JP2724303B2 - ガレージのビート材先付け構造 - Google Patents

ガレージのビート材先付け構造

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JP2724303B2
JP2724303B2 JP13192396A JP13192396A JP2724303B2 JP 2724303 B2 JP2724303 B2 JP 2724303B2 JP 13192396 A JP13192396 A JP 13192396A JP 13192396 A JP13192396 A JP 13192396A JP 2724303 B2 JP2724303 B2 JP 2724303B2
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靖之 淡路
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガレージのビー
ト材先付け構造に関するものである。さらに詳しくは、
この発明は、前枠内への雨水の浸入を防止するビート材
の設置をガレージの施工現場で行うことなく、予め取り
付けておくことができ、しかも防水性を十分に確保する
ことのできる、現場施工の省施工化を可能とした新しい
ガレージのビート材先付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の車庫まわりには、車
体を風雨や強い日射などから保護するために、図4の<
a>及び<b>の正面図及び側面図に示したようなガレ
ージが、しばしば設置されてきている。この図4<a>
<b>に示したガレージにおいては、複数の柱(1)が
所定間隔で立設され、この柱(1)の各々に梁(2)が
所定勾配で接合されている。また、梁(2)間には枠材
(3)が架設され、その長さ方向に屋根パネル(4)が
連設されている。これらの柱(1)、梁(2)、及び枠
材(3)には、通常、アルミニウム押出材が用いられ、
屋根パネル(4)には、アクリル樹脂が用いられてい
る。
【0003】また、この図4<a><b>に示したガレ
ージは、片流れタイプであるが、これを対称配置して相
互を接合することにより合掌タイプを形成することがで
きる。このようなガレージにおいては、屋根パネル
(4)の取付けに関して、図5に示したような取付構造
が採用されてもいる。
【0004】この図5に示した屋根パネルの取付構造に
おいては、梁(2)の上端部及び下端部にそれぞれ前枠
(5)及び雨樋(6)が架設され、これらの前枠(5)
及び雨樋(6)の間に屋根パネル(4)が連設されるよ
うにしている。具体的には、雨樋(6)の前枠対向部位
にパネル受具(7)が、1枚の屋根パネル当たり2本ず
つ設置され、屋根パネル(4)の前端部を前枠(5)に
差し込み、後端部をそのパネル受具(7)に差し込むこ
とにより、屋根パネル(4)を取り付けることができる
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
5に示した屋根パネルの取付構造には改善されるべき課
題が残されているのが実情であった。前枠(5)には、
図6に示したように、屋根パネル(4)の前端部が差し
込まれる挿入部(8)が後端上部に形成されている。こ
の挿入部(8)を介して、屋根パネル(4)の上面から
雨水が、下面側へ回り込み、ガレージの下部空間に形成
される車庫スペースに滴下することのないように、ガレ
ージの施工においては、通常、屋根パネル(4)の設置
に際して、挿入部(8)における前枠(5)と屋根パネ
ル(4)の上面との間に、軟質材からなるビート材
(9)を取り付けるようにしている。だが、このビート
材(9)の取付けが現場施工上問題となっているのであ
る。
【0006】それと言うのも、ビート材(9)は、通
常、およそ5m程度の長さを有する長尺材であり、これ
を挿入部(8)において前枠(5)と屋根パネル(4)
の上面との間に押し込むには、たとえビート材(9)が
軟質材から形成されたものであるにせよ簡便でなく、労
力は必要としている。現状では、ビート材(9)の取付
けにはおよそ10〜15分程度要している。現場施工性
を改善し、施工作業を容易とするためには、この雨水の
浸入防止に有効なビート材(9)の取付けを改善するこ
とが一つの課題となる。
【0007】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来のガレージにおけるビート材の
取付けについての上記欠点を解消し、前枠内への雨水の
浸入を防止するビート材の設置をガレージの施工現場で
行うことなく、予め取り付けておくことができ、しかも
防水性を十分に確保することのできる、現場施工の省施
工化を可能とした新しいガレージのビート材先付け構造
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、所定間隔で立設される複数の柱
の各々に梁が所定勾配で接合され、この梁の上端部及び
下端部にそれぞれ前枠及び雨樋が架設されるとともに、
屋根パネルが、その前端部を前枠に差し込み、後端部を
雨樋に付設されるパネル受具に差し込むことにより取り
付けられて、前枠及び雨樋間に連設されるガレージにお
いて、前枠には、屋根パネル前端部が差し込まれたとき
に屋根パネル上面よりも上方に位置する部位に、係合溝
部が前枠の長さ方向に沿って設けられ、この係合溝部
に、屋根パネル上面に密着可能とした下端部を有するビ
ート材が係止されて取り付けられており、ガレージ施工
における屋根パネルの設置に際して、屋根パネル前端部
が前枠に差し込まれたときに、ビート材下端部が屋根パ
ネル上面に密着することを特徴とするガレージのビート
材先付け構造を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って実施例をも示
しつつ、この発明のガレージのビート材先付け構造につ
いてさらに詳しく説明する。
【0010】
【実施例】図1は、この発明のガレージのビート材先付
け構造の一実施例を示した要部斜視図である。たとえば
この図1に示した例においては、実線円内を図中に拡大
して示したように、前枠(5)には、その上端部に、屋
根パネル(4)の前端部の差込みを可能とした挿入部
(8)が形成されている。そして、図2の断面図にも示
したように、この挿入部(8)の上端内側に、図3に示
したようなビート材(10)を取り付けるための係合溝
部(11)が、前枠(5)の長さ方向に沿って設けられ
ている。係合溝部(11)は、屋根パネル(4)の設置
に際して、その前端部が差し込まれたときには、屋根パ
ネル(4)の前端部の上面よりも上方に位置する。ま
た、前枠(5)の後端上部(12)は、挿入部(8)の
入口に配置され、しかも上方に若干突出している。この
上方への若干の突出により、後述するように、屋根パネ
ル(4)の下面を前枠(5)の後端上部(12)で支持
することができるようになっている。
【0011】前枠(5)には、さらに、略水平方向に延
びる連結片(13)が設けられてもおり、前枠(5)の
前端(14)と後端(15)とを連結している。これに
より、挿入部(8)が前枠(5)の内部と区画されてい
る。連結片(13)の前枠後端(15)との接続部は後
端上部(12)の近傍下方としている。一方、ビート材
(10)は、図3に例示したように、上端部に係合部
(16)を備えている。この係合部(16)の外形は、
前枠(5)に設けられた係合溝部(11)の内面形状と
一致している。ビート材(10)の下端部には、2条の
水切りひれ(17)が係合部(16)から垂下延設され
ている。この水切りひれ(17)が屋根パネル(4)の
上面と密着することによって、前枠(5)内への雨水浸
入を防止する。水切りひれ(17)の配設枚数について
は特にこの例に限定されることはない。1枚であっても
よく、また、3枚以上としても構わない。
【0012】このような構成を有するビート材(10)
は、たとえば、長尺の一体物として成形することがで
き、その材質も軟質材とすることができる。たとえば塩
化ビニル等を好適な材料として例示することができる。
そして、図1に示した構造においては、ビート材(1
0)をガレージの施工現場において前枠(5)の係合溝
部(11)に取り付けるのではなく、ガレージを生産す
る工場内において取り付けるようにしている。その取付
けは、ビート材(10)の係合部(16)を前枠(5)
の係合溝部(11)に挿入するだけで完了し、この挿入
により、係合部(16)が係合溝部(11)に係止され
て、ビート材(10)は前枠(5)に取り付けられる。
こうして、ビート材(10)は、ガレージ施工における
屋根パネル(4)の設置に先立って予め取り付けられ、
この状態において出荷される。このため、ビート材(1
0)を施工現場で取り付ける必要はなく、ガレージの施
工現場では、屋根パネル(4)を設置する際には、前枠
(5)との接続には、屋根パネル(4)の前端部を挿入
部(8)に差し込むだけとなる。このような差込みのみ
によっても、屋根パネル(4)の前端部における防水性
は良好に実現される。
【0013】すなわち、図1に示したように、屋根パネ
ル(4)の前端部が前枠(5)の挿入部(8)に差し込
まれると、その上面が、ビート材(10)の水切りひれ
(17)に接触し、また、屋根パネル(4)は、前枠
(5)の後端上部(12)がその下面に接触することに
よって支持される。このときの前枠後端上部(12)の
支持により、ビート材(10)の水切りひれ(17)
は、屋根パネル(4)の上面と隙間なく密着する。この
ため、雨水が、屋根パネル(4)の上面を伝って下面側
に回り込むのが防止される。万一、水切りひれ(17)
に経時的な性状の変化等により変形などが生じて密着性
が低下することがあったとしても、前枠(5)には、連
結片(13)が設けられているため、前枠(5)内に浸
入した雨水は、ここからさらに屋根パネル(4)の下面
を伝って移動することはなく、挿入部(8)内において
滴下する。挿入部(8)は、前述の通り、前枠(5)内
と区画されており、また、通常、長手方向の両端は開口
され、ここには、端部キャップと称される水抜き穴が形
成された蓋体が設けられるため、挿入部(8)を浸入し
た雨水をその蓋体の水抜き穴から排水することができ
る。ガレージ下部空間の車庫スペースに雨水が滴下する
ことはなく、防水性は確実に確保される。
【0014】以上から明らかな通り、図1に示した構造
においては、ビート材(10)は、ガレージの施工以前
に先付けされている。施工現場でビート材(10)を取
り付ける必要はなく、ガレージ施工の省施工化が実現さ
れる。しかも、ビート材(10)による防水性は、図6
に示した従来の後付け施工の場合に比べ劣化することは
なく、十分に確保される。
【0015】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。ガレージの細部の構成及び構造
等の細部については様々な態様が可能であることは言う
までもない。
【0016】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、前枠内への雨水の浸入を防止するビート材の設置
をガレージの施工現場で行わずに済む。ビート材は、ガ
レージ施工に先立って前枠に取り付けられ、現場施工の
省施工化が実現される。また、先付けされたビート材に
よる防水性は従来と遜色はなく、十分な防水性が確保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガレージのビート材先付け構造の一
実施例を示した要部斜視図である。
【図2】図1に示した前枠の拡大断面図である。
【図3】図1に示したビート材の拡大斜視図である。
【図4】屋根パネルの取付構造を示した斜視図である。
【図5】従来のビート材先付け構造を示した断面図であ
る。
【図6】図5に示した取付構造の平面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 梁 3 枠材 4 屋根パネル 5 前枠 6 雨樋 7 パネル受具 8 挿入部 10 ビート材 11 係合溝部 12 後端上部 13 連結片 14 後端 15 前端 16 係合部 17 水切りひれ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で立設される複数の柱の各々に
    梁が所定勾配で接合され、この梁の上端部及び下端部に
    それぞれ前枠及び雨樋が架設されるとともに、屋根パネ
    ルが、その前端部を前枠に差し込み、後端部を雨樋に付
    設されるパネル受具に差し込むことにより取り付けられ
    て、前枠及び雨樋間に連設されるガレージにおいて、前
    枠には、屋根パネル前端部が差し込まれたときに屋根パ
    ネル上面よりも上方に位置する部位に、係合溝部が前枠
    の長さ方向に沿って設けられ、この係合溝部に、屋根パ
    ネル上面に密着可能とした下端部を有するビート材が係
    止されて取り付けられており、ガレージ施工における屋
    根パネルの設置に際して、屋根パネル前端部が前枠に差
    し込まれたときに、ビート材下端部が屋根パネル上面に
    密着することを特徴とするガレージのビート材先付け構
    造。
  2. 【請求項2】 前枠後端上部で屋根パネルを下面より支
    持し、ビート材下端部を屋根パネル上面に密着させる請
    求項1記載のガレージのビート材先付け構造。
  3. 【請求項3】 前枠の前端及び後端が、後端上部よりも
    下方に位置する連結片によって連結されている請求項2
    記載のガレージのビート材先付け構造。
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