JP3727808B2 - 電磁誘導式通電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両における車体とこの車体に対し、所定の回動軸回りに回動可能に連結されたヒンジ式ドアとの間等で通電する電磁誘導式通電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に車両のドアには、パワーウィンド用モータやランプ等、種々の電装品が装備されている。これらドアの電装品に対して通電する方法として、従来から、ワイヤーハーネスが採用されている。
【0003】
しかし、ワイヤーハーネスは、複数の電線を束ねて所定の回路を形成した電線束組立体であるので、その実装に際しては、車体に装着する際の外装品であるグロメットにワイヤーハーネスを挿通する作業や、ワイヤーハーネスに取り付けられたグロメットを車体及びドアに装着する作業を行う必要があり、ワイヤーハーネス自身の組立工程や実装工程が煩雑で作業性が悪い。特に、グロメットにワイヤーハーネスを挿通する工程は、通常、工場で行う必要があるため、ワイヤーハーネスの加工工程が多くなり、製造コストが高くなっていた。
【0004】
そこで本件出願人は、電磁誘導現象を利用して電力供給を行う誘導コネクタを検討している。その基本構成は、電磁誘導用のコイルが巻装された電磁誘導コアを車体側とドア側とにそれぞれ設け、車体側の電磁誘導コア(一次コア)に巻装されたコイル(一次コイル)とドア側の電磁誘導コア(二次コア)に巻装されたコイル(二次コイル)との間に磁気回路(有ギャップ閉磁路)を構成し、一次コイルに交流を給電して二次コイルに起電力を生じさせることにより、ドア側の電装品に通電する、というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、ヒンジ式ドアに誘導コネクタを設ける場合、一次コイルと二次コイルとは互いに相対的に変位する構成とならざるを得ない。その態様としては、一次コイルと二次コイルとが互いに対向した状態のままヒンジ式ドアの回動軸回りに相対的に回動可能に配設される回動式コネクタと、車体に一次コイルが取り付けられているとともに二次コイルがドアの開閉動作に伴い一次コイルに対して接離可能にドアに取り付けられている接離式コネクタとが考えられる。
【0006】
回動式コネクタは、ドアの開閉状態に拘らず通電が可能であるという長所を有する反面、車体とドアのヒンジ部分にしか取り付けられないため、配索長が長くなるという制約を有するという短所を持つ。他方、接離式コネクタは、比較的配置を自由に設定できるので、配索長を短くすることが容易であるという長所があるが、ドアが開いているときには通電することができないと言う短所がある。
【0007】
一方、ヒンジ式ドアに装備される電装品についても、常時給電を要するものやドアが閉じているときだけ結束すればよいもの等、種々の態様がある。そのため、上述のような誘導コネクタをヒンジ式ドアに適用するためには、各コイルを、ドアの構造やドアに装着される電装品の用途に応じて合理的に設ける必要がある。そのような通電システムが確立されていない場合には、徒に配索長が長くなったり、給電が必要な電装品に通電できなくなったりするからである。
【0008】
本発明は上記必要に鑑みてなされたものであり、ワイヤーハーネスの実装を可及的に低減し、車両のヒンジ式ドアに最適な通電システムを確立することのできる電磁誘導式通電装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体に対し所定の回動軸回りに回動可能に連結されるヒンジ式ドアを有するとともに、このヒンジ式ドアの開閉状態に拘らず給電を要する第1種の電装品と、前記ヒンジ式ドアの閉時にのみ給電を要する第2種の電装品とが前記ヒンジ式ドアに装備されている車両に設けられて、前記車体の電源から通電するための電磁誘導式通電装置において、前記車体の電源に接続された一次コイルと、この一次コイルとの間に磁気回路を形成した状態で前記ヒンジ式ドアの電装品に電気的に接続される二次コイルとを有する電磁誘導部を設け、前記電磁誘導部は、一次コイルと二次コイルとが互いに対向した状態のまま前記回動軸回りに相対的に回動可能に配設される回動式コネクタと、前記車体に一次コイルが取り付けられているとともに二次コイルがドアの開閉動作に伴い一次コイルに対して接離可能にドアに取り付けられている接離式コネクタとを併用して構成されているとともに、前記回動式コネクタの二次コイルは、少なくとも全ての第1種の電装品に通電するように接続されていることを特徴とする電磁誘導式通電装置である。
【0010】
この発明では、電磁誘導部を設けてドアに装着された電装品に通電しているので、ワイヤーハーネスに比べ、実装が容易になる。しかも、前記電磁誘導部は、ヒンジ式ドアの回動軸回りに一次コイルと二次コイルとが相対的に回動可能に配設される回動式コネクタと、前記ドアの開閉動作に伴い両コイルが接離する接離式コネクタとを併用して構成されているので、電装品の特性に応じて接続されるコネクタを選択することにより、最適な通電システムを確立することが可能になる。
【0011】
特に、少なくともヒンジ式ドアの開閉に拘らず給電を要する電装品については、前記回動式コネクタの二次コイルが接続されているので、配索に制約のある回動式コネクタの個数を最低必要限度にとどめ、配索上、比較的自由度の高い接離式コネクタを可及的に採用して、誘導コネクタを構成することが可能になる。
【0012】
上記接離式コネクタの「接離」は、必ずしも両コイルが接触していることを意図しているのではなく、両コイルが磁気回路を形成可能に接近していればよい。
【0013】
また上述した電磁誘導式通電装置において、全ての第2種の電装品に、前記接離式コネクタの二次コイルが接続されていることが好ましい。
【0014】
この発明では、ドアの開閉状態に拘らず給電を要する第1種の電装品のみが、回動式コネクタに接続され、残余の第2種の電装品(ドアの閉時にのみ給電を要する電装品)については、接離式コネクタを採用することになる。
【0015】
さらに、前記接離式コネクタは、ヒンジ式ドアの自由端側で接離するように配置されていることが好ましい。
【0016】
このようにすると、接離式コネクタの配索長をドアの回動範囲だけ短く設定することが可能になる。
【0017】
また、前記接離式コネクタは、車体の下側で接離するように配置されていることが好ましい。
【0018】
この発明では、通常、車体に搭載される通電ユニットが車体の下側に配置されていることから、一層、接離式コネクタと通電ユニットとの配索長を短く設定することが可能になる。
【0019】
加えて、前記第1種の電装品は、ランプを含むことが好ましい。
【0020】
このようにすると、第1種の電装品としてのランプには、ヒンジ式ドアの開閉状態に拘らず確実に通電されることになる。
【0021】
また、前記第2種の電装品は、ドアロックモータを含むことが好ましい。
【0022】
ドアロックモータは、ドアの閉時にのみ通電すればよい第2種の電装品であるとともに、ドアの閉時には確実に給電を要するものである。このドアロックモータに対し、接離式コネクタを接続している場合には、ドアロックモータに対し、必要にして十分な通電システムを確立することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係る概略構成を示す回路図である。また図2及び図3は図1の実装例を模式的に示す斜視図である。
【0025】
これらの図を参照して、図示の実施形態に係る車両は、電源装置PWと、この電源装置PWに接続されたDC/ACコンバータCVとを車体Bに備えている。上記電源装置PWやDC/ACコンバータCVは、車体Bの下部後方に配置されている。そして、このDC/ACコンバータCVに、電磁誘導部Kが接続されている。
【0026】
上記電磁誘導部Kは、車体Bに取り付けられている回動式のバックドアDB(図2参照)やサイドドアDS(図3参照)に設けられた電装品1a、2aに対して通電するためのものであり、図1に概略的に示すように、次に説明する回動式コネクタ1と接離式コネクタ2とを併用することにより構成されている。後述するように、これらのコネクタ1、2は、それぞれ異なる特性を有している。他方、上記ドアDB(DS)に装備されている電装品1a、2aも、給電に関し、それぞれ異なる特性を有している。そこで、本実施形態の電磁誘導部Kにおいては、表1に示すように、電装品1a、2aの特性に対応したコネクタ1、2が選択されて接続されている。
【0027】
【表1】
【0028】
より詳細に説明すると、回動式コネクタ1は、後述するように回動式のドアDB(DS)のヒンジ周りに回動可能な電磁誘導コイル15a、25aを有している誘導コネクタである。この回動式コネクタ1が接続される電装品1a(第1種の電装品)としては、バックドアDBについてはランプL(図2参照)が、回動式のサイドドアDSについては、パワーウィンド用モータM(図3参照)及びランプが例示される。これは、回動式コネクタ1が、ドアDB(DS)の開閉状態に拘らず通電が可能であるという長所を有する一方、これら第1種の電装品1aについては、ドアDB(DS)の開閉状態に拘らず給電が必要なので、回動式コネクタ1を採用することにより、ドアDB(DS)の開閉状態に拘らず給電可能としているのである。
【0029】
これに対して、接離式コネクタ2は、各電磁誘導コイル15a、25aが互いに接離可能な誘導コネクタである。この接離式コネクタ2が接続される電装品2a(第2種の電装品)としては、バックドアDBについては、ワイパー用モータM1、パワードアロック用モータM2(図3参照)、デフォッガーD(図2参照)等が例示され、サイドドアDSについては、パワードアロック用モータM2の他、ドアミラー駆動用モータが例示される。これら第2種の電装品2aについては、専らドアDB(DS)が閉じているときに通電すればよいので、レイアウトの自由度の高い接離式コネクタを用いて、電線の配索寸法を短く設定しているのである。本実施形態においては、前記回動式コネクタ1には、ドアDB(DS)の開閉状態に拘らず給電を要する全ての第1の電装品1aのみが接続されている。これにより、配索に制約のある回動式コネクタ1の個数を最低必要限度にとどめ、配索上、比較的自由度の高い接離式コネクタ2を可及的に多く採用して、電磁誘導部Kを構成することが可能になる。もっとも、回動式コネクタ1によって、ヒンジ式ドアDB(DS)を閉じているときにのみ給電を要する電装品2aに対して通電してもよい。なお、図1において、1b、2bは、対応するコネクタ1、2と電装品1a、2aとの間に接続された整流平滑回路である。
【0030】
図3を参照して、上記接離式コネクタ2は、サイドドアDSの自由端下側に取り付けられている。これにより、接離式コネクタ2は、DC/ACコンバータCVに近接して設けられ、配索長を可及的に短く設定できるようになっている。
【0031】
次に、各コネクタ1、2の構成について説明する。
【0032】
図4は図1の実施形態に採用可能な回動式コネクタ1の分解斜視図であり、図5は図4の断面図である。
【0033】
同図を参照して、回動式コネクタ1は、車体B側に取り付けられる一次コアユニット10とドアDB(DS)側に取り付けられる二次コアユニット20とをヒンジ軸3で相対的に回動可能に連結したものである。
【0034】
各コアユニット10、20は、取り付け板11、21と、取り付け板11、21に突設されたホルダ部12、22と、各ホルダ12、22毎に設けられた軸受13、23と、各ホルダ部12、22に内蔵されたコイルユニット15、25とをそれぞれ有しており、図示のように、取り付け板11、21の長手方向にホルダ部12、22及び軸受13、23をずらして左右対称に配置し、一方のホルダ部12と軸受13との間に他方のホルダ部22を導入した状態で両ホルダ部12、22及び軸受13、23をヒンジ軸3で連結することにより、内部に収容されたコイルユニット15、25を同心に対向させている。
【0035】
図4に示すように、ヒンジ軸3は、ヘッド3aを備えているとともに、自由端部にねじ穴3bを同心に有しており、このねじ穴3bに螺合するボルト3dによって、両ユニット10、20を分離可能に連結している。
【0036】
各取り付け板11、21には、両端部分に取り付け孔11a、21aが形成されており、この取り付け孔11a、21aを挿通するボルト11b、21bによって、車体BまたはドアDB(DS)の所定位置に固定されるようになっている。
【0037】
各ホルダ部12、22には、それぞれ軸受13、23に向かって開く環状の収容凹部12a、22aがヒンジ軸3の挿通孔12c、22cと同心に形成されており、これによって、内部に収容されているコイルユニット15、25を同心に対向させることができるようになっている。
【0038】
各軸受13、23は、ホルダ部12、22よりも薄肉に形成されており、ホルダ部12、22に対し所定の間隔を隔てて並設されている。その間隔は、相手側のホルダ部22(12)を挟み込んだときに、各コイルユニット15、25が磁気回路を形成するのに最適な寸法に設定されている。また、各軸受13、23には、ホルダ部12、22のヒンジ軸挿通孔12c、22cと同心に形成された挿通孔13c、23cを有しており、この挿通孔13c、23cにヒンジ軸3を挿通することにより、ホルダ部12、22と協働して、各コイルユニット15、25の同心性を精緻に維持することが可能になっている。
【0039】
各コイルユニット15、25は、ヒンジ軸3と同心に組み付けられる1次コイル15a及び二次コイル25aと、各コイル15a、25aをそれぞれ概ね囲繞するコア15b、25bとで構成されているものである。
【0040】
各コイル15a、25aは、電線を環状に巻回して構成されたものである。また、各コア15b、25bは、前記環状のコイル15a、25aの一方の端面のみを露出させた状態で囲繞する有底の筒状環状体であり、例えばフェライト等、インダクタンスの損失の少ない磁性体材料で構成される。一次コアユニット10のコイル15aは、上記DC/ACコンバータCV(図1参照)に電気的に接続されている。他方、二次コアユニット20のコイル25aは、後述するドアDB(DS)側の電装品1aに接続されている。
【0041】
各コイル15a、25aの配線を行うために、各ホルダ部12、22には、有底の収容穴16、26が形成され、対応する取り付け板11、21に開口している。これら収容穴16、26内には、コネクタ18、28のリード線17、27が導入され、対応するコイル15a、25aと電気的に接続されている。これにより、一次コイル15aを車体BのコンバータCVに、二次コイル25aを電装品1aにそれぞれ電気的に接続することが可能になっている。
【0042】
次に図示の回動式コネクタ1の取り付け工程について、図6乃至図8を参照しながら説明する。この例は、図2に示したように、自動車の車体BとバックドアDBとの間に取り付ける場合である。
【0043】
図6乃至図8は図1の回動式コネクタ1の取り付け工程を示す斜視図である。
【0044】
まず、図6を参照して、回動式コネクタ1を取り付ける際は、予め上述した手順で、各ユニット10、20をヒンジ軸3で一体的に連結した後、ドアDB側の取り付け板21をボルト21b(図4参照)で固定する。次いで、図7に示すように、車体B側の取り付け板11をボルト11bで固定する。この固定位置は、取り付け終了時にドアDBの回動軸芯がヒンジ軸3と同心になるように設定されている。これにより、回動式コネクタ1に内蔵されている各コイル15a、25aは、互いに対向した状態のまま、バックドアDBの回動中心周りに相対的に回動することになる。そして、上述した各ユニット10、20に取り付けられたコネクタ18、28を介して一次コイル15aをAC/DCコンバータCVに接続し、二次コイル25aを電装品(例えばランプ)1aに接続することにより、ドアDB(DS)の開閉状態に拘らず給電が必要な電装品1aに対して、所望の通電を行うことができる。
【0045】
回動式コネクタ1の具体的な構成は上述した実施の形態に限定されない。すなわち、コネクタ1自体にヒンジ軸3がなくても、組み付け状態で一次、二次コイルがヒンジ式ドアDB(DS)の回動軸回りに相対回動すればよい。例えば、図9乃至図11に示す形式のものを採用することが可能である。
【0046】
図9は本発明の別の実施形態に係る回動式コネクタ1の斜視図、図10は、図9の回動式コネクタ1の組立断面図、図11は図9の分解断面図、図12は図9の回動式コネクタ1の側面図である。なお、以下の説明において、上述した実施の形態と同様な点については、対応する部材に同一の符号を付して説明を省略する。
【0047】
まず、図9並びに図10及び図11を参照して、図示の実施形態では、軸受13、23を廃止し、一方のコイル15aの外周を他方のコイル25aの内周に同心に配置することにより、両者を電磁的に結合したものである。より詳細に説明すると、一方のコイルユニット15のコア15bは、ホルダ部12の収容凹部12eの内奥部に嵌合するフランジ部15dと、このフランジ部15dと同心に形成されたボス部15fとを同心に有する環状の燒結材である。このコア15bの内周にホルダ部12の収容凹部12eを区画するボス12hを同心に嵌合させることにより、ホルダ部12のヒンジ軸挿通孔12cとコア15bとの同心性が確保されている。そして、コイル15aは上記コア15bのボス部15fの外周に巻装されている。また、他方のコイルユニット25のコア25bは、有底の筒状体であり、その内周に環状に巻回されたコイル25aを有している。そして、このコイル25aの内周部に相手側のコイル15aを導入することにより、両コイル15a、25aは、径方向に対向した状態で同心に配置されることになる。
【0048】
図示の実施形態のホルダ部12、22には、互いにヒンジ軸3と同心に形成された円弧状のスリット12e、22eを有している。各スリット12e、22eには相手側のホルダ部22、12の外周壁22f、12fが嵌入している。さらに一方のホルダ部12の端面12gは、他方のホルダ部22の自由端側に形成した肩部22gに当接される。これにより、両ホルダ部12、22は、ヒンジ軸3によって連結された際、円周方向に相対変位可能な状態で組み付けられる。この結果、各コイルユニット15、25が同心に径方向に対向することになる。
【0049】
この実施の形態によれば、各コイル15a、25aの対向面積をより大きく設定することが可能になるので、より信頼性の高い通電性能を得ることが可能になる。
【0050】
組み付け状態で一次、二次コイルがヒンジ式ドアDB(DS)の回動軸回りに相対回動する形式のコネクタとしては、さらに図13に示す態様のものも採用することができる。図13は本発明に採用可能な回動式コネクタ1のさらに別の態様を示す分解断面図である。
【0051】
同図に示すように、回動式コネクタ1は、ヒンジ120と併設されたものである。このヒンジ120は、車体Bに固定される軸受121と、ドアDB(DS)に固定される軸受122とをヒンジ軸125で連結し、このヒンジ軸125回りにドアDB(DS)を車体Bに対して枢着するものである。
【0052】
そして、図示の実施形態に係る回動式コネクタ1は、車体Bに固定された一次コイルユニット141と、ドアDB(DS)に固定された二次コイルユニット142とを有している。一次コイルユニット141の一次コイル144は、環状に形成されてコア145に担持されている。このコア145はコイル144の両端面を露出させている板状の部材であり、その一部がホルダ146及びボルト146aによって、車体Bに固定されている。
【0053】
他方、二次コイルユニット142は、一次コイルユニット141のコイル144の両端面にそれぞれ対向する一対の二次コイル148A、148Bを有しているとともに、これら各二次コイル148A、148Bが一次コイル144の両端面に同心に対向するように、二次コイルユニット142のコア147は、当該コイル144及びコア145をヒンジ軸125の方向に挟み込む断面コの字形に形成されている。
【0054】
図示の実施の形態においても、車体B側の一次コイル144が、ヒンジ120によってドアDB(DS)側の二次コイル148A、148Bと相対的に回動可能な状態で同心に配置されることになるので、両者が電磁的に結合することにより、車体BからドアDB(DS)の電装品1aへ通電することが可能になる。
【0055】
上述のようにヒンジ120と回動式コネクタ1とを併用した場合にはさらに種々の態様が可能である。
【0056】
図14は、本発明のさらに別の態様を示す分解断面図である。
【0057】
同図に示す回動式コネクタ1においては、一方のコイルユニット181のコア184に突起184Aを設け、他方のコイルユニット182のコア187には、前記突起184Aを嵌合可能な凹部187Aを設けている。突起184Aの周囲と、凹部187Aの周囲には、それぞれ環状凹部183、186が形成されており、各環状凹部183、186には、コイル144、188が装着されている。これら両ユニット181、182は、上記突起184Aを凹部187Aに嵌合させた状態で組み付けられ、図示しないヒンジによって突起184Aの軸周りに両ユニット181、182が相対的に回動可能に連結されることになる。そして、一方のコイル144を一次コイルとし、他方のコイル148A、148Bを二次コイルとすることにより、上述した実施形態と同様に電磁誘導による通電が可能になっている。
【0058】
また、回動式コネクタ1の例としては、一次コイルと二次コイルとが回動軸線上に配置された構造に限らない。
【0059】
図15は本発明のさらに別の実施形態に係る回動式コネクタの断面略図である。図15に示すように、図示の回動式コネクタ1においては、一方のコア190がコの字形に形成されており、その両端部191が回動軸125(図13参照)の軸線193上で他方の円柱状のコア194と磁気的に結合されている。このものでは、一方のコイル195が前記コの字形のコア190の中央部に巻装されていて、回動軸191の軸線193上にはないが、このコイル195と、コア1942巻装された他方のコイル196とにより、両コイルユニットの磁気回路は図示しないヒンジの回動軸線193上に配されて、磁気回路を通る磁束が回動軸線に沿うことになる。
【0060】
次に上述した回動式コネクタ1と併用される接離式コネクタ2の具体例について図2及び図3並びに図16以下を参照しながら説明する。
【0061】
図16は本発明に適用可能な接離式コネクタ2の一例であって、ドアが解放状態のときを示す断面図であり、図17はドアを閉じつつある瞬間における図16の接離式コネクタの断面図であり、図18は図16のコネクタが嵌合した状態を示す断面図である。
【0062】
これらの図を参照して、接離式コネクタ2は、互いに接離可能な二つのコイルユニット210、220を有しており、一方のコイルユニット210を車体Bの開口縁部に設け、他方のコイルユニット220を、ドアDB(DS)の、上記一方のコイルユニット210に対し嵌合可能に対向する位置に取り付けている。
【0063】
一方のコイルユニット210は、車体Bに形成された収容凹部212内に収容されたスライダ213を有している。収容凹部212及びスライダ213は、いずれも円形断面に形成されており、収容凹部212の周方向複数箇所には、回り止めとなる軸方向のリブ212aが突設されている。他方、スライダ213の外周面には、リブ212aとスライド嵌合するスリット213aが、各リブ212a毎に形成されている。これによりスライダ213は、軸方向にのみ変位可能に収容凹部212内に収容されている。また、収容凹部212の開口縁には、図示しないストッパが設けられており、このストッパによって、図18に示す接合位置を超えてスライダ213が車体Bよりも突出するのを阻止している。
【0064】
スライダ213の前面には、円形の凹部213bが形成されており、この凹部213bには、コア214のフランジ部214aが嵌装され、コア214をドアDB(DS)に向けて同心に突出させている。コア214は、例えばフェライト粉末を燒結して形成され、フランジ部214aを同心に有する円柱体214bを有しているとともに、この円柱体214bには一次コイル215が巻回されているものである。さらに、図示の例では、環状の永久磁石216がスライダ213の前面に埋設されている。
【0065】
上記スライダ213と収容凹部212の間には、複数のコイルばね217が介装されている。このコイルばね217は、自由状態において、スライダ213を収容凹部212の内奥側に退避させた状態に保持している。この退避位置では、図16に示すように、スライダ213に取り付けられたコア214のうち円柱体214bの先端のみが車体Bの外面から突出した状態になる。また、コイルばね217は、次に説明するコイルユニット210、220の結合状態において、ドアDB(DS)側のコイルユニット220に設けた永久磁石223と上記永久磁石216との磁力によって、スライダ213が引っ張られ、スライダ213を介して一次コイル215が接合位置に移動するのを許容する。
【0066】
次に、ドアDB(DS)側のコイルユニット220は、ドアDB(DS)に埋設されたコア221を有している。このコア221は、例えばフェライト粉末を燒結して形成された有底の円筒形状に形成されているものである。コア221の内周部221aには、電線を円筒形状に巻回してなる二次コイル222が同心に嵌合されている。また、ドアDB(DS)には、上記コア221の外方に同心に配置された永久磁石223が嵌装されている。この永久磁石223は、ドアDB(DS)を閉じたときに、上述した車体B側のコイルユニット210の永久磁石216と引き合うことによって、車体B側のコイルユニット210をコイルばね217の弾性力に抗して引っ張り、スライダ213を介して一次コイル215を接合位置に移動するためのものである。
【0067】
以上の構成では、ドアDB(DS)が開いている状態では、図16に示すように、各コイルユニット210、220は、互いに離れた位置関係となる。この状態では、両コイルユニット210、220に設けた両永久磁石216、223の間では引っ張り力が作用せず、一次コイル215は、二次コイル222と離れている。この結果、二次コイル222に起電力が生じることはなく、ドアDB(DS)の電装品2aに通電されることはない。
【0068】
他方、ドアDB(DS)を閉じる方向に回動すると、ドアが閉じる直前に両コイルユニット210、220が突き合わされて、車体B側のコイルユニット210のスライダ213に設けたコア214の円柱体214bがドアDB(DS)側のコイルユニット220の二次コイル222内に臨んで先端部が導入される。
【0069】
ドアDB(DS)が閉じると、両コイルユニット210、220に設けた永久磁石216、223が互いに引き合い、スライダ213をドアDB(DS)の方へ引き寄せることになる。ここで、ドアDB(DS)が閉じた瞬間には、慣性力によってドアDB(DS)の縁と車体BとのクリアランスC(図17参照)が狭まるように、ドアDB(DS)の縁が僅かではあるが急激に弾性変形し、これに伴って、ドアDB(DS)側のコイルユニット220が車体B側のコイルユニット210に対して急激に接近する。しかし、図示の実施形態では、コイルユニット210のスライダ213がコイルばね217によって収容凹部212の内奥側に退避しているので、コイルばね217が弾性変形して抗力を与えることと相俟って、スライダ213はゆっくりと移動し、やがて、図18に示すように、両永久磁石216、223が接合する。この結果、ドアDB(DS)を閉じた瞬間に生じる弾性変形によってコア214、221同士が過度に衝合することはない。
【0070】
両永久磁石216、223が接合すると、コア214の円柱体214bがコア221内に入り込み、一次コイル215が二次コイル222内で径方向に対向することになる。他方、車体B側のコア214のフランジ部214aにドアDB(DS)側のコア221の端面221cが当接するとともに、円柱体214bの端面がコア221の内底部に当接し、両コア214、220によって、コイル215、222を貫通する磁気回路が形成される。これにより、車体Bから一次コイル215に通電されると、電磁誘導現象によって二次コイル222に起電力が生じ、二次コイル222に接続された電装品2aに通電することが可能になる。なおこの過程でドアDB(DS)は、上述した弾性変形から自然状態に復帰する。
【0071】
次に、ドアDB(DS)を開くと、両コイルユニット210、220が互いに離れて永久磁石216、223による引っ張り力がほとんど働かなくなるところで、コイルばね217が自由状態に復帰し、スライダ213を収容凹部212の内奥側の退避位置に戻すことになる。
【0072】
そして、上述したコネクタ1、2を図1及び表1で示した通り併用することにより、ドアDB(DS)の電装品1a、2aの通電特性に適合した好適な通電システムを確立することができるのである。
【0073】
以上説明したように、本実施形態によれば、電磁誘導部Kを構成してワイヤーハーネスよりも実装を容易ならしめているとともに、電磁誘導部Kを構成するに当たり、回動式コネクタ1と接離式コネクタ2とを併用しているので、各コネクタ1、2の特性に応じて接続される電装品を選択することにより、最適な通電システムを確立することが可能になっている。したがって、本実施形態によれば、車両のヒンジ式ドアに最適な通電システムを確立することができるという顕著な効果を奏する。
【0074】
特に、図1の実施態様では、前記回動式コネクタ1の二次コイルには、常時給電を要する第1種の電装品1aのみを接続しているので、配索に制約のある回動式コネクタ1の個数を最低必要限度にとどめ、配索上、比較的自由度の高い接離式コネクタ2を可及的に採用して、電磁誘導部Kを構成することが可能になる。この結果、設計の自由度が高くなり、仕様変更が容易になるという利点がある。
【0075】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0076】
例えば、図16以下の構成では、車体B側にユニット220を設け、ドアDB(DS)にユニット210を設けてもよい。或いは、電装品1a、2aの態様に応じて、回動式コネクタ1を複数個設けたり、接離式コネクタを複数個設けてもよい。
【0077】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電磁誘導部を構成してワイヤーハーネスよりも実装を容易ならしめているとともに、電磁誘導部を構成するに当たり、回動式コネクタと接離式コネクタとを併用しているので、給電を要する電装品の特性に応じて接続されるコネクタを選択することにより、最適な通電システムを確立することが可能になっている。特に、前記回動式コネクタの二次コイルは、全ての第1種の電装品に通電するので、配索に制約のある回動式コネクタの個数を最低必要限度にとどめ、配索上、比較的自由度の高い接離式コネクタを可及的に採用して、誘導コネクタを構成することが可能になる。この結果、設計の自由度が高くなり、仕様変更が容易になるという利点がある。したがって、本発明によれば、車両のヒンジ式ドアに最適な通電システムを確立することができるという顕著な効果を奏する。
【0079】
また上述した電磁誘導式通電装置において、全ての第2種の電装品に、前記接離式コネクタの二次コイルが接続されている場合には、第1種の電装品のみが回動式コネクタに接続され、残余の第2種の電装品については、接離式コネクタを採用することになるので、各コネクタと電装品との組合せが一層最適化されるという利点がある。
【0080】
さらに、前記接離式コネクタがヒンジ式ドアの自由端側で接離するように配置されている場合には、接離式コネクタの配索長をドアの回動範囲だけ短く設定することが可能になり、配索長を短く設定することが可能になるという利点がある。
【0081】
また、前記接離式コネクタが車体の下側で接離するように配置されている場合には、一層、接離式コネクタと通電ユニットとの配索長を短く設定することが可能になり、ノイズ等の悪影響を回避することが可能になる。
【0082】
加えて、前記回動式コネクタの二次コイルが第1種の電装品としてのランプに接続されているものを含む場合には、第1種の電装品としてのランプには、ヒンジ式ドアの開閉状態に拘らず確実に通電されることになる。
【0083】
また、前記接離式コネクタの二次コイルが、第2種の電装品としてのドアロックモータに接続されているものを含む場合には、ドアロックモータに対し、必要にして十分な通電システムを確立することが可能になるので、より好適な通電システムが確立される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る概略構成を示す回路図である。
【図2】図1の実装例(バックドアの例)を模式的に示す斜視図である。
【図3】図1の別の実装例(サイドドアの例)を模式的に示す斜視図である。
【図4】図1の実施形態に採用可能な回動式コネクタの分解斜視図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】図1の回動式コネクタの取り付け工程を示す斜視図である。
【図7】図1の回動式コネクタの取り付け工程を示す斜視図である。
【図8】図1の回動式コネクタの取り付け工程を示す斜視図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係る回動式コネクタの斜視図である。
【図10】図9の回動式コネクタの組立断面図である。
【図11】図9の分解断面図である。
【図12】図9の回動式コネクタの側面図である。
【図13】本発明に採用可能な回動式コネクタのさらに別の態様を示す分解断面図である。
【図14】本発明のさらに別の態様を示す分解断面図である。
【図15】本発明のさらに別の実施形態に係る回動式コネクタの断面略図である。
【図16】本発明に適用可能な接離式コネクタの一例であって、ドアが解放状態のときを示す断面図である。
【図17】ドアを閉じた瞬間における図16の接離式コネクタの断面図である。
【図18】図16のコネクタの嵌合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回動式コネクタ
1a、2a 電装品
2 接離式コネクタ
15a、144、215 一次コイル
25a、148A、222 二次コイル
220 コイルユニット
221 コア
B 車体
DB バックドア
DS サイドドア
M2 パワーウィンド用モータ
K 誘導コネクタ
R ランプ
Claims (6)
- 車体に対し所定の回動軸回りに回動可能に連結されるヒンジ式ドアを有するとともに、このヒンジ式ドアの開閉状態に拘らず給電を要する第1種の電装品と、前記ヒンジ式ドアの閉時にのみ給電を要する第2種の電装品とが前記ヒンジ式ドアに装備されている車両に設けられて、前記車体の電源から通電するための電磁誘導式通電装置において、前記車体の電源に接続された一次コイルと、この一次コイルとの間に磁気回路を形成した状態で前記ヒンジ式ドアの電装品に電気的に接続される二次コイルとを有する電磁誘導部を設け、前記電磁誘導部は、一次コイルと二次コイルとが互いに対向した状態のまま前記回動軸回りに相対的に回動可能に配設される回動式コネクタと、前記車体に一次コイルが取り付けられているとともに二次コイルがドアの開閉動作に伴い一次コイルに対して接離可能にドアに取り付けられている接離式コネクタとを併用して構成されているとともに、前記回動式コネクタの二次コイルは、少なくとも全ての第1種の電装品に通電するように接続されていることを特徴とする電磁誘導式通電装置。
- 請求項1記載の電磁誘導式通電装置において、全ての第2種の電装品に、前記接離式コネクタの二次コイルが接続されていることを特徴とする電磁誘導式通電装置。
- 請求項1または2記載の電磁誘導式通電装置において、前記接離式コネクタは、ヒンジ式ドアの自由端側で接離するように配置されていることを特徴とする電磁誘導式通電装置。
- 請求項3記載の電磁誘導式通電装置において、前記接離式コネクタは、車体の下側で接離するように配置されていることを特徴とする電磁誘導式通電装置。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の電磁誘導式通電装置において、前記第1種の電装品は、ランプを含むことを特徴とする電磁誘導式通電装置。
- 請求項1乃至5の何れかに記載の電磁誘導式通電装置において、前記第2種の電装品は、ドアロックモータを含むことを特徴とする電磁誘導式通電装置。
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