JP3716438B2 - 自動販売機の施錠装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動販売機の本体と扉の施錠装置において、セキュリティー向上を図った自動販売機の施錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、清涼飲料、ビール、煙草、アイスクリーム、お菓子、米、食料品等、ありとあらゆる商品の自動販売機が普及している。この種の自動販売機では、本体と扉の間に、機械的な施錠機構が設けられ、鍵によりその施錠機構を施錠/解錠するようになっている(例えば、実開昭64−27765号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年では、自動販売機の商品や売上金等を窃盗する事件が多くなっており、特に事件は夜間に多発する傾向にある。
【0004】
この種の窃盗事件の多くは、自動販売機の機械的な施錠機構を破壊し、扉をこじあけるようにして、商品や売上金等を窃盗するものである。従来の構成によれば、工具等を使用すれば、機械的な施錠機構は簡単に破壊されるので、セキュリティーに欠けるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する問題点を解消し、セキュリティーを向上させて、窃盗事件の発生を未然に防止することのできる自動販売機の施錠装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、自動販売機の本体と扉の施錠装置において、機械的に施錠/解錠する第1の施錠機構と制御回路からの出力信号に基づいて施錠/解錠する第2の施錠機構とからなり、第2の施錠機構は予め記憶された時刻情報に基づいて施錠/解錠を繰り返し、商品選択ボタンを通じて入力されたコードが予め記憶されたコードと一致した時、解錠することを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、メンテナンス者は、扉を開ける時にまず鍵を鍵穴に挿入し、第1の施錠機構を解錠する。しかしながら、第1の施錠機構の解錠が行われても、予め記憶された時刻情報、例えば、午後6時〜午前6時の間は、第2の施錠機構が施錠されるので、扉は開かない。
【0009】
これによれば、自動販売機の商品及び投入金額の窃盗は防止される。窃盗者側としても第2の施錠機構を開けない限り、窃盗目的を達成できないので、以後の窃盗を断念する可能性が高い。午後6時〜午前6時以外の時間帯における窃盗事件の発生は少ないであろうから、第2の施錠機構は開いたまゝでよい。この時には、第1の施錠機構を解錠するだけで、扉は開かれる。
【0010】
また、例えば、午後6時〜午前6時の間において、何等かの都合によりメンテナンス者が扉を開ける時には、まず鍵を鍵穴に挿入して第1の施錠機構を解錠し、ついで商品選択ボタンを通じて所定のコードを入力する。この時入力するコードは「予め記憶されたコード」と一致するコードである。これによれば、午後6時〜午前6時の間であっても、優先して第2の施錠機構が解錠されるので、簡単に扉を開けることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明による自動販売機の一実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
図1において、1は自動販売機を示している。この自動販売機1には料金投入口3が設けられており、この料金投入口3にコインを投入して、購入したい商品をセレクトする選択ボタン5を押すと、購入したい商品が販売口7に販売されるしくみになっている。投入したコインの料金は投入金額表示器9に表示される。なお11はつり銭返却口である。また、この種の自動販売機1は、本体10と扉13とからなっており、扉13には機械的に扉13を施錠/解錠するための第1の施錠機構15が設けられている。なお17は鍵穴である。
【0013】
また、この実施例によれば、後述するように、第1の施錠機構15のほかに、制御回路からの出力信号(図2)に基づいて、本体10の扉13を施錠/解錠するための第2の施錠機構が設けられている。
【0014】
図2を参照して、この第2の施錠機構100は、制御回路21からの出力信号21aに基づいて扉13を施錠/解錠するようになっている。この制御回路21には、時刻情報を入力するための入力装置23と、入力された時刻情報を記憶するためのメモリ25とがつながれ、このメモリ25に予め記憶された時刻情報に基づいて、制御回路21は、扉13を施錠/解錠するようになっている。例えば、夜間の窃盗を防止する目的であれば、午後6時〜午前6時までをメモリ25に記憶させておき、その間は、第2の施錠機構100を閉じ、仮に窃盗目的で第1の施錠機構15が破壊されても、扉13が開かないようにし、上記時間以外の時には第2の施錠機構100を開き、メンテナンス者は第1の施錠機構15を開けるだけで扉13を開けるようにする。
【0015】
また、制御回路21には、入力装置23とメモリ25のほかに、複数の商品選択ボタン5(5a〜5c)がつながれている。商品選択ボタン5(5a〜5c)は入力部を構成する。そして、メンテナンス者が、商品選択ボタン5a〜5cを通じて所定のコードを入力する時、そのコードが「予め記憶されたコード」と一致するコードであれば、メモリ25に記憶された時間内であっても、優先して第2の施錠機構100を解錠(/施錠)できるようにする。なお、「予め記憶されたコード」は入力装置23により入力され記憶される。
【0016】
商品選択ボタン5a〜5cは3個で説明したが、何個あってもよいし、エスクロスイッチを使用するようにしてもよい。
【0017】
つぎに、この実施例の作用を説明する。
【0018】
図1、及び図2を参照して、メンテナンス者は、扉13を開ける時に、まず鍵15aを鍵穴17に挿入し、第1の施錠機構15を解錠する。上記の実施例に従うと、第1の施錠機構15の解錠が、メモリ25に記憶された午後6時〜午前6時以外の時間帯であれば、第2の施錠機構100は開かれているので、そのまゝ扉13は開かれる。午後6時〜午前6時以外の時間帯における窃盗事件の発生は少ないであろうから、第2の施錠機構100は開いたまゝでよい。
【0019】
これに対して、午後6時〜午前6時には、第2の施錠機構100は閉じられるので、この時間帯に、第1の施錠機構15を解錠したとしても、扉13は開けることはできない。すなわち、窃盗を目的としてこの時間帯に第1の施錠機構15を破壊したとしても、第2の施錠機構100が閉じられているので、扉13は開けることはできない。これによれば、自動販売機の商品及び投入金額の窃盗は防止される。また、窃盗者側としても第2の施錠機構100を開けない限り、窃盗目的を達成できないので、以後の窃盗を断念する可能性が高い。
【0020】
また、夜間において、何等かの都合によりメンテナンス者が扉13を開ける時には、まず鍵15aを鍵穴17に挿入して第1の施錠機構15を解錠し、ついで商品選択ボタン5a〜5cを通じて所定のコードを入力する。この時入力するコードは「予め記憶されたコード」と一致するコードである。これによれば、メモリ25に記憶された時間内であっても、優先して第2の施錠機構100が解錠されるので、簡単に扉13を開けることができる。
【0021】
「予め記憶されたコード」は、商品選択ボタン5a,5b,5cを押す順序であってもよく、例えば、商品選択ボタン5a、商品選択ボタン5b、商品選択ボタン5cの順に押した後に、最後に再び商品選択ボタン5aを押すといった順序であってもよい。
【0022】
なお、第1の施錠機構15と第2の施錠機構100の動作モードをまとめると、図3に示すようになり、この実施例によれば、両施錠機構15,100が解錠されて初めて扉13が開くことは明らかである。
【0023】
要するに、この実施例によれば、夜間において、窃盗を目的として第1の施錠機構15を破壊したとしても、第2の施錠機構100が施錠されているので、扉13を開けることはできず、自動販売機の商品及び売上金を窃盗することはできないので、セキュリティーを高めることができる。
【0024】
以上、一実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、メンテナンス者は、第1の施錠機構を解錠し、且つ第2の施錠機構を解錠しないと、扉を開けることができないので、自動販売機の商品及び投入金額の窃盗は防止される。ただし、第2の施錠機構の解錠/施錠は、予め記憶された時刻情報に基づいて繰り返して行われるので、窃盗の多発する時間帯だけ、例えば夜間だけ、第2の施錠機構を施錠するようにし、それ以外の時間帯は、第2の施錠機構を解錠するようにすれば、例えば昼間のメンテナンス者は、第1の施錠機構を解錠するだけで扉を簡単に開けることができる、等の効果が得られる。
【0026】また、例えば夜間において、何等かの都合によりメンテナンス者が扉を開ける時、まず第1の施錠機構を解錠し、ついで商品選択ボタンを通じて所定のコードを入力すれば、たとえ夜間であっても、第2の施錠機構が解錠されるので、簡単に扉を開けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動販売機の一実施例を示す正面図である。
【図2】自動販売機の制御部のブロック図である。
【図3】施錠/解錠の動作モードを示す図である。
【符号の説明】
1 自動販売機
5,5a,5b 商品選択ボタン(入力部)
10 本体
13 扉
15 第1の施錠機構
21 制御回路
21a 出力信号
23 入力装置
25 メモリ
100 第2の施錠機構
Claims (1)
- 自動販売機の本体と扉の施錠装置において、機械的に施錠/解錠する第1の施錠機構と制御回路からの出力信号に基づいて施錠/解錠する第2の施錠機構とからなり、前記第2の施錠機構は予め記憶された時刻情報に基づいて施錠/解錠を繰り返し、商品選択ボタンを通じて入力されたコードが予め記憶されたコードと一致した時、解錠することを特徴とする自動販売機の施錠装置。
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JP31749594A JP3716438B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 自動販売機の施錠装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31749594A JP3716438B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 自動販売機の施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08153266A JPH08153266A (ja) | 1996-06-11 |
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ID=18088873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31749594A Expired - Fee Related JP3716438B2 (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 自動販売機の施錠装置 |
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1994
- 1994-11-28 JP JP31749594A patent/JP3716438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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