JP2000170337A - 破風構成体 - Google Patents

破風構成体

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JP2000170337A
JP2000170337A JP10347665A JP34766598A JP2000170337A JP 2000170337 A JP2000170337 A JP 2000170337A JP 10347665 A JP10347665 A JP 10347665A JP 34766598 A JP34766598 A JP 34766598A JP 2000170337 A JP2000170337 A JP 2000170337A
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Eiji Furukawa
英治 古川
Yoshitsugu Tsuchida
喜嗣 土田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軒から突出する破風の端部から雨水が流れ落ち
ないようにし、破風から落下した雨水が地上に穴を掘っ
て跡を残すなどの不都合を解消する。 【解決手段】屋根の妻に取り付けられる破風板状の装飾
材1の先端上面部15に開口部16を設け、この開口部
の軒側の縁部に止水部材3を固着し、開口部16の下方
には、一端を開口部16に接続し且つ他端を軒樋内に差
し入れた雨水誘導管路4を設け、ケラバを伝って破風装
飾材1の上面部15を流れ落ちる雨水を止水部材3でせ
き止めて開口部16へ流入させ、雨水誘導管路4を通っ
て軒樋に流下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、破風板状の装飾材
を用いて破風を構成する破風構成体に関する。
【0002】
【従来の技術】屋根の妻を装飾するため、たるき形に装
飾材を取り付けて破風を構成する場合がある。これは、
図6に示されているように、鋼板を折り曲げ加工して破
風板状に成形した装飾材61を用い、これを、その先端
部61aが軒樋62の側方に突出するように配してして
たるき形63の表面に取り付け、装飾材61と屋根材と
の接合部を化粧材64で被覆してケラバ65を納め、あ
たかも屋根の妻に厚みのある破風板が組み付けられてい
るように設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】破風を構成した場合、
装飾材61の先端部61aが軒から突出する。そのた
め、ケラバ65から装飾材61の上面部を流れ落ちる雨
水が上記先端部を伝って地上に落下し、地上に雨水の穴
を掘って跡を残したり水溜まりをつくったりすることが
あった。
【0004】そこで、本発明は、屋根の妻に破風板状の
装飾材を取り付けて破風を構成する場合に、ケラバを伝
って破風の先端部から落下する雨水をできる限り少なく
し、地上に雨水が落下した跡などができないようにする
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、破風板状に形成された破風装飾材を屋根の妻に取り
付けて破風を構成する本発明の破風構成体は、軒側に突
出した破風装飾材の先端上面部に開口部を設け、この開
口部下方に、一端を上記開口部に接続し且つ他端を雨樋
内に差し入れた雨水誘導管路を設け、破風装飾材の上面
部を流れ落ちる雨水が雨水誘導管路を通って雨樋に流下
するように構成されたことを特徴とする。
【0006】上記構成において、破風装飾材の上面部を
流れ落ちる雨水を開口部に集水するため、開口部の軒
側、より好ましくは開口部の周縁に、上方に突出した集
水片を設けることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の破風
構成体の外観図、図2は破風装飾材の切断端面図、図3
は端部納め材の切断端面図、図4及び図5は屋根に取り
付けられた破風構成体の軒の部分を一部を破断して示す
側面図及び正面図である。なお、各図において破風装飾
材は、その軒側先端部分のみが示され、屋根の棟側の部
分は省略されている。
【0008】本形態の破風構成体は、屋根の妻のたるき
形に取り付けられる破風装飾材1、この装飾材の先端部
に装着される端部納め材2、装飾材の上面部に固着され
る止水部材3及び装飾材の内側に装着される雨水誘導管
路4から構成される。
【0009】破風装飾材1は、鋼板を用い、折り曲げ加
工により、屋根の棟から軒樋の側方まで延びる破風板状
に成形されている。より詳しくは、一枚の長尺鋼板を折
り曲げて、棟から軒までに至るまでの部分は、図2に示
されているように、屋根の外側に露出する外面部11、
底面部12、妻側となる内面部13及び内面部の縁辺部
から適宜な幅水平に延設させた接合面部14により上方
を開口した略U字状の断面となるように形成し、軒から
軒樋の側方に突出する先端部1aは、図1に示されてい
るように、外面部11、内面部13及び上面部15によ
り下方と側方を開口した下向き略U字状の断面となるよ
うに形成してある。先端部1aの外面部11と内面部1
3は、両面部の棟側の部分よりも幅を広くすると共に、
その縁辺部を直角に切断し、上面部15と連なる短尺の
側辺部11a,13aと、底面部12と連なる長尺の底
辺部11b,13bとの間を開口した形状に設けてあ
る。また、先端部1aの上面部15には円形に広く開口
した開口部16を設け、同じく内面部13には開口部1
7を設けてある。両開口部の形成位置は、破風装飾材1
を妻に取り付けたときに、軒樋の端部の近傍となる部位
である。
【0010】端部納め材2は、プラスチックにより、破
風装飾材1の開口した先端部1aに嵌まり込み、この開
口を被閉し得るよう略L字状に折曲した形状に形成され
ている。より詳しくは、図3に示されているように、破
風装飾材1の先端部1aに装着し得るよう内外面部1
1,13間と略同幅の基部21を、上記先端部1aの直
角に折れ曲がった側辺部11a,13a及び底辺部11
b,13bに沿わせて略L字状に折り曲げると共に、基
部21の両縁に破風装飾材1の縁辺部が嵌着する溝部2
2,22を設け、且つその内側に適宜高さで接合片2
3,23を平行に突設した形状としてある。
【0011】止水部材3は、破風装飾材1の上面部15
と略同じ幅を有する鋼材を開口部16と同径の円弧で半
円状に切り欠くと共に、この切り欠き部から垂直に立ち
上がって上方に突出し且つ切り欠き部に沿って略U字状
に湾曲した集水片3aを設けた形状に形成されている。
【0012】雨水誘導管路4は、図1に示されているよ
うに、鋼製のドレン41とプラスチック製のチューブ4
2から構成されている。ドレン41は、開口部16と同
径の開口が穿設されていて破風装飾材1の上面部15に
裏面から接合する取り付け部41aに、上記開口に接続
して略直角に折れ曲がった管部41bを固着してなり、
開口部16と重なるようにして取り付け部41aを上面
部15に取り付けたときに、管部41bの端部が内面部
13に形成された開口部17から装飾材外方に突出する
ように設けてある。チューブ42は、内面部13の側方
に突出した管部41bの端部に一端を接続し、他端を軒
樋8の内部に差し入れることのできる長さに設けてあ
る。
【0013】これらの部材からなる本形態の破風構成体
は以下の手順で施工される。先ず、止水部材3と雨水誘
導管路4のドレン41を破風装飾材1に取り付ける。取
り付けは、半円状の切り欠きを上記開口部16の軒側の
周縁に沿わせて止水部材3を上面部15の表面側に接合
し、また、開口が開口部16に重なるようにしてドレン
41の取り付け部41aを上面部15の裏面側に接合
し、つまり開口部16を挟んで上面部15の表裏に両部
材を重合し、止めネジなどの固着具5で上面部15に固
着して行う。上述の如く、上面部15に固着されたドレ
ン41の管部41bの端部は、上記開口17から内面部
13の側方に突出する。
【0014】次に、破風装飾材1を妻に取り付ける。破
風装飾材1の取り付けは、屋根の妻側に露出したたるき
形6の側面と底面に外側面部11と接合面部14をそれ
ぞれ接合させ、釘や鋲などの固着具5を打ち付けて行
う。
【0015】さらに、軒樋7の側方に突出した破風装飾
材1の先端部1aに端部納め材2を固着する。破風装飾
材1への端部納め材2の固着は接着剤を用いて行うが、
この際、端部納め材2の接合片23,23の外側に破風
装飾材1の内外面部11,13の側辺部11a,13a
と底辺部11b,13bとを重ね合わせ、そのまま端部
納め材2を押し込めば、両縁の溝部22,22に上記各
縁辺部が突入して端部納め材2が先端部1aに嵌着し、
破風装飾材1の開口端部が端部納め材2で閉塞される。
【0016】そして、管部41bの端部にチューブ42
の一端を接続し、他端を軒樋7の内部に差し入れる。さ
らに、破風装飾材1とたるき形6の接合部及びこれらと
屋根材との接合部を上方からカバー材8で被覆してケラ
バ9を納め、カバー材8の端部にコーキング剤10を充
填して防水処理を施し、破風構成体の施工が完了する。
予め破風装飾材1の先端部1aに端部納め材2を固着し
ておき、これをたるき形6に取り付けるようにしてもよ
い。
【0017】このように形成された本形態の破風構成体
によれば、ケラバ9を伝って破風装飾材1の上面部15
に流れ落ちる雨水は、同面部に形成された開口部16に
流入し、上面部15の下方に設けた雨水誘導管路4のド
レン41及びチューブ42を通って軒樋7に流下するの
で、破風装飾材1の先端部1aを伝って落下する雨水が
少なくなる。しかも、図4及び図5に示されているよう
に、開口部16の軒側の周縁に沿って、略U字状に湾曲
した集水片3aを上方に突出させてあるので、ケラバ9
を伝って上面部15に流れ落ちる雨水の殆どを集水片3
aでせき止めて開口部16内に流入させることができ
る。
【0018】なお、上記形態では、破風装飾材1の先端
部1aを開口させ、ここに端部納め材2を装着する態様
としたが、両部材を一体とした態様、すなわち破風装飾
材を先端部を折り曲げ加工により箱状に閉塞した態様の
ものを用いてもよい。また、雨水誘導管路4は、開口部
16と雨樋7とを結ぶ流通管路であれば、ドレン41と
チューブ42を一体にするなど適宜な態様とすることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の破風構成体によれば、ケラバを
伝って破風の上面部を流れ落ちる雨水を雨水誘導管路を
介して雨樋に導き、破風の先端部から落下する雨水を少
なくすることができ、破風の先端から雨水が落下するこ
とに伴って生じる不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の破風構成体の構成部材を
展開して示した図である。
【図2】図1のII−II線に沿った破風装飾材の切断端面
図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿った端部納め材の切断端
面図である。
【図4】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分
を一部を破断して示す側面図である。
【図5】破風構成体を屋根に取り付けたときの軒の部分
を一部を破断して示す正面図である。
【図6】従来の破風構成体の軒の部分の側面図である。
【符号の説明】
1 破風装飾材 2 端部納め材 3 止水部材 4 雨水誘導管路 6 たるき形 7 軒樋 9 ケラバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破風板状に形成された破風装飾材を屋根
    の妻に取り付けて破風を構成する破風構成体において、
    軒側に突出した破風装飾材の先端上面部に開口部を設
    け、この開口部下方に、一端を上記開口部に接続し且つ
    他端を雨樋内に差し入れた雨水誘導管路を設け、破風装
    飾材の上面部を流れ落ちる雨水が雨水誘導管路を通って
    雨樋に流下するように構成された破風構成体。
  2. 【請求項2】 開口部の軒側に、上方に突出した集水片
    を設けた請求項1に記載の破風構成体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017475A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 パナソニック株式会社 けらば化粧材の軒先構造

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