JP2011091882A - 誘導式車両給電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素な構造により高い伝送効率を実現可能な誘導式車両給電装置を提供する。
【解決手段】タイヤWはレバー板34を回動させる。レバー板34は軸33を通じてアーム32を回動させる。アーム32の先端に固定された送電装置1は地表面から車両底面まで上昇した後、車両の底面に固定された受電装置2に接触する。送電装置1の一次コイルに交流電力を供給する発振回路は、負荷回路の共振周波数を検出する。発振回路は検出した共振周波数に等しい周波数をもつ交流電圧を出力する。二次コイルに誘導された交流電圧は、電気自動車100の走行モータを駆動するための3相インバータにより整流される。この3相インバータに昇圧電圧を印加するDCDCコンバータのスイッチング素子は3相インバータからバッテリに供給される充電電流を調節する。
【選択図】図3
【解決手段】タイヤWはレバー板34を回動させる。レバー板34は軸33を通じてアーム32を回動させる。アーム32の先端に固定された送電装置1は地表面から車両底面まで上昇した後、車両の底面に固定された受電装置2に接触する。送電装置1の一次コイルに交流電力を供給する発振回路は、負荷回路の共振周波数を検出する。発振回路は検出した共振周波数に等しい周波数をもつ交流電圧を出力する。二次コイルに誘導された交流電圧は、電気自動車100の走行モータを駆動するための3相インバータにより整流される。この3相インバータに昇圧電圧を印加するDCDCコンバータのスイッチング素子は3相インバータからバッテリに供給される充電電流を調節する。
【選択図】図3
Description
本発明は、電磁誘導原理に基づいて自動車などの移動体に電力を供給する誘導式車両給電装置に関する。
停止する電気自動車などへの電力供給を簡単に行うため、誘導式車両給電装置が提案されている。一次コイルが巻かれた一次コアを有する送電装置が地上に配置される。二次コイルが巻かれた二次コアを有する受電装置が車両に配置される。一次コアと二次コアとの相対移動により、変圧器が形成される。この変圧器を通じて、一次コイルから二次コイルへ交流電力が伝送される。二次コイルが受け取った交流電力は整流された後、たとえばバッテリを充電する。
二次コアの設置位置として車両の前面、側面及び底面を用いることができる。車両の前面又は側面に配置される二次コアは電気自動車の美観を低下させる。二次コアが車両の底面に配置される底面型給電装置は車両の美観を損なわない。
一次コアの磁極面と二次コアの磁極面とを接触させるために、底面型給電装置は一次コアの降下又は二次コアの上昇を要求する。一次コアと二次コアとの間の位置ずれは漏れインダクタンスを増大させる。漏れインダクタンスは損失を増大させ、かつ、送電電力を減少させる。したがって、2つのコアの高さ方向の位置合わせのために、モータなどのアクチエータにより一次コア及び二次コアの一方が高さ方向へ移動させられる。
特許文献1は、モータにより回動するアームの先端部に固定された一次コアを提案する。モータにより垂直面内で回動する一次コアは、地上面から上昇して車両の底面に固定された二次コアに密着する。一次コアはモータの逆回動により降下する。しかしながら、モータの逆回動により一次コアが降下する前に車両が発進する時、装置が破損する危険を有している。更に、装置が複雑となるので信頼性の低下、製造費用の増大及び保守費用の増大が生じる。
一次コアと二次コアとの間の位置ずれを減らすために、一次コアは二次コアより大きな磁極面をもつことができる。これにより、位置ずれが生じても2つのコアの磁極面は接触することができる。けれども、2つのコアの一方の磁極面を大型とすると、漏れインダクタンスが増大し、伝送効率が低下する。
結局、従来の誘導式移動車給電装置は、有効インダクタンスと漏れインダクタンスとの比率を改善するために、複雑な位置合わせ機構を要求する。位置合わせを簡素化すると、有効インダクタンスと漏れインダクタンスとの比率が悪化するので、損失が増大し、伝送電力が減少する。
本発明は、簡素な構造により高い伝送効率を実現可能な誘導式車両給電装置を提供することをその目的としている。この目的を達成するために、4つのアイデアが説明される。この3つのアイデアは、互いに補い合って簡素な構造により高い伝送効率を実現する。
本発明は、送電装置と受電装置と一次コア駆動装置と発振回路とをもつ。地上に設けられた送電装置は、一次コイルが巻かれた一次コアを有する。車両に設けられた受電装置は、二次コイルが巻かれた二次コアを有する。一次コア駆動装置は、送電前に一次コアを二次コアに接触させる。発振回路は、一次コア及び二次コアが電磁的に結合された後、一次コイルに所定周波数の交流電力を給電する。
本発明の第1の特徴において、一次コアは、車両の運動エネルギーを利用して地表面から車両底面まで上昇される。一次コアは、車両底面に固定された二次コアに接触してトランスを構成する。一次コアを駆動するモータなどのアクチエータを必要としないので、装置構造を簡素化することができる。更に、装置の経済性及び信頼性を向上することができる。
好適態様において、車両が一次コア駆動装置から離れた後、一次コアは、重力を利用して地表面近傍の元の位置に復帰する。これにより、装置構造を簡素化することができる。更に、装置の経済性及び信頼性を向上することができる。
好適態様において、アーム及びレバー板が車両のほぼ左右方向へ延在する軸により結合されている。車両の車輪に押されたレバー板は軸を通じてアームはレバー板を回動させる。その結果、レバー板の先端に固定された一次コアは簡単に垂直面で回動する。
好適態様において、支持ブロックのストッパは、レバー板が所定角度を超えて垂直面内で回動することを禁止する。これにより、アーム及びレバー板の破損を防止することができる。更に、支持ブロックは車両の前後位置を決定することができる。
好適態様において、アーム及びレバー板が車両のほぼ左右方向へ延在する軸により結合されている。車両の車輪に押されたレバー板は軸を通じてアームはレバー板を回動させる。その結果、レバー板の先端に固定された一次コアは簡単に垂直面で回動する。
好適態様において、支持ブロックのストッパは、レバー板が所定角度を超えて垂直面内で回動することを禁止する。これにより、アーム及びレバー板の破損を防止することができる。更に、支持ブロックは車両の前後位置を決定することができる。
好適態様において、アームは、左右一対のレバー板の間に配置される。これにより、アームと車輪とが干渉することがない。
好適態様において、アームの垂直面内の弾性は、水平面内の弾性より大きい。これにより、一次コアと二次コアとの間の小さな位置ずれを、アームの弾性変形により吸収することができる。
好適態様において、アームが降下して地表面に衝突する時の衝撃は、アームに固定された緩衝部材により緩和される。これにより、アームが地表面に衝突する時の騒音を低減することができる。
好適態様において、アームの垂直面内の弾性は、水平面内の弾性より大きい。これにより、一次コアと二次コアとの間の小さな位置ずれを、アームの弾性変形により吸収することができる。
好適態様において、アームが降下して地表面に衝突する時の衝撃は、アームに固定された緩衝部材により緩和される。これにより、アームが地表面に衝突する時の騒音を低減することができる。
好適態様において、支持ブロックは、アームを上昇させる向きに付勢するスプリングを内蔵する。これにより、これにより、アームが地表面に衝突する時の騒音を低減することができる。
好適態様において、支持ブロックは、水平回動可能に支持されている。これにより、車両が支持ブロックに対して傾斜した姿勢でレバー板に接触しても、支持ブロックが水平面で回動することにより、アームは車両の前後方向と平行に延在する。
好適態様において、支持ブロックは、水平回動可能に支持されている。これにより、車両が支持ブロックに対して傾斜した姿勢でレバー板に接触しても、支持ブロックが水平面で回動することにより、アームは車両の前後方向と平行に延在する。
好適態様において、一次コア駆動装置は、支持ブロックの所定角度以上の水平回動を禁止する車止め用ベースを有する。これにより、車両が支持ブロックを押す力により支持ブロックの軸に掛かる力を減らすことができる。
好適態様において、緩衝部材が車止め用ベースと支持ブロックとの間に配置される。緩衝部材はたとえばゴムにより構成される。これにより、車両が離れた後、支持ブロックを元の位置に復帰することができる。更に、車止め用ベースが支持ブロックに与える衝撃を緩和することができる。
好適態様において、緩衝部材が車止め用ベースと支持ブロックとの間に配置される。緩衝部材はたとえばゴムにより構成される。これにより、車両が離れた後、支持ブロックを元の位置に復帰することができる。更に、車止め用ベースが支持ブロックに与える衝撃を緩和することができる。
好適態様において、一次コアの磁極面は、磁極面と平行な横方向及び縦方向の少なくとも一方において二次コアの磁極面よりも長く形成されている。これにより、高さ方向及び左右方向における両コア間の位置ずれによる伝送電力の減少を抑制することができる。更に、車両重量及び車両製造コストを低減することができる。
好適態様において、一次コアの磁極面は横方向において幅Wp’をもち、二次コアの磁極面は横方向において幅Wpをもち、一次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、二次コアは横方向において2つの磁極面の間に磁極ギャップをもち、一次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wg'をもち、二次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wgをもち、
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される。これにより、一次コアと二次コアとの横ずれが大きくても磁束量を減少することができる。
好適態様において、一次コアの磁極面は横方向において幅Wp’をもち、二次コアの磁極面は横方向において幅Wpをもち、一次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、二次コアは横方向において2つの磁極面の間に磁極ギャップをもち、一次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wg'をもち、二次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wgをもち、
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される。これにより、一次コアと二次コアとの横ずれが大きくても磁束量を減少することができる。
好適態様において、一次コアの先端部は、縦方向外側及び横方向外側の少なくとも一方へ突出する鍔部を有する。これにより、一次コアの小型軽量化を実現することができる。
好適態様において、二次コアは、車両の底面に支持された弾性部材により支持される。これにより、コアが破損が防止される。
好適態様において、二次コアは、車両の底面の前部及び後部にそれぞれ配置される。これにより、車両を前進させることにより、及び、車両を後退させることにより、バッテリの充電が可能となる。
好適態様において、2つの二次コアに巻かれた2つの二次コイルは並列接続される。これにより、二次コイルの誘導電圧を整流する整流器の省略が可能となる。
好適態様において、ガイドポールが支持ブロックの前方に立設される。ガイドポールの上端部から放射される光は、車両の左右方向の位置が適正である時にだけ車両の運転席から見ることができる。これにより、車両の姿勢制御が容易となる。
好適態様において、二次コアは、車両の底面に支持された弾性部材により支持される。これにより、コアが破損が防止される。
好適態様において、二次コアは、車両の底面の前部及び後部にそれぞれ配置される。これにより、車両を前進させることにより、及び、車両を後退させることにより、バッテリの充電が可能となる。
好適態様において、2つの二次コアに巻かれた2つの二次コイルは並列接続される。これにより、二次コイルの誘導電圧を整流する整流器の省略が可能となる。
好適態様において、ガイドポールが支持ブロックの前方に立設される。ガイドポールの上端部から放射される光は、車両の左右方向の位置が適正である時にだけ車両の運転席から見ることができる。これにより、車両の姿勢制御が容易となる。
本発明の第2の特徴において、キャパシタが一次コイルと並列に接続される。これにより、発振回路の電気負荷は共振周波数をもつ。したがって、発振回路が共振周波数に等しい周波数をもつ交流電力をトランスに供給することにより、力率を改善することができ、送電効率を改善することができる。
けれども、一次コアと二次コアとの位置ずれにより、トランスの一次コイル及び二次コイルの漏れインダクタンスは大きく変動する。二次コイルの漏れインダクタンスは、一次コイルの漏れインダクタンスに変換される。結局、一次コアと二次コアとの位置ずれにより、トランスの共振周波数が大きく変動するので、送電効率が低下する。
けれども、一次コアと二次コアとの位置ずれにより、トランスの一次コイル及び二次コイルの漏れインダクタンスは大きく変動する。二次コイルの漏れインダクタンスは、一次コイルの漏れインダクタンスに変換される。結局、一次コアと二次コアとの位置ずれにより、トランスの共振周波数が大きく変動するので、送電効率が低下する。
第2の特徴では、二次コアが一次コアに密着した後、発振回路の電気負荷の共振周波数が検出される。たとえば、発振回路の発振周波数を徐々に変更して、送電電力が最も大きい周波数値で発振回路の発振周波数が固定される。これにより、一次コアと二次コアとの位置ずれによる共振周波数の変動を吸収して、高効率の送電を実現することができる。
好適態様において、発振回路の発振周波数を変更することにより負荷回路の共振周波数が検出される。
好適態様において、検出した電流に基づいて一次コア及び前記二次コアの位置合わせ状態の良否が判定される。
好適態様において、位置合わせ状態が不良である場合に、運転者に車両の位置調整を要求する信号を発生する。
好適態様において、発振回路の発振周波数を変更することにより負荷回路の共振周波数が検出される。
好適態様において、検出した電流に基づいて一次コア及び前記二次コアの位置合わせ状態の良否が判定される。
好適態様において、位置合わせ状態が不良である場合に、運転者に車両の位置調整を要求する信号を発生する。
本発明の第3の特徴において、車両は 走行動力を発生する交流モータと、この交流モータに交流電力を供給するモータ駆動用インバータと、バッテリと、バッテリ電力を昇圧するDCDCコンバータと有する。二次コイルは、モータ駆動用インバータの交流出力端に接続される。DCDCコンバータは、モータ駆動用インバータにより整流された二次コイルからバッテリへ伝送される直流電力を制御する。これにより、車両は、実質的に二次コイルの誘導電力を制御する回路を省略することができるので、製造コストを低減することができる。
本発明の第4の特徴において、一次コアの磁極面は、磁極面と平行な横方向及び縦方向の少なくとも一方において二次コアの磁極面よりも長く形成されている。これにより、高さ方向及び左右方向における両コア間の位置ずれによる伝送電力の減少を抑制することができる。更に、車両重量及び車両製造コストを低減することができる。
好適態様において、一次コアの磁極面は横方向において幅Wp’をもち、二次コアの磁極面は横方向において幅Wpをもち、一次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、二次コアは横方向において2つの磁極面の間に磁極ギャップをもち、一次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wg'をもち、二次コアの磁極ギャップは横方向において幅Wgをもち、
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される。これにより、一次コアと二次コアとの横ずれが大きくても磁束量を減少することができる。更に、一次コアの重量増大を抑制することができる。
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される。これにより、一次コアと二次コアとの横ずれが大きくても磁束量を減少することができる。更に、一次コアの重量増大を抑制することができる。
本発明の好適な態様が図面を参照して説明される。図1は誘導式車両給電装置の模式平面図である。図2は誘導式車両給電装置の模式側面図である。この誘導式車両給電装置は、送電装置1と受電装置2と一次コア駆動装置3とをもつ。
一次コア駆動装置3は、支持ブロック31、アーム32、軸33、レバー板34、ゴム緩衝材8、車止め用ベース9及びガイドポール10を有している。車止め用ベース9は、地表面GLに固定されている。車止め用ベース9は横方向すなわち左方向L及び右方向Rへ延在している。支持ブロック31も車止め用ベース9に沿いつつ横方向すなわち左方向L及び右方向Rへ延在している。支持ブロック31は車止め用ベース9に水平回動可能に支持されている。
ギャップgが、支持ブロック31の両端部と車止め用ベース9の両端部との間に存在する。一定厚さをもつゴム緩衝材8がギャップgに設けられている。支持ブロック31が水平回動する時、ゴム緩衝材8は支持ブロック31と車止め用ベース9との間の衝撃を緩和する。電気自動車100が離れた後、ゴム緩衝材8は支持ブロック31を元の位置に戻す。
車止め用ベース9の後端面の中央部は半円形状の凹部91をもつ。支持ブロック31の中央部311の前端面は半円形状の凸部315をもつ。電気自動車100の車輪Wがレバー板34を通じて支持ブロック31を斜めに押す時、支持ブロック31は軸心Mを中心に水平回動する。支持ブロック31が水平回動する時、支持ブロック31の凸部315は、車止め用ベース9の凹部91に接触しながら回動する。この回動は、支持ブロック31の端部が車止め用ベース9の端部に接触することにより終了する。すなわち、支持ブロック31と車止め用ベース9との間のギャップgは支持ブロック31の水平回動角度範囲を決定する。
アーム32及びレバー板34は軸33に固定されている。軸33は支持ブロック31の両端部に沿いつつ左右方向に延在している。軸33は支持ブロック31の中央部311に回転可能に支持されている。一対のレバー板34は、支持ブロック31の両端部に別々に隣接している。アーム32の基部は、軸33の中央部に固定されている。アーム32は、地表面GLに沿いつつ縦方向すなわち前後方向に延在している。送電装置1はアーム32の先端部に固定されている。支持ブロック31の水平回動により、支持ブロック31に支持されるレバー板34及びアーム32も水平回動する。
一次コア駆動装置3の詳しい構造が図3-図6を参照して説明される。図3は一次コア駆動装置3の要部を示す拡大側面図である。図4は一次コア駆動装置3の要部を示す拡大平面図である。ただし、車止め用ベース9は、図3及び図4に示されていない。
支持ブロック31の後側面351は垂直面内にて斜めに延在している。軸33はストッパ35に沿いつつ横方向へ延在している。軸33の中央部は、支持ブロック31の中央部311に回動可能に支持されている。図3において、実線で図示されるアーム32は斜めに延在している。破線で図示されるアーム32は前後方向へ水平に延在している。破線で図示されるアーム32は、実質的に地表面GLに接している。
一対のレバー板34が軸33の両端部に別々に固定されている。電気自動車100のタイヤWがレバー板34に接していない時、レバー板34は、図3に破線で示されるようにアーム32の重力により上方へ立っている。タイヤWがアーム32に接触する時、レバー板34は前方へ押される。その結果、レバー板34は図3に実線で示されるように垂直面内で反時計方向へ回動する。レバー板34が支持ブロック31の後端面351に接触することにより、レバー板34の回動は停止する。θは約45度である。
一対のレバー板34が軸33の両端部に別々に固定されている。電気自動車100のタイヤWがレバー板34に接していない時、レバー板34は、図3に破線で示されるようにアーム32の重力により上方へ立っている。タイヤWがアーム32に接触する時、レバー板34は前方へ押される。その結果、レバー板34は図3に実線で示されるように垂直面内で反時計方向へ回動する。レバー板34が支持ブロック31の後端面351に接触することにより、レバー板34の回動は停止する。θは約45度である。
レバー板34は軸33を通じてアーム32を回動させる。すなわち、タイヤWが前方へ移動する時、タイヤWはレバー板34及び軸33を通じてアーム32を回動させる。その結果、水平のアーム32は斜めに延在する。送電装置1がアーム32の先端に固定されている。送電装置1は一次コイル11が巻かれた一次コア12からなる。一次コア12はソフトフエライトにより構成されたC字形のコアにより構成されている。受電装置2は、電気自動車100の底面40に設けられた凹部41に斜めに固定されている。受電装置2は二次コイル21が巻かれた二次コア22からなる。二次コアはソフトフエライトにより構成されたC字形のコアにより構成されている。
図5A、図5B及び図6は一次コア12及び二次コア22の形状を示す。図5Aは、一次コア12の磁極面121と直角方向に見られた送電装置1及び受電装置2の模式正面図である。図5Bは、送電装置1及び受電装置2の側面図である。図6Aは、一次コア12の磁極面121と平行に見られた送電装置1及び受電装置2の模式平面図である。
一次コア12及び二次コア22は、ソフトフエライトにより構成されたC字形コアにより構成されている。C字形の一次コア12は、互いに上下方向に離れた2つの磁極面121をもつ。C字形の二次コア22は、互いに上下方向に離れた2つの磁極面220をもつ。コイルスプリング23は電気自動車100の凹部41に支持されている。コイルスプリング23は二次コア22を支持している。これにより、一次コア12が二次コア22に強く衝突しても、一次コア12及び二次コア22の破損は防止される。更に、一次コア12及び二次コア22の密着性が向上する。
一次コア12及び二次コア22は、ソフトフエライトにより構成されたC字形コアにより構成されている。C字形の一次コア12は、互いに上下方向に離れた2つの磁極面121をもつ。C字形の二次コア22は、互いに上下方向に離れた2つの磁極面220をもつ。コイルスプリング23は電気自動車100の凹部41に支持されている。コイルスプリング23は二次コア22を支持している。これにより、一次コア12が二次コア22に強く衝突しても、一次コア12及び二次コア22の破損は防止される。更に、一次コア12及び二次コア22の密着性が向上する。
一次コア12の磁極面121は、横方向において二次コア22の磁極面220の5倍の幅をもつ。一次コア12の磁極面121は、縦方向において二次コア22の磁極面220の2倍の幅をもつ。したがって、電気自動車100に固定された二次コア22が一次コア12に対して左右方向又は高さ方向へずれても、磁極面121と磁極面220との接触面積が減少することが抑制される。
更に、2つの磁極面の位置ずれを防止するために、一次コア12が二次コア22よりも大型に形成されている。これにより、電気自動車100の重量及び製造コストを低減することができる。
一次コア12の軽量化のために、一次コア12の両端部は、鍔部127及び鍔部128をもつ。鍔部127は、磁極面121の縦方向(高さ方向)外側へ突出している。鍔部128は、磁極面121の横方向(左右方向)外側へ突出している。これにより、一次コア12の小型化が実現する。
更に、2つの磁極面の位置ずれを防止するために、一次コア12が二次コア22よりも大型に形成されている。これにより、電気自動車100の重量及び製造コストを低減することができる。
一次コア12の軽量化のために、一次コア12の両端部は、鍔部127及び鍔部128をもつ。鍔部127は、磁極面121の縦方向(高さ方向)外側へ突出している。鍔部128は、磁極面121の横方向(左右方向)外側へ突出している。これにより、一次コア12の小型化が実現する。
(変形態様)
一次コア12及び二次コア22の変形態様が図6Bを参照して説明される。図6Bは変形態様の磁極面220の模式平面図である。一次コア12の磁極面121は横方向(左右方向)において幅Wp’をもつ。二次コア22の磁極面220は横方向(左右方向)において幅Wpをもつ。C字形の一次コア12は2つの磁極面121の間に磁極ギャップをもつ。一次コア12の磁極ギャップは横方向において幅Wg’をもつ。C字形の二次コア22は2つの磁極面220の間に磁極ギャップをもつ。二次コア22の磁極ギャップは横方向において幅Wgをもつ。一次コア12の2つの磁極面121とそれらの間の磁極ギャップは左右方向に順番に並んでいる。二次コア22の2つの磁極面220とそれらの間の磁極ギャップは左右方向に順番に並んでいる。
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和に等しく設定される。これにより、2つの磁極面220の一方に近接するコアの部分が磁気飽和する時、2つの磁極面220の他方に近接するコアの部分も磁気飽和する。したがって、一次コア12が二次コア22に対して左右方向へ一次コア12の磁極幅Wp'だけ位置ずれした場合でも、トランスの磁気抵抗を小さくでき、かつ、磁束量の低下を防ぐことができる。
一次コア12及び二次コア22の変形態様が図6Bを参照して説明される。図6Bは変形態様の磁極面220の模式平面図である。一次コア12の磁極面121は横方向(左右方向)において幅Wp’をもつ。二次コア22の磁極面220は横方向(左右方向)において幅Wpをもつ。C字形の一次コア12は2つの磁極面121の間に磁極ギャップをもつ。一次コア12の磁極ギャップは横方向において幅Wg’をもつ。C字形の二次コア22は2つの磁極面220の間に磁極ギャップをもつ。二次コア22の磁極ギャップは横方向において幅Wgをもつ。一次コア12の2つの磁極面121とそれらの間の磁極ギャップは左右方向に順番に並んでいる。二次コア22の2つの磁極面220とそれらの間の磁極ギャップは左右方向に順番に並んでいる。
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和に等しく設定される。これにより、2つの磁極面220の一方に近接するコアの部分が磁気飽和する時、2つの磁極面220の他方に近接するコアの部分も磁気飽和する。したがって、一次コア12が二次コア22に対して左右方向へ一次コア12の磁極幅Wp'だけ位置ずれした場合でも、トランスの磁気抵抗を小さくでき、かつ、磁束量の低下を防ぐことができる。
斜めに立ち上がったアーム32は、一次コア12の磁極面121を二次コア22の磁極面220に接触させる(図5-図6参照)。一次コア12及び二次コア22はトランスを構成する。トランスの磁気抵抗は小さい。アーム32は垂直面内にて弾性を有する。一次コア12が二次コア22に磁気吸引力により引かれるので、アーム32は垂直面内にて弾性変形する。一次コア12の磁極面121は二次コア22の磁極面220に全面的に密着する。
結局、電気自動車100が移動することにより、タイヤWがレバー板34を倒して停止する。レバー板34が倒れることにより、アーム32が立ち上がる。一次コア12は二次コア22に密着する。電気自動車100のタイヤWがレバー板34から離れる時、アーム32の重力によりアーム32は倒れる。
軸33に巻かれたコイルスプリング38が支持ブロック31の中央部311に内蔵されている。アーム32が降下する時にコイルスプリング38は圧縮される。一次コア12が固定されたアーム32が地表面に衝突する時に、コイルスプリング38は衝撃を緩和する。更に、コイルスプリング38はアーム32の立ち上がりをアシストする。
アーム32はゴム緩衝材320をもつ。ゴム緩衝材320は、アーム32の先端部が地表面に衝突する時の衝撃を緩和する。アーム32は、弾性を有する金属筒材により構成されている。アーム32の弾性により、一次コア12と二次コア22との接触が改善される。更に、アーム32の弾性により、アーム32の先端部が地表面に衝突する時の衝撃を緩和する。
図7は発振回路4を示す。発振回路4は整流回路(図示せず))とインバータとを有する。発振回路4はインバータ41とキャパシタ42とコントローラ43とを有している。インバータ41は、MOSフルブリッジ回路により構成されている。すなわち、インバータ41は、MOSトランジスタ411-414と4個のフライホイルダイオードDとからなる。各フライホイルダイオードDは各MOSトランジスタ411-414と並列接続されている。インバータ41は一次コイル11に交流電圧を印加する。一次コイル11は互いに直列接続されたインダクタンスLと抵抗Rをもつ。
キャパシタ42は一次コイル11と並列に接続されている。キャパシタ42及び一次コイル11は並列共振回路を構成する。この並列共振回路は共振周波数frを有する。マイコンを内蔵するコントローラ43は、MOSトランジスタ411-414の断続を制御することにより、インバータ41の発振周波数foを制御する。
互いに密着された一次コア12及び二次コア22はトランスを構成する。一次コイル11のインダクタンスLは、ほぼ励磁インダクタンスと漏れインダクタンスとの合計となる。漏れインダクタンスは、一次コア12と二次コア22との相対位置により大きく変化する。したがって、この漏れインダクタンスを検出することにより、二次コア22に対する一次コア12の位置ずれ量を判定することができる。更に、この位置ずれによる漏れインダクタンスの変化は、トランスとキャパシタ42とからなる共振回路の共振周波数frを変化させる。共振周波数frと発振周波数foとのずれが大きくなると、トランスの伝送電力量及び伝送効率が減少する。
コントローラ43の制御動作の一部が、図8に示すフローチャートを参照して説明される。一次コア12が二次コア22にセットされたと判定された後、このルーチンが開始される。まず、一次コア12と二次コア22との位置ずれ状態が判定される(S100)。
ステップS100では、インバータ41に与える発振周波数foを所定範囲で連続的に変更した後、キャパシタ42の充放電電流が検出される。キャパシタ42の充放電電流Icは共振状態にて最大となるので、キャパシタ42の充放電電流Icが最大となる発振周波数foを共振周波数frとみなす。
ステップS100では、インバータ41に与える発振周波数foを所定範囲で連続的に変更した後、キャパシタ42の充放電電流が検出される。キャパシタ42の充放電電流Icは共振状態にて最大となるので、キャパシタ42の充放電電流Icが最大となる発振周波数foを共振周波数frとみなす。
更に、検出されたキャパシタ42の充放電電流Icの最大値Imaxが所定のしきい値Ithと比較される。最大値Imaxが所定のしきい値Ithより小さい時、一次コア12と二次コア22との位置合わせ状態は悪いと判定される。最大値Imaxが所定のしきい値Ith以上である時、一次コア12と二次コア22との位置合わせ状態は良好と判定される。位置合わせ状態が悪い時、後述のランプが点滅される。これにより、運転者は再度の車両位置調整の必要性を認識する。
位置合わせ状態が良好であれば、ステップS102が実施される。ステップS102では、キャパシタ42の充放電電流Icが最大となる発振周波数foでインバータ41を駆動する。これにより、一次コア12と二次コア22との位置ずれにもかかわらず、一次コイル11は二次コイル21に良い伝送効率で送電する。
図1及び図2に示されるガイドポール10の詳細が図9を参照して詳しく説明される。図9は、ガイドポール10の平面図である。ガイドポール10は、車止め用ベース9の前方に位置して立っている。ガイドポール10は、左右方向において電気自動車100の運転席の前方に立っている。図9に示される、ガイドポール10の上端部は発光ダイオード11及び12と光遮蔽板13とをもつ。発光ダイオード11及び12は横方向すなわち左右方向へ短い所定間隔を隔てて配置されている。光遮蔽板13は発光ダイオード11及び12の中間に位置して縦方向すなわち前後方向へ延在している。
このため、光遮蔽板13を延長した線上に位置する運転者は発光ダイオード11及び12の光を見ることができる。運転者が光遮蔽板13を延長した線から所定距離だけ右方向又は左方向へ外れると、運転者は発光ダイオード11及び12の一方の光だけを見ることができる。2本のガイドポール10の一方は、前進する電気自動車100の運転席の理想位置の前方に立っている。他方は、後退する電気自動車100の運転席の理想位置の後方に立っている。
電気自動車100の接近が検出される時、発光ダイオード11及び12は発光する。運転者は、発光ダイオード11及び12の両方の光が見える位置で停止する。これにより、運転者は、電気自動車100を左右方向において理想的な位置で車両を停止させることができる。その後、一次コア12の位置ずれ量が大きいことが検出された時、発光ダイオード11及び12は点滅される。これは、運転者は電気自動車100の再度の位置合わせを行う。
図10は電気自動車100の側面図を示す。電気自動車100は、2つの受電装置2をもつ。2つの受電装置2の一方は前輪近くに配置される。他方は後輪近くに配置される。これにより、電気自動車100は、前進動作及び後退動作の両方により充電位置に到達することができる。
図11は電気自動車100の受電装置2を示す回路図である。走行動力を発生するための3相交流モータ101は、3つの相コイルLU、LV及びLWからなるステータコイルをもつ。3相インバータ102はこのステータコイルに3相交流電圧を印加する。3相インバータ102は6アーム3レグ型構造をもつ。つまり、3相インバータ102は6つのスイッチング素子Sと6つのフライホイルダイオードDとをもつ。各フライホイルダイオードDは各スイッチング素子Sと逆並列に接続されている。3相インバータ102の回路及び動作は良く知られている。
DCDCコンバータ103はバッテリ104から受け取った直流電圧を昇圧して3相インバータ102に印加する。DCDCコンバータ103は昇圧チョッパにより構成されている。DCDCコンバータ103はリアクトル106、クランプスイッチ107及び出力スイッチ108をもつ。昇圧チョッパからなるDCDCコンバータ103の構成及び昇圧動作は良く知られいる。
受電装置2は二次コイル21A及び21Bをもつ。二次コイル21Aは車両の前部に固定された二次コア22に巻かれている。既に説明されたように、二次コイル21Bは車両の後部に固定された二次コア22に巻かれている。
キャパシタ109が二次コイル21A及び21Bと並列に接続されている。キャパシタ109、二次コイル21A及び21Bからなる共振回路は、リレーの接点110を通じて3相インバータ102のU相ターミナルUt及びV相ターミナルVtに交流電力を出力する。リレーの接点110は、電気自動車100の走行時にオフされ、電気自動車100の充電時にオンされる。
つまり、電気自動車100の走行動力発生モータを駆動する3相インバータ102は、受電装置2が出力する単相交流電力を整流する整流装置を兼ねる。更に、DCDCコンバータ103の出力スイッチ108は、DCDCコンバータ103からバッテリ104に流れる充電電流を制御する。更に、出力スイッチ108のスイッチングにより、電気自動車100から送電装置1への情報が送信される。
二次コイル21A及び21Bのどちらかに誘導された交流電圧は3相インバータ102により整流された後、出力スイッチ108を通じてバッテリ104を充電する。出力スイッチ108はバッテリ104の充電状態に応じてDCDCコンバータ103の出力電流を調節する。
二次コイル21A及び21Bのどちらかに誘導された交流電圧は3相インバータ102により整流された後、出力スイッチ108を通じてバッテリ104を充電する。出力スイッチ108はバッテリ104の充電状態に応じてDCDCコンバータ103の出力電流を調節する。
(変形態様)
図3及び図4に示される一次コア駆動装置3の変形態様が図12及び図13を参照して説明される。図12は一次コア駆動装置3の中央部を示す模式垂直断面図である。一次コア駆動装置3は図13に示される切断線A-Aにより垂直に切断されている。図13は図12に示される一次コア駆動装置3を部分的に示す平面図である。
図3及び図4に示される一次コア駆動装置3の変形態様が図12及び図13を参照して説明される。図12は一次コア駆動装置3の中央部を示す模式垂直断面図である。一次コア駆動装置3は図13に示される切断線A-Aにより垂直に切断されている。図13は図12に示される一次コア駆動装置3を部分的に示す平面図である。
一次コア駆動装置3は、支持ブロック31、アーム32、軸33、レバー板34、ゴム緩衝材8を有している。車止め用ベースは、地表面GLから上方に突出する円柱部91をもつ。その他、車止め用ベースは、支持ブロック31の両端部に近接して一対のストッパ(図示せず)を有している。この一対のストッパは、支持ブロック31の前端部に所定ギャップを隔てて配置されている。一対のストッパは支持ブロック31が所定角度を超えて回動することを禁止する。
支持ブロック31の両端部は横方向へ延在している。支持ブロック31の中央部は下向きに開口する穴316をもつ。車止め用ベース9の円柱部91は穴316に挿入されている。支持ブロック31は円柱部91の外周面910に水平回動可能に支持されている。
支持ブロック31の両端部は横方向へ延在している。支持ブロック31の中央部は下向きに開口する穴316をもつ。車止め用ベース9の円柱部91は穴316に挿入されている。支持ブロック31は円柱部91の外周面910に水平回動可能に支持されている。
支持ブロック31の中央部は軸33を回転自在に支持されている。軸33は横方向へ延在している。レバー板34は軸の両側に固定されている。支持ブロック31はアーム32の基部を収容する溝38をもつ。溝38に収容されたアーム32の基部は軸33の中央部に固定されている。
軸33の左右両側の部分にレバー板34が固定されている。レバー板34の前端面は半円形状の凸部315をもつ。支持ブロック31の左右両側の部分に円弧状の凹部319が形成されている。レバー板34の凸部315は支持ブロック31の凹部319に回転自在に接触している。
軸33の左右両側の部分にレバー板34が固定されている。レバー板34の前端面は半円形状の凸部315をもつ。支持ブロック31の左右両側の部分に円弧状の凹部319が形成されている。レバー板34の凸部315は支持ブロック31の凹部319に回転自在に接触している。
電気自動車100の車輪Wがレバー板34を斜めに押す時、支持ブロック31は軸心Mを中心に水平回動する。支持ブロック31はアーム32、軸33及びレバー板34とともに水平回動する。アーム32の先端部に固定された送電装置は、レバー板34により駆動されて上方へ旋回する。
1は送電装置、2は受電装置、3は一次コア駆動装置、4は発振回路、8はゴム緩衝材、9は車止め用ベース、10はガイドポール、31は支持ブロック、32はアーム32、33は軸、34はレバー板である。
Claims (22)
- 一次コイルが巻かれた一次コアを有して地上に設けられた送電装置と、二次コイルが巻かれた二次コアを有して車両に設けられた受電装置と、前記一次コアを移動する一次コア駆動装置と、所定周波数の交流電力を前記一次コイルに給電する発振回路とを有する誘導式車両給電装置において、
前記一次コア駆動装置は、一方向へ移動する前記車両の運動エネルギーを利用することにより、地表面近傍に配置された前記一次コアを前記車両の底面に固定された前記二次コアの高さまで上昇させることを特徴とする特徴とする誘導式車両給電装置。 - 前記一次コア駆動装置は、前記車両が逆方向へ移動した後、重力を利用して前記一次コアを地表面近傍の元の位置に復帰させる請求項1記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コア駆動装置は、支持ブロックに垂直面内にて回動可能に支持されて横方向へ延在する軸に固定されたレバー板及びアームを有し、
前記レバー板は、前記車両の車輪の前進又は後退により付勢されて回動することにより、前記軸を通じて前記アームを回動させ、
前記一次コアは、前記アームの先端部に固定される請求項1記載の誘導式車両給電装置。 - 前記支持ブロックは、前記レバー板が前記所定角度を超えて回動することを禁止するストッパ部を有する請求項3記載の誘導式車両給電装置。
- 前記アームは、左右一対の前記レバー板の間に配置される請求項3記載の誘導式車両給電装置。
- 前記アームは、降下する前記アームが地表面に衝突する時の衝撃を緩和する緩衝部材を有する請求項3記載の誘導式車両給電装置。
- 前記支持ブロックは、前記アームを上昇させる向きに付勢するスプリングを内蔵する請求項3記載の誘導式車両給電装置。
- 前記支持ブロックは、水平回動可能に支持されている請求項3記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コア駆動装置は、前記支持ブロックの所定角度以上の水平回動を禁止する車止め用ベースを有する請求項8記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コア駆動装置は、前記車止め用ベースと前記支持ブロックとの間に配置されて、前記支持ブロックの復帰動作をアシストする緩衝部材を有する請求項9記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コアは、前記二次コアの磁極面に密着する磁極面を有し、前記一次コアの磁極面は、横方向及び縦方向の少なくとも一方において前記二次コアの磁極面よりも長く形成されている請求項1記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コアの磁極面は横方向において幅Wp’をもち、前記二次コアの磁極面は横方向において幅Wpをもち、前記一次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、前記二次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、
前記一次コアの前記磁極ギャップは横方向において幅Wg'をもち、前記二次コアの前記磁極ギャップは横方向において幅Wgをもち、
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される請求項11記載の誘導式移動車給電装置。 - 前記一次コアの先端部は、縦方向外側及び横方向外側の少なくとも一方へ突出する鍔部を有する請求項11記載の誘導式車両給電装置。
- 前記二次コアは、前記車両の底面に支持された弾性部材により支持される請求項1記載の誘導式移動車給電装置。
- 前記二次コアは、前記車両の底面の前部及び後部にそれぞれ配置され、
前記底面の前部に配置された前記二次コアは、前記車両の前進時に前記一次コアに接触し、
前記底面の後部に配置された前記二次コアは、前記車両の後退時に前記一次コアに接触する請求項1記載の誘導式車両給電装置。 - 前記2つの二次コアに巻かれた2つの前記二次コイルは、並列接続されている請求項15記載の誘導式車両給電装置。
- 前記一次コア駆動装置は、前記支持ブロックの前方に位置して立設されたガイドポールを含み、
前記ガイドポールの上端部は、前記車両と前記レバー板との間の傾斜角度に関する情報を支持する発光装置を有し、
前記発光装置は、左右に設けられた2つの発光部と、前記2つの発光部よりも前方に設けられた光遮蔽部とを有し、
前記光遮蔽部は、車両が正常な位置にある時に前記2つの発光部の両方から運転者に到達する光を遮蔽せず、かつ、車両が正常な位置に無い時に前記2つの発光部の一つから運転者に到達する光を遮蔽する請求項1記載の誘導式車両給電装置。 - 一次コイルが巻かれた一次コアを有して地上に設けられた送電装置と、二次コイルが巻かれた二次コアを有して車両に設けられた受電装置と、前記一次コアを移動する一次コア駆動装置と、所定周波数の交流電力を前記一次コイルに給電する発振回路とを有する誘導式車両給電装置において、
前記発振回路は、
前記一次コイルと並列に接続されたキャパシタと、
前記一次コア及び前記二次コアが電磁的に結合された後、前記一次コア及び前記キャパシタからなる負荷回路の共振周波数を検出する共振周波数検出部と、
検出された前記共振周波数で前記発振回路を発振させる発振周波数制御部と、
を有することを特徴とする誘導式車両給電装置。 - 前記共振周波数検出部は、検出した電流に基づいて前記一次コア及び前記二次コアの位置合わせ状態の良否を判定する請求項18記載の誘導式車両給電装置。
- 一次コイルが巻かれた一次コアを有して地上に設けられた送電装置と、二次コイルが巻かれた二次コアを有して車両に設けられた受電装置と、前記一次コアを移動する一次コア駆動装置と、所定周波数の交流電力を前記一次コイルに給電する発振回路とを有する誘導式車両給電装置において、
前記車両は、走行動力を発生する交流モータと、この交流モータに交流電力を供給するモータ駆動用インバータと、バッテリと、バッテリ電力を昇圧するDCDCコンバータと有し、
前記二次コイルは、前記モータ駆動用インバータの交流出力端に接続され、
前記DCDCコンバータは、前記モータ駆動用インバータにより整流された前記二次コイルから前記バッテリへ伝送される直流電力を制御することを特徴とする誘導式車両給電装置。 - 一次コイルが巻かれた一次コアを有して地上に設けられた送電装置と、二次コイルが巻かれた二次コアを有して車両に設けられた受電装置と、前記一次コアを移動する一次コア駆動装置と、所定周波数の交流電力を前記一次コイルに給電する発振回路とを有する誘導式車両給電装置において、
前記一次コアは、前記二次コアの磁極面に密着する磁極面を有し、前記一次コアの磁極面は、横方向及び縦方向の少なくとも一方において前記二次コアの磁極面よりも長く形成されていることを特徴とする誘導式車両給電装置。 - 前記一次コアの磁極面は横方向において幅Wp’をもち、前記二次コアの磁極面は横方向において幅Wpをもち、前記一次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、前記二次コアは横方向において2つの前記磁極面の間に磁極ギャップをもち、
前記一次コアの前記磁極ギャップは横方向において幅Wg'をもち、前記二次コアの前記磁極ギャップは横方向において幅Wgをもち、
磁極幅Wp’と磁極ギャップ幅Wg’との和は、磁極幅Wpと磁極ギャップ幅Wgとの和にほぼ等しく設定される請求項21記載の誘導式移動車給電装置。
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2009
- 2009-10-20 JP JP2009241210A patent/JP2011091882A/ja active Pending
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