JP7148358B2 - 屋根構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根構造体に関するものである。
テラス囲い等、建物の外壁に設けられる屋外構造物では、屋根パネルの四周にフレーム材を装着することによって屋根構造体の屋根部分が構成されている。それぞれのフレーム材には、屋根パネルの縁部が挿入されるパネル装着部が設けられている。この種の屋根構造体では、屋根パネルの下縁部が挿入されるフレーム材(例えば、前枠)のパネル装着部に水抜き孔が設けられている。水抜き孔は、パネル装着部の底部に設けられた開口であり、前枠の長手に沿った複数箇所に設けられている。この屋根構造体によれば、屋根パネルや屋根パネルの側縁部が挿入されるフレーム材(例えば、垂木等の側枠)を伝って前枠のパネル装着部に進入した雨水等の水が、水抜き孔を通じて外部に排出されることになる(例えば、特許文献1参照)。
実開平3-29625号公報
ところで、パネル装着部に設けた水抜き孔は、外部に開口したものである。このため、風が吹いている状況下にあっては、室外の空気が水抜き孔を通じてパネル装着部の内部に進入するおそれがある。パネル装着部の内部に進入した空気は、隙間となる部分、例えば前枠と側枠との接合部に生じる隙間を通じて外部に排出される。このため、パネル装着部に雨水等の水が残存していた場合には、パネル装着部の内部を進行する空気とともに前枠と側枠との接合部から外部に水が排出されることになり、屋外構造物の室内への漏水が招来されることになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、水抜き孔から進入する空気を原因とした漏水を防止することのできる屋根構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る屋根構造体は、傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ、前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記水抜き孔に対応した位置に設けられていることを特徴とする。
また本発明に係る屋根構造体は、傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ、前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記横枠と前記側枠との接合部に対応した位置に設けられていることを特徴とする。
また本発明に係る屋根構造体は、傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ、前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記横枠及び前記側枠の接合部と、前記水抜き孔との間となる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、水抜き孔を通じてパネル装着部の内部に空気が進入しても、パネル装着部の内部に突出する風防部材によってその進行を邪魔することができるため、内部に残存する水が空気とともに外部に排出されるおそれがなくなり、屋外構造物の室内への漏水を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態である屋根構造体を備えた屋外構造物を示すもので、(a)は外観斜視図、(b)はフレーム材の構成を示す斜視図である。 図1に示した屋外構造物の平面一部拡大図である。 図1に示した屋外構造物の拡大断面側面図である。 図2におけるX-X線断面図である。 図1に示した屋外構造物の前枠部分を示したもので、(a)は前枠部分を屋根パネルの位置で破断した縦断面図、(b)は前枠部分を側枠の部分で破断した縦断面図である。 本発明の変形例1を示すもので、(a)は前枠部分を屋根パネルの位置で破断した縦断面図、(b)は前枠部分を側枠の部分で破断した縦断面図である。 本発明の変形例2を示すもので、(a)は前枠部分を屋根パネルの位置で破断した縦断面図、(b)は前枠部分を側枠の部分で破断した縦断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る屋根構造体の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1~図4は、本発明の実施の形態である屋根構造体を備えた屋外構造物を示したものである。ここで例示する屋外構造物10は、建物の外壁Wに隣接したテラス1を利用してサンルームを構成するためのテラス囲いと称されるもので、複数のフレーム材を組み合わせることによって構成された略直方体状の外殻を備えている。フレーム材は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、長手に沿った全長がほぼ一様の断面を有するように構成してある。本実施の形態では、フレーム材として、躯体縦枠11、根太掛け12、垂木掛け13、妻梁14、柱15、桁16、前枠(横枠)17、腕木18、妻垂木(側枠)19を適用し、これらを適宜組み合わせることによって屋外構造物10の外殻が構成してある。このうち、垂木掛け13、前枠17、妻垂木19は、後述する屋根パネル20とによって屋根構造体を構成するものである。
以下、屋外構造物10についてより具体的に説明する。なお、以下においては便宜上、建物の上下に沿う方向を上下、外壁Wに沿って水平となる方向を左右、外壁Wに直交して水平となる方向を前後とし、外壁Wから離隔する方向を前方、外壁Wに近接する方向を後方と称することとする。
この屋外構造物10では、まず、建物の外壁Wに左右の躯体縦枠11を取り付けるとともに、躯体縦枠11の下端部間に根太掛け12を取り付け、かつ躯体縦枠11の上端部間に垂木掛け13を取り付けることにより、建物の外壁Wに矩形の枠が構成される。
根太掛け12には、両端部から室外側に向けてほぼ水平となるように左右の妻梁14が突設してあり、妻梁14の延在端部には、それぞれ柱15が連結してある。柱15は、左右の躯体縦枠11と同じ間隔を確保した位置に上下に沿う状態でテラス1に立設したものである。柱15の上端は、躯体縦枠11の上端よりも低くなるように設けてある。左右の柱15の間には、桁16及び前枠17が取り付けてある。桁16は、妻梁14とほぼ同じ高さとなるように配設したもので、左右に沿ってほぼ水平に延在している。前枠17は、左右両端部の下面にそれぞれ柱15の上端面が当接するように配設してあり、垂木掛け13よりも低い位置において左右に沿ってほぼ水平に延在している。なお、本実施の形態では、これら左右の柱15、桁16及び前枠17によって構成される矩形状の前面開口21に4枚建ての引き違い窓30が取り付けてあり、それぞれの障子31をスライドさせることで前面開口21を開閉することが可能である。
前枠17の両端部には、躯体縦枠11との間にそれぞれ腕木18が取り付けてある。腕木18は、前枠17の下方部から外壁Wに向けてほぼ水平に延在し、延在端部が躯体縦枠11の室外に臨む表面11aに連結してあり、躯体縦枠11、柱15及び妻梁14との間に矩形状の側方開口22を構成している。なお、本実施の形態では、左右の側方開口22にそれぞれFIX窓40が取り付けてあり、側方開口22が常時閉塞された状態にある。
さらに、前枠17の両端部には、腕木18よりも上方となる部位にそれぞれ妻垂木19が取り付けてある。妻垂木19は、建物の外壁Wに向けて漸次上方となるように傾斜し、延在端部がそれぞれ垂木掛け13の両端部に連結してある。左右の妻垂木19は、躯体縦枠11、腕木18及び前枠17との間にそれぞれ台形状の屋根妻開口23を構成し、かつ垂木掛け13及び前枠17との間に矩形状の屋根開口24を構成している。屋根妻開口23は、屋根妻パネル25を配設することによって常時閉塞してある。屋根妻パネル25としては、ポリカーボネート等の樹脂によって成形した透光性を有する板材を適用している。
屋根開口24には、垂木掛け13と前枠17との間に妻垂木19と平行となるように3つの垂木(側枠)26が設けられるとともに、垂木26によって4分割された開口を閉塞するようにそれぞれ屋根パネル20が取り付けてある。屋根パネル20は、屋外構造物10の屋根となるもので、外壁Wから離隔するに従って漸次下方となるように傾斜して配設してある。図からも明らかなように、屋根パネル20は、四周の縁部を垂木掛け13、妻垂木19、垂木26及び前枠17のそれぞれに設けたパネル装着部13A,19A,26A,17Aに挿入することにより、屋根開口24の4つの開口を常時閉塞する状態で取り付けてある。屋根パネル20としては、屋根妻パネル25と同様、ポリカーボネート等の樹脂によって成形した透光性を有する板材を適用している。パネル装着部13A,19A,26A,17Aの内部においては、屋根パネル20の上下両面に対して少なくとも一方にシール部材20aが当接した状態にある。屋根パネル20に当接するシール部材20aは、予め成形された定形を成すものである。
図3に示すように、屋根パネル20の上方縁部を支持する垂木掛け13は、外壁Wに沿って上下に延在する基壁部13aと、基壁部13aの上縁から前方に向けて漸次下方となるように延在した上ヒレ部13bと、基壁部13aにおいて上ヒレ部13bよりも下方となる部位から前方に向けて漸次下方となるように延在した支持ヒレ部13cとを有したものである。この垂木掛け13では、基壁部13aよりも前方で上ヒレ部13bと支持ヒレ部13cとによって囲まれる領域にパネル装着部13Aが構成してある。
屋根パネル20の側方縁部を支持する垂木26及び妻垂木19は、図4に示すように、それぞれ略矩形の筒状を成す垂木基部26a,19aと、垂木基部26a,19aの上方部において垂木基部26a,19aとの間にパネル装着部26A,19Aを構成する上方カバー部26b,19bとを一体に成形したものである。垂木26のパネル装着部26Aは、両側面にそれぞれ開口するように構成してある一方、妻垂木19のパネル装着部19Aは、屋根開口24の内周側となる一方の側面にのみ開口するように構成してある。図3に示すように、垂木26及び妻垂木19の後端部は、垂木掛け13に連結される部分であり、垂木基部26a,19a及び上方カバー部26b,19bが同一の平面となるように構成してある。これに対して垂木26及び妻垂木19の前端部は、前枠17に連結される部分であり、垂木基部26a,19aよりも上方カバー部26b,19bが前方に突出するように構成してある。
屋根パネル20の下方縁部を支持する前枠17は、図5に示すように、断面が異形の筒状を成す前枠基部170を備えている。本実施の形態では、水平方向に沿って延在する底壁部171と、底壁部171の前縁部から鉛直上方に延在する前壁部172と、底壁部171の後縁部から鉛直上方に延在する後壁部173と、後壁部173からさらに上方に延在する上方支持壁部174と、これら上方支持壁部174及び前壁部172の間を連結する上壁部175とを有して前枠基部170が構成してある。
上方支持壁部174は、後壁部173の前面において上縁よりわずかに下方となる部位から前方に向けてほぼ直角に屈曲した後、鉛直上方に向けて延在し、さらに上方に向けて漸次前方となるようにわずかに傾斜延在した部分である。上方支持壁部174の上縁部には、上述したシール部材20aが装着してある。上方支持壁部174のシール部材20aは、屋根パネル20の下面に当接してこれを支持するためのものである。
上壁部175は、前壁部172の上縁部から後方に向けて漸次上方となるように傾斜延在した後、上方に向けてほぼ直角に屈曲し、さらに、後方に向けて漸次上方となるように傾斜延在したものである。この上壁部175は、延在縁部が上方支持壁部174の上縁よりもわずかに下方となる部位に連結しており、上述した底壁部171、後壁部173、前壁部172、上方支持壁部174との間に異形断面の中空部176を構成している。この上壁部175には、前方ヒレ部177及び上方ヒレ部178が設けてある。
前方ヒレ部177は、前枠基部170の外周に樋部179を構成するためのもので、前壁部172の前面中間部から斜め上方に突出した後、鉛直上方に向けて屈曲し、さらに屈曲縁部が後方に向けてわずかに屈曲している。前方ヒレ部177の延在縁部177aは、上壁部175において上方に向けてほぼ直角に屈曲した部分の上縁175aとほぼ同じ高さとなるように構成してある。
上方ヒレ部178は、上方支持壁部174との間に、屋根パネル20の下方縁部を挿入するためのパネル装着部17Aを構成するもので、上方第1ヒレ片178a、上方第2ヒレ片178b、上方第3ヒレ片178c及び上方第4ヒレ片178dを有して構成してある。上方第1ヒレ片178aは、上壁部175において上方に向けてほぼ直角に屈曲した部分の上縁175aから前方に向けてほぼ水平に延在したもので、下方に向けてわずかに凸となるように湾曲している。上方第2ヒレ片178bは、上方第1ヒレ片178aの前縁から前方に向けて漸次上方となるように傾斜延在したものである。上方第3ヒレ片178cは、上方第2ヒレ片178bの上縁から屈曲し、後方に向けて漸次上方となるように傾斜延在したものである。この上方第3ヒレ片178cは、後縁の位置が上方支持壁部174の上縁よりも前方、かつ上方支持壁部174の上縁よりも上方となるように構成してある。上方第4ヒレ片178dは、上方第3ヒレ片178cの縁部から上方に向けてほぼ直角となるように屈曲したものである。つまり、これら上方第1ヒレ片178a、上方第2ヒレ片178b、上方第3ヒレ片178c及び上方第4ヒレ片178dを有した上方ヒレ部178は、上方支持壁部174との間に上方及び後方に開口するパネル装着部17Aを構成している。
図からも明らかなように、上方ヒレ部178には、前枠17の長手に沿った複数箇所に水抜き孔178eが設けてある。水抜き孔178eは、図2に示すように、前枠17の長手に沿った長孔状を成し、かつ下方に向けて開口するもので、上方ヒレ部178においてもっとも低位となる上方第1ヒレ片178aに形成してある。本実施の形態では、妻垂木19と垂木26との間及び垂木26の相互間となる部位の4箇所にそれぞれ水抜き孔178eが形成してある。
前枠基部170の後壁部173には、上縁部に下方支持壁部173aが設けてある。下方支持壁部173aは、垂木26の垂木基部26a及び妻垂木19の垂木基部19aが載置される部分であり、後壁部173の上縁部から後方に向けて漸次上方となるように傾斜延在している。上述した垂木26の上方カバー部26b及び妻垂木19の上方カバー部19bは、この下方支持壁部173aに載置させた場合に、垂木26の上方カバー部26b及び妻垂木19の上方カバー部19bが上方ヒレ部178の上方第4ヒレ片178dに当接することができるように、それぞれの寸法が設定してある。
さらに、上方支持壁部174には、前枠17の長手に沿った全長にわたる部位に溝状取付部174aが設けてある。溝状取付部174aは、前方に向けて開口し、かつ開口幅に対して内部の寸法が大きいアリ溝状を成すものである。この溝状取付部174aには、前枠17の全長にわたる部位に風防部材50が取り付けてある。風防部材50は、アルミニウム合金等の金属によって成形した押し出し形材であり、全長にわたって一様の断面を有するように構成してある。本実施の形態では、平板状を成す基板部50aと、基板部50aの一方の縁部に設けた挿入板部50bとを一体に成形した風防部材50を適用している。この風防部材50は、挿入板部50bを溝状取付部174aに配置し、溝状取付部174aの開口から基板部50aが突出する状態で上方支持壁部174に取り付けてある。
図からも明らかなように、風防部材50の基板部50aは、上方ヒレ部178の上方第1ヒレ片178a及び上方第2ヒレ片178bとの間に隙間を確保し、かつ上方第1ヒレ片178aに設けた水抜き孔178eの開口に対してその上方域を覆う状態でパネル装着部17Aの内部において前方に向けて漸次下方となるように突出している。つまり、風防部材50は、水抜き孔178eから前枠17の上方支持壁部174と垂木26の上方カバー部26bとの接合部(以下、第1の接合部C1という)を結ぶ経路上に介在し、かつ水抜き孔178eから前枠17の上方支持壁部174と妻垂木19の上方カバー部19bとの接合部(以下、第2の接合部C2という)を結ぶ経路上に介在し、水抜き孔178eから直接第1の接合部C1や第2の接合部C2へ至る経路に対して邪魔となるように配設してある。
上記のような構成を有する屋外構造物10では、図1(b)に示すように、建物の外壁Wに取り付けた躯体縦枠11及び垂木掛け13に対して妻垂木19を取り付けた後、妻垂木19の相互間に前枠17を設けるとともに、前枠17と垂木掛け13との間に垂木26を設け、さらに屋根開口24に屋根パネル20を取り付けることで屋根構造体が構成される。上述の前枠17には、パネル装着部17Aに対して垂木26の上方カバー部26b及び妻垂木19の上方カバー部19bとともに屋根パネル20の下方縁部が挿入される。この状態においては、屋根パネル20の下面に対して上方支持壁部174に装着したシール部材20aが当接し、かつ上面に対して上方第3ヒレ片178cの下面が当接した状態になる。垂木26及び妻垂木19については、上方カバー部26b,19bの先端が上方第4ヒレ片178dに当接し、かつ上方カバー部26b,19bの下面が上方支持壁部174の上縁に当接した状態となる。また、前枠17の両小口端面には、パネル装着部17Aの両端及び樋部179の両端を閉じるように端部キャップ60が取り付けられる。前枠17の樋部179には、一方の端部に集水器180及び縦樋181によって排水経路が接続される。
この屋根構造体を備える屋外構造物10によれば、テラス1の上方域が屋根パネル20によって覆われるため、降雨時においても雨水が室内に滴下することがない。すなわち、屋根構造体に滴下した雨水は、屋根パネル20、垂木26及び妻垂木19を伝って前方側に案内され、前枠17の樋部179で受け止められるため、上述の排水経路によってテラス1外の地面に排出されることになる。従って、降雨時においても洗濯物を干すことができる等、屋外構造物10の利便性が向上することになる。
ここで、屋根パネル20や垂木26及び妻垂木19を伝った雨水の一部は、前枠17との隙間を介してパネル装着部17Aに浸入する場合がある。すなわち、垂木26や妻垂木19の上方カバー部26b,19bと前枠17の上方第4ヒレ片178dとは、直接金属が接合する構成であるため、互いの隙間からパネル装着部17Aに雨水が浸入するおそれがある。また、屋根パネル20は、下方縁部がパネル装着部17Aに挿入されているため、上面を伝った雨水がパネル装着部17Aに浸入するおそれがある。
しかしながら、この屋根構造体では、パネル装着部17Aの底部となる上方第1ヒレ片178aに水抜き孔178eを設けるようにしている。従って、パネル装着部17Aに浸入した雨水は、水抜き孔178eを通じて外部に排出されることになる。水抜き孔178eからパネル装着部17Aの外部に排出された雨水は、前枠17の上壁部175で受け止められ、そのまま樋部179に案内されるため、結局、排水経路によってテラス1外の地面に排出され、室内に浸入するおそれはない。
さらに、上述の屋根構造体では、パネル装着部17Aの内部に風防部材50を突出するように設けている。従って、風が吹いている状況下において室外の空気が水抜き孔178eを通じてパネル装着部17Aの内部に進入したとしても、風防部材50によってその進行が邪魔されることになり、進入した空気が外部に通じる隙間から直接排出されることがない。より具体的に説明すると、水抜き孔178eからパネル装着部17Aの内部に進入した空気は、風防部材50の基板部50aに当接するため、あるいは基板部50aを迂回しながら進行するため、勢いが弱められることなり、浸入した勢いのまま第1の接合部C1や第2の接合部C2を通じてパネル装着部17Aの外部に排出されることがない。これにより、パネル装着部17Aの内部に浸入した雨水が水抜き孔178eから排出されずに残存していたとしても、水抜き孔178eから進入した空気とともに外部に排出される事態が招来されることがなく、室内への漏水を防止することができる。
しかも、上述の屋根構造体に適用する前枠17では、前方ヒレ部177の延在縁部177aが、上壁部175において上方に向けてほぼ直角に屈曲した部分の上縁175aとほぼ同じ高さとなるように構成してある。従って、水抜き孔178eに対して直接外部の空気が進入することがなく、換言すれば、水抜き孔178eに対しては、前方ヒレ部177によって迂回しながら進行する空気のみがパネル装着部17Aの内部に進入するだけとなり、漏水の原因となる水抜き孔178eからの空気の進入自体を防止することができるようになる。これらの結果、上述の屋根構造体によれば、室内への漏水をより確実に防止することができるようになる。
なお、上述した実施の形態では、下方に向けて開口するように水抜き孔178eを形成し、パネル装着部17Aの内部に空気が進入し難くしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示す変形例1のように、上方ヒレ部278として上壁部175から前方に向けて漸次上方となる上方第1ヒレ片278aを有したものを形成し、この上方第1ヒレ片278aに水抜き孔278bを形成することも可能である。この変形例1では、傾斜する上方第1ヒレ片278aに水抜き孔278bが設けてあるため、実施の形態に比べて水抜き孔278bからパネル装着部17Aの内部に空気が進入し易い構造となる。しかしながら、パネル装着部17Aの内部に風防部材50が設けてあり、内部に進入した空気の進行が邪魔されるため、室内への漏出を来すおそれがない。なお、変形例1において実施の形態と同様の構成については同一の符号が付してある。
また、上述した実施の形態及び変形例1では、前枠17とは別体に風防部材50を設けるようにしているが、前枠17と一体に風防部材50を設けるようにしても良い。なお、前枠17と別体に風防部材50を設ける場合に上述した実施の形態及び変形例1では、前枠と同じ金属によって成形しているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、進入した空気の進行を邪魔するものであれば、その他の材料から成るものを適用しても構わない。例えば、図7に示す変形例2では、多孔質の軟質材であるスポンジによって風防部材250を構成し、これをパネル装着部17Aの内部に突出するように配設している。風防部材250を配設する条件は、実施の形態と同様である。図示の例では、実施の形態で適用した風防部材50に対して板厚が大きくなるように風防部材250を形成し、板厚方向においても風防部材250がパネル装着部17Aの内部に突出するように配設している。従って、この変形例2においても、水抜き孔278bからパネル装着部17Aに進入した空気が風防部材250に当接するため、あるいは風防部材250を迂回しながら進行するため、勢いが弱められることなり、浸入した勢いのまま第1の接合部C1や第2の接合部C2を通じてパネル装着部17Aの外部に排出されることがない。これにより、パネル装着部17Aの内部に浸入した雨水が水抜き孔278bから排出されずに残存していたとしても、水抜き孔278bから進入した空気とともに外部に排出される事態が招来されることがなく、室内への漏水を防止することができる。しかも、スポンジによって成形された風防部材250を適用した場合には、実施の形態に比較して風防部材50の重量を大幅に軽減できるため、前枠17の全長にわたって風防部材250を配設しても前枠17の軽量化を図ることが可能となる。なお、変形例2において実施の形態もしくは変形例2と同様の構成については同一の符号が付してある。
なお、上述した実施の形態及び変形例1、変形例2では、テラス囲いと称される屋外構造物10に適用された屋根構造体を例示しているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、その他のものにも適用することが可能である。
また、上述した実施の形態及び変形例1、変形例2では、風防部材50,250を前枠17の全長にわたって設けるようにしているが、必ずしも全長に設ける必要はない。例えば、水抜き孔178e,278bを覆う位置に部分的に風防部材50,250を設けても良いし、水抜き孔178e,278bに対して第1の接合部C1及び第2の接合部C2が覆われるように風防部材50,250を配設しても漏水を防止することは可能である。なお、後者の場合には、第1の接合部C1及び第2の接合部C2に近接する位置に部分的に風防部材50,250を設けたり、水抜き孔178e,278bと第1の接合部C1や第2の接合部C2との間となる位置に部分的に風防部材50,250設けることが可能である。また風防部材50,250は、パネル装着部17Aの内部において前方に突出させる必要はなく、後方に突出するように風防部材を設けても良い。さらに風防部材50,250は、必ずしも水抜き孔178e,278bに対向するように設ける必要はなく、例えばパネル装着部17Aの内部を左右に分割するように上下方向に沿って延在するように風防部材を設けても良い。
またさらに、上述した実施の形態及び変形例1、変形例2では、妻垂木19と垂木26との間及び垂木26の相互間となる部位の4箇所にそれぞれ水抜き孔178e,278bを設けるようにしているため、換言すれば、第1の接合部C1及び第2の接合部C2に対して前枠17の長手方向にずれた複数箇所に水抜き孔178e,278bを設けるようにしているため、水抜き孔178e,278bから第1の接合部C1及び第2の接合部C2までの通気経路を長く確保することができ、漏水を防止する上で有利となる。しかしながら、本発明はこれに限定されず、任意の位置に水抜き孔178e,278bを設けても良い。
以上のように、本発明に係る屋根構造体は、傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、水抜き孔を通じてパネル装着部の内部に空気が進入しても、パネル装着部の内部に突出する風防部材によってその進行を邪魔することができるため、内部に残存する水が空気とともに外部に排出されるおそれがなくなり、屋外構造物の室内への漏水を防止することが可能となる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記風防部材は、板状に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、パネル装着部の内部に板状の風防部材を突出させれば良いため、構造が複雑化することがなく、製造上の問題を招来するおそれがない。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記風防部材は、前記横枠の長手方向において前記水抜き孔に対応した位置に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、水抜き孔に対応した位置に風防部材が設けられるため、水抜き孔を通じて進入する空気の進行を効率的に弱めて漏水を防止することが可能となる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、前記風防部材は、前記横枠の長手方向において前記横枠と前記側枠との接合部に対応した位置に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、横枠と側枠との接合部に対応した位置に風防部材が設けられるため、横枠と側枠との接合部に生じる隙間から室内へ水が漏出する事態を確実に防止することができる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、前記風防部材は、前記横枠の長手方向において前記横枠及び前記側枠の接合部と、前記水抜き孔との間となる位置に設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、水抜き孔から横枠と側枠との接合部の途中に風防部材が設けられるため、横枠と側枠との接合部に生じる隙間から室内へ水が漏出する事態を確実に防止することができる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記風防部材は、前記パネル装着部の内部において前記横枠の長手に沿った全長にわたる部位に連続して設けられていることを特徴としている。
この発明によれば、横枠の全長にわたって空気の進行を邪魔することができるため、漏水を防止する効果がより確実となる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記風防部材は、前記横枠と別体に構成されたものであり、前記横枠に設けられた溝状取付部に装着されていることを特徴としている。
この発明によれば、風防部材が横枠と別体に構成されるため、横枠の形状が複雑化することがなく漏水の発生を防止することが可能となる。
また本発明は、上述した屋根構造体において、前記風防部材は、多孔質の軟質材によって成形されていることを特徴としている。
この発明によれば、仮に風防部材を横枠の全長にわたる部位に設けた場合にも横枠の重量が増大する事態を抑えることが可能となる。
17 前枠、17A パネル装着部、19 妻垂木、20 屋根パネル、26 垂木、50,250 風防部材、174a 溝状取付部、178e,278b 水抜き孔、C1 第1の接合部、C2 第2の接合部

Claims (7)

  1. 傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、
    前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、
    前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ
    前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記水抜き孔に対応した位置に設けられていることを特徴とする屋根構造体。
  2. 傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、
    前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、
    前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、
    前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、
    前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ、
    前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記横枠と前記側枠との接合部に対応した位置に設けられていることを特徴とする屋根構造体。
  3. 傾斜する屋根パネルの下方縁部が横枠に設けられたパネル装着部に挿入されている屋根構造体であって、
    前記屋根パネルの側方縁部には、側枠が設けられ、
    前記横枠のパネル装着部には、前記屋根パネルとともに前記側枠の下方端部が挿入されており、
    前記パネル装着部には、水抜き孔が設けられ、
    前記パネル装着部の内部には、パネル装着部の内部に突出する風防部材が設けられ、
    前記風防部材は、少なくとも前記横枠の長手方向において前記横枠及び前記側枠の接合部と、前記水抜き孔との間となる位置に設けられていることを特徴とする屋根構造体。
  4. 前記風防部材は、前記パネル装着部の内部において前記横枠の長手に沿った全長にわたる部位に連続して設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の屋根構造体。
  5. 前記風防部材は、板状に形成されていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の屋根構造体。
  6. 前記風防部材は、前記横枠と別体に構成されたものであり、前記横枠に設けられた溝状取付部に装着されていることを特徴とする請求項5に記載の屋根構造体。
  7. 前記風防部材は、多孔質の軟質材によって成形されていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一つに記載の屋根構造体。
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