JP2002264767A - 車両の防犯システム及び車両のドアロック制御装置 - Google Patents

車両の防犯システム及び車両のドアロック制御装置

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JP2002264767A JP2001068906A JP2001068906A JP2002264767A JP 2002264767 A JP2002264767 A JP 2002264767A JP 2001068906 A JP2001068906 A JP 2001068906A JP 2001068906 A JP2001068906 A JP 2001068906A JP 2002264767 A JP2002264767 A JP 2002264767A
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Takeshi Sekine
武司 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のウインドウ1aをこじ開けて挿入した
棒4の先端で車内にあるドアロック操作スイッチ3を操
作して、不正にドアロックを解錠することによる車両の
盗難等を信頼性高く阻止する。 【解決手段】 ウインドウ1aが適正に操作されていな
いのに少なくとも開方向に動作したことを検知して、前
記ドアロック操作スイッチ3の少なくとも解錠操作を無
効とする機能を、パワーウインドウやドアロック制御用
の制御ユニット10,20に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の開閉体(ウ
インドウ又はサンルーフなど)をこじ開けて、車内にあ
るドアロック操作用の操作スイッチを不正に操作する行
為を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、比較的高級な自動車等の車両に
は、車内にドアロック操作用の操作スイッチが設けられ
おり、この操作スイッチによって乗降用のドアのロック
状態が容易に操作可能となっている。即ち、一般的な車
両(特に大衆車)の各ドアのロック状態は、通常は各ド
アに設けられたドアロック操作用のノブ(ドアロック操
作ノブ)を操作することで機械的に切り換えられ、いわ
ゆる集中ドアロック機能が設けられたものでも、運転席
のドアロック操作ノブの操作に連動して他の座席のドア
ロックが一括して動作する構成となっている。しかし車
種によっては、例えば図2(a)に示すように、運転席
ドア1のパワーウインドウ操作部2に、パワーウインド
ウ操作スイッチ(図示省略)に加えて、ドアロック操作
用の操作スイッチ3(電気的なスイッチの操作部であ
り、通常は押しボタン式のもの)が設けられ、この操作
スイッチ3を操作することで、各ドアのドアロック操作
ノブ(図示省略)を操作しなくても、運転席に居る者が
容易に各ドアのロック状態を一括管理できるようになっ
ている。そして、このドアロック操作用の操作スイッチ
3の操作で各ドアがロック状態とされると、通常は運転
席以外の座席に居る者も、自分の座席側のドアを開ける
ことができなくなる。なお、上記ドアロック操作用の操
作スイッチ3は、内装レイアウトの関係上、上述したよ
うに運転席のドア内面に設けられていることが多い。
【0003】ところで、近年では車両の盗難等が増加し
ており、特に上述したような比較的高級な車種の防犯性
の向上が強く要望されている。上述したような車種の盗
難等の代表的な手口(不正なドアロック解錠操作の手
法)は、図2(b)に示すように、車両の運転席側ウイ
ンドウ1a(ウインドウガラス)の上端とそのウインド
ウ枠との間に例えば細い棒4をむりやり差し込んで、運
転席側ウインドウ1aを僅かに(通常は、5mm以下)
こじ開け、この棒4の先端で前記操作スイッチ3を押圧
操作してドアロック状態を解除することによって、施錠
されていた車両内に不正に侵入して車両自体を奪った
り、車両内の高価な品物を奪ったりするものである。こ
のため従来では、例えば特開昭62−12445号公報
に開示されているように、ウインドウのこじ開けを検知
してホーンを鳴らすといった防犯技術が提案されてい
る。また、特開平10−18705号公報には、ウイン
ドウのこじ開けを検知してウインドウを閉方向に駆動す
る防犯技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
防犯技術は、以下のような問題を有していた。 (イ)即ち、ウインドウのこじ開けを検知してホーン等
の警報を出力する構成のみでは、一定の防犯効果はある
ものの完全ではない。前述の盗難の手口自体を阻止する
ものではなく、場合によっては警報を無視して不正を働
くことが可能だからである。 (ロ)また、ウインドウのこじ開けを検知してウインド
ウを閉方向に駆動する構成では、モータのロック状態が
続きモータが損傷する恐れがある。また、「ウインドウ
のこじ開け」を「人体の挟み込み」と区別して判定する
機能が必要になるとともに、この機能がまんがいち故障
した場合には、挟み込まれた人体(人の手や首など)を
さらに強く挟み付けることになり危険である。そこで本
発明は、前述したような手口の車両の盗難等を信頼性高
く阻止でき、モータの損傷の問題や、挟み込みの危険性
の問題が生じない車両の防犯システム及び車両のドアロ
ック制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による車両の防
犯システムは、車内にドアロック操作用の操作スイッチ
が設けられた車両の防犯システムであって、車両の開閉
体の少なくとも開方向の動作を検出する検出手段と、前
記開閉体の操作状態を検知可能で、前記開閉体が適正に
操作されていないのに前記検出手段によって前記開閉体
の少なくとも開方向の動作が検知されたことを条件とし
て、車内に設けられた前記操作スイッチの少なくとも解
錠操作を無効とするドア解錠禁止制御を実行する制御手
段とを備えたものである。ここで、「開閉体」とは、車
両のウインドウ或いはサンルーフなどである。また「検
出手段」は、例えばウインドウの動作に連動してパルス
信号を出力するパルス発生器により構成することができ
るし、例えばウインドウ駆動用のモータが動作すること
によって発生するモータ電流や起電力に基づいてウイン
ドウの動作を検知する処理機能によって実現することも
できる。或いは、この「検出手段」は、例えばウインド
ウが所定量動作するとオン/オフ状態が切り替わるマイ
クロスイッチなどによって構成することもできる。ま
た、「前記開閉体が適正に操作されていないのに」と
は、例えばパワーウインドウであれば、「ウインドウ動
作用の操作スイッチが操作されていないのに」というこ
とを意味する。
【0006】また、この発明の車両のドアロック制御装
置は、車内にドアロック操作用の操作スイッチが設けら
れた車両のドアロック制御装置であって、車両の開閉体
の少なくとも開方向の動作状態を検知可能であるととも
に、前記開閉体の操作状態を検知可能で、前記開閉体が
適正に操作されていないのに前記開閉体の少なくとも開
方向の動作が検知されたことを条件として、車内に設け
られた前記操作スイッチの少なくとも解錠操作を無効と
するドア解錠禁止制御を実行する制御手段を備えたもの
である。ここで、「車両の開閉体の少なくとも開方向の
動作状態を検知可能である」とは、例えば前述したパル
ス発生器の出力信号、前述のモータ電流や起電力、或い
は、前述のマイクロスイッチの出力信号などを受信する
入力手段を備え、この入力手段から入力される情報か
ら、車両の開閉体が少なくとも開方向に例えば所定量以
上動作したか否かを判定する機能を有することを意味す
る。
【0007】本発明によれば、開閉体のこじ開け等があ
ると、ドア解錠禁止制御が実行されて車内に設けられた
ドアロック操作用の操作スイッチ(例えば、図2(b)
の操作スイッチ3)の少なくとも解錠操作が無効とな
る。このため、前述した手口による盗難等が信頼性高く
防止できる。しかも、こじ開けを検知して開閉体を閉方
向に駆動する構成ではないので、モータの損傷の問題
や、挟み込みの危険性の問題が生じない。また本発明
は、車両のドアを閉めて施錠した直後からドアロック操
作用の操作スイッチによる解錠操作を無効とする構成で
はない。すなわち、開閉体のこじ開け等がなければ、ド
アロック操作用の操作スイッチは原則的に有効である。
このため、例えば運転者以外の搭乗者を車内に残したま
ま、運転者が降車して車外からドアを施錠したとき、搭
乗者が車内で解錠操作ができずに車内に閉じこめられる
といった不具合が確実に防止される利点もある。
【0008】なお、前記制御手段が前記ドア解錠禁止制
御を実行する条件としては、車両のドアロックが施錠状
態であること、又は/及び、車両のイグニションスイッ
チがオフ状態であることを、追加することが好ましい。
車両のドアロックが施錠状態であることを上記条件に追
加すれば、ドアロックが解錠状態にあるのに、解錠操作
が無効にされるという無益な処理動作が回避される。ま
た、車両のイグニションスイッチがオフ状態であること
を上記条件に追加すれば、車両の所有者等が車内や車両
近くに居る可能性が極めて高く、前述した手口による盗
難等の危険性がほとんどないと推定される場合(即ち、
イグニションスイッチがオン状態等である場合)にま
で、前記ドア解錠禁止制御が無駄に実行されてしまう可
能性がなくなる利点がある。
【0009】また、前記ドア解錠禁止制御は、上述した
ような実行条件が成立した時点から、一定時間経過後に
自動的に終了する(即ち、ドアロック操作用の操作スイ
ッチを有効状態に戻す)ようにしてもよいが、好ましく
は、前記操作スイッチ以外の操作手段によって、適正に
ドアロックの解錠操作が実行されたときに(例えば、通
常のドアキーによる解錠操作、或いは、いわゆるキーレ
スエントリーやスマートエントリーによる所有者の認証
を伴う解錠操作が実行されたときに)、前記ドア解錠禁
止制御を止める構成とすべきである。一定時間経過後に
自動的に終了する態様の場合、前述した手口による盗難
等が従来のように遂行できないため、これを防止する一
定の効果はあるが、ウインドウをこじ開けた後に前記一
定時間が経過するのを待ってドアロック操作用の操作ス
イッチを細い棒等で操作すれば、ドアの解錠操作が可能
になり、前述の手口による盗難等が発生する恐れがあ
る。これに対して、適正にドアロックの解錠操作が実行
されたときに前記ドア解錠禁止制御を止める構成とすれ
ば、このような問題もなく、前述の手口による盗難等を
確実に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明が適
用された車両におけるシステム(パワーウインドウシス
テム及びドアロックシステム)の主要構成を示すブロッ
ク図であり、図1(b)は、本システムの防犯用の処理
内容を示すフローチャートである。図1(a)に示すよ
うに、本システムは、P/W制御ユニット10(パワー
ウインドウ制御ユニット)と、D/L制御ユニット20
(ドアロック制御ユニット)とを備える。各ユニット
は、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)を
含む制御回路が形成された基板が、所定のケース内に収
納されてなり、車両におけるドアの内部などに配置され
ている。この場合、P/W制御ユニット10は、パワー
ウインドウ操作スイッチ(図示省略)の操作状態に応じ
て、ウインドウを駆動するモータ11を制御して、ウイ
ンドウの開方向又は閉方向への動作(いわゆるマニュア
ル動作又はオート動作)を実現する基本的制御機能を有
しているとともに、ウインドウへの異物(人体等)の挟
み込みを検知して閉方向へのオート動作を強制停止する
挟み込み防止機能なども有している。モータ11には、
その出力軸の回転に連動してパルス信号を発生させるパ
ルス発生器(図示省略、本発明の検出手段に相当)が内
蔵されており、このパルス信号を受信することによっ
て、挟み込み検知等のためにP/W制御ユニット10が
モータ11の回転状態や回転位置(即ち、ウインドウの
動作状態や動作位置)を検知可能となっている。なお、
P/W制御ユニット10のマイコンは、後述する図1
(b)の処理を例えば周期的に実行し、D/L制御ユニ
ット20と連携して、本発明のドア解錠禁止制御を実行
する制御手段としても機能する。また図示省略している
が、P/W制御ユニット10には、車両のイグニション
スイッチの状態(少なくとも、OFFか否か)を示す信
号が入力されているとともに、例えばD/L制御ユニッ
ト20からドアロックの状態(施錠状態又は解錠状態)
やドアロックの操作状態(少なくとも、適正な解錠操作
がなされているか否か)を示す信号が入力されている。
【0011】一方、D/L制御ユニット20は、ドアロ
ック操作用の操作スイッチ(例えば、図2(b)の操作
スイッチ3)の操作に応じて、図示省略したドアロック
アクチュエータを介して車両のドアロック機構を駆動制
御する制御機能を有するとともに、いわゆるキーレスエ
ントリーシステム或いはスマートエントリーシステムの
車両側制御装置として機能するものである。なおこの場
合、D/L制御ユニット20は、P/W制御ユニット1
0から出力される解錠無効指令の信号を受信可能となっ
ており、この解錠無効指令の信号がアクティブになる
と、前記操作スイッチが解錠を指令する状態に操作され
ても、実際に解錠動作が実行されないように制御して、
本発明のドア解錠禁止制御を実現する機能を有する。
【0012】次に、P/W制御ユニット10の防犯用の
制御処理について、図1(b)により説明する。処理が
開始されると、まずステップS1で、イグニションスイ
ッチがOFFになっているか否か判定し、イグニション
スイッチがOFFになっている場合には、ステップS2
に進んでドアロックが施錠状態になっているか否か判定
し、施錠状態であればさらにステップS3に進む。そし
てステップS3では、ドアロックが施錠状態となった時
点以降に前記パルス発生器からのパルス信号が入力され
たか否か判定し、例えば所定の基準値以上のパルス信号
が入力された場合には、ウインドウのこじ開けが発生し
たとしてステップS4に進む。なお、ステップS1〜S
3の判定結果が否定的な場合には、ステップS1に戻っ
て処理を繰り返す。また、ステップS3における上記基
準値は、前述した盗難等の手口におけるこじ開けによる
ウインドウの動作が検知されるように、できるだけ僅か
な値に設定しておく。また、例えば前記パルス信号から
ウインドウの動作方向が検知できる場合には、開方向の
動作に対応するパルス信号についてのみステップS3の
判定が肯定的になるようにしてもよい。ウインドウの閉
方向の動作は、盗難等の不正に特に関係がないからであ
る。
【0013】次にステップS4では、前述の解錠無効指
令の信号をアクティブとして、D/L制御ユニット20
を介してドア解錠禁止制御を実行する(前記操作スイッ
チの解錠操作を無効とする)。その後、ステップS5で
は、ドア解錠禁止制御を止める条件(無効解除条件)が
成立したか否か判定し、成立していればステップS6に
進み、成立していなければ、ステップS4を繰り返して
ドア解錠禁止制御を継続する。そしてステップS6で
は、前述の解錠無効指令の信号を非アクティブとして、
D/L制御ユニット20を介してドア解錠禁止制御を停
止する(前記操作スイッチの解錠操作を有効に戻す)。
なおステップS4で実行するドア解錠禁止制御では、前
記操作スイッチによる施錠操作も無効としてもよい。
【0014】以上説明したシステムによれば、ウインド
ウ(開閉体)のこじ開け等があると、ドア解錠禁止制御
が実行されて車内に設けられたドアロック操作用の操作
スイッチ(例えば、図2(b)の操作スイッチ3)の少
なくとも解錠操作が無効となる。このため、前述した手
口による盗難等が信頼性高く防止できる。しかも、こじ
開けを検知してウインドウを閉方向に駆動する構成では
ないので、モータの損傷の問題や、挟み込みの危険性の
問題が生じない。また本発明は、車両のドアを閉めて施
錠した直後からドアロック操作用の操作スイッチによる
解錠操作を無効とする構成ではない。すなわち、開閉体
のこじ開け等がなければ、ドアロック操作用の操作スイ
ッチは原則的に有効である。このため、例えば運転者以
外の搭乗者を車内に残したまま、運転者が降車して車外
からドアを施錠したとき、搭乗者が車内で解錠操作がで
きずに車内に閉じこめられるといった不具合が確実に防
止される利点もある。
【0015】また本形態例では、ドア解錠禁止制御を実
行する条件として、車両のドアロックが施錠状態である
こと、及び、車両のイグニションスイッチがオフ状態で
あることが、追加されている。このため、ドアロックが
解錠状態にあるのに、解錠操作が無効にされるという無
益な処理動作が回避される。また、車両の所有者等が車
内や車両近くに居る可能性が極めて高く、前述した手口
による盗難等の危険性がほとんどないと推定される場合
(即ち、イグニションスイッチがオン状態等である場
合)にまで、ドア解錠禁止制御が無駄に実行されてしま
う可能性がなくなる利点がある。
【0016】また本形態例では、車内に設けられた前記
操作スイッチ以外の操作手段によって、適正にドアロッ
クの解錠操作が実行されたときに(例えば、通常のドア
キーによる解錠操作、或いは、いわゆるキーレスエント
リーやスマートエントリーによる所有者の認証を伴う解
錠操作が実行されたときに)、ドア解錠禁止制御を止め
る構成としている。このため、例えば一定時間経過後に
ドア解錠禁止制御を自動的に終了する態様に比較して、
前述した手口による盗難等がより信頼性高く防止でき
る。
【0017】なお、本発明は以上説明した形態例に限定
されない。例えば、図1(b)に例示したような制御処
理は、図1(a)の構成におけるD/L制御ユニット2
0によって実行するようにしてもよい。この場合、モー
タ11のパルス発生器からのパルス信号は、D/L制御
ユニット20に直接入力してもよいし、P/W制御ユニ
ット10を介してD/L制御ユニット20に入力する構
成でもよい。また上記形態例では、P/W制御ユニット
10とD/L制御ユニット20によって本発明の制御手
段を構成しているが、例えば上述したようにD/L制御
ユニット20において図1(b)に例示したような制御
処理を実行することによって、D/L制御ユニット20
のみによって本発明の制御手段を構成することができ
る。また、上述した形態例では、P/W制御ユニット1
0とD/L制御ユニット20を別体として構成している
が、両者を一体のユニットとして構成することもでき
る。また、開閉体の不正な開方向への動作が検知された
場合に、警報(例えば、音や光によるもの)を出力する
ようにしてもよい。例えば、図1(b)のステップS4
で、ドアロック操作スイッチを無効にするとともに、警
報音や防犯システムへの通報信号を出力してもよい。ま
た本発明の思想は、パワーウインドウでない手動式ウイ
ンドウに対しても当然に適用できるし、ウインドウに限
らずサンルーフに対しても同様に適用するこができる。
車内に設けられたドアロック操作用の操作スイッチが、
サンルーフをこじ開けた隙間から挿入した棒などで不正
に操作できる場合もあり得るからである。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、開閉体のこじ開け等
があると、ドア解錠禁止制御が実行されて車内に設けら
れたドアロック操作用の操作スイッチの少なくとも解錠
操作が無効となる。このため、前述した手口による盗難
等が信頼性高く防止できる。しかも、こじ開けを検知し
てウインドウを閉方向に駆動する構成ではないので、モ
ータの損傷の問題や、挟み込みの危険性の問題が生じな
い。また本発明は、車両のドアを閉めて施錠した直後か
らドアロック操作用の操作スイッチによる解錠操作を無
効とする構成ではない。すなわち、開閉体のこじ開け等
がなければ、ドアロック操作用の操作スイッチは原則的
に有効である。このため、例えば運転者以外の搭乗者を
車内に残したまま、運転者が降車して車外からドアを施
錠したとき、搭乗者が車内で解錠操作ができずに車内に
閉じこめられるといった不具合が確実に防止される利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のP/W及びD/Lシステムの構成や処理
内容を示す図である。
【図2】車両のD/L操作スイッチやこれを利用した盗
難手口を説明する図である。
【符号の説明】
10 P/W制御ユニット(制御手段) 20 D/L制御ユニット(制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内にドアロック操作用の操作スイッチ
    が設けられた車両の防犯システムであって、 車両の開閉体の少なくとも開方向の動作を検出する検出
    手段と、 前記開閉体の操作状態を検知可能で、前記開閉体が適正
    に操作されていないのに前記検出手段によって前記開閉
    体の少なくとも開方向の動作が検知されたことを条件と
    して、車内に設けられた前記操作スイッチの少なくとも
    解錠操作を無効とするドア解錠禁止制御を実行する制御
    手段とを備えたことを特徴とする車両の防犯システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が前記ドア解錠禁止制御を
    実行する条件として、車両のドアロックが施錠状態であ
    ること、又は/及び、車両のイグニションスイッチがオ
    フ状態であることを、追加したことを特徴とする請求項
    1記載の車両の防犯システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、車内に設けられた前記
    操作スイッチ以外の操作手段によって、適正にドアロッ
    クの解錠操作が実行されたときに、前記ドア解錠禁止制
    御を止めることを特徴とする請求項1又は2記載の車両
    の防犯システム。
  4. 【請求項4】 車内にドアロック操作用の操作スイッチ
    が設けられた車両のドアロック制御装置であって、 車両の開閉体の少なくとも開方向の動作状態を検知可能
    であるとともに、前記開閉体の操作状態を検知可能で、
    前記開閉体が適正に操作されていないのに前記開閉体の
    少なくとも開方向の動作が検知されたことを条件とし
    て、車内に設けられた前記操作スイッチの少なくとも解
    錠操作を無効とするドア解錠禁止制御を実行する制御手
    段を備えたことを特徴とする車両のドアロック制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057038A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Asmo Co Ltd 車両用セキュリティ装置及び車両用開閉体制御装置
JP2009061820A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toyota Industries Corp 自動車用窓のガラス割れ検出装置

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