JP3718356B2 - 破風構成体 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、破風板状の装飾材を用いて破風を構成する破風構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根の妻を装飾するため、たるき形に装飾材を取り付けて破風を構成する場合がある。
これは、図6に示されているように、鋼板を折り曲げ加工して破風板状に成形した装飾材61を用い、これを、その先端部61aが軒樋62の側方に突出するように配してしてたるき形63の表面に取り付け、装飾材61と屋根材との接合部を化粧材64で被覆してケラバ65を納め、あたかも屋根の妻に厚みのある破風板が組み付けられているように設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
破風を構成した場合、装飾材61の先端部61aが軒から突出する。そのため、ケラバ65から装飾材61の上面部を流れ落ちる雨水が上記先端部を伝って地上に落下し、地上に雨水の穴を掘って跡を残したり水溜まりをつくったりすることがあった。
【0004】
そこで、本発明は、屋根の妻に破風板状の装飾材を取り付けて破風を構成する場合に、ケラバを伝って破風の先端部から落下する雨水をできる限り少なくし、地上に雨水が落下した跡などができないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、破風板状に形成された破風装飾材を屋根の妻に取り付けて破風を構成する本発明の破風構成体は、軒側に突出した破風装飾材の先端上面部に開口部を設け、この開口部下方に、一端を上記開口部に接続し且つ他端を雨樋内に差し入れた雨水誘導管路を設け、破風装飾材の上面部を流れ落ちる雨水が雨水誘導管路を通って雨樋に流下するように構成されたことを特徴とする。
【0006】
上記構成において、破風装飾材の上面部を流れ落ちる雨水を開口部に集水するため、開口部の軒側、より好ましくは開口部の周縁に、上方に突出した集水片を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の破風構成体の外観図、図2は破風装飾材の切断端面図、図3は端部納め材の切断端面図、図4及び図5は屋根に取り付けられた破風構成体の軒の部分を一部を破断して示す側面図及び正面図である。なお、各図において破風装飾材は、その軒側先端部分のみが示され、屋根の棟側の部分は省略されている。
【0008】
本形態の破風構成体は、屋根の妻のたるき形に取り付けられる破風装飾材1、この装飾材の先端部に装着される端部納め材2、装飾材の上面部に固着される止水部材3及び装飾材の内側に装着される雨水誘導管路4から構成される。
【0009】
破風装飾材1は、鋼板を用い、折り曲げ加工により、屋根の棟から軒樋の側方まで延びる破風板状に成形されている。
より詳しくは、一枚の長尺鋼板を折り曲げて、棟から軒までに至るまでの部分は、図2に示されているように、屋根の外側に露出する外面部11、底面部12、妻側となる内面部13及び内面部の縁辺部から適宜な幅水平に延設させた接合面部14により上方を開口した略U字状の断面となるように形成し、軒から軒樋の側方に突出する先端部1aは、図1に示されているように、外面部11、内面部13及び上面部15により下方と側方を開口した下向き略U字状の断面となるように形成してある。
先端部1aの外面部11と内面部13は、両面部の棟側の部分よりも幅を広くすると共に、その縁辺部を直角に切断し、上面部15と連なる短尺の側辺部11a,13aと、底面部12と連なる長尺の底辺部11b,13bとの間を開口した形状に設けてある。
また、先端部1aの上面部15には円形に広く開口した開口部16を設け、同じく内面部13には開口部17を設けてある。両開口部の形成位置は、破風装飾材1を妻に取り付けたときに、軒樋の端部の近傍となる部位である。
【0010】
端部納め材2は、プラスチックにより、破風装飾材1の開口した先端部1aに嵌まり込み、この開口を被閉し得るよう略L字状に折曲した形状に形成されている。
より詳しくは、図3に示されているように、破風装飾材1の先端部1aに装着し得るよう内外面部11,13間と略同幅の基部21を、上記先端部1aの直角に折れ曲がった側辺部11a,13a及び底辺部11b,13bに沿わせて略L字状に折り曲げると共に、基部21の両縁に破風装飾材1の縁辺部が嵌着する溝部22,22を設け、且つその内側に適宜高さで接合片23,23を平行に突設した形状としてある。
【0011】
止水部材3は、破風装飾材1の上面部15と略同じ幅を有する鋼材を開口部16と同径の円弧で半円状に切り欠くと共に、この切り欠き部から垂直に立ち上がって上方に突出し且つ切り欠き部に沿って略U字状に湾曲した集水片3aを設けた形状に形成されている。
【0012】
雨水誘導管路4は、図1に示されているように、鋼製のドレン41とプラスチック製のチューブ42から構成されている。ドレン41は、開口部16と同径の開口が穿設されていて破風装飾材1の上面部15に裏面から接合する取り付け部41aに、上記開口に接続して略直角に折れ曲がった管部41bを固着してなり、開口部16と重なるようにして取り付け部41aを上面部15に取り付けたときに、管部41bの端部が内面部13に形成された開口部17から装飾材外方に突出するように設けてある。チューブ42は、内面部13の側方に突出した管部41bの端部に一端を接続し、他端を軒樋8の内部に差し入れることのできる長さに設けてある。
【0013】
これらの部材からなる本形態の破風構成体は以下の手順で施工される。
先ず、止水部材3と雨水誘導管路4のドレン41を破風装飾材1に取り付ける。取り付けは、半円状の切り欠きを上記開口部16の軒側の周縁に沿わせて止水部材3を上面部15の表面側に接合し、また、開口が開口部16に重なるようにしてドレン41の取り付け部41aを上面部15の裏面側に接合し、つまり開口部16を挟んで上面部15の表裏に両部材を重合し、止めネジなどの固着具5で上面部15に固着して行う。上述の如く、上面部15に固着されたドレン41の管部41bの端部は、上記開口17から内面部13の側方に突出する。
【0014】
次に、破風装飾材1を妻に取り付ける。破風装飾材1の取り付けは、屋根の妻側に露出したたるき形6の側面と底面に外側面部11と接合面部14をそれぞれ接合させ、釘や鋲などの固着具5を打ち付けて行う。
【0015】
さらに、軒樋7の側方に突出した破風装飾材1の先端部1aに端部納め材2を固着する。
破風装飾材1への端部納め材2の固着は接着剤を用いて行うが、この際、端部納め材2の接合片23,23の外側に破風装飾材1の内外面部11,13の側辺部11a,13aと底辺部11b,13bとを重ね合わせ、そのまま端部納め材2を押し込めば、両縁の溝部22,22に上記各縁辺部が突入して端部納め材2が先端部1aに嵌着し、破風装飾材1の開口端部が端部納め材2で閉塞される。
【0016】
そして、管部41bの端部にチューブ42の一端を接続し、他端を軒樋7の内部に差し入れる。
さらに、破風装飾材1とたるき形6の接合部及びこれらと屋根材との接合部を上方からカバー材8で被覆してケラバ9を納め、カバー材8の端部にコーキング剤10を充填して防水処理を施し、破風構成体の施工が完了する。
予め破風装飾材1の先端部1aに端部納め材2を固着しておき、これをたるき形6に取り付けるようにしてもよい。
【0017】
このように形成された本形態の破風構成体によれば、ケラバ9を伝って破風装飾材1の上面部15に流れ落ちる雨水は、同面部に形成された開口部16に流入し、上面部15の下方に設けた雨水誘導管路4のドレン41及びチューブ42を通って軒樋7に流下するので、破風装飾材1の先端部1aを伝って落下する雨水が少なくなる。
しかも、図4及び図5に示されているように、開口部16の軒側の周縁に沿って、略U字状に湾曲した集水片3aを上方に突出させてあるので、ケラバ9を伝って上面部15に流れ落ちる雨水の殆どを集水片3aでせき止めて開口部16内に流入させることができる。
【0018】
なお、上記形態では、破風装飾材1の先端部1aを開口させ、ここに端部納め材2を装着する態様としたが、両部材を一体とした態様、すなわち破風装飾材を先端部を折り曲げ加工により箱状に閉塞した態様のものを用いてもよい。
また、雨水誘導管路4は、開口部16と雨樋7とを結ぶ流通管路であれば、ドレン41とチューブ42を一体にするなど適宜な態様とすることができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の破風構成体によれば、ケラバを伝って破風の上面部を流れ落ちる雨水を雨水誘導管路を介して雨樋に導き、破風の先端部から落下する雨水を少なくすることができ、破風の先端から雨水が落下することに伴って生じる不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の破風構成体の構成部材を展開して示した図である。
【図2】図1のII−II線に沿った破風装飾材の切断端面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿った端部納め材の切断端面図である。
【図4】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分を一部を破断して示す側面図である。
【図5】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分を一部を破断して示す正面図である。
【図6】従来の破風構成体の軒の部分の側面図である。
【符号の説明】
1 破風装飾材
2 端部納め材
3 止水部材
4 雨水誘導管路
6 たるき形
7 軒樋
9 ケラバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、破風板状の装飾材を用いて破風を構成する破風構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根の妻を装飾するため、たるき形に装飾材を取り付けて破風を構成する場合がある。
これは、図6に示されているように、鋼板を折り曲げ加工して破風板状に成形した装飾材61を用い、これを、その先端部61aが軒樋62の側方に突出するように配してしてたるき形63の表面に取り付け、装飾材61と屋根材との接合部を化粧材64で被覆してケラバ65を納め、あたかも屋根の妻に厚みのある破風板が組み付けられているように設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
破風を構成した場合、装飾材61の先端部61aが軒から突出する。そのため、ケラバ65から装飾材61の上面部を流れ落ちる雨水が上記先端部を伝って地上に落下し、地上に雨水の穴を掘って跡を残したり水溜まりをつくったりすることがあった。
【0004】
そこで、本発明は、屋根の妻に破風板状の装飾材を取り付けて破風を構成する場合に、ケラバを伝って破風の先端部から落下する雨水をできる限り少なくし、地上に雨水が落下した跡などができないようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、破風板状に形成された破風装飾材を屋根の妻に取り付けて破風を構成する本発明の破風構成体は、軒側に突出した破風装飾材の先端上面部に開口部を設け、この開口部下方に、一端を上記開口部に接続し且つ他端を雨樋内に差し入れた雨水誘導管路を設け、破風装飾材の上面部を流れ落ちる雨水が雨水誘導管路を通って雨樋に流下するように構成されたことを特徴とする。
【0006】
上記構成において、破風装飾材の上面部を流れ落ちる雨水を開口部に集水するため、開口部の軒側、より好ましくは開口部の周縁に、上方に突出した集水片を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の破風構成体の外観図、図2は破風装飾材の切断端面図、図3は端部納め材の切断端面図、図4及び図5は屋根に取り付けられた破風構成体の軒の部分を一部を破断して示す側面図及び正面図である。なお、各図において破風装飾材は、その軒側先端部分のみが示され、屋根の棟側の部分は省略されている。
【0008】
本形態の破風構成体は、屋根の妻のたるき形に取り付けられる破風装飾材1、この装飾材の先端部に装着される端部納め材2、装飾材の上面部に固着される止水部材3及び装飾材の内側に装着される雨水誘導管路4から構成される。
【0009】
破風装飾材1は、鋼板を用い、折り曲げ加工により、屋根の棟から軒樋の側方まで延びる破風板状に成形されている。
より詳しくは、一枚の長尺鋼板を折り曲げて、棟から軒までに至るまでの部分は、図2に示されているように、屋根の外側に露出する外面部11、底面部12、妻側となる内面部13及び内面部の縁辺部から適宜な幅水平に延設させた接合面部14により上方を開口した略U字状の断面となるように形成し、軒から軒樋の側方に突出する先端部1aは、図1に示されているように、外面部11、内面部13及び上面部15により下方と側方を開口した下向き略U字状の断面となるように形成してある。
先端部1aの外面部11と内面部13は、両面部の棟側の部分よりも幅を広くすると共に、その縁辺部を直角に切断し、上面部15と連なる短尺の側辺部11a,13aと、底面部12と連なる長尺の底辺部11b,13bとの間を開口した形状に設けてある。
また、先端部1aの上面部15には円形に広く開口した開口部16を設け、同じく内面部13には開口部17を設けてある。両開口部の形成位置は、破風装飾材1を妻に取り付けたときに、軒樋の端部の近傍となる部位である。
【0010】
端部納め材2は、プラスチックにより、破風装飾材1の開口した先端部1aに嵌まり込み、この開口を被閉し得るよう略L字状に折曲した形状に形成されている。
より詳しくは、図3に示されているように、破風装飾材1の先端部1aに装着し得るよう内外面部11,13間と略同幅の基部21を、上記先端部1aの直角に折れ曲がった側辺部11a,13a及び底辺部11b,13bに沿わせて略L字状に折り曲げると共に、基部21の両縁に破風装飾材1の縁辺部が嵌着する溝部22,22を設け、且つその内側に適宜高さで接合片23,23を平行に突設した形状としてある。
【0011】
止水部材3は、破風装飾材1の上面部15と略同じ幅を有する鋼材を開口部16と同径の円弧で半円状に切り欠くと共に、この切り欠き部から垂直に立ち上がって上方に突出し且つ切り欠き部に沿って略U字状に湾曲した集水片3aを設けた形状に形成されている。
【0012】
雨水誘導管路4は、図1に示されているように、鋼製のドレン41とプラスチック製のチューブ42から構成されている。ドレン41は、開口部16と同径の開口が穿設されていて破風装飾材1の上面部15に裏面から接合する取り付け部41aに、上記開口に接続して略直角に折れ曲がった管部41bを固着してなり、開口部16と重なるようにして取り付け部41aを上面部15に取り付けたときに、管部41bの端部が内面部13に形成された開口部17から装飾材外方に突出するように設けてある。チューブ42は、内面部13の側方に突出した管部41bの端部に一端を接続し、他端を軒樋8の内部に差し入れることのできる長さに設けてある。
【0013】
これらの部材からなる本形態の破風構成体は以下の手順で施工される。
先ず、止水部材3と雨水誘導管路4のドレン41を破風装飾材1に取り付ける。取り付けは、半円状の切り欠きを上記開口部16の軒側の周縁に沿わせて止水部材3を上面部15の表面側に接合し、また、開口が開口部16に重なるようにしてドレン41の取り付け部41aを上面部15の裏面側に接合し、つまり開口部16を挟んで上面部15の表裏に両部材を重合し、止めネジなどの固着具5で上面部15に固着して行う。上述の如く、上面部15に固着されたドレン41の管部41bの端部は、上記開口17から内面部13の側方に突出する。
【0014】
次に、破風装飾材1を妻に取り付ける。破風装飾材1の取り付けは、屋根の妻側に露出したたるき形6の側面と底面に外側面部11と接合面部14をそれぞれ接合させ、釘や鋲などの固着具5を打ち付けて行う。
【0015】
さらに、軒樋7の側方に突出した破風装飾材1の先端部1aに端部納め材2を固着する。
破風装飾材1への端部納め材2の固着は接着剤を用いて行うが、この際、端部納め材2の接合片23,23の外側に破風装飾材1の内外面部11,13の側辺部11a,13aと底辺部11b,13bとを重ね合わせ、そのまま端部納め材2を押し込めば、両縁の溝部22,22に上記各縁辺部が突入して端部納め材2が先端部1aに嵌着し、破風装飾材1の開口端部が端部納め材2で閉塞される。
【0016】
そして、管部41bの端部にチューブ42の一端を接続し、他端を軒樋7の内部に差し入れる。
さらに、破風装飾材1とたるき形6の接合部及びこれらと屋根材との接合部を上方からカバー材8で被覆してケラバ9を納め、カバー材8の端部にコーキング剤10を充填して防水処理を施し、破風構成体の施工が完了する。
予め破風装飾材1の先端部1aに端部納め材2を固着しておき、これをたるき形6に取り付けるようにしてもよい。
【0017】
このように形成された本形態の破風構成体によれば、ケラバ9を伝って破風装飾材1の上面部15に流れ落ちる雨水は、同面部に形成された開口部16に流入し、上面部15の下方に設けた雨水誘導管路4のドレン41及びチューブ42を通って軒樋7に流下するので、破風装飾材1の先端部1aを伝って落下する雨水が少なくなる。
しかも、図4及び図5に示されているように、開口部16の軒側の周縁に沿って、略U字状に湾曲した集水片3aを上方に突出させてあるので、ケラバ9を伝って上面部15に流れ落ちる雨水の殆どを集水片3aでせき止めて開口部16内に流入させることができる。
【0018】
なお、上記形態では、破風装飾材1の先端部1aを開口させ、ここに端部納め材2を装着する態様としたが、両部材を一体とした態様、すなわち破風装飾材を先端部を折り曲げ加工により箱状に閉塞した態様のものを用いてもよい。
また、雨水誘導管路4は、開口部16と雨樋7とを結ぶ流通管路であれば、ドレン41とチューブ42を一体にするなど適宜な態様とすることができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の破風構成体によれば、ケラバを伝って破風の上面部を流れ落ちる雨水を雨水誘導管路を介して雨樋に導き、破風の先端部から落下する雨水を少なくすることができ、破風の先端から雨水が落下することに伴って生じる不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の破風構成体の構成部材を展開して示した図である。
【図2】図1のII−II線に沿った破風装飾材の切断端面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿った端部納め材の切断端面図である。
【図4】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分を一部を破断して示す側面図である。
【図5】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分を一部を破断して示す正面図である。
【図6】従来の破風構成体の軒の部分の側面図である。
【符号の説明】
1 破風装飾材
2 端部納め材
3 止水部材
4 雨水誘導管路
6 たるき形
7 軒樋
9 ケラバ
Claims (2)
- 破風板状に形成された破風装飾材を屋根の妻に取り付けて破風を構成する破風構成体において、軒側に突出した破風装飾材の先端上面部に開口部を設け、この開口部下方に、一端を上記開口部に接続し且つ他端を雨樋内に差し入れた雨水誘導管路を設け、破風装飾材の上面部を流れ落ちる雨水が雨水誘導管路を通って雨樋に流下するように構成された破風構成体。
- 開口部の軒側に、上方に突出した集水片を設けた請求項1に記載の破風構成体。
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JP34766598A JP3718356B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 破風構成体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34766598A JP3718356B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 破風構成体 |
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JP3718356B2 true JP3718356B2 (ja) | 2005-11-24 |
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Family Applications (1)
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JP34766598A Expired - Fee Related JP3718356B2 (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 破風構成体 |
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JP2015017475A (ja) * | 2013-07-12 | 2015-01-29 | パナソニック株式会社 | けらば化粧材の軒先構造 |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP34766598A patent/JP3718356B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000170337A (ja) | 2000-06-20 |
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