JP3718393B2 - 椅子の背 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、背本体に、クッション体又は/及び被覆体を取付けてなる背に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子の背にクッション性を付与するために、背本体にクッション材を一体に成形している。また、このように構成したクッション付き背本体に、さらに張り地を取付ける場合には、背本体やクッション材とともに張り地を一体に成形するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、背本体にクッション材や張り地を一体に成形したようなものであると、クッション材に破損やへたりが生じたり、あるいは張り地に汚れ等が生じたりした場合にこれらを取り替えることができず、背ごと、あるいは椅子ごと交換しなければならないうえ、分別廃棄の際に不具合が生じることもある。
【0004】
そこで、張り地に関して言えば、座本体から脱着できるようにして、クリーニングや交換を可能とし、張り地の汚れや破損、あるいは分別廃棄時に好適に対応できるようにしたものが考えられている。ところが、この張り地を脱着可能とするために、従来のものは、ファスナ等の金具や樹脂成形品等を張り地に縫いこんでいるため、クリーニング時に前記ファスナ等により他の衣類を傷めてしまう場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、背の構成要素たるクッション体や張り地をそれぞれ着脱可能とすることにより、破損等した場合や分別廃棄時に好適に対応でき、しかも、その着脱作業が簡単である椅子の背を提供することを主目的とするとともに、特に、張り地に関しては、クリーニング時における不具合をも解消できるものを提供すべく図ったものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明にかかる椅子の背は、所定の剛性を有する背本体と、この背本体の前面側に位置する前面材及びこの背本体の後面側に位置する後面材を有し少なくとも前記前面材にクッション性を付与してなる袋状のクッション体とを具備してなるものであり、このクッション体の下端部に開口部を設けるとともに、この開口部を介して該クッション体を背本体に着脱するようにし、下端部に着脱のための開口部を有し、背本体及びクッション体を略覆うことのできる袋状の被覆体を設けるとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能に線状体を挿入して設け、前記線状体を背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を、クッション体を装着した背本体に固定できるように構成していることを特徴とする。
【0007】
このようなものであれば、背本体にクッション体を着脱できるので、このクッション体が破損したときやへたったときなどに、椅子ごと交換することなくクッション体のみを交換することができる。そのため、椅子本体との分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。さらに、クッション体の下端部に設けた開口部を介して該クッション体を着脱できるので、その作業性を良好にできるだけでなく、背本体に装着したクッション体の開口部を、例えば座より下方に位置させることにより、外観を良好に保つことも容易にできるようになる。また、クッション体を取り外して背本体のみにより背を構成することもできるため、ユーザーの用途に応じた種々の使用態様を提供することができるようになる。
さらに、背本体を覆う張り地等の被覆体を、その下端部に着脱のための開口部を有する袋状のものとするとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能に線状体を挿入して設け、この線条体を背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を背本体に固定できるようにしているので、前記クッション体同様、被覆体が汚れたり破けたりした時に、椅子ごと交換することなく被覆体のみを交換することができ、また、椅子本体との分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。さらに、その下端部に設けた開口部を介して該被覆体を着脱できるので、その作業性を良好にできるだけでなく、背本体に装着した被覆体の開口部を、例えば座より下方に位置させることにより、外観を良好に保つことも容易にできるようになる。加えて、被覆体をクリーニングするときには、この被覆体を固定するための線条体を抜き去れば、その被覆体の素材のみとすることができるため、従来のように取付けのための金具や樹脂部材により、他の衣類が傷むといった不具合を回避できる。
【0008】
また、本発明にかかる椅子の背の他の態様として、所定の剛性を有する背本体と、この背本体に着脱可能に装着されて該背本体を略覆う被覆体とを具備するものであって、この被覆体を、その下端部に着脱のための開口部を有する袋状のものとするとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能にたわみ可能な線状体を挿入して設け、この線状体を背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を背本体に固定できるようにしているものが挙げられる。このようなものであっても、前記クッション体同様、被覆体が汚れたり破けたりした時に、椅子ごと交換することなく被覆体のみを交換することができ、また、椅子本体との分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。さらに、その下端部に設けた開口部を介して該被覆体を着脱できるので、その作業性を良好にできるだけでなく、背本体に装着した被覆体の開口部を、例えば座より下方に位置させることにより、外観を良好に保つことも容易にできるようになる。加えて、被覆体をクリーニングするときには、この被覆体を固定するための線条体を抜き去れば、その被覆体の素材のみとすることができるため、従来のように取付けのための金具や樹脂部材により、他の衣類が傷むといった不具合を回避できる。
【0009】
被覆体の着脱のための開口部を目立たないようにし、なおかつ、線条体の係り止め部に対する係り止めあるいは係り止め解除を円滑にできるようにするための具体的実施態様としては、被覆体を背本体に装着した状態で、この被覆体の開口部が椅子を構成する座よりも下方に位置するようにしたものを挙げることができる。
【0010】
係り止め部を簡単に構成し、なおかつ被覆体を確実に固定するためには、この係り止め部が、背本体に設けた複数のフック爪であることが望ましい。
被覆体を装着した状態でしわが出にくいようにし、外観を整えるためには、線条体を、開口部の上縁部に沿って左右に延びるように取付けておくことが好ましい。
【0011】
特に被覆体の取り外しを容易とするには、線条体の少なくとも一端部に、係り止め部に対する係合いを解除するための紐状の解除部材を取付けておくことが好適である。
さらに、前記被覆体が布製であるとともに、前記保持孔が布を袋状に縫製して設けたものであれば、被覆体をクリーニングする際に、この被覆体を固定するための線条体を抜き去れば、布製部分のみとすることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図1〜図7を参照して説明する。
図1は本実施例に係る椅子10を示している。この椅子10は、同図に示すように、例えば脚支柱91及びこの脚支柱の下端から放射状に延びる脚羽根92を具備する脚体9と、この脚体9に支持される座2及び背1とを具備するものである。座2は、基体23とこの基体23の上端に配置したクッションからなる座本体3を張り地22で覆ってなるものであり、その裏面中央を脚支柱91の上端によって旋回可能に支持させている。
【0013】
しかして、本実施例では、図2〜図5に示すようにこの背1を、背本体3と、袋状のクッション体4と、これら背本体3及びクッション体4を略覆うように取付けられる袋状の被覆体5とを具備するものとし、これらクッション体4及び被覆体5をそれぞれ背本体3に対し取り外し可能に構成している。
詳述すれば、背本体3は、図2、図5、図7等に示すように着座者がもたれたときの負荷を支持し得る剛性を有した樹脂製板状のもので、正面視略矩形状をなして起立する板体部31と、この板体部31の前面における下端縁近傍から前方に一体に延びる支持板32とからなる。板体部31には、複数の貫通孔33が設けられており、この貫通孔33には、例えば着座者の背中に押圧感を与え得る突起部材が抜脱可能に取付けられるように構成してある。支持板32は、この背本体3を座2に取付けるためのものであり、座2を構成する基体23の後端部に設けた取付凹部24に挿入されてねじ等により固定される。したがって、この背本体3を座2に取付けると、この支持板32は座2のクッションより下方に位置して視認不可能となる。
【0014】
クッション体4は、厚手のクッション性素材に布41aを被せてなる前面材41と、薄手のクッション性素材に布42aを被せてなる後面材42とを、その周縁部において縫製し、袋状のものとしたものであって、その下端部に設けた開口部43を介して背本体3に着脱できるようにしている。しかして、前面材41を構成するクッション性素材には例えばナイロンを用い、後面材42を構成するクッション性素材には例えばラミネートを用いている。また、前記布41a、41bは、被覆体5の着脱の際の摩擦抵抗を減らすとともに、クッション体4の強度を向上させるためのものである。一方、開口部43は、前面材41をその下端縁から上方に向かって矩形状に切り欠いてなるもので、このクッション体4を背本体3に被せた際に、前記支持板32に干渉しない部位に設けてある。
【0015】
被覆体5は、張り地として用いられるもので、例えば一枚の布を上下に折って表面布52と裏面布53とを形成し、両側縁部を縫製することで袋状にしてある。そして表面布52の下端部には、支持板32に対応する部位において、左右に亘る切り込みを設けて開口部51を形成し、この開口部51を介して背本体3に取付けたクッション体4に着脱できるようにしてある。
【0016】
さらに、背本体3及びクッション体4に被せたこの被覆体5は、以下に説明する係り止め構造8を介して、背本体3に固定される。
この係り止め構造8は、被覆体5の開口部51の上縁51aに沿って装着した線条体たるワイヤ6と、背本体3を構成する板体部31の前面から左右方向に沿って間欠的に突出させた4つのフック爪7とからなる。
【0017】
詳述すれば、図6、図7等に示すように、ワイヤ6は、所定の剛性を有する金属製のもので、前記開口部51の上縁51aの内側において、布を袋状に縫製して設けた左右に貫通するワイヤ保持孔54に抜脱可能に挿入されている。このワイヤ6の両端には環状部61がそれぞれ一体に形成されており、これら環状部61に解除部材たる解除紐Pをそれぞれ取付けている。ワイヤ保持孔54には、フック爪7に対応する部位にスリット55が4つ設けてあり、このスリット55から露出したワイヤ6をフック爪7に掛けられるようにしてある。
【0018】
一方、フック爪7は、板体部31の前面から突出する基部71と、この基部71の先端から下方に屈曲してその下端を支持板32の基端部の上面に近接させてなる爪本体72とからなる。
しかして、この爪本体72の下端と、支持板32基端部の上面との離間距離は、ワイヤ6の直径よりも若干小さく設定してあって、このワイヤ6を、フック爪7を弾性変形させつつ爪本体72の下端と支持板32の上面との間から嵌め入れて、ワイヤ6をフック爪7に係り止めるようにしている。
【0019】
このような構成において、背本体3にクッション体4や被覆体5を着脱する方法について以下に説明する。
まず背本体3にクッション体4を取付けるには、図2に示すように、その開口部43を広げて背本体3に上方から装着する。しかして、図3下図に示すこの装着状態では開口部43から背本体3の支持板32が突出することとなる。また、クッション体4は、背本体3に固定されておらず、単に上方から背本体3を略覆うように被さっている状態となっている。
【0020】
次に、このように背本体3に装着したクッション体4のさらに外方から、図3に示すように、被覆体5を覆い被せる。この場合も、クッション体4同様、被覆体5を、その開口部51を広げてクッション体4に上方から被せる。なお、被覆体5における開口部51より下の部分は、クッション体4の下方から回しこんで装着する。この最終装着状態を示すのが図4である。
【0021】
その後、開口部43に設けたワイヤ6を、背本体3における支持板32及び板体部31の境界部分に設けた4つのフック爪7に係り止める。このことにより、クッション体4が被覆体5により若干押圧された状態となり、この被覆体5がしわなく固定されることとなる。また、同時にクッション体4も被覆体5により固定されることとなる。
【0022】
なお、このようにクッション体4及び被覆体5を装着した後、支持板32を座2に取付けてもよいし、支持板32を座2に取付けた後、背本体3にクッション体4及び被覆体5を装着してもよいが、いずれにせよ、支持板32を取付けるときには、この支持板32が座2より下方に位置するため、座2のクッション後端部を若干めくり上げるか押し下げる必要がある。
【0023】
一方、背本体3からクッション体4及び被覆体5を取り外すには、まずワイヤ6の両端部に設けた解除紐Pを引張り、ワイヤ6とフック爪7の係合いを解除した後、被覆体5、クッション体4を順次上方に引き抜けばよい。
このように構成した本実施例によれば、背本体3にクッション体4及び被覆体5をそれぞれ別個に着脱できるので、このクッション体4や被覆体5が破損したり、汚れたときなどに、椅子10ごと交換することなくクッション体4あるいは被覆体5のみを交換することができる。また、分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。
【0024】
そして、この構成により、ユーザにクッション体4を取付けて使用する場合と、クッション体4を取付けないで使用する場合との2通りの使用態様を提供できることにもなる。特に本実施例では、クッション体4及び被覆体5を取り外した状態で、背本体3に突起部材を取付け、肩こり等の解消目的で使用することもできる。
【0025】
さらに、クッション体4及び被覆体5に設けた開口部43、51は、装着状態では座2より下方に位置するので、外観を良好に保つこともできる。加えて、ワイヤ6をフック爪7に係り止める際には、座2の後部をめくるか押し下げて、目視しながら作業ができるので、作業性に優れるという効果をも奏する。また、ワイヤ6をフック爪7から取り外す際も、解除紐Pを引っ張ればよいので、その作業も簡単である。
【0026】
一方、被覆体5を背本体3に取付けるためのワイヤ6が、被覆体5から取り外せるようになっているため、ワイヤ6を抜き去ることによって、被覆体5を素材のみとすることができ、従来のように取付けのための金具や樹脂部材により、他の衣類が傷むといった不具合を回避できる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものではない。例えば、クッション体を構成する後面材には、必ずしもクッション性を与えなくともよい。また、クッション体や被覆体の開口部の形状や位置は上記実施例に限られない。
【0027】
その他各部の具体的な構成は、上述した実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、背本体にクッション体を着脱できるので、このクッション体が破損したときやへたったときなどに、椅子ごと交換することなくクッション体のみを交換することができる。そのため、椅子本体との分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。さらに、クッション体の下端部に設けた開口部を介して該クッション体を着脱できるので、その作業性を良好にできるだけでなく、背本体に装着したクッション体の開口部を、例えば座より下方に位置させることにより、外観を良好に保つことも容易にできるようになる。また、クッション体を取り外して背本体のみにより背を構成することもできるため、ユーザーの用途に応じた種々の使用態様を提供することができるようになる。
【0029】
また、本発明によれば、背本体を覆う張り地等の被覆体を、その下端部に着脱のための開口部を有する袋状のものとするとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能にワイヤを挿入して設け、このワイヤを背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を背本体に固定できるようにしているので、前記クッション体同様、被覆体が汚れたり破けたりした時に、椅子ごと交換することなく被覆体のみを交換することができ、また、椅子本体との分別廃棄時にも極めて好適なものとなる。さらに、その下端部に設けた開口部を介して該被覆体を着脱できるので、その作業性を良好にできるだけでなく、背本体に装着した被覆体の開口部を、例えば座より下方に位置させることにより、外観を良好に保つことも容易にできるようになる。加えて、被覆体をクリーニングするときには、この被覆体を固定するためのワイヤを抜き去れば、その被覆体の素材のみとすることができるため、従来のように取付けのための金具や樹脂部材により、他の衣類が傷むといった不具合を回避できる。
【0030】
しかして、このような、クッション体と被覆体とを併せ持つ背を構成すれば、上記効果をそれぞれ奏し得る。
被覆体を背本体に装着した状態で、この被覆体の開口部が椅子を構成する座よりも下方に位置するようにしたものであれば、被覆体の着脱のための開口部を目立たないようにし、なおかつ、ワイヤの係り止め部に対する係り止めあるいは係り止め解除を円滑にできる。
【0031】
係り止め部が、背本体に設けた複数のフック爪であれば、係り止め部を簡単に構成し、なおかつ被覆体を背本体に確実に固定することができる。
ワイヤを、開口部の上縁部に沿って左右に延びるように取付けておけば、被覆体を装着した状態でしわが出にくいようにし、外観を整えることができる。
ワイヤの少なくとも一端部に、係り止め部に対する係合いを解除するための紐状の解除部材を取付けておけば、被覆体の取り外しを容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における椅子を示す全体斜視図。
【図2】同実施例における椅子の背の組立説明図。
【図3】同実施例における椅子の背の組立説明図。
【図4】同実施例における椅子の背を示す斜視図。
【図5】同実施例における椅子の背本体を示す正面図。
【図6】同実施例におけるワイヤを主と示す模式的拡大図。
【図7】同実施例における椅子の背の概略中央縦断面図。
【符号の説明】
10…椅子
1…背
2…座
3…背本体
4…クッション体
41…前面材
42…後面材
43…開口部
5…被覆体
51…開口部
6…ワイヤ
7…フック爪(係り止め部)
51a…上縁
9…解除部材(解除紐)
Claims (6)
- 所定の剛性を有する背本体と、この背本体の前面側に位置する前面材及びこの背本体の後面側に位置する後面材を有し少なくとも前記前面材にクッション性を付与してなる袋状のクッション体とを具備してなるものであり、
このクッション体の下端部に開口部を設けるとともに、この開口部を介して該クッション体を背本体に着脱するようにし、
下端部に着脱のための開口部を有し、背本体及びクッション体を略覆うことのできる袋状の被覆体を設けるとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能に線状体を挿入して設け、前記線状体を背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を、クッション体を装着した背本体に固定できるように構成していることを特徴とする椅子の背。 - 所定の剛性を有する背本体と、この背本体に着脱可能に装着されて該背本体を略覆う被覆体とを具備するものであって、
この被覆体を、その下端部に着脱のための開口部を有する袋状のものとするとともに、その開口部近傍に保持孔を袋状に縫製して設け、この保持孔内に抜脱可能にたわみ可能な線状体を挿入して設け、この線状体を背本体に設けた係り止め部に係り止めることにより、前記被覆体を背本体に固定できるようにしていることを特徴とする椅子の背。 - 被覆体を背本体に装着した状態で、この被覆体の開口部が椅子を構成する座よりも下方に位置するようにしている請求項1又は2記載の椅子の背。
- 係り止め部が、背本体に設けた複数のフック爪である請求項1、2又は3記載の椅子の背。
- 線状体が、被覆体の開口部の上縁に沿って左右に延びるように取り付けられている請求項1、2、3又は4記載の椅子の背。
- 前記被覆体が布製であるとともに、前記保持孔が布を袋状に縫製して設けたものである請求項1、2、3、4又は5記載の椅子の背。
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