80内に、前記第1図〜第
4図に示すノイズフィルタ210を収納したことにある。
これにおいて、基板10のほぼ中央部には磁心挿通孔10
aが形成され、ハウジング80の中央部に設けられた磁心8
2がこの挿通孔10a内に挿通される。そして、このハウジ
ング80に、上方から蓋84をすることにより、この磁心82
とその周囲に設けられたハウジング80,蓋84との間でノ
イズフィルタ専用の閉磁路を形成している。
このようにすることにより、実施例のノイズフィルタ
は、十分大きなインダクタンスを有するLCノイズフィル
タとして形成されることになる。
なお、本実施例では、ハウジングを用いて閉磁路を形
成した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限ら
ず、必要に応じて、磁気回路が開磁路となるようにハウ
ジングを形成してもよい。
PCボードの実施例 前記第1〜第4実施例で示すように、本発明は、絶縁
性基板10の両面を利用して良好な電気的特性を有する分
布定数型LCノイズフィルタを得ることができ、例えば絶
縁性基板10としてPCボード等を用いれば、PCボード自体
の厚さを増すことなく、このPCボード上に任意の個数の
分布定数型LCノイズフィルタを設けることができる。
従って、本発明の分布定数型ノイズフィルタをPCボー
ド上に形成することにより、近年ますます小型軽量化が
求められている各種電子機器用のノイズフィルタとして
極めて好適なものとなり、例えばノイズフィルタをPCボ
ード上に形成することにより、従来のチップ型ノイズフ
ィルタを用いたのに比べ装置全体を大幅に薄型軽量化す
ることが可能となる。なお、PCボードとしては、通常の
基板以外に、必要に応じてフィルタ状またはシート状の
ものを用いてもよい。
従って、本発明の分布定数型LCノイズフィルタを、例
えばラップトップ型のコンピュータに用いることによ
り、ラップトップ型コンピュータの小型軽量化をより一
層促進することができる。
また、要求される厚みの制約から従来ノイズフィルタ
を実装できなかったICカード用のPCボード(フィルム基
板で構成されている)等においても、本発明のLCノイズ
フィルタを適用すれば、任意の個数のLCノイズフィルタ
を簡単に実装することができる。
また、本発明の分布定数型LCノイズフィルタは、PCボ
ード上に単にプリント配線することにより形成すること
ができるため、各種用途に用いられるPCボードにその厚
さを増すことなく容易に実装することが可能となる。
第8図には、PCボード上に信号ライン用の多チャンネ
ルノイズフィルタを形成した場合の好適な実施例が示さ
れている。
実施例において、PCボード100上には複数のIC110が実
装されており、これらIC110から複数本の信号ライン112
が基板110に接続されている。
前記PCボード100の下側には、多チャンネルノイズフ
ィルタが設けられたPCボード200が積層配置されてい
る。このPCボード200は、各IC110の入出力リード112と
対応する位置に、前記第1実施例〜第4実施例のいずれ
かのLCノイズフィルタ210を複数個形成している。これ
により、PCボード200には、各IC110のリード112に対応
した多チャンネルノイズフィルタが形成されることにな
る。
このような多チャネルのノイズフィルタ210は、PCボ
ード200上に、例えばプリント等の手法を用いて簡単に
形成することができ、その大きさも、要求されるLおよ
びCに合せて小さなスペースで形成することができる。
これにおいて、基板200上における各LCノイズフィル
タ210の配置スペースに余裕がある場合には、第9図に
示すように、各ノイズフィルタ210を相隣接するように
設ければよく、またスペース的に苦しい場合には、第10
図に示すように互い違いに形成すればよい。
そして、このようにして形成されたPCボード200は、
前記PCボード100に対し積層配置され、その上方に位置
するIC110の各リード112と電気的に接続される。
このように、本実施例によれば、PCボード200の厚さ
を増すことなく、このボード200上に多チャンネルノイ
ズフィルタを形成することができ、電子機器自体の小型
軽量化を図ることができる。
なお、実施例では、多チャンネルノイズフィルタ210
を、IC110等が設けられたPCボード100とは別なボード20
0に形成する場合にを例にとり説明したが、本発明はこ
れに限らず、IC110を実装したPCボード100上にスペース
の余裕がある場合には、このPCボード100上に前記多チ
ャンネル210を形成してもよい。
また、本実施例では、PCボード200上に信号ライン用
の多チャンネルノイズフィルタを形成した場合を例にと
り説明したが、これ以外に必要に応じて、電源ライン用
のノイズフィルタを形成することもできる。
第11図には、IC110が実装されたPCボード100上に、信
号ライン用の多チャンネルのノイズフィルタ210と、電
源ライン用のノイズフィルタ220を形成した場合の一例
が示されており、このような回路構成のPCボード100
は、ICカード用のPCボードとして極めて好適なものとな
る。なお、電源ライン用ノイズフィルタ220は、IC110が
複数個ある場合には、IC110の個数に合わせて多チャン
ネルノイズフィルタとして形成してもよい。
特に、ICカードのように充分なアース筐体を備えてい
ない携帯用機器では、前記第4実施例に示すコモンモー
ド型ノイズフィルタを用いることが好ましい。
第12図には、長方形状に形成された絶縁性基板10上に
前記第1〜第4実施例に示すノイズフィルタを複数個設
け、多チャンネルノイズフィルタ300として形成された
一例が示されている。
実施例の多チャンネルノイズフィルタ300は、通常の
電子部品と同様にPCボード100上に簡単に装着実装で
き、例えばIC用の多チャンネルノイズフィルタおよびそ
の他の用途に用いることができる。また、これ以外に絶
縁性基板10としてフィルム基板を用い、PCボード100上
に多チャンネルノイズフィルタが設けられたフィルム基
板10を、図のように立てずに、横置きに実装することも
でき、これにより厚さの制限された場所にPCボード100
が設置される場合でも、このPCボード100の厚さを増す
ことなく多チャンネルノイズフィルムを実装できる。
実験データ 次に、本発明にかかる分布定数型LCノイズフィルタの
実測データを、例えば第18図に示す従来のノイズフィル
タの実測データと対比し説明する。
実験において、絶縁性基板10としては直径14.5mm、厚
さ1.5mmの円板を用いた。また、この円板は、比誘電率
εH=13.000(20℃)のセラミックスを用いた。
また、この絶縁性基板10上に設けられる導体(例えば
第1の導体12,第2の導体50,シールド導体40等の各種導
体)は、直径0.6mmの導線を用いた。
まず、絶縁性基板10の表面および裏面の全面に、第13
図(A)に示すように導電箔膜410,420を被服形成し、
コンデンサを形成した。このとき、その容量Cは240PF
であった。
このようなコンデンサを2端子型のノイズフィルタと
して用い、その減衰特性を測定したところ、第14図にお
いて破線で示すような減衰特性が得られた。
また、このコンデンサ型ノイズフィルタの片面に、第
17図に示すよう、インダクタとして機能するU字型導体
430を載置し、これをLCの3端子フィルタとして配線し
てその減衰特性を測定したところ、第14図において実線
で示すような減衰特性が得られた。
このとき、前記導体430のインダクタンスを測定した
ことろ、L=0.0143μFであり、インダクタとしてほと
んど機能せず、単にコデンサ型のノイズフィルタとして
機能しているにすぎないことが確認された。
従って、第13図(A)に示すようなノイズフィルタで
は、第14図に示すように2端子型および3端子型のいず
れであっても、ほぼ同様な減衰特性を呈するにすぎなか
った。
また、第13図(B),(C)に示すように、絶縁性基
板10の表面に、第5図に示す実施例と同様に第1の導体
12とシールド導体40を形成し、実験を行った。このと
き、各導体のパターン幅は0.7mm,パターン間隔は0.5mm,
パターンの長さ140mmとした。
そして、基板10の裏面側全面を第13図(B)に示すよ
うに導電箔膜42で被覆形成し、また第13図(C)に示す
ように櫛歯状の導電箔膜440を被覆形成しノイズフィル
タを形成し、これら各タイプのノイズフィルタの減衰特
性を測定した。
この結果、第13図(B)に示すようなタイプのノイズ
フィルタでは、第15図において破線で示すような減衰特
性が得られ、第13図(C)で示すようなタイプのノイズ
フィルタでは、第15図において実線で示すような減衰特
性が得られた。
これら両ノイズフィルタのインダクタンスは、L=0.
172μH,L=0.173μHであり、第13図(A)に示すノイ
ズフィルタに比べ改善されているものの、その減衰特性
は十分ではない。
これに対し、第13図(D)(第1実施例に相当する)
に示す本発明のノイズフィルタでは、そのインダクタン
スがL=0.2μHであり、第16図において破線で示すよ
うに良好な減衰特性が得られることが確認された。
また、第13図(E)に示す本発明のノイズフィルタ
(第3実施例に相当する)でも同様にインダクタンスが
L=0.20μHであり、第16図において実線で示すように
良好な減衰特性が得られることが確認された。
このように、本発明のノイズフィルタでは、第14図,
第15図に示す従来のノイズフィルタの特性に比べ、ほぼ
同容量のLとCでありながら、明らかにインダクタンス
Lの特性による低周波からの、極めてシャープな優れた
減衰特性をもったノイズフィルタとなることが確認され
た。
さらに、第13図(E)に示す本発明のノイズフィルタ
では、第1の導体12の線間にシールド導体40を設けるこ
とにより、第13図(D)のフィルタに比べよりインダク
タンスLのきいたシャープな減衰特性をもったノイズフ
ィルタとなることも確認された。
このように、本発明のノイズフィルタは、第13図
(A),(B),(C)に示す従来のノイズフィルタに
比べ、優れた減衰特性を奏することが確認され、低周波
フィルタのみならず高周波フィルタとして各種用途への
幅広い適用が期待される。
さらに、本発明のノイズフィルタは、単に信号ライン
用のノイズフィルタとしてばかりでなく、例えばICの電
源ライン等に、電源ライン用のノイズフィルタとしても
用いることができる。また、前述したよように、本発明
のノイズフィルタに用いられる絶縁性基板としては、必
要に応じフィルム状またはシート状の絶縁性基板または
これ以外のタイプの絶縁性基板を用いてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、絶縁性基板の
一面にインダクタとして機能する第1の導体を渦巻状に
形成し、この第1の導体を通電したとき発生する磁束の
磁路を妨げることがないよう、基板の他面に第2の導体
を渦巻状に形成し、第1の導体と第2の導体とを容量結
合するように形成している。これにより、第1の導体の
インダクタンスを低下させることがなく、優れた電気的
特性を有する分布定数型LCノイズフィルタを得ることが
できる。
さらに、本発明によれば、渦巻状の第1の導体間に、
この線間短絡を防止するシールド導体を設けることによ
り、高周波帯域においても線間短絡を発生させることな
くノイズ成分を除去することができる分布定数型LCノイ
ズフィルタを得ることができる。
さらに、本発明によれば、前記LCノイズフィルタを用
い信号ライン用多チャンネルノイズフィルタおよび/ま
たは、電源ライン用のノイズフィルタを形成したPCボー
ドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る分布定数型LCノイズフィルタの好
適な第1実施例の説明図であり、同図(A)は基板表面
の説明図、同図(B)は基板裏面の説明図、 第2図は第1図に示すノイズフィルタの等価回路図、 第3図は本発明にかかるLCノイズフィルタの好適な第2
実施例の説明図であり、同図(A)はその表面側の説明
図、同図(B)はその裏面側の説明図、 第4図は第3図に示すLCノイズフィルタの等価回路図、 第5図は本発明の好適な第3実施例の説明図、 第6図は本発明の好適な第4実施例の説明図、 第7図はハウジングを用いて形成された本発明に係るLC
ノイズフィルタの好適な第5実施例の説明図、 第8図はPCボードを積層配置し、その一つに前記第1〜
第4実施例に係るノイズフィルタを用い多チャンネルノ
イズフィルタを形成した場合の説明図、 第9図および第10図は、第8図に示す多チャンネルノイ
ズフィルタを形成する場合における各ノイズフィルタの
レイアウトの説明図、 第11図はICが実装されたPCボード上に、信号ライン用の
多チャンネルノイズフィルタと電源ライン用のノイズフ
ィルタの双方を形成する場合の説明図、 第12図は縦長の絶縁性基板上に多チャンネルノイズフィ
ルタを形成して、これをPCボード上に実装した場合の説
明図、 第13図は減衰特性の測定実験に用いた従来のノイズフィ
ルタおよび本発明に係るノイズフィルタの説明図、 第14図〜第16図は第13図に示す各ノイズフィルタを用い
て測定された減衰特性の説明図、 第17図は第13図(A)に示すノイズフィルタを3端子型
ノイズフィルタとして用いる場合の説明図、 第18図は従来のノイズフィルタの一例を示す説明図、 第19図は第18図に示すノイズフィルタの等価回路図であ
る。 10……絶縁性基板、12……第1の導体、30……スルーホ
ール、40……シールド導体、50……第2の導体。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板と、 この基板の一面に渦巻状に形成されたインダクタとして
    機能する第1の導体と、 この基板の他面に前記第1の導体と相対向するよう渦巻
    状に形成され、前記第1の導体との間でキャパシタを形
    成する第2の導体と、 前記基板の一面に、第1の導体の線間に位置して設けら
    れ、第1の導体の線間短絡を防止するシールド導体と、 を含むことを特徴とするLCノイズフィルタ。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 前記第1の導体の両端は、入出力端子にそれぞれ接続さ
    れ、 前記第2の導体は、アース端子に接続され、 ノーマルモード型として形成されたことを特徴とするLC
    ノイズフィルタ。
  3. 【請求項3】請求項(1)において、 前記第1の導体は、基板の一面に互いに相隣接するよう
    形成された2組のインダクタ導体を含み、 前記第2の導体は、基板の他面に前記各インダクタ導体
    と相対向し、各インダクタ導体との間でキャパシタを形
    成する2組のキャパシタ導体を含み、 前記2組のインダクタ導体は、その両端がそれぞれ入出
    力端子に接続されコモンモード型として形成されたこと
    を特徴とするLCノイズフィルタ。
  4. 【請求項4】請求項(1)〜(3)のいずれかにおい
    て、 前記シールド導体の端部と前記第2の導体の端部は、基
    板に設けられたスルーホールを介して電気的に接続され
    てなることを特徴とするLCノイズフィルタ。
  5. 【請求項5】絶縁性基板上に、請求項(1)〜(4)の
    いずれかに記載のLCノイズフィルタを複数個設け、信号
    ライン用多チャンネルノイズフィルタを形成したことを
    特徴とするPCボード。
  6. 【請求項6】絶縁性基板上に、請求項(1)〜(4)の
    いずれかに記載のLCノイズフィルタ設け、電源ライン用
    のノイズフィルタを形成したことを特徴とするPCボー
    ド。
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