JP6758711B2 - 複数の部材の回転接続部に配置される非接触給電トランス - Google Patents
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Description
また、可動部を備える装置では、修理や部品交換のために可動部を取外したり、再び組み込んだりすることが多々あり、非接触給電の機構が、こうした作業を妨げないようにする必要がある。
こうすることで、二回転軸構造の非接触給電トランスが得られる。
そうすることで、種々の回転方向に回転する可動部に対応することができる。
二回転軸構造の非接触給電トランスでは、送電部と磁性体部分との切り離し及び再接続、並びに、受電部と磁性体部分との切り離し及び再接続の両方又はどちらか一方が可能である。
図1は、第1の部材と第2の部材の回転接続部に配置される第1の実施形態の非接触給電トランス10を示している。図1では、第1の部材及び第2の部材は図示していない。
この非接触給電トランス10は、第1の部材及び第2の部材の一方に固定される送電部20と、第1の部材及び第2の部材の他方に固定される受電部30とで構成される。(なお、ここでは符号20で示すものを送電部、符号30で示すものを受電部としているが、符号20で示すものが受電部、符号30で示すものが送電部であっても良い。)
送電部20は、紙面に平行な面で切断したときの断面がコの字を呈するコア21(この明細書では“コの字型コア”と言う)と、コの字型コア21の一部に巻回された一次側コイル22とから成る。
受電部30は、磁性体211と磁性体212との間で、磁性体211及び磁性体212に直交し、磁性体213に平行するように配置される。
コの字型コア21の磁性体211及び磁性体212は、送電部20の一次側コイル22及び受電部30の二次側コイル32に出入りする磁束を誘導する磁路の役割を果たしている。
この非接触給電トランス10では、一次側コイル22に交流電流が供給されると、電磁誘導により二次側コイル32に交流電流が誘起される。
第1の部材40は、例えば、ロボットの第1関節であり、第2の部材50は第2関節である。あるいは、第1の部材40が冷蔵庫の本体であり、第2の部材50がディスプレイを備えた冷蔵庫の扉部分である。また、第1の部材40が洗濯機本体であり、第2の部材50が電子機器を内蔵した洗濯機の蓋部分である。
第1の部材40と第2の部材50とは、図では示していないが、回転可能に機械的に接続されている。
そのため、第2の部材50は、コイル軸の位置(M)を中心に、図2(b)に矢印で示す方向に、コの字型コア21に当接するまで回転可能である。コの字型コア21の磁性体211と磁性体212との間は、磁性体213以外に回転を妨げるものが無い。コの字型コア21の外周面(六面)は、三面が開放されているため、第2の部材50は、コの字型コア21に妨げられずに、コイル軸の位置(M)を中心に約180度の範囲で回転することができる。
また、第2の部材50を第1の部材40に対しコイル軸の位置(M)を中心に回転しても、送電部20と受電部30との相対位置は全く変化しない。そのため、第1の部材40に対する第2の部材50の回転角度に影響を受けずに非接触給電を続けることができる。
図3は、第1の部材40に対して、第2の部材50を水平方向に引き出す場合を示している。
図4は、第1の部材40に対して、第2の部材50を垂直方向に引き出す場合を示している。
図5は、第1の部材40に対して、第2の部材50を45度方向に引き出す場合を示している。
このように、第2の部材50を任意の方向に引き出すことができる。
そのため、この非接触給電トランスを複数の部材の回転接続部に配置することで、複数の部材の引き離し・再組立てが容易である。
図6は、第2の実施形態に係る非接触給電トランス100を示している。
この非接触給電トランス100は、二つのソレノイドコイル61、62と、それらの一端側及び他端側に配置された二枚の磁性体63、64とを備えている。二つのソレノイドコイル61、62の一方は送電部の一次側コイルであり、他方は受電部の二次側コイルである。二枚の平行に配置された磁性体63、64は、ソレノイドコイル61、62に出入する磁束の磁路を形成している。
第1の部材は、第3の部材に対して回転可能であり、この回転の回転軸は、ソレノイドコイル61の中心軸と一致するように設定されている。
また、第2の部材は、第3の部材に対して回転可能であり、この回転の回転軸は、ソレノイドコイル62の中心軸と一致するように設定されている。
従って、この非接触給電トランス100は、二回転軸構造を備える。
また、第2の部材がソレノイドコイル62の中心軸を回転軸として回転しても、ソレノイドコイル62と二枚の磁性体63、64とソレノイドコイル61との相対位置関係は変化しない。
従って、この非接触給電トランス100は、第1の部材及び第2の部材の回転角度に影響を受けずに一定の非接触給電を続けることができる。
また、ここでは二枚の磁性体63、64が平板である場合を示しているが、平板でない磁性体を用いることで、ソレノイドコイル61の中心軸とソレノイドコイル62の中心軸とが傾いているように設定することができる。そうすることで、種々の回転方向に回転する可動部に対して非接触給電を行うことが可能になる。
図7では、第1の部材40に、コの字型コア21の開放された三面の内の一面を塞ぐ壁41を設けた場合を示している。図7(a)は、その側面図であり、図7(b)は平面図である。第2の部材50は、第1の部材40に対して、図7(b)に矢印で示すように、制限された角度範囲での回転と、水平方向への移動だけが可能になる。
また、図8では、第1の部材40に、コの字型コア21の開放された三面の内の二面を塞ぐ壁41、42を設けた場合を示している。図8(a)は、その側面図であり、図8(b)は平面図である。この場合、第2の部材50は、第1の部材40に対して、図8(b)に矢印で示すように、水平方向への移動だけが可能になる。
20 送電部
21 コの字型コア
22 一次側コイル
30 受電部
31 円柱状コア
32 二次側コイル
40 第1の部材
41 壁
42 壁
50 第2の部材
61 ソレノイドコイル
62 ソレノイドコイル
63 磁性体
64 磁性体
100 非接触給電トランス
211 磁性体
212 磁性体
213 平板状磁性体
Claims (3)
- 回転可能に機械的に接続された複数の部材の回転接続部に配置されて、第一の部材から第二の部材への非接触給電を実行する非接触給電トランスであって、
前記第一の部材に固定された、コアの周囲に一次側コイルが巻回された送電部と、
前記第二の部材に固定された、コアの周囲に二次側コイルが巻回された受電部と、
前記送電部及び受電部に出入する磁束の磁路を形成するために、前記送電部及び受電部の一端側と他端側とに配置される二枚の磁性体と、
を備え、
前記送電部及び受電部は、共に柱状コアにコイルが巻回されたソレノイドコイルから成り、
前記二枚の磁性体は、前記第一の部材及び第二の部材とは異なる第三の部材に固定され、
前記第一の部材が前記第三の部材に対して相対的に回転するときの回転軸が、前記第一の部材に固定された前記ソレノイドコイルの中心軸と一致するように設定され、
前記第二の部材が前記第三の部材に対して相対的に回転するときの回転軸が、前記第二の部材に固定された前記ソレノイドコイルの中心軸と一致するように設定されていることを特徴とする非接触給電トランス。 - 請求項1に記載の非接触給電トランスであって、
前記磁性体が非平板であり、前記第一の部材に固定された前記ソレノイドコイルの中心軸が、前記第二の部材に固定された前記ソレノイドコイルの中心軸に対して傾いていることを特徴とする非接触給電トランス。 - 請求項1又は2に記載の非接触給電トランスであって、
前記第一の部材と前記第三の部材との切り離し、及び、前記第二の部材と前記第三の部材との切り離しの少なくとも一方が可能であることを特徴とする非接触給電トランス。
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