JP3589476B2 - 紙折装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はA0サイズ又はA1サイズ等の大型サイズのシートを折り畳むのに好適な紙折装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
A0サイズ又はA1サイズ等の大型記録シートをファイルする場合は、一般にこの大型記録シートをA4又はB5サイズに折り畳んで、シートの片側に穿設されたパンチ孔を介して綴じ込むようにしている。この場合に、折り畳んで綴じられたシートは容易に開くことができるように折り方法が工夫されている。
【0003】
図6及び図7は、シートを1方向にジグザグ状に複数回折り畳んだ後、前記折り畳み方向と直角の方向に折り畳み(クロス折り)を行う従来の紙折装置の一部を示す夫々正面図及び側面図である。1対の折りローラ20a,20bはその回転軸を相互に平行にして水平に対向するように配置されており、その周面の接触部(ニップ部)に向けて適宜の弾性力(ニップ圧力)で相互に押圧されている。
【0004】
折りローラ20a,20bの一方が駆動手段(図示せず)により回転駆動され、他方はそれに従動回転して相互に反対方向に回転駆動されるようになっている。折りローラ20a,20bの接触線の上方には、折りナイフ21がその長手方向を接触線に平行にして配置されている。また、折りナイフ21は適宜の駆動手段により上下駆動され、折りローラ20a,20bの接触線に向けて接近離隔移動することができる。
【0005】
次に、このように構成された従来の紙折装置の動作について説明する。前工程で一方向にジグザグに折り畳まれたシートPがその折り畳み方向を90°転回して折りローラ20a,20bと折りナイフ21との間に搬送されてくる。これにより、シートPは前工程での折り畳み方向を折りナイフ21の長手方向に直角にして折りローラ20a,20bと折りナイフ21との間に配置される。次いで、折りナイフ21が下降し、折りローラ20aと折りローラ20bとの接触線に向け移動し、折りナイフ21がシートPを下方に押圧し、シートPを折りローラ20aと折りローラ20bとの間の接触線に向け押し出す。その結果、シートPの折りナイフ21により押し出された部分が折りローラ20aと折りローラ20bとの間に噛み込まれ、シートPは回転する折りローラ20aと折りローラ20bとの間に挟み込まれて折り畳まれる。
【0006】
しかし、図6に示すように、シートPの折り畳み形状によっては、前工程で1方向に複数回折り畳まれた場合に、必ずしも対称的に折り畳まれずにシートの位置によって折り重ねられたシートの層の数が違うことがある。このため、折りナイフ21が折りローラ20a,20bの接触線に向けて下降すると、折りナイフ21は先ずシートPの重ね折りされて多層になっている厚い部分に接触し、この多層部分が撓み、その後折りナイフ21が更に移動すると、折りナイフ21がシートPの1層の部分にも接触する。このため、シートPの多層になっている厚い部分が先ず折りローラ20aと折りローラ20bとの間のニップ部に挟み込まれ、次いで、シートPの1層の部分が折りローラ20aと折りローラ20bとの間に挟み込まれる。
【0007】
このようにして、シートPの1層部分が多層部分に遅れて折りローラ20aと折りローラ20bとの間のニップ部に挟み込まれるため、この時間差により折りずれが生じる。即ち、折りナイフ21により形成された単層シートの撓み部は、いずれか一方の折りローラ20a,20bの周面に接触しながら、次第に折りローラ20a,20bのニップ部に挟み込まれていく。その結果、シートの厚さが異なる部分で折り目がずれ、この折りずれにより、前工程で形成された折り目に皺が発生する。
【0008】
そこで、このような問題点を解決するために、1対の紙折りローラの少なくとも一方のローラの中央部を両端部よりも小径にすることにより、又は軟質にすることにより、この部分に非圧折部を設けた紙折装置が実開昭64−14773に提案されている。また、対向した1対の折りローラをその一方の側部が若干離れる状態にして非対称配置し、紙に対するニップ圧力が折りローラの両側で異なるように設定して紙に皺が発生することを防止した紙折装置が実開平4−97766に提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来の紙折装置は、非圧折部の径差は一定であり、また折りローラの非対称配置も一定であるため、全ての折り形状に対応できず、適用可能なシートに制約があり、また、皺を確実に防止することができない等の問題点がある。
【0010】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、1方向に折り畳まれたシートをその折り方向に垂直の方向に折り畳む場合に、シートに折りずれ及び皺が発生することを防止でき、また折り形状が異なっても確実に折りずれ及び皺の発生を防止でき、汎用性が高い紙折装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る紙折装置は、1対の対向配置された折りローラと、これらの折りローラの接触線上にその長手方向を前記接触線上に平行にして配置された折りナイフと、この折りナイフをその面に垂直の軸周りに揺動可能に連結するナイフ連結部材と、このナイフ連結部材を上下駆動する駆動手段と、前記ナイフを弾性的に支持する弾性部材とを有する紙折装置であって、前記折りナイフはその中央部に孔を有し、前記連結部材は前記孔に遊嵌するものであり、前記折りナイフの長手方向に折るべきシートの厚さの相違が存在する場合には、前記折りナイフがこの厚さの相違に応じて傾斜することを特徴とする。これによって、前記折りナイフをその面に垂直の軸の周りに揺動可能に連結することができる。
【0013】
また、前記孔は折りナイフの長手方向に延びる長孔であり、前記連結部材は前記長孔の断面より小さい断面を有する平板状のものとしてもよい。
【0014】
【作用】
本発明に係る紙折り装置においては、前工程で一方向に折り畳まれたシートが、折りナイフと1対の折りローラとの間にその折り方向を前記折りナイフに垂直にして搬送されてくると、ナイフ連結部材が駆動手段により駆動されて下降する。これにより、前記折りナイフもナイフ連結部材と共に下降する。
【0015】
そして、前記シートの折り重ねた複数層の部分と、単層の部分とで厚さが異なっている場合は、前記折りナイフは、初めに前記シートの最も厚い部分に当接する。そうすると、前記折りナイフにはシートから上方へ反力が印加される。そして、前記折りナイフはその面に垂直な軸の周りに揺動可能であるから、前記ナイフ連結部材が更に下降しようとすると、前記折りナイフに加わる下向きの力により前記折りナイフはシートの単層側の部分が下方になるように揺動して傾斜する。即ち、前記折りナイフは複数層側の部分がシートに当接した状態で停止し、単層側の部分が下降して傾斜し、シートに当接する。次いで、ナイフ連結部材が下降すると前記折りナイフは傾斜した状態で下降し、シートは厚い部分と薄い部分とが同時に折りローラ間に進入していく。これにより、シートにはその幅方向で同時に折り目が付され、皺が発生することが防止される。
【0016】
また、シートによって厚さの偏りの程度が違う場合にも、前記折りナイフが軸の周りに揺動する角度が変化するので、折りナイフが傾斜してシートの厚い部分と薄い部分との双方に接した状態で、シートが折りローラ間に押し出され、その幅方向で同時に折り目が付される。このため、折り形状及びシートの大きさに依存せず、本発明により皺の発生を確実に防止できる。
【0017】
一方、前記シートの厚さが一様である場合は、前記折りナイフは前記シートに同時に接し、前記折りナイフが揺動することはない。従って、折りナイフが水平の状態で下降して前記シートはその幅方向で同時に前記折りローラ間に進入して折り目が付される。
【0018】
このため、本発明はあらゆるシートの折り形状に適用することができ、汎用性が高い。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例に係る紙折装置を示す斜視図、図2は同じくその側面図、図3及び図4は同じくその正面図、図5は同じくその側面図である。
【0020】
1対の折りローラ1a,1bはその回転軸を相互に平行にして水平に対向するように配置されている。折りローラ1a,1bは適宜の付勢手段により所定のニップ圧が得られるように相互に押圧されており、折りローラ1a,1bの回転軸はギヤ噛合により相互に連結されている。折りローラ1aの回転軸には駆動ギヤが設けられており、適宜の駆動手段により回転駆動される。また、折りローラ1bの回転軸には従動ギヤが設けられており、この従動ギヤはコイルバネにより前記駆動ギヤに向けて常時付勢され、駆動ギヤと従動ギヤは常時連結されている。このため、折りローラ1bは折りローラ1aに従動して逆方向に回転し、厚いシートが折りローラ1a,1b間に挟み込まれた場合に、折りローラ1a,1b間の間隔が折りローラ1a,1b間の付勢力に抗して広がっても、両ローラは常時回転駆動されるようになっている。なお、この折りローラ1a,1b間のニップ部の開きはストッパにより規制されており、前記駆動ギヤと前記従動ギヤとの連結が外れてしまうことを防止している。
【0021】
折りローラ1a,1bの上縁の近傍には搬送板2a,2bがシートPの搬送方向における折りローラ1a,1bの両側に相互に間隔をおいて配置されている。
【0022】
折りローラ1a,1bの接触線、即ちニップ部の上方には、ナイフ3が設置されている。このナイフ3は側面視でレ字状の取付板4と、ブレード6とにより構成され、ブレード6はこの取付板4の垂直部に平行の垂直部と、取付板4の傾斜部に整合する傾斜部6aと、この傾斜部6aから垂直下方に延びる垂直部とにより構成されている。ブレード6の傾斜部6aはシートPの搬送方向Dに向いており、ブレード6は折りローラ1a,1b間の接触線の直上に、その長手方向を前記接触線と平行にして配置されている。ブレード6と取付板4とは、取付板4の傾斜部とブレード6の傾斜部6aとを重ね合わせた状態で相対向する垂直部をボルト7により連結固定して相互に固定されている。
【0023】
取付板4の長手方向両端部の上縁にはバネ定数が同一のコイルバネ5a,5bの下端が係止されており、このコイルバネ5a,5bの上端は装置ハウジングに係止されている。これにより、取付板4及びブレード6はコイルバネ5a,5bにより弾性的に吊り下げられている。取付板4の長手方向の中央には、矩形の孔4cが設けられている。この孔4cは取付板4の長手方向に延びる長孔であり、孔4cにはナイフ連結部材8の先端部が挿入されるようになっている。
【0024】
ナイフ連結部材8はその断面形状が孔4cの形状よりも小さい。即ち、ナイフ連結部材8の断面形状はその縦及び横の寸法が夫々孔4cの縦及び横の寸法より小さい。このため、ナイフ連結部材8は孔4cにガタをもって嵌合され、遊嵌されている。
【0025】
揺動軸9は装置ハウジングにその長手方向を水平にして回転可能に軸支されている。そして、ナイフ連結部材8はその基端部が揺動軸9に固定されており、揺動軸9が正逆回転するとナイフ連結部材8は揺動軸9を中心として揺動する。
【0026】
ソレノイド11はそのプランジヤ11aを水平にして配設されている。このソレノイド11が励磁されると、プランジヤ11aはソレノイド11の内部へ向けて吸引され、ソレノイド11内に退入する。このプランジヤ11aの先端にはリンク10の一端部が相互に回転可能に連結されている。このリンク10の他端部は揺動軸9に固定されている。このため、リンク10は揺動軸9を中心として揺動することができる。従って、ソレノイド11が駆動されてプランジヤ11aが進出退避移動すると、その先端に連結されたリンク10が揺動軸9の周りに揺動してこれを回転させ、揺動軸9に固定されたナイフ連結部材8が揺動する。このナイフ連結部材8の揺動により、その孔4cにナイフ連結部材8を遊嵌したナイフ3が上昇及び下降移動する。図3,4に示すように、取付板4にはその長手方向の両端部にストップ片4a,4bが取付板4から突出するようにして取付けられており、装置ハウジングにはストッパ4d,4eが設けられている。このため、図5に示すように、ナイフ3のブレード6が折りローラ1a,1b間のニップ部に向けて下降した場合、ブレード6が折りローラ1a,1bに所定距離まで接近すると、ストップ片4a,4bがストッパ4d,4eに当接し、ブレード6がそれ以上折りローラ1a,1bに接近しないようになっている。これにより、ブレード6は下降しても折りローラ1a,1bのニップ部の直前で停止することができる。
【0027】
次に、上述の如く構成された本実施例装置の動作について説明する。先ず、前工程で1方向に折り畳まれたシートPがその折り目をナイフ3に垂直にして矢印D方向に搬送板2a上を搬送され、ナイフ3と折りローラ1a,1bとの間に送られてくる。もし、シートPがそれ以上折り畳む必要がないものである場合、即ち、1方向にのみ折り畳まれていればよいものである場合は、シートPがナイフ3の位置に到達する前に、図5に示すように、ナイフ3が下降してそのブレード傾斜部6aがシートPの搬送方向の前方に介在する。このナイフ3の下降は後述するようにソレノイド11を通電して励磁することにより行う。
【0028】
そうすると、シートPは傾斜部6aに当接し、この傾斜部6aに沿ってその進行方向が垂直下方に転じ、折りローラ1a,1b間のニップ部に向けて進行し、その後、ニップ部に挟み込まれて折りローラ1a,1bから下方に送出される。これにより、シートPは折りローラ1a,1bにより押圧されて、前工程で形成された折り目が強調される。その後、ソレノイド11を消勢すれば、ナイフ3及び取付板4はコイルバネ5a,5bの付勢力により上昇し、プランジヤ11aが進出(吸引解除)する。
【0029】
一方、前工程で1方向に折り畳まれたシートPを、本実施例装置により、前工程の折り目に垂直の方向に更に折り込む場合には、前述と同様に前工程で形成した折り目をナイフ3のブレード6に垂直にしてシートPを搬送板2a上をナイフ3の位置まで搬送してくる。そして、シートPを搬送板2a,2b上に架け渡した状態で停止させ、その後、ソレノイド11を励磁する。又は、搬送中のシートPが所定位置を通過したことをセンサにより検知した時点で、ソレノイド11を励磁してもよい。
【0030】
そうすると、プランジヤ11aがソレノイド11内に吸引され、リンク10及びナイフ連結部材8が図2において、揺動軸9の周りに反時計方向に回転する。このため、孔4cにナイフ連結部材8が遊嵌された取付板4とブレード6が、コイルバネ5a,5bの付勢力に抗して下降する。コイルバネ5a,5bは同一のバネ定数を有するので、取付板4及びブレード6は水平の状態で下降する。そして、図3に示すように、シートPが単層部分と複層部分とを有するためにそのブレード長手方向に厚さの相違が存在する場合には、先ず、ブレード6はシートPの複層の厚い部分に当接する。そうすると、ブレード6の複層側の部分は停止し、ナイフ連結部材8が更に下降することにより、ブレード6には更に下向きの力が加わるので、ブレード6はそのシート単層側部分が下降し、ブレード6は図3に示すようにシート単層側部分が下方になるように傾斜する。そして、ブレード6のシート単層側部分がシートPに当接し、更にナイフ連結部材8が下降すると、ブレード6は図3に示すように傾斜した状態で更に下降し、シートPを折りローラ1a,1bのニップ部に向けて押し出す。そうすると、シートPはブレード6がその長手方向に一様に当接した状態で、同時に折りローラ1a,1b間に挟み込まれ、同時に折り目が形成される。このため、シートPには折り目のずれが発生せず、皺の発生を防止することができる。シートPは折りローラ1a,1b間に挟み込まれた後、下方に送出され、垂直方向への折り込みが終了する。シートPが折りローラ1a,1b間に挟み込まれた後、ソレノイド11は消勢され、コイルバネ5a,5bの付勢力により取付板4及びブレード6が上昇し、ナイフ連結部材8及びリンク10を介して、プランジヤ11aがソレノイド11内から進出する。
【0031】
本実施例においては、ブレード6はシートPの複層部分と単層部分の厚さの差に応じて傾斜し、即ちブレード6の傾斜角度はシートPの厚さの差により決まり、シートP間に厚さの差が存在しても、ブレード6はその全域で常にシートPに接触する。
【0032】
また、シートPに厚さの差が存在しない場合には、ナイフ3のブレード6は傾斜せず、水平の状態を保持したまま下降してシートPを折りローラ1a,1b間に押し出す。
【0033】
このようにして、本実施例によれば、シートPの折り形状によらず、即ち、厚さの差が異なる場合及び厚さの差が存在しない場合でも、確実にシートに折り目のずれ及び皺を発生させずに折り込むことができ、その適用可能なシートに制約がなく汎用性が優れている。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、ナイフ連結部材が折りナイフをその面に垂直の軸の周りに揺動可能に連結し、駆動手段により前記ナイフ連結部材を下降させるので、シートの厚い部分に当接したナイフは傾斜してシートに均一に接触し、この状態でシートが折りローラに挟み込まれるので、シートに同時に折り目を形成することができ、折り目のずれ及び皺の発生を防止することができる。また、シートの折り形状に合わせてナイフが揺動し、傾斜角度が変化するので、シートの折り形状によらず常に折りずれ及び皺の発生を防止することができ、本発明は適用可能なシートに制約がなく、汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る紙折装置を示す斜視図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】同じくその正面図である。
【図5】同じくその側面図である。
【図6】従来の紙折装置を示す正面図である。
【図7】同じくその側面図である。
【符号の説明】
1a,1b;折りローラ
2a,2b;搬送板
3;ナイフ
4;取付板
4a,4b;ストップ片
4c;孔
4d,4e;ストッパ
5a,5b;コイルバネ
6;ブレード
6a;傾斜部
7;ボルト
8;ナイフ連結部材
9;揺動軸
10;リンク
11;ソレノイド
11a;プランジヤ
20a,20b;折りローラ
21;折りナイフ
P;シート
【産業上の利用分野】
本発明はA0サイズ又はA1サイズ等の大型サイズのシートを折り畳むのに好適な紙折装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
A0サイズ又はA1サイズ等の大型記録シートをファイルする場合は、一般にこの大型記録シートをA4又はB5サイズに折り畳んで、シートの片側に穿設されたパンチ孔を介して綴じ込むようにしている。この場合に、折り畳んで綴じられたシートは容易に開くことができるように折り方法が工夫されている。
【0003】
図6及び図7は、シートを1方向にジグザグ状に複数回折り畳んだ後、前記折り畳み方向と直角の方向に折り畳み(クロス折り)を行う従来の紙折装置の一部を示す夫々正面図及び側面図である。1対の折りローラ20a,20bはその回転軸を相互に平行にして水平に対向するように配置されており、その周面の接触部(ニップ部)に向けて適宜の弾性力(ニップ圧力)で相互に押圧されている。
【0004】
折りローラ20a,20bの一方が駆動手段(図示せず)により回転駆動され、他方はそれに従動回転して相互に反対方向に回転駆動されるようになっている。折りローラ20a,20bの接触線の上方には、折りナイフ21がその長手方向を接触線に平行にして配置されている。また、折りナイフ21は適宜の駆動手段により上下駆動され、折りローラ20a,20bの接触線に向けて接近離隔移動することができる。
【0005】
次に、このように構成された従来の紙折装置の動作について説明する。前工程で一方向にジグザグに折り畳まれたシートPがその折り畳み方向を90°転回して折りローラ20a,20bと折りナイフ21との間に搬送されてくる。これにより、シートPは前工程での折り畳み方向を折りナイフ21の長手方向に直角にして折りローラ20a,20bと折りナイフ21との間に配置される。次いで、折りナイフ21が下降し、折りローラ20aと折りローラ20bとの接触線に向け移動し、折りナイフ21がシートPを下方に押圧し、シートPを折りローラ20aと折りローラ20bとの間の接触線に向け押し出す。その結果、シートPの折りナイフ21により押し出された部分が折りローラ20aと折りローラ20bとの間に噛み込まれ、シートPは回転する折りローラ20aと折りローラ20bとの間に挟み込まれて折り畳まれる。
【0006】
しかし、図6に示すように、シートPの折り畳み形状によっては、前工程で1方向に複数回折り畳まれた場合に、必ずしも対称的に折り畳まれずにシートの位置によって折り重ねられたシートの層の数が違うことがある。このため、折りナイフ21が折りローラ20a,20bの接触線に向けて下降すると、折りナイフ21は先ずシートPの重ね折りされて多層になっている厚い部分に接触し、この多層部分が撓み、その後折りナイフ21が更に移動すると、折りナイフ21がシートPの1層の部分にも接触する。このため、シートPの多層になっている厚い部分が先ず折りローラ20aと折りローラ20bとの間のニップ部に挟み込まれ、次いで、シートPの1層の部分が折りローラ20aと折りローラ20bとの間に挟み込まれる。
【0007】
このようにして、シートPの1層部分が多層部分に遅れて折りローラ20aと折りローラ20bとの間のニップ部に挟み込まれるため、この時間差により折りずれが生じる。即ち、折りナイフ21により形成された単層シートの撓み部は、いずれか一方の折りローラ20a,20bの周面に接触しながら、次第に折りローラ20a,20bのニップ部に挟み込まれていく。その結果、シートの厚さが異なる部分で折り目がずれ、この折りずれにより、前工程で形成された折り目に皺が発生する。
【0008】
そこで、このような問題点を解決するために、1対の紙折りローラの少なくとも一方のローラの中央部を両端部よりも小径にすることにより、又は軟質にすることにより、この部分に非圧折部を設けた紙折装置が実開昭64−14773に提案されている。また、対向した1対の折りローラをその一方の側部が若干離れる状態にして非対称配置し、紙に対するニップ圧力が折りローラの両側で異なるように設定して紙に皺が発生することを防止した紙折装置が実開平4−97766に提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来の紙折装置は、非圧折部の径差は一定であり、また折りローラの非対称配置も一定であるため、全ての折り形状に対応できず、適用可能なシートに制約があり、また、皺を確実に防止することができない等の問題点がある。
【0010】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、1方向に折り畳まれたシートをその折り方向に垂直の方向に折り畳む場合に、シートに折りずれ及び皺が発生することを防止でき、また折り形状が異なっても確実に折りずれ及び皺の発生を防止でき、汎用性が高い紙折装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る紙折装置は、1対の対向配置された折りローラと、これらの折りローラの接触線上にその長手方向を前記接触線上に平行にして配置された折りナイフと、この折りナイフをその面に垂直の軸周りに揺動可能に連結するナイフ連結部材と、このナイフ連結部材を上下駆動する駆動手段と、前記ナイフを弾性的に支持する弾性部材とを有する紙折装置であって、前記折りナイフはその中央部に孔を有し、前記連結部材は前記孔に遊嵌するものであり、前記折りナイフの長手方向に折るべきシートの厚さの相違が存在する場合には、前記折りナイフがこの厚さの相違に応じて傾斜することを特徴とする。これによって、前記折りナイフをその面に垂直の軸の周りに揺動可能に連結することができる。
【0013】
また、前記孔は折りナイフの長手方向に延びる長孔であり、前記連結部材は前記長孔の断面より小さい断面を有する平板状のものとしてもよい。
【0014】
【作用】
本発明に係る紙折り装置においては、前工程で一方向に折り畳まれたシートが、折りナイフと1対の折りローラとの間にその折り方向を前記折りナイフに垂直にして搬送されてくると、ナイフ連結部材が駆動手段により駆動されて下降する。これにより、前記折りナイフもナイフ連結部材と共に下降する。
【0015】
そして、前記シートの折り重ねた複数層の部分と、単層の部分とで厚さが異なっている場合は、前記折りナイフは、初めに前記シートの最も厚い部分に当接する。そうすると、前記折りナイフにはシートから上方へ反力が印加される。そして、前記折りナイフはその面に垂直な軸の周りに揺動可能であるから、前記ナイフ連結部材が更に下降しようとすると、前記折りナイフに加わる下向きの力により前記折りナイフはシートの単層側の部分が下方になるように揺動して傾斜する。即ち、前記折りナイフは複数層側の部分がシートに当接した状態で停止し、単層側の部分が下降して傾斜し、シートに当接する。次いで、ナイフ連結部材が下降すると前記折りナイフは傾斜した状態で下降し、シートは厚い部分と薄い部分とが同時に折りローラ間に進入していく。これにより、シートにはその幅方向で同時に折り目が付され、皺が発生することが防止される。
【0016】
また、シートによって厚さの偏りの程度が違う場合にも、前記折りナイフが軸の周りに揺動する角度が変化するので、折りナイフが傾斜してシートの厚い部分と薄い部分との双方に接した状態で、シートが折りローラ間に押し出され、その幅方向で同時に折り目が付される。このため、折り形状及びシートの大きさに依存せず、本発明により皺の発生を確実に防止できる。
【0017】
一方、前記シートの厚さが一様である場合は、前記折りナイフは前記シートに同時に接し、前記折りナイフが揺動することはない。従って、折りナイフが水平の状態で下降して前記シートはその幅方向で同時に前記折りローラ間に進入して折り目が付される。
【0018】
このため、本発明はあらゆるシートの折り形状に適用することができ、汎用性が高い。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施例に係る紙折装置を示す斜視図、図2は同じくその側面図、図3及び図4は同じくその正面図、図5は同じくその側面図である。
【0020】
1対の折りローラ1a,1bはその回転軸を相互に平行にして水平に対向するように配置されている。折りローラ1a,1bは適宜の付勢手段により所定のニップ圧が得られるように相互に押圧されており、折りローラ1a,1bの回転軸はギヤ噛合により相互に連結されている。折りローラ1aの回転軸には駆動ギヤが設けられており、適宜の駆動手段により回転駆動される。また、折りローラ1bの回転軸には従動ギヤが設けられており、この従動ギヤはコイルバネにより前記駆動ギヤに向けて常時付勢され、駆動ギヤと従動ギヤは常時連結されている。このため、折りローラ1bは折りローラ1aに従動して逆方向に回転し、厚いシートが折りローラ1a,1b間に挟み込まれた場合に、折りローラ1a,1b間の間隔が折りローラ1a,1b間の付勢力に抗して広がっても、両ローラは常時回転駆動されるようになっている。なお、この折りローラ1a,1b間のニップ部の開きはストッパにより規制されており、前記駆動ギヤと前記従動ギヤとの連結が外れてしまうことを防止している。
【0021】
折りローラ1a,1bの上縁の近傍には搬送板2a,2bがシートPの搬送方向における折りローラ1a,1bの両側に相互に間隔をおいて配置されている。
【0022】
折りローラ1a,1bの接触線、即ちニップ部の上方には、ナイフ3が設置されている。このナイフ3は側面視でレ字状の取付板4と、ブレード6とにより構成され、ブレード6はこの取付板4の垂直部に平行の垂直部と、取付板4の傾斜部に整合する傾斜部6aと、この傾斜部6aから垂直下方に延びる垂直部とにより構成されている。ブレード6の傾斜部6aはシートPの搬送方向Dに向いており、ブレード6は折りローラ1a,1b間の接触線の直上に、その長手方向を前記接触線と平行にして配置されている。ブレード6と取付板4とは、取付板4の傾斜部とブレード6の傾斜部6aとを重ね合わせた状態で相対向する垂直部をボルト7により連結固定して相互に固定されている。
【0023】
取付板4の長手方向両端部の上縁にはバネ定数が同一のコイルバネ5a,5bの下端が係止されており、このコイルバネ5a,5bの上端は装置ハウジングに係止されている。これにより、取付板4及びブレード6はコイルバネ5a,5bにより弾性的に吊り下げられている。取付板4の長手方向の中央には、矩形の孔4cが設けられている。この孔4cは取付板4の長手方向に延びる長孔であり、孔4cにはナイフ連結部材8の先端部が挿入されるようになっている。
【0024】
ナイフ連結部材8はその断面形状が孔4cの形状よりも小さい。即ち、ナイフ連結部材8の断面形状はその縦及び横の寸法が夫々孔4cの縦及び横の寸法より小さい。このため、ナイフ連結部材8は孔4cにガタをもって嵌合され、遊嵌されている。
【0025】
揺動軸9は装置ハウジングにその長手方向を水平にして回転可能に軸支されている。そして、ナイフ連結部材8はその基端部が揺動軸9に固定されており、揺動軸9が正逆回転するとナイフ連結部材8は揺動軸9を中心として揺動する。
【0026】
ソレノイド11はそのプランジヤ11aを水平にして配設されている。このソレノイド11が励磁されると、プランジヤ11aはソレノイド11の内部へ向けて吸引され、ソレノイド11内に退入する。このプランジヤ11aの先端にはリンク10の一端部が相互に回転可能に連結されている。このリンク10の他端部は揺動軸9に固定されている。このため、リンク10は揺動軸9を中心として揺動することができる。従って、ソレノイド11が駆動されてプランジヤ11aが進出退避移動すると、その先端に連結されたリンク10が揺動軸9の周りに揺動してこれを回転させ、揺動軸9に固定されたナイフ連結部材8が揺動する。このナイフ連結部材8の揺動により、その孔4cにナイフ連結部材8を遊嵌したナイフ3が上昇及び下降移動する。図3,4に示すように、取付板4にはその長手方向の両端部にストップ片4a,4bが取付板4から突出するようにして取付けられており、装置ハウジングにはストッパ4d,4eが設けられている。このため、図5に示すように、ナイフ3のブレード6が折りローラ1a,1b間のニップ部に向けて下降した場合、ブレード6が折りローラ1a,1bに所定距離まで接近すると、ストップ片4a,4bがストッパ4d,4eに当接し、ブレード6がそれ以上折りローラ1a,1bに接近しないようになっている。これにより、ブレード6は下降しても折りローラ1a,1bのニップ部の直前で停止することができる。
【0027】
次に、上述の如く構成された本実施例装置の動作について説明する。先ず、前工程で1方向に折り畳まれたシートPがその折り目をナイフ3に垂直にして矢印D方向に搬送板2a上を搬送され、ナイフ3と折りローラ1a,1bとの間に送られてくる。もし、シートPがそれ以上折り畳む必要がないものである場合、即ち、1方向にのみ折り畳まれていればよいものである場合は、シートPがナイフ3の位置に到達する前に、図5に示すように、ナイフ3が下降してそのブレード傾斜部6aがシートPの搬送方向の前方に介在する。このナイフ3の下降は後述するようにソレノイド11を通電して励磁することにより行う。
【0028】
そうすると、シートPは傾斜部6aに当接し、この傾斜部6aに沿ってその進行方向が垂直下方に転じ、折りローラ1a,1b間のニップ部に向けて進行し、その後、ニップ部に挟み込まれて折りローラ1a,1bから下方に送出される。これにより、シートPは折りローラ1a,1bにより押圧されて、前工程で形成された折り目が強調される。その後、ソレノイド11を消勢すれば、ナイフ3及び取付板4はコイルバネ5a,5bの付勢力により上昇し、プランジヤ11aが進出(吸引解除)する。
【0029】
一方、前工程で1方向に折り畳まれたシートPを、本実施例装置により、前工程の折り目に垂直の方向に更に折り込む場合には、前述と同様に前工程で形成した折り目をナイフ3のブレード6に垂直にしてシートPを搬送板2a上をナイフ3の位置まで搬送してくる。そして、シートPを搬送板2a,2b上に架け渡した状態で停止させ、その後、ソレノイド11を励磁する。又は、搬送中のシートPが所定位置を通過したことをセンサにより検知した時点で、ソレノイド11を励磁してもよい。
【0030】
そうすると、プランジヤ11aがソレノイド11内に吸引され、リンク10及びナイフ連結部材8が図2において、揺動軸9の周りに反時計方向に回転する。このため、孔4cにナイフ連結部材8が遊嵌された取付板4とブレード6が、コイルバネ5a,5bの付勢力に抗して下降する。コイルバネ5a,5bは同一のバネ定数を有するので、取付板4及びブレード6は水平の状態で下降する。そして、図3に示すように、シートPが単層部分と複層部分とを有するためにそのブレード長手方向に厚さの相違が存在する場合には、先ず、ブレード6はシートPの複層の厚い部分に当接する。そうすると、ブレード6の複層側の部分は停止し、ナイフ連結部材8が更に下降することにより、ブレード6には更に下向きの力が加わるので、ブレード6はそのシート単層側部分が下降し、ブレード6は図3に示すようにシート単層側部分が下方になるように傾斜する。そして、ブレード6のシート単層側部分がシートPに当接し、更にナイフ連結部材8が下降すると、ブレード6は図3に示すように傾斜した状態で更に下降し、シートPを折りローラ1a,1bのニップ部に向けて押し出す。そうすると、シートPはブレード6がその長手方向に一様に当接した状態で、同時に折りローラ1a,1b間に挟み込まれ、同時に折り目が形成される。このため、シートPには折り目のずれが発生せず、皺の発生を防止することができる。シートPは折りローラ1a,1b間に挟み込まれた後、下方に送出され、垂直方向への折り込みが終了する。シートPが折りローラ1a,1b間に挟み込まれた後、ソレノイド11は消勢され、コイルバネ5a,5bの付勢力により取付板4及びブレード6が上昇し、ナイフ連結部材8及びリンク10を介して、プランジヤ11aがソレノイド11内から進出する。
【0031】
本実施例においては、ブレード6はシートPの複層部分と単層部分の厚さの差に応じて傾斜し、即ちブレード6の傾斜角度はシートPの厚さの差により決まり、シートP間に厚さの差が存在しても、ブレード6はその全域で常にシートPに接触する。
【0032】
また、シートPに厚さの差が存在しない場合には、ナイフ3のブレード6は傾斜せず、水平の状態を保持したまま下降してシートPを折りローラ1a,1b間に押し出す。
【0033】
このようにして、本実施例によれば、シートPの折り形状によらず、即ち、厚さの差が異なる場合及び厚さの差が存在しない場合でも、確実にシートに折り目のずれ及び皺を発生させずに折り込むことができ、その適用可能なシートに制約がなく汎用性が優れている。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、ナイフ連結部材が折りナイフをその面に垂直の軸の周りに揺動可能に連結し、駆動手段により前記ナイフ連結部材を下降させるので、シートの厚い部分に当接したナイフは傾斜してシートに均一に接触し、この状態でシートが折りローラに挟み込まれるので、シートに同時に折り目を形成することができ、折り目のずれ及び皺の発生を防止することができる。また、シートの折り形状に合わせてナイフが揺動し、傾斜角度が変化するので、シートの折り形状によらず常に折りずれ及び皺の発生を防止することができ、本発明は適用可能なシートに制約がなく、汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る紙折装置を示す斜視図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】同じくその正面図である。
【図5】同じくその側面図である。
【図6】従来の紙折装置を示す正面図である。
【図7】同じくその側面図である。
【符号の説明】
1a,1b;折りローラ
2a,2b;搬送板
3;ナイフ
4;取付板
4a,4b;ストップ片
4c;孔
4d,4e;ストッパ
5a,5b;コイルバネ
6;ブレード
6a;傾斜部
7;ボルト
8;ナイフ連結部材
9;揺動軸
10;リンク
11;ソレノイド
11a;プランジヤ
20a,20b;折りローラ
21;折りナイフ
P;シート
Claims (2)
- 1対の対向配置された折りローラと、これらの折りローラの接触線上にその長手方向を前記接触線上に平行にして配置された折りナイフと、この折りナイフをその面に垂直の軸周りに揺動可能に連結するナイフ連結部材と、このナイフ連結部材を上下駆動する駆動手段と、前記ナイフを弾性的に支持する弾性部材とを有する紙折装置であって、前記折りナイフはその中央部に孔を有し、前記連結部材は前記孔に遊嵌するものであり、前記折りナイフの長手方向に折るべきシートの厚さの相違が存在する場合には、前記折りナイフがこの厚さの相違に応じて傾斜することを特徴とする紙折装置。
- 前記孔は折りナイフの長手方向に延びる長孔であり、前記連結部材は前記長孔の断面より小さい断面を有する平板上のものであることを特徴とする請求項1に記載の紙折装置。
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