JP3721099B2 - 頁めくり装置及び頁めくり方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、頁めくり装置及び頁めくり方法に関し、特に、銀行、郵便局、コンビニエンスストアなどに設置されている現金自動預け払い機(Automatic Teller Machine:ATM)などに搭載されている預金通帳等の頁めくり装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ATMに搭載されている頁めくり装置は、預金通帳などに記帳する際に、開いている通帳中紙の印字スペースがなくなると、頁をめくり、次頁の通帳中紙に、記帳を行っていた。
【0003】
図5(a)〜図5(d)は、従来の頁めくり装置の頁めくり動作を示す図である。
【0004】
従来の頁めくり装置は、まず、モータ7bを駆動することによって、フィードローラ6を回転させて、通帳12を頁めくり位置まで搬送させる。(図5(a))。
【0005】
次に、モータ7aを駆動することによって、フリクションローラ1aをA方向に回転させる。すると、通帳12の通帳中紙の表面にフリクションローラ1aが圧接し、表面の通帳中紙12aが他の通帳中紙から浮離する(図5(b))。
【0006】
その後、フリクションローラ1aが所要の回転をしてから、モータ7aの駆動を停止する。(図5(c))。
【0007】
そして、搬送用シャフト16,17によって通帳12を搬送させると、頁がめくられる(図5(d))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術は、通帳中紙を浮離する際に、通帳中紙の摩擦係数のバラツキや、静電気による通帳中紙の張り付き等の影響によって、複数の通帳中紙が浮離されることがあり、複数頁がめくられることがあり、改善が望まれていた。
【0009】
そこで、本発明は、1頁だけがめくれるような頁めくり装置及び頁めくり方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の頁めくり装置は、装置本体に回転可能に支持され、搬送される通帳の中紙の表面に圧接して回転し、少なくとも圧接される中紙を他の中紙から浮離させるローラと、前記ローラの近傍で前記ローラ表面と接離可能に設けられ、弾性体によって前記ローラ側に移動させる方向に力が付勢され、中紙を前記ローラとの間に挟むことで保持する保持部材と、前記ローラに取り付けられ前記ローラの回転に連動して、前記保持部材が中紙を前記ローラとの間に挟んで保持した状態から前記保持部材をローラ表面と逆側に移動させるカムとを有し、前記中紙を前記保持部と前記ローラとの間に挟んだ状態で、前記ローラを反対方向に回転させて前記保持部材に接する中紙以外の中紙を前記他の中紙側へ戻すことを特徴とする。
また、本発明の頁めくり方法は、装置本体に回転可能に支持されたローラを搬送される通帳の中紙の表面に圧接し回転させることにより、少なくとも圧接される前記中紙を他の中紙から浮離させることによって頁をめくる頁めくり方法において、前記ローラの近傍に設けられ、弾性体によって前記ローラ側に移動させる方向に力が付勢され、中紙を前記ローラとの間に挟むことで保持する保持部材を、前記ローラに取り付けられ、前記ローラの回転に連動するカムにより、ローラ表面から離した状態にし、前記状態で前記ローラを回転させて中紙を他の中紙から浮離させた後に、前記保持部材をローラ表面側に移動させて前記中紙を前記保持部材と前記ローラとの間に挟むことで保持し、前記ローラを反対方向に回転させて前記保持部材に接する中紙以外の中紙を他の中紙側へ戻し、更に前記保持部材が中紙を前記ローラとの間に挟んで保持した状態から、前記カムにより前記保持部材をローラ表面と逆側に移動させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
[構成の説明]
図1は、本発明の実施形態の頁めくり装置の模式的な構成を示す平面図である。図2(a),図2(b)は、図1のX,Y方向の側面図である。
【0013】
図1,図2に示すように、本実施形態の頁めくり装置は、通帳12を搬送するフィードローラ6a,6bを有する搬送用シャフト16,17と、通帳12の頁をめくるためのフリクションローラ1a,2aを有する頁めくり用シャフト1,2とを備えている。
【0014】
頁めくり用シャフト1,2は、モータ7a及びベルト8〜10によって双方が同方向に回転するようにしている。搬送用シャフト16,17は、モータ7b及びベルト15によって双方が同方向に回転するようにしている。なお、モータ7bを駆動しても、頁めくり用シャフト1,2側が回転しないように、アイドラプーリ11はベアリング等を備えている。
【0015】
また、頁めくり用シャフト2と搬送用シャフト16とをは、スイングアーム5を介して接続されており、頁めくり用シャフト2は、搬送用シャフト16を軸に回転する。スイングアーム5には、一端が頁めくり装置本体に取り付けられたスプリング4が取り付けられている。
【0016】
頁めくり用シャフト1にはピン13が設けられており、さらにピン13を差し込むラジアル方向に長い長穴3aが形成されたカム3が取り付けられている。カム3は、フリクションモータ1a,2a間の距離を制御するものである。
【0017】
なお、長穴3aはカム3の回転を制御するものであり、長穴3a内をピン13が動いても、その間はカム3が回転しない、一方、長穴3aの側壁にピン13が当たるとカム3は押されながら回転する。
【0018】
フリクションローラ1a,2a及びフィードローラ6a,7aは、通帳12の通帳中紙を傷めないように、ゴム材などを使用している。但し、フリクションローラ2aは、フリクションローラ1aよりも、摩擦抵抗の大きいゴム材などを使用している。
【0019】
また、フィードローラ6a,7aの通帳12を挟んで反対側に、通帳12の搬送を補助する補助ローラ18,19を備えている。
【0020】
また、図3に示すように、フリクションローラ2aに代えて、回転しないフリクションプレート14を装着してもよい。
【0021】
[動作の説明]
図4(a)〜図4(f)は、図1のZ−Z’間の断面図であって通帳12の頁めくりを行う動作を示す図である。
【0022】
まず、モータ7bを駆動することによって、フィードローラ6a,6bを回転させて、通帳12を頁めくり位置まで搬送させる。(図4(a))。
【0023】
このとき、フリクションモータ1a,2aは、カム3とスイングアーム5とが接触することで互いに離れている。
【0024】
次に、モータ7aを駆動することによって、フリクションローラ1aをA方向に回転させる。すると、通帳12の通帳中紙の表面にフリクションローラ1aが圧接し、少なくとも表面の通帳中紙12aが他の通帳中紙12cから浮離する(図4(b))。
【0025】
ここでは、たとえば2枚の通帳中紙12a,12bが浮離した様子を図示している。また、頁めくり用シャフト1の回転に伴ってカム3も回転するが、フリクションモータ1a,2aは、まだ互いに離れており接触していない。
【0026】
その後、頁めくり用シャフト1が所要の回転をしてから、モータ7aの駆動を停止する。このとき、カム3とスイングアーム5との接触が断たれ、通帳中紙12a,12bは、フリクションローラ1a,2aによって挟まれることによって保持される(図4(c))。
【0027】
次に、モータ7aを駆動してフリクションローラ1aをB方向に回転させる。すると、フリクションモータ2aと通帳中紙12a,12b間との摩擦抵抗の差によって、フリクションモータ2aに接している通帳中紙12aはそのままフリクションモータ2aに保持され、フリクションモータ1aに接している通帳中紙12bはフリクションモータ1aによって通帳12本体側に戻される(図4(d))。
【0028】
この間、カム3は長穴13a分回転しないので、スイングアーム5に接触しない。
【0029】
その後、カム3が回転するようになると、スイングアーム5が押し上げられるとともに、通帳中紙12aだけがフリクションローラ1a上に残る(図4(e))。
【0030】
そして、搬送用ローラ6a,6bによって通帳12を搬送させると、1頁だけがめくられるようになる(図4(f))。
【0031】
以上本実施形態で説明した頁めくり装置を、ATMなどに備えると、預金通帳の頁が1頁だけめくれるようになる。
【0032】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によると、通帳中紙が複数頁浮離されたときに、1頁だけ残して、他を残りの通帳中紙側へ戻すので、1頁だけがめくれるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の頁めくり装置の模式的な構成を示す平面図である。
【図2】図1のX,Y方向の側面図である。
【図3】フリクションプレートを有する頁めくり装置の側面図である。
【図4】図1のZ−Z’間の断面図であって通帳12の頁めくりを行う動作を示す図である。
【図5】従来の頁めくり装置の頁めくり動作を示す図である。
【符号の説明】
1,2 頁めくり用シャフト
1a,2a フリクションローラ
3 カム
3a 長穴
4 スプリング
5 スイングアーム
6a,6b フィードローラ
7 モータ
8〜10,14 ベルト
11 アイドラプーリ
12 通帳
12a〜12c 通帳中紙
13 ピン
14 フリクションプレート
16,17 フィードローラ
Claims (6)
- 装置本体に回転可能に支持され、搬送される通帳の中紙の表面に圧接して回転し、少なくとも圧接される中紙を他の中紙から浮離させるローラと、
前記ローラの近傍で前記ローラ表面と接離可能に設けられ、弾性体によって前記ローラ側に移動させる方向に力が付勢され、中紙を前記ローラとの間に挟むことで保持する保持部材と、
前記ローラに取り付けられ前記ローラの回転に連動して、前記保持部材が中紙を前記ローラとの間に挟んで保持した状態から前記保持部材をローラ表面と逆側に移動させるカムとを有し、
前記中紙を前記保持部と前記ローラとの間に挟んだ状態で、前記ローラを反対方向に回転させて前記保持部材に接する中紙以外の中紙を前記他の中紙側へ戻すことを特徴とする頁めくり装置。 - 前記保持部材の摩擦抵抗を前記ローラの摩擦抵抗よりも大きくしていることを特徴とする請求項1記載の頁めくり装置。
- 前記保持部材は、前記ローラと同方向に回転するローラであることを特徴とする請求項1又は2記載の頁めくり装置。
- 前記保持部材は、通帳を搬送する搬送用ローラが取り付けられているシャフトを軸に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の頁めくり装置。
- 装置本体に回転可能に支持されたローラを搬送される通帳の中紙の表面に圧接し回転させることにより、少なくとも圧接される前記中紙を他の中紙から浮離させることによって頁をめくる頁めくり方法において、
前記ローラの近傍に設けられ、弾性体によって前記ローラ側に移動させる方向に力が付勢され、中紙を前記ローラとの間に挟むことで保持する保持部材を、前記ローラに取り付けられ、前記ローラの回転に連動するカムにより、ローラ表面から離した状態にし、前記状態で前記ローラを回転させて中紙を他の中紙から浮離させた後に、前記保持部材をローラ表面側に移動させて前記中紙を前記保持部材と前記ローラとの間に挟むことで保持し、前記ローラを反対方向に回転させて前記保持部材に接する中紙以外の中紙を他の中紙側へ戻し、更に前記保持部材が中紙を前記ローラとの間に挟んで保持した状態から、前記カムにより前記保持部材をローラ表面と逆側に移動させることを特徴とする頁めくり方法。 - 請求項1から4のいずれか1項記載の頁めくり装置が搭載されることを特徴とする現金自動預け払い機。
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