JP7327761B2 - コイル位置調整機構、及び非接触給電システム - Google Patents

コイル位置調整機構、及び非接触給電システム Download PDF

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Description

本発明は、コイル位置調整機構、及び非接触給電システムに関する。
移動体に対して非接触給電が行われることがある(例えば、特許文献1参照)。非接触給電において高効率に電力を伝送するには、受電側のコイルと送信側のコイルとの位置決めを適切に行う必要がある。
特許文献1の移動体は、受電側コイルと、非接触給電の効率に関する効率情報を取得する取得部と、受電側コイルを移動させる移動機構と、移動機構を制御する制御部とを備える。
特許文献1の制御部は、移動体が給電スポットに移動した後に、効率情報を用いて、受電側コイルを移動させる必要があるかどうかを判断する。特許文献1の制御部は、非接触給電の効率が、あらかじめ決められた程度を超えている場合に、受電側コイルを移動させる必要がないと判断し、そうでない場合に、受電側コイルを移動させる必要があると判断する。
特許文献1の制御部は、受電側コイルを移動させる必要があると判断した場合、移動機構を制御して受電側コイルを移動させ、再度、効率情報を用いて、受電側コイルを移動させる必要があるかどうかを判断する。
特許文献1の制御部は、受電側コイルを移動させる必要がないと判断するまで、受電側コイルの移動を繰り返す。あるいは、特許文献1の制御部は、受電側コイルを複数の位置に移動させ、その移動先の中から、非接触給電の効率が最も高い位置を選択する。
特開2017-135833号公報
しかしながら、特許文献1に記載の移動機構は、移動体が給電スポットに移動した後に受電側コイルを移動させて、受電側のコイルと送信側のコイルとの位置決めを行う。したがって、受電側のコイルと送信側のコイルとの位置決めに時間がかかる。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、その目的は、受電コイルと給電コイルとの位置決めをより短時間で行うことができるコイル位置調整機構、及び非接触給電システムを提供することにある。
本発明の例示的なコイル位置調整機構は、コイル移動機構を備える。前記コイル移動機構は、給電コイル又は受電コイルの位置を変位させる。前記コイル移動機構は、支持体と、少なくとも1つの付勢部材とを有する。前記支持体は、前記給電コイル又は前記受電コイルを支持する。前記少なくとも1つの付勢部材は、前記支持体を付勢する。前記少なくとも1つの付勢部材は、第1付勢部材と、第2付勢部材と、第3付勢部材とのうちの少なくとも1つを含む。前記第1付勢部材は、前記支持体をX方向に付勢する。前記第2付勢部材は、前記支持体をY方向に付勢する。前記第3付勢部材は、前記支持体を中心軸まわりに付勢する。前記Y方向は前記X方向に直交する方向であり、前記中心軸は、前記X方向及び前記Y方向を含む面に直交する。
本発明の例示的な非接触給電システムは、移動体と、受電設備と、給電設備と、上記のコイル位置調整機構とを備える。前記受電設備は、受電コイルを有する。前記給電設備は、給電コイルを有し、前記給電コイルから前記受電コイルへ電力を伝送する。前記受電設備は、前記移動体に搭載される。前記コイル位置調整機構が備える前記コイル移動機構は、前記移動体又は前記給電設備に設けられる。
例示的な本発明によれば、受電コイルと給電コイルとの位置決めをより短時間で行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る非接触給電システムを示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るコイル位置調整機構を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るコイル位置調整機構を示す平面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る移動体を示す正面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る移動体を示す側面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る非接触給電システムを示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の例示的な実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向を記載することがある。X方向及びY方向は水平方向に平行であり、Z方向は鉛直方向に平行である。また、本願明細書では、発明の理解を容易にするため、X方向を前後方向と記載し、Y方向を左右方向と記載し、Z方向を上下方向と記載することがある。
まず図1を参照して、本実施形態の非接触給電システム100を説明する。図1は、本実施形態に係る非接触給電システム100を示す図である。図1に示すように、非接触給電システム100は、移動体10と、受電設備110と、給電設備120とを備える。受電設備110は、移動体10に搭載される。
受電設備110は受電コイル112を有し、給電設備120は給電コイル122を有する。給電設備120は、給電コイル122から受電コイル112へ電力を伝送する。具体的には、移動体10が給電設備120に接近し、受電コイル112と給電コイル122との間の距離が給電可能最大距離以下となる位置で移動体10が停止すると、給電コイル122から受電コイル112へ非接触で電力が供給される。給電可能最大距離は、給電コイル122から受電コイル112への電力伝送が可能な給電範囲において、受電コイル112が給電コイル122から最も離れている位置に対応する。なお、非接触給電方式は特に限定されず、例えば、電磁誘導方式、磁界共鳴方式、又は電界共鳴方式のいずれかである。
続いて図2及び図3を参照して、本実施形態のコイル位置調整機構1を説明する。図2は、本実施形態に係るコイル位置調整機構1を示す斜視図である。図1を参照して説明した非接触給電システム100は、コイル位置調整機構1を更に備える。
図2に示すように、コイル位置調整機構1は、コイル移動機構2と、第1位置合わせ部材8とを備える。本実施形態において、コイル移動機構2は、図1を参照して説明した給電設備120に設けられ、第1位置合わせ部材8は、図1を参照して説明した移動体10に設けられる。以下では、まず図2及び図3を参照して、本実施形態のコイル移動機構2を説明する。
図2に示すように、コイル移動機構2は、ベース体3と、可動式ガイド4と、第1付勢部材5と、一対の第2付勢部材6と、第1シャフト51と、第2シャフト61とを有する。本実施形態において、コイル移動機構2は、図1を参照して説明した給電コイル122の位置を変位させる。より具体的には、コイル移動機構2は、給電コイル122を収容する給電パッド121の位置を変位させる。本実施形態において、給電コイル122及び給電パッド121の位置の変位には、X方向及びY方向における給電コイル122及び給電パッド121の位置の変位と、図3を参照して説明するθ方向(回転方向)における給電コイル122及び給電パッド121の回転位置の変位とが含まれる。
なお、本願明細書では、給電パッド121が配置される側を「-X側」とし、その反対側を「+X側」として実施形態を説明する。また、「-X側」をコイル移動機構2の前側とし、「+X側」をコイル移動機構2の後側として実施形態を説明する。また、コイル移動機構2の左側を「+Y側」とし、コイル移動機構2の右側を「-Y側」として実施形態を説明する。
ベース体3は、例えば、地面又は床面に固定される。より具体的には、ベース体3は、ベース部31を有する。ベース部31は、上下方向(Z方向)に延びる貫通孔3aを有する。貫通孔3aは、ベース部31を貫通する。貫通孔3aにボルトのような締結部材が挿入されて、ベース体3が地面又は床面に固定される。なお、本願明細書では、ベース体3が配置される側を「-Z側」とし、その反対側を「+Z側」として実施形態を説明する。また、「-Z側」を下側とし、「+Z側」を上側として実施形態を説明する。
ベース体3は、ベース部31に加えて、第1壁部32及び第2壁部33を有する。第1壁部32及び第2壁部33は、ベース体3のベース部31から上側(+Z側)に突出する。第1壁部32及び第2壁部33は、前後方向(X方向)において対向する。より具体的には、第1壁部32は、ベース体3のベース部31の前側端部(-X側の端部)に設けられ、第2壁部33は、ベース体3のベース部31の後側端部(+X側の端部)に設けられる。
第1シャフト51は、前後方向(X方向)に延びる棒状部材であり、ベース体3に固定される。より具体的には、第1シャフト51の一端が第1壁部32に固定され、第1シャフト51の他端が第2壁部33に固定される。
可動式ガイド4は、第1可動体41と、第2可動体42と、第3可動体43とを有する。本実施形態の可動式ガイド4は、図1を参照して説明した給電コイル122をX方向、Y方向、及び図3を参照して説明するθ方向に案内する。より具体的には、可動式ガイド4は給電パッド121をX方向、Y方向、及びθ方向に案内する。
第1可動体41は、ベース体3のベース部31の上方に配置される。あるいは、第1可動体41は、ベース体3のベース部31の上面にスライド自在に配置される。
第1可動体41は、前後方向に延びる第1貫通孔を有する。第1貫通孔は第1可動体41を貫通する。第1シャフト51は、第1貫通孔に挿入されて、第1可動体41を前後方向(X方向)に案内する。したがって、第1シャフト51は、第1可動体41をX方向に案内する案内部材として機能する。好ましくは、第1可動体41は、第1貫通孔に配置される第1軸受部を有する。第1軸受部は、第1シャフト51を前後方向(X方向)にスライド自在に支持する。
なお、第1可動体41がベース体3のベース部31の上面に配置される場合、コイル移動機構2は、1つの第1シャフト51を有してもよいし、複数の第1シャフト51を有してもよい。一方、第1可動体41がベース体3のベース部31の上方に配置される場合、第1可動体41を安定して支持するために、コイル移動機構2は、複数の第1シャフト51を有することが好ましい。
第1付勢部材5は、第1可動体41をX方向に付勢する。本実施形態において、第1付勢部材5は、ばねである。具体的には、第1付勢部材5は、第1シャフト51に取り付けられる。第1付勢部材5の一端は、第1可動体41の後面に接触し、第1付勢部材5の他端は、第2壁部33に接触する。あるいは、第1付勢部材5の一端は、第1可動体41の後面に固定され、第1付勢部材5の他端は、第2壁部33に固定される。第1付勢部材5は、第1可動体41を前側(-X側)へ付勢する。換言すると、第1付勢部材5は、第1可動体41を第1壁部32へ向けて付勢する。なお、第1付勢部材5の数は、第1シャフト51と同数であってもよいし、第1シャフト51より少ない数であってもよい。
第2可動体42は、第1可動体41の上方に配置される。あるいは、第2可動体42は、第1可動体41の上面にスライド自在に配置される。より具体的には、第2可動体42はベース部421を有し、第2可動体42のベース部421が第1可動体41の上方又は上面に配置される。第2可動体42のベース部421の左右方向(Y方向)の長さは、第1可動体41の左右方向(Y方向)の長さよりも長く、第2可動体42のベース部421の左右方向の両端部は、第1可動体41から突出する。
第2可動体42は、ベース部421に加えて、第3壁部422及び第4壁部423を有する。第3壁部422及び第4壁部423は、第2可動体42のベース部421から下側(-Z側)に突出する。第3壁部422及び第4壁部423は左右方向(Y方向)において対向する。より具体的には、第3壁部422は、第2可動体42のベース部421の左側端部(+Y側の端部)に設けられ、第4壁部423は、第2可動体42のベース部421の右側端部(-Y側の端部)に設けられる。
第2シャフト61は、左右方向(Y方向)に延びる棒状部材であり、第2可動体42に固定される。より具体的には、第2シャフト61の一端が第3壁部422に固定され、第2シャフト61の他端が第4壁部423に固定される。また、第1可動体41は、左右方向に延びる第2貫通孔を有する。第2貫通孔は、第1可動体41を貫通する。第2シャフト61は、第2貫通孔に挿入されて、第1可動体41を左右方向(Y方向)に案内する。したがって、第2シャフト61は、第1可動体41をY方向に案内する案内部材として機能する。好ましくは、第2可動体42は、第2貫通孔に配置される第2軸受部を有する。第2軸受部は、第2シャフト61を左右方向(Y方向)にスライド自在に支持する。
なお、第2可動体42が第1可動体41の上面に配置される場合、コイル移動機構2は、1つの第2シャフト61を有してもよいし、複数の第2シャフト61を有してもよい。一方、第2可動体42が第1可動体41の上方に配置される場合、第2可動体42を安定して支持するために、コイル移動機構2は、複数の第2シャフト61を有することが好ましい。
一対の第2付勢部材6は、第2可動体42をY方向に付勢する。本実施形態において、第2付勢部材6は、ばねである。具体的には、一対の第2付勢部材6は、第2シャフト61に取り付けられる。一対の第2付勢部材6のうちの一方は、第1可動体41の左側面と第3壁部422との間に配置される。一対の第2付勢部材6のうちの他方は、第1可動体41の右側面と第4壁部423との間に配置される。以下、第1可動体41の左側面と第3壁部422との間に配置される第2付勢部材6を「左側の第2付勢部材6」と記載し、第1可動体41の右側面と第4壁部423との間に配置される第2付勢部材6を「右側の第2付勢部材6」と記載する。
左側の第2付勢部材6の一端は、第1可動体41の左側面に接触し、左側の第2付勢部材6の他端は、第3壁部422に接触する。あるいは、左側の第2付勢部材6の一端は、第1可動体41の左側面に固定され、左側の第2付勢部材6の他端は、第3壁部422に固定される。左側の第2付勢部材6は、第3壁部422を左側(+Y側)へ付勢する。換言すると、左側の第2付勢部材6は、第2可動体42を左側へ付勢する。
右側の第2付勢部材6の一端は、第1可動体41の右側面に接触し、右側の第2付勢部材6の他端は、第4壁部423に接触する。あるいは、右側の第2付勢部材6の一端は、第1可動体41の右側面に固定され、右側の第2付勢部材6の他端は、第4壁部423に固定される。右側の第2付勢部材6は、第4壁部423を右側(-Y側)へ付勢する。換言すると、右側の第2付勢部材6は、第2可動体42を右側へ付勢する。
なお、一対の第2付勢部材6の数は第2シャフト61と同数であってもよいし、第2シャフト61より少ない数であってもよい。
本実施形態において、第3可動体43は、図1を参照して説明した給電コイル122を支持する。より具体的には、第3可動体43は給電パッド121を支持する。第3可動体43は支持体の一例である。
第3可動体43は、第2可動体42の上方に配置される。より具体的には、第3可動体43はベース部431を有し、第3可動体43のベース部431が第2可動体42の上方に配置される。
第3可動体43は、ベース部431に加えて、第5壁部432及び第2位置合わせ部材44を有する。第2位置合わせ部材44については、第1位置合わせ部材8と共に後述する。
第5壁部432は、第3可動体43のベース部431から上側(+Z側)に突出する。より具体的には、第5壁部432は、第3可動体43のベース部431の前側端部(-X側の端部)に設けられる。また、第5壁部432の前面(-X側の面)に、給電パッド121が固定される。
図3は、本実施形態に係るコイル位置調整機構1を示す平面図である。図3に示すように、コイル移動機構2は、第3付勢部材7と、第3シャフト71とを更に有する。
第3シャフト71は、上下方向(Z方向)に延びる棒状部材であり、上下方向に延びる中心軸を有する。中心軸は、X方向及びY方向を含む面に直交する。換言すると、中心軸は、水平面に直交する。なお、本願明細書では、第3シャフト71の中心軸に対する周方向を「θ方向」と記載する場合がある。
第3シャフト71の上側端部は第3可動体43のベース部431に固定される。一方、第3シャフト71の下側端部は、第2可動体42のベース部421に回動自在に支持される。換言すると、第2可動体42のベース部421は、第3シャフト71の中心軸を中心に、第3シャフト71を回動自在に支持する。具体的には、第2可動体42のベース部421は、ベース部421の上面から下方に延びる凹部を有し、この凹部に第3シャフト71の下側端部が嵌る。好ましくは、第2可動体42は、ベース部421の凹部に配置される第3軸受部を有する。第3軸受部は、第3シャフト71を周方向(θ方向)に回動自在に支持する。
第3付勢部材7は、第2可動体42のベース部421と第3可動体43のベース部431との間の隙間に配置される。第3付勢部材7は、第3シャフト71の中心軸を中心に、第3可動体43を周方向(θ方向)に付勢する。換言すると、第3付勢部材7は、第3可動体43を中心軸まわりに付勢する。
本実施形態において、第3付勢部材7は、ばねである。具体的には、本実施形態のコイル移動機構2は、2つの第3付勢部材7を有する。2つの第3付勢部材7のうちの一方は、第3シャフト71の左側(+Y側)に配置され、2つの第3付勢部材7のうちの他方は、第3シャフト71の右側(-Y側)に配置される。各第3付勢部材7の一端7aは第2可動体42のベース部421に固定され、各第3付勢部材7の他端7bは第3可動体43のベース部431に固定される。以下、第3シャフト71の左側(+Y側)に配置される第3付勢部材7を「左側の第3付勢部材7」と記載する場合がある。また、第3シャフト71の右側(-Y側)に配置される第3付勢部材7を「右側の第3付勢部材7」と記載する場合がある。
左側の第3付勢部材7は、第3可動体43を時計回り方向に付勢し、右側の第3付勢部材7は、第3可動体43を反時計回り方向に付勢する。したがって、2つの第2付勢部材6は、互いに逆の回転方向に第3可動体43を付勢する。なお、本願明細書では、時計回り方向を「-θ方向」とし、反時計回り方向を「+θ方向」として実施形態を説明する。
以上、図2及び図3を参照して、本実施形態のコイル移動機構2を説明した。本実施形態のコイル移動機構2によれば、第3可動体43は、X方向及びY方向に移動自在であり、θ方向に回動自在である。また、第3可動体43は、第1付勢部材5によってX方向に付勢され、第2付勢部材6によってY方向に付勢される。更に、第3可動体43は、第3付勢部材7によって中心軸まわりに付勢される。換言すると、第3可動体43は、第3付勢部材7によってθ方向に付勢される。
続いて図2及び図3を参照して、第1位置合わせ部材8及び第2位置合わせ部材44について説明する。図2及び図3に示すように、第1位置合わせ部材8は、ベース部81と、突起部82とを有する。突起部82はベース部81から突出する。本実施形態において、突起部82の平面視形状は三角形であり、突起部82は、2つの斜面821と、1つの頂点822とを有する。突起部82の2つの斜面821は第2接触面の一例である。
第2位置合わせ部材44は、第5壁部432に前面に固定される。換言すると、第2位置合わせ部材44は、第5壁部432のうち、給電パッド121が配置される面に固定される。したがって、給電パッド121と第2位置合わせ部材44とは、第5壁部432の同じ面に配置される。
本実施形態において、第2位置合わせ部材44は、給電パッド121よりも上方に配置される。より具体的には、第2位置合わせ部材44は、第5壁部432の上端部に固定される。
第2位置合わせ部材44は、切り欠き部44aを有する。切り欠き部44aは、第2位置合わせ部材44の前面から後方(+X方向)へ延びる。本実施形態において、切り欠き部44aの平面視形状は三角形であり、切り欠き部44aは、2つの斜面441と、1つの頂点44bとを有する。換言すると、第3可動体43は、2つの斜面441を有する。本実施形態において、切り欠き部44aの頂点44bは、X方向において第3シャフト71の中心軸と対向する。
切り欠き部44aの2つの斜面441は互いに交差する方向に延びる。具体的には、2つの斜面441は、第2位置合わせ部材44の前面から、X方向に交差する方向に延びる。本実施形態において、切り欠き部44aの平面視形状は突起部82の平面視形状と一致する。したがって、切り欠き部44aの2つの斜面441は、突起部82の2つの斜面821と一致する形状を含む。切り欠き部44aの2つの斜面441は第1接触面の一例である。
図1を参照して説明した非接触給電システム100において、給電設備120から受電設備110に非接触で電力を供給する際に、突起部82の2つの斜面821は切り欠き部44aの2つの斜面441に接触し、突起部82の頂点822は切り欠き部44aの頂点44bに接触する。本実施形態では、非接触給電の効率、すなわち、給電コイル122(図1)から受電コイル112(図1)への電力伝送の効率は、突起部82の2つの斜面821が切り欠き部44aの2つの斜面441に接触し、突起部82の頂点822が切り欠き部44aの頂点44bに接触する状態で高効率となる。
続いて図1から図3を参照して、コイル移動機構2の動作を説明する。本実施形態では、給電設備120から受電設備110に非接触で電力を供給する際に、突起部82が切り欠き部44aに嵌る位置まで移動体10が移動する。なお、以下の説明において、突起部82が切り欠き部44aに嵌る前のコイル移動機構2の状態を「初期状態」と記載する。初期状態は、突起部82が切り欠き部44aに接触する前の状態である。
本実施形態において、移動体10は、給電設備120から受電設備110に非接触で電力を供給する際に、突起部82を切り欠き部44aに接触させ、第1付勢部材5の付勢力に抗して第1可動体41~第3可動体43を初期状態の位置から+X方向へ移動させる。例えば、非接触給電時における移動体10の目標停止位置は、第1付勢部材5の長さが初期状態における長さの半分の長さとなる位置である。
また、移動体10が目標停止位置まで移動する際に、突起部82の頂点822が切り欠き部44aの頂点44bから左側(+Y側)又は右側(-Y側)にずれた状態で+X方向に移動した場合、突起部82が切り欠き部44aに接触すると、第2可動体42及び第3可動体43が初期状態の位置から+Y方向又は-Y方向に移動する。この結果、突起部82の2つの斜面821が切り欠き部44aの2つの斜面441に接触し、突起部82の頂点822が切り欠き部44aの頂点44bに接触する。
また、移動体10が目標停止位置まで移動する際に、X方向に対して交差する方向に移動した場合、突起部82が切り欠き部44aに接触すると、第3可動体43が初期状態の回転位置から+θ方向又は-θ方向に回動し、第2可動体42及び第3可動体43が初期状態の位置から+Y方向又は-Y方向に移動する。この結果、突起部82の2つの斜面821が切り欠き部44aの2つの斜面441に接触し、突起部82の頂点822が切り欠き部44aの頂点44bに接触する。
以上、図1~図3を参照して、本実施形態の非接触給電システム100及びコイル位置調整機構1を説明した。本実施形態によれば、移動体10が目標停止位置まで移動するだけで、受電コイル112と給電コイル122とが適切な位置に位置決めされる。具体的には、高効率で電力を伝送できる位置に、受電コイル112と給電コイル122とが位置決めされる。したがって、受電コイル112と給電コイル122との位置決めをより短時間で行うことができる。
また、本実施形態によれば、移動体10の停止位置の精度が、突起部82を切り欠き部44aに嵌めることができる精度であれば、高効率で電力を伝送することが可能となる。具体的には、突起部82の頂点822が切り欠き部44aの頂点44bから左側(+Y側)又は右側(-Y側)にずれた状態で移動体10が+X方向に移動して、移動体10の停止位置が目標停止位置から外れる場合であっても、高効率で電力を伝送することが可能となる。また、移動体10がX方向に対して交差する方向に移動して、移動体10の停止位置が目標停止位置から外れる場合であっても、高効率で電力を伝送することが可能となる。
また、例えば、移動体10の目標停止位置が、第1可動体41~第3可動体43を初期状態の位置から+X方向へ移動させない位置である場合、移動体10の停止位置の精度によっては、突起部82が切り欠き部44aに接触しない可能性がある。あるいは、突起部82が切り欠き部44aに浅く嵌って、突起部82と切り欠き部44aとの接触状態が、高効率で電力を伝送できる状態とならない可能性がある。これに対し、本実施形態によれば、移動体10は、非接触給電時に、第1可動体41~第3可動体43を初期状態の位置から+X方向へ移動させる。したがって、突起部82を切り欠き部44aに、より確実に嵌めることができる。換言すると、突起部82と切り欠き部44aとの接触状態を、より確実に、高効率で電力を伝送できる状態にすることができる。
また、本実施形態によれば、コイル位置調整機構1が第1位置合わせ部材8を備える。したがって、第1位置合わせ部材8が、第2位置合わせ部材44の形状に整合する形状を有することにより、第1位置合わせ部材8を第2位置合わせ部材44に接触させて、受電コイル112と給電コイル122とを、高効率で電力を伝送できる位置に位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、第1位置合わせ部材8が突起部82を有する。したがって、移動体10から突起部82を突出させることができるため、第1位置合わせ部材8を第2位置合わせ部材44に、より確実に接触させることができる。
更に、第2位置合わせ部材44が、突起部82の形状に整合する形状を有することにより、第1位置合わせ部材8を第2位置合わせ部材44に接触させて、受電コイル112と給電コイル122とを、高効率で電力を伝送できる位置に位置決めすることができる。本実施形態では、突起部82の2つの斜面821の形状が、切り欠き部44aの2つの斜面441の形状と一致する。したがって、突起部82の2つの斜面821を切り欠き部44aの2つの斜面441に接触させて、受電コイル112と給電コイル122とを、高効率で電力を伝送できる位置に位置決めすることができる。
続いて、第1付勢部材5~第3付勢部材7の付勢力について説明する。第1付勢部材5の付勢力は、第2付勢部材6及び第3付勢部材7の付勢力以下であっても、第2付勢部材6及び第3付勢部材7の付勢力より大きくてもよいが、第2付勢部材6及び第3付勢部材7の付勢力より大きいことが好ましい。第1付勢部材5の付勢力が第2付勢部材6及び第3付勢部材7の付勢力より大きいことにより、第1付勢部材5の付勢力が第2付勢部材6及び第3付勢部材7の付勢力以下である場合と比べて、初期状態の切り欠き部44aに対する突起部82のY方向へのずれ量、及び、初期状態の切り欠き部44aに対する突起部82の傾きの程度に応じて、第3可動体43をY方向及びθ方向に確実に動作させ、受電コイル112と給電コイル122とを、高効率で電力を伝送できる位置に、より確実に位置決めすることができる。
また、第2付勢部材6の付勢力は、第3付勢部材7の付勢力以下であっても、第3付勢部材7の付勢力より大きくてもよいが、第3付勢部材7の付勢力より大きいことが好ましい。第2付勢部材6の付勢力が第3付勢部材7の付勢力より大きいことにより、第2付勢部材6の付勢力が第3付勢部材7の付勢力以下である場合に比べて、初期状態の切り欠き部44aに対する突起部82の傾きの程度に応じて、第3可動体43をθ方向に確実に動作させ、受電コイル112と給電コイル122とを、高効率で電力を伝送できる位置に、より確実に位置決めすることができる。
続いて図4及び図5を参照して、移動体10を説明する。図4は、本実施形態に係る移動体10を示す正面図であり、図5は、本実施形態に係る移動体10を示す側面図である。移動体10は、例えば無人搬送車(Automated Guided Vehicle:AGV)である。無人搬送車は、所望の目的地に自律的に移動する。
図4及び図5に示すように、移動体10は、外装体11と、駆動輪12とを備える。また、移動体10は、駆動輪12を回転させるモータ及びギアと、駆動回路とを有する。駆動回路は、モータを駆動する信号を生成する。モータ、ギア及び駆動回路は、外装体11の内部に配置される。
本実施形態の移動体10には、受電パッド111が搭載される。受電パッド111は、図1を参照して説明した受電コイル112を収容する。受電パッド111は、外装体11の内部のうち、外装体11の前面側に配置される。
また、移動体10には、第1位置合わせ部材8が設けられる。本実施形態では、第1位置合わせ部材8は、外装体11の前面に固定される。したがって、突起部82は、移動体10の前進方向に突出する。また、第1位置合わせ部材8は、受電パッド111の上側に配置される。したがって、移動体10が、コイル移動機構2に向かって前進し、突起部82が切り欠き部44aに嵌る位置まで移動することにより、高効率で電力を伝送できる位置に、受電コイル112と給電コイル122とを位置決めすることができる。
続いて図6を参照して、本実施形態の非接触給電システム100を説明する。図6は、本実施形態に係る非接触給電システム100を示すブロック図である。まず、受電設備110について説明する。
図6に示すように、受電設備110は、受電コイル112と、磁性体コア113と、コンデンサ114と、整流器115と、充電器116と、バッテリ117と、受電側コントローラ118とを備える。
受電コイル112及び磁性体コア113は、図4及び図5を参照して説明した受電パッド111に収容される。受電コイル112は、磁性体コア113に巻き付けられている。コンデンサ114は、受電コイル112に接続される。受電コイル112、磁性体コア113、及びコンデンサ114は、受電側の共振器を構成する。
整流器115は、受電側の共振器の出力を整流して直流電圧を生成する。充電器116は、DC/DCコンバータを有する。DC/DCコンバータは、整流器115の出力(直流電圧)を、バッテリ117に充電するのに適した電圧に変換する。バッテリ117は二次電池であり、充電器116に接続される。受電側コントローラ118は、充電時に充電器116のDC/DCコンバータのスイッチング素子を制御する。
続いて、給電設備120について説明する。図6に示すように、給電設備120は、給電コイル122と、磁性体コア123と、コンデンサ124と、電源部125と、給電側コントローラ126とを備える。
給電コイル122及び磁性体コア123は、図2及び図3を参照して説明した給電パッド121に収容される。給電コイル122は、磁性体コア123に巻き付けられている。コンデンサ124は、給電コイル122に接続される。給電コイル122、磁性体コア123、及びコンデンサ124は、給電側の共振器を構成する。
電源部125は、給電側コントローラ126からの指令により、給電側の共振器に所定周波数の交流電圧を供給する。この結果、給電コイル122から受電コイル112へ電力が伝送されて、受電コイル112に伝送された電力に基づいて、バッテリ117が充電される。バッテリ117に充電された電力は、移動体10の各構成要素の動作に用いられる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されず、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明による実施形態において、第1付勢部材5は、第1可動体41と第2壁部33との間にのみ配置されたが、コイル移動機構2は、第1可動体41と第2壁部33との間に配置される第1付勢部材5に加えて、第1可動体41と第1壁部32との間に配置される第1付勢部材5を更に有してもよい。
また、本発明による実施形態では、左側の第2付勢部材6が第2可動体42を左側へ付勢し、右側の第2付勢部材6が第2可動体42を右側へ付勢したが、左側の第2付勢部材6が第2可動体42を右側へ付勢し、右側の第2付勢部材6が第2可動体42を左側へ付勢してもよい。
また、本発明による実施形態では、各第3付勢部材7の一端7aが第2可動体42のベース部421に固定され、各第3付勢部材7の他端7bが第3可動体43のベース部431に固定されたが、各第3付勢部材7の一端7aが第3可動体43のベース部431に固定され、各第3付勢部材7の他端7bが第2可動体42のベース部421に固定されてもよい。
また、本発明による実施形態では、左側の第3付勢部材7が第3可動体43を時計回り方向(-θ方向)に付勢し、右側の第3付勢部材7が第3可動体43を反時計回り方向(+θ方向)に付勢したが、左側の第3付勢部材7が第3可動体43を反時計回り方向(+θ方向)に付勢し、右側の第3付勢部材7が第3可動体43を時計回り方向(-θ方向)に付勢してもよい。
また、本発明による実施形態では、第2位置合わせ部材44が切り欠き部44aを有したが、第2位置合わせ部材44は、切り欠き部44aに替えて、第2位置合わせ部材44の前面に、+X方向へ凹む凹部を有してもよい。
また、本発明による実施形態では、突起部82の平面視形状及び切り欠き部44aの平面視形状が三角形であったが、突起部82が切り欠き部44aに嵌ることによって、高効率で電力を伝送できる位置に、受電コイル112と給電コイル122とが位置決めされる限り、突起部82の平面視形状及び切り欠き部44aの平面視形状は限定されない。例えば、突起部82の平面視形状及び切り欠き部44aの平面視形状は、円弧形状であってもよい。
また、本発明による実施形態では、突起部82の平面視形状と切り欠き部44aの平面視形状とが同じ形状であったが、突起部82が切り欠き部44aに嵌ることによって、高効率で電力を伝送できる位置に、受電コイル112と給電コイル122とが位置決めされる限り、突起部82の平面視形状と切り欠き部44aの平面視形状とは一致していなくてもよい。
また、本発明による実施形態では、第1位置合わせ部材8が1つの突起部82を有したが、第1位置合わせ部材8は2つ以上の突起部82を有してもよい。
また、本発明による実施形態では、第1位置合わせ部材8が突起部82を有したが、突起部82は省略され得る。この場合、第3可動体43は、例えば、第1位置合わせ部材8のベース部81と接触する接触面を有する。
また、本発明による実施形態では、コイル位置調整機構1が第1位置合わせ部材8を備えたが、第1位置合わせ部材8は省略され得る。この場合、第3可動体43は、例えば、移動体10の外装体11と接触する接触面を有する。
また、本発明による実施形態において、第1付勢部材5は、ばねであったが、第1付勢部材5は、第1可動体41~第3可動体43をX方向に付勢できる限り、ばねに限定されない。例えば、第1付勢部材5は、ゴムであってもよい。換言すると、第1付勢部材5は、弾性体であればよい。
同様に、本発明による実施形態において、第2付勢部材6は、ばねであったが、第2付勢部材6は、第2可動体42及び第3可動体43をY方向に付勢できる限り、ばねに限定されない。例えば、第2付勢部材6は、ゴムであってもよい。換言すると、第2付勢部材6は、弾性体であればよい。
また、本発明による実施形態において、第3付勢部材7は、ばねであったが、第3付勢部材7は、第3可動体43をθ方向に付勢できる限り、ばねに限定されない。例えば、第3付勢部材7は、ゴムであってもよい。換言すると、第3付勢部材7は、弾性体であればよい。
また、本発明による実施形態では、第3シャフト71の上側端部が第3可動体43のベース部431に固定されたが、第3シャフト71の下側端部が第2可動体42のベース部421に固定されてもよい。この場合、第3シャフト71の上側端部は第3可動体43のベース部431に回動自在に支持される。
また、本発明による実施形態では、第1シャフト51が第1可動体41~第3可動体43をX方向に案内したが、第1可動体41~第3可動体43は、例えば、X方向に延びる案内レールによってX方向に案内されてもよい。
同様に、本発明による実施形態では、第2シャフト61が第2可動体42及び第3可動体43をY方向に案内したが、第2可動体42及び第3可動体43は、例えば、Y方向に延びる案内レールによってY方向に案内されてもよい。
また、本発明による実施形態では、第3可動体43をθ方向に回動自在に支持する部材として、第3シャフト71が使用されたが、第3可動体43は、例えば、円弧状に延びる案内レールによってθ方向に案内されてもよい。
また、本発明による実施形態では、給電コイル122を支持する支持体(第3可動体43)がX方向、Y方向、及びθ方向に動作したが、給電コイル122を支持する支持体は、X方向、Y方向、及びθ方向のうちの1つの方向、又は2つの方向に動作してもよい。この場合、コイル移動機構2は、第1付勢部材5~第3付勢部材7のうちの1つ又は2つを有し、第1シャフト51~第3シャフト71のうちの1つ又は2つを有する。
また、本発明による実施形態では、コイル移動機構2が第1シャフト51及び第2シャフト61を有したが、第1シャフト51及び第2シャフト61は省略され得る。例えば、第1可動体41がベース体3上に配置される場合、第1シャフト51は省略されてもよい。また、第2可動体42が第1可動体41上に配置される場合、第2シャフト61は省略されてもよい。
また、本発明による実施形態では、ベース体3が地面又は床面に固定されたが、ベース体3が固定される対象は、地面又は床面に限定されない。例えば、ベース体3は、地面又は床面に設置された支持台に固定されてもよいし、給電設備120が備える箱状体に固定されてもよい。支持台は、コイル移動機構2を支持する台である。給電設備120が備える箱状体は、例えば、コンデンサ124と、電源部125と、給電側コントローラ126とを収容する。換言すると、ベース体3は、地面又は床面よりも高い位置に配置されてもよい。
また、本発明による実施形態では、コイル移動機構2が給電コイル122の位置を変位させたが、コイル移動機構2は受電コイル112の位置を変位させてもよい。この場合、コイル移動機構2は移動体10に設けられ、第3可動体43は受電コイル112を支持する。また、第1位置合わせ部材8は給電設備120に設けられる。
本出願は、2018年4月13日に出願された日本特許出願である特願2018-077706号に基づく優先権を主張し、当該日本特許出願のすべての記載内容を援用する。
本発明は、無人搬送台車のような移動体の非接触給電に有用である。
1 コイル位置調整機構
2 コイル移動機構
5 第1付勢部材
6 第2付勢部材
7 第3付勢部材
8 第1位置合わせ部材
10 移動体
43 第3可動体
81 ベース部
82 突起部
100 非接触給電システム
110 受電設備
112 受電コイル
120 給電設備
122 給電コイル
441 斜面
821 斜面

Claims (7)

  1. 給電コイル又は受電コイルの位置を変位させるコイル移動機構を備え、
    前記コイル移動機構は、
    前記給電コイル又は前記受電コイルを支持する支持体と、
    前記支持体を付勢する少なくとも1つの付勢部材と
    を有し、
    前記少なくとも1つの付勢部材は、
    前記支持体をX方向に付勢する第1付勢部材と、
    前記支持体をY方向に付勢する第2付勢部材と、
    前記支持体を中心軸まわりに付勢する第3付勢部材と
    のうちの少なくとも1つを含み、
    前記Y方向は前記X方向に直交する方向であり、
    前記中心軸は、前記X方向及び前記Y方向を含む面に直交し、
    前記少なくとも1つの付勢部材は、前記第2付勢部材及び前記第3付勢部材を含み、
    前記第2付勢部材の付勢力は、前記第3付勢部材の付勢力よりも大きい、コイル位置調整機構。
  2. 前記少なくとも1つの付勢部材は、前記第1付勢部材と、前記第2付勢部材及び前記第3付勢部材のうちの少なくとも一方とを含み、
    前記第1付勢部材の付勢力は、前記第2付勢部材及び前記第3付勢部材の付勢力よりも大きい、請求項1に記載のコイル位置調整機構。
  3. 移動体又は給電設備に設けられる位置合わせ部材を更に備え、
    前記支持体は、前記位置合わせ部材と接触する第1接触面を有する、請求項1又は請求項2に記載のコイル位置調整機構。
  4. 前記位置合わせ部材は、ベース部と、前記ベース部から突出する突起部とを有し、
    前記第1接触面は、前記突起部と接触する、請求項に記載のコイル位置調整機構。
  5. 前記突起部は、前記第1接触面と接触する第2接触面を有し、
    前記第2接触面は、前記第1接触面と一致する形状を含む、請求項に記載のコイル位置調整機構。
  6. 移動体と、
    受電コイルを有する受電設備と、
    給電コイルを有し、前記給電コイルから前記受電コイルへ電力を伝送する給電設備と、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコイル位置調整機構と
    を備え、
    前記受電設備は、前記移動体に搭載され、
    前記コイル位置調整機構が備える前記コイル移動機構は、前記移動体又は前記給電設備に設けられる、非接触給電システム。
  7. 前記少なくとも1つの付勢部材は、前記第1付勢部材を含み、
    前記移動体は、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記支持体を前記X方向へ移動させる、請求項に記載の非接触給電システム。
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