JPH0726530Y2 - 自動車のドアロック自動解除装置 - Google Patents

自動車のドアロック自動解除装置

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JPH0726530Y2
JPH0726530Y2 JP1206590U JP1206590U JPH0726530Y2 JP H0726530 Y2 JPH0726530 Y2 JP H0726530Y2 JP 1206590 U JP1206590 U JP 1206590U JP 1206590 U JP1206590 U JP 1206590U JP H0726530 Y2 JPH0726530 Y2 JP H0726530Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車のドアロック自動解除装置に関し、
イグニッションキーを挿入した状態で、外部操作により
ドアロックを解除できるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、他人から車を借りる場合や、借りた車を返す場合
に、他人との間でイグニッションキーの受け渡しを行わ
なければならなかった。又、レンタカー等を借りたり、
返す場合にも同様に、イグニッションキーの受け渡しを
行わなければならなかった。
さらに、イグニッションキーは、ドアキーを兼ねている
ため、短時間で済む買物や電話等のために車から一時的
に離れるような場合でも、イグニッションキーを一々抜
取った後、ドアをロックしなければならなかった。
一方、携行用の送信機を用いて、ドアロックを遠隔的に
解除できるようにしたものもある(特開昭60-92581号公
報、特開平1-114193号公報等)。
又、車体の外側にテンキーを設け、このテンキーからの
暗証番号の入力により、ドアロックを解除できるように
したものがある(実開昭61-90960号公報、実開昭63-151
675号公報等)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のようにイグニッションキーの受
け渡しを実際に行わなければならないのでは、面倒であ
るし、又、イグニッションキーを実際に手渡しする場合
には、両人が日時と場所を同じくして待ち合わせしなけ
ればならず、いずれかゞ忙しく、両人の予定が合わない
と、イグニッションキーの受け渡しが困難になってしま
うという問題点があった。
特に、レンタカー等の場合には、目的地にレンタカー等
を乗り捨てたいような場合にも、目的地にレンタカーの
支店がないと、最寄の支店に寄って目的地に行かなけれ
ばならず、時間と手数が係る。又、現地で、レンタカー
会社の職員と待ち合わせるにしても、手数が係るばかり
でなく、時間的制約を伴なう。
一方、短時間で済む買物や電話等のために車から一時的
に離れるような場合でも、イグニッションキーを一々抜
取り、抜取ったイグニッションキーを用いてドアをロッ
クしなければならず、面倒であるという問題点があっ
た。
さらに、従来の送信機を用いるものでも、イグニッショ
ンキーの代りに、送信機を一々携行しなければならない
ので、面倒であることには変りがない。
又、従来のテンキーを使用するものでは、暗証番号を設
定しておいても、長期間、車を駐車しておく場合には、
盗難等の危険性が高いという問題点があった。
すなわち、車外から何時でも、テンキー入力が可能であ
るので、却ってテンキーを悪用されて、車内に侵入され
る危険性が高くなってしまう。
そこで、本考案は、従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、自動車の外側に設け
られたコード入力手段と、イグニッションキーの挿入状
態とを関連付けて、ドアロックを解除できるようにした
ロック自動解除装置を提供しようとするものである。
例えば、自動車を借りたり、返す場合、或は一時的に車
から離れる場合には、イグニッションキーを挿入した状
態でドアロックを行い、以後は、コード入力手段によ
り、車外からドアロックの解錠が可能であるばかりでな
く、長時間、車から離れる場合には、イグニッションキ
ーを抜いておけば、キー入力が不能となるので、安全性
の高い自動車のドアロック自動解除装置を提供すること
ができる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記した目的を達成するためのものであり、
以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。
本考案の特徴は、次の3点にある。
第1に、コード入力手段(例えばテンキーボード80)
は、例えば第4図に示すように、車体表面に形成された
凹部(90)内に収められ、この凹部(90)には、凹部
(90)を開閉するカバー部材(91)と、このカバー部材
(91)をロックするカバーロック装置(100)とを備え
ている。
第2に、キー挿入状態検出手段(例えばキー挿入状態検
出器70)は、例えば第2,3に示すように、キーがキーシ
リンダー(60)に挿入された状態を検出して挿入検出信
号を制御回路(110)に出力するとともに、キーがキー
シリンダー(60)に挿入された状態で、自動車の走行が
可能なポジションにキーが回転されたことを検出してポ
ジション検出信号を制御回路に出力する。
第3に、前記制御回路(110)は、例えば第3図に示す
ように、キー挿入状態検出手段(70)から挿入検出信号
の非入力状態及びポジション検出信号の入力を条件に、
カバーロック装置(100)を作動させ、カバー部材(9
1)をロックするようにしている。
[作用] まず、キー挿入状態検出手段(70)から挿入検出信号の
非入力状態、すなわちキーがキーシリンダー(60)に抜
かれた状態では、制御回路(110)は、カバーロック装
置(100)を作動させ、カバー部材(91)をロックす
る。
このため、カバー部材(91)を開いて、コード入力手段
(例えばテンキーボード80)を操作することができな
い。
また、キー挿入状態検出手段(70)からポジション検出
信号の入力状態、すなわち走行中やエンジンの始動中
は、制御回路(110)は、カバーロック装置(100)を作
動させ、カバー部材(91)をロックする。
このため、走行中に、カバー部材(91)を不用意に開く
のを防止できる。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
第1図は、自動車の概略を示す側面図、第2図は、イグ
ニッションキーのキーシリンダを示す正面図、第3図
は、ブロック図、第4図は、テンキーを示す要部拡大図
を夫々示す。
第1図において、10は自動車を示し、この自動車10は、
4ドアタイプで、前部座席のドア20の外側面には、ドア
20,21の解錠・施錠を行うための鍵穴30を有し、この鍵
穴30からは、図示しないイグニッションキーを差し込
み、ドアロックの解錠・施錠が行えるようになってい
る。
又、各ドア20,21の内部には、アクチュエーター等の駆
動力を使用したドアロック装置40,41が夫々内蔵されて
おり、鍵穴30に差し込まれたイグニッションキーの回転
により、全てのドア20,21のドアロック装置40,41が作動
し、全ドアロックの解錠・施錠が自動的に行えるように
なっている。そして、ドアロック装置40,41には、第3
図に示すように、ドア20,21のロック状態を検出するド
アロック検出手段としてのドアロック検出器50を備えて
いる。
又、自動車10の内部には、第2図に示すように、エンジ
ン始動用のキーシリンダー60を備え、このキーシリンダ
ー60は、0〜4迄の計5つのキーポジションを有する。
0ポジションは、イグニッションキーの挿入ポジション
である。
第1ポジションは、イグニッションキーを0ポジション
に挿入した状態で、少し押し込み、時計回りに1段、回
した位置で、この位置でハンドルロックが解除される。
第2ポジションは、第1ポジションに位置するイグニッ
ションキーを、時計回りにさらに1段、回した位置で、
この位置で通電状態となり、図示しない車内のラジオ等
の使用が可能となる。
第3ポジションは、第2ポジションに位置するイグニッ
ションキーを、時計回りにさらに1段、回した位置で、
この位置で自動車10の走行が可能となる。
第4ポジションは、第3ポジションに位置するイグニッ
ションキーを、時計回りにさらに1段、回した位置で、
この位置までイグニッションキーを回すと、図示しない
セルモータが駆動してエンジンが始動する。そして、こ
の第4ポジションでは、イグニッションキーを第3ポジ
ションに戻そうとする復帰力が働く。このため、第4ポ
ジションにおいて、イグニッションキーから手を離す
と、イグニッションキーは自動的に第3ポジションに復
帰する。
又、キーシリンダー60には、第3図に示すように、イグ
ニッションキーの挿入の有無、並びにキーポジションを
検出するためのキー挿入状態検出手段としてのキー挿入
状態検出器70を備えている。このキー挿入状態検出器70
からは、イグニッションキーをキーシリンダー60に挿入
した状態、すなわち0ポジション及び第1ポジションに
おいて発生する挿入検出信号と、第2〜第4ポジション
において発生するポジション検出信号とを発生する。
自動車10の車体の後部側面には、第1,4図に示すよう
に、コード入力手段としてのテンキーボード80が設けら
れている。このテンキーボード80は、第4図に示すよう
に、車体表面に形成した凹部90内に収められ、この凹部
90の一側縁には、カバー部材91がヒンジ92,92により開
閉可能に取付けられてる。カバー部材91は、車体表面と
ほゞ面一に閉じ、アクチュエーター等の駆動力を使用し
たカバーロック装置100により閉位置に施錠できるよう
にする。
つぎに、第3図に示したブロック図を説明すると、ドア
ロック検出器50、キー挿入状態検出器70及びテンキーボ
ード80は、比較手段としてのCPU等から構成した制御回
路110の入力段に、個々に接続されている。又、制御回
路110の入力段には、テンキーボード80からキー入力可
能な入力コードのうちから、予め選択された暗証コード
を記憶しておく、記憶手段としての記憶回路120を備
え、この記憶回路120には、電池等から構成したバック
アップ用の電源130を接続する。
そして、制御回路110の出力段には、駆動回路140が接続
し、この駆動回路140の出力段には、ドアロック装置40,
41、カバーロック装置100及び警報用のスピーカ150を個
々に接続している。
尚、上記記憶回路120を除き、他の回路及び装置は、第
1図に示す車内のバッテリ160から電源を取っている。
これは、記憶回路120に記憶されているデータを保護す
るためと、イグニッションキーを抜いた非通電状態での
バッテリ160の消耗を防止するためである。
つぎに、上記した制御回路110による制御条件について
説明すると、第1の制御条件としては、ドアロック検出
器50からのドア20,21の施錠状態の検出信号に基づき、
駆動回路140を介してドアロック装置40,41を作動し、ド
ア20,21の施錠状態を解錠するように制御している。逆
にいうと、ドア20,21の解錠状態では、ドア20,21の開閉
が可能であるので、ドアロック装置40,41を作動させる
必要がないのである。
制御回路110における第2の制御条件としては、キー挿
入状態検出器70からのイグニッションキーの挿入検出信
号に基づいて、駆動回路140に対しカバーロック解除信
号を出力するように制御している。駆動回路140は、制
御回路110から出力されたカバーロック解除信号を入力
すると、カバーロック装置100を作動し、カバー部材91
の施錠状態を解錠する。
すなわち、カバー部材91は、常時はカバーロック装置10
0により、施錠状態を維持しており、イグニッションキ
ーの挿入検出信号に基づいて、その施錠状態を解錠し、
カバー部材91を開いて、テンキーボード80を通じてテン
キー入力が可能となる。
これに対し、イグニッションキーを抜いた状態では、キ
ー挿入状態検出器70からのイグニッションキーの挿入検
出信号が出力されないので、カバーロック装置100は施
錠状態を維持する。このため、カバー部材91は開かず、
テンキーボード80からのテンキー入力は不能である。こ
のようにしたのは、防犯上の理由からであり、イグニッ
ションキーを抜いた状態で、テンキーボード80を悪用さ
れないようにするためである。
又、キー挿入状態検出器70からポジション検出信号が出
力された場合にも、カバーロック装置100が施錠状態と
なるようにしている。すなわち、ポジション検出信号が
出力されると、カバーロック装置100が解除状態から施
錠状態に再度、復帰するように制御する。このように制
御したのは、特に自動車10の走行状態において、カバー
部材91が開かないようにする安全対策上の理由からであ
る。
制御回路110における第3の制御条件としては、テンキ
ーボード80からテンキー入力された入力コードと、記憶
回路120に記憶されている暗証コードとが一致している
と判定した場合には、駆動回路140に対して一致信号を
出力するように制御している。駆動回路140は、制御回
路110からの一致信号を入力すると、ドアロック装置40,
41を作動し、ドア20,21の施錠状態を解錠する。
尚、先に説明した第1の制御条件からもわかるとおり、
ドア20,21の解錠状態では、ドア20,21の開閉が可能であ
るので、ドアロック装置40,41を作動させる必要がな
く、ドア20,21の解錠状態では、制御回路110から一致信
号が出力されないようにしている。
上記暗証コードは、テンキー入力可能な0〜9迄の数字
から構成した、例えば4桁の数字の組合せとする。そし
て、記憶回路120に対する暗証コードの設定は、テンキ
ーボード80を通じて行い、又、その変更も出来るように
している。
すなわち、暗証コードの設定は、第4図に示すように、
テンキーボード80のメモリーキーMを通じて行う。そし
て、暗証コードを変更する場合には、容易に変更できな
いようにする。例えば、旧暗証コードを入力してからで
ないと、暗証コードを変更できないようにするとよい。
尚、テンキーボード80のメモリーキーMの左隣りにある
キーCは、クリヤキーであって、誤入力をした場合の訂
正を行うためのものである。
制御回路110における第4の制御条件としては、テンキ
ーボード80からキー入力された入力コードが、3回続け
て、暗証コードと相違した場合には、不正操作とみな
し、以降のテンキーボード80からキー入力を無効とす
る。
さらに、制御回路110は、不正操作とみなしたならば、
駆動回路140を介して、スピーカ150より警報音を発生さ
せ、車の盗難を未然に防止せんとする。
尚、キー入力を再度、可能にしたり、警報音を止めるに
は、図示しないが自動車10のエンジンルームやトランク
等を開けた上、内部のスイッチ等を切るようにするとよ
い。このようにその手順をある程度、困難にしておくこ
とで、より防犯効果を徹底させることができる。
つぎに、上記構成を有する本装置の作用を説明する。
まず、乗車状態で、イグニッションキーを、第2図に示
すキーシリンダー60の0ポジション又は第1ポジション
に戻す。イグニッションキーを0又は第1ポジションに
戻すと、第3図に示すように、キー挿入状態検出器70か
ら制御回路110に対して挿入検出信号が出力され、制御
回路110は第2の制御条件に従ってカバーロック解除信
号を出力する。駆動回路140は、制御回路110から出力さ
れたカバーロック解除信号を入力すると、カバーロック
装置100を作動し、カバー部材91の施錠状態を解錠す
る。このため、カバー部材91の開閉が可能となる。
尚、イグニッションキーを0又は第1ポジションに戻す
際に、図示しないがエンジンが切れる。
つぎに、ドアロック装置40のロックボタン40aを下ろし
た状態で、降車し、ドア20を閉じると、全ドア20,21の
ドアロック装置40,41が作動し、全てのドア20,21が施錠
されて、外部からドア20,21が開かなくなる。
外部からドアロックを解錠するには、第4図に示すよう
に、カバー部材91を開き、テンキーボード80から暗証コ
ードをテンキー入力すればよい。
テンキーボード80からテンキー入力された入力コード
は、第3図に示すように、制御回路110に入力され、制
御回路110において記憶回路120に記憶されている暗証コ
ードと比較される。そして、制御回路110、テンキーボ
ード80からの入力コードと暗証コードとが一致している
と判断した場合には、第3の制御条件に基づいて、駆動
回路140に対して一致信号を出力する。駆動回路140は、
制御回路110からの一致信号を入力すると、全てのドア
ロック装置40,41を作動し、全ドア20,21の施錠状態を解
錠する。
したがって、イグニッションキーを使わずに、車外から
ドアロックを解除して乗車できる。
これに対し、テンキーボード80からテンキー入力された
入力コードが、3回続けて、暗証コードと相違した場合
には、不正操作とみなされ、以降のテンキーボード80か
らのキー入力が無効となる。
さらに、制御回路110は、駆動回路140を介して、スピー
カ150から警報音を発生させる。
このため、テンキーボード80を通じて、ドアロックを解
除できなくなり、又、スピーカ150から警報音が鳴るの
で、防犯効果が期待できる。
一方、イグニッションキーをキーシリンダー60から抜い
た状態では、カバーロック装置100の施錠状態が解除さ
れず、カバー部材91が開かない。このため、イグニッシ
ョンキーを抜いた状態で、ドアロックをした場合には、
カバー部材91が開かず、テンキーボード80の使用が不能
となるので、テンキーボード80の悪用を未然に防止する
ことができる。
ドアロックを解除するには、通常通りドア20の鍵穴30に
イグニッションキーを差し込み、イグニッションキーを
回すことで、ドアロック装置40,41の施錠状態を解錠で
きる。
尚、ドアロック検出手段としてのドアロック検出器50
や、キー挿入状態検出手段としてのキー挿入状態検出器
70は、接触式若しくは非接触式のいずれの検出器を用い
てもよい。
又、コード入力手段としてのテンキーボード80を使用し
たが、数字入力に限らず、例えばアルファベット等の文
字や、記号、符号等を入力できるようにしてもよい。
さらに、テンキーボード80を、自動車10の車体の後部側
面に設けたが、自動車の外側であればよく、例えば給油
扉に設けたり、前後のバンパーやその裏側のボディパネ
ルに設けてもよい。
又、テンキーボード80にディスプレーやランプ、LED等
の表示装置を並設してもよい。
さらに、暗証コードを、4桁の数字の組合せより構成し
たが、これに限らず、桁数を異ならせてもよいし、或は
数字に限らず、例えば文字や、記号、符号の組合せでも
よく、これらの数字、文字、記号、符号を適宜に組合せ
て暗証コードを構成してもよい。
一方、テンキーボード80からのキー入力を可能若しくは
不能にする手段として、カバー部材91及びそのカバーロ
ック装置100を使用したが、これに限らず、テンキーボ
ード80のキー入力自体や、入力信号を無効としてもよ
い。
又、比較手段として制御回路110を用いたが、比較回路
を用いてもよい。
さらに、制御回路110からの一致信号に基づいて、全ド
ア20,21のドアロック装置40,41を作動させるようにした
が、少なくとも運転席側のドア20のドアロック装置40だ
けを作動するようにしてもよい。
又、イグニッションキーの0ポジション及び第1ポジシ
ョンにおいて、キー挿入状態検出器70から挿入検出信号
を発生させたが、0ポジションにおいてだけ挿入検出信
号を発生させてもよいし、或は第2〜第4ポジションに
おいても、挿入検出信号を発生させて、カバーロック装
置100の施錠状態を解錠し、以ってテンキーボード80か
らのキー入力ができるようにしてもよい。
さらに、連続した3回の誤入力により、以降のテンキー
ボード80からのキー入力を無効とすると共に、スピーカ
150から警報音を発生させるようにしたが、いずれか一
方だけの防犯措置でもよいし、又、連続誤入力の回数に
ついても、3回に限らず、それより少なくしてもよい
し、又、それより多くしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、次の2つの効果を
奏する。
第1に、キーを抜いた状態で、カバー部材(91)が開か
ないようにロックすることで、コード入力手段(例えば
テンキーボート80)の悪用を防止し、盗難等に対する防
犯性を向上することができる。
第2に、自動車の走行状態において、カバー部材(91)
が不用意に開かないようにロックすることで、走行時の
安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は自動車
の概略を示す側面図、第2図はイグニッションキーのキ
ーシリンダを示す正面図、第3図はブロック図、第4図
はテンキーを示す要部拡大図である。 10……自動車、20,21……ドア、30……鍵穴、40,41……
ドアロック装置 40a……ロックボタン、50……ドアロック検出器、60…
…キーシリンダー、70……キー挿入状態検出器 80……テンキーボード、90……凹部、91……カバー部
材、92……ヒンジ、100……カバーロック装置、110……
制御回路、120……記憶回路、130……電源、140……駆
動回路、150……スピーカ、160……バッテリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イグニッションキーの挿入状態を検出し
    て、検出信号を出力するキー挿入状態検出手段と、 このキー挿入状態検出手段からの検出信号に基づいてキ
    ー入力が可能となると共に、自動車の外側に設けられた
    コード入力手段と、 このコード入力手段からのキー入力可能な入力コードの
    うちから、予め選択された暗証コードを入力可能な記憶
    手段と、 この記憶手段に記憶されている暗証コードと前記コード
    入力手段から入力された入力コードとを比較し、両コー
    ドが一致した場合に一致信号を出力する比較手段と、 この比較手段からの一致信号に基づいて、ドアの施錠状
    態を解除するドアロック解除手段とを備えた自動車のド
    アロック自動解除装置において、 上記コード入力手段は、車体表面に形成された凹部内に
    収められ、この凹部には、凹部を開閉するカバー部材
    と、このカバー部材をロックするカバーロック装置とを
    備え、 前記キー挿入状態検出手段は、キーがキーシリンダーに
    挿入された状態を検出して挿入検出信号を制御回路に出
    力するとともに、キーがキーシリンダーに挿入された状
    態で、自動車の走行が可能なポジションにキーが回転さ
    れたことを検出してポジション検出信号を制御回路に出
    力し、 前記制御回路は、キー挿入状態検出手段から挿入検出信
    号の非入力状態及びポジション検出信号の入力を条件
    に、カバーロック装置を作動させ、カバー部材をロック
    するようにしたことを特徴とする自動車のドアロック自
    動解除装置。
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