JP3728871B2 - フォークリフトのチェーン噛み込み防止装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトの荷役装置に係り、詳しくはマスト昇降時におけるマスト部材に対するリフトチェーンの噛み込みを防止する上で有効なフォークリフトのチェーン噛み込み防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のフルフリー式三段マスト装置を備えたフォークリフトの荷役装置を示したものであり、三段マストのうちのアウタマストとミドルマスト及びマスト昇降用のリフトシリンダ等は省略されている。フルフリー式三段マスト装置の場合は、左右のインナマスト31間の中央部にマスト高さを変えずに(マスト揚高最小状態で)フォーク33を昇降するフリーリフト用としてのリフトシリンダ35が配置され、そのリフトシリンダ35は左右のインナマスト31を連結するロアタイビーム32の前面に固定された水平なサポートプレート37上に立設されている。
【0003】
リフトシリンダ35の左右両側には、フォーク昇降用のリフトチェーン39がそれぞれ配設され、そのリフトチェーン39はリフトシリンダ35のピストンロッド36の上端部に設けた回転軸線方向を前後方向とする左右のチェーンホイール38に掛装されている。そして、リフトチェーン39におけるチェーンホイール38の後側を通る部分の端部は、該チェーンホイール38のやや下方においてインナマスト31側に連結(図示省略)され、前側を通る部分は、フォーク33を支持するリフトブラケット34の下部側まで延在された状態で、該リフトブラケット34の下部に固定されたチェーンサポート40にチェーン端部のアイボルト41がピン42によって回動可能に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
フォークリフトの場合、フォーク33を地上に接地した状態でマストを垂直にしたとき、リフトチェーン39が緊張するように調整されている。このため、フォーク33を地上に降ろした状態でマストを前傾した場合、あるいはフォーク33が降ろされた場所に凸凹があるような場合、リフトチェーン39のリフトブラケット34との連結部付近に弛みが発生する。
ところで、リフトチェーン39のリフトブラケット34に対する連結部は、フォーク33のリフト量を稼ぐという意味合いからリフトブラケット34の下部側に設定されており、そのため、フォーク33が地上に降ろされたときには、リフトチェーン39の連結部がリフトシリンダ35を支持するサポートプレート37の前側下方まで移動する。従って、その状態で連結部付近に弛みが発生したときは、その弛みに伴いアイボルト41が後方へ倒れ込みリフトチェーン39が屈曲してサポートプレート37の下面に噛み込むことがあるいう問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述の問題点に鑑み、リフトチェーンの弛みに起因するチェーン端部の後方への倒れ込みを規制することによってリフトシリンダのサポートプレート下面に対するリフトチェーンの噛み込みを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成したものである。即ち、請求項1の発明は、
左右のインナマスト間に配置されたリフトシリンダを前記左右のインナマストの下部を結合するロアタイビームの前面上部に突出された水平なサポートプレートによって支持し、
前記リフトシリンダの左右両側にはリフトチェーンが配設されるとともに
前記リフトチェーンの一端がフォークを支持するリフトブラケットに連結されている
フォークリフトのチェーン噛み込み防止装置であって、
前記サポートプレートの下面には、前記フォークが下降端付近へ移動されたときに、前記リフトブラケットに対する前記リフトチェーン連結部付近と対向することにより、そのサポートプレートの下面に対するリフトチェーンの噛み込みを防止するチェーンガイド部材を設け
前記チェーンガイド部材が、前記サポートプレートの下面と前記ロアタイビームの前面との間に縦向きに配置されるとともに、それらサポートプレート及びロアタイビームに対して結合された左右2枚のガイドプレートからなる
ことを特徴とする。
【0007】
上記のように構成された請求項1の発明によれば、フォークを地面に降ろした状態では、リフトチェーンのリフトブラケットとの連結部付近がチェーンガイド部材と対向する。このため、リフトチェーンに弛みが発生し、リフトブラケットとの連結部がサポートプレート側へ倒れ込もうとしたときに、その倒れ込み(屈曲)をチェーンガイド部材が規制し、このことによってリフトチェーンのサポートプレート下面に対する噛み込みが防止される。
【0008】
また、前記チェーンガイド部材が、サポートプレート下面とロアタイビーム前面との間に縦向きに配置されるとともにそれらサポートプレート及びロアタイビームに対して結合された左右2枚のガイドプレートからなることを特徴とする。このような構成よれば、ガイドプレートがサポートプレートの面剛性を高めるための補強リブとして機能する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。本実施の形態に係るチェーン噛み込み防止装置は、フルフリー式三段マスト装置を備えたフォークリフトを対象とするものであり、先ず、図4の模式図に基づいてフルフリー式三段マスト装置の概略を説明する。
【0010】
三段マストのうち、アウタマスト1は車体(図示省略)側に傾動可能に取り付けられ、ティルトシリンダ2によって前後傾される。ミドルマスト3はアウタマスト1に沿って昇降可能に取り付けられ、マスト後方に配置される後側のリフトシリンダ4によって直に昇降される。インナマスト5はミドルマスト3に昇降可能に取り付けられ、リフトチェーン6を介して昇降される。また、フォーク7が装着されるリフトブラケット8は、インナマスト5側に固定の前側のリフトシリンダ9によってリフトチェーン11を介して昇降されるようになっている。そして、フォーク7の昇降動作は、マスト高さを変えずに(マスト揚高最小状態で)行い得るものであり、所謂フリーリフト動作が可能となっている。
【0011】
上記のようなフルフリー式三段マスト装置に適用されるチェーン噛み込み防止装置は、フォーク7を昇降する前側のリフトチェーン11を対象とするものであって、以下、図1〜図3に基づいてチェーン噛み込み防止装置を説明する。図1はチェーン噛み込み防止装置の側断面図、図2は同じく平断面図、図3は同じく背面図であり、これらの図1〜図3では三段マスト装置におけるアウタマスト1、ミドルマスト3及びマスト昇降用の後側のリフトシリンダ4は図示を省略してある。
【0012】
フォーク昇降用のリフトシリンダ9は、左右のインナマスト5間の中央部に配置され、左右のインナマスト5の後面下部を結合するロアタイビーム12の前面上部に突出された水平なサポートプレート13によって支持されている。リフトシリンダ9の左右両側には、それぞれフォーク昇降用のリフトチェーン11が配設され、そのリフトチェーン11はリフトシリンダ9のピストンロッド10の頂部に設けられた回転軸線方向を前後方向とする左右のチェーンホイール14に掛装される。
【0013】
リフトチェーン11におけるチェーンホイール14の後側を通る部分は、その端部が該チェーンホイール14のやや下方においてインナマスト5側に連結(図示省略)され、前側を通る部分は、図1に示すように、フォーク7を支持するリフトブラケット8の下部側まで延在された状態で、該リフトブラケット8におけるフロントプレート8a(フォークバーあるいはフィンガーバーともいう)の後面下部に固定されたチェーンサポート15にチェーン端部のアイボルト16がピン17によって回動可能に連結されている。
【0014】
前記リフトシリンダ9のサポートプレート13には、リフトチェーン11の後方への倒れ込み(屈曲)、即ちサポートプレート13側への倒れ込みを規制するチェーンガイド部材としての左右2枚のガイドプレート18が設けられている。ガイドプレート18は四角形に形成され、サポートプレート13の下面とロアタイビーム12の前面との間に縦向きに配置されるとともに、その上面及び後面がサポートプレート13とロアタイビーム12に対して溶接によって結合されている。このように取り付けられたガイドプレート18はフォーク7が下降端付近へ移動されたときにリフトチェーン11のリフトブラケット8との連結部後面に所定間隔を置いて対向するように設定される。
【0015】
本実施の形態に係るチェーン噛み込み規制装置は、上記のように構成したものである。従って、フォーク7が地上に降ろされたとき、左右のリフトチェーン11のリフトブラケット8との連結部付近がそれぞれガイドプレート18に対向する。このため、フォークが地面に置かれた状態でマストを前傾操作した場合に、リフトチェーン11に弛みが発生し、その弛みに伴いアイボルト16が後方へ倒れ込もうとしても、図1に仮想線で示すように、その倒れ込みはガイドプレート18によって規制されることになり、リフトチェーン11のサポートプレート13下面に対する噛み込みを防止することができる。
【0016】
ところで、リフトチェーン11のサポートプレート13に対する噛み込み防止は、例えばフォーク7が下降端に位置したときに、リフトブラケット8に対するリフトチェーン11の連結部がサポートプレート13よりも上側となる位置に設定することでも達成できる。しかしながら、リフトチェーン11の連結部を上側に設定したときは、下部側で連結する場合に比べてフォーク7のリフト量が減少するという点で問題がある。この点、本実施の形態に係る噛み込み防止装置によれば、上記のような問題を生ずることなく、リフトチェーン11の噛み込みを防止することが可能となるのである。
【0017】
また、本実施の形態においては、ガイドプレート18をサポートプレート13の下面とロアタイビーム12の前面との間に縦向きに配置して溶接で結合したので、ガイドプレート18はサポートプレート13の面剛性を高めるための補強リブとしても機能することになり、サポートプレート13の薄肉化を図る上でも有効となる。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、リフトチェーンの弛みに起因してリフトブラケットとの連結端部がリフトシリンダのサポートプレート側へ倒れ込むことを規制し、サポートプレート下面に対するリフトチェーンの噛み込みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るチェーン噛み込み防止装置の側断面図である。
【図2】同じく平断面図である。
【図3】
同じく背面図である。
【図4】
フルフリー式三段マスト装置の模式図である。
【図5】
従来のフルフリー式三段マスト装置の側断面図である。
【符号の説明】
5…インナマスト
6…リフトチェーン
7…フォーク
8…リフトブラケット
9…リフトシリンダ
11…リフトチェーン
12…ロアタイビーム
13…サポートプレート
18…ガイドプレート

Claims (1)

  1. 左右のインナマスト間に配置されたリフトシリンダを前記左右のインナマストの下部を結合するロアタイビームの前面上部に突出された水平なサポートプレートによって支持し、
    前記リフトシリンダの左右両側にはリフトチェーンが配設されるとともに
    前記リフトチェーンの一端がフォークを支持するリフトブラケットに連結されている
    フォークリフトのチェーン噛み込み防止装置であって、
    前記サポートプレートの下面には、前記フォークが下降端付近へ移動されたときに、前記リフトブラケットに対する前記リフトチェーン連結部付近と対向することにより、そのサポートプレートの下面に対するリフトチェーンの噛み込みを防止するチェーンガイド部材を設け
    前記チェーンガイド部材は、前記サポートプレートの下面と前記ロアタイビームの前面との間に縦向きに配置されるとともに、それらサポートプレート及びロアタイビームに対して結合された左右2枚のガイドプレートからなる
    フォークリフトのチェーン噛み込み防止装置。
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