JPH0723081B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH0723081B2
JPH0723081B2 JP4324586A JP4324586A JPH0723081B2 JP H0723081 B2 JPH0723081 B2 JP H0723081B2 JP 4324586 A JP4324586 A JP 4324586A JP 4324586 A JP4324586 A JP 4324586A JP H0723081 B2 JPH0723081 B2 JP H0723081B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用盗難防止装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 車両から離れる際のドア、トランク、ボンネット等の開
閉体の確実な施錠操作を検知して一定時間後に警報状態
にセットされ、所定のリセット操作が行われずにドア錠
の破壊または前記開閉体の1つがあけられると直ちに警
報を発するようにしたものが種々提案されている(特開
昭60−50050〜50056号公報)。かかる方式の警報リセッ
トは正規のキーを用いた解錠操作でドア錠が施錠位置よ
り解錠位置に回動するのを検知するか、またはドアロッ
ク機構の施解錠レバーの解錠方向への揺動を検出してリ
セットするのを一般とし、故にドアガラス破壊による室
内ロックノブ操作またはドアガラスとドアとの間隙より
針金等を差し込んで直接ドアロック機構の施解錠レバー
を揺動させて解錠する等の不正な方法に対しては無防備
であった。
(発明の目的) 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、正視のキ
ーがドアシリンダ錠に挿入されたことをキー挿入検出手
段が検出した場合にのみ、ドアロック機構の施解錠レバ
ーの動作を有効にすると共に警報可能状態を解除するよ
うにして、針金等を用いた解錠等の不正行為に対処し、
またキー複製による盗難をも防止し得るようにした車両
用盗難防止装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明は、キーが抜かれた
ことを検出するキー抜き検出手段と、車体に設けられた
開閉体の開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、前記
開閉体の施錠状態を検出する施錠状態検出手段と、前記
キー抜き検出手段と開閉状態検出手段と施錠状態検出手
段の出力信号を入力して前記開閉体のすべてが閉状態且
つ施錠状態になったことを検出したとき警報可能状態に
セットし前記開閉体のいずれかが所定の開操作が行われ
ずに開状態になったことを検出したとき警報する盗難警
報手段と、所定の警報解除操作が行われたとき警報可能
状態を解除する警報解除手段とを有する車両用盗難防止
装置において、キープロフィールとは別にキーに与えら
れた暗証コードにより、正規のキーがドアシリンダ錠に
挿入されたか否かを検出するキー挿入検出手段と、警報
可能状態セット時にドアロック機構を機械的に施解錠す
る施解錠レバーの作動を無効にし且つ前記キー挿入検出
手段により前記正規のキーが前記ドアシリンダ錠に挿入
されたことを検出することにより前記ドアロック機構の
施解錠レバーの作動を有効にする手段と、前記キー挿入
検出手段により前記正規のキーが前記ドアシリンダ錠に
挿入されたことを検出することにより警報可能状態を解
除する手段とを備えたことを特徴とする。
(作用) そして、正規のキーがドアシリンダ錠に挿入されたこと
をキー挿入検出手段が検出した場合にのみドアロック機
構の施解錠レバーの動作を有効にすると共に警報可能状
態を解除する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に車両の各種スイッチ及びドアシリンダ錠の位置
関係を示し、第2図に車両用盗難防止装置のブロック回
路を示す。
この車両用盗難防止装置は、バッテリ1で作動する制御
回路(入出力回路、電源回路、判別回路等を含む)2に
よって制御されている。
この制御回路2の入力側にはドライバー側ドアとアシス
ト側ドアの2ケ所に設けられたキー検出装置3、ロック
ピンスイッチ4、アシスト側シルコンスイッチ5、ボン
ネットスイッチ6、アシスト側ドアスイッチ7、ドライ
バー側ドアスイッチ8、トランクスイッチ9、トランク
錠スイッチ(トランク用キーシリンダ回転検出スイッ
チ)10、ドライバー側シルコンスイッチ11がそれぞれ接
続してあり、これら各スイッチの作動状態が制御回路2
によって監視されるようになっている。
前記ロックピンスイッチ4はステアリングロック状態か
らキー26を抜くとオフ(OFF)となり、挿入して回動す
ることによりロックピンが引き上げられ、オン(ON)に
なるスイッチである。
前記アシスト側及びドライバー側シルコンスイッチ5、
11はアシスト側ドア及びドライバー側ドアをロックノブ
の操作により施錠(ロック)するとオフ(OFF)とな
り、解錠(アンロック)するとオン(ON)になるスイッ
チである。
前記ボンネットスイッチ6はボンネットの開閉状態を監
視しているものであってボンネットが開でオン(ON)、
閉でオフ(OFF)するスイッチである。
前記アシスト側及びドライバー側ドアスイッチ7、8は
アシスト側及びドライバー側ドアに対応して設けられて
いるものであって、ドアが閉じた場合オフ(OFF)でド
アが開いた場合(ON)になるスイッチである。
前記トランクスイッチ9はトランクの開閉状態を監視し
ているものであって、トランクが閉じた場合オフ(OF
F)で、トランクが開いた場合オン(ON)になるスイッ
チである。
前記トランク錠スイッチ10はトランク用キーシリンダ19
が解錠角度まで回転した時オン(ON)で、その他でオフ
(OFF)になるスイッチである。
また前記制御回路2の出力側にはホーン20、ヘッドライ
ト21、ウインカー22、スタータカットリレー23、ドアロ
ック空振り用アクチュエータ24及びブザー25が接続され
ている。
前記キー検出装置3は暗証付のキー26から暗証信号を取
り出す装置である。
すなわち、キー検出装置3は第3図に示すようにドアシ
リンダ錠27の外方に配置された平面コ字形状のケース28
を備えており、このケース28内には平面コ字形状のヨー
ク29が設けてある。このヨーク29の一端部内側にはマグ
ネット30が設けてあり、またヨーク29の他端部内側には
磁気検出素子であるホール素子31が設けてある。またヨ
ーク29の他端部外側には前記ホール素子31を組み込んだ
増幅回路32が設けてある。
この増幅回路32は第4図に示すように非反転増幅回路
(ボルテージ・フォロワ回路)33と差動増幅回路34とホ
ール素子31とより構成してあり、非反転増幅回路33はオ
ペアンプIC1を備えていて抵抗R1、R2で設定される基準
電圧を後述する第2のオペアンプIC2に入力するもので
ある。
前記差動増幅回路34は第2のオペアンプIC2を備えてい
てホール素子31の出力電圧−基準電圧を増幅する。増幅
率は抵抗R3、R4、R5、R6の抵抗値により決定される。
前記キー26は第5図及び第6図に示すようにドアシリン
ダ錠が合致してそのシリンダ錠27の施解錠操作を可能と
するキープロフィールを非磁性のキー本体35に設け、ま
たそのキー本体35の両側部に磁性体36を固着した構成で
あり、この磁性体36は第7図及び第8図に示すようにキ
ー本体35内に埋設してもよい。
なお、磁性体36の数は1個に限定されるものではなく、
またキー検出装置3に設けられる磁気検出素子(ホール
素子31)の数も1個に限定されるものではない。
前記キー検出装置3は前記キー26から暗証信号を取り出
すものであるが、この暗証信号の種類は磁性体36の種
類、大きさ、板厚等を変えて透磁率の異なるものが約15
種類得られるようにしてある。
すなわち、第4図に示す増幅回路32において、Vcc=10V
(この10Vは制御回路2から+5Vを倍電圧として供給さ
れる)、第2のオペアンプIC2の出力電圧の最高出力が
8.5V、前記キー26をドアシリンダ錠27に挿入していない
時のホール素子31の出力を1V、基準電圧を1V、第2のオ
ペアンプIC2の増幅率を50倍とすると前記キー26をドア
シリンダ錠27に挿入していない時の第2のオペアンプIC
2の出力電圧は0V、前記キー26をドアシリンダ錠27に挿
入した時のホール素子31の出力が1.1Vになれば第2のオ
ペアンプIC2の出力電圧は(1.1−1)×50=5V。
すなわち、前記キー26に設けた磁性体36の透磁率を変え
ればホール素子31の出力は変わるので、第2のオペアン
プIC2の出力が0〜8.5Vの範囲で15種類得るためには以
下のようにホール素子31の出力が変化するような磁性体
36を選べばよいことになる。
第9図乃至第15図にドアロック機構におけるドアロック
空振り装置Aを示す。ドアロック空振り装置Aはバック
プレート41とカバー42とより成る保持部材44を備えてい
る。
この保持部材44にはアクチュエータ収納部44′とギヤ収
納部45とラック収納部46とが形成してあり、また保持部
材44の下端部には支軸47が設けてある。
前記アクチュエータ収納部44′にはドアロック空振り用
アクチュエータ24であるモータ48が固定状態で収納して
あり、保持部材44のカバー42の上端部にはキャップ49が
嵌着してあり、前記モータ48の接続端子48a、48bに接続
されたコード50は前記キャップ49のガイド孔51より外部
に導出されている。前記モータ48の回転軸52にはドライ
ブギヤ53が固着してある。
前記ラック収納部46にはガイドラック54が昇降動可能に
収納してあり、ガイドラック54のラック歯部55とは反対
側にはガイドストッパ56が形成してあり、このガイドス
トッパ56は前記カバー42に形成されたガイド溝57に摺動
可能に挿入してある。またガイドラック54の下端縁部54
aは円弧状になされており、またガイドラック54の下端
部にカム装着部58が形成してあり、このカム装着部58の
上面58aは円弧状になされており、またカム装着部58の
前面58bには円弧状のピン挿入溝59が設けてある。
前記カム装着部58にはロックカム60が設けてある。この
ロックカム60の上、下面60a、60bは共に円弧面になされ
ており、ロックカム60の両側端面60c、60dはテーパ面に
なされており、一方の側端面60cには切欠部60eが形成し
てある。またロックカム60の前面にはピン61が突設して
ある。そして、ピン61を前記ピン挿入溝59に挿入し前記
上面60aをカム装着部58の上面58aに摺接させて当該ロッ
クカム60がカム装着部58に揺動可能に装着してある。
また前記保持部材44のカバー42の両側面部62、63には切
欠部62a、63aが形成してある。
前記保持部材44に設けられた支軸47には施解錠レバーと
しての第1のロッキングレバー38及び第2のロッキング
レバー39とがそれぞれのボス部38a、39aで揺動可能に取
り付けてある。そしてこれらのボス部38a、39aの上部に
は前記ロックカム60が挿入されるテーパ状のカム挿入凹
部64、65が形成してある。第1のロッキングレバー38に
は第1、第2、第3のレバー部66b、66c、66dが設けて
ある。
第1のレバー部66bはドアシリンダ錠27の作動部に連係
してあり、第2のレバー部66cはパワーロックアクチュ
エータ組立体67の作動部に連係してあり、第3のレバー
部66dはノブレバー68を介してロックノブ(図示省略)
に連係されている。
第2のロッキングレバー39は前記ドアロック機構の施解
錠用スライダーに連係されている。
上記したドアロック機構の作動は次のようになされる。
(1)ドアロック作動。
車両用盗難防止装置の制御回路2から逆回転信号がモー
タ48に入力されて、このモータ48が逆回転駆動しドライ
ブギヤ53が回転し、このドライブギヤ53にラック歯部55
で噛合するガイドラック54が下降する。
このためにガイドラック54に連結されたロックカム60が
第1、第2のロッキングレバー38、39のカム挿入凹部6
4、65に挿入係止されて第1のロッキングレバー38と第
2のロッキングレバー39とがロックカム60により一体化
される。
したがって、第1のロッキングレバー38に連係されたド
アシリンダ錠27もしくはロックノブのいずれかの操作に
より、第2のロッキングレバー39に連係された施解錠用
スライダー(図示せず)がアンロック位置に移動可能に
なる。
このために、アウタハンドルもしくはインナハンドルを
操作して開放レバー(図示せず)が解錠方向に作動する
とラチェット(図示せず)が揺動して回転ラッチ(図示
せず)が回転し、解錠がなされる。
(2)ドアロック空振り状態。
第1、第2のロッキングレバー38、39が、これらのカム
挿入凹部64、65に挿入係止されたロックカム60により一
体化された状態で、前記車両用盗難防止装置の制御回路
2からモータ48に正回転信号が入力されると、このモー
タ48が正回転駆動しドライブギヤ53、ラック歯部55を介
してガイドラック54が上昇し、ロックカム60の側端面60
dと切欠部60eとが前記カバー42の両側面部62、63の内面
に摺接し、またロックカム60の側端面60c側の部分がカ
バー42の切欠部62aに入る。
このために、前記ロックカム60が前記カム挿入凹部64、
65より離脱し、第1のロッキングレバー38と第2のロッ
キングレバー39とのロックカム60による連結が解除され
る。
したがって、ドアシリンダ錠27もしくはロックノブのい
ずれかを操作しても第1のロッキングレバー38のみが回
動し第2のロッキングレバー39は回動しなくなり、第2
のロッキングレバー39に連係された施解錠用スライダー
はアンロック位置に移動できなくなる。このためにアウ
タハンドルもしくはインナハンドルを操作しても開放レ
バーが解錠方向に作動せずドアロックは施錠状態に保持
されたままになる。
次に本発明に係る車両用盗難防止装置の作動を第16図の
盗難警報作動フローチャートを参照して説明する。
(1)警報セット解除状態から警報セット状態への移
行。
ドライバー側ドアとアシスト側ドアがロックノブを用い
て施錠(ロック)された時(キーレスロック時)のみ警
報セットがなされる。
すなわち車両用盗難防止装置がスタート状態(ステップ
100)から警報セット解除状態(ステップ101)にあると
き、キースイッチよりキー26を抜くと(ステップ10
2)、ステアリングロック機構のロックピンが突出し、
このロックピンの突出を検出するロックピンスイッチ4
はオフ状態になる。
斯かる状態から警報セットされる操作状態としては2種
類あり、その第1はアシスト側ドアをロックノブで施錠
(ロック)し(ステップ103)、ドライバー側ドアをキ
ー26を用いないで施錠する所謂キーレスロック(ドア開
でロックノブを押し込めハンドルを引きながらドアを閉
じると施錠)による施錠を行い(ステップ104、105)、
トランク及びボンネットが閉状態にある(ステップ10
6)、スイッチ条件は、ロックピンスイッチ4がオフ状
態、アシスト側シルコンスイッチ5がオフ状態、アシス
ト側ドアスイッチ7がオフ状態、ドライバー側シルコン
スイッチ11がオン→オフ状態、ドライバー側ドアスイッ
チ8がオン→オフ状態、ボンネットスイッチ6、トラン
クスイッチ9及びトランク錠スイッチ10が総てオフ状態
となり、制御回路2からの指令信号がブザー25に入力さ
れ該ブザー25が3秒間吹鳴して警報がセットされことを
報知する(ステップ107)。これと同時にドアロック機
構のドアロック空振り用アクチュエータ24に指令信号が
入力されてドアロック機構の施解錠レバーを構成する第
1、第2のロッキングレバー38、39の結合が解除されて
(ドアロック空振りセット)ドアシリンダ錠27またはロ
ックノブのいずれかを操作してもドアロック機構は施錠
状態に保持されたままになる(ステップ108)。
また、警報セットされる操作状態の第2はキースイッチ
よりキー26を抜いた状態(ステップ102)でドライバー
側ドアをロックノブで施錠(ロック)し(ステップ10
9)、アシスト側ドアをキーレスロックし(ステップ11
0、111)、トランク、ボンネットが開状態(ステップ11
2)から閉じられた時(ステップ113)、スイッチ条件
は、ロックピンスイッチ4がオフ状態、ドライバー側シ
ルコンスイッチ11がオフ状態、ドライバー側ドアスイッ
チ8がオフ状態、アシスト側シルコンスイッチ5がオン
→オフ状態、アシスト側ドアスイッチ7がオン→オフ状
態、ボンネットスイッチ6、トランクスイッチ9及びト
ランク錠スイッチ10が総てオフ状態となり、制御回路2
からの指令信号がブザー25に入力され該ブザー25が3秒
間吹鳴して警報がセットされたことを報知し(ステップ
107)、上述のステップ108に至る。
上述のように警報セットをキーレスロック(ステップ10
5、111)のみとしたのは警報セット忘れを防止するため
である。
(2)警報セット忘れ防止。
キースイッチからキー26を抜いて(ステップ102)、ド
ライバー側ドア、または、アシスト側ドアをキー26を用
いて施錠すると(ステップ114,115)該ドア施錠がキー
レスロックの手順をふまずに行われたことを検出して、
直ちにブザー25が5回断続吹鳴し(ステップ116)、警
報セットがなされないことを報知する。
この場合のスイッチ条件は、ロックピンスイッチ4がオ
フ状態、アシスト側ドアスイッチ7がオフ状態、アシス
ト側シルコンスイッチ5がオフ状態、ドライバー側ドア
スイッチ8がオン→オフ状態、ドライバー側シルコンス
イッチ11がオン→オフ状態、ボンネットスイッチ6、ト
ランクスイッチ9及びトランク錠スイッチ10がオンまた
はオフ状態になる。
ただし、この時ボンネットスイッチ6、トランクスイッ
チ9及びトランク錠スイッチ10が総てオフであれば総て
の個所の施錠はなされているので警報セットせず車両か
ら離れることは可能である。また洗車等でドアを施錠し
ないで閉じた場合は施錠(ロック)操作は何もなされて
いないので報知及び警報作動はなされない。
また、運転するため車両に乗り込みキー26をキースイッ
チに差し込んでロックノブの操作によりドアを施錠(ロ
ック)しても、または施錠しなくてもステアリングロッ
クが解錠されているので、ロックピンは引き込まれ、従
ってロックピンスイッチ4はオン状態となるので報知及
び警報作動はなされず警報セットもなされない。
(3)正規な暗証付のキー26による警報セット解除と解
錠。
警報セット状態(ステップ117)において、正規な暗証
付のキー26を用いた時にはドアシリンダ錠27の外方に設
けた磁束発生手段であるマグネット30がキー孔27aを通
る磁束を発生させ、前記キー26に設けた磁性体36によっ
て変わる磁束変化をホール素子31で検出し増幅回路32で
増幅して出力し(ステップ118)、この出力電圧が予め
設定された設定電圧範囲内にある(ステップ119)とき
には警報セットは解除されて(ステップ120)、前記ド
アロック機構のドアロック空振り用アクチュエータ24に
指令信号が入力される。
このために、ドアロック機構のドアロック空振り機構A
においてロックカム60が下降してこのロックカム60がカ
ム挿入凹部64、65に挿入され第1、第2のロッキングレ
バー38、39が互いに結合されてドアロック機構は解錠可
能状態になる(ステップ121)。
(4)不正操作による警報作動。
警報セット状態(ステップ117)にあって、 ボンネットが不正手段にてこじあけられた時ボンネッ
トスイッチ6がオン作動して(ステップ122)、前記制
御回路2からの指令信号で警報作動がなされる(ステッ
プ123)。この警報作動はホーン20が5分間断続吹鳴す
ると共に、ヘッドライト21及びウインカー22が5分間点
滅されることによりなされ、またスタータカットリレー
23は警報セットが解除されるまで励磁されるため、バッ
テリーと直結してもエンジンは始動しないようになる。
トランクが不正手段によりこじあけられた場合で、ト
ランク錠スイッチ10がオン作動しないでトランクスイッ
チ9がオン作動した時(ステップ124)に制御回路2か
らの指令信号により警報作動がなされる。
ドアガラスを破壊してロックノブの操作でドアを解錠
した場合、即ちキー検出装置3の出力電圧が予め設定さ
れた設定電圧範囲外で(ステップ125)、ドライバー側
シルコンスイッチ11または、アシスト側シルコンスイッ
チ5がオン作動した時(ステップ126または127)に、制
御回路2からの指令信号により警報作動がなされる。
ドアシリンダ錠27を破壊してドアを開いた場合、即ち
キー検出装置3の出力電圧が予め設定された設定電圧範
囲外で(ステップ125)、ドライバー側ドアスイッチ8
もしくはアシスト側ドアスイッチ7がオン作動した時
(ステップ128)に制御回路2からの指令信号により警
報作動がなされる。
また、キープロフィールが同一のキーを入手して不正な
解錠を行っても予め設定された設定電圧範囲内の出力電
圧を発生する磁性体36がキー本体35に設けられていない
場合はドアシリンダ錠27は回動し得るが制御回路2から
ドアロック機構のドアロック空振り用アクチュエータ24
には指令信号が発せられずロックカム60は上動位置にあ
って、第1のロッキングレバー38と第2のロッキングレ
バー39とは分離状態にあり、アウタハンドルもしくはイ
ンナハンドルを操作しても解錠しない。
また、警報セット状態で(ステップ117)、正規のキー
以外で不正な解錠をしようとした時の対策としては、キ
ー検出装置3の出力電圧の設定電圧範囲外の信号が連続
2回以上入力されるとキー検出装置3を2分間停止させ
警報セット解除が容易になし得ないようにしてある。
また、警報セット状態で、バッテリー1の出力がなくな
り、バッテリー1による電源供給が遮断された場合、ド
アロック機構が空振り状態(ドアロック空振りセット状
態)のままとなり、ドアの解錠が不可能になる危険性が
あるためトランク等の中に補助電源を配置し電源供給遮
断時に制御回路2にカプラー接続させ、この制御回路2
を作動可能にするようにしてある。
(5)警報作動の停止。
警報作動を停止させるためには正規の磁性体36を具備し
たキー26をドアシリンダ錠27のキー孔27aに挿入するこ
とにより行われる。そして正規なキー26を用いたときに
は、ドアシリンダ錠27の外周に設けたマグネット30がキ
ー孔27aを通る磁束を発生させ、さらにキー26に設けた
磁性体36によって変わる磁束変化をホール素子31で検出
し増幅回路32で増幅して電圧として出力し(ステップ13
0)、この出力電圧が予め設定された設定電圧範囲内に
ある(ステップ131)ときには警報作動出力は遮断され
(ステップ132)、これと同時にドアロック機構のドア
ロック空振り用アクチュエータ24に指令信号が入力され
上記したドアロック機構のドアロック空振り機構Aにお
いて解錠可能状態になる(ステップ121)。
不正なキーを用いてキー検出装置3の出力電圧の設定電
圧範囲外の信号が連続して2回以上入力されるとキー検
出装置3を2分間停止させ警報セット解除が容易になし
得ないようになる(ステップ134、133)。
上記した操作状態と検出スイッチの作動を次表に示す。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明に係る車両用盗難防止装置
は、キーが抜かれたことを検出するキー抜き検出手段
と、車体に設けられた開閉体の開閉状態を検出する開閉
状態検出手段と、前記開閉体の施錠状態を検出する施錠
状態検出手段と、前記キー抜き検出手段と開閉状態検出
手段と施錠状態検出手段の出力信号を入力して前記開閉
体のすべてが閉状態且つ施錠状態になったことを検出し
たとき警報可能状態にセットし前記開閉体のいずれかが
所定の開操作が行われずに開状態になったことを検出し
たとき警報する盗難警報手段と、所定の警報解除操作が
行われたとき警報可能状態を解除する警報解除手段とを
有する車両用盗難防止装置において、キープロフィール
とは別にキーに与えられた暗証コードにより、正規のキ
ーがドアシリンダ錠に挿入されたか否かを検出するキー
挿入検出手段と、警報可能状態セット時にドアロック機
構を機械的に施解錠する施解錠レバーの作動を無効にし
且つ前記キー挿入検出手段により前記正規のキーが前記
ドアシリンダ錠に挿入されたことを検出することにより
前記ドアロック機構の施解錠レバーの作動を有効にする
手段と、前記キー挿入検出手段により前記正規のキーが
前記ドアシリンダ錠に挿入されたことを検出することに
より警報可能状態を解除する手段とを備えたことを特徴
とする。
したがって、前記キープロフィールと暗証コードの双方
が所定のプロフィールと所定のコードにそれぞれ一致し
て正規のキーがドアシリンダ錠に挿入されたことをキー
挿入検出手段が検出した場合にのみドアロック機構の施
解錠レバーの動作を有効にすると共に警報可能状態を解
除することができる。
換言すれば、キープロフィールが一致しても、暗証コー
ドが一致しなければ、施解錠レバーが作動せず、解錠で
きない。
このため、ドアガラス破壊による室内ロックノブ操作ま
たはドアガラスとドアとの間隙より針金等を差し込んで
直接ドアロック機構の施解錠レバーを揺動させて解錠す
る等の不正行為に対処することができるし、また正規な
キーとプロフィールが同じ不正なキーの使用に際しては
ドアシリンダ錠は回転するが施解錠レバーの作動は無効
になるのでキー複製による盗難を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両スイッチ及びシリンダ錠の配設位置を示す
説明図、第2図は車両用盗難防止装置のブロック図、第
3図はキー検出装置の一部断面した正面図、第4図は増
幅回路の構成説明図、第5図はキーの平面図、第6図は
第5図VI−VI線に沿う断面図、第7図はキーの他の実施
態様を示す平面図、第8図は第7図VIII−VIII線に沿う
断面図、第9図は本発明の一実施例を示す正面図、第10
図は同側面図、第11図は本発明に係るドアロック空振り
装置の要部の構成説明図、第12図は同縦断面図、第13図
は同分解斜視図、第14図は第11図XIV線に沿う矢視図、
第15図はカバーとロックカムの斜視図、第16図は盗難警
報作動フローチャートである。 2……制御回路、3……キー検出装置、24……ドアロッ
ク空振り用アクチュエータ、27……ドアシリンダ錠、38
……第1のロッキングレバー、39……第2のロッキング
レバー。
フロントページの続き (72)発明者 鬼束 信行 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地 株式会社本田ロツク内 (56)参考文献 特開 昭58−35692(JP,A) 特開 昭60−206754(JP,A) 特開 昭60−50052(JP,A) 実開 昭61−27754(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーが抜かれたことを検出するキー抜き検
    出手段と、車体に設けられた開閉体の開閉状態を検出す
    る開閉状態検出手段と、前記開閉体の施錠状態を検出す
    る施錠状態検出手段と、前記キー抜き検出手段と開閉状
    態検出手段と施錠状態検出手段の出力信号を入力して前
    記開閉体のすべてが閉状態且つ施錠状態になったことを
    検出したとき警報可能状態にセットし前記開閉体のいず
    れかが所定の開操作が行われずに開状態になったことを
    検出したとき警報する盗難警報手段と、所定の警報解除
    操作が行われたとき警報可能状態を解除する警報解除手
    段とを有する車両用盗難防止装置において、キープロフ
    ィールとは別にキーに与えられた暗証コードにより、正
    規のキーがドアシリンダ錠に挿入されたか否かを検出す
    るキー挿入検出手段と、警報可能状態セット時にドアロ
    ック機構を機械的に施錠する施解錠レバーの作動を無効
    にし且つ前記キー挿入検出手段により前記正規のキーが
    前記ドアシリンダ錠に挿入されたことを検出することに
    より前記ドアロック機構の施解錠レバーの作動を有効に
    する手段と、前記キー挿入検出手段により前記正規のキ
    ーが前記ドアシリンダ錠に挿入されたことを検出するこ
    とにより警報可能状態を解除する手段とを備えたことを
    特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】前記ドアロック機構の施解錠レバーの作動
    を無効または有効にする手段として、ドアロック空振り
    用アクチュエータで作動するドアロック空振り機構を用
    いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両
    用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】前記盗難警報手段として、警報可能状態に
    セットする際所定の操作が行われないことにより警報可
    能状態にセットされない場合警報を所定回数断続的に吹
    鳴させ、所定の操作が行われたことにより警報可能状態
    にセットされた場合警報を所定時間連続的に吹鳴させる
    手段を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】前記キー挿入検出手段に設定外の信号が所
    定回数以上入力されたとき該キー挿入検出手段の作動を
    所定時間停止させる手段を具備させたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の車両用盗難防止装置。
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