JP3717388B2 - 基準電圧発生回路及びその出力値調整方法並びに電源装置 - Google Patents

基準電圧発生回路及びその出力値調整方法並びに電源装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単独で又は他の半導体装置に組み込まれるCMOS基準電圧発生回路と、その基準電圧発生回路の出力値調整方法、並びにその基準電圧発生回路を利用した装置の一例としての電源装置に関するものである。特にこの電源装置は携帯電話など小型機器の電源装置として利用するのに適するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSトランジスタを定電流源とする基準電圧発生回路が知られている(特公平4−65546号公報参照)。そこでは、図9に示されるように、デプレッション型MOSトランジスタQ1のゲートとソースを接続してその定電流性を利用する。そして、ゲートとドレインが接続されたエンハンスメント型MOSトランジスタQ12とQ13をその定電流で動作するように直列に接続して、それらのMOSトランジスタQ12,Q13に発生する電圧を基準電圧として取り出すものである。ここでは、いずれのMOSトランジスタQ1,Q12,Q13もNチャネル型である。MOSトランジスタQ12のゲートとソース間の電圧VgsはV012、MOSトランジスタQ13のVgsはV013である。MOSトランジスタQ12、Q13は1個のみでもよく、図9のように2個、又は3個以上でもよい。
【0003】
その従来技術の文献では、エンハンスメント型トランジスタQ12とQ13のしきい値電圧を互いに異ならせることについては触れられていないが、デプレッション型MOSトランジスタQ1とエンハンスメント型MOSトランジスタQ12,Q13との間でしきい値電圧を異ならせる方法として、基板の不純物濃度、あるいはチャネルの不純物濃度を変化させる方法が実施例として挙げられている。その方法は、いずれもイオン注入時の注入量を変えることである。
【0004】
ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSトランジスタを定電流源とする基準電圧発生回路としては、他に図10に示されるものが考えられる。ここで、Q1は図9のものと同じくデプレッション型MOSトランジスタ、Q2はしきい値電圧の低い側のエンハンスメント型MOSトランジスタ(しきい値電圧Vt_l)、Q3はしきい値電圧の高い側のエンハンスメント型MOSトランジスタ(しきい値電圧Vt_h)を示す。基準電圧VREFとしては、エンハンスメント型MOSトランジスタQ3、Q2のしきい値電圧の差分が出力される。
【0005】
図11に図10の基準電圧発生回路におけるMOSトランジスタQ1、Q2、Q3のVgs対(Ids)1/2波形(ただしドレイン電圧は飽和条件)を示す。ただしQ1、Q2、Q3のコンダクタンスファクタ(K)は同一とする。Vgsはゲートとソース間の電圧、Idsはドレイン電流である。
【0006】
MOSトランジスタQ1はVgsが0Vで固定されているため、図11のQ1の波形からIconstなる定電流を流す。したがって、Ids=IconstとなるMOSトランジスタQ2、Q3のVgsがそれぞれVo2、Vo3となる。基準電圧VREFはこの差分で表わされるので
Figure 0003717388
となり、基準電圧VREFが2つのMOSトランジスタQ3,Q2のしきい値電圧Vt_h,Vt_lの差分で表わされることがわかる。
【0007】
この回路構成の基準電圧VREFの利点として次の点を挙げることができる。
(1)しきい値電圧Vthの差分で決定されるため、デプレッション型MOSトランジスタのしきい値電圧Vthのばらつきなどによる定電流の変化に対して基準電圧VREFのばらつきが小さい。
(2)MOSトランジスタQ2,Q3の温度特性がほぼ同一であることにより、基準電圧VREFの温度依存性が小さい。
(3)バンドギャップリファレンス回路などに比べてMOSトランジスタが最低3つで構成できるため、比較的容易にかつ小面積で構築できる。バンドギャップリファレンス回路とは、PN接合のVbe(ベース・エミッタ間の電圧)とサーマルボルテージVt(=kT/q)(kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは単位電荷)の温度特性の極性の違いを利用して温度係数の極めて小さい基準電圧VREFを取りだすようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10の回路構成でも、より高精度の基準電圧VREFを実現するためには以下のような課題がある。
(1)2つのMOSトランジスタQ2,Q3はイオン注入によってしきい値電圧Vthをそれぞれ決定しているため、ばらつきは独立で、その差分はばらつきが大きくなり、結果として基準電圧VREFのばらつきが大きくなる。図12にMOSトランジスタQ2のしきい値電圧Vthが低く、MOSトランジスタQ3のVthが高くなった場合の例を示す。破線が変化前の状態である。
【0009】
(2)チャネルプロファイルが異なるため、しきい値電圧Vthやモビリティーの温度特性も厳密には異なり、基準電圧VREFの温度特性向上に限界がある。図13に高温時のMOSトランジスタQ2、Q3のしきい値電圧Vth及びモビリティーが変化した場合の例を示す。破線が変化前の状態であり、傾斜が変化している。
【0010】
(3)基準電圧発生回路を備えた半導体装置の従来のプロセス工程を図14を参照して説明すると、ウエハスタート(ステップS1)後、ウエハにウエルを形成し(ステップS2)、ウエハ表面に素子分離膜を形成する(ステップS3)。素子領域にしきい値電圧Vth決めのイオン注入を行なって基準電圧VREFを決定する(ステップS4)。ウエハ表面にゲート電極を形成し(ステップS5)、素子領域にソース・ドレインを形成した後(ステップS6)、ウエハ上全面にポリシリコン−メタル配線間絶縁膜(ポリメタル絶縁膜)を形成し(ステップS7)、そのポリメタル絶縁膜にコンタクトホールを開口する(ステップS8)。ポリメタル絶縁膜上にメタル配線を形成した後(ステップS9)、パッシベーション膜を形成する(ステップS10)。ウエハテストを実行し(ステップS11)、パッケージ封止をして半導体装置を完成する(ステップS12)。
【0011】
従来技術の基準電圧発生回路では、基準電圧VREFをしきい値電圧Vthで決めているため、しきい値電圧Vthを決定するイオン注入工程(図14、ステップS4参照)を過ぎてしまうと、基準電圧VREFの変更ができない。また、しきい値電圧Vthを決定するイオン注入工程は、半導体装置の製造工程の前半部分で行なわれるため、基準電圧VREFの決定(仕様決定)から半導体装置完成までに時間がかかる。
【0012】
本発明はこのような問題点に鑑み、プロセスばらつきや、温度変化に対して基準電圧VREFの依存性が小さく、半導体装置完成に近い工程で基準電圧VREFを調整できる基準電圧発生回路及びその調整方法並びにそれらを用いた電源装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の基準電圧発生回路は、ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSトランジスタを定電流源とし、そのデプレッション型MOSトランジスタにしきい値電圧の異なる2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタが直列に接続されて構成されるものであって、上記2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタは、チャネルの不純物プロファイルが同一であり、フローティングゲートとコントロールゲートを備え、フローティングゲートとコントロールゲートのカップリング係数の違いによってしきい値電圧が決定されるものであり、上記エンハンスメント型MOSトランジスタの少なくとも1つはフローティングゲート及びコントロールゲートのうちの少なくともいずれかがチャネル領域上とは異なる部分にヒューズ回路を備えているものである。
【0014】
回路構成は、それらのエンハンスメント型MOSトランジスタが、図10に示されるように、ゲートが共通に接続された2つのMOSトランジスタを含み、両MOSトランジスタの接続点に出力端子が設けられているものであってもよく、又は図9に示されるように、エンハンスメント型MOSトランジスタがそれぞれのゲートとドレインが接続されているものであってもよい。図9においては、MOSトランジスタQ12、Q13は3個以上を直列に接続してもよい。特公平4−65546号公報にはPチャネル型MOSトランジスタで構成した基準電圧発生回路も示されており、そこに示されている基準電圧発生回路でエンハンスメント型MOSトランジスタが2個以上のものには、エンハンスメント型MOSトランジスタのしきい値電圧を異なるものにして、本発明を適用することができる。
【0015】
本発明の基準電圧発生回路の出力値調整方法は、本発明の基準電圧発生回路のヒューズ回路を切断することにより、カップリング係数を調整して基準電圧出力値を調整する。
【0016】
本発明の電源装置は、供給する電源電圧を基準電圧と比較することによって電源電圧を表示又は制御する検出回路を備えたものであって、その基準電圧を発生する回路として本発明の基準電圧発生回路を備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる基準電圧発生回路において、ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタのフローティングゲート及びコントロールゲートの少なくともいずれかにヒューズ回路を設ける構造として次のようないくつかの構造をとることができる。
第1の構造として、ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が直列に設けられている。
【0018】
第2の構造として、ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が並列に設けられている。
第3の構造として、ヒューズ回路は、フローティングゲートとコントロールゲート積層部分に設けられている。
第4の構造として、ヒューズ回路は、フローティングゲートとは重畳していないコントロールゲート部分に設けられている。
第5の構造として、ヒューズ回路は、コントロールゲートとは重畳していないフローティングゲート部分に設けられている。
【0019】
【実施例】
実施例の基準電圧発生回路は図9や図10に示されたもの、又はそれらを基にして変形したものである。
比較として、従来型基準電圧発生回路において、しきい値電圧Vthの異なるNチャネル型MOSトランジスタの断面図を図15に示す。ここで、図10の回路図と符号を合わせるため、しきい値電圧Vthの低い方のMOSトランジスタをQ2、高い方をQ3としている。プロセス工程はポリシリコンゲート形成直後を示す。
【0020】
1a,2aがそれぞれのチャネルドープ領域、×が注入されたボロンを示す。20がポリシリコンゲート、4がゲート酸化膜を示す。チャネルドープのボロンは、MOSトランジスタQ3の方が多く注入されており、その分しきい値電圧Vthが高くなる。ボロンの量を変えることによりチャネル領域の不純物プロファイルが異なり、この違いにより前述のプロセスばらつきや温度特性の依存性が生ずる。
【0021】
図1に本発明の実施例1を示す。上段が断面図、下段が平面図を示す。図中の符号1、2及び4は図15の1a、2a及び4と同じものを示す。ただしチャネルドープ領域1,2のチャネル不純物は、図15のものとは異なり、全く同一プロファイルであり、同時に形成されたものである。
【0022】
5はポリシリコンにてなるコントロールゲートで、ゲート酸化膜4上に形成されたポリシリコンにてなるフローティングゲート3上に、ポリシリコン/ポリシリコン層間膜(ポリ/ポリ層間膜)6を介して形成されている。
MOSトランジスタQ2において、フローティングゲート3、ポリ/ポリ層間膜6及びコントロールゲート5からなる積層ゲート電極は、チャネル領域とは異なる一部分で幅寸法が小さく形成され、その部分がヒューズ回路7を構成している。
【0023】
チャネル領域の面積Sc(図中、横線の網掛け部分の面積)と、フローティングゲート3とコントロールゲート5の重畳部分の面積Sf(図中、横線の網掛け部分と斜線の網掛け部分を合わせた面積)との比をカップリング係数CCと定義する。
CC=Sf/Sc
【0024】
図1の平面図に示すように、2つのMOSトランジスタQ2,Q3は、フローティングゲート3とコントロールゲート5の重畳部分の面積Sfが異なり、カップリング係数CCが異なり、ひいてはしきい値電圧Vthが異なる。MOSトランジスタQ2,Q3のしきい値電圧Vthの差はカップリング係数CCの違いによってのみ生じるため、チャネルドープやゲート酸化膜4の膜厚、ポリ/ポリ層間膜6の膜厚がばらついてもしきい値電圧Vthの差は一定に保たれる。
【0025】
以下に具体的数値例を挙げる。
2層ポリシリコンゲートMOSトランジスタを単層ポリシリコンゲートの等価的なMOSトランジスタとみて、そのときの容量をCox_eff、下層ゲートの容量をCox_gate、上層のポリ/ポリ層間容量をCox_psps、ゲート酸化膜厚=ポリ/ポリ層間膜厚=d、ゲート酸化膜の誘電率=ポリ/ポリ酸化膜の誘電率=εとするとき、
Figure 0003717388
となる。
【0026】
この値を、Vthを規定する以下の式に代入する。
Figure 0003717388
ここで、Vfbはフラットバンド電圧、φfはフェルミポテンシャル差であり、Vfb+2φfは一定値であり、Qbは空乏層内の単位面積当りの電荷である。
【0027】
Vfb+2φfを0.3Vとすると、
Vth = 0.3+Qb×d/ε/Sc(1+1/CC)
となる。この式より第3項に着目して、カップリング係数CCを変えることでしきい値電圧Vthが変わることが理解できる。
【0028】
では実際にカップリング係数CCを変えることでしきい値電圧Vthをどの程度変えることができるかを一例として計算してみる。
Q3について、Vth =1.0V,Sc=2.0μm2,Sf=2.4μm2、CC=2.4/2.0=1.2とし、Q2について、Sc=2.0μm2,Sf=8.0μm2、CC=8.0/2.0=4.0とすると、
Q3について、 Vth=1.0V
Q2について、 Vth=0.78V
となり、しきい値電圧Vthの差分は0.22Vとなる。そしてこの値が基準電圧VREFとして出力される。
【0029】
したがって、この実施例1ではイオン注入量や酸化膜厚のばらつきによらない基準電圧VREFが出力される。
しかも2つのMOSトランジスタQ2,Q3のチャネルプロファイルは同一工程で同時に形成されることから全く同一であり、モビリティーの温度特性及びしきい値電圧Vthの温度特性も同一である。ゆえにこの方法では従来型に比較して温度依存性の小さい高精度な基準電圧発生回路を実現できる。
【0030】
カップリング係数CCはその定義式から明らかなように、チャネル領域の面積と、フローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分の面積との面積比で決定される。その面積比は製品のマスクパターンで決定されるため、一旦マスクを作製するとその値は一定であり簡単には変更することができない。もし仮に変更するのであればマスクを作り直すといった余分な作業、時間、費用が発生する。
【0031】
しかしながら、図1に示す実施例では、ヒューズ回路7を切断することにより、製造工程のなかでカップリング係数CCを変更できるため、マスク作成後においてもVREFの調整が可能となりマスクを作り直すといった無駄が生じない。
【0032】
図2は図1の実施例のヒューズ回路7切断後の状態を示す平面図である。
ヒューズ回路7の切断を行なうことで積層ゲート電極8の部分はゲート電極として機能しなくなるため、カップリング係数CCは切断前より小さくなる。これにより基準電圧VREFの変更が可能となる。
例えば、切断前の値としてSc=2.0μm2,Sf=8.0μm2、CC=8.0/2.0=4.0とすると、前述の条件をそのまま用いて、しきい値電圧Vthは、Vth=0.78V
である。
【0033】
ヒューズ回路14の切断を行なうことにより、カップリング係数CCを3.0に変更した場合、しきい値電圧Vthは、
Vth=0.81V
となり、しきい値電圧、ひいては基準電圧VREFを0.03V変えることが可能となる。もちろんカップリング係数CCをもっと大きく変化させれば、得られるVREFの変調度合いも大きくできる。
【0034】
図3はこの実施例のプロセス工程を示すフローチャートである。ステップS1からステップS10までは図14のフローチャートと同じなので説明は省略する。ただし、ステップS4のイオン注入工程は必ずしも基準電圧VREFの決定とはならない。
ステップS10で、パッシベーション膜を形成した後、基準電圧発生回路を構成するMOSトランジスタのゲート電極を構成するヒューズ回路をレーザー切断により切断し、ゲート電極のカップリング係数CCを変更して、基準電圧発生回路の基準電圧VREFを決定する(ステップS13)。ただし、ヒューズ回路を切断しなくても所定の基準電圧VREFになっている場合は、ヒューズ回路を切断しない。その後、ウエハテストを実行し(ステップS14)、パッケージ封止をして半導体装置を完成する(ステップS15)。
【0035】
ステップS13のヒューズ回路の切断はレーザー切断装置を用いれば実現できる。さらにレーザーでの切断工程はウエハテスト(ステップS15)の直前で行なうのが一般的であるため、半導体装置製造工程の終盤部分でも基準電圧VREFの変更が可能となる。すなわち本発明においては基準電圧VREFの決定から半導体装置完成までの工期の短縮が可能となる。
【0036】
さらに本発明においてはヒューズ回路を複数個準備しておくことにより、同一マスク、同一プロセスでありながら、レーザー切断個所のみを変更することで基準電圧VREFの異なる複数個の基準電圧発生回路を作り出すことが可能となる。この態様を本発明の実施例2として図4に示す。
【0037】
図4は、実施例2を示す平面図である。図4ではヒューズ回路が3つの場合について説明している。断面構造は図1に示す実施例1と同様である。図4でも、図1と同様に、横線の網掛け部分はチャネル領域を示し、横線の網掛け部分と斜線の網掛け部分を合わせた部分はフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を示す。
【0038】
MOSトランジスタQ2において、フローティングゲート、ポリ/ポリ層間膜及びコントロールゲートからなる積層ゲート電極は、チャネル領域とは異なる3ヶ所の部分で幅寸法が小さく形成され、その部分がヒューズ回路9a,9b,9cを構成している。ヒューズ回路9aまでの積層ゲート電極を10aとし、ヒューズ回路9a,9b間の積層ゲート電極を10bとし、ヒューズ回路9b,9c間の積層ゲート電極を10cとし、ヒューズ回路9cからの積層ゲート電極を10dとする。
【0039】
ヒューズ回路9cを切断すれば、積層ゲート電極10dが分離されてゲート電極として機能しなくなり、チャネル領域を含む積層ゲート電極のカップリング係数CCが変化する。ヒューズ回路9bを切断すれば積層ゲート電極10c,10dがゲート電極として機能しなくなり、ヒューズ回路9aを切断すれば積層ゲート電極10b,10c,10dがゲート電極として機能しなくなる。
切断するヒューズ回路に応じてチャネル領域を含む積層ゲート電極のカップリング係数CCが異なるため、同一マスク、同一プロセスでありながら基準電圧VREFの異なる複数種類の基準電圧発生回路を作り出すことが可能となる。
【0040】
実施例2では、複数個のヒューズ回路はゲート電極に対して直列接続されている。この場合の利点としてはレーザー切断個所が1個所ですむため切断作業が簡潔である反面、基準電圧VREFとしては大まかな調整しかできない。そこで、この点を改善したものを本発明の実施例3として図5に示す。
【0041】
図5は、実施例3を示す平面図である。実施例3では複数個のヒューズ回路はチャネル領域を含む積層ゲート電極に対して並列に接続されている。図5ではヒューズ回路が3つの場合について説明している。断面構造は図1に示す実施例1と同様である。図5でも、図1と同様に、横線の網掛け部分はチャネル領域を示し、横線の網掛け部分と斜線の網掛け部分を合わせた部分はフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を示す。
【0042】
MOSトランジスタQ2において、フローティングゲート、ポリ/ポリ層間膜及びコントロールゲートからなる積層ゲート電極は、チャネル領域とは異なる部分で3つの分岐ゲート電極12a,12b,12cに分岐されており、分岐ゲート電極12a,12b,12cのそれぞれで幅寸法が小さく形成されてヒューズ回路が形成されている。分岐ゲート電極12aに形成されたヒューズ回路を11a、分岐ゲート電極12bに形成されたヒューズ回路を11b、分岐ゲート電極12cに形成されたヒューズ回路を11cとする。
【0043】
この場合、ヒューズ回路11a,11b,11cの切断個所の組み合わせとしては「×」=切断を表す記号、「○」=未切断を表す記号を用いて、
Figure 0003717388
の8通りが選択できることになり、それだけ基準電圧VREFの細かい調整が可能となる。
【0044】
以上の実施例1、2及び3ではヒューズ回路はフローティングゲート、ポリ/ポリ層間膜及びコントロールゲートの積層構造で構成されている。この場合の利点としてゲート電極を1枚のマスクでパターニングできることから低コスト化を図ることができることが挙げられるが、その反面、ヒューズ回路も積層構造になってしまうことから単層構造の場合と比較してヒューズの切断が難しくなるといった問題があった。
【0045】
そこでヒューズ回路をコントロールゲートの単層構造としたものを本発明の実施例4として図6に示す。
図6は、実施例4を示す平面図である。断面構造は図1に示す実施例1と同様である。図6でも、図1と同様に、横線の網掛け部分はチャネル領域を示し、横線の網掛け部分と斜線の網掛け部分を合わせた部分はフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を示す。
【0046】
MOSトランジスタQ2において、フローティングゲート、ポリ/ポリ層間膜及びコントロールゲートからなる積層ゲート電極は、チャネル領域とは異なる部分でフローティングゲートとコントロールゲートが分離されており、積層ゲート電極13で再度積層されて形成されている。コントロールゲートのフローティングゲートとは積層されていない部分に、幅寸法が小さくされたヒューズ回路14が形成されている。積層ゲート電極のカップリング係数CCは、積層ゲート電極13でのフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を含むフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分の面積により決定されている。
【0047】
図6ではヒューズ回路14を切断することにより、積層ゲート電極13のコントロールゲートを切り離し、フローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分の面積を小さくして積層ゲート電極のカップリング係数CCを変化させる。
ヒューズ回路14をコントロールゲートの単層構造とすることにより、ヒューズ回路が積層構造の場合と比較してヒューズ回路の切断が容易になる。
【0048】
一般的にコントロールゲートは他のゲート電極と共通して用いられる場合が多く、膜厚や抵抗率に制限が多い。そのためヒューズ回路として切断性が犠牲になってしまう場合がある。
そこでヒューズ回路をフローティングゲートの単層構造としたものを本発明の実施例5として図7に示す。
図7は、実施例5を示す平面図である。断面構造は図1に示す実施例1と同様である。図7でも、図1と同様に、横線の網掛け部分はチャネル領域を示し、横線の網掛け部分と斜線の網掛け部分を合わせた部分はフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を示す。
【0049】
MOSトランジスタQ2において、フローティングゲート、ポリ/ポリ層間膜及びコントロールゲートからなる積層ゲート電極は、チャネル領域とは異なる部分でフローティングゲートとコントロールゲートが分離されており、積層ゲート電極15で再度積層されて形成されている。フローティングゲートのコントロールゲートとは積層されていない部分に、幅寸法が小さくされたヒューズ回路16が形成されている。積層ゲート電極のカップリング係数CCは、積層ゲート電極15でのフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分を含むフローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分の面積により決定されている。
【0050】
図7ではヒューズ回路16を切断することにより、積層ゲート電極15のフローティングゲートを切り離し、フローティングゲートとコントロールゲートの重畳部分の面積を小さくして積層ゲート電極のカップリング係数CCを変化させる。
フローティングゲートはコントロールゲートと異なり、膜厚などは自由に設定できるので、ヒューズ回路の切断に適した形成条件を選ぶことができる。その結果、ヒューズの切断性に優れた基準電圧発生回路を得ることができる。
【0051】
以上の実施例1から5ではコントロールゲートがフローティングゲートの上方にある場合について説明したが下方にあってもよい。
また、半導体基板に不純物を注入して形成した拡散層をコントロールゲートとした構造であってもよい。
また、コントロールゲートとフローティングゲートを1枚のマスクでパターニングすると、その平面投射図は2つのゲートが重なるようになる。この説明のなかでは片方が張り出した形状で図を描いてあるが、これは図を見やすくするためであって、パターニング後の実際の形状を厳密に表わすものではない。
【0052】
また、図示する関係でフローティングゲート/コントロールゲートの重畳部分の面積Sfを平面的に取り扱ったが、厳密には側面部分も電気的容量として機能する。よって側面部分の電気的容量を積極的に使った構造であってもよい。
また、簡略化のためゲート酸化膜厚=ポリポリ絶縁膜厚、ゲート酸化膜の誘電率=ポリポリ酸化膜の誘電率として説明を行ったがそれぞれは異なっていてもよい。
【0053】
また、実施例ではヒューズ回路の切断はレーザー光線を用いる方法で説明したが他の方法であってもよい。
また、直列又は並列に複数個のヒューズ回路を設ける実施例としてヒューズ回路が3個の場合で説明したが2個又は4個以上であってもよい。
また、ヒューズ回路がコントロールゲートもしくはフローティングゲートの単層構造である場合についても説明したが、これは「フローティングゲートとコントロールゲートの積層構造」と対比する形での「単層構造」という意味であって「1層」という意味ではない。つまりコントロールゲートもしくはフローティングゲートの上層もしくは下層に酸化膜などの絶縁膜が存在していてもよいし、コントロールゲート自体もしくはフローティングゲート自体が複数の積層物から構成されていてもよい。
【0054】
図8に本発明の基準電圧発生回路を備えた電源装置の実施例を示す。この電源装置は携帯電話などの携帯機器に使用されるものであり、供給する電源電圧VDDを基準電圧VREFと比較することによって電源電圧VDDの降下又は上昇を検出する検出回路を備えた電源装置である。
【0055】
図8に示されている回路は、その電源装置における検出回路部分である。17はコンパレータで、その反転入力端子にこの発明の基準電圧発生回路19が接続され、基準電圧VREFが印加される。電源であるバッテリーからの出力電圧は電源端子VDDに印加され、その電圧は分圧抵抗19aと19bによって分圧されてコンパレータ17の非反転入力端子に入力される。
基準電圧発生回路18は、例えば図9又は図10に示されたものであり、その電源VDDとしてはこの電源装置におけるバッテリーが使用される。
ここで、コンパレータ17、基準電圧発生回路18及び分圧抵抗19a,19bにより検出回路を構成している。
【0056】
この電源装置において、バッテリーの電圧が高く、分圧抵抗19a,19bにより分圧された電圧が基準電圧VREFよりも高いときはコンパレータ17の出力がHを維持し、バッテリーの電圧が降下してきて分圧抵抗19a,19bにより分圧された電圧が基準電圧VREF以下になってくるとコンパレータ17の出力がLになる。コンパレータ17の出力を携帯電話等の使用機器に表示することによりバッテリーの電圧が所定値以下になったことを知らせることができる。
【0057】
このような検出回路を複数設け、互いに基準電圧VREFを異ならせたり、分圧抵抗19a,19bの分圧比を異ならせたりして、それぞれの検出回路が検出する電圧値を異ならせることにより、バッテリーの電圧状態をより詳しく表示できるようになる。
図8の検出回路部分は、コンパレータ17の出力により電源装置の出力電圧が一定に保たれるように制御するためにも使用される。
本発明の基準電圧発生回路が適用される装置や機器は、上に示した電源装置に限らず、安定した基準電圧が必要とされるものであればすべて適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の基準電圧発生回路では、ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSトランジスタを定電流源とし、そのデプレッション型MOSトランジスタにしきい値電圧の異なる2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタが直列に接続されて構成される基準電圧発生回路において、しきい値電圧の異なる2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタはチャネルの不純物プロファイルが同一であり、かつ、フローティングゲートとコントロールゲートの重畳する面積の違いによってしきい値電圧の違いを得るようにしたので、プロセスばらつきや温度変化に対して依存性が小さい基準電圧発生回路を得ることができる。さらに、上記エンハンスメント型MOSトランジスタの少なくとも1つはフローティングゲート及びコントロールゲートのうちの少なくともいずれかがチャネル領域上とは異なる部分にヒューズ回路を備えているようにしたので、出力値の変更が必要となった場合でも、ヒューズ回路の切断を行なうことで調整ができる。
【0059】
本発明の基準電圧発生回路において、ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が直列に設けられているようにすれば、一個所のみのヒューズ切断で異なる基準電圧値を作り出すことが可能となる。この方法を応用すれば同一マスク、同一プロセスで作成した基準電圧値を希望する値に複数通りに作り分けることも可能となる。
【0060】
本発明の基準電圧発生回路において、ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が並列に設けられているようにすれば、ヒューズ切断個所の組み合わせが直列接続の場合と比べて多数選択することができる。その結果、直列接続の場合と比べて実現できる基準電圧値を多くすることができるようになる。
【0061】
本発明の基準電圧発生回路において、ヒューズ回路は、フローティングゲートとコントロールゲート積層部分に設けられているようにすれば、1枚のマスクでのパターニングが可能であり、低コストが達成できるようになる。
【0062】
本発明の基準電圧発生回路において、ヒューズ回路は、フローティングゲートとは重畳していないコントロールゲート部分に設けられているようにすれば、ヒューズ回路の切断を積層構造よりも容易に行なうことができるようになる。
【0063】
本発明の基準電圧発生回路において、ヒューズ回路は、コントロールゲートとは重畳していないフローティングゲート部分に設けられているようにすれば、ヒューズの切断に適した膜構造を自由に選ぶことができコントロールゲートよりもヒューズ切断性を向上させることができるようになる。
【0064】
本発明の基準電圧発生回路の出力値調整方法では、本発明の基準電圧発生回路のヒューズ回路を切断することにより、カップリング係数を調整して基準電圧出力値を調整するようにしたので、ヒューズ回路の切断を行なうことでフローティングゲートとコントロールゲートの重畳する面積を変えることにより容易に基準電圧値の変更ができ、マスクを作り直すといった作業、時間、費用が不要となる。さらに半導体装置の製造工程の終盤部分においても変更できることから基準電圧値の決定から半導体装置の完成までの工期の短縮が可能となる。
【0065】
本発明の電源装置は、本発明の基準電圧発生回路を用いて電源電圧を表示又は制御するので、電源装置の供給電圧を安定させたり表示させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略図で、上が断面図、下が平面図である。
【図2】同実施例のヒューズ回路切断後の状態を示す平面図である。
【図3】同実施例のプロセス工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例を示す概略平面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す概略平面図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す概略平面図である。
【図7】本発明の第5の実施例を示す概略平面図である。
【図8】本発明の電源装置の一実施例における検出回路部分を示す回路図である。
【図9】デプレッション型MOSトランジスタを定電流源とする基準電圧発生回路の一例を示す回路図で、本発明が適用される回路図の一例である。
【図10】デプレッション型MOSトランジスタを定電流源とする基準電圧発生回路の他の例を示す回路図で、本発明が適用される回路図の一例である。
【図11】ドレイン電圧が飽和条件を満たしているMOSトランジスタのVgs対(Ids)1/2波形を示す図である。
【図12】MOSトランジスタQ2,Q3のしきい値電圧が変化した場合のVgs対(Ids)1/2波形を示す図である。
【図13】高温時にMOSトランジスタQ2,Q3のしきい値電圧及びモビリティーが変化した場合のVgs対(Ids)1/2波形を示す図である。
【図14】従来の製造工程を示すフローチャートである。
【図15】従来型基準電圧発生回路におけるしきい値電圧Vthの異なるNチャネル型MOSトランジスタを示す断面図である。
【符号の説明】
Q1 デプレッション型MOSトランジスタ
Q2,Q3 エンハンスメント型MOSトランジスタ
1、2 チャネルドープ領域
3 フローティングゲート
4 ゲート酸化膜
5 コントロールゲート
6 ポリ/ポリ層間膜
7,9,11a,11b,11c,14,16 ヒューズ回路
8,10,12a,12b,12c,13,14 積層ゲート電極

Claims (8)

  1. ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSトランジスタを定電流源とし、そのデプレッション型MOSトランジスタにしきい値電圧の異なる2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタが直列に接続されて構成される基準電圧発生回路において、
    前記2つ以上のエンハンスメント型MOSトランジスタは、チャネルの不純物プロファイルが同一であり、フローティングゲートとコントロールゲートを備え、フローティングゲートとコントロールゲートのカップリング係数の違いによってしきい値電圧が決定されるものであり、前記エンハンスメント型MOSトランジスタの少なくとも1つはフローティングゲート及びコントロールゲートのうちの少なくともいずれかがチャネル領域上とは異なる部分にヒューズ回路を備えていることを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が直列に設けられている請求項1に記載の基準電圧発生回路。
  3. ヒューズ回路を備えているエンハンスメント型MOSトランジスタでは、複数のヒューズ回路が並列に設けられている請求項1に記載の基準電圧発生回路。
  4. 前記ヒューズ回路は、フローティングゲートとコントロールゲート積層部分に設けられている請求項1から3のいずれかに記載の基準電圧発生回路。
  5. 前記ヒューズ回路は、フローティングゲートとは重畳していないコントロールゲート部分に設けられている請求項1から3のいずれかに記載の基準電圧発生回路。
  6. 前記ヒューズ回路は、コントロールゲートとは重畳していないフローティングゲート部分に設けられている請求項1から3のいずれかに記載の基準電圧発生回路。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の基準電圧発生回路の前記ヒューズ回路を切断することにより、前記カップリング係数を調整して基準電圧出力値を調整する基準電圧発生回路の出力値調整方法。
  8. 供給する電源電圧を基準電圧と比較することによって電源電圧を表示又は制御する検出回路を備えた電源装置において、
    前記基準電圧を発生する回路として請求項1から7のいずれかに記載の基準電圧発生回路を備えたことを特徴とする電源装置。
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