JP2006005309A - キャパシタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子部品(LSI)のさらなる高周波化(1GHz以上)に対応するデカップリングキャパシタに適用できるキャパシタ装置を提供する。
【解決手段】 柱状導電体10と、柱状導電体10の外周面を被覆する誘電体層12と、誘電体層12の外周面を被覆する外側導電層14とにより構成される同軸型のキャパシタCが、複数個並んで配置され、複数のキャパシタCの外側導電層14に第1接続端子24が接続され、複数のキャパシタCの柱状導電体10に第2接続端子26a,26bが接続されて、複数のキャパシタCが電気的に並列に接続されている。
【選択図】 図3


Description

本発明はキャパシタ装置に係り、さらに詳しくは、高速動作する電子部品が実装される回路基板に配設され、電源系の高周波ノイズを除去するデカップリングキャパシタに適用できるキャパシタ装置に関する。
近年、マイクロプロセッサをはじめとするデジタルLSIを備えた半導体装置では、同時スイッチングやEMI(Electromagnetic Interference)によって発生する電源系のノイズを除去するなどの目的で、LSIの電源ラインとグランドラインとの間にデカップリングキャパシタが配置されている。デカップリングキャパシタの特性としては、インピーダンスが低周波域では十分に高く、かつ高周波域では十分低いものが望まれる
例えば、特許文献1には、電源系のノイズをバイパスするバイパスキャパシタを備えたデカップリングネットワークについて記載されている。
特開2003−163308号公報
図1には、従来技術に係る2端子キャパシタ(静電容量:100μF)と3端子キャパシタ(静電容量:1μF)における挿入損失(Insertion Loss)が示されている。従来のデカップリングキャパシタでは、ESL(等価直列インダクタンス)をもつため共振周波数よりも高い周波数域においては周波数が大きくなるにつれてそのインピーダンスも増加してしまう。そのため、図1に示すように、従来の2端子キャパシタでは1MHz程度(3端子キャパシタでは10MHz程度)の共振周波数を少し超えたあたりの周波数までしかデカップリングキャパシタとして対応できないという課題がある。
近年では、半導体装置のLSIの演算速度の高速化が進められており、電源系に現れるノイズの中には1GHz以上の高周波ノイズが含まれるため、従来のデカップリングキャパシタではそのようなLSIの電源系のノイズを除去することは困難になってきている。このように、1GHz以上の高周波ノイズを除去できるデカップリングキャパシタが切望されている。
本発明は以上の課題を鑑みて創作されたものであり、電子部品(LSI)のさらなる高周波化(1GHz以上)に対応するデカップリングキャパシタに適用できるキャパシタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明はキャパシタ装置に係り、柱状導電体と、前記柱状導電体の外周面を被覆する誘電体層と、前記誘電体層の外周面を被覆する外側導電層とにより構成されるキャパシタが、複数個配置されて構成される複数の前記キャパシタと、前記複数のキャパシタの前記外側導電層に電気的に接続された第1接続端子と、前記複数のキャパシタの前記柱状導電体に電気的に接続された第2接続端子とを有することを特徴とする。
本発明のキャパシタ装置を構成する一つのキャパシタは、柱状導電体(銅線などの金属線)の外周面にキャパシタ用の誘電体層(BST層やタンタル酸化層など)が被覆され、誘電体層の外周面に外側導電層が被覆された同軸線状の構造を有している。誘電体層が柱状導電体とその対向電極となる外側導電層とに挟まれた構造によってキャパシタが構成されている。そして、複数のキャパシタの外側導電層には第1接続端子が共通端子として電気的に接続され、柱状導電体には第2接続端子が共通端子として電気的に接続されている。このようにして、本発明のキャパシタ装置は、同軸線状の複数のキャパシタが電気的に並列に接続されて構成されている。
本発明のキャパシタ装置の一つの好適な態様では、3端子型のキャパシタ装置であって、複数のキャパシタは導電部材上に並んで配置されており、複数のキャパシタの外側導電層は導電部材を介して第1接続端子(グランド用)に接続され、複数のキャパシタの柱状導電体の両端部には第2接続端子(電源用)が共通端子としてそれぞれ接続されている。
本発明では、インピーダンスが低い(例えば0.1Ω程度)の同軸線状のキャパシタを複数並列に接続してキャパシタ装置とすることにより、後述する挿入損失のデータに示すように、従来のデカップリングキャパシタでは除去することが困難であった高い周波数(1GHz以上)のノイズを除去することができるようになる。これによって、電子部品(LSI)のさらなる高速化に対応するデカップリングキャパシタとして使用することができるようになる。
以上説明したように、本発明のキャパシタ装置は1GHz以上の高い周波数成分のノイズを除去することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
図2は本発明の実施形態のキャパシタ装置を構成する一つのキャパシタを示す断面斜視図、図3は本発明の実施形態のキャパシタ装置を示す断面図、図4は図3のI−Iに沿った断面図、図5は本発明の実施形態のキャパシタ装置を平面方向から透視した平面図である。
図2に示すように、本実施形態のキャパシタ装置を構成する一つのキャパシタCは、柱状導電体10と、その外周面を被覆する誘電体層12と、誘電体層12の外周面を被覆する外側導電層14とにより構成されており、誘電体層12が柱状導電体10と外側導電層14によって挟まれた構造を有する同軸線状のキャパシタである。
柱状導電体10としては、銅(Cu)線などの金属線が所要の長さにカットされた金属柱が使用される。例えば、柱状導電体10の直径Dは0.1mm程度であり、その長さLは10mm程度である。
誘電体層12の材料としては、チタン酸ストロンチウムバリウム(BST:BaxSr1-xTiO3)やチタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O3)などの強誘電体層が好適に使用される。そのような強誘電体層は、MOCVD(有機金属CVD)法やゾル・ゲル法などによって柱状導電体10の外周面に例えば0.1μm程度の膜厚で形成される。強誘電体層は非晶質(アモルファス)で成膜され、非晶質のBST層を使用する場合はその比誘電率は15程度である。キャパシタCの静電容量を大きくするために、誘電体層12として比誘電率が15以上のものを使用することが好ましい。
なお、柱状導電体10として高融点金属を使用し、600〜700℃の温度の酸素含有雰囲気中で非晶質の強誘電体層をアニールして結晶化してもよい。結晶化された強誘電体層を使用することにより、比誘電率を200〜500程度まで上げることは可能である。結晶化された強誘電体層を使用することにより、非晶質の強誘電体層よりも比誘電率が格段に大きくなり、同じ構造であってもキャパシタCの容量を大きくすることができる。
あるいは、柱状導電体10の外周面にバルブ金属層(Ta層など)を形成した後に、バルブ金属層を陽極酸化することによりその表層部に金属酸化層を形成して誘電体層12としてもよい。又は、柱状導電体10の外周面にNO層(シリコン窒化層/シリコン酸化層)、又はタンタル酸化層をCVDなどで形成して誘電体層12としてもよい。さらには、柱状導電体10の外周面に絶縁性樹脂を塗布したり、樹脂フィルムを巻きつけて貼着することにより誘電体層12を形成してもよい。
外側導電層14は金層と銅層により構成され、誘電体層12の外周面に金層がスパッタ法などによって形成された後に、銅層がめっきによって形成される。
以上のような、柱状導電体10(直径:0.1mm、長さ:10mm)、誘電体層12(比誘電率:15)及び外側導電層14によって構成されるキャパシタCの特性インピーダンスは0.1Ω程度である。
次に、本実施形態のキャパシタ装置について説明する。図3に示すように、本実施形態のキャパシタ装置1は、上記したようなキャパシタCがその下側が導電部材20に部分的に埋設された状態で水平方向に複数個並んで配置され、電気的に並列に接続されて構成されている。
導電部材20は金、白金又は銀などよりなる導電性ペーストからなり、導電性ペースト上に複数のキャパシタCが配置された後に、導電性ペーストが焼結される。あるいは、導電部材20が導電性樹脂から構成されるようにしてもよい。この導電部材20は複数のキャパシタCの外側導電層14に電気的に接続されていて、複数のキャパシタCの共通のグランド電極として機能する。そして、導電部材20の下側には複数のグランド用接続部20aが突出した状態で設けられている。
さらに、導電部材20及び複数のキャパシタCは封止樹脂22によって封止されている。封止樹脂22は、キャパシタ装置1の下面側においては、導電部材20のグランド用接続部20aの下面が電気接続可能になるように設けられている。そして、封止樹脂22の下面側には、グランド用接続部20aに接続されたグランド用接続端子24(第1の接続端子)が共通端子として形成されている。
また、図4(図3のI−Iに沿った断面図)及び図5(平面図)に示すように、複数のキャパシタCの柱状導電体10は、その長手方向の両端側に誘電体層12及び外側導電層14から突出する電源用接続部10aがそれぞれ設けられている。さらに、キャパシタCの長手方向の両端側に設けられた封止樹脂22は、柱状導電体10の電源用接続部10aの端面が電気接続可能になるように形成されている。そして、キャパシタCの両端側の封止樹脂22上には、電源用接続部10aに接続された第1及び第2電源用接続端子26a、26b(第2の接続端子)がそれぞれ共通端子として形成されている。
以上のように、本実施形態のキャパシタ装置1では、複数のキャパシタCのそれぞれの外側導電層14は共通グランド電極として機能する導電部材20を介してグランド用接続端子24に接続されている。また、複数のキャパシタCのそれぞれの柱状導電体10は、その一端側が共通端子となる第1電源用接続端子26aに接続され、その他端側が共通端子となる第2電源用接続端子26bに接続されている。このようにして、複数のキャパシタCは電気的に並列に接続されている。
このように、本実施形態のキャパシタ装置1は、2つの電源用端子(第1及び第2電源用接続端子26a、26b)と、1つのグランド用端子(グランド用接続端子24)とを備えた3端子型のキャパシタ装置である。
図6は本実施形態のキャパシタ装置の挿入損失をシミュレーションによって求めたものである。挿入損失の値(dB)はキャパシタ装置のノイズ除去能力に比例し、挿入損失が大きくなるにつれて、キャパシタ装置のノイズ除去能力は大きくなる。
図6の太線は、上述した特性インピーダンスが0.1ΩのキャパシタCが100個並列に接続された構造のキャパシタ装置の挿入損失を示す。キャパシタCを100個並列に接続する場合、キャパシタ装置の共振周波数は1GHz以上となり、−70〜−90dB程度のノイズを除去することができる。しかも、1GHzから少なくとも数十GHz程度までは挿入損失の大きな変動はなく、1GHz以上の広い帯域の周波数において電源ノイズの除去能力が高いことが分かる。
図6の細線は、上述した特性インピーダンスが0.1ΩのキャパシタCが10個並列に接続された構造のキャパシタ装置の挿入損失を示す。キャパシタCを10個並列に接続する場合も、共振周波数は1GHz以上となるが、キャパシタ装置の静電容量が小さくなることで挿入損失が−50〜−70dB程度に減少し、キャパシタCを100個並列に接続する場合よりもノイズ除去能力が低くなる。
さらに、図6の鎖線は、上述した特性インピーダンスが0.1ΩのキャパシタCが1個からなるキャパシタ装置の挿入損失を示す。この場合も、共振周波数は1GHz以上となるが、キャパシタ装置の静電容量がさらに小さくなることから、挿入損失が−30〜−50dBとなり、ノイズ除去能力はさらに低くなる。
また、図6の一点鎖線は、比較例として特性インピーダンスが50Ωの同軸ケーブルを100個並列に接続した場合の挿入損失を示す。特性インピーダンスが50Ωの同軸ケーブルを100個並列に接続する場合、共振周波数は1GHz以上となるが、静電容量がさらに小さくなるため挿入損失は−20〜−35dB程度となり、1GHz以上の周波数成分の電源ノイズを十分に除去することはできない。
以上のように、本実施形態のキャパシタ装置1では、特性インピーダンスの低い(例えば0.1Ω程度)同軸線状のキャパシタCを複数個並列に接続することにより、従来のキャパシタでは除去できない高い周波数(1GHz以上)の電源ノイズを除去できるようになる。
本実施形態では、柱状導電体10(直径:0.1mm、長さ:10mm)、誘電体層12(比誘電率:15)及び外側導電層14によって構成されるキャパシタC(特性インピーダンス:0.1Ω)が例示されているが、各種の電子部品が実装される回路基板に発生する電源ノイズを的確に除去できるように、誘電体層12の材料や膜厚(比誘電率)、柱状導電体10の直径や長さなどが調整され、さらに並列に接続されるキャパシタCの数が調整される。
なお、前述した形態では、1GHz以上の高周波成分のノイズ(−80dB程度)を除去する場合は、特性インピーダンスが0.1ΩのキャパシタCを100個並列に接続する必要があるが、比誘電率が大きな誘電体層を採用するなどしてキャパシタCの特性インピーダンスを0.1Ω以下にすることにより、より少ない数のキャパシタCで同等なノイズ除去性能を得ることも可能である。
図7には、本実施形態のキャパシタ装置が回路基板に実装された一例が示されている。本実施形態のキャパシタ装置が実装される回路基板では、コア基板30上に第1グランド用配線層32が形成され、その上に層間絶縁層34が形成されている。そして、層間絶縁層34にはグランド用配線層32に到達する深さのビアホール34xが形成されており、ビアホール34x内には導電性のビアポスト35が設けられている。また、層間絶縁層34上にはビアポスト35を介して第1グランド用配線層32に接続される第2グランド用配線層32aが形成されている。さらに、層間絶縁層34上には電源用配線層36が形成されている。
また、第2グランド用配線層32aの接続部32x、及び電源用配線層36の2つの接続部36x上に開口部38xがそれぞれ設けられたソルダレジスト膜38が形成されている。ソルダレジスト膜38の開口部38x内の各接続部32x,36x上にはNi/Auめっき層(不図示)が形成されている。
そして、本実施形態のキャパシタ装置1は、そのグランド用接続端子24が回路基板の第2グランド用配線層32aの接続部32xにはんだ層39を介して接続され、その第1及び第2電源用接続端子26a,26bが回路基板の電源用配線層36の2つの接続部36xにはんだ層39を介してそれぞれ接続されて実装される。
特に図示されていないが、回路基板の電源用配線層36は半導体チップなどの電子部品の電源ラインに接続され、第1及び第2グランド用配線層32,32aは電子部品のグランドラインに接続される。このようにして、本実施形態のキャパシタ装置1は、回路基板から電子部品に接続される電源ラインとグランドラインとの間に接続されてデカップリングキャパシタとして機能する。
そして、電子部品から発生した高周波電流(高周波のノイズ)はキャパシタ装置1を経由してグランド配線層32,32aに排除される。前述したように、本実施形態のキャパシタ装置1を使用することにより、高い周波数(1GHz〜数十GHz)のノイズを除去できるようになる。また、電子部品のスイッチング動作により電子部品に電圧変動が生じる場合でもキャパシタ装置1の作用により電子部品の電源端子部での電圧変動が抑制される。
図1は従来のデカップリングキャパシタの挿入損失を示すものである。 図2は本発明の実施形態のキャパシタ装置を構成する1つのキャパシタを示す断面斜視図である。 図3は本発明の実施形態のキャパシタ装置を示す断面図である。 図4は図3のI−Iに沿った断面図である。 図5は本発明の実施形態のキャパシタ装置を平面方向から透視した平面図である。 図6は本発明の実施形態のキャパシタ装置の挿入損失を示すものである。 図7は本発明の実施形態のキャパシタ装置が回路基板に実装された様子を示す断面図である。
符号の説明
1…キャパシタ装置、10…柱状導電体、10a…電源用接続部、12…誘電体層、14…外側導電層、20…導電部材、20a…グランド用接続部、22…封止樹脂、24…グランド用接続端子(第1接続端子)、26a…第1電源用接続端子(第2接続端子)、26b…第2電源用接続端子(第2接続端子)、30…コア基板、32…第1グランド用配線層、32a…第2グランド用配線層、32x,36x…接続部、34…層間絶縁層、36…電源用配線層、38…ソルダレジスト膜、38x…開口部、39…はんだ層、C…キャパシタ。

Claims (8)

  1. 柱状導電体と、前記柱状導電体の外周面を被覆する誘電体層と、前記誘電体層の外周面を被覆する外側導電層とにより構成されるキャパシタが、複数個配置されて構成される複数の前記キャパシタと、
    前記複数のキャパシタの前記外側導電層に電気的に接続された第1接続端子と、
    前記複数のキャパシタの前記柱状導電体に電気的に接続された第2接続端子とを有することを特徴とするキャパシタ装置。
  2. 前記第2接続端子は、前記柱状導電体の一端側に接続された第1端子と、前記柱状導電体の他端側に接続された第2端子とにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ装置。
  3. 前記複数のキャパシタは、導電部材の上に前記外側導電層が該導電部材に電気的に接続された状態で並んで配置されており、前記第1接続端子は前記導電部材を介して前記複数のキャパシタの前記外側導電層に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ装置。
  4. 前記複数のキャパシタの柱状導電体は両端側に前記誘電体層及び前記外側導電層から突出する接続部をそれぞれ備え、かつ前記導電部材は下側に突出する接続部を備えており、
    さらに、前記複数のキャパシタ及び前記導電部材は前記接続部がそれぞれ電気接続できるように封止樹脂によって封止されており、
    前記第1接続端子は前記導電部材の接続部に接続されたた状態で前記封止樹脂上に形成され、前記第2接続端子は前記柱状導電体の前記接続部に接続された状態で前記封止樹脂上に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のキャパシタ装置。
  5. 前記誘電体層は、BST層又はタンタル酸化層よりなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャパシタ装置。
  6. 前記柱状導電体は、金属線よりなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャパシタ装置。
  7. 前記キャパシタ装置を構成する一つの前記キャパシタの特性インピーダンスは0.1Ω以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャパシタ装置。
  8. 前記キャパシタ装置は、回路基板から該回路基板に実装される電子部品に接続される電源ラインとグランドラインとの間に配置され、前記第1接続端子は前記グランドラインに接続され、前記第2接続端子は前記電源ラインに接続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のキャパシタ装置。
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