JPH09170312A - 屋根軒先部の雨だれ防止構造 - Google Patents

屋根軒先部の雨だれ防止構造

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Publication number
JPH09170312A
JPH09170312A JP33179295A JP33179295A JPH09170312A JP H09170312 A JPH09170312 A JP H09170312A JP 33179295 A JP33179295 A JP 33179295A JP 33179295 A JP33179295 A JP 33179295A JP H09170312 A JPH09170312 A JP H09170312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
roof
edge
tip
side wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP33179295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Takashima
正人 高嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP33179295A priority Critical patent/JPH09170312A/ja
Publication of JPH09170312A publication Critical patent/JPH09170312A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水が屋根の軒先の谷部の裏側を伝って軒裏
に落下することがない屋根軒先部の雨だれ防止構造を提
供する。 【解決手段】 屋根軒先部3の下方に軒樋6が配設され
た建物の軒先構造の軒樋6の内側側壁62に、この内側
側壁62の上方先端62aより突き出してシール材8が
設けられ、このシール材8が屋根軒先部3の裏面に圧接
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根軒先部の雨だ
れ防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、折板屋根の軒先部の下に
は軒樋が設けられ、雨水を受けて排水されるようになさ
れている(特開平5−163807号公報 参照)。こ
の構造を図3を参照して説明すると、折板屋根100の
軒先部の谷部101の先端102が軒樋200内に収ま
るように、軒樋200が配設された構造となっている。
従って、折板屋根100の谷部101を流れてきた雨水
は、通常は、図中のNに示すように、ほぼ垂直に落下し
て軒樋200内に落下し、排水されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
折板屋根100には十分な勾配が設けられていて、通常
は、軒樋200内に雨水がほぼ垂直方向に、図3のNの
ように落下して排水されてゆくので問題がないが、折板
屋根100の谷部101の先端102のおだれ(水切り
部)103が、図4に示すように、砂埃等Gにより埋ま
ってしまったり、又、強風を伴う吹き降りのような場合
には、図3の点線Mで示すように、雨滴が風に押されて
谷部101の裏側を伝って内側に廻り込み、軒樋200
を越えて軒裏(庇内部)に落下してくるようになる。こ
のために、軒天井から雨滴が落下してくるといった問題
や、構造部の錆等の発生により建物の耐久性に影響を及
ぼすといった懸念がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、上
記のこれらの問題を解消し、どのような状況下において
も、雨水が屋根の軒先の裏側を伝って軒裏に落下するこ
とがない屋根軒先部の雨だれ防止構造を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根軒先部の雨
だれ防止構造においては、屋根軒先部の下方に軒樋が配
設された建物の軒先構造の軒樋の内側側壁に、この内側
側壁の上方先端より突き出してシール材が設けられ、こ
のシール材が屋根軒先部の裏面に圧接されていることを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の屋根軒先部の雨だれ防止構造において
は、軒樋の内側側壁に設けられたシール材が、屋根軒先
部の裏面に圧接されているので、おだれの周囲に砂埃の
付着が発生したり、又、吹き降りにより雨滴が従来のよ
うに、屋根軒先部谷部の裏面と軒樋の内側側壁の先端と
の間の隙間より吹き込もうとしても、シール材に阻止さ
れて、下方に方向転換された雨滴となり、確実に軒樋内
に落下し、軒裏(庇内部)に落下するのが防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。図1は、本発明の屋根軒先部の雨
だれ防止構造の一例を示す断面図である。図1におい
て、屋根軒先部は、建物の外壁1の上部に設けられた横
梁2の上部に、先端に向かって下降する勾配を有する折
板屋根3が固定金具4により固定されて設けられてい
る。又、横梁2からは、軒部を構成するための支持材5
がほぼ水平方向に突出して設けられ、この支持材5の上
面に軒樋6が配設された構造となっている。更に、折板
屋根3の前方より下方にかけては、軒先化粧材9が、そ
の上端を折板屋根3の山部より張り出して設けられた支
持杆9aにより支持され、下端を軒裏材5aの前端に固
定されて設けられている。
【0008】上記軒樋6の底部には、縦樋7が接続さ
れ、雨水の排水が行われるようになっている。又、折板
屋根3の谷部31の先端32は、軒樋6の雨水が落下す
るに適した位置に配置され、谷部31の先端32には、
傾斜が急になり谷部が更に垂れた形状のおだれ33が設
けられ、雨水がスムースに落下するように配慮されてい
る。
【0009】軒樋6は、外側側壁61、内側側壁62、
及び底壁63により構成され、断面がU字状で上面が拡
幅され、落下してくる雨水の勢いに強弱があっても対応
して受け止めることができるようになっている。
【0010】上記軒樋6の内側側壁62の内面上方に
は、弾力性と水密性とを兼ね備えたシール材8が、内側
側壁62の上端62aより上方に突き出して張着されて
いる。このシール材8には、ゴム系材質や、ポリウレタ
ン樹脂の発泡体等が好適に用いられる。
【0011】上記シール材8は、予め軒樋6の施工時に
張着されていることが好都合であり、この後に折板屋根
3を施工することにより、シール材8の上面は、弾性的
な圧縮を受けながら、谷部31の裏面に圧接される。こ
の圧接を確実に行わせるには、予め設計段階で、シール
材8の軒樋6の内側側壁62の先端よりの突出寸法を設
定しておくとよい。
【0012】本実施例の作用を以下に図面を参照して説
明する。 (実施例の作用)図2において、折板屋根3の谷部31
の裏面は、軒樋6の内側側壁62の上端より突き出して
シール材8が設けられていることにより、折板屋根3が
施工されると、谷部31の裏面により圧縮を受け、谷部
31の裏面とシール材8の上面との間が圧接状態とな
り、所謂水密シールが確立される。
【0013】従って、前述のように、おだれ33の周囲
に砂埃の付着が発生したり、又、吹き降りにより雨滴R
0 が従来のように、谷部31の裏面と軒樋6の内側側壁
62の先端との間の隙間より吹き込もうとしても、この
雨滴R0 は、シール材8に阻止されて、下方に方向転換
された雨滴R1 となり、確実に軒樋6内に落下し、軒裏
(庇内部)に落下するのが防止される。
【0014】
【発明の効果】本発明の屋根軒先部の雨だれ防止構造に
おいては、軒樋の内側側壁に設けられたシール材が、屋
根軒先部の裏面に圧接されているので、おだれの周囲に
砂埃の付着が発生したり、又、吹き降りにより雨滴が従
来のように、屋根軒先部の裏面と軒樋の内側側壁の先端
との間の隙間より吹き込もうとしても、シール材に阻止
されて、下方に方向転換された雨滴となり、確実に軒樋
内に落下し、軒裏(庇内部)に落下するのが防止され
る。従って、屋根軒先部の雨だれ防止構造として好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根軒先部の雨だれ防止構造の一例を
示す断面図。
【図2】実施例の作用を説明する要部の断面図。
【図3】従来の屋根軒先部の構造を示す断面図。
【図4】折板屋根の谷部の先端の断面図。
【符号の説明】
1 外壁 2 横梁 3 折板屋根 4 固定金具 5 支持材 5a 軒裏材 6 軒樋 7 縦樋 8 シール材 9 軒先化粧材 31 谷部 32 先端 33 おだれ 61 外側側壁 62 内側側壁 62a 上端 63 底壁 R0 、R1 雨滴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根軒先部の下方に軒樋が配設された建
    物の軒先構造の軒樋の内側側壁に、この内側側壁の上方
    先端より突き出してシール材が設けられ、このシール材
    が屋根軒先部の裏面に圧接されていることを特徴とする
    屋根軒先部の雨だれ防止構造。
JP33179295A 1995-12-20 1995-12-20 屋根軒先部の雨だれ防止構造 Pending JPH09170312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33179295A JPH09170312A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 屋根軒先部の雨だれ防止構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33179295A JPH09170312A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 屋根軒先部の雨だれ防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09170312A true JPH09170312A (ja) 1997-06-30

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ID=18247699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33179295A Pending JPH09170312A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 屋根軒先部の雨だれ防止構造

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JP (1) JPH09170312A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020063625A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 Ykk Ap株式会社 屋根構造体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020063625A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 Ykk Ap株式会社 屋根構造体

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